JP2001126882A - 調光器 - Google Patents

調光器

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JP2001126882A
JP2001126882A JP30408399A JP30408399A JP2001126882A JP 2001126882 A JP2001126882 A JP 2001126882A JP 30408399 A JP30408399 A JP 30408399A JP 30408399 A JP30408399 A JP 30408399A JP 2001126882 A JP2001126882 A JP 2001126882A
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Kousuke Sasaki
工輔 佐々木
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷容量や操作部の仕様の違いによって商品の
種類が増えるのを防止し、且つ、操作部側での発熱を低
減した調光器を提供する。 【解決手段】調光器Aの入力端子T1,T2間には、照
明負荷Lの調光レベルを設定するための操作部を有し、
操作部の操作に応じた位相制御信号を発生する調光制御
器Bと、商用交流電源ACの直列回路が接続される。調
光器Aの負荷端子T3,T4間には照明負荷Lと商用交
流電源ACの直列回路が接続される。調光器Aでは、位
相制御回路部40が入力端子T1,T2から入力された
位相制御信号に応じて照明負荷Lを位相制御し、照明負
荷Lを所定の調光レベルで点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明負荷を所定の
調光レベルで点灯させる調光器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の調光器としては、図14に示す
ように、例えば白熱灯のような照明負荷Lと商用交流電
源ACとの直列回路が調光器A’の出力端子間に接続さ
れ、照明負荷Lの調光レベルを変化させるための操作部
(図示せず)と、操作部の操作に応じて照明負荷Lの位
相制御を行う位相制御部(図示せず)とを有し、操作部
の操作に応じて照明負荷Lを調光制御するものがあった
(例えば、特開平11−67470号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の調光器A’
では、照明負荷Lの負荷容量に応じて位相制御部を構成
するトライアックなどの位相制御素子に定格容量の異な
る素子を使用する必要があるので、定格容量の異なる位
相制御素子を有する調光器A’を複数種類用意する必要
があった。さらに、各定格容量の調光器A’毎に操作部
の仕様(例えばロータリー式スイッチやスライド式スイ
ッチや押釦式スイッチなど)の異なるものを品揃えする
必要があるため、商品の種類が増えて、コストアップを
招くという問題があった。また、照明負荷Lの負荷容量
に応じて、位相制御部を構成する位相制御素子に定格容
量の異なる素子を使用するため、負荷容量に応じて位相
制御部の大きさが異なり、位相制御部を収納するケース
の大きさも異なってしまう。したがって、負荷容量の異
なる照明負荷Lを調光制御する調光器A’を複数並設す
る場合は、大きさの異なるケースが並べて設置されるた
め、外観の見栄えが悪くなり、しかも施工場所が限られ
ている場合はケースのレイアウトの自由度が低くなると
いう問題もあった。
【0004】また、調光器A’のケースには操作部と位
相制御部とが設けられており、位相制御部の発熱によっ
て操作部が熱を帯びるため、ユーザに不安感を抱かせる
という問題があった。例えば調光器A’のケースを、大
角形連用配線器具を壁面のような施工面に取り付けるた
めの取付枠を用いて壁に埋込配線する場合、図15に示
すように、取付枠の開口から前面側に露出するケースの
操作面に操作部51が配置される。ここで、ケースの操
作面に放熱用の通気孔を形成すると、ケースの内部から
通気孔を介して熱い空気が流れ出て、この熱い空気によ
り操作部周辺が熱くなるという問題があり、且つ、ケー
スの操作面には操作部が設けられているから、操作面に
通気孔を形成するスペースを確保することができないと
いう問題があり、放熱効率が悪かった。そこで、このよ
うな調光器A’では放熱性を高めるために、調光器A’
のケースを埋込配線するために用いる金属製の取付枠と
位相制御部の発熱部品とを熱結合し、放熱面積を大きく
するなどして放熱性を改善していたが、壁に直接接する
取付枠を放熱に利用すると、壁紙が変色する虞があり、
壁材が熱されるため安全性の面からも不安があった。ま
た、調光器A’には操作部51が設けられているため、
ケースの設置場所がユーザの手が届く場所に限定されて
しまい、ケースを人の触れる虞がない高所に設置する場
合に比べて、ケースの表面温度の上限値が制限されると
いう問題もあった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、負荷容量や操作部の
仕様の違いによって商品の種類が増えるのを防止し、且
つ、操作部側での発熱を低減した調光器を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、外部より位相制御信号が入力
