JP2001126574A - 接点信号入力方式 - Google Patents

接点信号入力方式

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JP2001126574A
JP2001126574A JP30210399A JP30210399A JP2001126574A JP 2001126574 A JP2001126574 A JP 2001126574A JP 30210399 A JP30210399 A JP 30210399A JP 30210399 A JP30210399 A JP 30210399A JP 2001126574 A JP2001126574 A JP 2001126574A
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circuit
short
resistor
contact
diode
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JP30210399A
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Inventor
Seiichi Saito
成一 斉藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点側の電源が1種類で、接点との間の配線
を2本、消費電力を小さくすることにより、プラント側
の設備の簡易化およびプラント側の既設の一般的施工へ
の適用を可能とし、低消費電力で高信頼の接点信号入力
方式を提供する。 【解決手段】 接点K1と電源E1とを備え、前記接点
がオンのとき一次電流Ipcを流す主回路を有する接点
信号入力方式において、前記主回路に接続された短絡可
能な回路であって、短絡することにより二次電流を生成
し、前記接点のオン・オフの際の所定期間だけ二次電流
Itrを前記接点K1に供給する二次電流供給回路(K
1−5−R3−Q2−6)と、前記二次電流供給回路の
短絡を制御することで前記接点への前記二次電流の供給
を制御する二次電流制御部(Q1−1−2)とを備え、
前記二次電流制御部は、前記接点のオン・オフの際の所
定期間だけ前記二次電流供給回路を短絡させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラント等の各
種接点の状態(オンであるかオフであるかという状態)
を論理”0”または”1”のディジタル信号に変換して
コンピュータやコントローラに入力する接点信号入力に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は、特開昭55−4621に示さ
れた従来の接点信号入力方式の実施例を示している。接
点に発生する酸化膜を除去するために印加する電圧と電
流によって発生する消費電力を減少させるため、接点に
印加する電源電圧を接点がオンのときは低電圧、オフの
ときは高電圧となるようにE1およびE2の2種類の電
源を用意する方式が従来よりあった。
【0003】図21において、K30は接点、E30お
よびE31は電源、R30およびR31は抵抗器、PC
30はホトカップラ、LED30はPC30の一次側の
LED、D30はダイオードである。
【0004】次に動作について説明する。
【0005】接点がオフの状態では、接点の両端に印加
される電圧は、抵抗器R30、ホトカップラの一次側L
ED30、抵抗器R31を経由してE1+E2となり、
接点の酸化皮膜を絶縁破壊に足りる高電圧となる。な
お、この酸化皮膜の絶縁破壊はアークによるものである
が、抵抗器R30およびR31による電流を適度に設定
することにより接点を損傷せずに洗浄作用を行なわせる
ことができる。
【0006】一方、接点がオンの状態では、図21に示
す電流i1およびi2の合計した電流が流れる。消費電
力を小さくするためには、R31の値を大きく選んでi
2の電流を小さくするとともにR30の値を適度に小さ
な値としてi1の電流を大きくして、i1およびi2の
合計した電流が規定の電流となるようにするのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の接点信号入力方
式は以上のように構成されていたため、2種類の電源を
外部に持たなければならず、プラント側の設備が複雑に
なるとともに接点との間の配線が3本となってケーブル
の本数が増加するという問題点があった。
【0008】さらに、プラント側が既設の1種類の電源
による方式で施工されている場合は、従来の図21の方
式は適用不可能であり、図22に示すもっとも一般的な
接点入力方式とする必要があった。図22の方式の場合
はE32を高い電圧として絶縁皮膜を絶縁破壊するに足
りるようにする必要があり、電流i3と電圧E32との
積E32×i3の消費電力が大きく問題となる。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、接点側の電源は1種類、接点と
の間の配線を2本、かつ消費電力を小さくすることによ
って、プラント側の設備の簡易化およびプラント側の既
設の一般的施工への適用を可能とし、低消費電力で高信
頼の接点信号入力方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、オン・オフす
る接点と電源とを備え、前記接点がオンのとき一次電流
を流す主回路を有する接点信号入力方式において、前記
主回路に接続された短絡可能な回路であって、短絡する
ことにより二次電流を生成し、前記接点のオンとオフと
の少なくともいずれかの際の所定期間だけ前記二次電流
を前記接点に供給する二次電流供給回路と、前記二次電
流供給回路の短絡を制御することで前記二次電流供給回
路による前記接点への前記二次電流の供給を制御する二
次電流制御部とを備え、前記二次電流制御部は、前記接
点のオンとオフとの少なくともいずれかの際の所定期間
だけ前記二次電流供給回路を短絡させることを特徴とす
る。
【0011】前記二次電流供給回路は、前記二次電流を
前記接点に供給するために、短絡する供給用短絡素子を
有し、前記二次電流制御部は、前記供給用短絡素子に接
続され、前記供給用短絡素子の短絡を制御するために、
短絡する制御用短絡素子を有し、前記制御用短絡素子が
短絡を開始することにより前記供給用短絡素子は短絡を
停止し、前記二次電流制御部は、更に、前記制御用短絡
素子に接続されたレベル調整回路と、前記レベル調整回
路と前記主回路とに接続された時限短絡回路とを有して
おり、前記時限短絡回路は前記レベル調整回路への入力
電圧を制御し、前記レベル調整回路は前記時限短絡回路
により制御された入力電圧が所定のスレショルド電圧よ
りも高い電圧にあるときは制御用短絡素子の短絡を開始
させ前記供給用短絡素子の短絡を停止させることを特徴
とする。
【0012】前記接点信号入力方式は、更に前記接点の
オン・オフにより生成される接点信号の電圧を保持する
電圧保持回路を有し、前記供給用短絡素子をトランジス
タとし、前記電圧保持回路と前記供給用短絡素子たるト
ランジスタのベースとを接続したことを特徴とする。
【0013】前記接点信号入力方式は、前記制御用短絡
素子をトランジスタとし、前記レベル調整回路は、ツェ
ナーダイオードと、前記ツェナーダイオードのアノード
に接続した抵抗器とを有し、前記ツェナーダイオードの
カソードは前記時限短絡回路に接続され、前記抵抗器は
前記制御用短絡素子たるトランジスタのベースに接続さ
れていることを特徴とする。
【0014】前記時限短絡回路は、コンデンサと、第一
の抵抗器と、第二の抵抗器と、ダイオードとを有し、前
記コンデンサと前記第一の抵抗器を並列に接続し、前記
並列に接続したコンデンサと第一の抵抗器の一端は前記
ダイオードのアノードに接続され、前記並列に接続した
コンデンサと第一の抵抗器の他端は前記第二の抵抗器の
一端に接続され、前記ダイオードのカソードは前記主回
路に接続され、前記第二の抵抗器の他端は前記レベル調
