JP2001130030A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2001130030A
JP2001130030A JP31334199A JP31334199A JP2001130030A JP 2001130030 A JP2001130030 A JP 2001130030A JP 31334199 A JP31334199 A JP 31334199A JP 31334199 A JP31334199 A JP 31334199A JP 2001130030 A JP2001130030 A JP 2001130030A
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ink
recording
suction
ink jet
ejection
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JP31334199A
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Tetsuya Edamura
哲也 枝村
Norihiro Kawatoko
徳宏 川床
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Takashi Ishikawa
尚 石川
Yuji Konno
裕司 今野
Tetsuhiro Maeda
哲宏 前田
Shuichi Murakami
修一 村上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の吐出口を吸引回復するときの全吐出口の
回復性を向上させ、吸引回復におけるインクの浪費を抑
える。 【構成】複数の吐出口82から成る吐出口の列100、
142の吸引回復を、吐出口の列の端部A、Cになるほ
ど吸引圧が大きく、中央部Bになるほど吸引圧が小さく
なるように、配列方向で異なる少なくとも2種類の吸引
圧で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の吐出口を有
する記録手段から被記録材へインクを吐出して記録を行
うインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像情
報(記録情報)に基づいて紙、布、プラスチックシー
ト、OHP用シート等の被記録材(被記録媒体)に画像
(文字や記号等を含む)を記録していくように構成され
ている。前記記録装置は、記録方式により、インクジェ
ット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム
式等に分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査しながら記録するシリア
ルタイプの記録装置においては、被記録材に沿って主走
査方向に移動するキャリッジ上に搭載した記録手段(記
録ヘッド)によって画像を形成(記録)し、1行分の画
像形成を終了した後に所定量の紙送り(副走査としての
ピッチ搬送)を行い、その後に再び停止した被記録材に
対して次の行の画像を記録(主走査)するという動作を
繰り返すことにより、被記録材全体の記録が行われる。
一方、被記録材(記録用紙等)の搬送方向の副走査のみ
で記録するラインタイプの記録装置においては、被記録
材を所定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録
を行った後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さ
らに次の行の記録を一括して行うという動作を繰り返す
ことにより、被記録材全体の記録が行われる。
【0004】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録ヘッド(記録手
段)から被記録材へインクを吐出して記録を行うもので
あり、記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、高精細
な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処
理を必要とせずに記録することができ、ランニングコス
トが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少な
く、しかも、多種類のインク(例えばカラーインク)を
使用してカラー画像を形成するのが容易であるなどの利
点を有している。
【0005】インクジェット記録ヘッドの吐出口からイ
ンクを吐出するために利用されるエネルギーを発生する
エネルギー発生素子としては、ピエゾ素子等の電気機械
変換体を用いるもの、レーザー等の電磁波を照射して発
熱させ、この発熱作用によってインク滴を吐出させるも
の、あるいは発熱抵抗体を有する電気熱変換体によって
液体を加熱するものなどがある。その中でも、熱エネル
ギーを利用してインクを滴として吐出するインクジェッ
ト式の記録ヘッドは、吐出口を高密度に配列することが
できるため高解像度の記録をすることが可能である。特
に、その中でも、電気熱変換体素子をエネルギー発生素
子として用いる記録ヘッドは、小型化が容易であり、か
つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上
