JP2001127681A - アダプティブアレイ基地局による制御データの送信方法 - Google Patents
アダプティブアレイ基地局による制御データの送信方法Info
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Abstract
向上させることができ、常に最適なアダブティブアレイ
効果を発揮することが可能なアダプティブアレイ基地局
による制御データの送信方法を提供すること。また、呼
損率を減少させることが可能なアダプティブアレイ基地
局による制御データの送信方法を提供すること。 【解決手段】 報知データ及びページングデータ以外で
接続制御に必要な制御データを特定の移動体通信端末に
送信する場合にはアダプティブアレイ送信を行い、報知
データあるいはページングデータを不特定の移動体通信
端末に送信する場合にはダイバーシチ送信を行う。
Description
線基地局による制御データの送信方法であり、より具体
的にはアダプティブアレイ基地局による制御データの送
信方法に関する。
話料金が安く、しかも小型・軽量であるため、発売当初
から多くのユーザを獲得することができた。しかし、携
帯電話機の通話料金の引下げや、小型・軽量化が実現し
たことにより、PHS端末のメリットが薄れ、逆にデメ
リットがクローズアップされてPHS端末から携帯電話
機に切り換えるユーザもでてきている。
べてクリアな音声通話ができるとともに高速データ通信
が可能であり、かつ電力消費が少ない等のメリットがあ
るが、携帯電話機に比べて通話エリアが狭く、呼の途中
切断が移動中に発生し易く、また電話がかかりにくい等
のデメリットがあった。そこで、PHS端末のこのよう
な問題を解決する次世代PHS基地局として、干渉を抑
圧することによってサービスできるエリアを拡大すると
同時に、通話品質を改善することができるアダプティブ
アレイ基地局が開発された。
ィブビームフォーミング(AdaptiveBeam Forming)およ
びアダプティブヌルスティアリング(Adaptive Null Ste
ering)のアダプティブアレイ技術を搭載した基地局を意
味する。ここで、アダプティブビームフォーミングは通
信を行う希望PHS端末に対して最大の送信電力で送信
することを可能にする機能である。また、アダプティブ
ヌルスティアリングは通信を行わない与干渉PHS端末
に対して影響を与えないようにヌル送信する機能であ
る。
これら機能の概略を示した説明図である。図9におい
て、基地局40はアダプティブアレイ基地局であり、基
地局50は通常のPHS基地局である。PHS端末PS
1はアダプティブアレイ基地局40と通信を行ってお
り、PHS端末PS2は電波500により基地局50と
通信を行っている。また、PHS端末PS1とPHS端
末PS2は同じ周波数で同一タイムスロットを使用して
基地局との通信を行っているものとする。
末PS1と通信を行う場合、アダプティブビームフォー
ミング機能により、希望PHS端末であるPHS端末P
S1に対して最大の送信電力になるように電波の吹き方
(振幅と位相)を制御する。アダプティブアレイ基地局
40はまた、アダプティブヌルスティアリング機能を用
いて、与干渉PHS端末であるPHS端末PS2からの
上りの干渉(点線520)を抑圧するように電波の振幅
と位相を制御する。N本のアンテナを具備するアダプテ
ィブアレイ基地局40の場合、理想的なオムニ送信をす
るのであれば1本のアンテナで制御データを送信し、T
CH(情報チャネルまたは通話チャネル)ではN本のア
ンテナでアダプティブアレイ送信をするのが望ましい。
テナに接続されるパワーアンプの出力は、他のアンテナ
に接続されるパワーアンプの出力のN倍にする必要があ
る。なぜならTCHにはアダプティブアレイゲインがあ
り、制御チャネルのエリアと、TCHのエリアとのバラ
ンスを取る必要があるからである。しかし、その場合、
高出力のパワーアンプを別に搭載しなければならないの
で、コスト的にも高くなり、アダプティブアレイ基地局
40のサイズも大きくなる。したがって、合計P(m
W)で送信する場合、P/N(mW)の出力のパワーア
ンプをN本の送信モジュールに搭載するのが一般的であ
った。そして、制御データの送信に関しては、出来るだ
けオムニ性を持たせるためにN本のアンテナを用いて等
しい振幅P/N(mW)と位相とで送信していた。
振幅と位相とでN本のアンテナから送信しても、ビーム
パターンによっては極端にPHS端末PS1に到達する
電力が小さくなる場合が発生するという問題点があっ
た。図10に示した円の中心部はアンテナ(図10では
