JP2001128844A - 皮むき器 - Google Patents
皮むき器Info
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- JP2001128844A JP2001128844A JP31781599A JP31781599A JP2001128844A JP 2001128844 A JP2001128844 A JP 2001128844A JP 31781599 A JP31781599 A JP 31781599A JP 31781599 A JP31781599 A JP 31781599A JP 2001128844 A JP2001128844 A JP 2001128844A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業者の腕等にかかる負担を低減でき、作業
効率が向上する皮むき器を提供する。 【解決手段】 皮むき器1は、野菜や果物の表皮を手作
業で剥くためのものであって、把手として機能する把持
部材4と、この把持部材4に軸支され所定範囲内で回動
可能な支持部材3と、この支持部材3に支持されるとと
もに、直線状の刃6を有する刃部材2とを具備する。そ
して、作業者の腕Uの回転によって刃部材2の刃6を上
下に移動させることを可能とする。
効率が向上する皮むき器を提供する。 【解決手段】 皮むき器1は、野菜や果物の表皮を手作
業で剥くためのものであって、把手として機能する把持
部材4と、この把持部材4に軸支され所定範囲内で回動
可能な支持部材3と、この支持部材3に支持されるとと
もに、直線状の刃6を有する刃部材2とを具備する。そ
して、作業者の腕Uの回転によって刃部材2の刃6を上
下に移動させることを可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮むき器に関する
ものであり、特に、野菜や果物の表皮を手作業によって
容易に剥くことができる皮むき器に関するものである。
ものであり、特に、野菜や果物の表皮を手作業によって
容易に剥くことができる皮むき器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ジャガイモやリンゴ等の表皮
を剥くことができる簡易な皮むき器として、図6に示す
ものが知られている。この皮むき器30は、直線状の刃
31aを有する刃部材31と、刃部材31の両端を支持
する支持部材32と、把手として機能する把持部材33
とから構成されている。そして、支持部材32と把持部
材33とは、合成樹脂等の材料により一体成形されてい
る。この皮むき器30によれば、把持部材32を手で握
り、刃31aをジャガイモやリンゴ等の表皮に当てた状
態で皮むき器30を軽く引くことにより、容易に表皮を
剥くことができる。
を剥くことができる簡易な皮むき器として、図6に示す
ものが知られている。この皮むき器30は、直線状の刃
31aを有する刃部材31と、刃部材31の両端を支持
する支持部材32と、把手として機能する把持部材33
とから構成されている。そして、支持部材32と把持部
材33とは、合成樹脂等の材料により一体成形されてい
る。この皮むき器30によれば、把持部材32を手で握
り、刃31aをジャガイモやリンゴ等の表皮に当てた状
態で皮むき器30を軽く引くことにより、容易に表皮を
剥くことができる。
【0003】また、刃部材31を支持する構成として、
刃部材31の両端に形成された取付軸(図示しない)
を、支持部材32に穿設された受孔32aに挿入される
ようにしたものがある。つまり、刃部材31は、その両
端に形成された取付軸によって回動可能な状態に支持さ
れている。なお、支持部材32の受孔32aの近傍に
は、刃部材31の回動範囲を制限するストッパー34が
形成されている。したがって、これによれば、把持部材
32が同じ方向を向いていても、表皮の表面形状に応じ
て刃部材31の回動角度、すなわち刃31aの角度が所
定範囲内で変化するため、例えば、リンゴのように球面
形状ものや、ジャガイモのように表面に凹凸形状を有す
るものであっても、表面の形状に沿って表皮を剥くこと
ができる。
刃部材31の両端に形成された取付軸(図示しない)
を、支持部材32に穿設された受孔32aに挿入される
ようにしたものがある。つまり、刃部材31は、その両
端に形成された取付軸によって回動可能な状態に支持さ
れている。なお、支持部材32の受孔32aの近傍に
は、刃部材31の回動範囲を制限するストッパー34が
形成されている。したがって、これによれば、把持部材
32が同じ方向を向いていても、表皮の表面形状に応じ
て刃部材31の回動角度、すなわち刃31aの角度が所
定範囲内で変化するため、例えば、リンゴのように球面
形状ものや、ジャガイモのように表面に凹凸形状を有す
るものであっても、表面の形状に沿って表皮を剥くこと
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の皮むき
器30によれば、ジャガイモやリンゴ等の表皮を容易に
剥くことができるものの、皮むき作業をある程度連続し
て行うと、作業者の腕や肩に負担がかかり、作業を行う
ことが苦痛となることがあった。具体的に説明すると、
従来の皮むき器30では、刃部材31の刃31aは、把
持部材32の長手方向に対して垂直状態となるように支
持されていた。そして、作業者が把持部材32を手の平
で包むように握ると、把持部材32の長手方向が作業者
の腕Uの延長線上に略一致することから、上記のもので
