JP2001132877A - 配管用継手構造 - Google Patents

配管用継手構造

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JP2001132877A
JP2001132877A JP31364899A JP31364899A JP2001132877A JP 2001132877 A JP2001132877 A JP 2001132877A JP 31364899 A JP31364899 A JP 31364899A JP 31364899 A JP31364899 A JP 31364899A JP 2001132877 A JP2001132877 A JP 2001132877A
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pipe
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parting line
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Kazuhiro Yamamoto
和弘 山本
Koji Mayumi
浩司 間弓
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性よく形成でき、ダイカストにより形成
する際、補強溝により強度を高めてもバリによる不具合
の発生しない配管用継手構造を提供する。 【解決手段】 継手部材2の両面に開口する嵌合孔3
に、パイプ1の端部を嵌合一体化する。前記継手部材2
をダイカストにより形成し、嵌合孔3の両方の開口縁
に、外方に向かって徐々に外径側に拡開するパイプ案内
部5と、該パイプ案内部5からさらに外径側に形成され
る逃がし凹部6とを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両用空
調装置等のパイプの接続に利用される配管用継手構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配管用継手構造として、嵌合孔に
パイプを嵌合し、パイプの開口端をかしめてビード部を
形成することにより、ろう付けを必要とすることなく、
パイプと一体化可能としたものがある。嵌合孔の一方の
開口縁には逃がし凹部が形成され、ビード部が端面から
突出しないようになっている。また、嵌合孔の内周面に
は補強溝が形成され、捻れ強度が高められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記配
管用継手構造では、逃がし凹部が片面にしか形成されて
おらず、パイプの挿入方向が制限され、作業性が悪い。
【0004】また、前記配管用継手構造をダイカストに
より形成する場合、金型からの取り出しを可能とするた
め、パーティングラインが嵌合孔の内部に位置する。こ
のため、内周面に発生したバリ等をリーマ加工により除
去しているが、補強溝内に発生したバリは完全に除去す
ることは困難である。この結果、残留したバリがパイプ
内に侵入する等の不具合が生じる恐れがある。
【0005】そこで、本発明は、作業性よく形成でき、
ダイカストにより形成する際、補強溝を設けても、リー
マ加工時、バリによる不具合の発生しない配管用継手構
造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、継手部材の両面に開口する嵌
合孔に、パイプの端部を嵌合一体化してなる配管用継手
構造において、前記継手部材をダイカストにより形成
し、嵌合孔の両方の開口縁に、外方に向かって徐々に外
径側に拡開するパイプ案内部と、該パイプ案内部からさ
らに外径側に形成される逃がし凹部とを形成したもので
ある。
【0007】この構成により、継手部材の両面いずれか
らでも嵌合孔にパイプを嵌合することができる。このと
き、パイプ案内部により、パイプを容易に嵌合孔に導く
ことができる。また、パイプの嵌合後、その開口端部を
かしめる場合、反対側のパイプ案内部によって容易に外
径側に拡開させることができる。また、逃がし凹部は、
継手部材の両面に形成しているので、パイプを嵌合孔の
いずれの方向から嵌合しても、形成したビード部を確実
に表面から突出することなく逃がし凹部に位置させるこ
とができる。
【0008】前記嵌合孔内に金型のパーティングライン
を位置させ、少なくとも一方の開口縁からパーティング
ラインで終端する複数の補強溝を形成すると、発生する
バリが補強溝内に形成されることを確実に防止すること
ができる点で好ましい。
【0009】前記補強溝を嵌合孔の両開口縁から形成す
る場合、両開口縁からそれぞれ設ける補強溝同士を、パ
ーティングラインで円周方向に角度をずらせて形成すれ
ばよい。
【0010】前記補強溝が終端するパーティングライン
を、継手部材の両面の中心よりもいずれか一方の表面側
に位置をずらせて形成すると、ダイカストで金型を開い
た際、継手部材によってエジェクターピンなしで金型か
ら離脱させることが可能となる点で好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に従って説明する。
【0012】図1は、本実施形態に係る配管用継手構造
を示す。この継手構造は、パイプ1の端部に継手部材2
を嵌合一体化したものである。
【0013】継手部材2は、アルミ合金をダイカストに
より瓢箪型としたもので、その両面には嵌合孔3及び取
付孔4が開口している。嵌合孔3の両開口縁には、パイ
プ案内部5及び逃がし凹部6が形成されている。パイプ
案内部5は、継手部材2の表面に向かうに従って徐々に
内径寸法を大きくするテーパ面で構成されている。ま
た、逃がし凹部6は、パイプ案内部5からさらに外径側
に設けられ、そこにはパイプ1をかしめることにより形
成されるビード部8が位置する。また、嵌合孔3の内周
面には、各開口縁から内方のパーティングラインP.
