JP2000282901A - 内燃機関の可変動弁装置における作動角センサ故障判定装置 - Google Patents
内燃機関の可変動弁装置における作動角センサ故障判定装置Info
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Abstract
きる内燃機関の可変動弁装置における作動角センサ故障
判定装置の提供。 【解決手段】エンジンの回転数Nと吸入空気量Qからリ
フト量計算マップで求められた吸気弁のリフト量に基づ
いて換算される制御軸16の作動角と、制御用作動角セ
ンサ102で検出された制御軸16の作動角とを比較し
た偏差を求め、該偏差が所定値以上である時に制御用作
動角センサ102の故障を検出する。
Description
気弁のリフト量(制御軸の作動角)を機関運転状態に応
じて可変にできる内燃機関の可変動弁装置において、前
記作動角を検出する作動角センサの故障を判定する装置
に関する。
る燃費の改善や安定した運転性並びに高速高負荷時にお
ける吸気の充填効率の向上による十分な出力を確保する
等のために、吸気・排気弁の開閉時期とバルブリフト量
を機関運転状態に応じて可変制御する可変動弁装置は従
来から種々提供されており、その一例として特開昭55
−137305号公報等に記載されているものが知られ
ている。
リンダヘッド1のアッパデッキの略中央近傍上方位置に
カム軸2が設けられていると共に、該カム軸2の外周に
カム2aが一体に設けられている。また、カム軸2の側
部には制御軸3が平行に配置されており、この制御軸3
に偏心カム4を介してロッカアーム5が揺動自在に軸支
されている。
られた吸気弁6の上端部には、バルブリフター7を介し
て揺動カム8が配置されている。この揺動カム8は、バ
ルブリフター7の上方にカム軸2と並行に配置された支
軸9に揺動自在に軸支され、下端のカム面8aがバルブ
リフター7の上面に当接している。また、前記ロッカア
ーム5は、一端部5aがカム2aの外周面に当接してい
ると共に、他端部5bが揺動カム8の上端面8bに当接
して、カム2aのリフトを揺動カム8及びバルブリフタ
ー7を介して吸気弁6に伝達するようになっている。
に、DCサーボモータ等のアクチュエータにより、減速
ギアを介して所定角度範囲で回転駆動されて、偏心カム
4の回動位置を制御し、これによってロッカアーム5の
揺動支点を変化させるようになっている。
逆の所定回動位置に制御されるとロッカアーム5の揺動
支点が変化して、他端部5bの揺動カム8の上端面8b
に対する当接位置が図中上下方向に変化し、これによっ
て揺動カム8のカム面8aのバルブリフター7上面に対
する当接位置の変化に伴い、揺動カム8の揺動軌跡が変
化することにより、吸気弁6の開閉時期とバルブリフト
量を制御軸3の作動角の変化を伴って可変制御するよう
になっている。なお、図中の符号「10」は、揺動カム
8の上端面8bを常時ロッカアーム5の他端部5bに弾
接付勢するスプリングを示す。
及びバルブリフト量を、ロッカアーム5の揺動支点を変
化させることによって可変に制御する構成の可変動弁装
置においては、図23に示すように、前記揺動支点を変
化させるための制御軸3の作動角(回転位置)をポテン
ショメータ等の作動角センサ(制御用)によって検出
し、この検出された作動角信号に基づき、コントロール
ユニットCPUにおいて、検出結果と目標とを比較し、
制御軸3の作動角(回転位置)を目標のバルブ特性に対
応する目標作動角(回転位置)に精度良く制御するよう
に駆動制御信号をフィードバック制御するようになって
いた。
従来装置では、制御軸3の作動角を検出する作動角セン
サ(制御用)の故障を検知するために、該制御用作動角
センサの他に、故障診断用の作動角センサを前記制御用
作動角センサと同一軸上に配置し、両作動角センサで検
出される両作動角信号の差によって故障状態を検出する
ように構成されたものであったため、2個のセンサの設
置により、コストが高くつくという問題点があった。
なされたもので、システム全体としてのコストを下げる
ことができる内燃機関の可変動弁装置における作動角セ
ンサ故障判定装置を提供することを目的とするものであ
る。
めに、本発明請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置に
おける作動角センサ故障判定装置では、カム軸と略平行
に配設された制御軸と、該制御軸の外周に偏心して固定
された制御カムと、該制御カムに揺動自在に軸支された
ロッカアームと、前記カム軸の回転に応じて前記ロッカ
アームの一端部を揺動駆動する揺動駆動手段と、前記ロ
ッカアームの他端部に連係して揺動して機関弁を開作動
させる揺動カムと、前記制御軸の作動角を検出する制御
用作動角検出手段と、前記制御用作動角検出手段で検出