整回路に接続されていることを特徴とする。
【0015】前記電圧保持回路は、ダイオードと抵抗器
とコンデンサとを有し、前記ダイオードと前記抵抗器と
前記コンデンサとが直列に接続され、前記抵抗器と前記
コンデンサとの間の部分と前記供給用短絡素子たるトラ
ンジスタのベースとが接続され、前記ダイオードのアノ
ードは前記主回路に接続され、前記コンデンサの一端は
前記供給用短絡素子たるトランジスタのベースに接続さ
れていることを特徴とする。
【0016】前記二次電流供給回路は、前記二次電流を
前記接点に供給するために、短絡する供給用短絡素子を
有し、前記二次電流制御部は、前記供給用短絡素子に接
続され、前記供給用短絡素子の短絡を制御するために、
短絡する制御用短絡素子を有し、前記制御用短絡素子が
短絡を開始することにより前記供給用短絡素子は短絡を
停止し、前記二次電流制御部は、更に、前記制御用短絡
素子に接続されたレベル調整回路と、前記レベル調整回
路に接続されたチャッタリング平滑化回路とを有してお
り、前記チャッタリング平滑化回路は、前記接点のオン
・オフにより生成される接点信号に生ずるチャッタリン
グを平滑化し、平滑化された前記接点信号を前記レベル
調整回路に供給し、前記レベル調整回路は、前記チャッ
タリング平滑化回路より供給された平滑化された前記接
点信号が所定のスレショルド電圧よりも高い電圧にある
ときに前記制御用短絡素子の短絡を開始させ前記供給用
短絡素子の短絡を停止させることを特徴とする。
【0017】前記接点信号入力方式は、前記制御用短絡
素子をトランジスタとし、前記レベル調整回路は、ツェ
ナーダイオードと、前記ツェナーダイオードのアノード
に接続された抵抗器とを有し、前記ツェナーダイオード
のカソードは前記チャッタリング平滑化回路に接続さ
れ、前記抵抗器は前記制御用短絡素子たるトランジスタ
のベースに接続されていることを特徴とする。
【0018】前記チャッタリング平滑化回路は、並列に
接続された抵抗器及びダイオードと、前記並列に接続さ
れた抵抗器及びダイオードの一端に接続されたコンデン
サとを有し、前記並列に接続された抵抗器及びダイオー
ドの一端は更に前記レベル調整回路に接続され、他端は
前記主回路に接続され、前記コンデンサの他端は前記主
回路に接続されていることを特徴とする。前記チャッタ
リング平滑化回路は、抵抗器と、前記抵抗器にの一端に
接続されたコンデンサとを有し、前記抵抗器の一端は更
に前記レベル調整回路に接続され、前記抵抗器の他端は
前記主回路に接続され、前記コンデンサの他端は前記主
回路に接続されていることを特徴とする。
【0019】前記二次電流供給回路は、前記二次電流供
給回路を短絡する短絡素子を有し、前記二次電流制御部
は、前記主回路に接続された電流検出回路と、前記主回
路及び前記電流検出回路に接続された片方向ディレイス
イッチ回路とを有し、前記電流検出回路は、前記一次電
流の前記主回路への導通の検出を行い、前記検出に基づ
き前記主回路から前記片方向ディレイスイッチ回路へ電
圧を印加させ、前記片方向ディレイスイッチ回路は、前
記短絡素子を一部に含んでおり、前記電流検出回路によ
って前記主回路から印加された電圧の前記短絡素子への
印加を制御することによって前記短絡素子の短絡を制御
することを特徴とする。
【0020】前記電流検出回路はトランジスタと抵抗器
とを有しており、前記抵抗器の一端は前記トランジスタ
のベースに接続され、前記抵抗器の他端は前記主回路に
接続され、前記トランジスタのコレクタは前記片方向デ
ィレイスイッチ回路に接続され、前記トランジスタのエ
ミッタは前記主回路に接続されていることを特徴とす
る。
【0021】前記片方向ディレイスイッチ回路は、前記
短絡素子である電界効果トランジスタと、第一の抵抗器
と、第二の抵抗器と、第三の抵抗器と、コンデンサと、
ダイオードとを有しており、前記コンデンサと前記第一
の抵抗器は並列に接続されており、前記電界効果トラン
ジスタのゲートは、前記並列に接続された前記コンデン
サと前記第一の抵抗器の一端及び前記第二の抵抗器の一
端に接続され、前記第二の抵抗器の他端は前記電流検出
回路に接続され、前記並列に接続された前記コンデンサ
と前記第一の抵抗器の他端は前記ダイオードのカソード
に接続され、前記ダイオードのアノードは前記主回路に
接続され、第三の抵抗器は、前記ダイオードのアノード
と前記第二の抵抗器の一端とに接続されていることを特
徴とする。
【0022】前記二次電流制御部は、微分回路と平滑化
回路とを有しており、前記微分回路は、接点のオン・オ
フにより生成される接点信号を微分した微分信号を生成
し、前記微分信号を前記平滑化回路へ供給し、前記平滑
化回路は、前記微分回路から供給された前記微分信号を
平滑化し、平滑化した前記微分信号を前記二次電流供給
回路へ供給し、前記二次電流供給回路は、前記二次電流
供給回路を短絡する短絡素子を有し、前記短絡素子は、
前記平滑化回路より供給された前記平滑化した微分信号
に従って前記二次電流供給回路を短絡することを特徴と
する。
【0023】前記平滑化回路は、前記接点信号がオフか
らオンへ移行する際の微分信号を平滑化する平滑化回路
Aと、前記接点信号がオンからオフへ移行する際の微分
信号を平滑化する平滑化回路Bとを有しており、前記短
絡素子は、前記接点信号のオフからオンへの移行時に、
前記平滑化回路Aより供給された平滑化された前記微分
信号に従って前記二次電流供給回路を短絡する短絡素子
Aと、前記接点のオンからオフへの移行時に、前記平滑
化回路Bより供給された平滑化された前記微分信号に従
って前記二次電流を短絡する短絡素子Bとを有すること
を特徴とする。
【0024】前記接点信号入力方式は、前記平滑化回路
Aに接続され、前記短絡素子Aを一部に含む短絡回路A
と、前記平滑化回路Bに接続され、前記短絡素子Bを一
部に含む短絡回路Bとを有しており、前記短絡素子Aを
NPN型トランジスタとし、前記短絡素子BをPNP型
トランジスタとし、前記短絡回路Aは、前記NPN型ト
ランジスタと抵抗器とダイオードとを有し、前記NPN
型トランジスタのベースを前記抵抗器に接続し、前記抵
抗器をを前記ダイオードのカソードに接続し、前記ダイ
オードのアノードを前記平滑化回路Aに接続し、前記N
PNトランジスタのエミッタ及びコレクタを前記主回路
に接続し、前記短絡回路Bは、前記PNP型トランジス
タと抵抗器とダイオードとを有し、前記PNP型トラン
ジスタのベースを前記抵抗器に接続し、前記抵抗器をを
前記ダイオードのアノードに接続し、前記ダイオードの
カソードを前記平滑化回路Bに接続し、前記NPNトラ
ンジスタのエミッタ及びコレクタを前記主回路に接続し
ていることを特徴とする。
【0025】前記接点信号入力装置は、前記短絡素子A
及び前記短絡素子Bを、各々、一次側に発光ダイオード
を有し、二次側にFET構造を有するホトカップラと
し、前記短絡素子Aたるホトカップラの前記一次側の発
光ダイオードの極性が、前記短絡素子Bたるホトカップ
ラの前記一次側の発光ダイオードの極性と反対方向に配
置されていることを特徴とする。
【0026】前記接点信号入力方式は、前記平滑化回路
Aに接続され、前記短絡素子Aを一部に含む短絡回路A
と、前記平滑化回路Bに接続され、前記短絡素子Bを一
部に含む短絡回路Bとを有しており、前記平滑化回路A
及び前記平滑化回路Bは、各々、並列に接続された抵抗
器及びダイオードと、前記並列に接続された抵抗器及び
ダイオードの一端に接続されたコンデンサとを有し、前
記平滑化回路Aの前記並列に接続された抵抗器及びダイ
オードの一端は更に前記短絡回路Aに接続され、他端は
前記微分回路に接続され、前記平滑化回路Bの前記並列
に接続された抵抗器及びダイオードの一端は更に前記短
絡回路Bに接続され、他端は前記微分回路に接続され、
前記コンデンサの他端は前記主回路に接続されているこ
とを特徴とする。
【0027】また、この発明は、オン・オフする接点と
電源とを備え、前記接点がオンのとき一次電流を流す主
回路を有する接点信号入力方式において、前記主回路に
