JP2001126809A - コネクタの結合構造 - Google Patents
コネクタの結合構造Info
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Abstract
結合作業が行えると共にコネクタのがたつきを抑えるこ
とができ、また、電線の被覆破れによるショートを防止
する。 【解決手段】 ブラケット3に合体された第1のコネク
タ4と、パネル27に取り付けられるホルダ21と、こ
のホルダ21内に可動自在に取り付けられ、前記第1の
コネクタ4と結合する第2のコネクタ20とを備え、第
1のコネクタ4を合体させたブラケット3をパネル27
に組み付けた際に、第1のコネクタ4がホルダ21内に
進入して前記第2のコネクタ20と結合するように構成
してあり、ホルダ21に形成したがたつき防止部38に
よって支持軸36、36を付勢して第2のコネクタ20
のがたつきを抑える。
Description
造に関し、詳細にはブラケットに合体させたコネクタ
を、パネルに取り付けたホルダー内に可動自在に設けた
相手コネクタに対して、前記ブラケットをパネルに組み
付けると同時にコネクタ同士の結合を図るようにしたコ
ネクタの結合構造を提供することにある。
ロントウィンドー上端には、サンバイザーが設けられて
いる。サンバイザーの種類によっては、例えばバイザー
にバニティーミラーが設けられたものがあり、夜間でも
使用できるようにランプを備えたものもある。
えば図25に示すように、当該サンバイザー(図示は省
略する)を車体に固定するためのブラケット101を固
定シャフト102の先端に有し、そのブラケット101
を車体に固定することで取り付けられている。そして、
固定シャフト102内を通してそのシャフト先端102
aより導出されるリード線103の先端に、車体内に配
索されたワイヤハーネスの相手コネクタと接続されるコ
ネクタ104が取り付けられている。
先端に固定された端子105を収容するコネクタハウジ
ング106と、前記端子105をコネクタハウジング1
06から不用意に抜け出ないようにし、且つ端子105
の未係合状態を検知するランスとしての二重係止スペー
サー107とを有している。二重係止スペーサ107
は、コネクタハウジング106の端子収容室に貫通する
スペーサ装着孔部108に装着されて、上記端子105
が上記コネクタハウジング106から抜け出ないように
なすと共に、上記端子105がコネクタハウジング10
6の所定位置に収納されているか否かを検知する役目を
する。
体への取り付けは、図26に示すように、車体のインナ
ーパネル109とアウターパネル110間の空間部に配
索されたワイヤハーネスの相手コネクタ111に、上記
サンバイザーに接続されたコネクタ104を嵌合して接
続した後、ブラケット101をインナーパネル109の
装着孔に取付け固定することで行われる。
ブラケット101をインナーパネル109に取り付ける
前に、上記インナーパネル109と上記アウターパネル
110間の空間部に設けられた相手コネクタ111に、
上記ブラケット101に設けられたコネクタ104を作
業者が手探り状態で結合させる必要がある。そのため、
熟練を要した作業者でなければコネクタ104、111
を嵌合させることができない。このように、従来の構造
では、コネクタ結合作業が煩雑であり、その取り付け作
業に多くの時間を要していた。
102aからコネクタ104との間にはリード線103
が導出されているため、ブラケット101をインナーパ
ネル109に取り付ける際に、上記リード線103を噛
み込み絶縁被覆を破ってショートさせる虞れもある。
めに提案されたものであり、作業者の手作業によらずコ
ネクタの結合作業が簡単に行えると共にコネクタのがた
つきを抑えることができ、また、電線の被覆破れによる
ショートを防止することができる信頼性の高いコネクタ
の結合構造を提供することにある。
めに、請求項1記載のコネクタの結合構造は、パネルに
補器を固定するブラケットと、前記ブラケットに形成さ
れた凸部に嵌合する凹部を有し、前記凸部に前記凹部を
嵌合させて前記ブラケットに合体された第1のコネクタ
と、前記ブラケットが取り付けられる部分の前記パネル
に形成されたブラケット取付孔に対して開口部を向け
て、前記ブラケット取付面とは反対側の面に取り付けら
れたホルダと、前記ホルダ内に支持軸を中心として可動
