JP2001131543A - 蛍光体及び蛍光表示管 - Google Patents

蛍光体及び蛍光表示管

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JP2001131543A
JP2001131543A JP31090299A JP31090299A JP2001131543A JP 2001131543 A JP2001131543 A JP 2001131543A JP 31090299 A JP31090299 A JP 31090299A JP 31090299 A JP31090299 A JP 31090299A JP 2001131543 A JP2001131543 A JP 2001131543A
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phosphor
cas
mol
display tube
fluorescent display
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JP31090299A
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English (en)
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Hidenori Oshima
英紀 大島
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Noritake Itron Corp
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Ise Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 100V程度の加速電圧の蛍光表示管におい
て、陰極のエミッションへの悪影響が少なく実用上必要
な輝度が得られるCaS系蛍光体を提供する。 【解決手段】 蛍光体をカルシウムと硫黄とユウロピウ
ムと塩素とから構成し、カルシウム1モル当たり、硫黄
1モル、ユウロピウム及び塩素をそれぞれ0.0001
モル以上0.1モル以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低速電子線によ
って励起発光する蛍光体と、この蛍光体を利用した蛍光
表示管に関し、特に輝度特性を改善したCaS系蛍光体
とこのCaS系蛍光体を利用した蛍光表示管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音響機器や自動車のダッシュボー
ドの表示部品として、電子表示デバイスの一つである蛍
光表示管が多用されている。この蛍光表示管とは、蛍光
体が付着した陽極と、この陽極と対向した位置にある陰
極とが真空容器内に配置され、陰極から放出された電子
をこの蛍光体に衝突させることによって発光光を得るも
のであり、一般的には、陰極と陽極の間に電子の流れを
制御するグリッドを設けて蛍光体を選択的に発光させる
ようにした3極管形式が最も多く使用されている。この
ような蛍光表示管に使用される蛍光体は、低速電子線励
起蛍光体と呼ばれる、100V程度の加速電圧により実
用輝度が得られる蛍光体である。
【0003】ところで近年、蛍光表示管の用途の拡大に
ともない、多色表示の要望が高まってきた。平型蛍光表
示管の初期の頃には、動作電圧10〜50V程度の低速
電子線で実用上十分な輝度を得られる蛍光体としては、
緑色発光のZnO:Zn以外にはなかった。しかし、酸
化インジウム(In23)などの導電物質を利用して蛍
光体を低抵抗化する技術が開発されて以来、硫化物蛍光
体を用いた多色発光が可能となった。このような蛍光体
として、例えば、青色発光のZnS:Cl+In23
黄緑色発光のZnS:Cu,Al+In23、赤色発光
のZnCdS:Ag,Cl+In23などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の硫化物蛍光体を用いた蛍光表示管には、電子線照射に
よって硫化物蛍光体が分解し、飛散した硫黄(S)が陰
極に付着して電子源物質である酸化物を劣化させ、輝度