接続されたダイオードと、一端を前記ダイオードに他端
を前記主回路に接続された抵抗器と、一端を前記ダイオ
ードに他端を前記主回路に接続され、前記抵抗器と並列
に接続されたコンデンサとを有し、前記接点のオフから
オンへの移行の際の所定期間だけ二次電流を生成し、前
記接点のオフからオンへの移行の際の所定期間だけ前記
二次電流を前記接点に供給する二次電流供給回路を有す
ることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す接点信号入力方式構成図である。
【0029】図において、K1は接点、E1は接点側の
直流電圧源、PC1はホトカップラ、LED1はPC1
の一次側LED、R1、R2、R3、R4、R5は抵抗
器、Q1は制御用短絡素子たるトランジスタ、Q2は供
給用短絡素子たるトランジスタ、1はレベル調整回路、
2は時限短絡回路、3は電圧保持回路、5は接点信号ラ
イン、6は接点信号リターンラインである。
【0030】接点K1、直流電圧源E1、ホトカップラ
PC1、接点信号ライン5及び接点信号リターンライン
6で形成される回路を主回路と呼ぶ。また、接点K1−
接点信号ライン5−抵抗器R3−トランジスタQ2−接
点信号リターンライン6で形成される回路を二次電流供
給回路と呼び、レベル調整回路1、時限短絡回路2、ト
ランジスタQ1及びこれらを接続するライン7、ライン
8、ライン10をまとめて二次電流制御部と呼ぶ。
【0031】また、図2はレベル調整回路1の実現例で
あり、R6は抵抗器、ZD1はツェナーダイオードであ
る。図3は時限短絡回路2の実現例であり、D1はダイ
オード、R7、R8は抵抗器、C1はコンデンサであ
る。図4は電圧保持回路3の実現例であり、D2はダイ
オード、R9は抵抗器、C2はコンデンサである。
【0032】次に動作について説明する。
【0033】まず外部の接点K1がオフの状態では接点
入力回路側には電圧が現れず、ホトカップラPC1の一
次側LED1には電流が流れずホトカップラの出力4は
オフ状態である。また、各コンデンサは充電のない状
態、トランジスタQ1、Q2はオフ状態である。
【0034】外部の接点K1がオフからオンに変化する
場合について、図5を用いて説明する。
【0035】接点K1がオフからオンに変化する際、図
5の(i)接点からの出力信号波形に示すように、チャ
ッタリングが発生して信号にノイズが現れ、しばらく後
にアークが発生して14のように暫時一定電圧となる。
電圧保持回路3は接点信号の電圧を保持する働きをし、
接点信号が立ち上がると共に電圧を発生して抵抗器R5
を経由してトランジスタQ2をオンさせる。Q2がオン
となると接点信号ライン5は抵抗器R3を経由して接点
信号のリターンライン6に接続されたことになり二次電
流たるItrの電流が流れ、接点K1に流れる電流はL
ED1に流れる電流(一次電流)Ipcと二次電流たる
Itrの和となる。
【0036】Q2がオンのとき、レベル調整回路1の入
力ライン7は、時限短絡回路2経由で低電圧に保持され
る。このとき、時限短絡回路内部の図3のコンデンサC
1は、徐々に抵抗器R7およびR2を経由して接点信号
ライン5からの電圧が充電され、充電されるとレベル調
整回路1の入力ライン7の電圧が上昇してくる。図5の
(i)接点からの出力信号波形のVthはスレショルド
電圧であり、この電圧を超えるまではQ1がオフでQ2
がオン状態である。つまり、レベル調整回路1の入力ラ
イン7の電圧がこのスレショルド電圧Vthを超えると
図2に示すレベル調整回路1中のツェナーダイオードZ
D1がトランジスタQ1のベースに電流を流すことが可
能となり、Q1がオンするとともにQ2がオフとなる。
【0037】したがって、コンデンサC5が充電され、
レベル調整回路1の入力ライン7の電圧がスレショルド
電圧Vthを超えるまでは、トランジスタQ1はしばら
くの間オフを保った後オン、トランジスタQ2はしばら
くの間オンを保った後オフとなる。つまりレベル調整回
路からの出力は、図5の(ii)に示す実線波形のよう
に、接点信号がオンになってしばらくした後オンし、ト
ランジスタQ2の出力も図5の(iii)に示すよう
に、接点信号がオンになってしばらくした後オフとな
る。
【0038】K1の接点には、接点にアークが発生して
いる図5に示す14の期間および時限短絡回路が動作し
ている期間(すなわちTaの間)、アークが発生してア
ークが持続できるだけの電流が流れて接点の洗浄が行わ
れる。なお、Taの期間が過ぎるとQ2はオフとなるの
で、接点に流れる電流は一次電流であるIpcだけとな
り電流値が減少して消費電力を小さくすることができ
る。
【0039】次に外部の接点K1がオンからオフに変化
する場合について、図5を用いて説明する。
【0040】図5の(i)接点からの出力信号波形に示
すように、接点K1がオンからオフに変化する際にもア
ークが発生し、15で示すように暫時一定電圧となった
後チャッタリングが発生してオフとなる。図5の(i)
接点からの出力信号がVthスレショルド電圧以下にな
ると、レベル調整回路1の出力8は低電圧となり、Q1
がオンからオフ、Q2がオフからオンとなる。すなわ
ち、R3を経由してItrの二次電流が流れてアークを
Tbの期間持続させることができ、接点の洗浄が行われ
る。
【0041】以上のように、接点がオフからオンおよび
オンからオフとなる両方において、暫時接点に流れる電
流を増加させてアークが持続できる電流を流して接点を
洗浄する一方、接点がオンのままの状態では電流を少な
くして消費電力を抑えるようにしている。また、接点側
の電源は1種類、接点との間の配線を2本、かつ消費電
力を小さくすることによって、プラント側の設備の簡易
化およびプラント側の既設の一般的施工への適用を可能
とし、低消費電力で高信頼の接点信号入力方式を提供す
ることができる。 実施の形態2.以上の実施の形態1では、接点入力回路
側においてレベル調整回路とトランジスタQ2のコレク
タ間に時限短絡回路を用いるようにしたものであるが、
この時限短絡回路を使用せずにチャッタリング平滑化回
路を用いた実施の形態を次に示す。
【0042】図6は、このような場合の接点信号入力方
式の構成図を示す。
【0043】図において、K1は接点、E1は接点側の
直流電圧源、PC1はホトカップラ、LED1はPC1
の一次側LED、R1、R3、R4、R5は抵抗器、Q
1は制御用短絡素子たるトランジスタ、Q2は供給用短
絡素子たるトランジスタ、1はレベル調整回路、3は電
圧保持回路、5は接点信号ライン、6は接点信号リター
ンラインである。接点K1、直流電圧源E1、ホトカッ
プラPC1、接点信号ライン5及び接点信号リターンラ
イン6で形成される回路を主回路と呼ぶ。また、接点K
1−接点信号ライン5−抵抗器R3−トランジスタQ2
−接点信号リターンライン6で形成される回路を二次電
流供給回路と呼び、レベル調整回路1、チャッタリング
平滑化回路2、トランジスタQ1及びこれらを接続する
ライン8及びライン18をまとめて二次電源制御部と呼
ぶ。また、レベル調整回路および電圧保持回路の実現例
は実施の形態1と同様に各々図2、図4に示す。図7は
チャッタリング平滑化回路16の実現例であり、D3は
ダイオード、R10およびR11は抵抗器、C3はコン
デンサである。また、図8はチャッタリング平滑化回路
16の他の実現例であり、R12は抵抗器、C4はコン
デンサである。
【0044】次に動作について説明する。
【0045】まず外部の接点K1がオフの状態では接点
入力回路側には電圧が現れず、ホトカップラPC1の一
次側LED1には電流が流れずホトカップラの出力4は
オフ状態である。また、各コンデンサは充電のない状
態、トランジスタQ1、Q2はオフ状態である。
【0046】外部の接点K1がオフからオンに変化する
場合について、図9を用いて説明する。
【0047】接点K1がオフからオンに変化する際、図
9の(i)接点からの出力信号に示すように、チャッタ
リングが発生して信号にノイズが現れ、しばらく後にア
ークが発生して20のように暫時一定電圧となる。電圧