された制御軸の作動角信号に基づいて前記制御軸を機関
の運転状態に応じた目標作動角位置に回転駆動させる制
御手段と、含んでなる内燃機関の可変動弁装置におい
て、内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、内
燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
内燃機関の回転数と吸入空気量より機関弁のリフト量が
予め算出されたリフト計算マップと、前記回転数検出手
段で検出された内燃機関の回転数と前記吸入空気量検出
手段で検出された内燃機関の吸入空気量から前記リフト
量計算マップで求められた機関弁のリフト量に基づいて
換算される制御軸の作動角と、前記制御用作動角検出手
段で検出された制御軸の作動角とを比較した偏差を求
め、該偏差が所定値以上である時に前記制御用作動角検
出手段の故障を検出する故障判定手段と、を備えている
手段とした。
おける作動角センサ故障判定装置では、請求項1記載の
発明において、前記故障判定手段により前記制御用作動
角検出手段の故障判定がなされなかった時は、前記リフ
ト計算マップにおけるリフト量の値を、制御用作動角検
出手段で検出された制御軸の作動角に対応する機関弁の
実リフト量に書き換える書き換え手段を備えている手段
とした。
おける作動角センサ故障判定装置では、カム軸と略平行
に配設された制御軸と、該制御軸の外周に偏心して固定
された制御カムと、該制御カムに揺動自在に軸支された
ロッカアームと、前記カム軸の回転に応じて前記ロッカ
アームの一端部を揺動駆動する揺動駆動手段と、前記ロ
ッカアームの他端部に連係して揺動して機関弁を開作動
させる揺動カムと、前記制御軸の作動角を検出する制御
用作動角検出手段と、前記制御用作動角検出手段で検出
された制御軸の作動角信号に基づいて前記制御軸を機関
の運転状態に応じた目標作動角位置に回転駆動させる制
御手段と、含んでなる内燃機関の可変動弁装置におい
て、前記カム軸の回転に同期して基準信号を発生するカ
ムセンサと、前記ロッカアームまたは揺動カムが所定の
揺動位置にあることを検出する揺動位置センサと、前記
カムセンサからの基準信号と前記揺動位置センサからの
検出信号との位相差を計測する位相差計測手段と、該位
相差計測手段で検出された位相差に基づいて前記制御軸
の作動角を検出する診断用作動角検出手段と、該診断用
作動角検出手段で検出された制御軸の作動角と、前記制
御用作動角検出手段で検出された制御軸の作動角とを比
較した偏差を求め、該偏差が所定値以上である時に前記
制御用作動角検出手段の故障を検出する故障判定手段
と、を備え、前記揺動位置センサが、前記ロッカアーム
または揺動カムに設けた突起と、該突起を非接触に検出
するセンサ本体とから構成されている手段とした。
における作動角センサ故障判定装置では、上述のよう
に、回転数検出手段で検出された内燃機関の回転数と吸
入空気量検出手段で検出された内燃機関の吸入空気量か
らリフト量計算マップで求められた機関弁のリフト量に
基づいて換算される制御軸の作動角と、制御用作動角検
出手段で検出された制御軸の作動角とを比較した偏差を
求め、該偏差が所定値以上である時に制御用作動角検出
手段の故障を検出するもので、これにより、前記制御用
作動角検出手段と同一検出精度の診断用の作動角検出手
段の設置が省略される。
おける作動角センサ故障判定装置では、請求項1記載の
発明において、前記故障判定手段により前記制御用作動
角検出手段の故障判定がなされなかった時は、書き換え
手段において、前記リフト計算マップにおけるリフト量
の値を、制御用作動角検出手段で検出された制御軸の作
動角に対応する吸気弁の実リフト量への書き換えが行わ
れるもので、これにより、内燃機関の固体差および経年
変化による誤差が修正される。
おける作動角センサ故障判定装置では、位相差計測手段
において、カムセンサで検出されたカム軸の回転に同期
した基準信号と揺動位置センサで検出されたロッカアー
ムまたは揺動カムの揺動位置検出信号との位相差が計測
されると共に、該位相差に基づいて診断用作動角検出手
段で検出された制御軸の作動角と、制御用作動角検出手
段で検出された制御軸の作動角とを比較した偏差を求
め、該偏差が所定値以上である時に制御用作動角検出手
段の故障を検出するもので、これにより、前記制御用作
動角検出手段と同一検出精度の診断用の作動角検出手段
の設置が省略される。
する。 (発明の実施の形態1)図1〜図3は、本発明の実施の
形態1におけるエンジン(内燃機関)の可変動弁装置を
示すものであり、1気筒あたり2つ備えられる吸気弁の
動弁機構VELとして以下に説明する。但し、機関弁を
吸気弁に限定するものではなく、また、吸気弁の数を限
定するものでないことは明らかである。