4本)の位置を表している。そして、理想空間でこれら
4本のアンテナを用いて(アンテナ間隔は5λ)、等し
い振幅と位相とで電波を送信した場合の放射電力のパタ
ーンが描かれている。図10からも放射電力のピークと
ボトムとの差が40(dB)近くあることがわかる。
0のような極端な放射パターンではなく、1本のアンテ
ナによるオムニ送信に近いパターンになると思われる。
しかし、依然としてPHS端末PS1の位置によっては
到達する電力レベルが急に落ち込む場合があった。ま
た、たとえ1本のアンテナでオムニ送信をしても、フェ
ージング、シャドウイング、マルチパスの影響で、PH
S端末PS1の位置によってはアダプティブアレイ基地
局40のページングデータを受信できず、その結果着信
疎通率が劣化するという問題があった。本発明はこのよ
うな従来技術の課題を解決し、常に最適なアダプティブ
アレイ効果を発揮できるアダプティブアレイ基地局によ
る制御データの送信方法を提供することを目的とする。
決するために、報知データ及びページングデータ以外で
接続制御に必要な制御データを特定の移動体通信端末に
送信する場合にはアダプティブアレイ送信を行い、報知
データあるいはページングデータを不特定の移動体通信
端末に送信する場合にはダイバーシチ送信を行うことを
特徴とするアダプティブアレイ基地局による制御データ
の送信方法を提供する。
から接続制御の開始を要求する制御データを受信したア
ダプティブアレイ基地局は、n本ある各アンテナの受信
情報と、音声やデータ等の加入者情報を伝達する情報チ
ャネルを割り当てるためのアルゴリズムとに基づいて、
情報チャネルを割り当てるための制御データ、または情
報チャネルの割り当てを拒否するための制御データを作
成し送信するアダプティブアレイ送信を行うことを特徴
とするアダプティブアレイ基地局による制御データの送
信方法を提供する。
アンテナの受信情報に基づいてアンテナ毎の重みを決定
し、n本あるアンテナから送信する制御データに重みを
付加する。さらに、このアダプティブアレイ基地局は、
共通双方向制御チャネルであるSCCHにて受信した制
御データをバッファリングし、SCCHにて移動体通信
端末に送信すべき制御データとの関連付けを行う。な
お、このアダプティブアレイ基地局は、SCCHにて受
信した制御データからアンテナの受信情報をもとめるこ
とができなかった場合にはアダプティブアレイ送信を行
わない。
いはページングデータを送信するときには、放射パター
ンの異なるm種類(mは2以上の自然数)の電波を用
い、i個の報知データあるいはページングデータを移動
体通信端末に送信するときにはi×m個の信号を順番に
送信するダイバーシチ送信を行うことを特徴とするアダ
プティブアレイ基地局による制御データの送信方法を提
供する。放射パターンの異なるm種類の電波は、それら
の任意のポイントにおける電波の位相差が大きくなるよ
うに定められる。
ナの受信情報に基づいてアンテナ毎の重みを決定し、n
本あるアンテナから送信する報知データ、あるいはペー
ジングデータに重みを付加することを特徴とする。な
お、ダイバーシチ送信では、各アンテナの受信情報に基
づいてアンテナ毎の重みを決定するときに、放射パター
ンの異なるm種類の電波のピークがオムニに近い形にな
ること、または、ダイバーシチ効果が最適になることの
いずれかを基準とする。
によるアダプティブアレイ基地局による制御データの送
信方法をデジタル無線通信用アダブティブアレイ基地局
であるPHS基地局に適用したときの実施の形態につい
て詳細に説明する。なお、図1はアダブティブアレイ基
地局の機能ブロック図であり、図2及び図3はアダブテ
ィブアレイ基地局とPHS端末とのシーケンス図であ
る。また、図4はダイバーシチ送信における制御データ
と放射パターンの関係を表した図であり、図5〜8はダ
イバーシチ送信を行った場合のシュミレーション図であ
る。
ィブアレイ基地局をデジタル無線通信用アダブティブア
レイ基地局であるPHS基地局に適用したときの実施の
形態を示す機能ブロック図が示されている。図1におい
て、本実施の形態によるアダプティブアレイ基地局10
は、4つのアンテナANT1〜ANT4を備え、これら
アンテナANTが送受信切り替えスイッチ12に接続さ
れている。送受信切り替えスイッチ12は、これらアン
テナANT1〜ANT4を時分割で制御して送信と受信
との切り替え制御を行っている。送受信切り替えスイッ
チ12には受信系モジュール14と送信系モジュール2
2とが接続されている。
T毎に備えた、4つのローノイズ増幅器(LNA)1
6、ダウンコンバータ(D/C)18、A/Dコンバー
タ(A/S)20により構成されている。受信系モジュ