性が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十分に
活用でき、高密度実装化が容易で製造コストも安価なこ
とから、有利である。
【0006】また、被記録材の材質に対する要求も様々
なものがあり、近年では、これらの要求に対する開発が
進み、通常の被記録材である紙(薄紙や加工紙を含む)
や樹脂薄板(OHP等)などの他に、布、皮革、不織
布、さらには金属等を被記録材として用いる記録装置も
使用されるようになっている。
【0007】前記インクジェット記録装置の記録手段で
は、前記吐出口は、一般に、列を成した配列された複数
の吐出口で構成されており、このような複数の吐出口を
有する記録手段では以下のような原因によりインク吐出
不良を生じることがある。すなわち、第1に、長期間使
用されなかった吐出口(ノズル先端など)からインクが
蒸発することに起因する吐出口内のインクの増粘又はは
固着。第2に、低温環境使用下における吐出口内のイン
クの増粘(粘度上昇)。第3に、長期間使用されなかっ
た記録ヘッド内部のインク中に発生した気泡のたまり。
第4に、熱によるインク内の発泡を利用する記録ヘッド
において、インクの温度上昇に伴うインク内の気体溶解
度の低下に起因して発生するインク中の泡たまり。第5
に、インクタンク交換式のインクジェット記録装置にお
いて、インクタンク交換時に記録ヘッド内に侵入する空
気に起因するインク流路内の気泡。
【0008】これらの原因によるインクの吐出不良を回
避する手段として、記録ヘッドの吐出口部分を密閉減圧
し(負圧吸引状態とし)、吐出口から強制的にインクを
吸い出す処理を行う吸引回復手段が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
吸引回復手段では、吐出口の列(吐出口列)全体を一つ
のキャップで密閉し、全ての吐出口に等しい吸引負圧が
作用する状態で回復操作を行っていたので、図4(実施
例を説明するための図4を援用する)に示すような共通
液室を有する記録ヘッドにおいては、吸引回復時の液室
内のインク流速は液室中央部では大きく、液室端部では
小さくなってしまい、そのため、液室端部に通じる吐出
口(端部の吐出口)では、液室中央部に通じる吐出口
(中央部の吐出口)に比べて増粘インクが排出され難く
なり、回復性が劣るという不都合がある。また、同じ理
由から、液室端部の泡が抜け難いために回復性が劣ると
いう不都合もある。
【0010】さらに、液室端部の窪み領域Rでは吸引中
でもインクが淀みやすいため、その領域に気泡が留まっ
ていた場合、吸引回復により気泡を除去することが困難
になることもあった。そこで、端部の吐出口の回復を確
実に行うために吸引量を多くすると、中央部の吐出口に
とっては必要以上のインクを吸い出すことになり、イン
ク消費量の増大に伴うランニングコストの増大や廃イン
ク処理の複雑化を招くという不都合が生じることにな
る。
【0011】本発明はこのような従来技術に鑑みてなさ
れたものであり、本発明の目的は、複数の吐出口を吸引
回復するときの全吐出口の回復性を向上させ、吸引回復
におけるインクの浪費を抑えることが可能なインクジェ
ット記録装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、複数の吐出口を有する記録手段か
ら被記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェッ
ト記録装置において、記録手段の吐出口の吸引回復を少
なくとも2種類の異なった吸引圧で行うことを特徴とす
る。本発明は、インクジェット記録装置の吸引回復を行
うに際し、具体的には吐出口列方向で吸引圧を変化させ
ることにより、特に吐出口列の端部で吸引圧を強くして
回復性を向上させるものである。
【0013】請求項2〜4の発明は、上記請求項1の構
成に加えて、複数の吐出口が列を成して配列され、吸引
圧が配列方向で異なる構成、吐出口の列の端部になるほ
ど吸引圧が大きく、中央部になるほど吸引圧が小さい構
成、あるいは、吐出口の列の端部と中央部とで異なるキ
ャッピング手段を用いて吸引回復を行う構成とすること
により、一層効率よく、複数の吐出口を吸引回復すると
きの全吐出口の回復性を向上させ、吸引回復におけるイ
ンクの浪費を抑えることが可能なインクジェット記録装
置を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明を適用したヘッドカー
トリッジ交換式のインクジェット記録装置の一実施例を
フロントカバーを外して示す模式的斜視図である。図1
において、1は交換式の記録手段を構成するヘッドカー
トリッジ(記録ヘッド)、2はヘッドカートリッジ1を
取り付けるためのキャリッジユニット(キャリッジ)、
3はヘッドカートリッジ1をキャリッジユニット2に固
定するためのホルダである。このホルダ3はカートリッ
ジ固定レバー4に連動して作動する。すなわち、ヘッド
カートリッジ1をキャリッジユニット2内に装着してか
らカートリッジ固定レバー4を作動させることにより、
ヘッドカートリッジ1をキャリッジユニット2に圧着固
定(位置決め固定)するように構成されている。これに
より、ヘッドカートリッジ1の位置決めと、キャリッジ
ユニット2に対するヘッドカートリッジ1の電気的コン
タクトとを得ることができる。
【0015】5は電気信号をキャリッジユニット2に伝
えるフレキシブルケーブル、6はキャリッジユニット2
を主走査方向に往復移動させるための駆動源としてのキ