は、刃部材31の刃31aが作業者の腕Uに対して略垂
直となる。つまり、リンゴ等の表皮を剥くために、矢印
Aのように刃部材31の刃31aを上から下へ移動させ
る場合には、作業者は矢印Bのように、自分の腕Uを上
から下へ移動させなければならなかった。すなわち、表
皮を全て剥くときのように、表皮を上から下へ剥くとい
う作業を繰返し行う際には、作業者は腕を上下に往復運
動させなければならず、作業者の腕や肩に負担がかかっ
ていた。
器30によれば、ジャガイモやリンゴ等の表皮を容易に
剥くことができるものの、皮むき作業をある程度連続し
て行うと、作業者の腕や肩に負担がかかり、作業を行う
ことが苦痛となることがあった。具体的に説明すると、
従来の皮むき器30では、刃部材31の刃31aは、把
持部材32の長手方向に対して垂直状態となるように支
持されていた。そして、作業者が把持部材32を手の平
で包むように握ると、把持部材32の長手方向が作業者
の腕Uの延長線上に略一致することから、上記のもので
は、刃部材31の刃31aが作業者の腕Uに対して略垂
直となる。つまり、リンゴ等の表皮を剥くために、矢印
Aのように刃部材31の刃31aを上から下へ移動させ
る場合には、作業者は矢印Bのように、自分の腕Uを上
から下へ移動させなければならなかった。すなわち、表
皮を全て剥くときのように、表皮を上から下へ剥くとい
う作業を繰返し行う際には、作業者は腕を上下に往復運
動させなければならず、作業者の腕や肩に負担がかかっ
ていた。
【0005】そこで、本発明は、作業者の腕等にかかる
負担を低減でき、作業効率が向上する皮むき器の提供を
課題とするものである。
負担を低減でき、作業効率が向上する皮むき器の提供を
課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
皮むき器は、手で持って野菜あるいは果物の表皮を剥く
皮むき器であって、把手として機能する把持部材と、該
把持部材に軸支され所定範囲内で回動可能な支持部材
と、該支持部材に支持されるとともに、直線状の刃を有
する刃部材とを具備するものである。
皮むき器は、手で持って野菜あるいは果物の表皮を剥く
皮むき器であって、把手として機能する把持部材と、該
把持部材に軸支され所定範囲内で回動可能な支持部材
と、該支持部材に支持されるとともに、直線状の刃を有
する刃部材とを具備するものである。
【0007】したがって、請求項1の発明の皮むき器に
よれば、作業者が把持部材を手の平で包むように握る
と、把持部材の長手方向が作業者の腕(肘と手首の間)
の延長線上に略一致する。そこで、把持部材に対して支
持部材を回動させると、把持部材の長手方向、すなわち
作業者の腕の向きに対して刃の相対角度が変化する。
よれば、作業者が把持部材を手の平で包むように握る
と、把持部材の長手方向が作業者の腕(肘と手首の間)
の延長線上に略一致する。そこで、把持部材に対して支
持部材を回動させると、把持部材の長手方向、すなわち
作業者の腕の向きに対して刃の相対角度が変化する。
【0008】そして、作業者の腕の向きに対して、刃を
斜め状態あるいは略並行状態とすることにより、作業者
の腕(肘と手首の間)の回転(ひねり)によって刃部材
の刃を上下に移動させることが可能となる。すなわち、
腕の上下方向への運動量が少なくなる。
斜め状態あるいは略並行状態とすることにより、作業者
の腕(肘と手首の間)の回転(ひねり)によって刃部材
の刃を上下に移動させることが可能となる。すなわち、
腕の上下方向への運動量が少なくなる。
【0009】従来の皮むき器を使用する場合と、本願発
明の皮むき器を使用する場合とにおける、作業者の負担
の違いは、団扇(うちわ)で風を送る場合における使用
者の負担に譬えると容易に理解することができる。つま
り、従来の皮むき器を使って表皮を剥くという動作は、
団扇を使って向い合う人に風を送る場合と同様であり、
腕を上下に振らなければその目的を達成することができ
ない。そして、この運動は腕に大きな負担を与える。こ
れに対し、本願発明の皮むき器を使って表皮を剥くとい
う動作は、団扇を使って自分に風を送る場合と同様であ
り、腕を回転する(ひねる)ことにより、その目的を達
成することができる。そして、この動作は腕に負担がか
からず、継続して行っても疲労は現れない。
明の皮むき器を使用する場合とにおける、作業者の負担
の違いは、団扇(うちわ)で風を送る場合における使用
者の負担に譬えると容易に理解することができる。つま
り、従来の皮むき器を使って表皮を剥くという動作は、
団扇を使って向い合う人に風を送る場合と同様であり、
腕を上下に振らなければその目的を達成することができ
ない。そして、この運動は腕に大きな負担を与える。こ
れに対し、本願発明の皮むき器を使って表皮を剥くとい
う動作は、団扇を使って自分に風を送る場合と同様であ
り、腕を回転する(ひねる)ことにより、その目的を達
成することができる。そして、この動作は腕に負担がか
からず、継続して行っても疲労は現れない。
【0010】そして、本願発明の皮むき器では、把持部
材に対して刃部材の刃を任意の角度に設定することが可
能であるため、個々の使用者の手の動きに対応して角度
を設定することにより、作業者の腕等における負担が確
実に低減する。
材に対して刃部材の刃を任意の角度に設定することが可
能であるため、個々の使用者の手の動きに対応して角度
を設定することにより、作業者の腕等における負担が確
実に低減する。
【0011】請求項2の発明にかかる皮むき器は、請求