を低下させるという問題があった。このため、電子線照
射に対してZnCdS系蛍光体やZnS系蛍光体より安
定な硫化物蛍光体が求められている。安定な硫化物蛍光
体の条件として母体となる硫化物の融点が高いことが挙
げられる。これは、融点が高いほど原子間の結合が強く
電子線照射に対して安定であると考えられるためであ
る。
【0005】ZnCdS系蛍光体やZnS系蛍光体より
融点が高い硫化物蛍光体として硫化カルシウム(Ca
S)を母体とするCaS系蛍光体が知られている。Ca
Sの融点は2000℃以上あるため、融点が1600℃
程度のCdSや融解せずに昇華するZnSに比べ、電子
線照射に対してより安定であると考えられている。しか
しながら、従来のCaS系蛍光体は、高電圧領域での発
光効率には優れているものの低速電子線では発光強度が
低く、例えば赤色発光するCaS:Eu蛍光体の相対輝
度は、同じく赤色発光するZnCdS:Ag,Cl蛍光
体の1/4以下であり、実用上必要な輝度の1/2程度
しか得られていなかった。
【0006】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、100V程度の加速電圧
の蛍光表示管において、陰極のエミッションへの悪影響
が少なく実用上必要な輝度が得られるCaS系蛍光体を
提供し、さらにこのCaS系蛍光体を有する蛍光表示管
を提供すること目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本願発明者は、CaS:Eu蛍光体に関して前
述の目的を達成すべく種々の実験を重ねた結果、CaS
にEuをドープする際、Clを同時にドープするとEu
のみをドープしたときに比べて発光強度が強くなること
を見い出した。さらに、このCaS:Eu,Cl蛍光体
にIn23を混合することにより、励起電圧26Vでも
実用上十分な輝度で発光することを見い出した。また、
Eu以外に、Ceのような希土類元素でも同様に発光強
度が強くなることを見い出し、この発明に到達した。
【0008】この発明の蛍光体は、カルシウムと硫黄と
希土類元素より選ばれた1種類の元素と塩素とから構成
されていることによって特徴づけられる。前述した蛍光
体の一構成例は、希土類元素より選ばれた1種類の元素
がユウロピウムで構成されている。この場合、蛍光体
は、カルシウム1モル当たり、硫黄が1モルであり、ユ
ウロピウム及び塩素がそれぞれ0.0001モル以上
0.1モル以下であることが望ましい。
【0009】この発明の蛍光表示管は、真空容器内に、
蛍光体膜の付着された陽極と、陰極とが設置され、蛍光
体膜に対して陰極から照射された電子を衝突させること
によって発光させるものであり、蛍光体膜が前述した蛍
光体と酸化インジウムの混合物で構成されていることに
よって特徴づけられる。また、前述した蛍光表示管の蛍
光体膜は、酸化インジウムが蛍光体に対して5wt%を
超え30wt%を超えない範囲で混合されていることが
望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
を参照して説明する。この発明の実施の形態に係る蛍光
体は、蛍光体母体が硫化カルシウム(CaS)であり、
この蛍光体母体に希土類元素の1つであるユウロピウム
(Eu)と塩素(Cl)とがドープされている。以後、
この蛍光体をCaS:Eu,Cl蛍光体と記す。この場
合、EuとClの添加量は、CaS1モル当たりEuが
0.01モル、Clが0.03モルである。
【0011】このCaS:Eu,Cl蛍光体は、次のよ
うにして製造する。まず、純度99.99%のCaSと
純度99.9%のEuCl3をアルミナ乳鉢で混合す
る。この場合、CaS1モル当たり、EuCl3が0.
01モルとなるように、CaSとEuCl3の量を定め
る。次に、混合粉をアルミナるつぼに入れ、窒素雰囲気
中で1000℃に加熱して2時間焼成する。これによ
り、CaS1モル当たり、Euが0.01モルでClが
0.03モル含まれたCaS:Eu,Cl蛍光体が製造
される。なお、焼成時の雰囲気は窒素雰囲気に限られる
ものではなく、アルゴンなどの不活性ガス雰囲気や窒素
と水素の混合ガスのような弱還元性雰囲気であってもよ
い。
【0012】このようにして製造したCaS:Eu,C
l蛍光体の輝度を、この蛍光体を使用して製造した蛍光
