JP2001126376A - 光ディスク判別方法及び光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク判別方法及び光ディスク再生装置

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JP2001126376A
JP2001126376A JP30655099A JP30655099A JP2001126376A JP 2001126376 A JP2001126376 A JP 2001126376A JP 30655099 A JP30655099 A JP 30655099A JP 30655099 A JP30655099 A JP 30655099A JP 2001126376 A JP2001126376 A JP 2001126376A
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optical disc
reproduction
optical
rotation speed
optical disk
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JP30655099A
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Hiroyoshi Hashimoto
広義 橋本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの種類に応じて得られるピックア
ップからの出力信号の大小によらずに、光ディスクの種
類の判別が可能な判別方法及び自動的にディスク判別を
行う光ディスク再生装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 光ディスク1を駆動状態にし、光ピック
アップ5によって光ディスク1に記録された情報を読取
って再生信号を出力し、再生信号を出力する際に、再生
信号の再生クロックの周波数fと再生信号の再生速度V
のいずれか一方を所定の値に制御し、そのときの他方の
値に基づいて再生している光ディスク1の種類を判別す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録されている情
報の記録フォーマットが夫々異なる光ディスクの種類を
判別する判別方法及び光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からCD(Compact Dis
k)とDVD(Digital Versatile
Disk)との両方の再生が可能な再生装置が実用化さ
れており、このCDとDVDの両方が再生できる装置に
おいては、確実に情報を再生するために装着された光デ
ィスクの種類を判別することは不可欠な構成となってい
る。そして、自動的にディスクの判別を行う構成につい
て種々の提案がなされている。
【0003】例えば、特開平11―66712号公報で
は、CD再生モードにおけるフォーカスサーチ動作にお
いて得られるピックアップ出力信号とDVD再生モード
におけるフォーカスサーチ動作において得られるピック
アップ出力信号の振幅比に基づいてCDとDVDのでデ
ィスク判別を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法では、CD
再生モードとDVD再生モードにおいて得られるピック
アップ出力信号の振幅にある程度以上の差が要求され
る。しかしながら、上述の方法のように、光ディスクの
種類に応じて得られるピックアップからの出力信号の大
小を利用してディスク判別を行う場合、使用するピック
アップによっては的確なディスク判別ができるだけの振
幅差のある出力信号が得られないことがある。すると、
ディスク判別が正確に行えず、ひいては光ディスクに記
録された情報の再生ができない虞があった。
【0005】本発明は、斯様な点に鑑みてなされたもの
で、光ディスクの種類に応じて得られるピックアップか
らの出力信号の大小によらずに、光ディスクの種類の判
別が可能な判別方法及び自動的にディスク判別を行う光
ディスク再生装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
光ディスク判別方法は、異なるフォーマットで情報が記
録された光ディスクの種類を判別する光ディスク判別方
法であって、光ディスクを駆動状態にし、光ピックアッ
プによって光ディスクに記録された情報を読取って再生
信号を出力し、再生信号を出力する際に、再生信号の再
生クロックの周波数と光ディスクの回転再速度のいずれ