項1に記載の皮むき器において、前記把持部材の長手方
向に対して、前記刃部材の刃が左右両側に傾斜可能に前
記支持部材の回動範囲が定められているものである。
項1に記載の皮むき器において、前記把持部材の長手方
向に対して、前記刃部材の刃が左右両側に傾斜可能に前
記支持部材の回動範囲が定められているものである。
【0012】したがって、請求項2の発明の皮むき器に
よれば、請求項1の発明の皮むき器の作用に加え、把持
部材に対して、支持部材を左側に回動させると、刃部材
が作業者の腕よりも左側に位置する。つまり、右手で皮
むき器を持ち、左手で果物や野菜を固定した状態で、表
皮をむくことが可能となる。
よれば、請求項1の発明の皮むき器の作用に加え、把持
部材に対して、支持部材を左側に回動させると、刃部材
が作業者の腕よりも左側に位置する。つまり、右手で皮
むき器を持ち、左手で果物や野菜を固定した状態で、表
皮をむくことが可能となる。
【0013】一方、把持部材に対して、支持部材を右側
に回動させると、刃部材が作業者の腕よりも右側に位置
する。つまり、左手で皮むき器を持ち、右手で果物や野
菜を固定した状態で、表皮をむくことが可能となる。
に回動させると、刃部材が作業者の腕よりも右側に位置
する。つまり、左手で皮むき器を持ち、右手で果物や野
菜を固定した状態で、表皮をむくことが可能となる。
【0014】請求項3の発明にかかる皮むき器は、請求
項1または請求項2のいずれかに記載の皮むき器におい
て、前記把持部材に対して、前記支持部材を所望の回動
位置で係止状態にする係止手段をさらに備えるものであ
る。ここで、「係止手段」としては、例えば、支持部材
または把持部材の一方に窪みを形成するとともに、他方
に突起を形成し、窪みと突起との係合により回動を停止
させるようにしてもよい。
項1または請求項2のいずれかに記載の皮むき器におい
て、前記把持部材に対して、前記支持部材を所望の回動
位置で係止状態にする係止手段をさらに備えるものであ
る。ここで、「係止手段」としては、例えば、支持部材
または把持部材の一方に窪みを形成するとともに、他方
に突起を形成し、窪みと突起との係合により回動を停止
させるようにしてもよい。
【0015】したがって、請求項3の発明の皮むき器に
よれば、請求項1または請求項2の発明の皮むき器の作
用に加え、係止手段により、刃部材の刃と把持部材との
相対角度が所望の角度になった位置で、支持部材を把持
部材に固定させることが可能となる。つまり、刃部材が
所望の角度に保持された状態で皮むきが行われる。
よれば、請求項1または請求項2の発明の皮むき器の作
用に加え、係止手段により、刃部材の刃と把持部材との
相対角度が所望の角度になった位置で、支持部材を把持
部材に固定させることが可能となる。つまり、刃部材が
所望の角度に保持された状態で皮むきが行われる。
【0016】請求項4の発明にかかる皮むき器は、請求
項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の皮むき器にお
いて、前記把持部材または前記支持部材のうち、一方の
部材の端部から延設された板状の挿入片と、該挿入片の
表面及び裏面から突出する軸部と、前記把持部材または
前記支持部材のうち、他方の部材の端部から延設され、
前記挿入片を挟む2枚の挟み片と、該挟み片に穿設され
前記軸部が挿入される孔部とをさらに備えるものであ
る。
項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の皮むき器にお
いて、前記把持部材または前記支持部材のうち、一方の
部材の端部から延設された板状の挿入片と、該挿入片の
表面及び裏面から突出する軸部と、前記把持部材または
前記支持部材のうち、他方の部材の端部から延設され、
前記挿入片を挟む2枚の挟み片と、該挟み片に穿設され
前記軸部が挿入される孔部とをさらに備えるものであ
る。
【0017】したがって、請求項4の発明の皮むき器に
よれば、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明の皮む
き器の作用に加え、支持部材または把持部材の一方の端
部に成形された挿入片を、他方の端部に形成された2枚
の挟み片で挟み、さらに、軸部を孔部に嵌合させること
により、支持部材が把持部材に軸支される。
よれば、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明の皮む
き器の作用に加え、支持部材または把持部材の一方の端
部に成形された挿入片を、他方の端部に形成された2枚
の挟み片で挟み、さらに、軸部を孔部に嵌合させること
により、支持部材が把持部材に軸支される。
【0018】請求項5の発明にかかる皮むき器は、請求
項4に記載の皮むき器において、前記挟み片は弾性変形
可能な部材であり、前記軸部は前記挿入片の端部側ほど
突出量が小さくなるように、先端面が傾斜しているもの
である。
項4に記載の皮むき器において、前記挟み片は弾性変形
可能な部材であり、前記軸部は前記挿入片の端部側ほど
突出量が小さくなるように、先端面が傾斜しているもの
である。
【0019】したがって、請求項5の発明の皮むき器に
よれば、請求項4の発明の皮むき器の作用に加え、挿入
片と軸部の先端面との段差は、挿入片の端部側が最も小
さく、内方に向かって徐々に大きいため、挿入片を挟み
片の間に挿入する際には、段差の影響をあまり受けるこ
となく、軸部の先端面の傾斜に沿って挟み片の間隔が徐
々に広がり、比較的容易に挿入される。そして、軸部が