保持回路3は接点信号の電圧を保持する働きをし、接点
信号が立ち上がると共に電圧を発生して抵抗器R5を経
由してトランジスタQ2をオンさせる。Q2がオンとな
るとR3は接点信号のリターン6に接続されたことにな
り二次電流たるItrの電流が流れ、接点K1に流れる
電流はLED1に流れる電流(一次電流)Ipcと二次
電流たるItrの和となる。
【0048】また、図9の(ii)チャッタリング平滑
化回路出力の信号波形は(i)接点からの出力信号波形
のチャッタリング部分をなめらかにする働きがあり、チ
ャッタリング時のトランジスタQ1の応答を防止する。
(ii)チャッタリング平滑化回路出力に示すVthは
スレショルド電圧であり、この電圧を超えるまではQ1
がオフでQ2がオン状態である。なお、このスレショル
ド電圧Vthは、レベル調整回路1で生成される。
【0049】トランジスタQ1はTaの期間はオフとな
っており、Taの期間経過後はオンとなる。また、トラ
ンジスタQ2は(iii)Q2の出力状態に示すように
Ta期間中のオンの後オフとなるため図9の(i)接点
に流れる電流はTaの期間Itr+Ipcの電流が流れ
る。
【0050】すなわち、K1の接点には、接点にアーク
が発生している図9に示すTaの期間、アークが発生し
てアークが持続できるだけの電流が流れて接点の洗浄が
行われる。なお、Taの期間が過ぎるとQ2はオフとな
るので、接点に流れる電流は一次電流たるIpcだけと
なり電流値が減少して消費電力を小さくすることができ
る。
【0051】次に外部の接点K1がオンからオフに変化
する場合について、図9を用いて説明する。
【0052】図9の(i)接点からの出力信号波形に示
すように、接点K1がオンからオフに変化する際にもア
ークが発生し、21で示すように暫時一定電圧となった
後チャッタリングが発生してオフとなる。図9の(i
i)チャッタリング平滑化回路出力がVthスレショル
ド電圧以下になると、Q1がオンからオフ、Q2がオフ
からオンとなる。すなわち、R3を経由して二次電流た
るItrの電流が流れてアークをTbの期間持続させる
ことができ、接点の洗浄が行われる。
【0053】以上のように、実施の形態2においても、
接点がオフからオンおよびオンからオフの両方に対し暫
時接点に流れる電流を増加させてアークが持続できる電
流を流して接点を洗浄する一方、接点がオンのままの状
態では電流を少なくして消費電力を抑えるようにしてい
る。また、接点側の電源は1種類、接点との間の配線を
2本、かつ消費電力を小さくすることによって、プラン
ト側の設備の簡易化およびプラント側の既設の一般的施
工への適用を可能とし、低消費電力で高信頼の接点信号
入力方式を提供することができる。
【0054】なお、チャッタリング平滑化回路を図7の
代わりに図8に示す簡便な回路とすることも可能であ
る。ただし、動作としては実施の形態2と同様である
が、図7の回路に比べてTbが若干短くなるため、図7
の方が洗浄性能が若干優れている。 実施の形態3.以上の実施の形態1および2では、接点
信号がオンまたはオフとなることの検出を入力信号の電
圧をもとにして2石のトランジスタ(または1石のFE
T)を制御したものであるが、次に入力信号の電圧の代
わりに入力信号の電流を用いるとともに片方向ディレイ
スイッチ回路を用いた実施の形態を示す。
【0055】図10は、このような場合の接点信号入力
方式の構成図を示す。
【0056】図において、K1は接点、E1は接点側の
直流電圧源、PC1はホトカップラ、LED1はPC1
の一次側LED、R1、R3、R13は抵抗器、22は
電流検出回路、23は片方向ディレイスイッチ回路であ
る。また、図11は電流検出回路の実現例であり、R1
4は抵抗器、Q3はトランジスタである。図12は片方
向ディレイスイッチ回路の実現例であり、D4はダイオ
ード、R15〜R17は抵抗器、C5はコンデンサ、F
ET1は短絡素子たるFET(フィールド・エフェクト
・トランジスタ)である。
【0057】図10から12に示す接点K1、直流電圧
源E1、ホトカップラPC1、接点信号ライン5及び接
点信号リターンライン6で形成される回路を主回路と呼
ぶ。また、接点K1−接点信号ライン5−抵抗器R3−
ライン29−FET1ライン28−接点信号リターンラ
イン6で形成される回路を二次電流供給回路と呼び、電
流検出回路23、片方向ディレイスイッチ23(FET
1、ライン28及び29を除く部分)、及びこれらを接
続するライン26、30をまとめて二次電源制御部と呼
ぶ。
【0058】次に動作について説明する。
【0059】まず外部の接点K1がオフの状態では接点
入力回路側には電圧が現れず、ホトカップラPC1の一
次側LED1には電流が流れずホトカップラの出力4は
オフ状態である。また、抵抗器R13には電流が流れな
いため24と25間には電圧は発生せず、電流検出回路
22の出力26と24間はオフ状態、片方向ディレイス
イッチ回路の出力29と28間がオフ状態である。
【0060】外部の接点K1がオフからオンに変化する
場合について、図13を用いて説明する。
【0061】接点K1がオフからオンに変化する際、図
13の(i)接点からの出力信号に示すように、チャッ
タリングが発生してしばらく後にアークが発生して31
のように暫時一定電圧となる。接点信号が立ち上がると
共に図10の5と6の間に電流が流れて抵抗器R13の
両端に電圧が発生し、電流検出回路の出力26と24間
のトランジスタQ3がオンし始めて図13の(ii)の
波形のようになる。電流検出回路の出力26と24間が
オンし始めたときに、片方向ディレイ回路23の内部の
FET1(図12に示す)にはダイオードD4およびC
5経由で27からの電圧が印加されてオンとなる。そし
て、コンデンサC5の働きにより、R17を経由してC
5が充電されるまでの間FET1はオンの状態を保つ。
すなわち、図13の(iii)に示すように、接点K1
がオフからオンに変化してしばらくの間(図13に示す
Taの間)片方向ディレイスイッチ回路の出力がオンと
なり、抵抗器R3を経由して二次電流たるItrの電流
が流れる。このTaの期間、接点K1に流れる電流はL
ED1に流れる電流(一次電流)Ipcと二次電流たる
Itrの和となる。
【0062】次に外部の接点K1がオンからオフに変化
する場合について、図13を用いて説明する。
【0063】図13の(i)接点からの出力信号波形に
示すように、接点K1がオンからオフに変化する際にも
アークが発生し、32で示すように暫時一定電圧となっ
た後チャッタリングが発生してオフとなる。接点信号が
低下し始めると共に図10の5と6間の電流が減少して
抵抗器R13の両端の電圧が低下し、図13の(ii)
の波形に示すように電流検出回路の出力26と24間の
トランジスタQ3がオフし始める。電流検出回路の出力
26と24間がオフし始めたときに、片方向ディレイ回
路23の内部のFET1(図12に示す)には抵抗器R
16経由で27からの電圧が印加されてオンとなる。図
13の(iii)に示すように、接点K1がオンからオ
フに変化してしばらくの間(図13に示すTbの間)片
方向ディレイスイッチ回路の出力がオンとなり、抵抗器
R3を経由して二次電流Itrの電流が流れる。したが
って、接点K1がオンからオフとなるときにもIpcと
Itrの和の電流が接点に流れ、接点の洗浄が行われ
る。
【0064】以上のように、実施の形態3においても、
接点がオフからオンおよびオンからオフとなる両方の瞬
間に接点に流れる電流を増加させてアークが持続できる
電流を流して接点を洗浄する一方、接点がオンのままの
状態では電流を少なくして消費電力を抑えるようにして
いる。また、接点側の電源は1種類、接点との間の配線
を2本、かつ消費電力を小さくすることによって、プラ
ント側の設備の簡易化およびプラント側の既設の一般的
施工への適用を可能とし、低消費電力で高信頼の接点信
号入力方式を提供することができる。 実施の形態4.以上の実施の形態1〜3では、レベル調
整回路とトランジスタを組み合わせたものであるが、微