ャリッジモータ、7はキャリッジモータ6の駆動力をキ
ャリッジユニット2に伝達させるための伝動機構として
のキャリッジベルト、8はキャリッジユニット2の往復
移動を案内支持するためのガイドシャフトである。9は
ホームポジションセンサであり、該ホームポジションセ
ンサ9はキャリッジユニット2のホームポジション(ホ
ーム位置)を決めるためのフォトカプラ等を備えてい
る。10は遮光板であり、該遮光板10で前記フォトカ
プラ等を遮光することによりキャリッジユニット2がホ
ームポジションに到達したことが検出される。
【0016】図1において、12は記録ヘッド1の回復
系を含むホームポジション・ユニットである。この回復
系には、記録ヘッド1のインク吐出口の乾燥を防止する
ためのキャッピングユニット、インク吐出口の汚れや記
録ヘッド内部の汚れを取り除く吸引回復動作を行うため
のポンプユニット、インク吐出口に汚れを取り除く(ク
リーニングする)ワイピングユニットなど設けられてい
る。14は予備吐出受けである。この予備吐出受け14
は、記録動作中または吸引回復後またはワイピング後に
予備吐出(記録以外の目的でインクを吐出する処理)を
行うときの吐出インク(廃インク)を受けるためのもの
である。前記予備吐出受け14の直下には、廃インクを
貯留するための廃インク吸収体(不図示)が設けられて
いる。13は排紙ローラである。この排紙ローラ13
は、拍車(不図示)と協働して被記録材を挟持すること
で該被記録材を記録装置外へ排出する。
【0017】前記記録手段(記録ヘッド)1は、記録信
号に応じてエネルギーを印加することにより、複数の吐
出口からインクを選択的に吐出して記録するインクジェ
ット記録ヘッドである。また、この記録ヘッド1は、熱
エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット
記録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気
熱変換体を備えたものである。さらに、前記記録ヘッド
1は、前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギ
ーにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって
生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出さ
せ、記録を行なうものである。前記電気熱変換体は各吐
出口のそれぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて
対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加することによ
って対応する吐出口からインクを吐出するものである。
【0018】図2は、記録手段(記録ヘッド、ヘッドカ
ートリッジ)1のインク吐出部(一つの吐出口列)の構
造を模式的に示す部分斜視図である。図2において、記
録媒体(記録用紙等の被記録材)と所定の隙間(例え
ば、約0.3〜2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出
口面81には、所定のピッチで複数の吐出口82が形成
され、液室(共通液室)83と各吐出口82とを連通す
る各液路84の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギー
を発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85
が配設されている。
【0019】本実施例においては、記録ヘッド1は、前
記吐出口82が主走査移動方向(キャリッジ2の移動方
向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で、該キャリ
ッジ2に搭載されている。こうして、画像信号または吐
出信号に基づいて対応する電気熱変換体85を駆動(パ
ルス電圧を印加)して、液路84内のインクを膜沸騰さ
せ、その時に発生する圧力によって吐出口82からイン
ク滴を吐出させる記録手段(記録ヘッド)1が構成され
ている。
【0020】図3はヘッドカートリッジ(記録手段)1
の吐出口面を拡大して示す模式的斜視図である。図3に
おいて、100は液滴を吐出させるための1列に配列さ
れた240個の吐出口から成る吐出口列であり、各吐出
口のインク吐出量は例えば10pl程度である。各吐出
口に対しては、便宜上図示上方から下方へ1〜240番
までの番号が付されている。そして、1番から80番ま
での吐出口をA領域、81番から160番までの吐出口
をB領域、161番から240番までの吐出口をC領域
と呼ぶことにする。1番から240番までの各吐出口に
対しては、記録ヘッド1内の共通の液室からインクが供
給される。図4は、図3中の平面Pで断面して記録ヘッ
ド1の液室(共通液室)83の構造を示す模式的縦断面
図である。
【0021】図5は本発明を適用したインクジェット記
録装置の第1実施例のホームポジション・ユニット(図
1中のホームポジションユニット12)の回復系のキャ
ッピングユニットを拡大して示す模式的斜視図であり、
図6は図5中のポンプユニットを側面から見た模式的側
面図である。図5及び図6において、101はA領域
(1〜80番の吐出口)を密閉するキャップ、102は
B領域(81〜160番の吐出口)を密閉するキャッ
プ、103はC領域(161〜240番の吐出口)を密
