JP2001131115A - 1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法 - Google Patents
1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法Info
- Publication number
- JP2001131115A JP2001131115A JP31497599A JP31497599A JP2001131115A JP 2001131115 A JP2001131115 A JP 2001131115A JP 31497599 A JP31497599 A JP 31497599A JP 31497599 A JP31497599 A JP 31497599A JP 2001131115 A JP2001131115 A JP 2001131115A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bis
- cyclohexane
- aminomethyl
- cis
- adipate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、シス体とトランス体の混合
物である1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン
とアジピン酸を原料としてシス体濃度の高い1,3−ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を製
造する方法を提供することにある。 【解決手段】 シス体濃度が40%〜85%である1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンとアジピン酸
とを原料とし、当該1,3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサンとアジピン酸の仕込みモル比を1.2/1〜
1/1.2となるようにして、メタノール溶媒中で反応
させ、反応物を反応液から析出後、固液分離して回収す
ることを特徴とする、シス体濃度が90%以上である
1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピ
ン酸塩の製造方法。
物である1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン
とアジピン酸を原料としてシス体濃度の高い1,3−ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を製
造する方法を提供することにある。 【解決手段】 シス体濃度が40%〜85%である1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンとアジピン酸
とを原料とし、当該1,3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサンとアジピン酸の仕込みモル比を1.2/1〜
1/1.2となるようにして、メタノール溶媒中で反応
させ、反応物を反応液から析出後、固液分離して回収す
ることを特徴とする、シス体濃度が90%以上である
1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピ
ン酸塩の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミドなどの
原料として有用なシス体濃度が90%以上の1,3−ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩、お
よびシス体濃度が90%以上の1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンをを製造する方法に関する。
原料として有用なシス体濃度が90%以上の1,3−ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩、お
よびシス体濃度が90%以上の1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンをを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサンはポリアミドの原料として利用されている。特公
昭35−648号公報において1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンを原料としたポリアミドは優れた
物理的及び化学的特性を有することが示されている。ま
た、特開昭48−48548号公報及び特公昭50−3
7717号公報において、1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサンとアジピン酸との重縮合で得られる
ポリアミドはガスバリヤー性に優れたフィルムや高弾性
率の繊維として有用であり、特にシス体濃度が多い方が
結晶性が高く、物性が良好な製品が得られることが示さ
れている。
キサンはポリアミドの原料として利用されている。特公
昭35−648号公報において1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンを原料としたポリアミドは優れた
物理的及び化学的特性を有することが示されている。ま
た、特開昭48−48548号公報及び特公昭50−3
7717号公報において、1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサンとアジピン酸との重縮合で得られる
ポリアミドはガスバリヤー性に優れたフィルムや高弾性
率の繊維として有用であり、特にシス体濃度が多い方が
結晶性が高く、物性が良好な製品が得られることが示さ
れている。
【0003】現在、1,3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサンは商業的にはメタキシリレンジアミンの水素
添加によって製造されている。水素添加の際に生成する
シス体とトランス体の比率の制御方法は見いだされてい
ない。また、シス体とトランス体の分離方法については
有効な方法が見いだされていない。
ロヘキサンは商業的にはメタキシリレンジアミンの水素
添加によって製造されている。水素添加の際に生成する
シス体とトランス体の比率の制御方法は見いだされてい
ない。また、シス体とトランス体の分離方法については
有効な方法が見いだされていない。
【0004】ポリアミドは通常ナイロン塩の水溶液を経
て合成される。ポリアミドの原料としては、ナイロン塩
の段階でシス体とトランス体の分離を行うことができ
る。井上らは,高分子論文集,第36巻,305〜31
0頁の論文において,1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサンとアジピン酸の塩を合成後,水−エタノー
ル混合溶媒に溶解させ、真空蒸発法により除々に塩を析
出させる方法でシス体とトランス体の1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の分離を行