ール14はまた、モデム部30に接続され、ローノイズ
増幅器16、ダウンコンバータ18およびA/Dコンバ
ータ(A/S)20は、信号経路である送受信切り替え
スイッチ12からモデム部30に向かってこの順番で接
続されている。送信系モジュール22は、同様に、各ア
ンテナANT毎に備えた、4つのD/Aコンバータ(D
/A)24、アッパコンバータ(U/C)26、電力増
幅器(P/A)28により構成されている。送信系モジ
ュール22はまた、モデム部30に接続され、D/Aコ
ンバータ24、アッパコンバータ26および電力増幅器
28は、信号経路であるモデム部30から送受信系切り
替えスイッチ12に向かってこの順番で接続されてい
る。
れており、送受信データの変復調およびデジタル信号処
理による位相制御を行なっている。具体的には以下の5
つの制御を行う。 1.受信系モジュール14の最終段で変換されたディジ
タル信号の例えばD/U(Desire/Undesire: 希望波/妨
害波)が最大となるように合成し復調する。 2.アンテナANTでの受信の位相を算出して、送信時
にはアンテナ端で同等の位相になるように制御する。そ
れによって、通信を行うPHS端末の方向に送信/受信
とも指向性を持たせることができる。 3.干渉波と遅延波の到来方向にヌル点を作ることによ
って抑圧する。 4.n本のアンテナに供給する信号の位相を制御するこ
とによって、任意の方向に指向性を持たせてビームを絞
って送信することを可能とする。 5.周囲の基地局や通話中、あるいはデータ(通信)の
やりとりをしているPHS端末以外のPHS端末に対し
て、下り方向に与える干渉を減少させる。このモデム部
30は制御部32に接続されている。
アダプティブアレイ基地局10全体の制御を行う。具体
的には以下の2つの制御を行う。 1.モデム部30に対して必要なパラメータおよびタイ
ミングを指示し、モデム部30が受信したデータを処理
する。また、空中に輻射すべきデータを作成してモデム
部30に渡す。さらに、キャリブレーションによって計
算された重み付けによる送信出力の制御を指示する。 2.ISDN回線に接続され、これとのインタフェース
の処理を実行する。電源部34は100Vの電源の供給
を受け、アダプティブアレイ基地局10に電力を供給す
る電源部である。なお、モデム部30および制御部32
によりデジタル信号処理部が形成される。
(Nは2以上の自然数)本のアンテナから受信した受信
情報(振幅と位相)を元にして、各アンテナに対しそれ
ぞれ所定の重み付けで送信するアダプティブアレイ送信
を行っている。従来のアダプティブアレイ基地局10で
は、TCHに移行してからアダプティブアレイ送信が行
われていた。本発明ではTCHを割り当てるための制御
データを送信する場合にもアダプティブアレイ送信を行
い、ページング等の情報を不特定の端末に報知する場合
には、放射パターンの異なるm種類(mは2以上の自然
数)の電波をN本のアンテナで順番に送信するダイバー
シチ送信を行う。
信によってアダプティブアレイ基地局10がPHS端末
PS3にTCHを割り当てるときのシーケンス図が示さ
れている。図2において、PHS端末PS3からSCC
H(共通双方向制御チャネル)にてリンクチャネル確立
要求メッセージをモデム部30が受信した時、各アンテ
ナの受信情報をリンクチャネル確立要求メッセージに付
加して上位レイヤにわたす。各アンテナの受信情報は、
実部2バイト・虚部2バイトからなっており、アンテナ
4本の場合は合計16バイトのデータになる。
リンクチャネル確立要求メッセージに対し、チャネル割
り当てのためのアルゴリズム(リンクチャネルアサイン
アルゴリズム)に基づいて必要な処理を行う。その結
果、PHS端末PS3に割り当てることが可能なTCH
があると判断された場合には、リンクチャネル割り当て
メッセージを先に受け取った各アンテナの受信情報とと
もにモデム部30にわたす。ここで、上位レイヤではモ
デム部30から上がってくる受信情報付きのSCCHメ
ッセージをバッファリングして、下りで送出すべきSC
CHデータとの関連付けを確実に実施する。リンクチャ
ネル割り当てメッセージを各アンテナの受信情報ととも
に受け取ったモデム部30は、各アンテナの受信情報に
基づいて送信の重み付けを決定し、SCCHにてリンク
チャネル割り当てメッセージをPHS端末PS3に送信
する。なお、上位レイヤからわたされたメッセージに各
アンテナの受信情報が付加されていない場合、モデム部
30はアダプティブアレイ送信を行わない。
信によってアダプティブアレイ基地局10がPHS端末
PS3にTCHの割り当てを拒否するときのシーケンス
