JP2001132469A - 自動車用内燃機関のカムプーリ - Google Patents

自動車用内燃機関のカムプーリ

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JP2001132469A
JP2001132469A JP31290499A JP31290499A JP2001132469A JP 2001132469 A JP2001132469 A JP 2001132469A JP 31290499 A JP31290499 A JP 31290499A JP 31290499 A JP31290499 A JP 31290499A JP 2001132469 A JP2001132469 A JP 2001132469A
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JP
Japan
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scale
pulley
numbered
odd
plate
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JP31290499A
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English (en)
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Masaki Kuno
昌樹 久野
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HKS Co Ltd
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HKS Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライド式カムプーリのプーリ部に対するプ
レート部の取付角度位置の調整を高精度に行ない、バル
ブタイミングを簡易に細密に調整すること。 【解決手段】 自動車用内燃機関のカムプーリ10にお
いて、プーリ部11とプレート部12の一方に一定の角
度間隔の目盛からなる本尺20を設け、プーリ部11と
プレート部12の他方に、上記本尺20に相対し、該本
尺20の目盛と異なる角度間隔の目盛からなる副尺30
を設けてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用内燃機関に
おいて、カム軸を駆動させるカムプーリに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用内燃機関のシリンダヘッドに
は、吸排気弁を開閉させるためのカム軸が設けられてお
り、このカム軸の端部にはカムプーリが固定されてい
る。カムプーリは、機関の回転をクランク軸からタイミ
ングベルト等により伝えられ、この回転をカム軸へ伝え
る。
【0003】従来技術では、内燃機関のメンテナンス等
に際し、吸排気弁のバルブタイミングの調整を行なうた
め、図4に示すスライド式カムプーリ1を用いている。
カムプーリ1は、カム軸に固定されるプーリ部2とタイ
ミングベルトが巻き回されるプレート部3とからなり、
プーリ部2とプレート部3をボルト4により固定すると
ともに、ボルト4を緩めてプーリ部2に対するプレート
部3の取付角度位置を調整可能としている。このとき、
プーリ部2に設けた一定の角度間隔からなる目盛2Aに
プレート部3に設けた位置印3Aを合わせることによ
り、プーリ部2に対するプレート部3の取付角度位置
(クランク角度)の調整量を確認可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、プレート
部3の位置印3Aがプーリ部2の目盛2Aの相隣る目盛
線間に位置したときには、その目盛の端数を目分量で読
取るしかなく、プーリ部2に対するプレート部3の取付
角度位置の調整を高精度にできない。尚、プーリ部2の
目盛2Aの目盛間隔を細かに施すことには限界がある。
【0005】本発明の課題は、スライド式カムプーリの
プーリ部に対するプレート部の取付角度位置の調整を高
精度に行ない、バルブタイミングを簡易に細密に調整す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、カム軸に固定されるプーリ部と、プーリ部に取付け
られるプレート部とからなり、プーリ部に対するプレー
ト部の取付角度位置を調整可能としてなる自動車用内燃
機関のカムプーリにおいて、プーリ部とプレート部の一
方に一定の角度間隔の目盛からなる本尺を設け、プーリ
部とプレート部の他方に、上記本尺に相対し、該本尺の
目盛と異なる角度間隔の目盛からなる副尺を設けてなる
ようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、カム軸に固定
されるプーリ部と、プーリ部に取付けられるプレート部
とからなり、プーリ部に対するプレート部の取付角度位