ダヘッド11にバルブガイド(図示省略)を介して摺動
自存に設けられた一対の吸気弁12,12と、シリンダ
ヘッド11上部のカム軸受14に回転自在に支持された
中空状のカム軸13と、該カム軸13に、圧入等により
固設された回転カムである2つの偏心カム15,15
と、前記カム軸13の上方位置に同じカム軸受14に回
転自在に支持された制御軸16と、該制御軸16に制御
カム17を介して揺動自在に支持された一対のロッカア
ーム18,18と、各吸気弁12,12の上端部にバル
ブリフター19,19を介して配置された一対のそれぞ
れ独立した揺動カム20,20とを備えている。
ーム18,18とはリンクアーム25,25によって連
係される一方、ロッカアーム18,18と揺動カム2
0,20とはリンク部材26,26によって連係されて
いる。前記カム軸13は、機関前後方向(シリンダ列方
向)に沿って配置されていると共に、一端部に設けられ
た従動スプロケット(図示省略)や該従動スプロケット
に巻装されたタイミングチェーン等を介して機関のクラ
ンク軸から回転力が伝達される。
の上端部に設けられてカム軸13の上部を支持するメイ
ンブラケット14aと、該メインブラケット14aの上
端部に設けられて制御軸16を回転自在に支持するサブ
ブラケット14bとを有し、両ブラケット14a,14
bが一対のボルト14c,14cによって上方から共締
め固定されている。
に、略リング状を呈し、小径なカム本体15aと、該カ
ム本体15aの外端面に一体に設けられたフランジ部1
5bとからなり、内部軸方向にカム軸挿通孔15cが貫
通形成されていると共に、カム本体15aの軸心Xがカ
ム軸13の軸心Yから径方向へ所定量だけ偏心してい
る。
に対し前記両バルブリフター19,19に干渉しない両
外側にカム軸挿通孔15cを介して圧入固定されている
と共に、両方のカム本体15a,15aの外周面15
d,15dが同一のカムプロフィールに形成されてい
る。
うに、平面からみて略クランク状に折曲形成され、中央
に有する基部18aが制御カム17に回転自存に支持さ
れている。また、各基部18aの各外端部に突設された
一端部18bには、リンクアーム25の先端部と連結す
るピン21が圧入されるピン孔18dが貫通形成されて
いる一方、各筒状基部18aの各内端部に夫々突設され
た他端部18cには、各リンク部材26の後述する一端
部26aと連結するピン28が圧入されるピン孔18e
が形成されている。
し、制御軸16外周に固定されていると共に、図1に示
すように軸心P1位置が制御軸16の軸心P2からαだ
け偏心している。
に示すように略横U字形状を呈し、略円環状の基端部2
2にカム軸13が嵌挿されて回転自在に支持される支持
孔22aが貫通形成されていると共に、ロッカアーム1
8の他端部18c側に位置する端部23にピン孔23a
が貫通形成されている。
2側の基円面24aと該基円面24aから端部23端縁
側に円弧状に延びるカム面24bとが形成されており、
該基円面24aとカム面24bとが、揺動カム20の揺
動位置に応じて各バルブリフター19の上面所定位置に
当接するようになっている。
らみると、図1に示すように基円面24aの所定角度範
囲θ1がべースサークル区間になり、カム面24bの前
記べースサークル区間θ1から所定角度範囲θ2がいわ
ゆるランプ区間となり、さらにカム面24bのランプ区
間θ2から所定角度範囲θ3がリフト区間になるように
設定されている。
径な円環状の基部25aと、該基部25aの外周面所定
位置に突設された突出端25bとを備え、基部25aの
中央位置には、前記偏心カム15のカム本体15aの外
周面に回転自在に嵌合する嵌合穴25cが形成されてい
る一方、突出端25bには、前記ピン21が回転自在に
挿通するピン孔25dが貫通形成されている。なお、前
記リンクアーム25と偏心カム15とによって揺動駆動
手段が構成される。
示すように所定長さの直線状に形成され、円形状の両端
部26a,26bには前記ロッカアーム18の他端部1
8cと揺動カム20の端部23の各ピン孔18d,23
aに圧入した各ピン28,29の端部が回転自在に挿通
するピン挿通孔26c,26dが貫通形成されている。
なお、各ピン21,28,29の一端部には、リンクア
ーム25やリンク部材26の軸方向の移動を規制するス
ナップリング30,31,32が設けられている。
Cサーボモータ等のアクチュエータ101によって所定
回転角度範囲内で回転駆動されるようになっており、図
9に示すように、前記アクチュエータ101は、制御手
段としてのコントロールユニットCPUからの制御信号
によって制御されるようになっている。前記コントロー
ルユニットCPUは、クランク角センサ103,エアフ
ローメータ104,水温センサ105,エンジンの回転