自在に取り付けられ、前記第1のコネクタと結合する第
2のコネクタとを備え、前記第1のコネクタを合体させ
た前記ブラケットを前記パネルに組み付けた際に、前記
第1のコネクタが前記開口部を介して前記ホルダ内に進
入して前記第2のコネクタと結合するコネクタの結合構
造であって、前記支持軸を支持する支持軸ガイド孔を、
前記支持軸の外径寸法とほぼ同一径寸法とされた円弧状
孔部と、その円弧状孔部から開口端に行くに従ってその
孔幅が狭くなされた長孔部とにより形成し、前記支持軸
が前記長孔部に至るときに、前記支持軸を押し付ける方
向に付勢するがたつき防止部を前記ホルダに形成したこ
とを特徴とする。
ち、支持軸の外径寸法とほぼ同一径寸法とされた円弧状
孔部から開口端に行くに従ってその孔幅が狭くされた長
孔部に前記支持軸が至るときに、ホルダに形成したがた
つき防止部によって前記支持軸を押し付ける方向に付勢
するので、このがたつき防止部により第2のコネクタの
がたつきが抑えられる。従って、振動による異音の発生
が防止される。
ットをパネルに組み付けた際に、前記第1のコネクタが
ホルダ内に進入して前記ホルダ内に設けられた第2のコ
ネクタと結合するため、手作業によってコネクタの結合
作業を行うことなく、ブラケットのパネルへの組み付け
と同時にコネクタの結合がなされる。
させているので、例えば補器より導出されるリード線を
外部に引き出す必要がなく、余分なリード線長さを必要
としない。このため、ブラケットをパネルに取り付ける
場合、前記リード線がブラケットとパネル間に挟まれ、
該リード線の絶縁被覆破れによるショートの発生が回避
される。
求項1記載のコネクタの結合構造において、前記がたつ
き防止部は、前記支持軸ガイド孔の一部を構成すること
を特徴とする。
構成するため、この支持軸ガイド孔にガイドされた支持
軸に当該がたつき防止部による付勢力が直接掛かること
になり、前記第2のコネクタのがたつきを確実に抑える
ことになる。
一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
運転席又は助手席のフロントウィンドー上端に設けられ
るサンバイザー(補器)を車体に固定するためのブラケ
ットにコネクタを合体させ、そのコネクタを、車体に取
り付けたホルダ内に設けてなる相手コネクタに対して、
前記サンバイザーを車体に組み付けると同時に結合させ
るように構成したコネクタの結合構造に適用したもので
ある。
クタの結合構造は、図1、図2、図17及び図18に示
すように、サンバイザー1を支持する固定シャフト2の
先端に取付けられるブラケット3と、このブラケット3
に合体される一方のコネクタである第1のコネクタ4
と、この第1のコネクタ4に結合する相手コネクタであ
る第2のコネクタ20と、この第2のコネクタ20を支
持軸36を中心として可動自在に取り付けたホルダ21
とを有して構成されている。
クタ4は、図5及び図6に示すように、端子5と、この
端子5を収容する端子収容室6を有したコネクタハウジ
ング7とを有しており、後述するブラケット3と合体し
当該ブラケット3と一体化するようになっている。
ネクタハウジング7に形成された端子収容室6に圧入さ
れて収容され、上記サンバイザー1より導出されるリー
ド線8と自動車の車体に配索されたワイヤーハーネスの
第2のコネクタ20の相手端子42(図15参照)にそ
れぞれ接続される。すなわち、かかる端子5の一端部5
aには、図4に示すように、上記固定シャフト2内に挿
通されシャフト先端2aより導出される、前記サンバイ
ザー1に設けられたランプと接続されるリード線8の一
端がかしめられ、前記端子5の他端部5bには、第2の
コネクタ20の相手端子42が接続されるようになって
いる。
6に示すように、絶縁樹脂材料を一体成形することによ
り形成されており、上記端子5を収容する端子収容室6
と、上記シャフト先端2aより導出されるリード線8を
上記端子収容室6へ案内するリード線案内溝部9と、上
記相手コネクタを挿入嵌合させるコネクタ嵌合穴部10
と、上記端子収容室6に収容した上記端子5の抜け止め
を図るランス11とからなっている。
5を圧入させるようにして収容させている。そして、上
記端子収容室6には、上記端子5の抜け止めを図ると共
に、上記端子5の上記端子収容室6への挿入状態を検出
する、一次係止ランスとして機能するランス11が片持