される第1及び第2の入力端子と、照明負荷及び電源の
直列回路が接続される第1及び第2の負荷端子とが設け
られた器体を有し、略矩形枠状であって開口窓を挟んで
対向する一対の側片にそれぞれ複数組の器具取付手段が
設けられ造営面に固定される取付枠に対応した大きさに
器体の大きさを形成し、前記器具取付手段を用いて取付
枠に着脱自在に取り付けるための取付手段を器体に設
け、第1及び第2の入力端子から入力される位相制御信
号に応じて、第1及び第2の負荷端子に接続された照明
負荷を位相制御する位相制御回路部を器体の内部に設け
たことを特徴とし、調光器の器体には、取付枠の器具取
付手段を用いて取付枠に着脱自在に取り付けるための取
付手段が設けられ、突台部の大きさは取付枠の開口窓と
略同じ大きさに形成されているので、既存の取付枠を用
いて施工面に器体を埋込配線することができ、且つ、位
相制御回路部では外部から入力された位相制御信号に応
じて照明負荷を位相制御し、所定の調光レベルで照明負
荷を調光点灯させており、調光器の器体には照明負荷の
調光レベルを切り替えるための操作部が設けられていな
いので、位相制御回路部の発生する熱によって操作部が
熱せられることはなく、操作部が熱くなって使用者に不
安感を与えるのを防止できる。しかも調光器の器体には
操作部がないから調光器の器体を人の手の届かない場所
に設置することができ、調光器の器体に人が触れる虞が
少ないので、器体表面の温度上昇の上限値を低い温度に
制限する必要がない。さらに位相制御回路部は外部から
入力された位相制御信号に応じて照明負荷を調光制御し
ており、位相制御信号を発生する器具であれば、どのよ
うな器具でも調光レベルを切り替える操作側の器具とし
て使用することができる。また調光器の器体に操作部が
設けられている場合は、負荷容量に応じて定格容量の異
なる位相制御回路部を設け、定格容量の異なる位相制御
回路部毎に、操作部の仕様が異なる調光器を製作する必
要があり、製品の種類が増加して、コストアップの要因
になるという問題があるが、調光器の器体には操作部が
設けられていないので、各定格容量の調光器毎に操作部
の種類が異なる製品を用意する必要がなく、製品の種類
を少なくできる。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、第1及び第2の入力端子から入力される位相制御
信号をそのまま出力する第3及び第4の負荷端子を器体
に設けたことを特徴とし、第3及び第4の負荷端子から
は第1及び第2の入力端子に入力された位相制御信号が
そのまま出力されているので、第3及び第4の負荷端子
に接続した別の照明負荷を調光制御することができる。
【0008】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、突台部の前面に器体の内部と連通する通気
孔を形成したことを特徴とし、通気孔は突台部の前面に
設けられており、器体の内部と室内側とが通気孔を介し
て連通しているので、通気孔を介して器具内の空気と室
内側の空気とを循環させることができ、位相制御回路部
の発生する熱を、熱容量が大きく冷たい室内の空気に放
熱することができるから、放熱効率を向上させることが
できる。
【0009】請求項4の発明では、請求項1又は2の発
明において、各入力端子及び各負荷端子は、端子板と、
端子板との間に電線の芯線を挟持する鎖錠ばねと、鎖錠
ばねを解除方向に撓ませることにより電線接続状態を解
除する解除釦とで構成されることを特徴とし、端子板と
鎖錠ばねとの間に電線の芯線を差し込むだけで、電線の
芯線を電気的に接続することができ、且つ、解除釦を用
いて鎖錠ばねを解除方向に撓ませることによって、端子
板と鎖錠ばねとの間に挟持された電線の芯線を取り外す
ことができるので、電線の接続作業及び取り外し作業の
手間を少なくでき、しかも端子板と鎖錠ばねとの間に電
線の芯線を差し込むだけで、接続作業が行えるので、ね
じ端子などを用いて電線の接続作業を行う場合のよう
に、ねじの締め忘れや締付不良が発生する虞がなく、人
為的なミスにより結線不良が発生するのを防止できる。
【0010】請求項5の発明では、請求項1又は2の発
明において、位相制御回路部の発熱部品と取付枠とが熱
的に絶縁されていることを特徴とし、施工面に固定され
た取付枠に位相制御回路部の発生する熱が伝わることは
なく、位相制御回路部の発熱によって取付枠が熱くな
り、取付枠が固定された壁材が変色したりするのを防止
でき、且つ、壁材が熱せられることがないので、安全性
が向上する。
【0011】請求項6の発明では、請求項1又は2の発
明において、前記器体は、一面開口した略箱状のボディ
と、ボディの開口面を覆うカバーとを結合して構成さ
れ、前記カバーの背面からボディ側に突出する弾性を有
する係止片をカバーに設けるとともに、係止片に対応す
るボディの部位に係止片と係止する被係止部を設けたこ
とを特徴とし、ボディの開口面を覆うようにしてボディ
の開口面側からカバーをボディに組み込むと、カバーに
設けた係止片が被係止部と弾性係止し、カバーとボディ
とをワンタッチで組み立てることができ、組立作業の作
業性を向上させることができ、且つ、ねじやかしめ鋲な
どの結合部材を用いてカバーとボディとを組み立てる場
