JP2001124692A - 微粒子計測装置 - Google Patents

微粒子計測装置

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JP2001124692A
JP2001124692A JP30375099A JP30375099A JP2001124692A JP 2001124692 A JP2001124692 A JP 2001124692A JP 30375099 A JP30375099 A JP 30375099A JP 30375099 A JP30375099 A JP 30375099A JP 2001124692 A JP2001124692 A JP 2001124692A
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pipe
sample fluid
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detection unit
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JP30375099A
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Kiminari Shigeta
公成 重田
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Kurita Water Industries Ltd
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Kurita Water Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 純水や超純水中に含まれている微粒子の個数
を、従来にくらべて格段と少ない誤差で検出できるよう
にする。 【解決手段】 試料流体中の粒子数を計測する微粒子検
出部10と、上記微粒子検出部に試料流体を供給する供
給管11と、前記検出部から出る計測済みの試料流体を
受入れて排出する排出管12とを備えた微粒子計測装置
において、前記供給管と排出管との間に、前記微粒子検
出部と並列に分岐管13を設け、供給管の上記分岐管と
の分岐点14から微粒子検出部までの間を配管15のみ
で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体製
造工場における超純水装置の微粒子管理などで、特にそ
の管理基準が厳しく測定誤差を低減する必要がある場合
に、測定誤差を格段に低減することができる微粒子計測
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】純水や超純水などの流体中に含まれてい
る微粒子の個数を光散乱法により測定する微粒子カウン
タなどの検出部に試料流体を通過流動させ、該試料流体
中の粒子数を計測することは、従来から公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、半導体産業など
で用いられる純水や超純水中の微粒子数の計測において
許容される測定誤差は10〜数10個/m立程度であっ
たが、近年10個/m立以下の精度が要求されるように
なってきた。このため、微粒子検出部への試料流体の供
給管に設けられた継ぎ手やバルブなどに試料流体が滞留
することにより生じる汚染が問題となるようになった。
この汚染の影響は汚染個所を通過する流体流量を増やす
ことで軽減されうるが、前記微粒子検出部ではレーザー
光などを用いた高感度での微粒子濃度の測定を行うた
め、試料流体の流量を増やすことは困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した問題
点を解消するために開発されたもので、試料流体中の粒
子数を計測する微粒子検出部と、上記微粒子検出部に試
料流体を供給する供給管と、前記検出部から出る計測済
みの試料流体を受入れて排出する排出管とを備えた微粒
子計測装置において、前記供給管と排出管との間に、前
記微粒子検出部と並列に分岐管を設け、供給管の上記分
岐管との分岐点から微粒子検出部までの間を配管のみで
接続したことを特徴とする。そして、前記分岐管に流量
調整装置を接続したり、前記排出管に、分岐管との合流
点よりも上流に流量調整装置を設けたりすることが好ま
しい。
【0005】
【発明の実施の形態】図1,図2,図3は夫々本発明の
実施形態の三例を示すもので、図中、10は流体中に含
まれている粒子数を光(レーザ)散乱法で測定する微粒
子カウンタや、遠心濾過により測定する周知の微粒子検
出部、11は超純水などの試料流体を上記微粒子検出部
に供給する供給管、12は上記検出部から出る計測済み
の試料流体を受け入れて排出する排出管を示す。
【0006】上記供給管11と排出管12との間には前
記微粒子検出部10と並列に分岐管13を設けてある。
供給管11は分岐管13と分岐点14で接続し、排出管
12は分岐管13と合流点16で接続する。供給管11
の分岐点14から微粒子検出部10までの区間は配管1
5のみからなる。
【0007】供給管11の上流にある開閉弁Vを開にす
ると、供給管11には、微粒子検出部10に供給する流
量よりも多い流量の試料流体が流れ込む。
【0008】従って、供給管11の、分岐管13が接続
した分岐点14のT形管継ぎ手や、それよりも上流の例
えば上記開閉弁Vで発生した汚染は多量の試料流体で希
釈される。そして、分岐点14から微粒子検出部10ま
での区間は汚染を生じない配管15のみからなるため、
汚染を希釈された所定流量の試料流体が微粒子検出部1
0に供給され、該検出部は試料流体中の粒子数を少ない
誤差で検出する。
【0009】そして、供給管には、微粒子検出部10に
