JP2001131036A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP2001131036A
JP2001131036A JP31208099A JP31208099A JP2001131036A JP 2001131036 A JP2001131036 A JP 2001131036A JP 31208099 A JP31208099 A JP 31208099A JP 31208099 A JP31208099 A JP 31208099A JP 2001131036 A JP2001131036 A JP 2001131036A
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JP
Japan
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group
hair
amino group
hair cosmetic
mass
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JP31208099A
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Tadashi Yamamoto
直史 山本
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】毛髪塗布する際、指通りに優れ、べたつきがな
く、艶を付与し、優れたセット保持性を有する毛髪化粧
料を提供する。 【解決手段】(A)一般式(1) 【化1】 (但し、Aは水酸基、アルコキシル基及びアミノ基含有
アルキル基から選ばれた基、Rは炭素数1〜18のアル
キル基及び水酸基から選ばれた基、Qはアミノ基含有ア
ルキル基、m及びnは0〜3の数、xは30〜400の
数、yは1〜3の数である。)で表されるアミノ基含有
ポリシロキサンとアニオン基含有ポリマーとを反応させ
得たシリコンーン変性ポリマーと、(B)増粘剤と、
(C)水とを含有することを特徴とする毛髪化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪塗布する際、
指通りに優れ、べたつきがなく、艶を付与し、優れたセ
ット保持性を有する毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、整髪したり、艶を付与する目的で
用いられる毛髪化粧料は、液状(リキッド)、霧状(ス
プレー、ミスト)、泡状(フォーム)、ジェル状等様々
な形態がある。液状の場合には手に取った際、手からた
れ落ち易く使用性が悪いという欠点がある。また、毛髪
に塗布する際、部分的に付着しやすく毛髪全体に均一に
塗布することが困難である。霧状の場合には、毛髪の表
面部分にしか塗布できず、やはり毛髪全体に均一に塗布
することが困難である。泡状の場合には、毛髪に均一に
塗布できるものの、塗布時の指通り又は櫛通りが悪く髪
型を整えにくい場合がある。ジェル状の場合には、毛髪
に均一に塗布しやすく、塗布時の指通り又は櫛通りが良
いものの、乾燥性が遅く乾燥の際のべたつき感が長く続
いてしまい嗜好性に欠ける場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明者は、このような状況に鑑み、毛髪塗布
する際、指通りに優れ、べたつきがなく、艶を付与し、
優れたセット保持性を有する毛髪化粧料を提供すること
を目的として鋭意検討の結果、(A)一般式(1)
【0004】
【化2】
【0005】(但し、Aは水酸基、アルコキシル基及び
アミノ基含有アルキル基から選ばれた基、Rは炭素数1
〜18のアルキル基及び水酸基から選ばれた基、Qはア
ミノ基含有アルキル基、m及びnは0〜3の数、xは3
0〜400の数、yは1〜3の数である。)で表される
アミノ基含有ポリシロキサンとアニオン基含有ポリマー
とを反応させ得たシリコーン変性ポリマーと、(B)増
粘剤と、(C)水とを含有することを特徴とする毛髪化
粧料によって達成されることを見出した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるシリコーン変
性ポリマーは、上記(1)式で表わされるアミノ基含有
ポリシロキサンとアニオン基含有ポリマーとの反応生成
物である。
【0007】シリコーン変性ポリマーの製造に用いられ
るアニオン基含有ポリマーとしては、ポリマー中にアニ
オン基を含有していれば特に限定されないが、例えばポ
リメチルビニルエーテル/マレイン酸ハーフエステル共
重合体、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体、アクリル酸
アルキル/メタクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸
ジメチルヒダントインホルムアルデヒド樹脂、酢酸ビニ
ル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体、t−
ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸
共重合体、アクリル酸アルキル/メタクリル酸アルキル
/ジアセトンアクリルアミド/メタクリル酸共重合体、
ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオ
ネート共重合体、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニ
ルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン/アクリレー
ト共重合体、アクリレート/アクリルアミド共重合体、
ビニルアセテート/ブチルマレアート/イソボルニルア
クリラート共重合体等のアニオン性ポリマーや、アクリ
ル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプ
ロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体等の
両性ポリマーが挙げられ、特にカルボキシル基含有ポリ
マーが望ましい。
【0008】本発明で用いられるシリコーン変性ポリマ
ーは、アミノ基含有ポリシロキサン100質量部に対し
て、アニオン基含有ポリマー20〜5,000質量部を
反応させる。アミノ基含有シロキサン100質量部に対
してアニオン基含有ポリマーの量が20質量部よりも少
ないとセット性が不十分となり、望ましくなく、5,0
00質量部よりも多いと艶、しなやかさ等が不十分とな
り、望ましくない。
【0009】アミノ基含有ポリシロキサンとアニオン基
含有ポリマーとの反応生成物は、アルカリ性物質、例え
ば2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−
2−メチル−1,3−プロパンジオール又はトリイソプ
ロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリエ
タノールアミン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
を用いて中和して用いることが望ましい。また、本組成
物の製造中に中和しても良い。そして中和率60〜15
0%となる様に中和することが好ましい。本発明のシリ
コーン変性ポリマーは、特開平4−43804号公報記
載の方法により容易に合成することができる。また、シ
リコンFZ−3148の商品名で日本ユニカー社から市
販されている。
【0010】また、その配合量としては、0.05〜1
5質量%が好ましく、0.1〜10質量%が更に好まし
い。配合量が0.05質量%未満ではべたつきのなさや
セット性が不十分な傾向になる。また、15質量%を越
えて配合した場合、洗髪時に洗い落ちが悪くなる傾向に
ある。
【0011】本発明で用いられる増粘剤としては、例え
ば、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキ
シビニルポリマー、アクリル酸/メタクリル酸ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル共重合体、アクリル酸/イ
タコン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル共重合
体、架橋型メチルビニルエーテル/マレイン酸/デカジ
エン共重合体、ポリビニルアルコール、ビニルピロリド
ン/メタクリル酸ジメチルアミノエチル/アクリル酸ス
テアリル/ジアクリル酸トリプロピレングリコール共重
合体、ローストビーンガム、グアーガム、トラガントガ
ム、ペクチン、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、キサンタンガム、カラギーナン、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等が挙げられる。それ
ぞれ単独で又は2種以上を混合して使用することができ
る。
【0012】また、その配合量としては、0.01〜5
質量%が好ましく、0.1〜3質量%が更に好ましい。
配合量が0.01質量%未満では塗布時の指通りやセッ
ト性が不十分な傾向になる。また、5質量%を越えて配
合した場合、べたつきが感じられる場合があるので望ま
しくない。
【0013】本発明で用いられる水としては、通常、化
粧料に用いられるものであれば特に限定されないが、蒸
留水、イオン交換水、ミネラルウォーター、ナチュラル
ウォーター、温泉水、氷河水等が挙げられる。
【0014】本発明の毛髪化粧料は、発明の効果を損な
わない範囲であれば、上記必須成分の他に、ロウ類、グ
リセライド、炭化水素、アルコール類、シリコーン類、
粉体、界面活性剤、樹脂、蛋白質誘導体、ビタミン類、
噴射剤、防腐剤、キレート剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、pH調整剤、色素、香料等を配合することも可能であ
る。また、毛髪化粧料は、剤型としてゲル状、クリーム
状等のタイプにすることができる。粘度は、1000〜
300,000mPa・s程度が展伸性や付着性等の面
より好ましい。
【0015】
【実施例】以下に実施例、比較例を挙げて本発明を説明
する。本発明は、これらにより限定されるものではな
い。
【0016】実施例、比較例に示した官能試験、セット
性試験の試験方法は下記の通りである。尚、以下の表に
示す組成物の配合量は、それぞれ質量%で示す。
【0017】(1)官能試験 20名の被験者によって毛髪化粧料の試料を使用し、塗
布時の指通り、べたつきの無さ、仕上がり後の艶につい
て官能評価した。
【0018】評価基準は、以下の通りである。
【0019】 指通り ◎:非常に良好 指通りがよいと答えた被験者の数が18人以上 ○:良好 指通りがよいと答えた被験者の数が12人以上、18人未満 △:やや悪い 指通りがよいと答えた被験者の数が8人以上、12人未満 ×:悪い 指通りがよいと答えた被験者の数が8人未満
