JPH07140058A - 液体中の微粒子計測装置及びそのための気液分離器 - Google Patents

液体中の微粒子計測装置及びそのための気液分離器

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JPH07140058A
JPH07140058A JP31251693A JP31251693A JPH07140058A JP H07140058 A JPH07140058 A JP H07140058A JP 31251693 A JP31251693 A JP 31251693A JP 31251693 A JP31251693 A JP 31251693A JP H07140058 A JPH07140058 A JP H07140058A
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JP
Japan
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liquid
filter
gas
pipe
measuring
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Pending
Application number
JP31251693A
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English (en)
Inventor
Yoshitoshi Hotsuke
義寿 法花
Hiroshi Koshizuka
寛 越塚
Teizo Mizutani
貞三 水谷
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MIKUNI KIKAI KK
Original Assignee
MIKUNI KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】被検液を輸送し、気液分離器(三方管)2をも
って二本の管に分岐している輸送管3と、分岐した一方
の管31に接続されて被検液を計測する計測器4と、三
方管2内のその一方の管31に向かう出口に配置された
フィルターとを備えていることを特徴とする液体中の微
粒子計測装置。 【効果】被検液の流れを遮断すること無く、微小な気泡
を瞬時に阻止し、液体の物性を正確且つ速やかに測定す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液体中の微粒子計測
装置及びそのための気液分離器に関する。この計測装置
は、特に半導体装置のように無塵無菌環境で製造される
精密部品の加工及び洗浄に用いる液体の中のサブミクロ
ン微粒子を計測するのに好適に利用される。
【0002】
【従来の技術】半導体ICは、高純度のシリコンSiウ
ェハーに、設計された集積回路パターンを形成し、所定
箇所に微量の不純物を高温下でドープさせることにより
製造される。そして集積回路パターンは、導電材料(通
常Au又はAl)蒸着、パターン用マスクを介しての露
光及びエッチングといったフォトリソグラフィ工程を経
て形成される。
【0003】この場合、エッチング液の濃度やエッチン
グ液または洗浄液の中で浮遊する不純物量を所定範囲値
に管理しておかないと、エッチング量の変動による回路
パターンの誤差や、予定外の不純物の残存を伴い、製品
の信頼性を損なうこととなる。従って、エッチング液や
洗浄液は、使用前に計測器にかけられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、液体特に水系
の液体には通常、多数の気泡が含まれている。従って、
そのまま計測器にかけると、計測器が気泡を測定対象と
把えて不正確な計測値を表示してしまう。この発明の目
的は、気泡を含む液体の物性を正確に測定する微粒子計
測装置とそのための気液分離器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため
に、この発明の計測装置は、被検液を輸送し、三方管を
もって二本の管に分岐している輸送管と、分岐した一方
の管に接続されて被検液を計測する計測器と、三方管内
のその一方の管に向かう出口に配置されたフィルターと
を備えていることを特徴とする。
【0006】また、この計測装置に用いる好適な気液分
離器は、中心線が平行な二つの流体路とこれらに垂直な
一つの流体路とを接続する三方管において、一つの流体
路に向かう出口にフィルターが設置されていることを特
徴とする。上記計測装置には、三方管よりも上流側に、
被検液を三方管に送るポンプが設置されているとよい。
また、分岐した他方の管に弁が設置されていると更に良
い。
【0007】
【作用】被検液を気液分離器(三方管)に輸送すると、
気液分離器内で液体がフィルターに接触する。従って、
被検液は、フィルターによって気泡が阻止されて一方の
分岐管に向かう清流と、フィルターを通過せずに気泡を
含んだまま他方の分岐管に向かう濁流とに分かれる。そ
して、清流を計測器にて測定することにより、計測器が
測定対象のみを正確に把えることができる。
【0008】流体に対する管内の抵抗が大きいときは、
気液分離器の上流にポンプを設置するとよい。更に濁流
側の分岐管に弁を設置して絞りを加えることにより、フ
ィルターの浸透圧に勝る液圧を気液分離器内で維持する
ことができ、液体が順調にフィルターを通過する。
【0009】フィルターの平均気孔径は、1〜6μmの
範囲内が望ましい。1μm未満の気泡は、短時間で液に
溶け込み、長時間的には存在しえないと考えられるし、
平均気孔径を1μmより小さくすると測定対象の微粒子
の通過が困難となるからである。他方、平均気孔径を6
μmより大きくすると気泡まで通過してしまうからであ
る。フィルターは、薬液にも対応できるよう耐食性に優
れたフッ素樹脂製のものが望ましい。
【0010】
【実施例】本発明の計測装置及びそのための気液分離器
の実施例を図面に沿って説明する。図1は、計測装置の
流体回路図、図2は、気液分離器の断面図である。
【0011】計測装置1は、被検液を輸送し、気液分離
器(三方管)2をもって二本の管に分岐している輸送管
3と、分岐した一方の管31に接続されて被検液を計測
する計測器4と、気液分離器2内のその一方の管31に
向かう出口に配置されたフィルター5とを備えている。
【0012】輸送管3のうち、分岐する前の輸送管3と
計測器4に向かう分岐管31とは、垂直に交差してお
り、分岐する前の輸送管3ともう一つの分岐管32とは
気液分離器2付近におけるそれぞれの中心線が互いに平
行になっている。そして、分岐する前の輸送管3の途中
には、液槽6に溜められた被検液を液槽6から吸い上げ
て輸送管3を通じて気液分離器2に供給するポンプ7が
