JP2001125395A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001125395A
JP2001125395A JP30370299A JP30370299A JP2001125395A JP 2001125395 A JP2001125395 A JP 2001125395A JP 30370299 A JP30370299 A JP 30370299A JP 30370299 A JP30370299 A JP 30370299A JP 2001125395 A JP2001125395 A JP 2001125395A
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美徳 堀内
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信司 山根
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体が中間転写体表面に吸着した際には
分離爪を用いないで、中間転写体から記録媒体を剥離
し、また、中間転写体表面の清掃を容易に行う。 【解決手段】 記録媒体8を中間転写体5側に押圧して
中間転写体側から画像を記録媒体に転写する転写位置T
と、中間転写体側から離間して転写位置Tから退避
する初期位置間を移動可能な転写器9と、転写器9の下
流側に隣接して中間転写体に対向して配置され、転写器
と逆極性電界を形成する放電手段10と、放電手段の下
流側に配置され、中間転写体表面の残留トナーを、少な
くとも電気的吸引力により吸引清掃するクリーニング手
段12とを備え、転写器が前記初期位置に退避し、且
つ、放電手段と中間転写体との間に記録媒体が存在しな
い状態において、放電手段により中間転写体表面の残留
トナーを帯電した後に、前記クリーニング手段により前
記残留トナーを清掃することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体から中間転
写体に転写された画像を、該中間転写体と対面配置した
転写器と前記中間転写体によって挟持状態で搬送する記
録媒体に、前記転写器による電界形成時に再転写する画
像形成装置、特に、前記転写器と逆極性電界を形成する
放電手段を有し、該放電手段により中間転写体に記録媒
体の巻き込みを防止するとともに、中間転写体のクリー
ニングを容易に行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、転写後の残留トナーを電気的
に吸引除去するファーブラシ方式は良く知られている。
このファーブラシによる電気的吸引方法は、中間転写体
表面の残留トナーの帯電が一方向の極性に揃っていなけ
れば完全なクリーニングは行われない。
【0003】そのために、例えば、正に帯電したファー
ブラシによる残留トナーの吸着を良くするためには、残
留トナーを負に帯電させる必要があり、ファーブラシの
上流側にファーブラシとは逆の電界を形成する電界形成
装置を配置することになる。
【0004】そして、それらの装置の一つである実開昭
59−123872号の全文明細書に記載されている装
置も、像担持体の表面の残留トナーを電気的に吸引する
ファーブラシに隣接して、その上流側にクリーニング補
助用の電界カーテンを設ける等の方法を用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術は前記したクリーニング補助用の電界カーテン等を設
けるために構成が複雑になり、部品点数が増してコスト
アップするとともに、配置的問題により小型化に反する
ものであった。一方、本発明者等は、中間転写体の画像
を記録媒体に第2次転写する転写器と逆極性電界を形成
する放電手段を、該転写器の下流側に隣接配置し、該放
電手段により中間転写体に転写後の記録媒体に、前記第
2次転写バイアスと反対の電界を与え、記録媒体に中間
転写体と反発する電荷を付与することにより記録媒体の
中間転写体への巻き込みを防止する画像形成装置を開発
している。
【0006】そして、本発明者等は、前記したファーブ
ラシとは逆の電界を形成する電界形成装置と、前記放電
手段とを共用することにより、配置的問題とともにコス
ト問題を解決することを見いだしたものである。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、中間転写体から記録媒体に第2次転写が行われた
後、その部分に中間転写体への吸着を防止する逆電圧を
印加する放電手段を配置し、記録媒体が中間転写体へ搬