孔部に嵌合されると、挟み片を外方に押圧する付勢力が
なくなるため、挟み片の間隔は元の状態に戻り、支持部
材が把持部材に軸支される。一方、軸部が孔部に嵌合さ
れた後は、挿入片と軸部の先端面との段差の影響を受け
簡単には外れない。
よれば、請求項4の発明の皮むき器の作用に加え、挿入
片と軸部の先端面との段差は、挿入片の端部側が最も小
さく、内方に向かって徐々に大きいため、挿入片を挟み
片の間に挿入する際には、段差の影響をあまり受けるこ
となく、軸部の先端面の傾斜に沿って挟み片の間隔が徐
々に広がり、比較的容易に挿入される。そして、軸部が
孔部に嵌合されると、挟み片を外方に押圧する付勢力が
なくなるため、挟み片の間隔は元の状態に戻り、支持部
材が把持部材に軸支される。一方、軸部が孔部に嵌合さ
れた後は、挿入片と軸部の先端面との段差の影響を受け
簡単には外れない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
皮むき器について図1乃至図5に基づき説明する。図1
乃至図4は本発明の一実施形態である皮むき器の構成を
示す図面であり、図1は平面図、図2は側面図、図3は
断面図、図4は分解斜視図である。また、図5はこの皮
むき器の使用状態を説明するための説明図である。本実
施形態の皮むき器1は、野菜や果物の表皮を手作業で剥
くためのものであり、主な構成として、刃部材2、支持
部材3、及び把持部材4を具備している。
皮むき器について図1乃至図5に基づき説明する。図1
乃至図4は本発明の一実施形態である皮むき器の構成を
示す図面であり、図1は平面図、図2は側面図、図3は
断面図、図4は分解斜視図である。また、図5はこの皮
むき器の使用状態を説明するための説明図である。本実
施形態の皮むき器1は、野菜や果物の表皮を手作業で剥
くためのものであり、主な構成として、刃部材2、支持
部材3、及び把持部材4を具備している。
【0021】刃部材2は、ステンレス製の板材から形成
されており、幅方向の略中央で屈曲され、断面(図3に
示す)が「く」の字形の形状を呈している。刃部材2の
中央には、長手方向に沿って長孔状の開口5が穿設され
ており、この開口5に臨む刃部材2の内周縁のうち、所
定の辺(図1においては開口5の上側の辺)には、開口
5に向かって先の尖った刃6が直線状に形成されてい
る。また、刃部材2は、その両端から取付軸7が突出し
ており、この取付軸7を介して支持部材3に支持されて
いる。
されており、幅方向の略中央で屈曲され、断面(図3に
示す)が「く」の字形の形状を呈している。刃部材2の
中央には、長手方向に沿って長孔状の開口5が穿設され
ており、この開口5に臨む刃部材2の内周縁のうち、所
定の辺(図1においては開口5の上側の辺)には、開口
5に向かって先の尖った刃6が直線状に形成されてい
る。また、刃部材2は、その両端から取付軸7が突出し
ており、この取付軸7を介して支持部材3に支持されて
いる。
【0022】支持部材3は、クワガタの頭部をイメージ
させるような外観を呈しており、刃部材2を支持するた
めの支持部9と、把持部材4を連結させるための連結部
10と、ジャガイモ等の芽をくり貫くための芽取り部1
1とを有している。具体的には、支持部9は、円弧状の
部分であり、その先端付近には受孔12が穿設されてお
り、この受孔12に刃部材2の取付軸7が挿入されてい
る。つまり、刃部材2は、支持部材3に対して回動可能
に支持されている。なお、支持部9の受孔12の近傍に
は、内方向に突出するストッパー13(図3に示す)が
形成されており、これにより刃部材2の回動範囲が制限
されている。
させるような外観を呈しており、刃部材2を支持するた
めの支持部9と、把持部材4を連結させるための連結部
10と、ジャガイモ等の芽をくり貫くための芽取り部1
1とを有している。具体的には、支持部9は、円弧状の
部分であり、その先端付近には受孔12が穿設されてお
り、この受孔12に刃部材2の取付軸7が挿入されてい
る。つまり、刃部材2は、支持部材3に対して回動可能
に支持されている。なお、支持部9の受孔12の近傍に
は、内方向に突出するストッパー13(図3に示す)が
形成されており、これにより刃部材2の回動範囲が制限
されている。
【0023】また、連結部10は、2枚の挟み辺15,
15と、各挟み辺15を貫通する孔部16とから構成さ
れている。2枚の挟み辺15,15は間隔を介して互い
に対向しており、互いに反発する方向に力を加えると、
挟み辺15が弾性変形し互いの間隔が広がる。また、一
方の挟み辺15の内側の面には、小突起17が形成され
ている(図4参照)。なお、芽取り部11は、U字形の
形状を呈しており、支持部9の両側の側面から外方向に
突出している。
15と、各挟み辺15を貫通する孔部16とから構成さ
れている。2枚の挟み辺15,15は間隔を介して互い
に対向しており、互いに反発する方向に力を加えると、
挟み辺15が弾性変形し互いの間隔が広がる。また、一
方の挟み辺15の内側の面には、小突起17が形成され
ている(図4参照)。なお、芽取り部11は、U字形の
形状を呈しており、支持部9の両側の側面から外方向に
突出している。
【0024】支持部材3に連結される把持部材4は、ク
ワガタの体をイメージさせるような外観を呈しており、
支持部材3を連結させるための連結部18と、把手とし
て機能する握り部19と、山葵や生姜をすりおろすため
のオロシ部20とを有している。具体的には、把持部材
4の連結部18は、半円板状の挿入片21と、挿入片2
1の表面及び裏面から突出する円形の軸部22とから構