図が示されている。図3において、PHS端末PS3か
らSCCHにてリンクチャネル確立要求メッセージをモ
デム部30が受信した時、各アンテナの受信情報をリン
クチャネル確立要求メッセージに付加して上位レイヤに
わたす。上位レイヤはモデム部30から受け取ったリン
クチャネル確立要求メッセージに対し、チャネル割り当
てのためのアルゴリズム(リンクチャネルアサインアル
ゴリズム)に基づいて必要な処理を行う。その結果、P
HS端末PS3に割り当てることが可能なTCHがない
と判断された場合には、リンクチャネル拒否メッセージ
を先に受け取った各アンテナの受信情報とともにモデム
部30にわたす。リンクチャネル拒否メッセージを各ア
ンテナの受信情報とともに受け取ったモデム部30は、
各アンテナの受信情報に基づいて送信の重み付けを決定
し、SCCHにてリンクチャネル拒否メッセージをPH
S端末PS3に送信する。なお、上位レイヤからわたさ
れたメッセージに各アンテナの受信情報が付加されてい
ない場合、モデム部30はアダプティブアレイ送信を行
わない。
ジングデータのダイバーシチ送信の説明を行う。一般的
に通信端末はスタンバイ動作として、自機の着信群のペ
ージングデータだけを決まった時間でサーチすることに
よってバッテリーセービングを実現している。PHS端
末PS3には図4の401のような12種類の制御デー
タが100ms毎にアダプティブアレイ基地局10から
送信される。401の1列目BCCHは報知データであ
る。401の2〜3列目、5〜6列目、8〜9列目、1
1〜12列目にあるPCH1〜PCH8はPHS端末の
番号によって分けられる着信群のページングデータを意
味する。PHS端末PS3は自分の番号からどの着信群
に属するかを計算し、BCCHを受信して必要な制御情
報を入手した後はスタンバイ動作として自分の属する着
信群のページングデータのみの受信を行う。もし、k秒
連続でページングデータを受信できない場合、再度ショ
ートトラッキングにてBCCHのサーチを開始する。
S3は4回ページングデータを受信するチャンスがあ
る。よって、基地局で送信ダイバーシチが最も有効にな
るように、4つの放射パターンにてページングデータを
送信すれば、フェージング下においてもPHS端末PS
3がページングデータを受信できる確率が高くなる。図
4の403〜409は、放射パターンの異なる4種類の
電波によって送信される信号の制御データを示してい
る。P1,P2,P3,P4は、各アンテナで振幅は同
じだが位相の組合せを変えて異なる放射パターンになる
ようにした場合の放射パターンを示す。401の2列目
であるPCH1の送信を見てみると、P2,P3,P
4,P1の順でそれぞれ異なる放射パターンの電波を4
回送信するようになっている。また、403〜409の
4列目、7列目及び10列目に示してあるP1/Pa,
P2/Pa,P3/Pa,P4/Paは、データの種類
によってダイバーシチ送信とアダプティブアレイ送信と
を使い分けることを意味している。例えば、特定のPH
S端末PS3に制御データを送信する場合はアダプティ
ブアレイ送信(Pa)を行い、特に有効なデータがない
場合には直前の放射パターン(P1〜P4のいずれか)
で送信する。
てダイバーシチ効果を最大限に発揮させるためには、各
々の放射パターンの任意のポイント(位置)で、各電波
の位相差がなるべく大きくなることが望ましい。さら
に、N本ある各アンテナの重み付けは下記の要領で決定
される。複数のパターンのピークの送信パターンがオム
ニに近い形になること。複数のパターンでの送信により
ダイバーシチ効果が最適になること。なお、一般的に上
記の1及び2はトレードオフの関係にあり、両方を同時
に満たすことはできない。よって、アダプティブアレイ
基地局10が設置される環境を考慮して、各送信パター
ンを決定する必要がある。
を表し、W1の実線と、W2及びW3の破線とは、放射
パターンの異なる3種類の電波を用いてダイバーシチ送
信を行った場合の放射電力をシュミレーションしたもの
を示す。また、放射電力のピークを抜き出したものが図
6であり、オムニに近い形になっていることがわかる。
図5及び図6に示したパターンを実現するため、各アン
テナからは式w1〜w3で示したような放射パターンの
電波が送信され、さらに、w1〜w3の放射パターンの
電波によって送信されるデータには4本あるアンテナの
受信情報に基づいて重みが付加されている。 w1= −0.8110−0.5850j 0.8762−0.4820j −0.8110+0.5850j 0.8762+0.4820j w2= −0.8798−0.4753j −0.8231−0.5679j −0.8798+0.4753j −0.8231+0.5679j w3= 0.9692+0.2464j −0.7897−0.6135j 0.9692−0.2464j −0.7897+0.6135j