か一方を所定の値に制御し、他方の値に基づいて光ディ
スクの種類を判別することを特徴とする。
【0007】請求項2に係る本発明の光ディスク判別方
法は、異なるフォーマットで情報が記録された光ディス
クの種類を判別する光ディスク判別方法であって、光デ
ィスクを駆動状態にし、光ピックアップによって光ディ
スクに記録された情報を読取って再生信号を出力し、出
力される再生信号の再生クロックの周波数が所定の値に
なるように光ディスクの回転速度を制御し、再生信号の
再生クロックの周波数が所定の値に制御されたときの光
ディスクの回転速度に基づいて光ディスクの種類を判別
することを特徴とする。
【0008】請求項3に係る本発明の光ディスク判別方
法は、異なるフォーマットで情報が記録された光ディス
クの種類を判別する光ディスク判別方法であって、光デ
ィスクを駆動状態にし、光ピックアップによって光ディ
スクに記録された情報を読取って再生信号を出力し、光
ディスクの回転速度が所定の値になるように制御して、
光ディスクの回転速度が所定の値に制御されたときの再
生信号の再生クロックの周波数に基づいて光ディスクの
種類を判別することを特徴とする。
【0009】請求項4に係る本発明の光ディスク判別方
法は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明におい
て、光ディスクはCDあるいはDVDのいずれかである
ことを判別することを特徴とする。
【0010】請求項5に係る本発明の光ディスク再生装
置は、光ディスクを回転駆動させる駆動手段と、駆動手
段を制御する駆動制御手段と、光ディスクから記録され
た情報を読取って再生信号を出力する光ピックアップ
と、光ピックアップから出力された再生信号の再生クロ
ックを検出するクロック検出手段と、クロック検出手段
で検出された再生クロックの周波数が所定の値になるよ
うに駆動制御手段を制御する速度制御手段と、光ディス
クの回転速度を検出する回転速度検出手段と、再生クロ
ックの周波数が所定の値に制御されたときの回転速度検
出手段で検出された回転速度に基づいて光ディスクの種
類を判別する判別手段を備えることを特徴とする。
【0011】請求項6に係る本発明の光ディスク再生装
置は、光ディスクを回転駆動させる駆動手段と、駆動手
段を制御する駆動制御手段と、光ディスクから記録され
た情報を読取って再生信号を出力する光ピックアップ
と、光ピックアップから出力された再生信号の再生クロ
ックを検出するクロック検出手段と、光ディスクの回転
速度を検出する回転速度検出手段と、回転速度検出手段
で検出された回転速度が所定の値になるように駆動制御
手段を制御する速度制御手段と、光ディスクの回転速度
が所定の値に制御されたときの再生クロックの周波数に
基づいて光ディスクの種類を判別する判別手段を備える
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例に係る光
ディスク再生装置の概略構成図である。
【0013】1は情報が記録された光ディスク、2は光
ディスクを回転駆動させる駆動手段としてのスピンドル
モータ、3はスピンドルモータ2の駆動制御を行う駆動
制御手段としてのモータドライバ、4は光ディスク1の
回転速度即ちスピンドルモータ2の回転速度に応じて1
回転あたりL個のパルスを発生する回転速度検出手段と
しての周波数発生器である。
【0014】5は光ピックアップで、少なくともCDと
DVD規格の両方のディスクが再生可能なものである。
CDとDVDの両方を再生可能な光ピックアップとして
は、2つのレンズを夫々の再生モードに応じて切り換え
るもの、ホログラムレンズによりCD及びDVDの夫々
に焦点を結ぶもの、夫々の再生モードに応じて液晶シャ
ッタでレーザ光を遮断して開口数を変化させるもの、あ
るいは夫々の再生モードに応じて2つの光ピックアップ
を切り換えて使用するもの等、種々のものが提案されて
いる。本発明では、夫々の再生モードに選択的に切り換
えるものであれば、いずれの種類のピックアップであっ
てもよい。
【0015】6は光ディスクに記録された情報を読取っ
て光ピックアップ5からの出力された再生信号を増幅す
るヘッドアンプ、7はヘッドアンプ6からの出力を受け
てフォーカスサーボ、トラッキングサーボ、スレッジサ
ーボ等のピックアップに関するサーボ制御を行うサーボ
DSP、8はサーボDSP7の制御に基づいて光ピック
アップ5を駆動させるピックアップドライバである。
【0016】9はヘッドアンプ6で増幅された再生信号
の再生クロックを検出するクロック検出手段としてのP
LL回路、10はPLL回路9からの再生クロックの周
波数が所定の値になるようにモータドライバ3を制御す
る速度制御手段としてのCLV制御回路、11は装置全