分回路と平滑回路そして短絡手段を用いた実施の形態に
ついて示す。図14はこの発明の実施の形態4を示す接
点信号入力方式構成図である。
【0065】図において、K1は接点、E1は接点側の
直流電圧源、PC1はホトカップラ、LED1はPC1
の一次側LED、R1、R3は抵抗器、33は微分回
路、34および35は各々平滑化回路AおよびB、36
および37は各々短絡手段AおよびBである。また、図
15は微分回路の実現例であり、R13は抵抗器であ
る。図16は平滑化回路AおよびBの実現例であり、D
4およびD5はダイオード、R14〜R18は抵抗器、
C6およびC7はコンデンサである。図17は短絡手段
AおよびBの実現例であり、D6およびD7はダイオー
ド、R19〜22は抵抗器、Q4は短絡素子Aたるトラ
ンジスタ、Q5は短絡素子Bたるトランジスタである。
図18は短絡手段AおよびBの他の実現例であり、PC
2およびPC3は2次側がFETのホトカップラであり
短絡素子A、Bとして機能する。LED2およびLED
3は各々PC2、PC3の一次側LEDである。
【0066】図14から図18に示す接点K1、直流電
圧源E1、ホトカップラPC1、接点信号ライン5及び
接点信号リターンライン6で形成される回路を主回路と
呼び、接点K1−接点信号ライン5−抵抗器R3−ライ
ン46−短絡手段A中の短絡素子A(トランジスタQ
4、ホトカップラPC2)−ライン47−接点信号リタ
ーンライン6、及び接点K1−接点信号ライン5−抵抗
器R3−ライン48−短絡手段B中の短絡素子B(トラ
ンジスタQ5、ホトカップラPC3)−ライン49−接
点信号リターンライン6で形成される回路を二次電流供
給回路と呼び、微分回路33、平滑化回路A34、平滑
化回路B35、短絡手段A36(短絡素子Aを除く部
分)、短絡手段B37(短絡素子Bを除く部分)、及び
これらを接続するライン39、41、42、43、4
4、45をまとめて二次電源制御部と呼ぶ。
【0067】次に動作について説明する。
【0068】まず外部の接点K1がオフの状態では接点
入力回路側には電圧が現れず、ホトカップラPC1の一
次側LED1には電流が流れずホトカップラの出力4は
オフ状態である。また、短絡手段AおよびBはオフ状態
である。
【0069】外部の接点K1がオフからオンに変化する
場合について、図19を用いて説明する。
【0070】接点K1がオフからオンに変化する際、図
19の(i)接点からの出力信号波形に示すように、チ
ャッタリングが発生して信号にノイズが現れ、しばらく
後にアークが発生して31のように暫時一定電圧とな
る。微分回路33は接点信号の電圧を微分する働きを
し、接点信号が立ち上がるときにはその変化分を正の方
向に出力し、反対に接点信号が立ち下がるときにはその
変化分を負の方向に出力する働きをする。この波形を示
したのが図19の(ii)である。微分回路33の出力
39は平滑化回路Aおよび平滑化回路Bに接続され、平
滑化回路Aでは正方向の信号の立ち上がりに対しては応
答が速く、立ち下がりに対しては応答が鈍く、平滑化回
路Bでは負方向の信号の立ち下がりに対しては応答が速
く、立ち上がりに対しては応答が鈍い動作をする。この
平滑化回路AおよびBの出力42および44の波形は図
19の(iii)に示す。また、これら平滑化回路Aお
よびBは、各々短絡手段A(36)および短絡手段B
(37)の入力に接続され、接点オンとなる暫時Ta期
間に短絡回路A(36)がオン、接点オフとなる暫時T
b期間に短絡回路B(37)はオンとなる。短絡回路A
がオンとなると接点信号ライン5は抵抗器R3を経由し
て接点信号のリターンライン6に接続されたことになり
二次電流たるItrの電流が流れ、接点K1に流れる電
流はLED1に流れる電流(一次電流)Ipcと二次電
流たるItrの和となる。また、短絡回路Bがオンとな
った場合も同様にR3を経由して二次電流Itrが流れ
ることとなる。
【0071】したがって、K1の接点には、接点にアー
クが発生している図19に示す31の期間を含めた暫時
(すなわちTaの間)、アークが発生してアークが持続
できるだけの電流が流れて接点の洗浄が行われる。な
お、Taの期間が過ぎると短絡回路Aはオフとなるの
で、接点に流れる電流は一次電流たるIpcだけとなり
電流値が減少して消費電力を小さくすることができる。
外部の接点K1がオンからオフに変化する際にもアーク
が発生し、図19の32の期間を含めた暫時(すなわち
Taの間)に、アークが発生してアークが持続できるだ
けの電流が流れて接点の洗浄が行われる。
【0072】以上のように、接点がオフからオンおよび
オンからオフとなる両方において、暫時接点に流れる電
流を増加させてアークが持続できる電流を流して接点を
洗浄する一方、接点がオンのままの状態では電流を少な
くして消費電力を抑えるようにしている。また、接点側
の電源は1種類、接点との間の配線を2本、かつ消費電
力を小さくすることによって、プラント側の設備の簡易
化およびプラント側の既設の一般的施工への適用を可能
とし、低消費電力で高信頼の接点信号入力方式を提供す
ることができる。 実施の形態5.以上の実施の形態4では、平滑化回路A
およびB、短絡手段AおよびBを用いたものであるが、
平滑化回路Aおよび短絡手段Aの代わりに、コンデンサ
と抵抗を組み合わせた回路を接点入力信号に接続する実
施の形態について示す。
【0073】図20はこの発明の実施の形態5を示す接
点信号入力方式の構成図である。
【0074】図において、K1は接点、E1は接点側の
直流電圧源、PC1はホトカップラ、LED1はPC1
の一次側LED、R1、R3、R23、R24は抵抗
器、33は微分回路、35は平滑化回路B、37は短絡
手段Bである。
【0075】接点K1、直流電圧源E1、ホトカップラ
PC1、接点信号ライン5及び接点信号リターンライン
6で形成される回路を主回路と呼ぶ。また、接点K1−
ダイオードD5−抵抗器23−コンデンサC8−抵抗器
24−接点信号リターンライン6で形成される回路、及
び接点K1−接点信号ライン5−抵抗器R3−ライン4
8−短絡手段B中の短絡素子B−ライン49−接点信号
リターンライン6で形成される回路を二次電流供給回路
と呼び、微分回路33、平滑化回路B35、短絡手段B
37(短絡素子Bを除く部分)、及びこれらを接続する
ライン39、41、42、43、44、45をまとめて
二次電源制御部と呼ぶ。
【0076】次に動作について説明する。
【0077】まず外部の接点K1がオフの状態では接点
入力回路側には電圧が現れず、ホトカップラPC1の一
次側LED1には電流が流れずホトカップラの出力4は
オフ状態である。また、短絡手段AおよびBはオフ状態
である。
【0078】外部の接点K1がオフからオンに変化する
場合、ダイオードD5は導通する方向であり抵抗器R2
3を経由してコンデンサC8に充電電流が流れる。すな
わち、コンデンサC8が充電されるまでの期間、接点に
はIpc+Itr1の電流が流れアークが発生して接点
の洗浄が行われる。なお、平滑化回路B(35)及び短
絡手段B(37)は、接点K1オン時には作動しないた
め、二次電流Itr2は流れない。
【0079】接点K1がオフからオンに変化する際は、
実施の形態4のオンからオンに変化するときと同様の動
作であり、接点にIpc+Itr2の電流が流れ、アー
クが発生して接点の洗浄が行われる。
【0080】これまで述べてきたように、本発明は以下
の特徴を有している。
【0081】接点がオンのときに直流電圧が印加される
接点信号を受け取る入力側回路において、接点信号を検
出するホトカップラとは別に、接点信号を抵抗器経由ト
ランジスタのコレクタに接続するとともに接点信号を該
トランジスタのエミッタに接続し、接点信号の電圧が一
定のスレショルド電圧を越えるとオンとなるレベル調整
回路の出力を該トランジスタのベースに接続して該トラ
ンジスタが制御されるようにする。さらに、該トランジ
スタがオンしたことを時限短絡回路が検出して暫時該レ
ベル調整回路の入力を低レベルに保つことによって、接
点がオンおよびオフする暫時において接点に流れる電流