表示管の輝度で評価した。図1は、この実施の形態の蛍
光体を用いた蛍光表示管の一実施例による構成を示し、
この蛍光表示管はガラス基板1上に所定のパターンを有
する配線層2が形成されており、配線層2の上にはスル
ーホール3aを有する絶縁層3が形成されている。この
絶縁層3の表面には、スルーホール3aを通して配線層
2に導通接続された所定パターンの陽極4が形成されて
おり、この陽極4上にCaS:Eu,Cl+In23
光体膜5が被着形成されている。
【0013】蛍光体膜5の上方には、グリッド6が配置
されており、グリッド6の上方には、タングステン細線
に(Ba,Sr,Ca)Oをコートしたフィラメント状
酸化物陰極7が配置されている。フィラメント状酸化物
陰極7の上方には、透光性のフェースガラス9が配置さ
れ、枠状の側壁8によりガラス基板1から所定の間隔に
保持されている。ガラス基板1と側壁8とフェースガラ
ス9とは低融点のフリットガラス10により封着され、
真空容器が形成されて10-3〜10-5Paの真空に保持
されている。そして、側壁8とガラス基板1との接触部
を貫通して複数のリード(図示せず)が設けられ、これ
らのリードにより上述した陰極7、グリッド6及び陽極
4へ外部から電気信号が与えられている。
【0014】ここで、陽極4上にCaS:Eu,Cl+
In23蛍光体膜5を被着形成する方法は、従来の製造
方法と同じでよく、CaS:Eu,Cl蛍光体とIn2
3を適当な有機バインダーと混合して得た蛍光体ペー
ストを、陽極4上にスクリーン印刷した後、空気中で約
500℃に加熱して焼成し、蛍光体膜5中に存在する有
機バインダーを分解させて形成する。これにより、Ca
S:Eu,Cl蛍光体とIn23とが混じり合った蛍光
体膜5が陽極4上に形成される。なお、有機バインダー
は焼成過程で分解する際、CO2あるいはCOとなって
燃焼するため、周囲の雰囲気を中性あるいは還元性にす
るので、蛍光体の酸化を抑えることができる。よって、
CaSのように酸化によって劣化しやすい蛍光体を用い
る場合は、蛍光体ペースト中の有機バインダーの量を増
やしておくことが望ましい。
【0015】この場合、CaS:Eu,Cl蛍光体のE
uとClの添加量は、CaS1モル当たりEuを0.0
1モル、Clを0.03モルとした。また、In23
添加割合は、蛍光体に対して5wt%を超え30wt%
を超えない範囲とした。これは、In23の混合量が5
wt%以下では蛍光面全体の導電性が不足して実用的な
輝度が得られなくなり、30wt%を超えると非発光物
質であるIn23の割合が高くなってやはり実用的な輝
度が得られなくなるためである。なお、この蛍光表示管
の製造方法は、公知の蛍光表示管と同様であるので、説
明を省略する。
【0016】このように構成された蛍光表示管に+26
Vの陽極電圧を1/16のデューティ比で印加したとき
の蛍光体膜5の相対輝度を100%として、同じ条件の
CaS:Eu蛍光体及びZnCdS:Ag,Cl蛍光体
と比較した結果を図2に示す。ここで、CaS:Eu蛍
光体は、CaS1モル当たりEuを0.01モルとした
ものであり、ZnCdS:Ag,Cl蛍光体は、赤色発
光するZn0.3Cd0.7S:Ag,Clを用いた。Ca
S:Eu,Cl蛍光体の相対輝度を100%としたと
き、CaS:Eu蛍光体の相対輝度は40%、ZnCd
S:Ag,Cl蛍光体の相対輝度は200%であり、こ
の発明のCaS:Eu,Cl蛍光体は、従来のCaS:
Eu蛍光体の2.5倍に輝度が向上し、改善効果が認め
られた。ここで、実用上必要な輝度は図2の80%のレ
ベルであり、この発明のCaS:Eu,Cl蛍光体は、
これを上回る輝度が得られた。
【0017】次に、実用上必要な輝度が得られるEu濃
度の範囲を確認するため、Euの添加量を変えて輝度を
測定した結果を図3に示す。なお、ここでは、Clの添
加量を常にEuの3倍になるようにした。この場合、C
aS1モル当たり、Euが0.0001モル以上0.1
モル以下の範囲で実用上必要な相対輝度80%以上の値
を示した。なお、Clの添加量は、CaS1モル当た
り、0.0001モル未満では、相対輝度が80%未満
となって実用レベルの輝度が得られなくなり、0.1モ
ルを超えるとClによるフィラメント状酸化物陰極8の
劣化が大きくなることから、0.0001モル以上0.
