JP2001129766A - 締結金具保持用工具 - Google Patents
締結金具保持用工具Info
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- JP2001129766A JP2001129766A JP31052799A JP31052799A JP2001129766A JP 2001129766 A JP2001129766 A JP 2001129766A JP 31052799 A JP31052799 A JP 31052799A JP 31052799 A JP31052799 A JP 31052799A JP 2001129766 A JP2001129766 A JP 2001129766A
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Abstract
どに、該締結金具に損傷を与えることのない挟持力でも
確実に固定保持できる工具を提供する。 【解決手段】 片手操作によって開閉自在に枢支された
一対の挟持部11a,11bを有し、挟持部11a,1
1bの少なくとも一方に締結金具の軸部挿通用の支受孔
14を少なくとも一つ形成しておき、他方の挟持部に
は、頭部にかかる変形力を緩和するための緩衝アダプタ
15を設けておき、該緩衝アダプタ15の挟持面で支受
孔14に支受された締結金具の頭部を押圧保持する。
Description
ト、ビス等のように、軸部の一端側に頭部を有する締結
金具の曲げ矯正を行うときにこの締結金具を固定保持す
る工具に関するものである。
等では、組立てに際して、軸部の一端側に頭部を有する
ネジやビスなどの締結金具が数多く用いられている。こ
れらの精密機器等の使用中や分解して保守しているとき
等に、締結金具の軸部に大きな外力が加わると、その軸
部が折り曲げられることがある。軸部が折れ曲がってい
ると、当該精密機器等の使用に障害が生じたり、使用不
能になってしまうことがある。このため、軸部が曲がっ
た締結金具を適宜矯正する必要が生じる。締結金具がい
わゆるツーポネジ等のように、特に小型のものである場
合の矯正は、ラジオペンチなどのような先細状のもので
軸部を挟持して行うことになるが、この場合に軸部を強
く挟持しなければ矯正作業の為の保持力が十分でない。
強く挟持すると、該軸部の外周にネジが形成されている
場合には、ネジ山を潰してしまい、ネジとしての再使用
が不可能となる。特に、金やプラチナなどの材料からフ
レームが形成されている眼鏡にあっては、その組立て部
品としてのツーポネジも同一の材料が用いられていが、
このような金やプラチナなどの柔軟な材料の場合には、
強い外力が加わると変形し易いため、どうしても挟持力
を弱くして保持する必要がある。しかし、このように弱
い挟持力で挟持しようとすると、矯正中に締結金具が滑
ったりして姿勢が安定せず、作業性が極めて悪いといっ
た問題があった。
正を行う際に、該締結金具に損傷を与えることなく且つ
確実にそれを固定保持できる締結金具保持用工具を提供
することにある。
工具は、操作者の片手操作によって開閉される一対の挟
持部を有し、一方の挟持部の所定部位には頭部を有する
締結金具の軸部を貫通させる支受孔が形成されており、
他方の挟持部は、閉操作時に前記一方の挟持部の支受孔
にその軸部が支受された前記締結金具の頭部を押圧保持
するように構成されていることを特徴とするものであ
る。
点からは、締結金具の頭部と接する他方の挟持部に、当
該締結金具の頭部が押圧されているときに当該頭部に作
用する変形力を緩和するための緩衝アダプタを装着す
る。一方の挟持部のうち前記他方の挟持部を臨む部位
に、その軸部が前記支受孔に支受された締結金具の頭部
の一部を収容するための収容空間を形成しておくことに
より、締結金具の取り扱い(工具への装着等)がより容
易になる。
先端部の枢軸を介して連結され、操作者の片手操作によ
って開閉される一対の挟持部を有するものである。一方
の挟持部には、頭部を有する締結金具の軸部を貫通させ
る異なる内径の複数の支受孔が形成されている。他方の
挟持部は、閉操作時にいずれかの支受孔にその軸部が支
受された締結金具の頭部を押圧保持するように構成され
ている。
先端部の枢軸を介して連結され、操作者の片手操作によ
って開閉される一対の挟持部を有するものである。一方
の挟持部には、頭部を有する締結金具の軸部を貫通させ
る異なる内径の複数の支受孔が形成されており、他方の
挟持部のうち前記複数の支受孔の各々を臨む部位には、
当該支受孔にその軸部が支受された前記締結金具の頭部
の一部を収容するとともに、当該頭部に作用する変形力
を緩和するための緩衝アダプタが装着されており、この
緩衝アダプタを介して締結金具の頭部を押圧保持するよ
うに構成されていることを特徴とする。好ましい実施の
態様としては、前記一方の挟持部のうち前記他方の挟持
部を臨む部位に、その軸部が前記支受孔に支受された締
結金具の頭部の一部を収容するための収容空間が形成さ
れている。
具の実施の形態を説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る
締結金具保持用工具1の外観斜視図である。この締結金
具保持用工具1は、一般的なペンチ(プライヤ)と同