体の制御を行う共に再生クロックの周波数とLの値によ
る光ディスクの回転速度に基づいて光ディスクの種類を
判別する判別手段としてのコントローラである。
【0017】ここで、まず再生信号の再生クロックの周
波数が所定の値に制御されたときの光ディスクの回転速
度に基づいて光ディスクの種類を判別する方法の基本的
な考え方について説明する。尚、再生信号は、光ピック
アップから出力されるRF信号でありEFM変調信号を
意味し、再生クロックはEFM変調信号のクロックを意
味する。
【0018】CDの再生速度をVc、再生速度Vcでの再
生信号の再生クロック周波数をfcとし、CDの正規再
生速度をVc0(=1.3m/s)、正規の再生クロック
の周波数をfc0(=4.32MHz)とする。また、D
VDの再生速度をVd、再生速度Vdでの再生信号の再生
クロック周波数をfdとし、DVDの正規再生速度をVd
0(=3.5m/s)、正規の再生クロックの周波数を
fd0(=27MHz)とする。
【0019】再生クロック周波数がfになるような再生
速度は、CDでは、 Vc=Vc0×(f/fc0)DVD
では、Vd=Vd0×(f/fd0)となる。ここで、規定
の値を代入すると、 Vc=0.3f Vd=0.13f となる。即ち、再生クロック周波数が同じである場合に
は、CDとDVDとでは再生速度がVc>Vdの関係にあ
る。
【0020】そこで、VcとVdの中間値、例えばVcと
Vdの相乗平均Vth Vth=√(Vc×Vd)(=0.2f) を閾値として、再生クロック周波数がfであるときの再
生速度Vが、V>Vth のときは、ディスクはCD、
V=<Vth のときは、ディスクはDVDと判別され
る。
【0021】さて、図1の構成において、光ディスクの
種類の判別の手順について説明する。尚、本実施例で
は、初期状態はDVDの再生モードになっており、この
状態で光ディスクの種類の判別を行うことの説明をする
が、CDの再生モードにおいても同様な方法で光ディス
クの種類の判別が可能である。
【0022】まず、光ディスク1が再生装置に装着され
るとコントローラ11の制御によりモータドライバ3を
介してスピンドルモータ2の回転を開始し光ディスク1
を回転駆動させる。次いで光ピックアップ5を光ディス
ク判別のための所定の位置、ここでは、ディスクの中心
からの距離R=25mmの位置に移動させる。そして、
DVD再生モードとし、光ピックアップ5のフォーカス
制御と共に光ディスクに記録された情報を読取りを開始
する。光ピックアップから出力された再生信号はヘッド
アンプ6で増幅された後PLL回路9に供給され、PL
L回路9では再生信号の再生クロックが検出されて出力
される。
【0023】この再生クロックを受けてCLV制御回路
10は再生クロックの周波数が所定の値になるようにモ
ータドライバ3を制御する。CLV制御回路10での速
度制御は「RFエッジ速度制御」と称され、再生クロッ
クを適当な分周比Nで分周した信号の周期を基本クロッ
ク(通常はICに供給されるマスタクロック)で計数し
て、計数した値が一定の値になるようにモータの回転数
を制御するものであり、次のように制御を行う。
【0024】基本クロックの周波数(ビットレイト)を
f0とすると、周期(ビット長)T0は、 T0=1/f0 であり、再生信号の再生クロックの周波数(ビットレイ
ト)をfとするとその周期Tは、 T=1/f である。
【0025】fを分周比Nで分周するとすれば、その周
期はN×Tで、この周期の長さをf0で計数して得られ
るカウント値dataは、 data=N×T/T0 となる。
【0026】そして、このdataを一定の値(基準
値)Mとなるように制御するために、dataからMを
差し引き、その値(速度エラーデータeとする)が0に
なるように再生速度が制御される。速度エラーデータe
は、 e=data−M=N×T/T0−M=(N×T−M×
T0)/T0 であり、eが正のときはスピンドルに印加する電圧を正
方向にしてスピンドルモータ2を加速し、eが負のとき
はスピンドルに印加する電圧を負方向にしてスピンドル
モータ2を減速させる。
【0027】dataがMと等しい状態、即ちe=0に
制御された状態では、 N×T=M×T0 であるので、T=(M/N)×T0となり、再生クロッ
クの周期が基本クロックの(M/N)倍に制御される。
従って、MとNの値を適宜設定することで、再生速度を
所望の値に制御することが可能となる。
【0028】ここでは、説明の簡略化のために、基本ク
ロックの周波数f0がDVDの正規の再生クロックの周
波数fd0(=27MHz)と等しいものとし、更にM=
Nとして、CLV制御回路10は再生クロックの周波数
fがDVDの正規の再生クロックの周波数fd0(=27