を増やすことを特徴とする。
【0082】トランジスタを2段構成とするとともに、
2段目のベースのバイアス用抵抗器に対する電源供給
を、接点信号を入力とした電圧保持回路により行なうこ
とを特徴とする。
【0083】レベル調整回路は、ツェナーダイオードと
抵抗器の直列接続とする構成としたことを特徴とする。
【0084】時限短絡回路は、抵抗器とコンデンサを並
列接続したものとダイオードおよび抵抗器を直列接続す
ることを特徴とする。
【0085】電圧保持回路はダイオードと抵抗そしてコ
ンデンサを直列接続し、その抵抗器とコンデンサの接続
部分を出力とすることを特徴とする。
【0086】接点がオンのときに直流電圧が印加される
接点信号を受け取る入力側回路において、接点信号を検
出するホトカップラとは別に、接点信号を抵抗器経由ト
ランジスタのコレクタに接続するとともに接点信号を該
トランジスタのエミッタに接続し、接点信号の電圧が一
定のスレショルド電圧を越えるとオンとなるレベル調整
回路の出力を該トランジスタのベースに接続して該トラ
ンジスタが制御されるようにする。さらに、レベル調整
回路の入力と接点信号との間にチャッタリング平滑化回
路を挿入することを特徴とする。
【0087】チャッタリング平滑化回路は抵抗器とダイ
オードの並列接続したものとコンデンサの片側を接続
し、コンデンサのもう一方は接点信号のリターン側に接
続することを特徴とする。
【0088】チャッタリング平滑化回路は抵抗器の片側
とコンデンサの片側を接続し、抵抗器のもう一方は接点
信号入力ライン、コンデンサのもう一方は接点信号のリ
ターン側に接続することを特徴とする。
【0089】接点がオンのときに直流電圧が印加される
接点信号を受け取る入力側回路において、接点信号を検
出するホトカップラとは別に、片方向ディレイスイッチ
回路によって接点信号と接点信号リターン間の抵抗器を
接点オンおよびオフの暫時だけ接続するようにした。ま
た、該片方向ディレイスイッチ回路の入力は電流検出回
路に接続し、接点信号ラインもしくは接点信号リターン
ラインの途中に挿入した抵抗器の両端の電圧によって制
御されるようにしたことを特徴とする。
【0090】電流検出回路はトランジスタのベースに抵
抗器を入れ、該抵抗器のもう一方と該トランジスタのエ
ミッタを電流検出の入力側とするとともに、トランジス
タのコレクタを電流検出回路の出力としたことを特徴と
する接点信号入力方式。
【0091】片方向ディレイスイッチ回路は、FETの
ゲートに抵抗器を接続してその反対側を入力とするとと
もに、該FETのゲートとソース間にゲート側を抵抗器
とする抵抗器とコンデンサの直列接続したものを挿入
し、該抵抗器とコンデンサの接続点にダイオードのカソ
ードを接続、該ダイオードのアノード側は接続信号を接
続したことを特徴とする。
【0092】接点がオンのときに直流電圧が印加される
接点信号を受け取る入力側回路において、接点信号を検
出するホトカップラとは別に接点信号と接点信号のリタ
ーン間に短絡手段を経由して抵抗器を接続し、その短絡
手段は平滑化回路および微分回路を経由して接点信号に
接続することを特徴とする。
【0093】短絡手段としてNPN型トランジスタのベ
ースに抵抗を経由してダイオードのアノードを接続した
ものの2種類の手段を並列接続したことを特徴とする。
【0094】短絡手段として2次側がFETをもつホト
カップラを2個一次側LEDの極性を各々反対として並
列に接続したことを特徴とする。
【0095】平滑化回路は抵抗器とダイオードの並列接
続したものと接点信号リターンとの間にコンデンサを接
続することを特徴とする。
【0096】接点がオンのときに直流電圧が印加される
接点信号を受け取る入力側回路において、接点信号を検
出するホトカップラとは別に接点信号と接点信号のリタ
ーン間にダイオードを経由して抵抗器とコンデンサの直
列回路を挿入するとともに、接点信号と接点信号のリタ
ーン間に短絡手段を経由して抵抗器を接続し、その短絡
手段は平滑化回路および微分回路を経由して接点信号に
接続することを特徴とする。
【0097】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1及び
2によれば、接点側の電源は1種類で接点との間の配線
を2本とすることができプラント側の設備の簡易化およ
びプラント側の既設の一般的施工への適用を可能とし、
また低消費電力で高信頼の接点入力が可能となるという
効果がある。
【0098】この発明の請求項3によれば、接点オンお
よびオフ時のアークを継続できるような電流を確実に流
すことができる。
【0099】この発明の請求項4によれば、接点信号の
オンおよびオフを確実に検出して接点電流の制御を確実
に行なわせることができる。
【0100】この発明の請求項5によれば、接点信号の
オンおよびオフ時の電流を一定期間確実に増加させ接点
オンおよびオフ時のアークを継続できるような電流を確
実に流すことができる。
【0101】この発明の請求項6によれば、接点電流を
増加させるためのトランジスタスイッチの動作を安定化
し、接点信号のオンおよびオフ時の電流を一定期間確実
に増加させることができる。
【0102】この発明の請求項7によれば、請求項2の
トランジスタ時限短絡回路を設ける代わりにチャッタリ
ング平滑化回路を用いて、点側の電源は1種類で接点と
の間の配線を2本とすることができプラント側の設備の
簡易化およびプラント側の既設の一般的施工への適用を
可能とし、また低消費電力で高信頼の接点入力が可能と
なるという効果がある。
【0103】この発明の請求項8によれば、請求項1の
時限短絡回路を設ける代わりにチャッタリング平滑化回
路を用いて、点側の電源は1種類で接点との間の配線を
2本とすることができプラント側の設備の簡易化および
プラント側の既設の一般的施工への適用を可能とし、ま
た低消費電力で高信頼の接点入力が可能となるという効
果がある。
【0104】この発明の請求項9によれば、チャッタリ
ング平滑化回路は抵抗器、ダイオードそしてコンデンサ
により成るパッシブ回路で確実な動作を行なわせること
ができる。
【0105】この発明の請求項10によれば、チャッタ
リング平滑化回路は抵抗器とコンデンサの非常に簡単な
パッシブ回路で実現でき、低コスト化が可能である。
【0106】この発明の請求項11によれば、請求項1
のレベル調整回路など電圧で検出を行なう代わりに電流
で検出を行なうようにしたため、請求項1の効果に加え
てノイズに対して強い効果がある。
【0107】この発明の請求項12によれば、トランジ
スタのベースとエミッタ間で電圧を検出するようにした
のでレファレンス電圧など別の電圧を必要とせず、簡単
で低価格にすることができる。
【0108】この発明の請求項13によれば、FETと
ダイオードを組合わせたので確実な片方向ディレイスイ
ッチが構成でき、接点オンまたはオフ時に電流が変動し
ても確実にFETをオンさせることができる。
【0109】この発明の請求項14及び15によれば、
請求項7のチャッタリング平滑化回路を設ける代わりに
微分回路および平滑化回路を用いて、請求項6と同様な
効果をもたせることができる。
【0110】この発明の請求項16によれば、NPNお
よびPNPトランジスタで構成したため高速で応答でき
各種の接点信号に対応することができる。
【0111】この発明の請求項17によれば、請求項1
3のNPNおよびPNPトランジスタの代わりにFET
出力のホトカップラで構成したため簡単な回路構成とす
ることができる。
【0112】この発明の請求項18によれば、平滑化回
路は抵抗器、ダイオードそしてコンデンサにより成るパ
ッシブ回路で確実な動作を行なわせることができる。
【0113】この発明の請求項19によれば、請求項1
5の2式の微分回路および平滑化回路の各片方をダイオ
ード、抵抗器とコンデンサによる回路としたため、簡単
で低価格化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図。
【図2】 図1のレベル調整回路を示す構成図。