数センサ106等の各種のセンサからの検出信号に基づ
いて現在の機関運転状態を検出して、該検出された機関
運転状態に応じて目標のバルブ特性を決定し、該目標の
バルブ特性に対応する角度位置に制御軸16を駆動すべ
く、前記アクチュエータ101に制御信号を出力する。
ば、まず、機関の低速低負荷時には、コントロールユニ
ットCPUからの制御信号によってアクチュエータ10
1が一方に回転駆動される。このため、制御カム17
は、軸心P1が図6A,Bに示すように制御軸16の軸
心P2から左上方の回動位置に保持され、厚肉部17a
がカム軸13から上方向に離間移動する。このため、ロ
ッカアーム18は、全体がカム軸13に対して上方向へ
移動し、これにより、各揺動カム20は、リンク部材2
6を介して端部23が強制的に若干引き上げられて全体
が左方向へ回動する。
15が回転してリンクアーム25を介してロッカアーム
18の一端部18bを押し上げると、そのリフト量がリ
ンク部材26を介して揺動カム20及びバルブリフター
19に伝達されるが、そのリフト量L1は図6Bに示す
ように比較的小さくなる。
破線で示すようにバルブリフト量が小さくなると共に、
各吸気弁12の開時期が遅くなり(作動角が小さくな
り)、排気弁とのバルブオーバラップが小さくなる。こ
のため、燃費の向上と機関の安定した回転が得られる。
は、コントロールユニットCPUからの制御信号によっ
てアクチュエータ101が反対方向に回転駆動される。
従って、図7A,Bに示すように制御軸16が、制御カ
ム17を図6に示す位置から時計方向に回転させ、軸心
P1(厚肉部17a)を下方向へ移動させる。このた
め、ロッカアーム18は、今度は全体がカム軸13方向
(下方向)に移動して、他端部18cが揺動カム20の
上端部23をリンク部材26を介して下方へ押圧して該
揺動カム20全体を所定量だけ時計方向へ回動させる。
9上面に対する下面の当接位置が図7A,Bに示すよう
に左方向位置に移動する。このため、図7に示すように
偏心カム15が回転してロッカアーム18の一端部18
bをリンクアーム25を介して押し上げると、バルブリ
フター19に対するそのリフト量L2は図7Bに示すよ
うに大きくなる。
フト特性が低速低負荷域に比較して大きくなり、図8に
実線で示すようにバルブリフト量(作動角)も大きくな
ると共に、各吸気弁12の開時期が早く、閉時期が遅く
なる。この結果、吸気充填効率が向上し、十分な出力が
確保できる。
気弁12の開閉時期やバルブリフト量(作動角)を可変
にできることは勿論のこと、カム軸13に、各偏心カム
15と各揺動カム20とを同軸上に設けたため、機関巾
方向の配置スペースを十分に小さくすることができる。
また、各ロッカアーム18も機関巾方向へ廷設する必要
がなくカム軸の直上位置に「へ」字形の小型な形状に形
成できるため、装置全体のコンパクト化が図れる。この
結果、装置の機関への搭載性が向上する。また、カム軸
13の配置を変更することなく、現行のカム軸13の配
置によって装置を装着できるため、この点でも機関への
搭載性が良好になる。
カム軸13に同軸上に設けることにより、揺動カム20
を支持する専用の支軸が不要となり、この分、部品点数
の削減が図れ、また、カム軸13と揺動カム20の互い
の軸心のずれが生じないため、バルブタイミングの制御
精度の低下を防止できる。
ター19とオフセット配置し互いに干渉しない位置に配
したため、各カム15の外形を大きくとることができ、
偏心カム15の外周面15aの設計自由度を向上させる
ことが可能となり、これによって揺動カム20の揺動量
を確保するためのリフト量を十分に確保できると共に、
偏心カム15の駆動面圧を低減するためのカム幅を十分
に確保できる。
れ、外周面全体がリンクアーム基部25aの嵌合穴25
cの内周面全体に摺接するため、外周面の面圧が分散さ
れて、該面圧を十分に低減できる。従って、嵌合穴25
cの内周面間との摩耗の発生が抑制できると共に、潤滑
も行い易い。さらに、面圧の低下に伴い偏心カム15の
材料選択の自由度が向上し、加工し易くかつ低コストの
材料を選択できる なお、各吸気弁12に対応する各揺
動カム20,20を一体に連結し、これによって偏心カ
ム15とロッカアーム18とを単一として、各吸気弁1
2間において共用化させる構成としても良い。
のバルブ特性に対応する角度位置に制御軸16を駆動
し、実際のバルブ特性を前記目標のバルブ特性に制御す
るが、前記制御軸16の駆動精度や、前記制御軸16の
角度位置とバルブ特性との関係にばらつきがあると、目
標のバルブ特性に精度良く実際のバルブ特性を制御する
ことができなくなる。そこで、この発明の実施の形態1
では、図10のブロック図に示すように、前記揺動支点
を変化させるための制御軸16の作動角(回転位置)を
ポテンショメータ等の作動角センサ(制御用作動角検出