送しない状態においては、前記放電手段によって中間転
写体表面の残留トナーに前記逆電圧を印加する画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、記録媒体が中
間転写体へ搬送しない状態においては、中間転写体表面
の清掃を容易に行うことが可能な画像形成装置を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体から中
間転写体に転写された画像を、該中間転写体と対面配置
した転写器と前記中間転写体によって挟持状態で搬送す
る記録媒体に、前記転写器による電界形成時に再転写す
る画像形成装置において、前記記録媒体を前記中間転写
体側に押圧して前記中間転写体側から画像を前記記録媒
体に転写する転写位置と、前記中間転写体側から離間し
て前記転写位置から退避する初期位置間を移動可能な前
記転写器と、前記転写器の下流側に隣接して前記中間転
写体に対向して配置され、前記転写器と逆極性電界を形
成する放電手段と、前記放電手段の下流側に配置され、
前記中間転写体表面の残留トナーを、電気的吸引力によ
り吸引清掃するクリーニング手段とを備え、前記転写器
が前記初期位置に退避し、且つ、前記放電手段と前記中
間転写体との間に前記記録媒体が存在しない状態におい
て、前記放電手段により前記中間転写体表面の残留トナ
ーを帯電した後に、前記クリーニング手段により前記残
留トナーを清掃することを特徴とする。
【0010】かかる技術手段によると、記録媒体に画像
を第2次転写する電圧を印加する転写器の下流側に隣接
して中間転写体に対向して放電手段を配置し、該放電手
段により、前記転写器と逆極性電界を形成し、前記転写
器により転写された前記記録媒体の部分を、前記中間転
写体より離間するような習性を付与しているので、前記
中間転写体への記録媒体の吸着を防止することができ
る。
【0011】また、該放電手段と、この放電手段の下流
側に配置され、前記中間転写体表面の残留トナーを、電
気的吸引力により吸引清掃するクリーニング手段とを備
えているので、前記転写器が前記初期位置に退避し、且
つ、前記放電手段と前記中間転写体との間に前記記録媒
体が存在しない状態において、すなわち、中間転写体か
ら記録媒体への第2次転写状態にないときは、前記放電
手段により前記中間転写体表面の残留トナーを帯電した
後に、前記クリーニング手段により前記残留トナーを清
掃することができるので、良好に残留トナーを除去する
ことができる。
【0012】また、前記放電手段は、前記記録媒体の転
写時には、前記転写器により転写された前記記録媒体
を、転写後に前記中間転写体より離間するように除電す
るとともに、前記放電手段と前記中間転写体との間に前
記記録媒体が存在しない場合には、前記中間転写体の表
面の残留トナーを前記クリーニング手段により吸引する
ように帯電するように構成することも本発明の有効な手
段である。
【0013】かかる技術手段によると、記録媒体の転写
時には、中間転写体の画像が転写器により転写される
が、その記録媒体の転写された部分は放電手段により、
中間転写体より離間するように除電されるために、中間
転写体に吸着する方向とは反対方向に離間習性が記録媒
体の転写部分に付与されるので、中間転写体への吸着は
防止される。
【0014】また、前記放電手段は、前記離間習性の他
に、放電手段と中間転写体との間に記録媒体が存在しな
い場合には、中間転写体の表面の残留トナーを前記クリ
ーニング手段により吸引するように帯電する。よって、
中間転写体の残留トナーのクリーニングを良好に行うこ
とができる。そして、かかる技術手段によると、記録媒
体への前記離間習性と残留トナーへの帯電を一つの放電
手段で行うことができ、部材が少なく、構成が簡単にな
る。
【0015】また、起動時、もしくは最終の記録媒体に
画像転写後に前記クリーニング手段における清掃動作が
行われるように構成することも本発明の有効な手段であ
る。かかる技術によると、画像形成動作が行われる起動
時に、まず中間転写体表面のクリーニングが行われるの
で、良好な転写が行われる。また、非連像印字モード、
または連続印字モードにかかわらず、最終の記録媒体に
画像転写された後に中間転写体表面のクリーニングが行
われるので、画像形成時には良好な転写が行われる。
【0016】また、記録媒体のジャム処理後の復帰時に
前記クリーニング手段における清掃動作が行われるよう
に構成することも本発明の有効な手段である。かかる技
術によると、検出手段によって中間転写体に吸着した記
録媒体を検知すると、自動的に記録媒体をレジストロー