置を調整可能としてなる自動車用内燃機関のカムプーリ
において、プーリ部とプレート部の一方に、奇数値の角
度を示す目盛からなる奇数尺と、偶数値の角度を示す目
盛からなる偶数尺とを並置し、プーリ部とプレート部の
他方に、上記奇数尺と偶数尺のそれぞれに相対する奇数
位置印と偶数位置印とを設けてなるようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1の本発明によれば下記の作用があ
る。 プーリ部とプレート部の一方に本尺を設け、他方に副
尺を設けた。本尺のn+1目盛又はn−1目盛を副尺の
n目盛とし、本尺の1目の角度をSとすれば、副尺で読
み得る最小値pは、p=S/nとなる。これにより、今
本尺のM番目の目盛線と(M+1)番目の目盛線との間
に副尺のゼロ目盛線があって、副尺のm番目の目盛線が
本尺の目盛線と合致しているとすれば、M+mS/nと
して読取られる。但し、mS/nは本尺の目盛の端数部
分である。
【0009】従って、プーリ部に対するプレート部の取
付角度位置の変化を、本尺の目盛の1目より小さい角度
毎に読取ることができ、その取付角度位置の調整を高精
度に行ない、バルブタイミングを簡易に細密に調整でき
る。
【0010】請求項2の本発明によれば下記の作用が
ある。 プーリ部とプレート部の一方に奇数尺(1度、3度、
5度…)と偶数尺(2度、4度、6度…)とを並置し、
他方に奇数位置印と偶数位置印とを設けた。これによ
り、奇数位置印を奇数尺の目盛に合わせることにより、
プーリ部に対するプレート部の取付角度位置を奇数値の
角度(1度、3度、5度…)に調整できる。また、偶数
位置印を偶数尺の目盛に合わせることにより、プーリ部
に対するプレート部の取付角度位置を偶数値の角度(2
度、4度、6度…)に調整できる。
【0011】従って、プーリ部に対するプレート部の取
付角度位置の変化を、奇数尺と偶数尺それぞれの目盛の
1目(2度)より小さい角度(1度)毎に読取りでき、
その取付角度位置の調整を高精度に行ない、バルブタイ
ミングを簡易に細密に調整できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のカムプーリ
を示す模式図、図2は図1の断面図、図3は第2実施形
態のカムプーリを示す模式図、図4は従来例を示す模式
図である。
【0013】(第1実施形態)(図1、図2) カムプーリ10は、図1、図2に示す如く、カム軸に固
定されるプーリ部11と、プーリ部11の外周に嵌合し
てボルト13により取付けられるプレート部12とから
なる。プレート部12の外周には外歯12Aが設けられ
てタイミングベルトが巻き回され、クランク軸から回転
力が伝えられて駆動される。
【0014】カムプーリ10は、プレート部12をプー
リ部11に固定するボルト13のための円弧状長孔11
Aをプーリ部11に備えており、ボルト13を緩めた状
態でプーリ11とプレート部12の取付角度位置を調整
できる。
【0015】カムプーリ10は、プーリ部11に設けた
位置決め孔11Bをカム軸の側に設けたノックピンに嵌
合することにより、カム軸に対するプーリ部11の位置
決めを行なう。この位置決め状態が内燃機関の基準バル
ブタイミングとなり、このプーリ部11に設けた後述す
る本尺20のゼロ目盛線20Aにプレート部12に設け
た副尺30のゼロ目盛線30Aを合わせることにより、
取付角度(クランク角)ゼロが設定される。
【0016】然るに、カムプーリ10にあっては、図1
に示す如く、プーリ部11の外縁に一定の角度間隔(ク
ランク角2.0度)の目盛21からなる本尺20(ゼロ
目盛線20A)を設けてある。そして、プレート部12
の本尺20に相対する内縁に、本尺20の目盛21と異
なる角度間隔(クランク角2.2度)の目盛31からな
る副尺30(ゼロ目盛線30A)を設けてある。本尺2
0の11目を副尺30で10等分してあり、本尺20と
副尺30の1目についての差は0.2度である。
【0017】尚、カムプーリ10にあっては、プレート
部12に本尺20を、プーリ部11に副尺30を設けて
も良い。
【0018】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。プーリ部11とプレート部12の一方に本尺2
0を設け、他方に副尺30を設けた。本尺20のn+1
目盛又はn−1目盛(11目盛)を副尺30のn目盛
(10目盛)とし、本尺20の1目の角度をS(2.0
度)とすれば、副尺30で読み得る最小値pは、p=S
/n(0.2度)となる。これにより、今本尺20のM
番目の目盛線と(M+1)番目の目盛線との間に副尺3
0のゼロ目盛線30Aがあって、副尺30のm番目の目
盛線が本尺20の目盛線と合致しているとすれば、M+
mS/n(M+0.2m)として読取られる。但し、m
S/n(0.2m)は本尺20の目盛21の端数部分で
ある。
【0019】従って、プーリ部11に対するプレート部
12の取付角度位置の変化を、本尺20の目盛21の1
目(2.0度)より小さい角度(0.2度)毎に読取る