手段)102によって検出し、この検出された作動角信
号に基づき、コントロールユニットCPUにおいて、検
出結果としての作動角と目標作動角とを比較し、制御軸
16の作動角(回転位置)を目標のバルブ特性に対応す
る目標作動角(回転位置)となるようにDCサーボモー
タ等のアクチュエータ101に対する駆動制御信号をフ
ィードバック制御するようになっている。なお、前記ア
クチュエータ101と制御軸16との間には減速ギア1
07が介装されている。
作動角センサ102の故障を検知する故障判定手段の内
容を図10のブロック図に基づいて説明する。即ち、図
10に示すように、前記コントロールユニットCPUに
は、エンジン回転数N信号、吸入空気量Q信号、スロッ
トル開度TVO信号が入力され、これらの信号に基づい
て、作動角センサ102の故障検知が行われる。
作動角センサ102の故障検知方法を、図11のフロー
チャートに基づいて説明する。まず、ステップS1で
は、エンジンがほぼ定常であるか否かを判定し、定常で
ない時は、定常になるまでこのステップS1を繰り返
す。そして、エンジンがほぼ定常になると、ステップS
2において、エンジン回転数Nと吸入空気量Qより吸気
弁12のリフト量を予め算出設定されたリフト計算マッ
プ(Q−Nマップ)により、吸気弁12のリフト量を計
算する。
ト量を作動角に変換し、この作動角をステップS4にお
いて作動角センサ102で検出された作動角と比較し、
両者の偏差を求める。
であるか否かを判定し、規定値以内である時は、ステッ
プS6において作動角センサ102のOK判定をした
後、ステップS7においてリフト計算Q−Nマップの値
を実リフトに置き換えた後、これで一回のフローを終了
する。
差が規定値以上である時は、ステップS8において作動
角センサ102のNG判定をした後、ステップS9にお
いて、センサ故障時処理を行った後、これで一回のフロ
ーを終了する。
定常判定の内容を、図12のフローチャートに基づいて
説明する。まず、ステップS1−1では、現在のエンジ
ン回転数Nを取り込み、ステップS1−2では、所定時
間Tn[sec ]前のエンジン回転数と比較し、両回転数
値の偏差を求める。
所定時間Tn[sec ]間のエンジン回転数の変化量が所
定の範囲ΔN以内であるか否かを判定し、所定の範囲Δ
Nを越えている時は、ステップS1−13に進んでエン
ジン非定常時と判定し、これで一回のフローを終了す
る。また、所定の範囲ΔN以内である時は、ステップS
1−4に進んで現在の吸入空気量Qを取り込み、ステッ
プS1−5では、所定時間Tq[sec ]前の吸入空気量
と比較し、両吸入空気量の偏差を求める。
所定時間Tq[sec ]間の吸入空気量の変化量が所定の
範囲ΔQ以内であるか否かを判定し、所定の範囲を越え
ている時は、ステップS1−13に進んでエンジン非定
常時と判定し、これで一回のフローを終了する。また、
所定の範囲ΔQ以内である時は、ステップS1−7に進
んで現在のスロットル開度TVOを取り込み、ステップ
S1−8では、所定時間Tt[sec ]前のスロットル開
度と比較し、両開度の偏差を求める。
所定時間Tt[sec ]間のスロットル開度の変化量が所
定の範囲ΔTVO以内であるか否かを判定し、所定の範
囲を越えている時は、ステップS1−13に進んでエン
ジン非定常時と判定し、これで一回のフローを終了す
る。また、所定の範囲ΔTVO以内である時は、ステッ
プS1−10に進んで、エンジン回転数Nと吸入空気量
Qよりスロットル開度を予め算出設定されたスロットル
開度計算マップ(Q−Nマップ)により、スロットル開
度Thを計算する。なお、前記Q−Nマップは、エンジ
ン回転数NとエンジントルクTRQより現在のスロット
ル開度TVOを予め算出設定されたマップと、エンジン
回転数NとエンジントルクTRQより現在の吸入空気量
Qを予め算出設定されたマップとに基づいて作成され
る。
スロットル開度Thと現在のスロットル開度TVOとの
偏差の絶対値が所定の範囲ΔTh以内であるか否かを判
定し、所定の範囲を越えている時は、ステップS1−1
3に進んでエンジン非定常時と判定し、これで一回のフ
ローを終了する。また、所定の範囲ΔTh以内である時
は、ステップS1−12に進んでエンジン定常時と判定
し、これで一回のフローを終了する。
ジンの回転数Nと吸入空気量Qからリフト量計算マップ
で求められた吸気弁のリフト量に基づいて換算される制
御軸16の作動角と、制御用作動角センサ102で検出
された制御軸16の作動角とを比較した偏差を求め、該
偏差が所定値以上である時に制御用作動角センサ102
の故障を検出する構成としたことで、前記ポテンショメ
ータ等の接触式の制御用作動角センサ102と同一検出
精度の診断用の作動角センサの設置を省略することがで