用いた場合を図7及び図8に示す。図7に示した円の中
心部はアンテナの位置を表し、W1の実線と、W2〜W
4の破線とは、放射パターンの異なる4種類の電波を用
いてダイバーシチ送信を行った場合の放射電力をシュミ
レーションしたものを示す。図8は放射電力のピークを
抜き出したものであり、図6と同様にオムニに近い形に
なっていることがわかる。
ため、各アンテナからは式w4〜w7で示したような放
射パターンの電波が送信され、さらに、w4〜w7の放
射パターンの電波によって送信されるデータには4本あ
るアンテナの受信情報に基づいて重みが付加されてい
る。 w4= −0.3970−0.9178j 0.7985+0.6021j −0.3970+0.9178j 0.7985−0.6021j w5= 0.7985−0.6021j −0.3970−0.9178j 0.7985+0.6021j −0.3970+0.9178j w6= −0.3970+0.9178j 0.7985−0.6021j −0.3970−0.9178j 0.7985+0.6021j w7= 0.7985+0.6021j −0.3970+0.9178j 0.7985−0.6021j −0.3970−0.9178j
地局による制御データの送信方法によれば、アダプティ
ブアレイ送信とダイバーシチ送信とを組合せることによ
りトータルの呼損率を下げることが可能になる。この理
由を以下に記す。例えば、ダイバーシチ送信によってP
HS端末PS3がページングデータを受信できた場合、
PHS端末PS3はそのページングデータを送信したア
ダプティブアレイ基地局10に対して、SCCHにてリ
ンクチャネル確立要求メッセージを送信する。そして、
アダプティブアレイ基地局10からSCCHにてリンク
チャネル割り当てメッセージを基本的には1回のみPH
S端末PS3に送信する。よって、PHS端末PS3は
アダプティブアレイ基地局10からの下りのSCCHメ
ッセージを受信できないと着信は成功しないことにな
る。それゆえ、アダプティブアレイ送信が必要になる。
なお、本実施の形態では本発明によるアダプティブアレ
イ基地局による制御データの送信方法をPHS基地局に
適用したが、本発明は特にPHS基地局に限定されるも
のではなく、例えばPDC(Personal Digital Cellula
r) やCDMA(Code Division Multiple Access) 等の
基地局にも同様に適用可能である。
基地局による制御データの送信方法によれば、アダプテ
ィブアレイ送信とダイバーシチ送信とを組合せることに
より、ダイバーシチ効果を持たせ、着信の疎通率を向上
させることができる。また、同時に呼損率も減少させる
ことができる。したがって、常に最適なアダプティブア
レイ効果を発揮できるアダプティブアレイ基地局による
制御データの送信方法を提供することが可能となる。
制御データの送信方法をPHS基地局に適用したときの
実施の形態を示す機能ブロック図。
ーケンス図。
ーケンス図。
ターンの関係を表した図。
った場合のシュミレーション図。
った場合のシュミレーション図。
った場合のシュミレーション図。
った場合のシュミレーション図。
ブビームフォーミングとアダプティブヌルスティアリン
グの説明図。
した場合のシュミレーション図。
Claims (9)
- 【請求項1】 通信を行う移動体通信端末に対しては最
大の送信電力で通信するアダプティブビームフォーミン
グを行い、通信を行っていない与干渉移動体通信端末に
対しては影響を与えないようにするアダプティブヌルス
ティアリングを行う、第1のアンテナから第nのアンテ
ナを備えたアダプティブアレイ基地局による制御データ
の送信方法において、 報知データ及びページングデータ以外で接続制御に必要
な制御データを特定の移動体通信端末に送信する場合に
はアダプティブアレイ送信を行い、 前記報知データ、あるいは前記ページングデータを不特
定の移動体通信端末に送信する場合にはダイバーシチ送
信を行うことを特徴とするアダプティブアレイ基地局に
よる制御データの送信方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のアダプティブアレイ基
地局による制御データの送信方法において、 移動体通信端末から接続制御の開始を要求する制御デー
タを受信した前記アダプティブアレイ基地局は、 n本ある各アンテナの受信情報と、 音声やデータ等の加入者情報を伝達する情報チャネルを
