JP2001124281A - 防音カバー付きホース製造方法 - Google Patents
防音カバー付きホース製造方法Info
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- JP2001124281A JP2001124281A JP30476399A JP30476399A JP2001124281A JP 2001124281 A JP2001124281 A JP 2001124281A JP 30476399 A JP30476399 A JP 30476399A JP 30476399 A JP30476399 A JP 30476399A JP 2001124281 A JP2001124281 A JP 2001124281A
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- JP
- Japan
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- soundproof cover
- polymer material
- manufacturing
- Prior art date
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/02—Energy absorbers; Noise absorbers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストの防音カバー付きホース製造方法を
提供する。 【解決手段】 チューブ2aがスパイラル状に巻き付け
られたホース1を上型4と下型5の間にセットし、高分
子材料を上型4と下型5の間に注入し、型を閉じた後、
チューブ2aに高圧エアを導入し、チューブ2aの内部
の圧力を高め、高分子材料が発泡し、発泡圧がチューブ
2aの外周にかかっても、チューブ2aはつぶれること
なく、高分子材料が発泡することにより、防音カバー3
が形成される防音カバー付きホース製造方法である。
提供する。 【解決手段】 チューブ2aがスパイラル状に巻き付け
られたホース1を上型4と下型5の間にセットし、高分
子材料を上型4と下型5の間に注入し、型を閉じた後、
チューブ2aに高圧エアを導入し、チューブ2aの内部
の圧力を高め、高分子材料が発泡し、発泡圧がチューブ
2aの外周にかかっても、チューブ2aはつぶれること
なく、高分子材料が発泡することにより、防音カバー3
が形成される防音カバー付きホース製造方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などのたと
えばエンジンルーム内のエアクリーナに外部からエアを
導入する吸気管などのホースの製造方法に関し、特に吸
音性の向上を図った防音カバー付きホース製造方法に関
する。
えばエンジンルーム内のエアクリーナに外部からエアを
導入する吸気管などのホースの製造方法に関し、特に吸
音性の向上を図った防音カバー付きホース製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】防音カバー付きホース製造方法に関する
従来技術として特開平10―306716号公報があ
る。図6、7、8により、この従来技術の防音カバー付
きホース製造方法を説明する。なお、図6は、従来技術
の防音カバー付きホースの軸方向に沿う断面図であり、
図7は、従来技術の防音カバー付きホース製造方法を示
し、表皮層を成形用の型内に配置した状態を示す説明図
であり、図8は、従来技術の防音カバー付きホース製造
方法を示し、成形用の型のキャビティに高分子材料を注
入した状態を示す説明図である。
従来技術として特開平10―306716号公報があ
る。図6、7、8により、この従来技術の防音カバー付
きホース製造方法を説明する。なお、図6は、従来技術
の防音カバー付きホースの軸方向に沿う断面図であり、
図7は、従来技術の防音カバー付きホース製造方法を示
し、表皮層を成形用の型内に配置した状態を示す説明図
であり、図8は、従来技術の防音カバー付きホース製造
方法を示し、成形用の型のキャビティに高分子材料を注
入した状態を示す説明図である。
【0003】図6に示すように、防音カバー13は、ホ
ース11の曲がり部分に取り付けられ、この防音カバー
13は、ホース11の外周形状と対応して略直角に曲が
った筒状に形成され、周方向の1個所を軸方向全長にわ
たって分断する図示のないスリットを有し、防音カバー
13の内部に形成された環状凹部12の空気層16と、