成されている。そして、挿入片21の板厚は、2枚の挟
み辺15,15の間隔とほぼ一致する長さであり、軸部
22の直径は、孔部16の内径より僅かに小さくなって
いる。つまり、挿入片21が2枚の挟み辺15,15の
間に挿入され、軸部22と孔部16とが嵌合することに
より、支持部材3が把持部材4に対して回動可能に支持
されている。
ワガタの体をイメージさせるような外観を呈しており、
支持部材3を連結させるための連結部18と、把手とし
て機能する握り部19と、山葵や生姜をすりおろすため
のオロシ部20とを有している。具体的には、把持部材
4の連結部18は、半円板状の挿入片21と、挿入片2
1の表面及び裏面から突出する円形の軸部22とから構
成されている。そして、挿入片21の板厚は、2枚の挟
み辺15,15の間隔とほぼ一致する長さであり、軸部
22の直径は、孔部16の内径より僅かに小さくなって
いる。つまり、挿入片21が2枚の挟み辺15,15の
間に挿入され、軸部22と孔部16とが嵌合することに
より、支持部材3が把持部材4に対して回動可能に支持
されている。
【0025】なお、図3に示すように、軸部22の先端
面22aは挿入片21の表面または裏面に対して並行で
はなく、挿入片21の端部側ほど低くなるように傾斜し
ている。つまり、挿入片21と軸部22の先端面22a
との段差は、挿入片21の端部側が最も小さく、内方に
向かって徐々に大きくなっている。このため、挿入片2
1を2枚の挟み片15,15の間に挿入する際には、段
差の影響をあまり受けることなく、軸部22の先端面の
傾斜に沿って挟み片15の間隔が徐々に広がりながら、
比較的容易に挿入される。そして、軸部22が孔部16
に嵌合されると、挟み片15を外方に押圧する付勢力が
なくなるため、2枚の挟み片15の間隔は弾性力により
元の状態に戻り、支持部材3が把持部材4に軸支され
る。一方、軸部22が孔部16に嵌合された後は、離脱
させる方向に対して、挿入片21と軸部22の先端面2
2aとの段差が大きいため、簡単に外すことができな
い。
面22aは挿入片21の表面または裏面に対して並行で
はなく、挿入片21の端部側ほど低くなるように傾斜し
ている。つまり、挿入片21と軸部22の先端面22a
との段差は、挿入片21の端部側が最も小さく、内方に
向かって徐々に大きくなっている。このため、挿入片2
1を2枚の挟み片15,15の間に挿入する際には、段
差の影響をあまり受けることなく、軸部22の先端面の
傾斜に沿って挟み片15の間隔が徐々に広がりながら、
比較的容易に挿入される。そして、軸部22が孔部16
に嵌合されると、挟み片15を外方に押圧する付勢力が
なくなるため、2枚の挟み片15の間隔は弾性力により
元の状態に戻り、支持部材3が把持部材4に軸支され
る。一方、軸部22が孔部16に嵌合された後は、離脱
させる方向に対して、挿入片21と軸部22の先端面2
2aとの段差が大きいため、簡単に外すことができな
い。
【0026】また、挿入片21の表面には、図4に示す
ように、軸部22を中心とした円弧上に複数の窪み23
が配設されている。そして、回動させようとする操作力
が所定の力よりも小さいときは、小突起17と窪み23
との係合により固定状態が維持され、一方、操作力が所
定の力よりも大きいときは、小突起17と窪み23との
係合状態が解かれ回動する。したがって、この小突起1
7を複数の窪み23の中の所望の窪み23に係合させる
ことにより、支持部材3と把持部材4との相対角度、す
なわち刃部材2の刃6と把持部材4との相対角度が所望
の角度に位置決めされる。ここで、小突起17と複数の
窪み23とを組合わせたものが、本発明の係止手段に相
当する。
ように、軸部22を中心とした円弧上に複数の窪み23
が配設されている。そして、回動させようとする操作力
が所定の力よりも小さいときは、小突起17と窪み23
との係合により固定状態が維持され、一方、操作力が所
定の力よりも大きいときは、小突起17と窪み23との
係合状態が解かれ回動する。したがって、この小突起1
7を複数の窪み23の中の所望の窪み23に係合させる
ことにより、支持部材3と把持部材4との相対角度、す
なわち刃部材2の刃6と把持部材4との相対角度が所望
の角度に位置決めされる。ここで、小突起17と複数の
窪み23とを組合わせたものが、本発明の係止手段に相
当する。
【0027】握り部19は、手で握るための部分であ
り、周壁部分の厚さが中央部分の厚さよりも厚くなるよ
うに段差が形成されている。これにより、皮むきを行う
際の手の滑りが防止されるとともに、オロシ部20への
手の触れを防止することができる。また、握り部19の
端部付近には、引掛け用の孔24が穿設されており、皮
むき器1を使用しない際に、この孔24を使って皮むき
器1を所望の場所に吊すことが可能である。
り、周壁部分の厚さが中央部分の厚さよりも厚くなるよ
うに段差が形成されている。これにより、皮むきを行う
際の手の滑りが防止されるとともに、オロシ部20への
手の触れを防止することができる。また、握り部19の
端部付近には、引掛け用の孔24が穿設されており、皮
むき器1を使用しない際に、この孔24を使って皮むき
器1を所望の場所に吊すことが可能である。
【0028】握り部19に形成されているオロシ部20
は、複数のスリット25と、このスリット25の両側に
配設された三角錐状の削り刃26とから構成されてい
る。つまり、山葵や生姜を手で持ち、これをオロシ部2
0の上面に沿って移動させると、山葵や生姜の下面が削
り刃26によって擦りくずされ、スリット25を介して