き、これにより、システム全体としてのコストを下げる
ことができるようになるという効果が得られる。
作動角センサ102の故障判定がなされなかった時は、
書き換え手段において、前記リフト計算マップにおける
リフト量の値を、制御用作動角センサ102で検出され
た制御軸16の作動角に対応する吸気弁12の実リフト
量への書き換えを行うようにしたことで、エンジンの固
体差および経年変化による誤差を修正することができる
ようになるという効果が得られる。
施の形態2の内燃機関の可変動弁装置における作動角セ
ンサ故障判定装置について説明する。なお、可変動弁機
構VELの基本構成(図1〜図8)は前記発明の実施の
形態1と同じであるため、その説明を省略し、相違点に
ついてのみ説明する。
弁装置の制御システムを示すブロック図であり、この図
に示すように、制御用作動角センサ102の故障判断に
用いられる診断用の作動角を検出するためのセンサとし
て、非接触式センサが設けられている。
角検出手段)の構成について説明する。まず、図14に
示すように、単位角度(例えば1°)毎のポジション信
号POSを発生させるための突起部111と、カム軸1
3の基準角度位置(例えば吸気弁の最大リフト位置に相
当する位置)毎のリファレンス信号REFを発生させる
ための突起部112とが形成されたシグナルプレート1
13をカムプーリーに軸支させる一方、前記突起部11
1を非接触に検出するポジションセンサ114(単位角
度センサ)と、前記突起部112を非接触に検出するリ
ファレンスセンサ(カムセンサ)115とを設けてあ
る。
ァレンスセンサ115としては、ホール素子ICセンサ
を用いることができる。また、単位角度毎のポジション
信号POSを発生させるための突起部を有したシグナル
プレートをクランク軸に軸支し、クランク軸の回転によ
ってポジション信号POSを得る構成としても良い。
ム20が所定の揺動位置になった時に検出信号を出力す
る揺動位置センサ(非接触式センサ)116が設けられ
る(図15参照)。
(A),(B)に示すように、前記ロッカアーム18の
一端部18b(パターン2)、前記ロッカアーム18の
他端部18c(パターン3)、または、揺動カム20の
揺動支点(カム軸13)を挟んでピン29と略対向する
位置(パターン1)のいずれかに設けられた突起部11
7と、前記ロッカアーム18または揺動カム20の揺動
途中で前記突起部117が横切る位置に固定されるホー
ル素子ICセンサ118とから構成される。即ち、前記
揺動位置センサ116は、図17に示すように、吸気弁
のリフト前に検出信号BSを出力すると共に、リフト後
にも検出信号ASを出力することになり、カム軸13の
1回転当たり2回検出信号を出力することになり、か
つ、前記検出信号は、最大リフト位置を中心として前後
に同じ角度だけ離れた位置で出力されることになる。
115からのリファレンス信号REFは、カム軸13の
1回転当たり1回出力され、揺動位置センサ116の検
出信号BS,ASと前記リファレンス信号REFとの出
力タイミングは、図18に示すようになる。そして、リ
ファレンス信号REFと揺動位置センサ116の検出信
号BS,ASそれぞれとの位相差D1,D2(°)は、
機械的な関係から、図19に示すように制御軸16の作
動角に対応して変化し、前記位相差D1,D2(°)か
ら作動角を求めることができる。
ファレンス信号REFの発生時点(カム軸13の基準位
置、即ち、吸気弁12の最大リフト位置)において0リ
セットさせたカウンタtを、前記ポジション信号POS
毎にカウントアップさせ、揺動位置センサ116からの
最初の検出信号(検出信号BS)が発生した時点でのカ
ウンタtの値を前記位相差D1に相当する値として読取
り(位相差計測手段)、該位相差D1から実際の作動角
を検出し(作動角検出手段)、更に、揺動位置センサ1
16からの次の検出信号(検出信号AS)が発生した時
点でのカウンタtの値を前記位相差D2に相当する値と
して読取り(位相差計測手段)、作動角の検出データを
更新する(診断用作動角検出手段)よう構成されてい
る。
動角の検出制御を詳細に示すものであり、まず、ステッ
プS11では、リファレンスセンサ(カムセンサ)11
5からのリファレンス信号REFの発生の有無を判別す
る。そして、リファレンス信号REFが発生すると、ス
テップS12へ進み、カウンタtを0にリセットする。
サ114からポジション信号POSが出力される毎に、
前記カウンタtをカウントアップさせる。ステップS1
4では、前記揺動位置センサ116からの検出信号(検
出信号BS)の発生を判別する。前記揺動位置センサ1
16から検出信号(検出信号BS)が出力されるまで
は、ステップS13に戻って前記カウンタtのカウント
アップを継続させ、前記揺動位置センサ116から検出