ラ対によって搬送されるが、ジャム処理用の開閉装置を
開してジャムした記録媒体を機外に取り出した後に、前
記開閉装置の閉じる動作に連動して、もしくはジャム処
理者のスイッチ操作により、中間転写体のクリーニング
を行い画像形成可能状態に復帰することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施の形
態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発
明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明
例に過ぎない。
【0018】図1は、本発明の実施の形態にかかる画像
形成装置の要部断面図を示す。以下、本発明の実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。感光体ドラム1は
アモルファスシリコンでで形成され、感光体ドラム1の
周りに、回転方向に沿って、帯電器(帯電ローラ)3、
光走査ユニット2、現像剤容器を含んだ4個の現像装置
4Y(イエロー用)、4M(マゼンタ用)、4C(シア
ン用)、4K(ブラック用)、第1除電器13、中間転
写体5、クリーニング装置6、第2除電器4が配設され
ている。
【0019】中間転写体5は、厚み50〜200μmで
体積抵抗率が、10Ω・cm〜1012Ω・cmの中
間転写フィルムを有し、該中間転写体5は感光体ドラム
1と適宜のニップ(約10mm)幅をもって外周が接触
し、両者は図示しないメインモータによって減速ギア列
を介して矢印方向に回転可能に構成されている。
【0020】中間転写体5の周りには、記録媒体8の搬
送方向上流側からレジストローラ対7a,7b、でデカ
ール機構を構成したカール矯正手段7、転写ローラ9、
分離放電器10、中間転写体5に付着した記録媒体の先
端部を検出して記録媒体がジャムしたことを検出するジ
ャム検出手段(検出手段)11と、中間転写体5上の残
留トナーを排除するファーブラシクリーナ12が配設さ
れ、記録媒体8が搬送路14に沿って図示しない定着器
に搬送可能に構成されている。
【0021】前記カール矯正手段7は、剛体芯軸にスポ
ンジ層を形成した弾性ローラ7aと、該弾性ローラ7a
より小径の剛体ローラ7bを有し、線圧0.2kg/c
mで記録媒体8を押圧することにより、記録媒体の塑性
変形が起こり、前記中間転写体側に凸になるようにカー
ル矯正を行うことができる。
【0022】転写ローラ9は、10Ω・cm〜10
Ω・cmの体積抵抗率と、5〜10mm弾性体厚みを有
し、通常は中間転写体5の外周と離間した初期位置に退
避しているが、前記レジストローラ対7a,7bが記録
媒体8を搬送する前に前記中間転写体5の外周と押圧接
触し、記録媒体8の転写面とは反対の面に所定の電圧を
印加し、記録媒体への画像の転写が終了若しくは、転写
終了前でも後述するように記録媒体8の搬送が停止する
と、初期位置復帰可能に構成されている。
【0023】分離放電器(放電手段)10は、転写ロー
ラ9と並んで下流側に配置され、転写ローラ9により、
例えば、負に帯電した記録媒体8を正に帯電することに
よって電気的に中和するものである。これによって、中
間転写体5と記録媒体8の転写部分に働く静電的吸引力
を押さえることができる。
【0024】また、この分離放電器10は、該分離放電
器10と中間転写体5との間に記録媒体8が存在しない
ときは、中間転写体5上の残留トナーを帯電して極性を
揃えて、後述するファーブラシクリーナ12による残留
トナーの電気的吸引動作の助けとなる放電を行う。
【0025】ジャム検出手段11は、中央転写体5の軸
芯方向端部を観察するものであって、さらに詳しくいえ
ば、中間転写体5に記録媒体8が付着して回転した際
に、記録媒体が検出できるように配置される。この検出
手段11は、発光部と受光部とを有し、中間転写体表面
と反射率の相違により、または反射光の有無を検出する
ことにより記録媒体を検出して、ジャム信号を図示しな
い制御装置に送出するものである。そして、中間転写体
5の表面に付着した記録媒体の先端が離間する際にこの
検出手段11に引っかかり先端部分が折れないように中
間転写体5の表面より所定距離(例えば、5mm以上)
離間して配置することが望ましい。
【0026】ファーブラシクリーナ12は、矢印方向に
回転する円筒体に導電性繊維を植毛し、電源17から高
圧電圧を印加するように構成され、ジャム検出手段(検
出手段)11と隣接して下流側に配設され、このクリー
ナは前記電圧が印加されたブラシの回転により中間転写
体上の残留トナーを電気的に吸入して中間転写体上を清