合に比べて結合部材が不要になるから、コストダウンが
図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して以下に説明する。
【0013】(実施形態1)図1は本実施形態の調光器
Aの回路図であり、この調光器Aの器体には、外部より
位相制御信号が入力される第1及び第2の入力端子(以
下、入力端子と言う。)T1,T2と、例えば白熱灯の
ような照明負荷L及び商用交流電源ACの直列回路が接
続される第1及び第2の負荷端子(以下、負荷端子と言
う。)T3,T4とが設けられており、器体の内部には
入力端子T1,T2から入力された位相制御信号に応じ
て照明負荷Lを位相制御し、照明負荷Lを所定の調光レ
ベルで点灯させる位相制御回路部40が設けられてい
る。
【0014】ここで、位相制御回路部40は、入力端子
T2に一端が接続された抵抗R1と、入力端子T1と抵
抗R1の他端との間に接続された発光ダイオードLED
1,LED2の並列回路と、発光ダイオードLED1,
LED2に光結合され、発光ダイオードLED1,LE
D2の発光に応じてオン/オフされるフォトトライアッ
クTRC1と、フォトトライアックTRC1の一方の出
力端子に一端が接続された抵抗R2と、抵抗R2の他端
にT2端子が接続されると共に、フォトトライアックT
RC1の他方の出力端子にゲートGが接続されたトライ
アックTRC2とを備えており、トライアックTRC2
のT2端子及びT1端子は、それぞれ、出力端子T4,
T3に接続されている。ここに、一対の発光ダイオード
LED1,LED2及びフォトトライアックTRC1か
らフォトカプラPC1が構成される。尚、一対の発光ダ
イオードLED1,LED2は逆並列に接続されている
ので、入力端子T1,T2間に何れの方向の電流が流れ
た場合でも、フォトトライアックTRC1をオンさせる
ことができる。
【0015】また、調光器Aの入力端子T1,T2間に
は、照明負荷Lの調光レベルを切り替えるための操作部
(図示せず)を有し、操作部の操作に応じた位相制御信
号を出力する調光制御器Bと、商用交流電源ACとの直
列回路が接続されている。図2は調光制御器Bの内部回
路図であり、調光制御器Bは、端子Ta,Tb間にフィ
ルタ回路Fを介して接続されたトライアックTRC3
と、トライアックTRC3のT2端子とT1端子との間
に接続された可変抵抗器VR1及びコンデンサC1の直
列回路と、可変抵抗器VR1及びコンデンサC1の接続
点とトライアックTRC3のゲートGとの間に接続され
たダイアックDIACとを備えており、可変抵抗器VR
1、コンデンサC1及びダイアックDIACからトライ
アックTRC3を所定の位相角でターンオンさせる位相
制御回路50が構成される。
【0016】ここで、調光制御器Bの動作を簡単に説明
する。商用交流電源ACが投入されると、可変抵抗器V
R1を介してコンデンサC1が充電され、コンデンサC
1の端子電圧がダイアックDIACのブレークオーバ電
圧に達すると、ダイアックDIACがオンになり、トラ
イアックTRC3のゲートGにトリガ電圧が与えられ
て、トライアックTRC3がターンオンする。トライア
ックTRC3は一旦オンになると、次に商用交流電源A
Cの電圧波形がゼロクロス点に達するまでオン状態を維
持する。すなわち、トライアックTRC3は、商用交流
電源ACの電圧波形の半サイクル毎にダイアックDIA
Cによってトリガされ、その後、ゼロクロス点までオン
状態を保つのである。したがって、操作部を用いて可変
抵抗器VR1の抵抗値を調節することにより、コンデン
サC1の端子電圧がダイアックDIACのブレークオー
バ電圧に達するまでの時間を調節でき、トライアックT
RC3の点弧期間(位相角)を調節することができる。
【0017】調光器Aでは、調光制御器Bのトライアッ
クTRC3がターンオンすると、トライアックTRC3
を介して発光ダイオードLED1,LED2の並列回路
と抵抗R1との直列回路に電流が流れ、フォトトライア
ックTRC1がオンになるので、抵抗R2及びフォトト
ライアックTRC1を介してトライアックTRC2のゲ
ートにゲート電圧が与えられ、トライアックTRC2が
ターンオンする。トライアックTRC2は一旦オンにな
ると、次に商用交流電源ACの電圧波形がゼロクロス点
に達するまでオン状態を維持する。すなわち、調光制御
器Bから入力される位相制御信号によって、トライアッ
クTRC2が商用交流電源ACの電圧波形の半サイクル
毎にトリガされ、その後ゼロクロス点までオン状態を保
つのである。而して、調光制御器Bの操作部を操作する
ことにより、調光制御器Bから出力される位相制御信号
の位相角を調整し、調光器AのトライアックTRC2の
点弧期間を調整することができる。
【0018】次に調光器Aの構造について図3乃至図6
を参照して説明する。調光器Aの器体1は、一面開口し
た略箱状のボディ2と、ボディ2の開口を塞ぐようにし
てボディ2に被着されるカバー3とで構成されており、
ボディ2及びカバー3はそれぞれ絶縁性を有する合成樹
脂から形成されている。
【0019】図4(b)に示すように、ボディ2内面の
長手方向における一側にはリブ2dが突設され、入力端
子T1,T2及び負荷端子T3,T4を構成する端子を
それぞれ収納する端子収納部4,4が設けられ、各端子