ことができ、その取付角度位置の調整を高精度に行な
い、バルブタイミングを簡易に細密に調整できる。
【0020】(第2実施形態)(図3) 第2実施形態のカムプーリ10にあっては、図3に示す
如く、プーリ部11の外縁に偶数値の角度を示す目盛4
1(2度、4度、6度…)からなる偶数尺40(ゼロ目
盛線41Aの両側に正負の目盛41を備える)を設け、
プーリ部11の外縁で偶数尺40の両側傍のそれぞれに
正負の奇数値の角度を示す目盛51(1度、3度、5度
…)からなる奇数尺50を設けてある。そして、プレー
ト部12の内縁に、偶数尺40と両奇数尺50、50の
それぞれに相対する偶数位置印40Aと奇数位置印50
A、50Aとを設けてある。
【0021】尚、カムプーリ10にあっては、プレート
部12に偶数尺40と奇数尺50を設け、プーリ部11
に偶数位置印40Aと奇数位置印50Aを設けても良
い。
【0022】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。プーリ部11とプレート部12の一方に奇数尺
50(1度、3度、5度…)と偶数尺40(2度、4
度、6度…)とを並置し、他方に奇数位置印50Aと偶
数位置印40Aとを設けた。これにより、奇数位置印5
0Aを奇数尺50の目盛51に合わせることにより、プ
ーリ部11に対するプレート部12の取付角度位置を奇
数値の角度(1度、3度、5度…)に調整できる。ま
た、偶数位置印40Aを偶数尺40の目盛41に合わせ
ることにより、プーリ部11に対するプレート部12の
取付角度位置を偶数値の角度(2度、4度、6度…)に
調整できる。
【0023】従って、プーリ部11に対するプレート部
12の取付角度位置の変化を、奇数尺50と偶数尺40
それぞれの目盛51、41の1目(2度)より小さい角
度(1度)毎に読取りでき、その取付角度位置の調整を
高精度に行ない、バルブタイミングを簡易に細密に調整
できる。
【0024】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【発明の効果】
【0025】以上のように本発明によれば、スライド式
カムプーリのプーリ部に対するプレート部の取付角度位
置の調整を高精度に行ない、バルブタイミングを簡易に
細密に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態のカムプーリを示す模式図
である。
【図2】図2は図1の断面図である。
【図3】図3は第2実施形態のカムプーリを示す模式図
である。
【図4】図4は従来例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 カムプーリ 11 プーリ部 12 プレート部 20 本尺 30 副尺 40 偶数尺 40A 偶数位置印 50 奇数尺 50A 奇数位置印

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム軸に固定されるプーリ部と、プーリ
    部に取付けられるプレート部とからなり、プーリ部に対
    するプレート部の取付角度位置を調整可能としてなる自
    動車用内燃機関のカムプーリにおいて、 プーリ部とプレート部の一方に一定の角度間隔の目盛か
    らなる本尺を設け、 プーリ部とプレート部の他方に、上記本尺に相対し、該
    本尺の目盛と異なる角度間隔の目盛からなる副尺を設け
    てなること特徴とする自動車用内燃機関のカムプーリ。
  2. 【請求項2】 カム軸に固定されるプーリ部と、プーリ
    部に取付けられるプレート部とからなり、プーリ部に対
    するプレート部の取付角度位置を調整可能としてなる自
    動車用内燃機関のカムプーリにおいて、 プーリ部とプレート部の一方に、奇数値の角度を示す目
    盛からなる奇数尺と、偶数値の角度を示す目盛からなる
    偶数尺とを並置し、 プーリ部とプレート部の他方に、上記奇数尺と偶数尺の
    それぞれに相対する奇数位置印と偶数位置印とを設けて
    なることを特徴とする自動車用内燃機関のカムプーリ。
JP31290499A 1999-11-02 1999-11-02 自動車用内燃機関のカムプーリ Pending JP2001132469A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100774637B1 (ko) 2006-04-25 2007-11-08 현대자동차주식회사 엔진의 타이밍 체크장치
JP2014025754A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Toyota Motor Corp レゾルバの取付構造
JP2021001604A (ja) * 2015-01-29 2021-01-07 バズテック エンジン ベンチャー,エルエルシー シール装置、モジュラー式ロータリーバルブ装置およびエンジン

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20010911