1モル以下の範囲内とすることが望ましい。よって、E
uCl3を用いる場合は、常にCl添加量がEu添加量
の3倍になるので、EuCl3の最大値は、CaS1モ
ル当たり、約0.033モルとすることが望ましい。
【0018】次に、CaS系蛍光体の塩素添加による輝
度向上効果についてCaS:Eu,Cl蛍光体を例に説
明する。Euは、CaS中で+2価(Eu2+)の状態の
ときに赤色発光するが、Euは価数として+2価と+3
価の状態をとるので、CaS中にEuをドープする場
合、酸化雰囲気中で焼成するとCaS中には、Eu2+
けでなく、Eu3+も存在するようになる。よって、酸化
雰囲気中で合成したCaS:Euからの赤色発光はあま
り強くない。これに対し、不活性雰囲気あるいは弱還元
性雰囲気で焼成すれば、Euの酸化が抑えられCaS中
のEu2+の割合が増えるので、CaS:Euの赤色発光
は強くなる。従来は、このような方法で輝度の向上を図
っていたが、低加速電圧では実用上使用できる輝度が得
られなかった。
【0019】一方、この発明のCaS:Eu,Cl蛍光
体は、母体となるCaSに発光中心となるEuをドープ
する際にClを同時にドープすることにより、輝度の向
上を図るものである。CaS系蛍光体の塩素添加による
輝度向上のメカニズムは、ZnCdS:Ag,Cl蛍光
体のClがAgとペアで発光中心を形成しているのとは
異なり、発光中心はEuでありCaS:Eu蛍光体と変
わらないので、ClにEuを+2価(Eu2+)の状態に
安定化させる作用があるためではないかと推測される。
【0020】この実施の形態では、CaS:Eu,Cl
蛍光体の製造方法として、前述したEuCl3を使用す
る方法で説明したが、これに限られるものではなく、次
に示す方法を用いてもよい。まず、純度99.99%の
CaSとEu23とNH4ClとをCaS1モル当た
り、Eu23が0.005モルでNH4Clが0.03
モルとなるように、それぞれ秤量した後、アルミナ乳鉢
に入れて十分に混合する。次に、混合粉をアルミナるつ
ぼに入れ、窒素雰囲気中で1000℃に加熱して3時間
焼成する。これにより、CaS1モル当たり、Euが
0.01モルでClが0.03モル含まれたCaS:E
u,Cl蛍光体が製造される。
【0021】ここで、Cl源はNH4Clに限られるも
のではなく、アルカリ金属元素の塩化物(NaCl,K
Cl,RbCl,CsCl)やアルカリ土類金属元素の
塩化物(MgCl2,CaCl2,SrCl2,BaC
2)を用いることもできる。この製造方法では、Eu
源とCl源を別々の化合物として添加するので、Ca
S:Eu,Cl蛍光体中のEu濃度とCl濃度をそれぞ
れ独立に変更可能であり、使用条件により最適な濃度を
選択することができる。なお、焼成時の雰囲気は窒素雰
囲気に限られるものではなく、アルゴンなどの不活性ガ
ス雰囲気や窒素と水素の混合ガスのような弱還元性雰囲
気であってもよい。
【0022】また、CaS:Eu,Cl蛍光体の別の製
造方法として次に示す方法を用いてもよい。まず、純度
99.99%のCaSと純度99.9%のEuCl3
硫黄とをアルミナ乳鉢で混合する。この場合、CaS1
モル当たり、EuCl3が0.02モル、硫黄が0.0
1〜0.5モルの割合となるようにする。次に、混合粉
をアルミナるつぼに入れ、窒素雰囲気中で800〜12
00℃に加熱して2時間焼成する。これにより、CaS
1モル当たり、Euが0.02モルでClが0.06モ
ル含まれたCaS:Eu,Cl蛍光体が製造される。な
お、EuCl3は、0.02モルに限られるものではな
く、CaS1モル当たり、0.0001モル以上0.0
33モル以下の範囲であればよい。この場合、硫黄を混
合して窒素雰囲気中で焼成することにより、硫黄が窒素
雰囲気中に含まれている微量の酸素と反応して脱酸素剤
の役目を果たすため、CaSの酸化をより抑えることが