っている。
て合成される。ポリアミドの原料としては、ナイロン塩
の段階でシス体とトランス体の分離を行うことができ
る。井上らは,高分子論文集,第36巻,305〜31
0頁の論文において,1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサンとアジピン酸の塩を合成後,水−エタノー
ル混合溶媒に溶解させ、真空蒸発法により除々に塩を析
出させる方法でシス体とトランス体の1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の分離を行
っている。
【0005】しかし、この方法は、工程が多く複雑であ
る上、多くの熱エネルギーを必要とする。また、析出物
の異性体組成が順次変化していくためシス体が多い1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸
塩を大量に得ることができない。
る上、多くの熱エネルギーを必要とする。また、析出物
の異性体組成が順次変化していくためシス体が多い1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸
塩を大量に得ることができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリアミド
などの原料となるシス体濃度が90%以上の1,3−ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩、お
よびシス体濃度が90%以上の1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンを簡便に製造する方法を提供しよ
うとするものである。
などの原料となるシス体濃度が90%以上の1,3−ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩、お
よびシス体濃度が90%以上の1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンを簡便に製造する方法を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討した結果、特定の溶媒中で1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸
塩を形成させ,析出した塩を固液分離することで、上記
の問題を解決し得ることを見いだし、本発明を完成する
に到った。
を達成するため鋭意検討した結果、特定の溶媒中で1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸
塩を形成させ,析出した塩を固液分離することで、上記
の問題を解決し得ることを見いだし、本発明を完成する
に到った。
【0008】すなわち、本発明は、シス体濃度が40〜
85%であるシス体とトランス体の混合物からなる1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンとアジピン酸
とを原料とする1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサン・アジピン酸塩の製造方法であって、当該混合
1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンとアジピ
ン酸の仕込みモル比を1.2/1〜1/1.2となるよ
うにして、メタノール溶媒中でメタノール溶媒100質
量部に対し当該原料が3〜100質量部になるように仕
込んで反応させ、反応で生成した1,3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を反応液から析
出後、固液分離して回収することを特徴とする、シス体
濃度が90%以上である1,3−ビス(アミノメチル)
シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法、及び
85%であるシス体とトランス体の混合物からなる1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンとアジピン酸
とを原料とする1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサン・アジピン酸塩の製造方法であって、当該混合
1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンとアジピ
ン酸の仕込みモル比を1.2/1〜1/1.2となるよ
うにして、メタノール溶媒中でメタノール溶媒100質
量部に対し当該原料が3〜100質量部になるように仕
込んで反応させ、反応で生成した1,3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を反応液から析
出後、固液分離して回収することを特徴とする、シス体
濃度が90%以上である1,3−ビス(アミノメチル)
シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法、及び
【0009】シス体濃度が40〜85%であるシス体と
トランス体の混合物からなる1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサンとアジピン酸とを原料とする1,3
−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩
の製造方法であって、当該混合1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンとアジピン酸の仕込みモル比を
1.2/1〜1/1.2となるようにして、メタノール
溶媒中でメタノール溶媒100質量部に対し当該原料が
3〜100質量部になるように仕込んで反応させ、反応
で生成した1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン・アジピン酸塩を反応液から析出後、固液分離して回
収後、更に固液分離して得られた1,3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩をアルコールと
水の混合溶媒中で再結晶させることを特徴とする、シス
体濃度が90%以上である1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法に関する
発明である。
トランス体の混合物からなる1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサンとアジピン酸とを原料とする1,3
−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩
の製造方法であって、当該混合1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンとアジピン酸の仕込みモル比を
1.2/1〜1/1.2となるようにして、メタノール
溶媒中でメタノール溶媒100質量部に対し当該原料が