収納部4には、一対の端子板5と、各端子板5との間で
電線の芯線を挟持する一対の鎖錠ばね6と、一対の鎖錠
ばね6,6を解除方向に撓ませることにより電線の接続
状態を解除する解除釦7とで構成される所謂速結端子8
が収納されている。また各端子収納部4の底部には、電
線を挿入するための電線挿入孔9,9が各端子板5に対
応して開口するとともに、解除釦7を押し動かすために
マイナスドライバ等の治具の先端を挿入するための治具
挿入孔10が解除釦7に対応して開口してある。
【0020】ここで、速結端子8について図4及び図5
を参照して説明する。鎖錠ばね6の鎖錠片6b及び接触
片6cは、弾性を有する導電性の帯板の両端部を曲成し
て中央片6aの両端部に形成される。一方、端子板5は
導電材料の板金を曲成することにより、中央片5aと、
中央片5aの両側縁から中央片5aと略直交する方向に
突出する側片5b,5cとが連続一体に形成され、一方
の側片5cの先端部は内側に折曲されており、中央片5
aと両側片5b,5cとで囲まれる部位に鎖錠ばね5が
配置される。すなわち、鎖錠ばね6の中央片6aは端子
板5の側片5bに当接し、鎖錠片6bは中央片6aとの
連結部位から先端縁に向かって端子板5の側片5cに近
付く向きに傾斜し、鎖錠ばね6の接触片6cは略S字状
に曲成されており、鎖錠ばね6に設けた鎖錠片6b及び
接触片6cが端子板5の側片5cに対向する。
【0021】この速結端子8に電線の芯線を接続する際
は、電線挿入孔9から電線の被覆が剥かれた芯線(図示
せず)を挿入すると、鎖錠ばね6の鎖錠片6b及び接触
片6cと端子板5との間に芯線の導体が挟持され、鎖錠
片6bの先端縁が芯線の導体に食い込むことによって、
芯線の脱落が防止されるようになっている。したがっ
て、電線挿入孔9に電線の芯線を挿入するだけで、芯線
が保持されると共に、端子板5への電気的接続が為され
るのである。また速結端子8に接続された電線を外す際
は、治具挿入孔10から例えばマイナスドライバのよう
な治具の先端を挿入して、解除釦7を押し動かすことに
より、解除釦7が鎖錠ばね6の鎖錠片6bを押圧し、鎖
錠片6bを端子板5の側片5cから離れる方向に撓ませ
るので、鎖錠片6bが芯線の導体から離れ、電線の芯線
を容易に引き抜くことができる。このように、入力端子
T1,T2と負荷端子T3,T4とは速結端子8から構
成されているので、端子板5と鎖錠ばね6との間に電線
の芯線を差し込むだけで、電線の芯線を電気的に接続す
ることができ、且つ、解除釦7を用いて鎖錠ばね6を解
除方向に撓ませることによって、端子板5と鎖錠ばね6
との間に挟持された電線の芯線を取り外すことができる
ので、電線の接続作業及び取り外し作業の手間を少なく
でき、且つ、端子板5と鎖錠ばね6との間に電線の芯線
を差し込むだけで良いので、ねじ端子などを用いて電線
を接続する場合のように、ねじの締め忘れや締付不足な
どの人為的なミスによる結線不良が発生するのを防止で
きる。
【0022】また、ボディ2の開口部には、図4(a)
に示すように、上述した位相制御回路部40の回路部品
が実装されたプリント基板11が配置されている。各端
子収納部4の開口に臨むプリント基板11裏面の部位に
は、それぞれ、一対の端子板5の一端部が半田付けして
あり、プリント基板11をボディ2の開口部に載置する
と、予め端子収納部4内に収納しておいた鎖錠ばね5を
内包するように、端子板5が端子収納部4内に垂下配置
されるようになっている。ここに、各端子板5の一端か
らプリント基板11側へ突出してある突片5dがプリン
ト基板11の孔に裏面側から挿入され、プリント基板1
1に半田付けされる片である。
【0023】一方、カバー3は前面が略矩形状に形成さ
れ、カバー3の前面には前面が略矩形状であってカバー
3の前方に突出する突台部3aが形成されており、突台
部3aは後述する取付枠60の開口窓60aに図5中下
方から嵌合して図5中上方へ突出する。突台部3aの両
側には突台部3aよりも一段低くなった段部3b,3b
が形成されている。各段部3bの側縁には側方に突出す
る一対の係止爪片3cが2組づつ突設され、各段部3b
には側方に開口する結合凹所3dが2個づつ形成されて
いる。ここに、係止爪片3c及び結合凹所3dから取付
枠60に結合するための取付手段が構成され、係止爪片
3c又は結合凹所3dの何れかを利用して金属製の取付
枠あるいは合成樹脂製の取付枠の何れにも器体1を取り
付けることができるようになっている。
【0024】ところで、図3(a)〜(c)は調光器A
の器体1を、大角形連用配線器具を造営面に埋込配線す
るために用いられるJIS(JIS C8375)で規
格化された金属製の取付枠60に取り付けた状態を示し
ている。この取付枠60は、中央に開口窓60aを有す
る矩形枠状に形成されており、長手方向に対向する取付
片61に図示しない埋込ボックスに取り付けるためのボ
ックスねじ用の長孔62と、壁を構成する石膏ボードな
どに取り付けるための従来周知のはさみ金具(図示せ
ず)が取着される取着孔63と、前面にプレート枠(図
示せず)等を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔
64とが少なくとも設けてある。ここに、長孔62及び
取着孔63から取付枠60を施工面に固定するための固
定手段が構成される。