オロシ部20の下方に落下する。
は、複数のスリット25と、このスリット25の両側に
配設された三角錐状の削り刃26とから構成されてい
る。つまり、山葵や生姜を手で持ち、これをオロシ部2
0の上面に沿って移動させると、山葵や生姜の下面が削
り刃26によって擦りくずされ、スリット25を介して
オロシ部20の下方に落下する。
【0029】次に、本実施形態の皮むき器1の使用方法
について図5に基づき説明する。この皮むき器1を用い
て野菜や果物等の表皮を剥く際には、まず、把持部材4
に対して支持部材3を所望の方向に回動させる。例え
ば、右利きの作業者であれば、図5に示すように、把持
部材4の長手方向に対して支持部材3が左側に傾斜する
ように回動させ、左利きの作業者であれば、把持部材4
の長手方向に対して支持部材3が右側に傾斜するように
回動させる。なお、支持部材3には小突起17が形成さ
れ、把持部材4には小突起17に係合する複数の窪み2
3が形成されているため、支持部材3を回動させ任意の
位置に形成された窪み23に対して小突起17を係合さ
せることにより、支持部材3と把持部材4とが所定の相
対角度となった位置で固定される。
について図5に基づき説明する。この皮むき器1を用い
て野菜や果物等の表皮を剥く際には、まず、把持部材4
に対して支持部材3を所望の方向に回動させる。例え
ば、右利きの作業者であれば、図5に示すように、把持
部材4の長手方向に対して支持部材3が左側に傾斜する
ように回動させ、左利きの作業者であれば、把持部材4
の長手方向に対して支持部材3が右側に傾斜するように
回動させる。なお、支持部材3には小突起17が形成さ
れ、把持部材4には小突起17に係合する複数の窪み2
3が形成されているため、支持部材3を回動させ任意の
位置に形成された窪み23に対して小突起17を係合さ
せることにより、支持部材3と把持部材4とが所定の相
対角度となった位置で固定される。
【0030】そして、このように、把持部材4に対して
支持部材3を任意の角度だけ回動させた後、把持部材4
を握ると、刃部材2の刃6が、作業者の腕Uの向きに対
して斜め状態あるいは略並行状態となる。このため、作
業者の腕Uを矢印Cのように回転させる(ひねる)こと
により、刃部材2の刃6を矢印Aのように上下に移動さ
せることが可能となる。すなわち、腕Uの上下方向(矢
印B)への運動量が少なくなる。
支持部材3を任意の角度だけ回動させた後、把持部材4
を握ると、刃部材2の刃6が、作業者の腕Uの向きに対
して斜め状態あるいは略並行状態となる。このため、作
業者の腕Uを矢印Cのように回転させる(ひねる)こと
により、刃部材2の刃6を矢印Aのように上下に移動さ
せることが可能となる。すなわち、腕Uの上下方向(矢
印B)への運動量が少なくなる。
【0031】このように、本実施形態の皮むき器1で
は、作業者の腕Uの向きに対して、刃6を斜め状態ある
いは略並行状態とすることができるため、作業者の腕U
の回転(ひねり)によって刃部材2の刃6を上下に移動
させることができる。すなわち、腕Uの上下方向への移
動量が少なくなることから、作業者の腕U等にかかる負
担を低減させることができる。特に、本実施形態の皮む
き器1では、把持部材4に対して刃6を任意の角度に設
定することが可能であるため、個々の使用者の手の動き
に応じて角度を設定することにより、作業者の腕U等に
おける負担を確実に低減させることができる。
は、作業者の腕Uの向きに対して、刃6を斜め状態ある
いは略並行状態とすることができるため、作業者の腕U
の回転(ひねり)によって刃部材2の刃6を上下に移動
させることができる。すなわち、腕Uの上下方向への移
動量が少なくなることから、作業者の腕U等にかかる負
担を低減させることができる。特に、本実施形態の皮む
き器1では、把持部材4に対して刃6を任意の角度に設
定することが可能であるため、個々の使用者の手の動き
に応じて角度を設定することにより、作業者の腕U等に
おける負担を確実に低減させることができる。
【0032】また、本実施形態の皮むき器1では、作業
者の腕に対して、刃部材2の刃6を左側に位置させるこ
とも、右側に位置させることも可能であるため、右利き
の作業者も左利きの作業者も同じように皮むき器1を使
用することができる。
者の腕に対して、刃部材2の刃6を左側に位置させるこ
とも、右側に位置させることも可能であるため、右利き
の作業者も左利きの作業者も同じように皮むき器1を使
用することができる。
【0033】本実施形態の皮むき器1では、支持部材3
に形成された小突起17と、把持部材4に形成された窪
み23との係合により、支持部材3を所望の角度で固定
させることができるため、皮むきを行う際の支持部材3
の振れを防止することができる。
に形成された小突起17と、把持部材4に形成された窪
み23との係合により、支持部材3を所望の角度で固定
させることができるため、皮むきを行う際の支持部材3
の振れを防止することができる。
【0034】本実施形態の皮むき器1では、支持部材3
に形成された2枚の挟み片15、15の間に、把持部材
4に形成された挿入片21が挿入され、軸部22と孔部
16との嵌合により、支持部材3が把持部材4に軸支さ
れているため、簡単な構成で、把持部材4と支持部材3
とを連結させることができる。特に、本実施形態の皮む
き器1では、挟み片15を弾性変形可能に構成するとと
もに、軸部22の先端面22aが挿入片21の端部側に
向けて低くなるように傾斜しているため、把持部材4と
支持部材3とを容易に連結させることができ、しかも連