様、操作者が片手で操作する一対の脚部10a,10b
と、挟持部11a,11bとを有する。脚部10aと挟
持部11a、脚部10bと挟持部11bは、それぞれ一
体的に形成されており、その会合部位において交差し、
かつ、枢軸16を介して相対的に回動可能(開閉操作可
能)となるように枢支されている。なお、以下の説明で
は、挟持部11aを下側挟持部、挟持部11bを上側挟
持部と称する場合がある。
脂被膜体等により握り部12a,12bが設けられてい
る。
板部13が形成されている。図2は、この平板部13の
断面構造図である。平板部13の中央には、肉厚方向に
ネジNを挿通支受するための支受孔14が形成されてい
る。この支受孔14の径寸法は、保持対象とする締結金
具(図示においてはネジN)の外径寸法によって決定さ
れる。支受孔14は、ネジNの軸部に対応した空間のみ
を形成しても良いが、図2に示されるように、上側挟持
部11bの内側、すなわち下側挟持部11aを臨む部位
に、その軸部が支受孔14に支受された締結金具の頭部
の一部を収容するための収容空間(以下、「広径部」)
14aを形成し、ネジNを押圧保持するときは、この広
径部14a内にネジNの頭部の一部が収容され、残部が
露出するようにしても良い。このようにすれば、ネジN
の正しい位置への装着が容易になる。なお、広径部14
aの形状をネジNの頭部と同一形状にし、この頭部を全
部収容するようにしても良い。
受孔14を1つ形成したものを図示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、同一あるいは異なる内径
の支受孔14を複数形成しておいても良い。
向する面(以下、「挟持面」)は、偏平状に形成されて
おり、閉操作時に、ほぼ同一形状の下側挟持部11aの
対向挟持面と面接触するようになっている。
を覆う形状の表面部を有する緩衝アダプタ15が装着さ
れている。この緩衝アダプタ15を装着するか否かは任
意であるが、装着されている場合には、その表面部が挟
持面となる。この緩衝アダプタ15は、例えば硬質セル
ロイドなどの合成樹脂から成り、ネジNの頭部を押圧保
持するときに、該頭部を柔軟に保持して当該頭部に作用
する変形力を緩和するものである。これにより、ネジN
の頭部が潰れる事態を防止することができる。また、特
に図示していないが、緩衝アダプタ15の挟持面であっ
てネジNの頭部が対応する部位に、該ネジNの頭部を収
容する凹部を形成しておいても良い。
1の使用状態を説明する。ここでは、支受孔14aに広
径部14aを形成していないものとして説明する。ま
ず、図1に示されるように、曲がっているネジNの先端
を上側挟持部11aの支受孔14の挟持面側から挿通す
る。この状態を図3に示す。
閉操作すると、図4に示すように、ネジNが両挟持部1
1a,11bによって挟持される。このとき、ネジNの
頭部は緩衝アダプタ15によって押圧保持され、軸部は
挟持部11bの支受孔14で支受される。この状態で、
図5および図6に示すように、他の工具、例えばラジオ
ペンチ5でネジNの曲げ矯正を行う。
用工具1を用いることにより、締結金具の曲がった軸部
を矯正する際に、操作者が片手操作によって簡単かつ確
実に締結金具を保持することができるので、作業性がよ
くなる利点がある。
施形態に係る締結金具保持用工具の外観斜視図である。
この締結金具保持用工具3は、2本の脚部30a,30
bを有し、先端側において枢軸36を介して回動(開
閉)自在に連結されている。脚部30a,30bの自由
端側にはそれぞれ合成樹脂被膜等により握り部32a,
32bが設けられている。脚部30a,30bは、第1
の実施形態における挟持部11a,11bを兼ね備える
ものである。
5が装着される。この緩衝アダプタ35は、第1実施形
態で説明した緩衝アダプタ15と同様のもので、ネジの
頭部を押圧保持したときに該頭部に加わる変形力を緩和
して頭部が潰れないようにするものである。
アダプタ35には、所定の間隔をおいて肉厚方向にネジ
Nを挿通支受するための支受孔341,342,343
が形成されている。これらの支受孔341,342,3
43の径寸法は、保持対象とする締結金具の外径寸法に
よって決定されるものである。各支受孔34の形状及び
サイズは、それぞれ同一であっても良く、互いに異なる
ものであっても良い。同一形状等の場合は、同一の径寸
法のネジを同時に複数保持できる利点がある。互いに異
なる形状等の場合は、一つの締結金具保持用工具3で複
数種類のネジを選択的に保持できる利点がある。
た緩衝アダプタ35の、支受孔341,342,343
の各々を臨む部位には、支受孔341,342,343
にその軸部が支受された締結金具の頭部の一部を収容す
るための収容空間(「広径部」)344、345(実際
にはもう一つ存在するが、図7では省略されている)が
形成されている。
用方法は、概ね第1実施形態の締結金具保持用工具1の
場合と同様となる。
用工具3を用いることにより、締結金具の曲がった軸部
を矯正する際に、片手操作によって簡単かつ確実に締結
金具を保持することができるので、作業性がよくなる利
点がある。また、複数の締結金具に対応できるようにし
たので、作業効率の向上も期待される。
42,343を脚部30a及びその表面部の緩衝アダプ
タ35に形成し、脚部30b及びその表面部の緩衝アダ