信号(検出信号BS)が出力されると、ステップS15
へ進む。
の値を、前記位相差D1に相当する値として求め、次の
ステップS16では、前記位相差D1から制御軸16の
作動角を求める。
116から次に出力される検出信号(検出信号AS)に
備えて、ポジション信号POSが出力される毎にカウン
タtをカウントアップさせ、ステップS18では、前記
揺動位置センサ116からの検出信号(検出信号AS)
の発生を判別する。
出信号(検出信号AS)が出力されると、ステップS1
9へ進み、その時のカウンタtの値を、前記位相差D2
に相当する値として求め、次のステップS20では、前
記位相差D2から制御軸16の診断用作動角を再度求
め、作動角の検出データを更新し、これで一回のフロー
を終了する。
ローチャートに基づいて説明する。ステップS21で
は、制御用作動角センサ検出作動角と診断用作動角とを
比較して両者の偏差を求める。
内であるか否かを判定し、規定値以内である時は、ステ
ップS23において作動角センサ102ののOK判定を
し、また、規定値以上である時は、ステップS24にお
いて作動角センサ102のNG判定をした後、これで一
回のフローを終了する。
の形態2では、診断用作動角検出手段として、前記ロッ
カアーム18または揺動カム20の揺動位置を検出する
構成とし、突起とホール素子ICセンサとの組み合わせ
から等からなる非接触式のセンサを用いたことで、ポテ
ンショメータ等の接触式の制御用作動角センサと同一検
出精度の診断用の作動角センサの設置を省略することが
でき、これにより、システム全体としてのコストを下げ
ることができるようになるという効果が得られる。
が、具体的な構成はこれら発明の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があっても本発明に含まれる。
して吸気弁を例にとったが、排気弁についても適用する
ことができる。また、本発明が適用される可変動弁機構
としては、この発明の実施の形態で例示した構造のもの
に限定されるものではなく、従来例に示した構造のもの
や、その他の可変動弁機構にも全て本発明を適用するこ
とができる。
請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置における作動角
センサ故障判定装置では、上述のように、回転数検出手
段で検出された内燃機関の回転数と吸入空気量検出手段
で検出された内燃機関の吸入空気量からリフト量計算マ
ップで求められた機関弁のリフト量に基づいて換算され
る制御軸の作動角と、制御用作動角検出手段で検出され
た制御軸の作動角とを比較した偏差を求め、該偏差が所
定値以上である時に制御用作動角検出手段の故障を検出
する故障判定手段を備えた構成としたことで、ポテンシ
ョメータ等の接触式の制御用作動角センサと同一検出精
度の診断用の作動角センサの設置を省略することがで
き、これにより、システム全体としてのコストを下げる
ことができるようになるという効果が得られる。
装置における作動角センサ故障判定装置では、請求項1
記載の発明において、前記故障判定手段により前記制御
用作動角検出手段の故障判定がなされなかった時は、前
記リフト計算マップにおけるリフト量の値を、制御用作
動角検出手段で検出された制御軸の作動角に対応する機
関弁の実リフト量に書き換える書き換え手段を備えてい
る構成としたことで、内燃機関の固体差および経年変化
による誤差を修正することができるようになるという効
果が得られる。
装置における作動角センサ故障判定装置では、カム軸の
回転に同期して基準信号を発生するカムセンサと、前記
ロッカアームまたは揺動カムが所定の揺動位置にあるこ
とを検出する揺動位置センサと、前記カムセンサからの
基準信号と前記揺動位置センサからの検出信号との位相
差を計測する位相差計測手段と、該位相差計測手段で検
出された位相差に基づいて前記制御軸の作動角を検出す
る診断用作動角検出手段と、該診断用作動角検出手段で
検出された制御軸の作動角と、前記制御用作動角検出手
段で検出された制御軸の作動角とを比較した偏差を求
め、該偏差が所定値以上である時に前記制御用作動角検
出手段の故障を検出する故障判定手段と、を備え、前記
揺動位置センサが、前記ロッカアームまたは揺動カムに
設けた突起と、該突起を非接触に検出するセンサ本体と
で構成したことで、ポテンショメータ等の接触式の制御
用作動角センサと同一検出精度の診断用の作動角センサ
の設置を省略することができ、これにより、システム全
体としてのコストを下げることができるようになるとい
う効果が得られる。
示す断面図(図2のA−A線断面図)。
斜視図。
カム面に対応したバルブリフト特性図。
断面図(図2のB−B線断面図)。
断面図(図2のB−B線断面図)。
リフトの特性図。
示すブロック図。