【0025】また、取付枠60の短幅方向に対向する両
側片65,65の内、図3(a)中左側の側片65には
3個の固定爪66が等ピッチで形成されており、図3
(a)中右側の側片65における固定爪66と対向する
部位には3個の可動爪67が設けてある。ここに、各3
個の固定爪66及び可動爪67から、大角形連用配線器
具を短幅方向に3個並べて取付枠60に取り付けること
のできる器具取付手段が構成される。而して、カバー3
の一側に設けられた2カ所の結合凹所3dに固定爪66
を挿入した後、可動爪67をカバー3の他側に設けられ
た2カ所の結合凹所3dに押し込んで係止することで器
体1を取付枠60に容易に取り付けることができる。な
お、調光器Aの器体1は一連の取付枠60に対応した大
きさに形成されており、カバー3の突台部3aは取付枠
60の開口窓60aと略同じ寸法に形成されているの
で、既存の取付枠60を用いて調光器Aの器体1を造営
面に容易に取り付けることができる。また図示は省略す
るが、取付枠60の前面には器体1の突台部3aを露出
させる窓孔を備えた化粧プレート(例えば、JIS(J
IS C8316)で規格化されたフラッシプレートな
ど)を取り付けることができる。
【0026】ここで、図4(a)(b)に示すように、
ボディ2の長手方向における一方の側壁には、カバー3
と対向する開口縁の左右両端部にボディ2を貫通する貫
通孔2a,2aが形成されている。また、ボディ2の短
幅方向において対向する両側壁の内面には、ボディ2の
開口縁側に開放された溝2b,2bがそれぞれ形成され
ており、溝2bの底部は連通孔2cを介して外部と連通
している。ここに、貫通孔2a及び溝2bから被係止部
が構成される。一方、ボディ2と対向するカバー3の対
向面における貫通孔2a,2a及び溝2b,2bに対応
する部位には、ボディ2側に突出する弾性を有する係止
脚片3eがそれぞれ突設されており、各係止脚片3eの
先端には外側に向かって突出する係止爪3fが突設され
ている。
【0027】而して、ボディ2の開口面にカバー3を被
せるようにして被着すると、各係止脚片3eがボディ2
の貫通孔2a及び溝2b内に入り込み、貫通孔2a及び
溝2bの端縁と係止爪3fとが係止するので、ボディ2
とカバー3とをねじやかしめ鋲などの結合部材を用いて
結合する場合に比べて、ボディ2とカバー3との組立作
業を容易に行うことができ、且つ、結合部材が不要であ
るので、コストダウンが図れる。なお、係止爪3fに
は、係止脚片3eの先端部から根元側に行くほど外側へ
の突出量が大きくなるように傾斜するテーパ面が形成さ
れているので、ボディ2とカバー3とを結合する際に係
止脚片3eを貫通孔2a及び溝2b内に挿入すると、係
止爪3fのテーパ面が貫通孔2a及び溝2bの開口縁に
当接して、係止脚片3eが内側に押し撓められ、カバー
3をボディ2側にさらに押し込むと、係止爪3fが貫通
孔2a及び溝2bの端面を乗り越えて、貫通孔2a及び
溝2bの端縁と係止するから、ボディ2とカバー3との
結合作業をスムーズに行うことができる。
【0028】また、器体1内部には、プリント基板11
に実装されたトライアックTRC2が取付ねじ13を用
いてねじ止めされ、熱的に結合された放熱板12が収納
されている。放熱板12は熱伝導性の良好な金属板から
形成され、矩形板状であって突台部3aの裏面よりも若
干小さい寸法に形成された主部12aと、主部12aの
一端部から主部12aと連続一体に形成されトライアッ
クTRC2などの発熱部品が固定される固定片12bと
から構成され、放熱板12は主部12aを突台部3aの
裏面と対向配置した状態で器体1内部に収納される。こ
こで、カバー3の突台部3aには長手方向に沿って走る
長孔状の複数の通気孔14が穿設されており、突台部3
aは室内側に露出しているので、通気孔14を介して器
体1内部の空気と室内側の空気とを循環させることがで
き、室内側の空気は熱要用が大きく冷たいので、放熱効
率が向上する。
【0029】上述のように調光器Aには調光レベルを設
定するための操作部が設けられておらず、調光器Aは、
調光レベルを設定するための操作部を有し、操作部の操
作に応じた位相制御信号を発生する調光制御器Bと組み
合わせて用いられ、調光制御器Bから入力される位相制
御信号に応じて照明負荷Lを調光点灯させている。すな
わち、位相制御回路部40を有する調光器Aとは別に、
操作部を有する調光制御器Bを設けており、照明負荷L
を位相制御する位相制御回路部40と操作部とを分離し
ているので、位相制御回路部40に流れる負荷電流に比
べて、調光制御器Bから調光器Aに流れる位相制御信号
は電流値が十分小さくなり、発熱によって操作部が熱く
なることはなく、操作部を操作する際に使用者が違和感
を抱くことはない。また、図7は調光器A及び調光制御
器Bの設置状態を示しており、調光制御器Bには操作部
が設けられているので、人の手の届く範囲に設置する必
要があるが、調光器Aには操作部が設けられていないの
で、人の手の届く範囲に設置する必要はなく、人の手が
届かないような高所に設置できるから、位相制御回路部
40の発熱により器体1の表面温度が上昇したとして
も、その上限値を緩和することができる。
【0030】(実施形態2)図8に本実施形態の調光器
Aの回路図を示す。本実施形態では、実施形態1の調光
器Aにおいて、入力端子T1,T2に入力された位相制