掃するものである。ブラシに付着したトナーは金属の回
収ローラに電圧を印加して吸着し、その後ブレードで回
収ローラのクリーニングを行い、スクリューによって機
外に排出される。
【0027】本実施の形態は上述の如く構成されている
ので、印刷時は現像器4K、4C、4M、4Yの順序で
各色毎に、感光体ドラム1を帯電器3より帯電し、光走
査ユニット2から露光、各現像器4K、4C、4M、4
Yで現像した画像を中間転写体5に転写し、図示しない
給紙カセットから搬送される記録媒体8に転写ローラ9
で転写し、図示しない定着器で加熱・加圧して定着させ
排紙を行う。
【0028】次に、図1及び図2を用いて記録媒体8が
中間転写体5表面に吸着されたジャム状態の動作を詳細
に説明する。図1において、図示しない装置本体に設け
た操作パネル上のスタートスイッチを押すと、図示しな
いメインモータが回転し、感光体ドラム1及び中間転写
体5が回転を始め、放電手段10が放電し中間転写体5
の表面の残留トナーを除電するとともに、ファーブラシ
クリーナ12が駆動して中間転写体表面の残留トナーを
電気的に吸引する。
【0029】図1における感光体ドラム1と帯電ローラ
3との接触点Rと第1色目の現像器4Kを通って、感
光体ドラム1と中間転写体5との接触点である第1次転
写位置Tまでの感光体ドラム上の距離D(R→R
→T)と、ファーブラシローラ12の中間転写体5上
の位置Pと前記第1次転写位置Tまでの距離L
は、D>Lの関係にあり、よって、放電手段10が
放電し中間転写体5の表面の残留トナーを帯電した部分
(補助帯電部)がP点に来たときに、帯電ローラ3に
より感光体ドラム1が帯電を開始すると、第1色目の現
像器4Kが現像したトナー像が第1次転写位置Tに至
る頃は、前記補助帯電部はすでにファーブラシクリーナ
12でクリーニングされ、第1次転写位置Tを越えた
位置にあり、爾後、第1色目の現像器4Kによって現像
されたトナー像はクリーニングされた中間転写体表面と
対面することとなり、残留トナー、ゴミ、チリ等を感光
体ドラム面が巻き込むことはない。
【0030】そして、図1に示す感光体ドラム1は1回
転毎に現像器4Kから、4C、4Mを経て4Yが現像を
行い、順次中間転写体上に積層転写され、中間転写体5
表面に形成された多色トナー像は、中間転写体5の回動
により第2次転写位置Tに接近し、レジストローラ対
7a,7bは多色トナー像の先端が第2次転写位置T
に接近するのに同期して記録媒体8を搬送するととも
に、これに同期して転写ローラ9が中間転写体5表面を
押圧する。
【0031】転写ローラ9は記録媒体8の裏面から負の
転写電圧を印加して、記録媒体8に多色トナー像を第2
次転写する。該多色トナー像は転写ローラ9と並んで下
流側に配置された分離放電器10により、正電荷を放電
することによって電気的に中和する。これによって、中
間転写体5と記録媒体8の転写部分に働く静電的吸引力
を押さえることができる。その後、記録媒体8は図1上
左行することにより、図示しない定着器によって画像が
定着される。
【0032】図2において、転写ローラ9によって第2
次転写された記録媒体8が、中間転写体5の表面に吸着
したまま搬送されると、検出手段11によって検出され
(20)、転写ローラ9が転写電圧の印加を停止する
(21)とともに、記録媒体8への押圧を解除して初期
位置に戻る。
【0033】転写ローラ9による記録媒体8への、実質
的に押圧する位置であってその下流側端部の位置Q
ら、分離放電器10の実質的に転写ローラ9により、負
に帯電した記録媒体8の転写部分を正に帯電する位置を
とし、記録媒体の搬送速度をVとしたときに、t1
=距離(Q〜Q)/Vの時間だけ経過したときに
(22)、分離放電を停止(23)する。
【0034】これによって、負に帯電した記録媒体8の
転写部分に正電荷を放電することによって電気的に中和
し、中間転写体5と記録媒体8の転写部分に働く静電的
吸引力を押さえることができる。
【0035】中間転写体5及び感光体ドラム1を回転さ
せたままの状態で、レジストローラ対7a,7bの回転
を停止して記録媒体8の搬送を停止すると(24)、記
録媒体8はオーバーランして、その先端はSとして示
すようにクリーニング手段12の中心点Pと、検出手
段11の観察点Pとの間に位置して停止する。
【0036】その後に、中間転写体表面のトナー像はク
リーニング手段により排除しつつ前記中間転写体を所定
量回動する。本実施の形態においては、記録媒体の搬送
速度をV、中間転写体の周長をL、検出手段11とク
リーニング手段12との間の距離Lとしたときに、t
2=(L+L)/Vの時間だけ経過したときに(2