ち梁状態に形成されている。
ハウジング7の先端側に形成されており、上記シャフト
先端2aより導出されるリード線8をその内部に臨ませ
て上記端子収容室6に収容された端子5の一端部5aへ
と導くようになしている。そして、上記コネクタ嵌合穴
部10は、上記コネクタハウジング7の後端側に形成さ
れており、相手コネクタ(第2のコネクタ20)をその
内部に挿入嵌合させてその相手端子42を上記端子5の
他端部5bに接続させる。
5及び図6に示すように、後述するブラケット3に形成
された凸部16と合体して当該ブラケット3と一体化す
る凹部12が形成されている。上記凹部12は、上記凸
部16に対してその突出方向と略直交する方向からスラ
イドして嵌合するように形成されていると共に、上記コ
ネクタハウジング7の外側面7aに呈する開口幅が次第
に内方へ向かって広がる逆台形状をなす、いわゆるくさ
び形状のへこみとして形成されている。そして、上記凹
部12の一部12aは、さらにその内方に向かって形成
されており、上記端子5が収容される端子収容室6に至
る位置まで達している。
ように、上記コネクタハウジング7の一側面7bの一部
を切り欠いて形成され、上記一側面7bと対向する他側
面7cの近傍部に至る位置まで形成されている。言い換
えれば、上記凹部12は、上記コネクタハウジング7の
全幅に亘っては形成されていない。
(b)及び図6に示すように、上記第1のコネクタ4を
後述するホルダ21内に設けた第2のコネクタ20に嵌
合させる際の挿入力を低減させるコネクタ挿入力低減部
22を有している。かかるコネクタ挿入力低減部22
は、上記リード線案内溝部9が形成された上記コネクタ
ハウジング7の一端部(ホルダ21への挿入後端側)
に、上記ホルダ21の内壁面との摩擦抵抗を低減するべ
く円弧形状として形成されている。
5及び図6に示すように、後述する第2のコネクタ20
を上記第1のコネクタ4のコネクタ嵌合穴部10へと自
動的に導くためのコネクタ拾い部23が形成されてい
る。コネクタ拾い部23は、上記コネクタ嵌合穴部10
が形成された上記コネクタハウジング7の他端部(ホル
ダ21への挿入先端側)に、当該コネクタ嵌合穴部10
の開口端における開口幅を広げるように上記凹部12が
形成される側とは反対側に突出形成されている。このよ
うに、上記コネクタハウジング7の他端部の一部を上方
に突出させてコネクタ拾い部23を形成したことによ
り、上記コネクタ嵌合穴部10の開口端における開口幅
が広がり、該コネクタ拾い部23によって第2のコネク
タ20を確実に拾うことが可能となる。
5に示すように、後述する第2のコネクタ20を上記コ
ネクタ嵌合穴部10へと案内させるためのガイド溝2
4、24が形成されている。上記ガイド溝24、24
は、上記第2のコネクタ20に形成されたガイド部2
5、25(図18参照)を溝内に案内させるためのもの
で、断面略コ字状をなすストレート溝として上記コネク
タ嵌合穴部10の両側面に形成されている。そして、上
記ガイド溝24、24の開口端は、図5(b)に示すよ
うに、上記ガイド部25、25をスムーズに溝内に案内
し易くするためにその溝幅が広くされている。
には、図5及び図6に示すように、後述するホルダ21
内の内壁面に形成したコネクタ案内ガイド部の案内面
(図示は省略する)に摺接して上記第1のコネクタ4を
上記ホルダ21内に進入させ、該第1のコネクタ4を第
2のコネクタ20へと導くための案内突起26、26が
設けられている。かかる案内突起26、26は、高さの
低い円柱形状をなす突起として、上記コネクタハウジン
グ7の両側面に突設されている。
は、図7及び図8に示すように、本体部13と、この本
体部13を車体のインナーパネルに取り付け固定する固
定用部材14と、上記固定シャフト2を圧入固定するシ
ャフト固定部15と、上記コネクタハウジング7に形成
された凹部12に嵌合し合体する凸部16とからなって
いる。
す本体部13の各頂点近傍部に設けられている。かかる
固定用部材14は、基端側の一部が他の部分よりもその
直径を大きくした略円筒体として形成されていると共
に、先端から基端に亘りその高さ方向に円筒体を二分す
るように形成されたスリット17を有している。このた
め、上記固定用部材14は、その二分された半円弧部分
の先端側が基端側を支点として弾性域内において変位す