御信号をそのまま出力する第3及び第4の負荷端子(以
下、負荷端子と言う。)T5,T6を設けている。尚、
負荷端子T5,T6以外の構成は実施形態1の調光器A
と同様であるので、同一の構成要素には同一の構成要素
を付して、その説明を省略する。
【0031】ここで、負荷端子T5,T6間に例えば白
熱灯のような照明負荷L’を接続すると、調光制御器B
により照明負荷L’を調光点灯させることができ、且
つ、調光器A内部に設けられた位相制御回路部40は、
調光制御器Bから入力される位相制御信号に応じて、照
明負荷Lを調光点灯させることができる。尚、負荷端子
T5,T6間に接続される照明負荷L’の負荷容量とし
ては、従来の調光器A’を用いて調光制御可能な照明負
荷の負荷容量の最小値程度とするのが望ましく、調光制
御器Bの位相制御回路部50の発熱を最小限に抑制する
ことができ、調光制御器Bの操作部が熱くなるのを防止
できる。また、調光制御器Bとしては、位相制御信号を
出力するような器具であれば、メーカーや機種を問わ
ず、どのような器具でも使用することができ、低電流の
位相制御信号を出力する専用の調光制御器Bを新たに製
作する必要はなく、従来の調光器を調光制御器Bとして
用いることもできる。
【0032】次に本実施形態の調光器Aの構造について
図9乃至図11を参照して説明する。図10(b)に示
すように、ボディ2内面の長手方向における一側にはリ
ブ2dが突設され、入力端子T1,T2及び負荷端子T
3〜T6を構成する速結端子をそれぞれ収納する3カ所
の端子収納部4a〜4cが設けられている。負荷端子T
3,T4を構成する速結端子8が収納される端子収納部
4aには、一対の端子板5と、各端子板5との間で電線
の芯線を挟持する一対の鎖錠ばね6と、一対の鎖錠ばね
6,6を接続解除方向に撓ませることにより電線の接続
状態を解除する解除釦7とが収納されている。また、入
力端子T1及び負荷端子T5を構成する速結端子8が収
納される端子収納部4bと、入力端子T2及び負荷端子
T6を構成する速結端子8が収納される端子収納部4b
には、それぞれ、断面コ字状に形成された端子板5’
と、端子板5’との間でそれぞれ電線の芯線を挟持する
一対の鎖錠ばね6と、一対の鎖錠ばね6を接続解除方向
に撓ませることにより電線の接続状態を解除する解除釦
7とが収納されている。また各端子収納部4a〜4cの
底部には、電線を挿入するための一対の電線挿入孔9,
9が各端子板5、5’に対応して開口するとともに、解
除釦7を押し動かすためにマイナスドライバ等の治具の
先端を挿入するための治具挿入孔10が解除釦7に対応
して開口してある。
【0033】ここで、速結端子8について図10(b)
及び図11を参照して説明する。尚、負荷端子T3,T
4を構成する速結端子8の構造は実施形態1と同様であ
るので、その説明は省略し、入力端子T1,T2及び負
荷端子T5,T6を構成する速結端子8について説明す
る。端子収納部4b,4c内に夫々収納される端子板
5’は導電材料の板金を曲成することにより、中央片5
eと、中央片5eの両側縁から中央片5eと略直交する
方向に突出する側片5f,5gとが連続一体に形成され
て、断面略コ字状に形成されている。そして、各端子板
5’には一方の側片5fに中央片6aを接触させると共
に、他方の側片5gに鎖錠片6b及び接触片6cを対向
させた状態で、一対の鎖錠ばね6,6が配置されてい
る。
【0034】而して、端子収納部4b,4cの底部に設
けられた電線挿入孔9から被覆の剥かれた電線の芯線を
挿入し、各鎖錠ばね6,6と端子板5’との間にそれぞ
れ電線の芯線を接続すると、一方の鎖錠ばね6と端子板
5’との間に接続された電線と、他方の鎖錠ばね6と端
子板5’との間に接続された電線とは端子板5’を介し
て電気的に接続されるので、2つの端子の内の一方を入
力端子T1(又はT2)とし、他方を負荷端子T5(又
はT6)とすれば、入力端子T1(又はT2)と負荷端
子T5(又は)T6との間が電気的に接続され、入力端
子T1,T2に印加された位相制御信号は負荷端子T
5,T6からそのまま出力される。
【0035】ところで、上述の各実施形態では、大角形
連用配線器具が短幅方向に3個並べて取り付けられる所
謂一連の取付枠60に対応した大きさに器体1の大きさ
を形成し、突台部3aの大きさを一連の取付枠60の開
口窓60aと略同じ大きさ(高さ約68.7mm×幅約
28mm)に形成しているが、図12(a)(b)に示
すように、一連の取付枠60を短幅方向に2つ並べた大
きさと略同じ大きさであって、中央に開口窓60aを有
し、開口窓60a両側の側片65,65にそれぞれ固定
爪66、可動爪67が3個づつ設けられた所謂2連接用
の取付枠60’に対応した大きさに器体1の大きさを形
成し、突台部3aの大きさを二連接用の取付枠60’の
開口窓60aと略同じ大きさ(高さ約68.7mm×幅
約74mm)に形成しても良い。また、図13(a)
(b)に示すように、一連の取付枠60を短幅方向に3
つ並べた大きさと略同じ大きさであって、中央に開口窓
60aを有し、開口窓60a両側の側片65,65にそ
れぞれ固定爪66、可動爪67が3個づつ設けられた所
謂3連接用の取付枠60”に対応した大きさに器体1の
大きさを形成し、突台部3aの大きさを三連接用の取付
枠60”の開口窓60aと略同じ大きさ(高さ約68.