5)、クリーニング手段12の動作を停止(26)す
る。
【0037】一方、記録媒体8が、中間転写体5の表面
に吸着したまま搬送されて、検出手段11によって検出
されると(20)、感光体ドラム1の帯電が停止される
(32)。そして、前記帯電器の帯電バイアス電圧を停
止した後に、前記感光体の帯電部分が現像を終了するま
で、すなわち、記録媒体の搬送速度をV、帯電位置から
第4段目の現像器4Yに位置までの距離をMとしたとき
に、t4=M/Vの時間だけ経過したときに(33)、
現像を停止する(34)。
【0038】帯電器の帯電バイアス電圧を停止した後
に、感光体の帯電部分が現像を終了するまで感光体の回
転駆動を続行して現像器の現像動作を停止するととも
に、感光体の回転駆動を停止することにより、感光体の
非帯電部分にキャリアが飛翔することもない。
【0039】クリーニング手段12が停止し、メインモ
ータを停止することにより中間転写体と感光体ドラムが
停止(27)すると、この結果、記録媒体8は中間転写
体5の表面から離間し、図1上1点鎖線から2点鎖線を
経て搬送路14上に載置され、記録媒体が再搬送(2
8)される。
【0040】記録媒体の搬送速度をV、記録媒体の1枚
分の長さ分をL、レジストローラ対7a、7bと検出手
段11までの搬送路の長さをLとすると、t4=(L
−L )/Vだけ搬送した(29)後にレジストローラ
対7a,7bによる記録媒体8の搬送を停止する(3
0)ことによって、記録媒体8の後端がレジストローラ
対7a,7bから外れ、3点鎖線のごとく搬送されて載
置される。また、記録媒体が中間転写体表面に吸着され
ていても、吸着力は弱くなり、記録媒体を再搬送するこ
とによって、記録媒体は中間転写体の表面から離間し、
図1上1点鎖線から2点鎖線を経て搬送路14上に3点
鎖線のごとく搬送されて載置される。
【0041】そして、中間転写体に吸着した記録媒体は
吸着した部分が中間転写体から剥離した後は、カール矯
正手段(レジストローラ対7a,7b)から記録媒体が
外れるまで、該カール矯正手段によって記録媒体を搬送
するので、記録媒体はその先端が定着装置に至る前で停
止し、その状態では記録媒体8を押さえるものはなく、
よって、操作者は装置本体のカバーを開けて図1に示す
ように、カール矯正手段(7a,7b)から搬送路14
に至る部分が露呈する状態で記録媒体8を容易に装置外
に取り出し、ジャム紙処理(31)をすることができ
る。
【0042】ジャム処理後に、操作者は装置本体のカバ
ーを閉じると、図示しないスイッチに連動して、図示し
ないメインモータが回転し、感光体ドラム1及び中間転
写体5が回転を始め、放電手段10が放電し中間転写体
5の表面の残留トナーを帯電するとともに、ファーブラ
シクリーナ12が駆動して中間転写体表面の残留トナー
を電気的に吸引する。
【0043】また、本実施の形態は、ジャム処理時の以
外のファーブラシクリーニング動作を、装置本体の起動
時において説明したが、起動時の代わりに、非連像印字
モード、または連続印字モードにかかわらず、最終の記
録媒体に画像転写された後に中間転写体表面のクリーニ
ングが行ってもよい。かかる技術によれば、装置本体の
画像形成動作終了後に、中間転写体がクリーニングされ
た状態で保持されるので、次回の画像形成時には良好な
転写が行われる。
【0044】本実施の形態は、記録媒体に画像を第2次
転写する電圧を印加する転写器の下流側に隣接して中間
転写体に対向して放電手段を配置し、該放電手段によ
り、前記転写器と逆極性電界を形成し、前記転写器によ
り転写された前記記録媒体の部分を、前記中間転写体よ
り離間するような習性を付与しているので、前記中間転
写体への記録媒体の吸着を防止することができる。
【0045】また、該放電手段と、この放電手段の下流
側に配置され、前記中間転写体表面の残留トナーを、電
気的吸引力により吸引清掃するクリーニング手段とを備
えているので、前記転写器が前記初期位置に退避し、且
つ、前記放電手段と前記中間転写体との間に前記記録媒
体が存在しない状態において、すなわち、中間転写体か
ら記録媒体への第2次転写状態にないときは、前記放電
手段により前記中間転写体表面の残留トナーを帯電した
後に、前記クリーニング手段により前記残留トナーを清
掃することができるので、良好に残留トナーを除去する
ことができる。
【0046】また、本実施の形態は、放電手段を有し、
該放電手段は、前記離間習性の他に、放電手段と中間転
写体との間に記録媒体が存在しない場合には、中間転写
体の表面の残留トナーを前記クリーニング手段により吸
引するように帯電する。よって、中間転写体の残留トナ