結した後は容易に外れることはない。
に形成された2枚の挟み片15、15の間に、把持部材
4に形成された挿入片21が挿入され、軸部22と孔部
16との嵌合により、支持部材3が把持部材4に軸支さ
れているため、簡単な構成で、把持部材4と支持部材3
とを連結させることができる。特に、本実施形態の皮む
き器1では、挟み片15を弾性変形可能に構成するとと
もに、軸部22の先端面22aが挿入片21の端部側に
向けて低くなるように傾斜しているため、把持部材4と
支持部材3とを容易に連結させることができ、しかも連
結した後は容易に外れることはない。
【0035】本実施形態の皮むき器1では、支持部材3
がクワガタの頭部を、また把持部材4がクワガタの体を
イメージさせており、さらに、支持部材3を把持部材4
に対して回動させる動作が、頭部を振る様子を想像させ
ることから、使用者の好奇心を高めることができる。
がクワガタの頭部を、また把持部材4がクワガタの体を
イメージさせており、さらに、支持部材3を把持部材4
に対して回動させる動作が、頭部を振る様子を想像させ
ることから、使用者の好奇心を高めることができる。
【0036】ところで、上記実施形態の皮むき器1で
は、把持部材4と支持部材3とを連結させる手段とし
て、挟み片15及び孔部16を支持部材3に形成すると
ともに、挿入片21及び軸部22を把持部材4に形成す
るものを示したが、連結させる手段としては上記の構成
に限られるものではなく、例えば支持部材に挿入片及び
軸部を形成するとともに、把持部材に挟み片及び孔部を
形成するようにしてもよい。また、支持部材にも把持部
材にも孔部を形成し、これらの孔部に別部材である軸部
材を挿入させることにより軸支させるようにしてもよ
い。
は、把持部材4と支持部材3とを連結させる手段とし
て、挟み片15及び孔部16を支持部材3に形成すると
ともに、挿入片21及び軸部22を把持部材4に形成す
るものを示したが、連結させる手段としては上記の構成
に限られるものではなく、例えば支持部材に挿入片及び
軸部を形成するとともに、把持部材に挟み片及び孔部を
形成するようにしてもよい。また、支持部材にも把持部
材にも孔部を形成し、これらの孔部に別部材である軸部
材を挿入させることにより軸支させるようにしてもよ
い。
【0037】また、上記実施形態の皮むき器1では、把
持部材4に対して支持部材3を固定させるために、係止
手段として小突起17と窪み23とを有するものを示し
たが、例えば2つの挟み片15,15との間隔を挿入片
21の幅より僅かに狭くして、挟み片15と挿入片21
との間で生じる摺動抵抗を大きくすれば、上記のような
係止手段を省くことも可能である。
持部材4に対して支持部材3を固定させるために、係止
手段として小突起17と窪み23とを有するものを示し
たが、例えば2つの挟み片15,15との間隔を挿入片
21の幅より僅かに狭くして、挟み片15と挿入片21
との間で生じる摺動抵抗を大きくすれば、上記のような
係止手段を省くことも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の皮むき
器は、刃を、作業者の腕の向きに対して斜め、あるいは
略並行状態にできるため、作業者の腕の回転によって刃
部材の刃を上下に移動させることが可能となる。すなわ
ち、腕の上下方向への運動量が少なくなることから、作
業者の腕等にかかる負担を大幅に低減できる。特に、本
発明の皮むき器では、把持部材に対して刃部材の刃を任
意の角度に設定が可能であるため、個々の使用者の手の
動きに対応して相対角度を設定することにより、作業者
の腕等における負担を確実に低減できる。
器は、刃を、作業者の腕の向きに対して斜め、あるいは
略並行状態にできるため、作業者の腕の回転によって刃
部材の刃を上下に移動させることが可能となる。すなわ
ち、腕の上下方向への運動量が少なくなることから、作
業者の腕等にかかる負担を大幅に低減できる。特に、本
発明の皮むき器では、把持部材に対して刃部材の刃を任
意の角度に設定が可能であるため、個々の使用者の手の
動きに対応して相対角度を設定することにより、作業者
の腕等における負担を確実に低減できる。
【0039】請求項2の発明の皮むき器は、請求項1の
発明の皮むき器の効果に加えて、右利きの作業者も左利
きの作業者も同じように使用することができる。
発明の皮むき器の効果に加えて、右利きの作業者も左利
きの作業者も同じように使用することができる。
【0040】請求項3の発明の皮むき器は、請求項1ま
たは請求項2の発明の皮むき器の効果に加えて、係止手
段により、支持部材を所望の角度で固定ができ、皮むき
を行う際の支持部材の振れを防止できる。
たは請求項2の発明の皮むき器の効果に加えて、係止手
段により、支持部材を所望の角度で固定ができ、皮むき
を行う際の支持部材の振れを防止できる。
【0041】請求項4の発明の皮むき器は、請求項1乃
至請求項3の発明の皮むき器の効果に加えて、2枚の挟
み片の間に挿入片を挿入させることにより、支持部材を
把持部材に軸支できるため、簡単な構成で把持部材と支
持部材とを連結できる。
至請求項3の発明の皮むき器の効果に加えて、2枚の挟
み片の間に挿入片を挿入させることにより、支持部材を
把持部材に軸支できるため、簡単な構成で把持部材と支
持部材とを連結できる。
【0042】請求項5の発明の皮むき器は、請求項4の
発明の皮むき器の効果に加えて、把持部材と支持部材と
を容易に連結でき、しかも連結した後は外れることを確
実に防止できる。
発明の皮むき器の効果に加えて、把持部材と支持部材と