3〜100質量部になるように仕込んで反応させ、反応
で生成した1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン・アジピン酸塩を反応液から析出後、固液分離して回
収後、更に固液分離して得られた1,3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩をアルコールと
水の混合溶媒中で再結晶させることを特徴とする、シス
体濃度が90%以上である1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法に関する
発明である。
【0010】本発明で使用するシス体とトランス体の混
合物である1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ンは,たとえばメタキシリレンジミンを水素添加して製
造されるが,その他の方法で製造したものを使用しても
よい。本発明で使用する1,3−ビス(アミノメチル)
シクロヘキサンのシス体濃度は、40〜85%、好まし
くは60〜85%である。シス体濃度が40%以上であ
れば、シス体濃度が90%以上である1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を得ること
が可能である。
合物である1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ンは,たとえばメタキシリレンジミンを水素添加して製
造されるが,その他の方法で製造したものを使用しても
よい。本発明で使用する1,3−ビス(アミノメチル)
シクロヘキサンのシス体濃度は、40〜85%、好まし
くは60〜85%である。シス体濃度が40%以上であ
れば、シス体濃度が90%以上である1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を得ること
が可能である。
【0011】本発明で使用するメタノール溶媒には、メ
タノール以外の溶媒を20質量%以下含んでいても良
い。メタノール以外の溶媒としては、メタノールと混合
し,1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンやア
ジピン酸と反応しない溶媒であることが必要である。メ
タノール以外の溶媒としては、例えば水、エタノール、
プロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、エチ
レングリコール、トルエン、キシレン、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルなどのセロソルブ類、エチレン
グリコールジメチルエーテルなどのグライム類、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルエーテル、アセトニトリル、ジ
メチルスルホキシドなどが挙げられる。
タノール以外の溶媒を20質量%以下含んでいても良
い。メタノール以外の溶媒としては、メタノールと混合
し,1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンやア
ジピン酸と反応しない溶媒であることが必要である。メ
タノール以外の溶媒としては、例えば水、エタノール、
プロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、エチ
レングリコール、トルエン、キシレン、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルなどのセロソルブ類、エチレン
グリコールジメチルエーテルなどのグライム類、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルエーテル、アセトニトリル、ジ
メチルスルホキシドなどが挙げられる。
【0012】メタノール溶媒中で1,3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を形成させる方
法としては、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキ
サンのメタノール溶液とアジピン酸のメタノール溶液と
を混合する方法、1,3−ビス(アミノメチル)シクロ
ヘキサンのメタノール溶液にアジピン酸を加える方法、
アジピン酸のメタノール溶液に1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンを加える方法が挙げられるが、こ
れらの方法に限定されない。
メチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を形成させる方
法としては、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキ
サンのメタノール溶液とアジピン酸のメタノール溶液と
を混合する方法、1,3−ビス(アミノメチル)シクロ
ヘキサンのメタノール溶液にアジピン酸を加える方法、
アジピン酸のメタノール溶液に1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンを加える方法が挙げられるが、こ
れらの方法に限定されない。
【0013】本発明で1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン・アジピン酸塩を形成させる際に用いる混
合1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンとアジ
ピン酸の仕込みモル比は1.2/1〜1/1.2であ
る。当該モル比範囲において、良好な反応収率を得るこ
とができる。
クロヘキサン・アジピン酸塩を形成させる際に用いる混
合1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンとアジ
ピン酸の仕込みモル比は1.2/1〜1/1.2であ
る。当該モル比範囲において、良好な反応収率を得るこ
とができる。
【0014】本発明で1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン・アジピン酸塩を形成させる際に用いる混
合1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンとアジ
ピン酸のは、メタノール溶媒100質量部に対し3〜1
00質量部になるように仕込む必要がある。3質量部よ
り少ないと形成した1,3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン・アジピン酸塩の析出しないかあるいは仕込
量に対する析出量が非常に小さくなる。また、100重
量部より多いと析出した1,3−ビス(アミノメチル)
シクロヘキサン・アジピン酸塩を固液分離することが困
難となる。
クロヘキサン・アジピン酸塩を形成させる際に用いる混
合1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンとアジ
ピン酸のは、メタノール溶媒100質量部に対し3〜1