るようになっている。このため、インナーパネルに形成
された、上記固定用部材14の大径部分よりやや小径の
ブラケット固定用孔(図示は省略する)に上記固定用部
材14が挿入されると、上記半円弧部分が変位して上記
固定用部材14の上記ブラケット固定用孔からの抜け止
めが防止される。
うに、上記本体部13のほぼ中央に突設されており、上
記固定シャフト2を挿通固定させるシャフト固定用孔1
8をその中心部に有している。上記固定シャフト2は、
上記シャフト固定用孔18に挿通されて圧入されること
で上記シャフト固定部15に固定される。
に、上記コネクタハウジング7に形成された上記凹部1
2に嵌合する凸形状として、上記ブラケット3に突設さ
れたコネクタ支持部材19の先端に設けられている。上
記凸部16の先端部16aは、図3及び図4に示すよう
に、上記凹部12の一部12aに嵌合して、上記端子収
容室6に収容された端子5に係合し該端子5の上記コネ
クタハウジング7からの抜け止めを図るようになってい
る。つまり、上記凸部16は、上記第1のコネクタ4を
上記ブラケット3に合体させて一体化させる機能の他、
上記端子5の上記コネクタハウジング7からの抜け止め
防止としての機能をする。また、上記凸部16の先端部
16aは、上記端子5が端子収容室6の所定位置に収容
されているか否かを検知する、いわゆる二次係止ランス
としての機能もする。
及び図10に示すように、第1のコネクタ4を合体させ
たブラケット3が取り付けられる部分の上記インナーパ
ネル27に形成されたブラケット取付孔28に対して開
口部29を向けて、上記したブラケット取付面27aと
は反対側の裏面27bに取り付けられている。
すように、上記第1のコネクタ4を内部に進入させるコ
ネクタ挿入口としての開口部29を有した略矩形状をな
すボックスとして形成されており、後述する第2のコネ
クタ20、シャフト固定部15、コネクタ支持部材19
及び第1のコネクタ4をその内部に収容する。かかるホ
ルダ21には、上記ホルダ21をインナーパネル27に
取り付けるためのフック30と、一対の係止片31、3
1とが形成されている。
すように、上記開口部29が形成されたパネル装着面2
1aに設けられている。かかるフック30は、略逆L字
状をなす舌片として形成されており、その先端に形成さ
れた引掛部31を、図10に示すようにインナーパネル
27に形成した引掛け孔部32に挿通させ、該引掛け孔
部32の開口周縁部に係合させることで、上記ホルダ2
1を上記インナーパネル27に装着固定させる。
び図12に示すように、上記開口部29の開口周縁部に
おける上記パネル装着面21aに設けられている。かか
る係止片31、31には、断面略コ字状をなすスリット
溝33が形成されており、そのスリット溝33に上記イ
ンナーパネル27に形成したブラケット取付孔28の開
口周縁部を嵌め込む形で臨ませている。つまり、上記係
止片31、31のスリット溝33に、上記インナーパネ
ル27のブラケット取付孔開口周縁部を嵌め込ませて、
上記ホルダ21を上記インナーパネル27に対して取り
付けている。
ネクタ4を後述する第2のコネクタ20に嵌合させる際
の挿入力であるコネクタ結合力F2(図20参照)を低
減させるための傾斜部34が形成されている。かかる傾
斜部34は、パネル装着面21a側から底部へ行くに従
って後述する第2のコネクタ20が取り付けられる方向
へと傾斜するようになされており、その傾斜された内壁
面34aに上記した第1のコネクタ4のコネクタ挿入力
低減部22が摺接するようになっている。
11に示すように、上記第1のコネクタ4を当該ホルダ
21内に進入させて第2のコネクタ20へと導くための
コネクタ案内ガイド部35、35が設けられている。か
かるコネクタ案内ガイド部35、35は、上記ホルダ2
1内の相対向する両内壁面21bにそれぞれ突出して形
成されており、上記第1のコネクタ4に形成された案内
突起26、26を摺接させる案内面35a、35bをそ
の上端部に有している。上記案内面35a、35bのう
ち、一方の案内面35aは、インナーパネル27とほぼ
平行な面とされており、他方の案内面35bは、第2の
コネクタ20が設けられる側へ傾斜した傾斜面とされて
いる。これら案内面35a、35bに上記案内突起2
6、26を摺接させて行くことで、上記第1のコネクタ
4を第2のコネクタ20へと案内させて行く。
14に示すように、上記第2のコネクタ20に形成され