L.に至る複数の補強溝7が形成されている。補強溝7
は、継手部材2の一方の面から形成されるものと、他方
の面から形成されるものとが互いに連通しないように角
度をずらせて形成されている。つまり、各補強溝7は互
いに干渉することなく形成されていれば、その数は多い
方が強度面で有利である。なお、補強溝7は断面V字
形、U字形等、種々の形態で形成することができる。
【0014】前記継手部材2は、ダイカストマシンを使
用して簡単に形成することができる。すなわち、金型を
型締めし、アルミ合金の粉末を注湯し、圧入プランジャ
ーを前進させ、キャビティ内に高圧圧入した後、凝固が
完了すれば、可動側の金型を後退する。この場合、図3
に示すように、嵌合孔3内では、固定側に位置するイン
ナーコア100bに比べて可動側に位置するインナーコ
ア100aが長くなっている。つまり、嵌合孔3内での
金型のパーティングラインP.L.が中央から所定寸法
だけ固定側にズレて位置している。したがって、形成さ
れた継手部材2が固定側に残留することなく、可動側金
型の開放によりスムーズに排出され、又、可動側のイン
ナーコア100aに保持されたままとなることなく落下
する。この結果、固定側金型に形成された継手部材2を
突き出すためのエジェクターピンが不要となり、フィッ
ティング面にエジェクターピンによるバリ発生もなくな
り、バリ取り作業も不要となる。また、金型構造を簡素
化してコンパクトなものとすることが可能となる。
【0015】前記継手部材2は、嵌合孔3の内面(パー
ティングラインP.L.)に発生したバリをリーマ加工
で除去することにより完成する。ところで、嵌合孔3内
に発生するバリは、内面から内側に突出するだけであ
り、従来のように補強溝7内に形成されることはない。
つまり、補強溝7は必ず嵌合孔3の内面途中で終端して
いるため、補強溝7内にバリが発生することはなく、リ
ーマ加工のみにより完全に除去される。
【0016】完成した継手部材2にはパイプ1が接続さ
れる。パイプ1は、嵌合孔3のパイプ案内部5によって
スムーズに嵌合孔3内に挿入される。そして、継手部材
2の嵌合孔3に挿入された状態で拡開されることにより
継手部材2に連結され、図2に示すように、ビード部8
を形成することにより、継手部材2から抜け止めされ
る。ビード部8は、パイプ1の挿入側とは反対側に形成
したパイプ案内部5によってスムーズに形成することが
できる。また、形成されたビード部8は、逃がし凹部6
に位置決めされて必要以上に広がることはない。
【0017】このように、前記構成の継手部材2へのパ
イプ1の接続では、ロウ付け作業等を必要とせず、かし
め作業のみによって簡単に行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る配管用継手構造によれば、継手部材の両面にパイ
プ案内部を形成したので、パイプを継手部材のいずれの
方向からでも、容易に嵌合することができる。また、パ
イプの開口端をかしめる際、残るパイプ案内部により容
易に拡開させて逃がし凹部にビード部を形成することが
でき、ろう付け作業が不要となる。このように、単に、
パイプを継手部材の両面のいずれからでも嵌合一体化で
きるだけでなく、一方のパイプ案内部をパイプの挿入を
容易とするために利用し、他方のパイプ案内部をパイプ
のかしめを容易とするために利用することができるの
で、作業性に優れた構成となっている。
【0019】また、嵌合孔の少なくとも一方の開口縁か
らパーティングラインで終端する複数の補強溝を形成し
たので、補強溝内にバリが発生することがなく、嵌合孔
の内周面をリーマ加工するだけで、確実に全てのバリを
除去することができる。したがって、パイプ内にバリが
侵入する等の不具合は発生しない。
【0020】さらに、補強溝が終端するパーティングラ
インを、継手部材の両面の中心よりもいずれか一方の表
面側に位置をずらせて形成したので、継手部材を開いた
金型に確実に保持することができ、その取り出しを確実
に行わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る配管用継手構造を示す正面
図(a)及びその断面図(b)である。
【図2】 図1の継手部材のパイプを接続した状態を示
す断面図である。
【図3】 図1の継手部材をダイカストにより形成して
いる状態を示す金型の概略図である。
【符号の説明】
1…パイプ 2…継手部材 3…嵌合孔 4…取付孔 5…パイプ案内部 6…逃がし凹部 7…補強溝 8…ビード部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手部材の両面に開口する嵌合孔に、パ
    イプの端部を嵌合一体化してなる配管用継手構造におい
    て、 前記継手部材をダイカストにより形成し、嵌合孔の両方
    の開口縁に、外方に向かって徐々に外径側に拡開するパ
    イプ案内部と、該パイプ案内部からさらに外径側に形成
    される逃がし凹部とを形成したことを特徴とする配管用
    継手構造。
  2. 【請求項2】 前記嵌合孔内に金型のパーティングライ
    ンを位置させ、少なくとも一方の開口縁からパーティン
    グラインに至る複数の補強溝を形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の配管用継手構造。
  3. 【請求項3】 前記補強溝を、嵌合孔の両開口縁から設
    け、パーティングラインで円周方向に角度をずらせて形
    成したことを特徴とする請求項2に記載の配管用継手構
    造。
  4. 【請求項4】 前記補強溝が終端するパーティングライ
    ンを、継手部材の表裏面の中心よりもいずれか一方の表
    面側に位置をずらせて形成したことを特徴とする請求項
    2又は3に記載の配管用継手構造。
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