MHz)になるようにモータドライバ3を制御するもの
とする。但し、本発明はこの条件に限定されるものでは
ない。
【0029】CLV制御回路10により再生信号の再生
クロック周波数fが f=fd0(=27MHz) に制御されている状態では、再生している光ディスクが
DVDであるならば、その再生速度Vdは、 Vd=Vd0(=3.5m/s) となり、再生している光ディスクがCDであるならば、
その再生速度Vcは、 Vc=Vc0×(fd0/fc0)(=8.1m/s) となるはずである。
【0030】そこで、VcとVdの中間値、例えばVcと
Vdの相乗平均Vth Vth=√(Vc×Vd)(=5.3m/s) を閾値として、再生速度Vに基づいて、再生速度Vが、
V>Vth のときは、ディスクはCD、V=<Vth
のときは、ディスクはDVDと判別される。
【0031】ディスクの種類の判別はコントローラ11
でされるが、コントローラ11はCLV制御回路10に
より再生信号の再生クロック周波数fが所定の値(fd0
(=27MHz))に制御されている状態で、周波数発
生器4からの回転速度を示す1回転あたりL個のパルス
を受け、それに基づいてディスクの種類判別を行う。
【0032】今、半径R(=25mm)の位置で再生速
度Vのとき、スピンドルモータ2の回転周期Tmは、 Tm=2π×(R/V) であり、再生速度VとパルスLの周期TLの間には、 TL=2π×(R/V)/L の関係がある。本実施例では、再生速度Vの値を演算す
ることなく、光ディスクの回転速度に基づくパルスLの
周期TLによってディスクの種類の判別を行うものであ
るが、TLを計測し再生速度Vの値を演算して上述の閾
値Vthとの比較によりディスク判別を行ってもよい。
【0033】ここで、R=25mm、L=6とし、周期
TLを表す式にDVDの場合の再生速度VdとCDの場合
の再生速度Vcの値を代入すると、DVDのディスクの
場合パルスLの周期TLdは、 TLd=7.5ms CDのディスクの場合パルスLの周期TLcは、 TLc=3.2ms となる。これらのTLdとTLcの中間値、例えばTLdとT
Lcの相乗平均Tth Tth=√(TLd×TLc)(=4.9ms) を閾値として、コントローラ11はパルスLに基づい
て、その周期TLが、TL>Tth のときは、ディスク
はDVD、TL=<Tth のときは、ディスクはCDと
判別する。
【0034】而して光ディスクの判別がされると、コン
トローラ11は判別した種類の光ディスクの再生を行う
モードで、装置全体の制御を行う。以上の手順について
のフローチャートを図2に示す。
【0035】次に本発明の他の実施例につき図3に基づ
いて説明する。図3において、図1と同じ構成には同じ
符号を付して説明を省略する。
【0036】図3においては、モータドライバ3を制御
するものとして、PLL回路9からの再生クロックの周
波数が所定の値になるように制御するCLV制御回路1
0に加え、周波数発生器9からのパルスLに基づいて光
ディスクの回転速度が所定の値になるように制御する速
度制御手段としてのCAV制御回路12と、コントロー
ラ11’に制御されモータドライブ3の制御をCLV制
御回路10かCAV制御回路12に切り換えるスイッチ
13を備える点である。また、コントローラ11’は図
1に示すものとはディスクの種類判別の手順も異なった
手順で行う。
【0037】ここで、光ディスクの回転速度が所定の値
に制御されたときの再生信号の再生クロックの周波数に
基づいて光ディスクの種類を判別する方法の基本的な考
え方について説明する。
【0038】上述のように、CDの再生速度をVc、再
生速度Vcでの再生信号の再生クロック周波数をfcと
し、CDの正規再生速度をVc0(=1.3m/s)、正
規の再生クロックの周波数をfc0(=4.32MHz)
とする。また、DVDの再生速度をVd、再生速度Vdで
の再生信号の再生クロック周波数をfdとし、DVDの
正規再生速度をVd0(=3.5m/s)、正規の再生ク
ロックの周波数をfd0(=27MHz)とすると、ある
再生速度Vで得られる再生クロックの周波数は、CDで
は、 fc=fc0×(V/Vc0)DVDでは、fd=fd0
×(V/Vd0)となる。ここで、規定の値を代入する
と、 fc=3.32V fd=7.71V となる。即ち、再生速度が同じである場合には、CDと
DVDとでは再生クロックの周波数はfc<fdの関係に
ある。
【0039】そこで、fcとfdの中間値、例えばfcと
fdの相乗平均fth fth=√(fc×fd)(=5.1V) を閾値として、再生速度がVであるときの再生クロック
周波数fが、f=<fth のときは、ディスクはC
D、f>fth のときは、ディスクはDVDと判別され