閉するキャップである。これらのキャップは、それぞれ
のチューブ104、105、106を通して図1中のホ
ームポジション・ユニット12の回復系のポンプユニッ
ト107に接続されている。このポンプユニット107
は、不図示のモータで回転駆動されるローラ150に取
り付けられたコロにより各チューブ104、105、1
06を扱く(しごく)ことで負圧吸引力を発生するチュ
ーブポンプになっている。
【0022】ここで、吐出口列100(図3)の端部寄
りの吐出口(領域A及び領域C)を密閉するキャップ1
01及び103に接続されたチューブ104及び106
の内径は2.0mmに選定され、吐出口列100(図
3)の中央部の吐出口(領域B)を密閉するキャップ1
02に接続されたチューブ105の内径は1.0mmに
選定されている。また、各キャップ101、102、1
03の容積、並びに各キャップからポンプユニット10
7までの各チューブ104、105、106の内容積
は、それぞれ200mm3 に選定されている。
【0023】よって、ポンプユニット107を作動させ
ると、キャップ101、102、103には、記録ヘッ
ド12からのインク流入による圧力解消を考慮しなけれ
ば、図7の(a)に示すような吸引圧(負圧、負圧吸引
力)が発生することになる。実際には、記録ヘッド1の
吐出口からインクが吸い出されることにより各キャップ
101、102、103内の負圧の一部が解消されるの
で、各キャップ101、102、103内に発生する負
圧(吸引圧、吸引力)は、図7の(b)に示すような曲
線を描くことになる。なお、図7の(a)及び(b)中
の縦軸は負圧(−P)の大きさを示し、横軸はポンプ作
動開始からの経過時間(t)を示す。
【0024】以上説明した実施例によれば、ポンプ作動
中では、吐出口列100の端部領域A、Cに対応するキ
ャップ101及び103内の吸引圧(負圧吸引力)が中
央部領域Bに対応するキャップ102内の負圧より常に
大きくなるため、記録ヘッド1内の共通液室83には図
8中に矢印で示すようなインク流が発生し、該共通液室
83の端部におけるインクの淀みが解消(又は防止)さ
れ、吐出口列100の端部における各吐出口82の回復
性を向上させることができる。なお、本実施例では、記
録ヘッド(ヘッドカートリッジ)1の吐出口列100を
3つの領域A、B、Cに分割(グループ分け)し、1個
の記録ヘッドに対して3個のキャップ101、102、
103を用いて吸引回復を行うように構成したが、これ
は、キャップの個数を増やして同様な方法で吸引力を変
化させることにより、一層細かで精確な圧力制御を実現
させることができる。
【0025】すなわち、以上説明した実施例によれば、
複数の吐出口100を有する記録手段1から被記録材へ
インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に
おいて、記録手段1の吐出口100の吸引回復を少なく
とも2種類の異なった吸引圧で行う構成、つまり、複数
の吐出口82が列を成して配列された吐出口の列100
を吸引回復するに際し、該吐出口の列の端部A、Cと中
央部Bとで異なるキャッピング手段101、102、1
03を用いて吸引回復を行う構成とし、吸引圧が吐出口
の列の端部A、Cになるほど吸引圧が大きく、中央部B
になるほど吸引圧が小さくなるように、吸引回復のため
の吸引圧を配列方向で異なせるようにしたので、複数の
吐出口から成る吐出口の列100を吸引回復するときの
全吐出口の回復性を向上させ、吸引回復におけるインク
の浪費を抑えることが可能になった。
【0026】図9は本発明を適用したインクジェット記
録装置の第2実施例の要部としてのキャッピングユニッ
トを示す模式的斜視図である。本実施例は、以下に説明
する点で前述の第1実施例と相違し、その他の点では前
述の第1実施例と実質的に同じ構成を有するものであ
る。図9において、前述の吐出口の列における領域A、
B、Cを密閉するキャップ109、110、111は、
それぞれ独立したポンプユニット112、113、11
4に接続されている。そして、これらのキャップ10
9、110、111は、それぞれ互いに独自にキャッピ
ング動作することが可能に構成されている。
【0027】図10は図9のキャッピングユニットのキ
ャップ109、110、111及びポンプユニット11
2、113、114の動作シーケンスの一例を示すタイ
ムチャートである。図10において、は初期状態を示
し、この初期状態では、キャップ109、110、1
11は開放状態にあり、ポンプユニット112、11
3、114は停止状態にある。の状態で、両端部のキ
ャップ109、111をキャッピング状態(吐出口を密
閉する状態)にしてポンプユニット112、114を作
動させることで吐出口列100のA領域、C領域の吸引
回復を開始する。次いで、の状態で、中央部のキャッ
プ110をキャッピング状態にしてポンプユニット11
3を作動させることで吐出口列100のB領域の吸引回
復を開始する。次いで、の状態で、両端部のキャップ
109、111を記録ヘッド1の吐出口面から離し、キ
ャッピングを解除して開放状態にする。
【0028】このとき両端部のA領域、C領域のインク
流が瞬時に止められるため、水撃作用により記録ヘッド
1の共通液室内の淀み領域(両端部)に圧力波が発生す
る。この際、液室83(図8)の端部に存在する気泡に
対し力が加わるため、特に液室83の端部における気泡
除去性が向上する。次いで、の状態で、吐出口列10
0の中央部に対する吸引回復を行う。その後、中央部の