00質量部になるように仕込む必要がある。3質量部よ
り少ないと形成した1,3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン・アジピン酸塩の析出しないかあるいは仕込
量に対する析出量が非常に小さくなる。また、100重
量部より多いと析出した1,3−ビス(アミノメチル)
シクロヘキサン・アジピン酸塩を固液分離することが困
難となる。
【0015】メタノール溶媒中で1,3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を形成させる際
の温度、および圧力は、任意の条件を選ぶことができ
る。1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・ア
ジピン酸塩を生成させた後には、シス−1,3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩が析出
する条件にする必要がある。そのために、生成したシス
−1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジ
ピン酸塩が析出する条件で1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を形成させても良い
し、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・ア
ジピン酸塩を形成させた後、濃縮、冷却等の操作を行っ
てシス−1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン
・アジピン酸塩が析出する条件にしても良い。
メチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を形成させる際
の温度、および圧力は、任意の条件を選ぶことができ
る。1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・ア
ジピン酸塩を生成させた後には、シス−1,3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩が析出
する条件にする必要がある。そのために、生成したシス
−1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジ
ピン酸塩が析出する条件で1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を形成させても良い
し、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・ア
ジピン酸塩を形成させた後、濃縮、冷却等の操作を行っ
てシス−1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン
・アジピン酸塩が析出する条件にしても良い。
【0016】析出した1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン・アジピン酸塩を固液分離する方法として
は既知の方法を用いることができる。具体的には濾過、
遠心分離などが挙げられる。
クロヘキサン・アジピン酸塩を固液分離する方法として
は既知の方法を用いることができる。具体的には濾過、
遠心分離などが挙げられる。
【0017】以上の方法で得られた1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩は必要に応じ
て、他の方法で更にシス体含有率を上げることができ
る。1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・ア
ジピン酸塩のシス体含有率を上げる方法としては、再結
晶、溶剤洗浄などが挙げられる。再結晶においては、溶
媒としてアルコールと水の混合溶媒を使用することが好
ましく、メタノールと水の混合溶媒を使用することが特
に好ましい。この場合、メタノール/水の混合比は70
/30〜98/2(質量比)の範囲が好ましい。また、
溶剤洗浄においては、溶剤としてメタノールを使用する
ことが好ましい。
ノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩は必要に応じ
て、他の方法で更にシス体含有率を上げることができ
る。1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・ア
ジピン酸塩のシス体含有率を上げる方法としては、再結
晶、溶剤洗浄などが挙げられる。再結晶においては、溶
媒としてアルコールと水の混合溶媒を使用することが好
ましく、メタノールと水の混合溶媒を使用することが特
に好ましい。この場合、メタノール/水の混合比は70
/30〜98/2(質量比)の範囲が好ましい。また、
溶剤洗浄においては、溶剤としてメタノールを使用する
ことが好ましい。
【0018】本発明の方法で得られたシス−1,3−ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩から
シス−1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンを
製造するためには、シス−1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン・アジピン酸塩と水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の強塩基性物質とを反応させるこ
とが必要である。具体的には、シス−1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の水溶液に
水酸化ナトリウムの水溶液を加えてシス−1,3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサンを遊離させた後、溶剤
抽出するなどの方法を用いられる。
ス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩から
シス−1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンを
製造するためには、シス−1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン・アジピン酸塩と水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の強塩基性物質とを反応させるこ
とが必要である。具体的には、シス−1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の水溶液に
水酸化ナトリウムの水溶液を加えてシス−1,3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサンを遊離させた後、溶剤
抽出するなどの方法を用いられる。
【0019】このようにして得られたシス−1,3−ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサンは、ポリアミドの他