供給される流量よりも多い多流量の試料流体が流れ込む
ため供給管11の、分岐管との分岐点14よりも上流で
発生した汚染は多流量の試料流体で剥離、除去されるた
め、測定の開始後、測定値が安定するまでの安定時間
は、分岐管13を無くし、微粒子検出部に検出に必要な
流量の試料流体を供給管11から供給するよりは遙かに
短縮する。
【0010】開閉弁Vから供給管11に流入する装置へ
の試料流体の流量は20〜10000m立/分好ましく
は50〜5000m立/分、分岐点14から配管15で
微粒子検出部10に供給する試料流体の流量は5〜50
0m立/分、好ましくは10〜300m立/分で、その
比(装置流入流量/検出部流量)は2〜1000倍、好
ましくは5〜300倍にし、微粒子検出部に供給される
以外の過剰な流量の試料流体は分岐管13に流し、検出
部10で計測した計測済みの試料流体と合流点16で合
流させて排出管12により系外に排出する。
【0011】図4,図5は図1の実施形態を使用し、装
置への試料流体の流量を1000m立/分、検出部への
試料流体の供給流量を10m立/分にして運転を行った
場合と、微粒子検出部に同じ試料流体を同じ流量(10
m立/分)で供給した分岐配管を持たない従来法の装置
での測定値と、測定開始からの測定値の変化を比較して
示すグラフである。尚、試料流体にはUF膜処理後の超
純水を使用し、微粒子検出部10には光散乱法の微粒子
カウンタを用いた。
【0012】図4のグラフによれば、本発明の実施形態
の測定値は0.5(個/m立)であるのに対し、従来法
では5.4(個/m立)で、汚染による測定誤差は+5
(個/m立)になり、本発明での測定値の精度は格段と
向上していたことが分かる。
【0013】図5のグラフによれば、本発明によれば測
定開始から約60時間で測定値の変化が無くなり、安定
時間は約60時間であるのに対し、従来法では測定開始
から180時間を経過しても未だ安定していなかった。
つまり、本発明によれば、測定開始からの安定時間が従
来法に較べて格段と早く到達することが分かる。
【0014】図2の実施形態では、微粒子検出部10の
下流の排出管12には合流点16に至るまでの途中に流
量計20を接続し、分岐管13には流量調整装置21、
例えばニードル弁を接続してある。これにより開閉弁V
から供給管11に流入した試料流体のうち、管15から
微粒子検出部10に供給される流体の流量を、流量計2
0で確認しながら流量調整装置21の開度を調整するこ
とによって最適に保つことができる。
【0015】又、図3の実施例では、図2の実施例に加
えて排出管12に微粒子検出部10と流量計20との間
にもう1つの流量調整装置22、例えばニードル弁を接
続してある。これにより微粒子検出部10に供給される
試料流体の流量を流量計20で確認しながら、双方の流
量調整装置21,22を調整し、最適に保つことができ
る。この図3の実施例では分岐管13に設けた流量調整
装置21を省略しても同じ効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
従来にくらべて粒子数を格段と少ない誤差で検出できる
ため、厳しい管理基準に対応できる微粒子計測装置を提
供でき、品質管理のレベルアップや、純水装置等の診断
能力の向上が図れる。その上、測定開始から安定時間に
達するまでの所要時間が著しく短縮されるので、迅速に
測定が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のフローシート。
【図2】本発明の第2実施形態のフローシート。
【図3】本発明の実施形態の他の一例のフローシート。
【図4】本発明と従来装置による測定値の誤差を示すグ
ラフ。
【図5】本発明と従来装置による測定開始からの測定値
の変化を示すグラフ。
【符号の説明】
10 微粒子検出部 11 供給管 12 排出管 13 分岐管 14 分岐点 15 分岐点から微粒子検出部までの管 16 合流点 20 流量計 21,22 流量調整装置(ニードル弁)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料流体中の粒子数を計測する微粒子検
    出部と、上記微粒子検出部に試料流体を供給する供給管
    と、前記検出部から出る計測済みの試料流体を受入れて
    排出する排出管とを備えた微粒子計測装置において、前
    記供給管と排出管との間に、前記微粒子検出部と並列に
    分岐管を設け、供給管の上記分岐管との分岐点から微粒
    子検出部までの間を配管のみで接続したことを特徴とす
    る微粒子計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の微粒子計測装置におい
    て、前記分岐管に流量調整装置を接続したことを特徴と
    する微粒子計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、請求項2のどれか1項に記載
    の微粒子計測装置において、前記排出管に、分岐管との
    合流点よりも上流に流量調整装置を設けた微粒子計測装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100964798B1 (ko) * 2010-04-08 2010-06-21 (주)플록마스터 플록 센서 조립체
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JP2018063488A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 東京電力ホールディングス株式会社 粒子計測システム
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