7mm×幅約120mm)に形成しても良い。
【0036】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、外部
より位相制御信号が入力される第1及び第2の入力端子
と、照明負荷及び電源の直列回路が接続される第1及び
第2の負荷端子とが設けられた器体を有し、略矩形枠状
であって開口窓を挟んで対向する一対の側片にそれぞれ
複数組の器具取付手段が設けられ造営面に固定される取
付枠に対応した大きさに器体の大きさを形成し、前記器
具取付手段を用いて取付枠に着脱自在に取り付けるため
の取付手段を器体に設け、第1及び第2の入力端子から
入力される位相制御信号に応じて、第1及び第2の負荷
端子に接続された照明負荷を位相制御する位相制御回路
部を器体の内部に設けたことを特徴とし、調光器の器体
には、取付枠の器具取付手段を用いて取付枠に着脱自在
に取り付けるための取付手段が設けられ、突台部の大き
さは取付枠の開口窓と略同じ大きさに形成されているの
で、既存の取付枠を用いて施工面に器体を埋込配線する
ことができ、且つ、位相制御回路部では外部から入力さ
れた位相制御信号に応じて照明負荷を位相制御し、所定
の調光レベルで照明負荷を調光点灯させており、調光器
の器体には照明負荷の調光レベルを切り替えるための操
作部が設けられていないので、位相制御回路部の発生す
る熱によって操作部が熱せられることはなく、操作部が
熱くなって使用者に不安感を与えるのを防止できるとい
う効果がある。しかも調光器の器体には操作部がないか
ら調光器の器体を人の手の届かない場所に設置すること
ができ、調光器の器体に人が触れる虞が少ないので、器
体表面の温度上昇の上限値を低い温度に制限する必要が
ない。さらに位相制御回路部は外部から入力された位相
制御信号に応じて照明負荷を調光制御しており、位相制
御信号を発生する器具であれば、どのような器具でも調
光レベルを切り替える操作側の器具として使用できると
いう効果がある。また調光器の器体に操作部が設けられ
ている場合は、負荷容量に応じて定格容量の異なる位相
制御回路部を設け、定格容量の異なる位相制御回路部毎
に、操作部の仕様が異なる調光器を製作する必要があ
り、製品の種類が増加して、コストアップの要因になる
という問題があるが、調光器の器体には操作部が設けら
れていないので、各定格容量の調光器毎に操作部の種類
が異なる製品を用意する必要がなく、製品の種類を少な
くできるという効果もある。
【0037】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1及び第2の入力端子から入力される位相制御信
号をそのまま出力する第3及び第4の負荷端子を器体に
設けたことを特徴とし、第3及び第4の負荷端子からは
第1及び第2の入力端子に入力された位相制御信号がそ
のまま出力されているので、第3及び第4の負荷端子に
接続した別の照明負荷を調光制御できるという効果があ
る。
【0038】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、突台部の前面に器体の内部と連通する通気孔
を形成したことを特徴とし、通気孔は突台部の前面に設
けられており、器体の内部と室内側とが通気孔を介して
連通しているので、通気孔を介して器具内の空気と室内
側の空気とを循環させることができ、位相制御回路部の
発生する熱を、熱容量が大きく冷たい室内の空気に放熱
することができるから、放熱効率が向上するという効果
がある。
【0039】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、各入力端子及び各負荷端子は、端子板と、端
子板との間に電線の芯線を挟持する鎖錠ばねと、鎖錠ば
ねを解除方向に撓ませることにより電線接続状態を解除
する解除釦とで構成されることを特徴とし、端子板と鎖
錠ばねとの間に電線の芯線を差し込むだけで、電線の芯
線を電気的に接続することができ、且つ、解除釦を用い
て鎖錠ばねを解除方向に撓ませることによって、端子板
と鎖錠ばねとの間に挟持された電線の芯線を取り外すこ
とができるので、電線の接続作業及び取り外し作業の手
間を少なくでき、しかも端子板と鎖錠ばねとの間に電線
の芯線を差し込むだけで、接続作業が行えるので、ねじ
端子などを用いて電線の接続作業を行う場合のように、
ねじの締め忘れや締付不良が発生する虞がなく、人為的
なミスにより結線不良が発生するのを防止できるという
効果がある。
【0040】請求項5の発明は、請求項1又は2の発明
において、位相制御回路部の発熱部品と取付枠とが熱的
に絶縁されていることを特徴とし、施工面に固定された
取付枠に位相制御回路部の発生する熱が伝わることはな
く、位相制御回路部の発熱によって取付枠が熱くなり、
取付枠が固定された壁材が変色したりするのを防止で
き、且つ、壁材が熱せられることがないので、安全性が
向上するという効果がある。
【0041】請求項6の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記器体は、一面開口した略箱状のボディ
と、ボディの開口面を覆うカバーとを結合して構成さ
れ、前記カバーの背面からボディ側に突出する弾性を有
する係止片をカバーに設けるとともに、係止片に対応す
るボディの部位に係止片と係止する被係止部を設けたこ
とを特徴とし、ボディの開口面を覆うようにしてボディ