【0020】 べたつきのなさ ◎:非常に良好 べたつきがないと答えた被験者の数が18人以上 ○:良好 べたつきがないと答えた被験者の数が12人以上、18人未満 △:やや悪い べたつきがないと答えた被験者の数が8人以上、12人未満 ×:悪い べたつきがないと答えた被験者の数が8人未満
【0021】 艶 ◎:非常に良好 艶がよいと答えた被験者の数が18人以上 ○:良好 艶がよいと答えた被験者の数が12人以上、18人未満 △:やや悪い 艶がよいと答えた被験者の数が8人以上、12人未満 ×:悪い 艶がよいと答えた被験者の数が8人未満
【0022】(1)セット性試験 長さ15cm、重さ1gの毛束に毛髪化粧料の試料を
0.5gを均等に塗布し、直径2cmのロッドに巻き、
45℃の高温室内に6時間放置して、完全に乾燥させ
た。乾燥後、ロッドをはずして、毛束の見かけの長さ
(L)を測定した。次に、温度25℃湿度90%の恒温
恒湿室に毛束を吊し、30分後に取り出し、再び毛束の
見かけの長さ(L0 )を測定した。
【0023】セット保持性は次式にて求めた。 セット保持性(%)=〔(15−L0 )/(15−
L)〕×100 したがって、この値が100に近いほどセット保持性が
高いことを示す。
【0024】評価基準は、以下の通りである。 ◎:非常に良好 セット保持性80%以上 ○:良好 セット保持性50%以上、80%未満 △:やや悪い セット保持性30%以上、50%未満 ×:悪い セット保持性30%未満
【0025】実施例1〜5、比較例1〜3 表1に示した処方の毛髪化粧料を常法により毛髪化粧料
を作製し、前記各試験を実施した。その結果を表1に併
せて示す。
【0026】
【表1】
【0027】表1より明らかなように本発明の成分を用
いた実施例の毛髪化粧料はいずれも優れた性能を有して
いた。
【0028】一方、必須成分のいずれかを欠いた比較例
では、塗布時の指通り、べたつきのなさ、、艶、セット
性面で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
【0029】 実施例6 ヘアークリーム シリコーン変性ポリマー 5.0質量% アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.6 ジイソプロパノールアミン 0.5 流動パラフィン 15.0 メチルフェニルポリシロキサン 1.0 エデト酸二ナトリウム 0.03 グリセリン 3.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(80.E.O.) 0.5 イオン交換水 残部
【0030】上記組成のヘアークリームについて、塗布
時の指通り、べたつきのなさ、艶、セット性を評価した
ところ、全ての項目に優れていた。
【0031】 実施例7 ヘアージェル シリコーン変性ポリマー 10.0質量% アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシエチルセルロース 0.2 アミノメチルプロパノール 0.3 ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチルエーテル 3.0 (17E.O. 17P.O.) ポリクォータニウム46 2.0 ポリエーテル変性シリコーン 0.5 エタノール 20.0 イオン交換水 残部
【0032】上記組成のヘアージェルを常法により調整
し、塗布時の指通り、べたつきのなさ、艶、セット性を
評価したところ、全ての項目に優れていた。
【0033】
【発明の効果】以上記載の如く、本発明は、毛髪塗布す
る際、指通りに優れ、べたつきがなく、艶を付与し、優
れたセット保持性を有する毛髪化粧料を提供することが
できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(1) 【化1】 (但し、Aは水酸基、アルコキシル基及びアミノ基含有
    アルキル基から選ばれた基、Rは炭素数1〜18のアル
    キル基及び水酸基から選ばれた基、Qはアミノ基含有ア
    ルキル基、m及びnは0〜3の数、xは30〜400の
    数、yは1〜3の数である。)で表されるアミノ基含有
    ポリシロキサンとアニオン基含有ポリマーとを反応させ
    得たシリコンーン変性ポリマーと、(B)増粘剤と、
    (C)水とを含有することを特徴とする毛髪化粧料。
JP31208099A 1999-11-02 1999-11-02 毛髪化粧料 Pending JP2001131036A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100587185B1 (ko) * 2001-11-08 2006-06-08 로레알 아미노실리콘 및 증점제를 함유하는 미용 조성물 및 이의 용도
KR100580344B1 (ko) * 2001-11-08 2006-11-17 로레알 아미노실리콘 및 증점제를 함유하는 미용 조성물 및 이의 용도
JP2013018735A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Milbon Co Ltd 毛髪処理剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100587185B1 (ko) * 2001-11-08 2006-06-08 로레알 아미노실리콘 및 증점제를 함유하는 미용 조성물 및 이의 용도
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