た一対の支持軸36、36をガイドして、該支持軸3
6、36を中心として当該第2のコネクタ20を可動自
在とする支持軸ガイド孔37、37が形成されている。
上記支持軸ガイド孔37、37は、図23に示すよう
に、上記支持軸36、36を完全に孔部に押し込んだと
きに上記支持軸36、36の外径寸法とほぼ同一径寸法
とされた円弧状孔部37aと、その円弧状孔部37aか
ら開口端に行くに従ってその孔幅が狭くなされた長孔部
37bとからなっている。
24に示すように、結合した第1のコネクタ4と第2の
コネクタ20のがたつきを抑えるためのがたつき防止部
38が設けられている。がたつき防止部38は、自由端
側が変位可能となされており、幅狭とされた長孔部37
bへ移動してきた支持軸36、36を押し付ける方向
(図24中矢印X方向)へ付勢して第2のコネクタ20
のがたつきを抑える機能をする。なお、がたつき防止部
38は、支持軸ガイド孔37、37の一部を構成するよ
うになっている。
14に示すように、上記支持軸ガイド孔37、37にガ
イドされて可動自在とされた第2のコネクタ20の可動
上昇端位置を規制するための位置規制部材39が形成さ
れている。上記位置規制部材39は、上記ホルダ21に
形成された開口孔部40に臨む矩形の舌片形状として形
成されており、その先端部を上記第2のコネクタ20に
接触させて該第2のコネクタ20の可動上昇端位置を規
制するようになっている。
クタ20は、図11、図15及び図16に示すように、
上記第1のコネクタ4のコネクタ嵌合穴部10に入り込
むコネクタハウジング41を有し、そのコネクタハウジ
ング41内に上記第1のコネクタ4の端子5と接続する
相手端子42が収容されている。
のコネクタ4のコネクタ嵌合穴部10に入り込んで嵌合
する矩形箱体形状として形成されており、その両側面に
それぞれ第1のコネクタ4に形成されたガイド溝24に
入り込むガイド部25、25を有している。また、上記
コネクタハウジング41には、上記ホルダ21に形成さ
れた支持軸ガイド孔37、37に挿通されてガイドされ
る支持軸36、36が形成されている。この支持軸3
6、36は、高さの低い円柱体として形成されており、
上記第1のコネクタ4と嵌合する側とは反対側の基端側
における両側面に設けられている。
43には、図15に示すように、上記第1のコネクタ4
の端子5と接続される相手端子42が収容されている。
上記端子収容室43には、相手端子42のコネクタハウ
ジング41からの抜け止めを図ると共に前記相手端子4
2のコネクタハウジング41に対する装着位置を検出す
る可撓片弾性腕であるランス44が形成されている。
に、上記第1のコネクタ4の雄端子である端子5と接続
される雌端子とされている。かかる相手端子42は、一
端部42aが第1のコネクタ4の端子5と接続される接
続部とされ、他端部42bがリード線45と接続される
電線かしめ部とされている。
クタ4をブラケット3に合体させる。すなわち、図17
に示すように、固定シャフト2のシャフト先端2aより
導出されたリード線8に接続された端子5を収容してな
る第1のコネクタ4を、上記ブラケット3のコネクタ支
持部材19の先端に形成された上記凸部16に対してそ
の突出方向と略直交する方向からスライドさせて、上記
凸部16に上記コネクタハウジング7の凹部12を嵌合
させる。
に上記凹部12が嵌合することで、上記第1のコネクタ
4は上記ブラケット3に対して合体し一体化する。ま
た、上記凸部16の先端部16aが上記凹部12の一部
12aに嵌合し、上記端子収容室6に収容された端子5
に上記先端部16aが係合して上記端子5の上記コネク
タハウジング7からの抜け止めが防止される。
ト3に合体させて一体化すれば、従来必要としていた二
重係止スペーサが不要となり、コネクタの部品点数の削
減が図れると共に、固定シャフト2のシャフト先端2a
から導出されたリード線8が外部にほとんど露出するこ
とが無くなり、該リード線8がブラケット3と車体間に
挟まれて絶縁被覆破れによるショートの発生が回避され
る。
ダ21に第2のコネクタ20を取り付ける。第2のコネ
クタ20をホルダ21に取り付けるには、上記ホルダ2
1に形成された支持軸ガイド孔37、37に、それぞれ
の支持軸36、36を挿入して嵌め込む。その結果、上
記第2のコネクタ20は、上記支持軸36、36を中心