にエポキシ樹脂硬化剤やイソシアネートの原料として使
用することができる。
ス(アミノメチル)シクロヘキサンは、ポリアミドの他
にエポキシ樹脂硬化剤やイソシアネートの原料として使
用することができる。
【0020】
【実施例】実施例1 アジピン酸146.1gをメタノール900gに溶解さ
せた後、シス体濃度が72.7%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一に
混合した。反応熱により50℃となり,数分後結晶が析
出し始めた。混合してから1時間後、25℃で得られた
スラリーを濾過し、濾滓を乾燥させた。1,3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩192
gを得た。そのシス体含有率は91.4%であった。
せた後、シス体濃度が72.7%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一に
混合した。反応熱により50℃となり,数分後結晶が析
出し始めた。混合してから1時間後、25℃で得られた
スラリーを濾過し、濾滓を乾燥させた。1,3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩192
gを得た。そのシス体含有率は91.4%であった。
【0021】実施例2 アジピン酸146.1gをメタノール900gに溶解さ
せた後、シス体濃度が72.7%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一に
混合した。反応熱により50℃となり,数分後結晶が析
出し始めた。混合してから1時間後、得られたスラリー
を濾過した。濾滓にメタノール600gを加え撹拌した
後、得られたスラリーを25℃で濾過し、濾滓を乾燥さ
せた。1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・
アジピン酸塩175gを得た。そのシス体含有率は9
6.5%であった。
せた後、シス体濃度が72.7%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一に
混合した。反応熱により50℃となり,数分後結晶が析
出し始めた。混合してから1時間後、得られたスラリー
を濾過した。濾滓にメタノール600gを加え撹拌した
後、得られたスラリーを25℃で濾過し、濾滓を乾燥さ
せた。1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・
アジピン酸塩175gを得た。そのシス体含有率は9
6.5%であった。
【0022】実施例3 アジピン酸146.1gをメタノール900gに溶解さ
せた後、シス体濃度が72.7%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一に
混合した。反応熱により50℃となり,数分後結晶が析
出し始めた。混合してから1時間後、25℃で得得られ
たスラリーを濾過した。濾滓にメタノール720gと水
80gを加え、密閉状態で70℃に加熱撹拌し、結晶を
溶解させた。その後、溶液を30℃まで冷却し、結晶を
析出させた。 得られたスラリーを濾過した。この時得
られた濾液は、シス体71.3%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を7.7質量
%含んでおり、実施例4で再利用した。得られた濾滓に
メタノール600gを加え撹拌した後、得られたスラリ
ーを25℃で濾過し、濾滓を乾燥させた。1,3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩126
gを得た。そのシス体含有率は99.5%であった。
せた後、シス体濃度が72.7%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一に
混合した。反応熱により50℃となり,数分後結晶が析
出し始めた。混合してから1時間後、25℃で得得られ
たスラリーを濾過した。濾滓にメタノール720gと水
80gを加え、密閉状態で70℃に加熱撹拌し、結晶を
溶解させた。その後、溶液を30℃まで冷却し、結晶を
析出させた。 得られたスラリーを濾過した。この時得
られた濾液は、シス体71.3%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を7.7質量
%含んでおり、実施例4で再利用した。得られた濾滓に
メタノール600gを加え撹拌した後、得られたスラリ
ーを25℃で濾過し、濾滓を乾燥させた。1,3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩126
gを得た。そのシス体含有率は99.5%であった。
【0023】実施例4 アジピン酸146.1gをメタノール900gに溶解さ
せた後、シス体濃度が72.7%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一に
混合した。反応熱により50℃となり,数分後結晶が析
出し始めた。混合してから1時間後、25℃で得得られ
たスラリーを濾過した。濾滓に実施例3の濾液850g
を加え70℃に加熱撹拌し、結晶を溶解させた。その
後、溶液を30℃まで冷却し、結晶を析出させた。得ら
れたスラリーを濾過した。濾滓にメタノール600gを
加え撹拌した後、得られたスラリーを濾過し、濾滓を乾
燥させた。1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン・アジピン酸塩162gを得た。そのシス体含有率は
99.4%であった。
せた後、シス体濃度が72.7%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一に
混合した。反応熱により50℃となり,数分後結晶が析
出し始めた。混合してから1時間後、25℃で得得られ
たスラリーを濾過した。濾滓に実施例3の濾液850g
を加え70℃に加熱撹拌し、結晶を溶解させた。その
後、溶液を30℃まで冷却し、結晶を析出させた。得ら
れたスラリーを濾過した。濾滓にメタノール600gを
加え撹拌した後、得られたスラリーを濾過し、濾滓を乾
燥させた。1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン・アジピン酸塩162gを得た。そのシス体含有率は
99.4%であった。
【0024】実施例5 アジピン酸146.1gをメタノール900gに溶解さ
せた後、シス体濃度が65.5%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一に
混合した。反応熱により50℃となり,数分後結晶が析
出し始めた。混合してから1時間後、25℃で得られた
スラリーを濾過した。濾滓にメタノール600gを加え
撹拌した後、得られたスラリーを濾過し、濾滓を乾燥さ
せた。1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・
アジピン酸塩168gを得た。そのシス体濃度は94.