る。
【0040】さて、図3の構成において、光ディスクの
種類の判別の手順について説明する。尚、他の実施例に
おいても、初期状態はDVDの再生モードになってお
り、この状態で光ディスクの種類の判別を行うことの説
明をするが、CDの再生モードにおいても同様な方法で
光ディスクの種類の判別が可能である。
【0041】まず、光ディスク1が再生装置に装着され
るとコントローラ11’の制御によりモータドライバ3
を介してスピンドルモータ2の回転を開始し光ディスク
1を回転駆動させる。次いで光ピックアップ5を光ディ
スク判別のための所定の位置、ここでは、ディスクの中
心からの距離R=25mmの位置に移動させる。そし
て、DVD再生モードとし、光ピックアップ5のフォー
カス制御と共に光ディスク1に記録された情報を読取り
を開始する。光ピックアップ5から出力された再生信号
はヘッドアンプ6で増幅された後PLL回路9に供給さ
れ、PLL回路9では再生信号の再生クロックが検出さ
れて出力される。
【0042】CLV制御回路10はこの再生クロックを
受けて速度エラーデータeを出力するが、このときモー
タドライバ3の制御をCAV制御回路12で行うように
コントローラ11’の制御によりスイッチ13が切り換
えられるので、CLV制御回路10による再生速度制御
は行われない。
【0043】周波数発生器4からは、スピンドルモータ
2に回転に応じて回転速度を示す1回転あたりL個のパ
ルスが出力され、CAV制御回路12は、このパルスL
を受けてこのパルスLが所定の値、ここでは説明の簡略
化のために、光ピックアップの位置を半径R(=25m
m)の位置とし、パルスLの周期TLが上述のTth(=
4.9ms)になるようにモータドライブ3を制御す
る。この場合、再生速度Vthは5.3m/sとなる。
【0044】CAV制御回路12により再生信号の再生
速度Vが V=Vth(=5.3m/s) に制御されている状態では、再生している光ディスクが
DVDであるならば、その再生クロックの周波数fd
は、 fd=fd0(V/Vd0)(=41.1MHz) となり、再生している光ディスクがCDであるならば、
その再生クロックの周波数fcは、 fc=fc0(V/Vc0)(=17.6MHz) そこで、fcとfdの中間値、例えばfcとfdの相乗平均
fth fth=√(fc×fd)(=26.9MHz) を閾値として、再生クロック周波数fに基づいて、再生
速度fが、f=<fth のときは、ディスクはCD、
f>fth のときは、ディスクはDVDと判別される。
【0045】コントローラ11’がPLL回路9から再
生クロックを直接受けてディスクの種類の判別をするよ
うにしてもよいが、図3に示す他の実施例ではコントロ
ーラ11’はPLL回路9から再生クロックを受け再生
クロックの周波数に基づいてCLV制御回路10から出
力される速度エラーデータeによってディスクの種類の
判別を行う。
【0046】今CLV制御回路10では、上述と同様
に、基本クロックの周波数f0がDVDの正規の再生ク
ロックの周波数fd0(=27MHz)と等しいものと
し、更にM=Nとする。この場合、速度エラーデータe
は、 e=N(T−T0)/T0 であるので、再生しているディスクがCDのものである
ならばeは正、再生しているディスクがDVDのもので
あるならばeは負となる。
【0047】そこで、コントローラ11’は、CAV制
御回路12で光ディスクの回転速度VがVthに制御され
ている状態で、CLV制御回路10からの速度エラーデ
ータを読み込んでその正負から再生している光ディスク
の種類を判別する。
【0048】而して光ディスクの判別がされると、コン
トローラ11’は判別した種類の光ディスクの再生を行
うモードで、装置全体の制御を行う。以上の手順につい
てのフローチャートを図4に示す。
【0049】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、光ピックアップによって光ディスクに記録された情
報を読取って再生信号を出力し、再生信号を出力する際
に、再生信号の再生クロックの周波数と光ディスクの回
転速度のいずれか一方を所定の値に制御し、他方の値に
基づいて光ディスクの種類を判別しており、ディスク種
類の判別に再生信号を用いているので、光ピックアップ
の特性に依存して再生信号の大きさが変動しても的確に
ディスクの種類判別ができる。そして、光ディスクに記
録された情報の再生を最適な状態で行える再生装置を提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光ディスク再生装置の
概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る光ディスクの判別方法
のフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施例に係る光ディスク再生装置
の概略構成図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る光ディスクの判別方
法のフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ(駆動手段) 3 モータドライバ(駆動制御手段) 4 周波数発生器(回転速度検出手段) 5 光ピックアップ 6 ヘッドアンプ 7 サーボDSP 8 ピックアップドライバ 9 PLL回路(クロック検出手段) 10 CLV制御回路(速度制御手段) 11、11’ コントローラ(判別手段) 12 CAV制御回路(速度制御手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なるフォーマットで情報が記録された
    光ディスクの種類を判別する光ディスク判別方法におい
    て、光ディスクを駆動状態にし、光ピックアップによっ
    て光ディスクに記録された情報を読取って再生信号を出
    力し、再生信号を出力する際に、再生信号の再生クロッ
    クの周波数と光ディスクの回転速度のいずれか一方を所
    定の値に制御し、他方の値に基づいて光ディスクの種類
    を判別することを特徴とする光ディスク判別方法。
  2. 【請求項2】 異なるフォーマットで情報が記録された
    光ディスクの種類を判別する光ディスク判別方法におい
    て、光ディスクを駆動状態にし、光ピックアップによっ
    て光ディスクに記録された情報を読取って再生信号を出
    力し、出力される再生信号の再生クロックの周波数が所
    定の値になるように光ディスクの回転速度を制御し、再
    生信号の再生クロックの周波数が所定の値に制御された
    ときの光ディスクの回転速度に基づいて光ディスクの種
    類を判別することを特徴とする光ディスク判別方法。
  3. 【請求項3】 異なるフォーマットで情報が記録された
    光ディスクの種類を判別する光ディスク判別方法におい
    て、光ディスクを駆動状態にし、光ピックアップによっ
    て光ディスクに記録された情報を読取って再生信号を出
    力し、光ディスクの回転速度が所定の値になるように制
    御して、光ディスクの回転速度が所定の値に制御された
    ときの再生信号の再生クロックの周波数に基づいて光デ
    ィスクの種類を判別することを特徴とする光ディスク判
    別方法。
  4. 【請求項4】 光ディスクはCDあるいはDVDのいず
    れかであることを判別することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の光ディスク判別方法。
  5. 【請求項5】 光ディスクを回転駆動させる駆動手段
    と、駆動手段を制御する駆動制御手段と、光ディスクか
    ら記録された情報を読取って再生信号を出力する光ピッ
    クアップと、光ピックアップから出力された再生信号の
    再生クロックを検出するクロック検出手段と、クロック
    検出手段で検出された再生クロックの周波数が所定の値
    になるように駆動制御手段を制御する速度制御手段と、
    光ディスクの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    再生クロックの周波数が所定の値に制御されたときの回
    転速度検出手段で検出された回転速度に基づいて光ディ
    スクの種類を判別する判別手段を備えることを特徴とす
    る光ディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 光ディスクを回転駆動させる駆動手段
    と、駆動手段を制御する駆動制御手段と、光ディスクか
    ら記録された情報を読取って再生信号を出力する光ピッ
    クアップと、光ピックアップから出力された再生信号の
    再生クロックを検出するクロック検出手段と、光ディス
    クの回転速度を検出する回転速度検出手段と、回転速度
    検出手段で検出される回転速度が所定の値になるように
    駆動制御手段を制御する速度制御手段と、光ディスクの
    回転速度が所定の値に制御されたときの再生クロックの
    周波数に基づいて光ディスクの種類を判別する判別手段
    を備えることを特徴とする光ディスク再生装置。
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