割り当てるためのアルゴリズムとに基づいて、 前記情報チャネルを割り当てるための制御データ、また
は前記情報チャネルの割り当てを拒否するための制御デ
ータを作成し送信するアダプティブアレイ送信を行うこ
とを特徴とするアダプティブアレイ基地局による制御デ
ータの送信方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のアダプ
ティブアレイ基地局による制御データの送信方法におい
て、 前記アダプティブアレイ送信では、前記各アンテナの受
信情報に基づいてアンテナ毎の重みを決定し、 n本あるアンテナから送信する制御データに前記重みを
付加することを特徴とするアダプティブアレイ基地局に
よる制御データの送信方法。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のアダプティブアレイ基地局による制御データの送信方
法において、 前記アダプティブアレイ基地局は、共通双方向制御チャ
ネルであるSCCHにて受信した制御データをバッファ
リングし、前記SCCHにて前記移動体通信端末に送信
すべき制御データとの関連付けを行うことを特徴とする
アダプティブアレイ基地局による制御データの送信方
法。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
のアダプティブアレイ基地局による制御データの送信方
法において、 前記アダプティブアレイ基地局は、前記SCCHにて受
信した制御データからアンテナの受信情報をもとめるこ
とができなかった場合には前記アダプティブアレイ送信
を行わないことを特徴とするアダプティブアレイ基地局
による制御データの送信方法。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
のアダプティブアレイ基地局による制御データの送信方
法において、 前記報知データ、あるいは前記ページングデータを送信
するときには、放射パターンの異なるm種類(mは2以
上の自然数)の電波を用い、 i個の前記報知データ、あるいは前記ページングデータ
を前記移動体通信端末に送信するときにはi×m個の信
号を順番に送信する前記ダイバーシチ送信を行うことを
特徴とするアダプティブアレイ基地局による制御データ
の送信方法。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
のアダプティブアレイ基地局による制御データの送信方
法において、 前記放射パターンの異なるm種類の電波は、それらの任
意のポイントにおける電波の位相差が大きくなるように
定められることを特徴とするアダプティブアレイ基地局
による制御データの送信方法。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
のアダプティブアレイ基地局による制御データの送信方
法において、 前記ダイバーシチ送信では、前記各アンテナの受信情報
に基づいてアンテナ毎の重みを決定し、 n本あるアンテナから送信する報知データ、あるいはペ
ージングデータに前記重みを付加することを特徴とする
アダプティブアレイ基地局による制御データの送信方
法。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
のアダプティブアレイ基地局による制御データの送信方
法において、 前記ダイバーシチ送信では、前記各アンテナの受信情報
に基づいてアンテナ毎の重みを決定するときに、 前記放射パターンの異なるm種類の電波のピークがオム
ニに近い形になること、 または、ダイバーシチ効果が最適になることのいずれか
を基準とすることを特徴とするアダプティブアレイ基地
局による制御データの送信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30945399A JP2001127681A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | アダプティブアレイ基地局による制御データの送信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP30945399A JP2001127681A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | アダプティブアレイ基地局による制御データの送信方法 |
Publications (1)
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