5%であった。
せた後、シス体濃度が65.5%の1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一に
混合した。反応熱により50℃となり,数分後結晶が析
出し始めた。混合してから1時間後、25℃で得られた
スラリーを濾過した。濾滓にメタノール600gを加え
撹拌した後、得られたスラリーを濾過し、濾滓を乾燥さ
せた。1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・
アジピン酸塩168gを得た。そのシス体濃度は94.
5%であった。
【0025】実施例6 実施例5で得られた1,3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン・アジピン酸塩100gを水190cm3 に
溶解させ、20質量%水酸化ナトリウム水溶液145c
m3 を加え、遊離した1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサンをクロロホルムで抽出した。抽出は1回3
00cm3 で5回行った。得られた1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサンのクロロホルム溶液を硫酸ナ
トリウムを加えて脱水し、濾紙で濾過した後、エバポレ
ータを用いて5kPaの圧力で60℃に加熱しクロロホ
ルムを蒸発除去した。得られた1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンのシス体濃度は94.5%であっ
た。
ロヘキサン・アジピン酸塩100gを水190cm3 に
溶解させ、20質量%水酸化ナトリウム水溶液145c
m3 を加え、遊離した1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサンをクロロホルムで抽出した。抽出は1回3
00cm3 で5回行った。得られた1,3−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサンのクロロホルム溶液を硫酸ナ
トリウムを加えて脱水し、濾紙で濾過した後、エバポレ
ータを用いて5kPaの圧力で60℃に加熱しクロロホ
ルムを蒸発除去した。得られた1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンのシス体濃度は94.5%であっ
た。
【0026】比較例1 アジピン酸146.1gをエタノール1000gに溶解
させた後、シス体濃度が73.7%の1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一
に混合した。反応熱により50℃となり、数十秒後結晶
が析出し始めた。混合してから1時間後、25℃で得得
られたスラリーを濾過した。1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン・アジピン酸塩282gを得た。そ
のシス体含有率は74.9%であった。
させた後、シス体濃度が73.7%の1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン142.2gを加え、均一
に混合した。反応熱により50℃となり、数十秒後結晶
が析出し始めた。混合してから1時間後、25℃で得得
られたスラリーを濾過した。1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン・アジピン酸塩282gを得た。そ
のシス体含有率は74.9%であった。
【0027】
【発明の効果】本発明の方法を用いれば、簡便な工程で
効率よくシス体濃度が90%以上である1,3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を製造
することができる。
効率よくシス体濃度が90%以上である1,3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩を製造
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 209/88 C07C 209/88 211/18 211/18
Claims (3)
- 【請求項1】 シス体濃度が40〜85%であるシス体
とトランス体の混合物からなる1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンとアジピン酸とを原料とする1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸
塩の製造方法であって、当該混合1,3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサンとアジピン酸の仕込みモル比を
1.2/1〜1/1.2となるようにして、メタノール
溶媒中でメタノール溶媒100質量部に対し当該原料が
3〜100質量部になるように仕込んで反応させ、反応
で生成した1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン・アジピン酸塩を反応液から析出後、固液分離して回
収することを特徴とする、シス体濃度が90%以上であ
る1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジ
ピン酸塩の製造方法。 - 【請求項2】 シス体濃度が40〜85%であるシス体
とトランス体の混合物からなる1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンとアジピン酸とを原料とする1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸
塩の製造方法であって、当該混合1,3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサンとアジピン酸の仕込みモル比を
1.2/1〜1/1.2となるようにして、メタノール
溶媒中でメタノール溶媒100質量部に対し当該原料が
3〜100質量部になるように仕込んで反応させ、反応
で生成した1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン・アジピン酸塩を反応液から析出後、固液分離して回
収後、更に固液分離して得られた1,3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩をアルコールと
水の混合溶媒中で再結晶させることを特徴とする、シス
体濃度が90%以上である1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の製造方法
で得た1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・
アジピン酸塩を塩基性物質と反応させることを特徴とす