プタ35には、各支受孔341、342,343に対応
して広径部344,345を形成した構造について説明
したが、各支受孔341、342,343を図2のよう
に広径部を含む形状にすれば、脚部30b側の広径部3
44,345は、必ずしも必要ではない。この場合、緩
衝アダプタ35も脚部30b側だけに装着するようにし
ても良い。
342,343を形成した場合の例について説明した
が、単一の支受孔を形成するようにしても良い。複数の
支受孔341、342,343を形成する場合であって
も、その配置は必ずしも図7のような例に限定されるも
のではなく、任意に設計できるものである。
によれば、締結金具の軸部の曲げ矯正を行う際に、該締
結金具に損傷を与えることなく且つ確実にそれを固定保
持できる締結金具保持用工具が得られる。
具の外観斜視図。
持部先端の側面断面図。
を示した説明図。
を示した説明図。
を示した説明図。
を示した説明図。
具の外観斜視図。
空間) 15,35 緩衝アダプタ 16,36 枢軸
Claims (6)
- 【請求項1】 操作者の片手操作によって開閉される一
対の挟持部を有し、 一方の挟持部の所定部位には頭部を有する締結金具の軸
部を貫通させる支受孔が形成されており、 他方の挟持部は、閉操作時に前記一方の挟持部の支受孔
にその軸部が支受された前記締結金具の頭部を押圧保持
するように構成されていることを特徴とする、 締結金具保持用工具。 - 【請求項2】 前記締結金具の頭部と接する他方の挟持
部に、当該締結金具の頭部が押圧されているときに当該
頭部に作用する変形力を緩和するための緩衝アダプタが
装着されていることを特徴とする、 請求項1記載の締結金具保持用工具。 - 【請求項3】 前記一方の挟持部のうち前記他方の挟持
部を臨む部位に、その軸部が前記支受孔に支受された締
結金具の頭部の一部を収容するための収容空間が形成さ
れていることを特徴とする、 請求項1又は2記載の締結金具保持用工具。 - 【請求項4】 その先端部の枢軸を介して連結され、操
作者の片手操作によって開閉される一対の挟持部を有
し、 一方の挟持部には、頭部を有する締結金具の軸部を貫通
させる異なる内径の複数の支受孔が形成されており、 他方の挟持部は、閉操作時にいずれかの支受孔にその軸
部が支受された締結金具の頭部を押圧保持するように構
成されていることを特徴とする、締結金具保持用工具。 - 【請求項5】 その先端部の枢軸を介して連結され、操
作者の片手操作によって開閉される一対の挟持部を有
し、 一方の挟持部には、頭部を有する締結金具の軸部を貫通
させる異なる内径の複数の支受孔が形成されており、 他方の挟持部のうち前記複数の支受孔の各々を臨む部位
には、当該支受孔にその軸部が支受された前記締結金具
の頭部の一部を収容するとともに、当該頭部に作用する
変形力を緩和するための緩衝アダプタが装着されてお
り、この緩衝アダプタを介して締結金具の頭部を押圧保
持するように構成されていることを特徴とする、 締結金具保持用工具。 - 【請求項6】 前記一方の挟持部のうち前記他方の挟持
部を臨む部位に、その軸部が前記支受孔に支受された締
結金具の頭部の一部を収容するための収容空間が形成さ
れていることを特徴とする、 請求項記4又は5載の締結金具保持用工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31052799A JP3776270B2 (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 締結金具保持用工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31052799A JP3776270B2 (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 締結金具保持用工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001129766A true JP2001129766A (ja) | 2001-05-15 |
JP3776270B2 JP3776270B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
ID=18006315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31052799A Expired - Fee Related JP3776270B2 (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 締結金具保持用工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3776270B2 (ja) |
-
1999
- 1999-11-01 JP JP31052799A patent/JP3776270B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3776270B2 (ja) | 2006-05-17 |
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