として上記ホルダ21に対して可動自在となる。
パネル27とアウターパネル46間の空間部47(図1
9参照)に入れて前記インナーパネル27に取り付け
る。上記ホルダ21を上記インナーパネル27に取り付
けるに際しては、上記インナーパネル27に形成された
ブラケット取付孔28に対して開口部29を向けて、上
記ブラケット取付面27aとは反対側の裏面27bに取
り付ける。このとき、ホルダ21に形成したフック30
の引掛部31を、インナーパネル27に形成した引掛け
孔部32に挿通係合させると共に、一対の係止片31、
31のスリット溝33に、上記インナーパネル27のブ
ラケット取付孔開口周縁部を嵌め込む。これにより、上
記インナーパネル27に対して上記ホルダ21が取付け
られる。
タ4をブラケット3に合体させたサンバイザー1を車体
に固定する。すなわち、ブラケット3に合体した第1の
コネクタ4を、上記インナーパネル27のブラケット取
付孔28より上記ホルダ21の内部へと進入させて行
く。すると、第1のコネクタ4に設けられた案内突起2
6、26が上記ホルダ21内に形成された案内面35a
に接触し、上記第1のコネクタ4は、上記案内面35a
及びこれと連続して傾斜面とされた案内面35bに案内
されて上記ホルダ21の奥底部へと進入して行く。その
過程で、上記第1のコネクタ4に形成されたコネクタ拾
い部23が、支持軸36、36を中心として可動自在に
支持された第2のコネクタ20の先端部を拾い、当該第
1のコネクタ4に形成したコネクタ嵌合穴部10へ上記
第2のコネクタ20を入り込ませる。
口端側の間口を大きくとっているので、上記第2のコネ
クタ20が上記コネクタ嵌合穴部10にスムーズに入り
込む。また、上記コネクタ嵌合穴部10に形成されたガ
イド溝24、24に、上記第2のコネクタ20に形成さ
れたガイド部25、25が入り込む。
ル27へさらに押し込むと、図20に示すように、上記
第1のコネクタ4のコネクタ挿入力低減部22が、上記
ホルダ21に形成された傾斜部34の内壁面34aに接
触する。すると、上記第1のコネクタ4には、上記ブラ
ケット3の上記インナーパネル27への押し込み力F1
の分力として、該第1のコネクタ4を第2のコネクタ2
0へと嵌合させるコネクタ結合力F2が作用する。この
コネクタ結合力F2は、上記押し込み力F1に比べて小
さいため、上記第2のコネクタ20に対する上記第1の
コネクタ4の挿入力を低減させることになる。
底部へと次第に押し込まれて行くに連れ、上記第1のコ
ネクタ4のコネクタ嵌合穴部10には、上記コネクタ結
合力F2によって第2のコネクタ20が次第に入り込ん
で行く。この一方、上記ブラケット3は、該ブラケット
3に形成された3つの固定用部材14がインナーパネル
27に形成されたそれぞれのブラケット固定用孔48に
入り込んで、インナーパネル27に装着されて行く。
ネクタ20が嵌合し終えると、上記第1のコネクタ4
は、図21に示すように、上記ホルダ21の底面21c
に対して水平状態になり、また、上記底面21cとの間
に一定の隙間を持つ。かかる状態においては、図23に
示すように、上記第2のコネクタ20の支持軸36、3
6が上記支持軸ガイド孔37、37の円弧状孔部37
a、37aに嵌合した状態とされている。この状態から
ブラケット3を押し込むと、図22に示すように、上記
第1のコネクタ4が上記ホルダ21の底面21cに接触
する。この状態がコネクタの嵌合保証状態となる。
た第2のコネクタ20も当該第1のコネクタ4と共にホ
ルダ底部へと移動する。その結果、円弧状孔部37a、
37aに嵌合していた支持軸36、36が、ホルダ21
に形成された支持軸ガイド孔37、37の開口端側へ移
動し、孔幅の狭い長孔部37bに移動する。この長孔部
37bでは、支持軸36、36の外径寸法よりも幅狭と
されていることから、上記支持軸36、36が入り込む
と、図24に示すように、上記支持軸ガイド孔37、3
7の開口幅を広げる方向にがたつき防止部38が弾性変
形域内において変位する。そのため、上記支持軸36、
36には、変位した上記がたつき防止部38による反力
Xが作用し、上記第2のコネクタ20が上記ホルダ21
に対してがたつき無く保持される。従って、振動による
異音の発生が抑えられる。
造によれば、ブラケット3をインナーパネル27に取り
付けると同時に、作業者の手作業によらず目暗状態で第