るシス体濃度が90%以上の1,3−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31497599A JP2001131115A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31497599A JP2001131115A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001131115A true JP2001131115A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18059928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31497599A Pending JP2001131115A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001131115A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011013557A1 (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-03 | 昭和電工株式会社 | アリルアミンの製造方法 |
WO2015041262A1 (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-26 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ビス(アミノメチル)シクロヘキサンの異性化方法 |
CN114890903A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-08-12 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种高顺式体含量1,3-环己烷二甲胺的制备方法 |
-
1999
- 1999-11-05 JP JP31497599A patent/JP2001131115A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011013557A1 (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-03 | 昭和電工株式会社 | アリルアミンの製造方法 |
WO2015041262A1 (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-26 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ビス(アミノメチル)シクロヘキサンの異性化方法 |
CN105555754A (zh) * | 2013-09-17 | 2016-05-04 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 双(氨基甲基)环己烷的异构化方法 |
JPWO2015041262A1 (ja) * | 2013-09-17 | 2017-03-02 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ビス(アミノメチル)シクロヘキサンの異性化方法 |
US9604905B2 (en) | 2013-09-17 | 2017-03-28 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Isomerization method for bis (aminomethyl) cyclohexane |
CN105555754B (zh) * | 2013-09-17 | 2017-10-20 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 双(氨基甲基)环己烷的异构化方法 |
CN114890903A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-08-12 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种高顺式体含量1,3-环己烷二甲胺的制备方法 |
CN114890903B (zh) * | 2022-06-07 | 2023-07-14 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种高顺式体含量1,3-环己烷二甲胺的制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5305248B2 (ja) | 新規ナテグリニド結晶 | |
EP1377544B1 (en) | Purification of 2-nitro-4-methylsulphonylbenzoic acid | |
US7977507B2 (en) | Nateglinide crystals | |
AU2002249384A1 (en) | Purification of 2-nitro-4-methylsulphonylbenzoic acid | |
RU2289572C2 (ru) | Способ получения 1-(аминометил) циклогексануксусной кислоты | |
US6072082A (en) | Process for producing 2,2'-Bis(hydroxymethyl) alkanoic acid | |
JP2001131115A (ja) | 1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン・アジピン酸塩の製造方法 | |
US4222970A (en) | Process for producing phosphonomycin | |
JPS5822470B2 (ja) | 光学活性フエニルグリシンアミドと光学活性フエニルグリシンとの混合物を分離する方法 | |
WO2001085657A1 (en) | Synthesis of cyclohexene dimethanol compounds | |
JP3521242B2 (ja) | ビスクレゾール類の精製方法 | |
US5382689A (en) | Process for preparation of bevantolol hydrochloride | |
US1989093A (en) | Amino alcohols and the production thereof | |
US6545172B1 (en) | Processes for the production of methyl dithiocarbazinate | |
WO2007064663A2 (en) | Process for the preparation of 1-(aminomethyl)cyclohexaneacetic acid | |
JP2927880B2 (ja) | 4,4’‐ジヒドロキシ‐3,3’,5,5’‐テトラメチルジフェニルメタンの製造方法 | |
US11319294B2 (en) | Method for manufacturing calteridol | |
JP6175029B2 (ja) | 芳香族ジアミン化合物の製造方法 | |
JPS60190729A (ja) | トリメチロ−ルヘプタンの製法 | |
JPH01160969A (ja) | 2−置換イミダゾールの分離法 | |
KR100577874B1 (ko) | 디엠티 제조시의 증류잔사로부터 메틸4-히드록시이미노벤조에이트를 제조하는 방법 | |
JP4886938B2 (ja) | イミダゾリジノン誘導体の製法 | |
JPH09143128A (ja) | 光学活性1−フェニルエチルアミンの製造法 | |
JP4003384B2 (ja) | 2−シアノピペラジン酸付加塩の製造方法 | |
WO2001017944A1 (fr) | Procede relatif a l'elaboration d'aminoalcool optiquement actif |