【図3】 図1の時限短絡回路を示す構成図。
【図4】 図1の電圧保持回路を示す構成図。
【図5】 図1の動作を説明するための波形図。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す構成図。
【図7】 図6のチャッタリング平滑化回路を示す構成
図。
【図8】 図6の別のチャッタリング平滑化回路を示す
構成図。
【図9】 図6の動作を説明するための波形図。
【図10】 この発明の実施の形態3を示す構成図。
【図11】 図10の電流検出回路を示す構成図。
【図12】 図10の片方向ディレイスイッチ回路を示
す構成図。
【図13】 図10の動作を説明するための波形図。
【図14】 この発明の実施の形態4を示す構成図。
【図15】 図14の微分回路を示す構成図。
【図16】 図14の平滑化回路Aおよび平滑化回路B
を示す構成図。
【図17】 図14の短絡手段Aおよび短絡手段Bを示
す構成図。
【図18】 図14の別の短絡手段Aおよび短絡手段B
を示す構成図。
【図19】 図14の動作を説明するための波形図。
【図20】 この発明の実施の形態5を示す構成図。
【図21】 従来の接点入力回路の構成図。
【図22】 別の従来の接点入力の構成図。
【符号の説明】
1 レベル調整回路、2 時限短絡回路、3 電圧保持
回路、14 アーク発生期間、15 アーク発生期間、
16 チャッタリング平滑化回路、20 アーク発生期
間、21 アーク発生期間、22 電流検出回路、23
片方向ディレイスイッチ回路、31 アーク発生期
間、32 アーク発生期間、33 微分回路、34 平
滑化回路A、35 平滑化回路B、36 短絡手段A、
37 短絡手段B。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オン・オフする接点と電源とを備え、前
    記接点がオンのとき一次電流を流す主回路を有する接点
    信号入力方式において、 前記主回路に接続された短絡可能な回路であって、短絡
    することにより二次電流を生成し、前記接点のオンとオ
    フとの少なくともいずれかの際の所定期間だけ前記二次
    電流を前記接点に供給する二次電流供給回路と、 前記二次電流供給回路の短絡を制御することで前記二次
    電流供給回路による前記接点への前記二次電流の供給を
    制御する二次電流制御部とを備え、 前記二次電流制御部は、前記接点のオンとオフとの少な
    くともいずれかの際の所定期間だけ前記二次電流供給回
    路を短絡させることを特徴とする接点信号入力方式。
  2. 【請求項2】 前記二次電流供給回路は、前記二次電流
    を前記接点に供給するために、短絡する供給用短絡素子
    を有し、 前記二次電流制御部は、前記供給用短絡素子に接続さ
    れ、前記供給用短絡素子の短絡を制御するために、短絡
    する制御用短絡素子を有し、 前記制御用短絡素子が短絡を開始することにより前記供
    給用短絡素子は短絡を停止し、前記二次電流制御部は、
    更に、前記制御用短絡素子に接続されたレベル調整回路
    と、前記レベル調整回路と前記主回路とに接続された時
    限短絡回路とを有しており、 前記時限短絡回路は前記レベル調整回路への入力電圧を
    制御し、前記レベル調整回路は前記時限短絡回路により
    制御された入力電圧が所定のスレショルド電圧よりも高
    い電圧にあるときは制御用短絡素子の短絡を開始させ前
    記供給用短絡素子の短絡を停止させることを特徴とする
    請求項1記載の接点信号入力方式。
  3. 【請求項3】 前記接点信号入力方式は、更に前記接点
    のオン・オフにより生成される接点信号の電圧を保持す
    る電圧保持回路を有し、前記供給用短絡素子をトランジ
    スタとし、 前記電圧保持回路と前記供給用短絡素子たるトランジス
    タのベースとを接続したことを特徴とする請求項2記載
    の接点信号入力方式。
  4. 【請求項4】 前記接点信号入力方式は、前記制御用短
    絡素子をトランジスタとし、前記レベル調整回路は、ツ
    ェナーダイオードと、前記ツェナーダイオードのアノー
    ドに接続した抵抗器とを有し、前記ツェナーダイオード
    のカソードは前記時限短絡回路に接続され、前記抵抗器
    は前記制御用短絡素子たるトランジスタのベースに接続
    されていることを特徴とする請求項2記載の接点信号入
    力方式。
  5. 【請求項5】 前記時限短絡回路は、コンデンサと、第
    一の抵抗器と、第二の抵抗器と、ダイオードとを有し、
    前記コンデンサと前記第一の抵抗器を並列に接続し、前
    記並列に接続したコンデンサと第一の抵抗器の一端は前
    記ダイオードのアノードに接続され、前記並列に接続し
    たコンデンサと第一の抵抗器の他端は前記第二の抵抗器
    の一端に接続され、前記ダイオードのカソードは前記主
    回路に接続され、前記第二の抵抗器の他端は前記レベル
    調整回路に接続されていることを特徴とする請求項2記
    載の接点信号入力方式。
  6. 【請求項6】 前記電圧保持回路は、ダイオードと抵抗
    器とコンデンサとを有し、前記ダイオードと前記抵抗器
    と前記コンデンサとが直列に接続され、前記抵抗器と前
    記コンデンサとの間の部分と前記供給用短絡素子たるト
    ランジスタのベースとが接続され、前記ダイオードのア
    ノードは前記主回路に接続され、前記コンデンサの一端
    は前記供給用短絡素子たるトランジスタのベースに接続
    されていることを特徴とする請求項3記載の接点信号入
    力方式。
  7. 【請求項7】 前記二次電流供給回路は、前記二次電流
    を前記接点に供給するために、短絡する供給用短絡素子
    を有し、 前記二次電流制御部は、前記供給用短絡素子に接続さ
    れ、前記供給用短絡素子の短絡を制御するために、短絡
    する制御用短絡素子を有し、 前記制御用短絡素子が短絡を開始することにより前記供
    給用短絡素子は短絡を停止し、 前記二次電流制御部は、更に、前記制御用短絡素子に接
    続されたレベル調整回路と、前記レベル調整回路に接続
    されたチャッタリング平滑化回路とを有しており、前記
    チャッタリング平滑化回路は、前記接点のオン・オフに
    より生成される接点信号に生ずるチャッタリングを平滑
    化し、平滑化された前記接点信号を前記レベル調整回路
    に供給し、 前記レベル調整回路は、前記チャッタリング平滑化回路
    より供給された平滑化された前記接点信号が所定のスレ
    ショルド電圧よりも高い電圧にあるときに前記制御用短
    絡素子の短絡を開始させ前記供給用短絡素子の短絡を停
    止させることを特徴とする請求項1記載の接点信号入力
    方式。
  8. 【請求項8】 前記接点信号入力方式は、前記制御用短
    絡素子をトランジスタとし、前記レベル調整回路は、ツ
    ェナーダイオードと、前記ツェナーダイオードのアノー
    ドに接続された抵抗器とを有し、前記ツェナーダイオー
    ドのカソードは前記チャッタリング平滑化回路に接続さ
    れ、前記抵抗器は前記制御用短絡素子たるトランジスタ
    のベースに接続されていることを特徴とする請求項7記
    載の接点信号入力方式。
  9. 【請求項9】 前記チャッタリング平滑化回路は、並列
    に接続された抵抗器及びダイオードと、前記並列に接続
    された抵抗器及びダイオードの一端に接続されたコンデ
    ンサとを有し、 前記並列に接続された抵抗器及びダイオードの一端は更
    に前記レベル調整回路に接続され、他端は前記主回路に
    接続され、 前記コンデンサの他端は前記主回路に接続されているこ
    とを特徴とする請求項7記載の接点信号入力方式。
  10. 【請求項10】 前記チャッタリング平滑化回路は、抵