ーのクリーニングを良好に行うことができる。よって、
記録媒体への前記離間習性と残留トナーへの帯電を一つ
の放電手段で行うことができ、部材が少なく、構成が簡
単になる。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明は、
放電手段を有し、該放電手段は、中間転写体に記録媒体
の吸着を防止する離間習性の他に、放電手段と中間転写
体との間に記録媒体が存在しない場合には、中間転写体
の表面の残留トナーを前記クリーニング手段により吸引
するように帯電するので、中間転写体の残留トナーのク
リーニングを良好に行うことができる。そして、記録媒
体への前記離間習性と残留トナーへの帯電を一つの放電
手段で行うことができ、部材が少なく、構成が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる画像形成装置
全体の断面図である。
【図2】 記録媒体のジャム検知を説明する流れ図で
ある。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 5 中間転写体 7 搬送方向矯正手段(レジストローラ対7a,7
b) 9 転写器(転写ローラ) 10 分離放電手段 11 ジャム検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H032 AA05 AA15 BA01 BA08 BA11 BA23 BA27 BA30 DA02 2H034 BB01 BC03 BC08 BC09 BD03 BD04 BD09 BF01 CA02 2H035 AA01 AB02 AC01 AC03 AZ11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体から中間転写体に転写された画像
    を、該中間転写体と対面配置した転写器と前記中間転写
    体によって挟持状態で搬送する記録媒体に、前記転写器
    による電界形成時に再転写する画像形成装置において、 前記記録媒体を前記中間転写体側に押圧して前記中間転
    写体側から画像を前記記録媒体に転写する転写位置と、
    前記中間転写体側から離間して前記転写位置から退避す
    る初期位置間を移動可能な前記転写器と、 前記転写器の下流側に隣接して前記中間転写体に対向し
    て配置され、前記転写器と逆極性電界を形成する放電手
    段と、 前記放電手段の下流側に配置され、前記中間転写体表面
    の残留トナーを、電気的吸引力により吸引清掃するクリ
    ーニング手段とを備え、 前記転写器が前記初期位置に退避し、且つ、前記放電手
    段と前記中間転写体との間に前記記録媒体が存在しない
    状態において、前記放電手段により前記中間転写体表面
    の残留トナーを帯電した後に、前記クリーニング手段に
    より前記残留トナーを清掃することを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記放電手段は、前記記録媒体の転写時
    には、前記転写器により転写された前記記録媒体を、転
    写後に前記中間転写体より離間するように除電するとと
    もに、前記放電手段と前記中間転写体との間に前記記録
    媒体が存在しない場合には、前記中間転写体の表面の残
    留トナーを前記クリーニング手段により吸引するように
    帯電するように構成したことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 起動時、もしくは最終の記録媒体に画像
    転写後に前記クリーニング手段における清掃動作が行わ
    れることを特徴とする請求項1、または2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体のジャム処理後の復帰時に前記
    クリーニング手段における清掃動作が行われることを特
    徴とする請求項1、または2記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008122625A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Canon Inc 画像形成装置、およびクリーニング方法
CN100421039C (zh) * 2004-07-30 2008-09-24 夏普株式会社 图像形成装置

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