B領域に対応するポンプユニット113を停止し、対応
するキャップ110を記録ヘッド1の吐出口面から離
し、そのキャッピングを解除して開放状態にする。図9
及び図10の第2実施例は、以上説明した点で前述の第
1実施例と相違している。以上の第2実施例によれば、
前述の第1実施例の効果に加えて、記録ヘッド1の液室
端部の回復性を更に向上させることができ、特に液室8
3の端部の窪み領域に気泡が溜まっていた場合の気泡除
去性を向上させることができる。
【0029】図11は本発明を適用したインクジェット
記録装置の第3実施例の要部としてのキャッピングユニ
ットを示す模式的斜視図である。本実施例は、以下に説
明する点で前述の第1実施例と相違し、その他の点では
前述の第1実施例と実質的に同じ構成を有するものであ
る。図11において、本実施例のキャッピングユニット
では1個のキャップ130が使用され、該キャップ13
0の内部は仕切り用のリブ116、117により3つの
領域R1、R2、R3に分割されている。これらの領域
R1、R2、R3は、記録ヘッド1の吐出口列100の
前記領域A、B、Cに対応している。換言すれば、前記
キャップ130の仕切り領域R1、R2、R3は、それ
ぞれ、第1実施例のキャップ101、102、103に
対応している。そこで、前記リブ116、117には微
細な連通口118、119が設けられている。また、両
側の仕切り領域R1、R3の底部にはポンプユニット
(図5中のポンプユニット107)に通じるチューブ1
20が接続されている。
【0030】図11において、ポンプユニット107を
動作させることにより、チューブ120を通して領域R
1、R3の空気を吸い出すと、領域R1、R2、R3に
は図12のグラフに示すような吸引圧(負圧)が発生す
る。図12の縦軸は負圧(吸引力)−Pを、横軸は経過
時間tを示す。つまり、各領域R1、R2、R3の間を
連通する連通口118、119は微小口であり流れ抵抗
が大きいので、両側(両端部)の領域R1、R3と中央
部の領域R2との間に圧力差が生じ、領域R1、R3の
負圧(吸引力)が領域R2の負圧より大きくなる。本実
施例は、以上説明した点で前述の第1実施例と相違し、
その他の点では実質的に同じ構成をしている。
【0031】図11及び図12に示す第3実施例によっ
ても、吐出口列100の端部の吸引圧(負圧)が中央部
より大きくなることから、記録ヘッド1の液室内部の端
部におけるインク流が大きくなり、吐出口列100の端
部の吐出性能の回復性を向上させ、吸引回復におけるイ
ンクの浪費を抑えることができ、前述の第1実施例の場
合と同様の効果が得られる。なお、本実施例でも、記録
ヘッド(ヘッドカートリッジ)1の吐出口列100を3
つの領域A、B、Cに分割(グループ分け)するととも
に、これに対応してキャップ130を3つの領域R1、
R2、R3に分割したが、これは、前記のリブの数や位
置を変えて同様な方法で吸引圧(吸引力)を変化させる
ことにより、一層細かで精確な圧力制御を実現させるこ
とができるものである。
【0032】図13は本発明を適用したインクジェット
記録装置の第4実施例の要部としてのキャッピングユニ
ットを示す模式的斜視図であり、図14は本発明を適用
したインクジェット記録装置の第4実施例の要部として
の記録手段(ヘッドカートリッジ)1の吐出口面を拡大
して示す模式的正面図である。本実施例は、以下に説明
する点で前述の第1実施例と相違し、その他の点では前
述の第1実施例と実質的に同じ構成を有するものであ
る。図13において、本実施例のキャッピングユニット
では1個のキャップ140が使用され、該キャップ14
0の内部はその中央部でチューブ141によりポンプユ
ニット(図5中のポンプユニット107)に接続されて
いる。キャップ140は、図13に示すように、片側の
辺の中央部が最も窪む形状(中央部が最も狭くなる窪み
143を有する形状)をしている。そして、該キャップ
140の底部には、ポンプユニット107(図5)に通
じるチューブ141が接続されている。
【0033】図14において、記録ヘッド1の吐出口面
(フェイス面)には複数の吐出口を並べて構成された吐
出口列142が形成されており、また、該吐出口面の前
記吐出口列142の側方(図示の例では図示左側)には
図13のキャップ140の面積より大きい面積を有する
平坦な領域Sが設けられている。この領域Sの範囲には
吐出口82は形成されていない。
【0034】図13及び図14に示す第4実施例の実際
の動作は次のようになる。すなわち、第1の状態でキ
ャップ140により記録手段1の平坦な領域Sを密閉し
(密閉完了)、第2の状態でポンプユニット(図4中
のポンプユニット107)を動作させてキャップ140
内を負圧状態にし、第3の状態でキャリッジ(図1中
のキャリッジユニット2)を20mm/sの速度で移動
を開始し、第4の状態で吐出口列142の端部(上下
の両端部)の吸引を開始し(この時、吐出口列142の
中央部は、密閉されておらず、未だ負圧が作用しな
い)、第5の状態で吐出口列142の残りの吐出口の
吸引を開始することで全ての吐出口を吸引状態にする。
次いで、第6の状態でポンプユニット107を停止
し、第7の状態でキャップ140を記録手段1の吐出
口面から離隔して開放状態にする。
【0035】図15は、上記第4の状態及び上記第5
の状態で記録手段1の吐出列142の吐出口に作用す
る吸引圧(負圧吸引力)を示すものであり、縦軸は負圧
(−P)の大きさを、横軸は時間経過(t)をそれぞれ