1のコネクタ4と第2のコネクタ20を結合させること
ができ、組み付け作業を大幅に低減させることができ
る。また、ホルダ21に形成された支持軸ガイド孔3
7、37のうち、支持軸36、36の外径寸法とほぼ同
一径寸法とされた円弧状孔部37aから開口端に行くに
従ってその孔幅が狭くされた長孔部37bに前記支持軸
36、36が至るときに、ホルダ21に形成したがたつ
き防止部38によって前記支持軸36、36を押し付け
る方向に付勢するので、このがたつき防止部38により
第2のコネクタ20のがたつきが抑えられる。従って、
振動による異音の発生が防止される。
合体させてリード線10を外部にほとんど引き出さない
ことから、上記ブラケット3をインナーパネル27に取
り付ける際に、上記リード線10を噛み込んで絶縁被覆
破れによるショートを無くせる。
態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制
限されることなく種々の変更が可能である。
としたが、本発明では、上記補器としてサンバイザーに
制限されない。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
ば、ホルダに形成された支持軸ガイド孔のうち、支持軸
の外径寸法とほぼ同一径寸法とされた円弧状孔部から開
口端に行くに従ってその孔幅が狭くされた長孔部に前記
支持軸が至るときに、ホルダに形成したがたつき防止部
によって前記支持軸を押し付ける方向に付勢するので、
このがたつき防止部により第2のコネクタのがたつきを
抑えることができる。従って、振動による異音の発生を
防止することができる。
ットをパネルに組み付けた際に、前記第1のコネクタが
ホルダ内に進入して前記ホルダ内に設けられた第2のコ
ネクタと結合するため、手作業によってコネクタの結合
作業を行うことなく、前記ブラケットのパネルへの組み
付けと同時に目暗状態でコネクタを結合させることがで
き、組み付け作業を大幅に簡略化させることができる。
させているので、例えば補器より導出されるリード線を
外部に引き出す必要がなく、余分なリード線長さを必要
としない。このため、ブラケットをパネルに取り付ける
場合、前記リード線がブラケットとパネル間に挟まれ、
該リード線の絶縁被覆破れによるショートの発生を回避
させることができる。
ば、請求項1記載の発明の効果に加えて、がたつき防止
部が支持軸ガイド孔の一部を構成するため、この支持軸
ガイド孔にガイドされた支持軸に当該がたつき防止部に
よる付勢力が直接掛かることになり、前記第2のコネク
タのがたつきを確実に抑えることができる。
バイザーに取り付けた状態を示す平面図である。
の斜視図である。
を一部破断して示す側面図である。
図、(b)は断面図、(c)は平面図である。
(b)は断面図、(c)は正面図である。
れた状態を示す側面図である。
は正面図である。
(b)は平面図、(c)は正面図である。
(b)は図13(b)のB−B線断面図である。
図、(b)は正面図、(c)は平面図である。
の状態を一部断面として示す側面図である。
態を示す断面図である。
ルダ内の第2のコネクタに嵌合させる動作を示し、コネ
クタ嵌合開始状態の断面図である。
ルダ内の第2のコネクタに嵌合させる動作を示し、コネ
クタ嵌合途中状態の断面図である。
ルダ内の第2のコネクタに嵌合させる動作を示し、コネ
クタ嵌合完了状態の断面図である。
ルダ内の第2のコネクタに嵌合させる動作を示し、コネ
クタ嵌合保証状態の断面図である。
タの支持部分の要部拡大側面図である。
タの支持部分の要部拡大側面図である。
る。
ラケットを車体に固定し相手コネクタと接続した状態を
一部破断して示す側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 パネルに補器を固定するブラケットと、 前記ブラケットに形成された凸部に嵌合する凹部を有
し、前記凸部に前記凹部を嵌合させて前記ブラケットに
合体された第1のコネクタと、 前記ブラケットが取り付けられる部分の前記パネルに形
成されたブラケット取付孔に対して開口部を向けて、前
記ブラケット取付面とは反対側の面に取り付けられたホ
ルダと、 前記ホルダ内に支持軸を中心として可動自在に取り付け
られ、前記第1のコネクタと結合する第2のコネクタと
を備え、 前記第1のコネクタを合体させた前記ブラケットを前記