知システムを示すブロック図。
知内容を示すフローチャート。
定内容を示すフローチャート。
の主に作動角センサ故障検知システムを示すブロック
図。
サとリファレンスセンサとを示す図。
の作動角制御および作動角センサ故障検知システムを示
すブロック図。
を示す図。
位置センサの検出位置を示す線図。
の検出信号との相関を示すタイムチャート。
の検出信号との位相差D1,D2と作動角との相関を示
す線図。
子を示すフローチャート。
知内容を示すフローチャート。
ムを示すブロック図。
段) 101 アクチュェータ 102 作動角センサ(制御用作動角検出手段) 104 エアフローメータ(吸入空気量検出手段) 106 回転数センサ(回転数検出手段)
Claims (3)
- 【請求項1】カム軸と略平行に配設された制御軸と、 該制御軸の外周に偏心して固定された制御カムと、 該制御カムに揺動自在に軸支されたロッカアームと、 前記カム軸の回転に応じて前記ロッカアームの一端部を
揺動駆動する揺動駆動手段と、 前記ロッカアームの他端部に連係して揺動して機関弁を
開作動させる揺動カムと、 前記制御軸の作動角を検出する制御用作動角検出手段
と、 前記制御用作動角検出手段で検出された制御軸の作動角
信号に基づいて前記制御軸を機関の運転状態に応じた目
標作動角位置に回転駆動させる制御手段と、を含んでな
る内燃機関の可変動弁装置において、 内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、 内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段
と、 内燃機関の回転数と吸入空気量より機関弁のリフト量が
予め算出されたリフト計算マップと、 前記回転数検出手段で検出された内燃機関の回転数と前
記吸入空気量検出手段で検出された内燃機関の吸入空気
量から前記リフト量計算マップで求められた機関弁のリ
フト量に基づいて換算される制御軸の作動角と、前記制
御用作動角検出手段で検出された制御軸の作動角とを比
較した偏差を求め、該偏差が所定値以上である時に前記
制御用作動角検出手段の故障を検出する故障判定手段
と、を備えていることを特徴とする内燃機関の可変動弁
装置における作動角センサ故障判定装置。 - 【請求項2】前記故障判定手段により前記制御用作動角
検出手段の故障判定がなされなかった時は、前記リフト
計算マップにおけるリフト量の値を、制御用作動角検出
手段で検出された制御軸の作動角に対応する機関弁の実
リフト量に書き換える書き換え手段を備えていることを
特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置にお
ける作動角センサ故障判定装置。 - 【請求項3】カム軸と略平行に配設された制御軸と、 該制御軸の外周に偏心して固定された制御カムと、 該制御カムに揺動自在に軸支されたロッカアームと、 前記カム軸の回転に応じて前記ロッカアームの一端部を
揺動駆動する揺動駆動手段と、 前記ロッカアームの他端部に連係して揺動して機関弁を
開作動させる揺動カムと、 前記制御軸の作動角を検出する制御用作動角検出手段
と、 前記制御用作動角検出手段で検出された制御軸の作動角
信号に基づいて前記制御軸を機関の運転状態に応じた目
標作動角位置に回転駆動させる制御手段と、を含んでな
る内燃機関の可変動弁装置において、 前記カム軸の回転に同期して基準信号を発生するカムセ
ンサと、 前記ロッカアームまたは揺動カムが所定の揺動位置にあ
ることを検出する揺動位置センサと、 前記カムセンサからの基準信号と前記揺動位置センサか
らの検出信号との位相差を計測する位相差計測手段と、 該位相差計測手段で検出された位相差に基づいて前記制
御軸の作動角を検出する診断用作動角検出手段と、 該診断用作動角検出手段で検出された制御軸の作動角
と、前記制御用作動角検出手段で検出された制御軸の作
動角とを比較した偏差を求め、該偏差が所定値以上であ
る時に前記制御用作動角検出手段の故障を検出する故障
判定手段と、を備え、 前記揺動位置センサが、 前記ロッカアームまたは揺動カムに設けた突起と、 該突起を非接触に検出するセンサ本体と、から構成され
ていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置におけ
る作動角センサ故障判定装置。
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- 1999-03-31 JP JP09104299A patent/JP3936818B2/ja not_active Expired - Fee Related
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