できるので、さらに輝度の向上が図れる。
【0023】この実施の形態では、CaS:Eu,Cl
蛍光体を例に説明したが、これに限られるものではな
く、例えば、黄緑色発光するCaS:Ce,Cl蛍光体
のような、CaSを母体とし希土類元素を発光中心とす
る蛍光体に適用可能である。Ceの場合、価数として+
3価と+4価の状態をとるが、CeはCaS中で+3価
(Ce3+)の状態のときに黄緑色発光するので、Euと
同様の機構でClがCeを+3価(Ce3+)の状態に安
定化させていると考えられる。また、この発明の蛍光表
示管の実施の形態を、図1に示すような蛍光体膜5の発
光を透光性のフェースガラス9を通して観察する構造の
蛍光表示管で説明したが、これに限られるものではな
く、蛍光体膜5中にこの発明による蛍光体を含有してい
るものであれば、その他の構造は公知の蛍光表示管と同
様のものであってよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の蛍光体
は、カルシウム、硫黄、希土類元素より選ばれた1種類
の元素及び塩素から構成したことにより、従来の硫化カ
ルシウムと希土類元素より選ばれた1種類の元素とから
構成された蛍光体を上回る輝度が得られるという効果を
有する。また、この発明の蛍光表示管は、前述した蛍光
体と酸化インジウムが混合された蛍光体膜を備えるよう
にしたので、蛍光体の分解による陰極のエミッションへ
の悪影響が少なく、かつ低速電子線で実用上必要な輝度
が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による蛍光表示管の一実施例による
構成を示す断面図である。
【図2】 この発明による蛍光体と従来の蛍光体の輝度
を比較したグラフである。
【図3】 この発明による蛍光体のEu添加量の違いに
よる輝度の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1…ガラス基板、2…配線層、3…絶縁層、3a…スル
ーホール、4…陽極、5…蛍光体膜、6…グリッド、7
…陰極、8…側壁、9…フェースガラス、10…フリッ
トガラス。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルシウムと硫黄と希土類元素より選ば
    れた1種類の元素と塩素とから構成されていることを特
    徴とする蛍光体。
  2. 【請求項2】 前記希土類元素より選ばれた1種類の元
    素がユウロピウムであることを特徴とする請求項1記載
    の蛍光体。
  3. 【請求項3】 前記カルシウム1モル当たり、前記硫黄
    が1モルであり、前記ユウロピウム及び前記塩素がそれ
    ぞれ0.0001モル以上0.1モル以下であることを
    特徴とする請求項2記載の蛍光体。
  4. 【請求項4】 真空容器内に、蛍光体膜の付着された陽
    極と、陰極とが設置され、前記蛍光体膜に対して前記陰
    極から照射された電子を衝突させることによって発光光
    を得る蛍光表示管において、 前記蛍光体膜は、請求項1から3のいずれかに記載の蛍
    光体と酸化インジウムの混合物で構成されていることを
    特徴とする蛍光表示管。
  5. 【請求項5】 前記酸化インジウムは、前記蛍光体に対
    して5wt%を超え30wt%を超えない範囲で混合さ
    れていることを特徴とする請求項4記載の蛍光表示管。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100979468B1 (ko) * 2007-10-10 2010-09-02 강준길 적색 형광체 및 이를 포함한 백색 발광 장치

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