示すものであり、図15中、(a)は1番(最上位、最
端部)の吐出口に作用する吸引圧(負圧)を、(b)は
60番(最上位と中央部との中間部)の吐出口に作用す
る吸引圧を、(c)は120番(中央部)の吐出口に作
用する吸引圧を、それぞれ示すものである。図15から
明らかなように、図13及び図14の第4実施例では、
キャリッジ2の移動に伴い、先ず、大きな吸引力(負
圧)が端部の吐出口のみに作用し、次いで、順次中央寄
りの吐出口にそれより小さい吸引力が作用し、その後、
全体の吐出口に小さな吸引圧が作用する。これにより、
前述の各実施例と同様、端部の吐出口の吸引回復性を向
上させ、中央部の吐出口のインク消費量を低減させるこ
とができるという効果が得られる。
【0036】なお、以上の実施例では記録手段(記録ヘ
ッド)1を被記録材に対して相対移動させながら記録す
るシリアル記録方式を例に挙げて説明したが、本発明
は、被記録材の全幅または一部をカバーする長さのライ
ンタイプの記録手段を用いて副走査のみで記録するライ
ン記録方式など、記録方式の種類に関わらず種々のイン
クジェット記録装置に適用可能なものであり、同様の効
果を達成し得るものである。
【0037】また、本発明は、1個の記録手段(記録ヘ
ッド)を用いて記録するインクジェット記録装置の他、
異なる色のインクで記録するカラー記録装置、あるいは
同一色彩で異なる濃度で記録する階調記録装置、さらに
は、これらを組み合わせた記録装置のように複数の異な
るインクを用いて記録するインクジェット記録装置の場
合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成
し得るものである。さらに、本発明は、記録ヘッドとイ
ンクタンクを一体化した交換可能なインクジェットカー
トリッジ(ヘッドカートリッジ)を用いる構成、記録ヘ
ッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用
のチューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインク
タンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用する
ことができ、同様の効果が得られるものである。
【0038】また、本発明は、インクジェット記録装置
が、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体など、他の
エネルギーを用いる記録手段を使用するものである場合
にも適用することができ、同様の効果が得られるもので
ある。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、複数の吐出口を有する記録手段から
被記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェット
記録装置において、記録手段の吐出口の吸引回復を少な
くとも2種類の異なった吸引圧で行う構成としたので、
複数の吐出口を吸引回復するときの全吐出口の回復性を
向上させ、吸引回復におけるインクの浪費を抑えること
が可能なインクジェット記録装置が提供される。
【0040】請求項2〜4の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、複数の吐出口が列を成して配列さ
れ、吸引圧が配列方向で異なる構成、吐出口の列の端部
になるほど吸引圧が大きく、中央部になるほど吸引圧が
小さい構成、あるいは、吐出口の列の端部と中央部とで
異なるキャッピング手段を用いて吸引回復を行う構成と
したので、一層効率よく、複数の吐出口を吸引回復する
ときの全吐出口の回復性を向上させ、吸引回復における
インクの浪費を抑えることが可能なインクジェット記録
装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の第
1実施例の一実施例をフロントカバーを外して示す模式
的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図3】図1中の記録手段の吐出口面を拡大して示す模
式的斜視図である。
【図4】図3中の平面Pで記録手段を断面して液室の構
造を示す模式的縦断面図である。
【図5】本発明を適用したインクジェット記録装置の第
1実施例の要部としてのキャッピングユニットを含む回
復系の構成を示す模式的斜視図である。
【図6】図5中のポンプユニットの模式的側面図であ
る。
【図7】図5及び図6の第1実施例により各キャップ内
に発生する負圧吸引力の状態を示すグラフである。
【図8】図5及び図6の第1実施例における吸引回復動
作時の記録手段の液室内のインク流を示す記録手段の模
式的縦断面図である。
【図9】本発明を適用したインクジェット記録装置の第
2実施例の要部としてのキャッピングユニットを示す模
式的斜視図である。
【図10】図9のキャッピングユニットの各キャップ及
び各ポンプユニットの動作シーケンスの一例を示すタイ
ムチャートである。
【図11】本発明を適用したインクジェット記録装置の
第3実施例の要部としてのキャッピングユニットを示す
模式的斜視図である。
【図12】図11の第3実施例によりキャップの各領域
に発生する負圧吸引力の状態を示すグラフである。
【図13】本発明を適用したインクジェット記録装置の
第4実施例の要部としてのキャッピングユニットを示す
模式的斜視図である。
【図14】本発明を適用したインクジェット記録装置の