    抗器と、前記抵抗器にの一端に接続されたコンデンサと
    を有し、前記抵抗器の一端は更に前記レベル調整回路に
    接続され、前記抵抗器の他端は前記主回路に接続され、
    前記コンデンサの他端は前記主回路に接続されているこ
    とを特徴とする請求項7記載の接点信号入力方式。
  11. 【請求項11】 前記二次電流供給回路は、前記二次電
    流供給回路を短絡する短絡素子を有し、 前記二次電流制御部は、前記主回路に接続された電流検
    出回路と、前記主回路及び前記電流検出回路に接続され
    た片方向ディレイスイッチ回路とを有し、 前記電流検出回路は、前記一次電流の前記主回路への導
    通の検出を行い、前記検出に基づき前記主回路から前記
    片方向ディレイスイッチ回路へ電圧を印加させ、 前記片方向ディレイスイッチ回路は、前記短絡素子を一
    部に含んでおり、前記電流検出回路によって前記主回路
    から印加された電圧の前記短絡素子への印加を制御する
    ことによって前記短絡素子の短絡を制御することを特徴
    とする請求項1記載の接点信号入力方式。
  12. 【請求項12】 前記電流検出回路はトランジスタと抵
    抗器とを有しており、 前記抵抗器の一端は前記トランジスタのベースに接続さ
    れ、前記抵抗器の他端は前記主回路に接続され、 前記トランジスタのコレクタは前記片方向ディレイスイ
    ッチ回路に接続され、前記トランジスタのエミッタは前
    記主回路に接続されていることを特徴とする請求項11
    記載の接点信号入力方式。
  13. 【請求項13】 前記片方向ディレイスイッチ回路は、
    前記短絡素子である電界効果トランジスタと、第一の抵
    抗器と、第二の抵抗器と、第三の抵抗器と、コンデンサ
    と、ダイオードとを有しており、 前記コンデンサと前記第一の抵抗器は並列に接続されて
    おり、 前記電界効果トランジスタのゲートは、前記並列に接続
    された前記コンデンサと前記第一の抵抗器の一端及び前
    記第二の抵抗器の一端に接続され、前記第二の抵抗器の
    他端は前記電流検出回路に接続され、 前記並列に接続された前記コンデンサと前記第一の抵抗
    器の他端は前記ダイオードのカソードに接続され、前記
    ダイオードのアノードは前記主回路に接続され、 第三の抵抗器は、前記ダイオードのアノードと前記第二
    の抵抗器の一端とに接続されていることを特徴とする請
    求項11記載の接点信号入力方式。
  14. 【請求項14】 前記二次電流制御部は、微分回路と平
    滑化回路とを有しており、 前記微分回路は、接点のオン・オフにより生成される接
    点信号を微分した微分信号を生成し、前記微分信号を前
    記平滑化回路へ供給し、 前記平滑化回路は、前記微分回路から供給された前記微
    分信号を平滑化し、平滑化した前記微分信号を前記二次
    電流供給回路へ供給し、 前記二次電流供給回路は、前記二次電流供給回路を短絡
    する短絡素子を有し、前記短絡素子は、前記平滑化回路
    より供給された前記平滑化した微分信号に従って前記二
    次電流供給回路を短絡することを特徴とする請求項1記
    載の接点信号入力方式。
  15. 【請求項15】 前記平滑化回路は、前記接点信号がオ
    フからオンへ移行する際の微分信号を平滑化する平滑化
    回路Aと、前記接点信号がオンからオフへ移行する際の
    微分信号を平滑化する平滑化回路Bとを有しており、 前記短絡素子は、前記接点信号のオフからオンへの移行
    時に、前記平滑化回路Aより供給された平滑化された前
    記微分信号に従って前記二次電流供給回路を短絡する短
    絡素子Aと、前記接点のオンからオフへの移行時に、前
    記平滑化回路Bより供給された平滑化された前記微分信
    号に従って前記二次電流を短絡する短絡素子Bとを有す
    ることを特徴とする請求項14記載の接点信号入力方
    式。
  16. 【請求項16】 前記接点信号入力方式は、前記平滑化
    回路Aに接続され、前記短絡素子Aを一部に含む短絡回
    路Aと、前記平滑化回路Bに接続され、前記短絡素子B
    を一部に含む短絡回路Bとを有しており、 前記短絡素子AをNPN型トランジスタとし、前記短絡
    素子BをPNP型トランジスタとし、 前記短絡回路Aは、前記NPN型トランジスタと抵抗器
    とダイオードとを有し、前記NPN型トランジスタのベ
    ースを前記抵抗器に接続し、前記抵抗器をを前記ダイオ
    ードのカソードに接続し、前記ダイオードのアノードを
    前記平滑化回路Aに接続し、前記NPNトランジスタの
    エミッタ及びコレクタを前記主回路に接続し、 前記短絡回路Bは、前記PNP型トランジスタと抵抗器
    とダイオードとを有し、前記PNP型トランジスタのベ
    ースを前記抵抗器に接続し、前記抵抗器をを前記ダイオ
    ードのアノードに接続し、前記ダイオードのカソードを
    前記平滑化回路Bに接続し、前記NPNトランジスタの
    エミッタ及びコレクタを前記主回路に接続していること
    を特徴とする請求項15記載の接点信号入力方式。
  17. 【請求項17】 前記短絡素子A及び前記短絡素子B
    を、各々、一次側に発光ダイオードを有し、二次側にF
    ET構造を有するホトカップラとし、 前記短絡素子Aたるホトカップラの前記一次側の発光ダ
    イオードの極性が、前記短絡素子Bたるホトカップラの
    前記一次側の発光ダイオードの極性と反対方向に配置さ
    れていることを特徴とする請求項15記載の接点信号入
    力方式。
  18. 【請求項18】 前記接点信号入力方式は、前記平滑化
    回路Aに接続され、前記短絡素子Aを一部に含む短絡回
    路Aと、前記平滑化回路Bに接続され、前記短絡素子B
    を一部に含む短絡回路Bとを有しており、 前記平滑化回路A及び前記平滑化回路Bは、各々、並列
    に接続された抵抗器及びダイオードと、前記並列に接続
    された抵抗器及びダイオードの一端に接続されたコンデ
    ンサとを有し、 前記平滑化回路Aの前記並列に接続された抵抗器及びダ
    イオードの一端は更に前記短絡回路Aに接続され、他端
    は前記微分回路に接続され、 前記平滑化回路Bの前記並列に接続された抵抗器及びダ
    イオードの一端は更に前記短絡回路Bに接続され、他端
    は前記微分回路に接続され、前記コンデンサの他端は前
    記主回路に接続されていることを特徴とする請求項15
    記載の接点信号入力方式。
  19. 【請求項19】 オン・オフする接点と電源とを備え、
    前記接点がオンのとき一次電流を流す主回路を有する接
    点信号入力方式において、 前記主回路に接続されたダイオードと、一端を前記ダイ
    オードに他端を前記主回路に接続された抵抗器と、一端
    を前記ダイオードに他端を前記主回路に接続され、前記
    抵抗器と並列に接続されたコンデンサとを有し、 前記接点のオフからオンへの移行の際の所定期間だけ二
    次電流を生成し、前記接点のオフからオンへの移行の際
    の所定期間だけ前記二次電流を前記接点に供給する二次
    電流供給回路を有することを特徴とする接点信号入力方
    式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007515907A (ja) * 2003-12-23 2007-06-14 ヴァレオ セキュリテ アビタクル エス・ア・エス 遠隔電子基板に対する有線接続装置
JP2012141938A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Yokogawa Electric Corp 接点入力装置

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