設置されている。また、分岐管32には、気液分離器2
内の液圧を調整する弁8が設置されている。そして、分
岐管31と分岐管32とは、それぞれ計測器4と弁8を
経由した後、合流して再び液槽6に戻るようになってい
る。
【0013】気液分離器2は、全体の外形が円柱状で、
その径方向に輸送管3を接続する開口A及びその延長方
向に分岐管32を接続する開口Bを有する凹状の雌ネジ
部21と、中央に分岐管31を接続する開口Cを有し雌
ネジ部21と締結し合う凸状の雄ネジ部22と、締結部
分を液密にシールするO−パッキン23と、雌ネジ部2
1及び雄ネジ部22に挟まれた平均気孔径1.2μmの
フッ素樹脂製フィルター5とからなるT型三方管であ
る。
【0014】次にこの実施例の作用を説明する。予め、
弁8を半開き状態に調整しておき、液槽6に溜められた
被検液をポンプ7にて吸い上げ、気液分離器2に輸送す
ると、気液分離器2内で液体が適当な圧力をもってフィ
ルター5に接触する。従って、被検液は、フィルター5
によって気泡が阻止されて一方の分岐管31に向かう清
流と、フィルター5を通過せずに気泡を含んだまま他方
の分岐管32に向かう濁流とに分かれる。そして、清流
を計測器4にて測定することにより、計測器4が測定対
象のみを正確に把えることができる。清流と濁流とは、
合流して再び液槽6に戻り、洗浄、エッチング等の工程
で消費される。
【0015】実施例の計測装置の効果を確認するため
に、純水を、気液分離器2内のフィルター5を経由させ
て計測器4に送り、純水中に含まれる0.1μm以上の
微粒子個数を連続的に測定した。そして、純水の流れが
定常状態になった段階で純水中に気泡を混入させた。比
較のために、フィルター5を経由させること無く気液分
離器2の入り口付近で測定した以外は同一条件で純水中
の微粒子個数を測定した。測定結果を図3に示す。図
中、実線がフィルター5を経由した液体の計測値、2点
鎖線がフィルター5を経由しない液体の計測値である。
【0016】図3にみられるように、純水がフィルター
5を有する気液分離器2を経由した場合は、気泡の混入
前後で計測値に変化が無かったが、フィルター5を経由
しない場合は、気泡混入と同時に計測値が著しく高くな
った。従って、フィルター5が気泡を完全に阻止してい
ることが分かった。
【0017】
【発明の効果】被検液の流れを遮断すること無く、微小
な気泡を瞬時に阻止し、液体の物性を正確且つ速やかに
測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】計測装置の流体回路図である。
【図2】気液分離器の断面図である。
【図3】純水中の微粒子個数の計測値を経過時間に沿っ
て表示したグラフである。
【符号の説明】
1…計測装置 2…三方管 3…輸送管
31,32…分岐管 4…計測器 5…フィルター 6…液槽
7…ポンプ 8…弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検液を輸送し、三方管をもって二本の
    管に分岐している輸送管と、分岐した一方の管に接続さ
    れて被検液を計測する計測器と、三方管内のその一方の
    管に向かう出口に配置されたフィルターとを備えている
    ことを特徴とする液体中の微粒子計測装置。
  2. 【請求項2】 三方管よりも上流側に、被検液を三方管
    に送るポンプが設置されている請求項1に記載の液体中
    の微粒子計測装置。
  3. 【請求項3】 分岐した他方の管に弁が設置されている
    請求項1〜2のいずれかに記載の液体中の微粒子計測装
    置。
  4. 【請求項4】 フィルターの平均気孔径が1〜6μであ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の液体中の微粒子計測
    装置。
  5. 【請求項5】 フィルターがフッ素樹脂製である請求項
    1〜4のいずれかに記載の液体中の微粒子計測装置。
  6. 【請求項6】 中心線が平行な二つの流体路とこれらに
    垂直な一つの流体路とを接続する三方管において、一つ
    の流体路に向かう出口にフィルターが設置されているこ
    とを特徴とする気液分離器。
JP31251693A 1993-11-17 1993-11-17 液体中の微粒子計測装置及びそのための気液分離器 Pending JPH07140058A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31251693A JPH07140058A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 液体中の微粒子計測装置及びそのための気液分離器

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JP31251693A JPH07140058A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 液体中の微粒子計測装置及びそのための気液分離器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07140058A true JPH07140058A (ja) 1995-06-02

Family

ID=18030170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31251693A Pending JPH07140058A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 液体中の微粒子計測装置及びそのための気液分離器

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JP (1) JPH07140058A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09145560A (ja) * 1995-11-24 1997-06-06 Horiba Ltd 油分濃度計用フィルタ装置
JP2020067313A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 日本特殊陶業株式会社 微細気泡の有無判定装置、微細気泡の有無判定方法、微細気泡の消泡装置、微細気泡の消泡方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09145560A (ja) * 1995-11-24 1997-06-06 Horiba Ltd 油分濃度計用フィルタ装置
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