パネルに組み付けた際に、前記第1のコネクタが前記開
口部を介して前記ホルダ内に進入して前記第2のコネク
タと結合するコネクタの結合構造であって、 前記支持軸を支持する支持軸ガイド孔を、前記支持軸の
外径寸法とほぼ同一径寸法とされた円弧状孔部と、その
円弧状孔部から開口端に行くに従ってその孔幅が狭くな
された長孔部とにより形成し、 前記支持軸が前記長孔部に至るときに、前記支持軸を押
し付ける方向に付勢するがたつき防止部を前記ホルダに
形成したことを特徴とするコネクタの結合構造。 - 【請求項2】 前記がたつき防止部は、前記支持軸ガイ
ド孔の一部を構成することを特徴とする請求項1記載の
コネクタの結合構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30166999A JP3600088B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | コネクタの結合構造 |
US09/685,589 US6503094B1 (en) | 1999-10-22 | 2000-10-11 | Connector supporting structure and coupling structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30166999A JP3600088B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | コネクタの結合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001126809A true JP2001126809A (ja) | 2001-05-11 |
JP3600088B2 JP3600088B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=17899714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30166999A Expired - Fee Related JP3600088B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | コネクタの結合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3600088B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6893161B2 (en) | 2001-11-20 | 2005-05-17 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Optical connector device |
JP2007522012A (ja) * | 2004-02-13 | 2007-08-09 | ジョンソン コントロールズ インテリアズ ゲーエムベーハー アンド コー. カーゲー | 車両に使用するために設計される部品、特に、サンバイザーおよび部品の製造方法 |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30166999A patent/JP3600088B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6893161B2 (en) | 2001-11-20 | 2005-05-17 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Optical connector device |
JP2007522012A (ja) * | 2004-02-13 | 2007-08-09 | ジョンソン コントロールズ インテリアズ ゲーエムベーハー アンド コー. カーゲー | 車両に使用するために設計される部品、特に、サンバイザーおよび部品の製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3600088B2 (ja) | 2004-12-08 |
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