を容易に連結でき、しかも連結した後は外れることを確
実に防止できる。
【図1】本発明の一実施形態である皮むき器の構成を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態である皮むき器の構成を示
す側面図である。
す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態である皮むき器の構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態である皮むき器の構成を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態である皮むき器の使用状態
を説明するための説明図である。
を説明するための説明図である。
【図6】従来の皮むき器を説明するための説明図であ
る。
る。
1 皮むき器 2 刃部材 3 支持部材 4 把持部材 6 刃 15 挟み片 16 孔部 17 小突起(係止手段) 21 挿入片 22 軸部 22a 先端面 23 窪み(係止手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 手で持って野菜あるいは果物の表皮を剥
く皮むき器であって、 把手として機能する把持部材と、 該把持部材に軸支され所定範囲内で回動可能な支持部材
と、 該支持部材に支持されるとともに、直線状の刃を有する
刃部材とを具備することを特徴とする皮むき器。 - 【請求項2】 前記把持部材の長手方向に対して、前記
刃部材の刃が左右両側に傾斜可能に前記支持部材の回動
範囲が定められていることを特徴とする請求項1に記載
の皮むき器。 - 【請求項3】 前記把持部材に対して、前記支持部材を
所望の回動位置で係止状態にする係止手段をさらに備え
ることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか
に記載の皮むき器。 - 【請求項4】 前記把持部材または前記支持部材のう
ち、一方の部材の端部から延設された板状の挿入片と、 該挿入片の表面及び裏面から突出する軸部と、 前記把持部材または前記支持部材のうち、他方の部材の
端部から延設され、前記挿入片を挟む2枚の挟み片と、 該挟み片に穿設され前記軸部が挿入される孔部とをさら
に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
れか1つに記載の皮むき器。 - 【請求項5】 前記挟み片は弾性変形可能な部材であ
り、前記軸部は前記挿入片の端部側ほど突出量が小さく
なるように、先端面が傾斜していることを特徴とする請
求項4に記載の皮むき器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31781599A JP2001128844A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 皮むき器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31781599A JP2001128844A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 皮むき器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001128844A true JP2001128844A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18092363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31781599A Pending JP2001128844A (ja) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | 皮むき器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001128844A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014051095A1 (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-03 | 株式会社レーベン販売 | 皮むき器 |
JP2015181879A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 京セラ株式会社 | 皮むき器 |
-
1999
- 1999-11-09 JP JP31781599A patent/JP2001128844A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014051095A1 (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-03 | 株式会社レーベン販売 | 皮むき器 |
JP2015181879A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 京セラ株式会社 | 皮むき器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090512 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090929 |