の開口面側からカバーをボディに組み込むと、カバーに
設けた係止片が被係止部と弾性係止し、カバーとボディ
とをワンタッチで組み立てることができ、組立作業の作
業性が向上するという効果があり、且つ、ねじやかしめ
鋲などの結合部材を用いてカバーとボディとを組み立て
る場合に比べて結合部材が不要になるから、コストダウ
ンが図れるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の調光器の回路図である。
【図2】同上の調光器に用いる調光制御器の回路図であ
る。
【図3】同上の調光器を取付枠に取り付けた状態を示
し、(a)は正面図、(b)は右側から見た側面図、
(c)は背面図である。
【図4】同上の調光器を示し、(a)はカバーを取り外
した状態を正面から見た図、(b)はカバーとプリント
基板を取り外した状態を正面から見た図である。
【図5】同上の調光器を取付枠に取り付けた状態を示
し、図3(a)中のC−C’線断面図である。
【図6】同上の調光器を取付枠に取り付けた状態を示
し、図3(a)中のD−D’線断面図である。
【図7】同上の調光器及び調光制御器の設置状態を説明
する説明図である。
【図8】実施形態2の調光器の回路図である。
【図9】同上の調光器を取付枠に取り付けた状態を示
し、(a)は正面図、(b)は右側から見た側面図、
(c)は背面図である。
【図10】同上の調光器を示し、(a)はカバーを取り
外した状態を正面から見た図、(b)はカバーとプリン
ト基板を取り外した状態を正面から見た図である。
【図11】同上の調光器を取付枠に取り付けた示し、図
9(a)中のE−E’線断面図である。
【図12】同上の別の調光器を取付枠に取り付けた状態
を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図13】同上のまた別の調光器を取付枠に取り付けた
状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図14】従来の調光器のブロック図である。
【図15】同上の調光器の設置状態を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
A 調光器 AC 商用交流電源 B 調光制御器 L 照明負荷 T1,T2 入力端子 T3,T4 負荷端子 40 位相制御回路部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部より位相制御信号が入力される第1及
    び第2の入力端子と、照明負荷及び電源の直列回路が接
    続される第1及び第2の負荷端子とが設けられた器体を
    有し、略矩形枠状であって開口窓を挟んで対向する一対
    の側片にそれぞれ複数組の器具取付手段が設けられ施工
    面に固定するための固定手段が設けられた取付枠に対応
    した大きさに器体の大きさを形成し、取付枠に器具取付
    手段を用いて着脱自在に取り付けるための取付手段を器
    体に設けると共に、取付枠の開口窓と略同じ寸法に形成
    され開口窓から前面側に突出する突台部を器体に設け、
    第1及び第2の入力端子から入力される位相制御信号に
    応じて、第1及び第2の負荷端子に接続された照明負荷
    を位相制御する位相制御回路部を器体の内部に設けたこ
    とを特徴とする調光器。
  2. 【請求項2】第1及び第2の入力端子から入力される位
    相制御信号をそのまま出力する第3及び第4の負荷端子
    を器体に設けたことを特徴とする請求項1記載の調光
    器。
  3. 【請求項3】突台部の前面に器体の内部と連通する通気
    孔を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の調
    光器。
  4. 【請求項4】各入力端子及び各負荷端子は、端子板と、
    端子板との間に電線の芯線を挟持する鎖錠ばねと、鎖錠
    ばねを解除方向に撓ませることにより電線接続状態を解
    除する解除釦とで構成されることを特徴とする請求項1
    又は2記載の調光器。
  5. 【請求項5】位相制御回路部の発熱部品と取付枠とが熱
    的に絶縁されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の調光器。
  6. 【請求項6】器体は、一面開口した略箱状のボディと、
    ボディの開口面を覆うカバーとを結合して構成され、カ
    バーの背面からボディ側に突出する弾性を有する係止片
    をカバーに設けるとともに、係止片に対応するボディの
    部位に係止片と係止する被係止部を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の調光器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101841957A (zh) * 2009-07-17 2010-09-22 罗宏基 Led通电发光电路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101841957A (zh) * 2009-07-17 2010-09-22 罗宏基 Led通电发光电路

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