第4実施例の要部としての記録手段の吐出口面を拡大し
て示す模式的正面図である。
【図15】図13のキャップ移動させることで図14中
の各吐出口に作用する負圧(吸引圧)を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 記録手段(ヘッドカートリッジ) 2 キャリッジ(キャリッジユニット) 3 ホルダ 4 カートリッジ固定レバー 5 キャリッジモータ 6 ガイドシャフト 9 ホームポジションセンサ 10 遮光板 12 ホームポジション・ユニット 13 排紙ローラ 14 予備吐出受け 81 吐出口面 82 吐出口 83 液室(共通液室) 85 電気熱変換体 100 吐出口の列 101、103 吐出口列の端部を密閉するキャップ 102 吐出口列の中央部を密閉するキャップ 104、105、106 チューブ 107 ポンプユニット 108 コロ 150 ローラ 116、117 リブ 118、119 連通口 120 チューブ 130 キャップ 140 キャップ 141 チューブ 142 吐出口の列 143 窪み S 平坦な領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田鹿 博司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 石川 尚 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 今野 裕司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 前田 哲宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 村上 修一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA15 EA27 EC22 EC32 EC51 FA03 JA13 JC08 JC20 KD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吐出口を有する記録手段から被
    記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェット記
    録装置において、記録手段の吐出口の吸引回復を少なく
    とも2種類の異なった吸引圧で行うことを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 複数の吐出口が列を成して配列され、
    吸引圧が配列方向で異なることを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 吐出口の列の端部になるほど吸引圧が
    大きく、中央部になるほど吸引圧が小さいことを特徴と
    する請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 吐出口の列の端部と中央部とで異なる
    キャッピング手段を用いて吸引回復を行うことを特徴と
    する請求項2又は3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段がインクを吐出するため
    に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備
    えているインクジェット記録手段であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段が前記電気熱変換体が発
    生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用
    して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請
    求項5に記載のインクジェット記録装置。
JP31334199A 1999-11-04 1999-11-04 インクジェット記録装置 Pending JP2001130030A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030466A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Brother Industries Ltd 液体噴射装置
US9586404B2 (en) 2013-12-26 2017-03-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus

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JP2012030466A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Brother Industries Ltd 液体噴射装置
US9586404B2 (en) 2013-12-26 2017-03-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus
US10071555B2 (en) 2013-12-26 2018-09-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus

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