防音カバー13の外面を覆う柔軟樹脂シートの表皮層1
7とを備えている。
ース11の曲がり部分に取り付けられ、この防音カバー
13は、ホース11の外周形状と対応して略直角に曲が
った筒状に形成され、周方向の1個所を軸方向全長にわ
たって分断する図示のないスリットを有し、防音カバー
13の内部に形成された環状凹部12の空気層16と、
防音カバー13の外面を覆う柔軟樹脂シートの表皮層1
7とを備えている。
【0004】従来技術の防音カバー付きホース製造方法
を説明する。まず、表皮層17を形成する柔軟樹脂シー
トとして、軸方向に沿って二分割に形成され、一方側の
相対向する部分に接合部19、19を有する半筒状に形
成された一対のPVCシート21、21を用意する。
を説明する。まず、表皮層17を形成する柔軟樹脂シー
トとして、軸方向に沿って二分割に形成され、一方側の
相対向する部分に接合部19、19を有する半筒状に形
成された一対のPVCシート21、21を用意する。
【0005】次に、図7に示すように、上型14、下型
15、中子18よりなる防音カバー13を形成する成形
型内の所定位置に、一対のPVCシート21、21を配
置する。このとき、一対のPVCシート21、21が接
合部19、19で重合するように配置される。成形型の
中子18の外周面には、防音カバー13の内部に環状凹
部12を形成するための図示のない凸部が設けられ、ま
た、防音カバー13および表皮層17にスロットを形成
するための仕切部20が設けられている。
15、中子18よりなる防音カバー13を形成する成形
型内の所定位置に、一対のPVCシート21、21を配
置する。このとき、一対のPVCシート21、21が接
合部19、19で重合するように配置される。成形型の
中子18の外周面には、防音カバー13の内部に環状凹
部12を形成するための図示のない凸部が設けられ、ま
た、防音カバー13および表皮層17にスロットを形成
するための仕切部20が設けられている。
【0006】図8に示すように、成形型のキャビティ
に、ポリウレタンと発泡剤を所定の割合で配合したポリ
ウレタン発泡材料を注入して発泡成形を行う。このと
き、重合した接合部19、19の間にポリウレタン発泡
材料が進入し、そのポリウレタン発泡材料により接合部
19、19どうしが接合される。次に、型を開き、取り
出された防音カバー13の接合部19、19の余分な部
分を除去する。
に、ポリウレタンと発泡剤を所定の割合で配合したポリ
ウレタン発泡材料を注入して発泡成形を行う。このと
き、重合した接合部19、19の間にポリウレタン発泡
材料が進入し、そのポリウレタン発泡材料により接合部
19、19どうしが接合される。次に、型を開き、取り
出された防音カバー13の接合部19、19の余分な部
分を除去する。
【0007】以上のようにして製造された防音カバー1
3は、その弾性を利用して、スリットの部分を拡開し、
その拡開した部分よりホース11の所定位置の外周面を
覆うように装着し、表皮層17のスリットが形成されて
いる端部どうしを連結するように、たとえば、PVC製
の接着テープを貼着することにより取り付けられ。
3は、その弾性を利用して、スリットの部分を拡開し、
その拡開した部分よりホース11の所定位置の外周面を
覆うように装着し、表皮層17のスリットが形成されて
いる端部どうしを連結するように、たとえば、PVC製
の接着テープを貼着することにより取り付けられ。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来技術の防音カバー付きホース製造方法によると、上
型、下型、中子からなる型が必要になるので、成形型が
多くなり、生産性が悪く、コストが高くなるという問題
が発生する。
従来技術の防音カバー付きホース製造方法によると、上
型、下型、中子からなる型が必要になるので、成形型が
多くなり、生産性が悪く、コストが高くなるという問題
が発生する。
【0009】本発明は、上記の問題を解決するために、
中子を使用せず、ホースを介して直接発泡し、成形する
ようにした防音カバー付きホース製造方法を提供するこ
とを目的にしたものである。
中子を使用せず、ホースを介して直接発泡し、成形する
ようにした防音カバー付きホース製造方法を提供するこ
とを目的にしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、ホースに空気層形成部材を巻
き付け、前記空気層形成部材を巻き付けられた前記ホー
スを型にセットし、高分子材料を前記型内に注入し、前
記型を閉じ、前記高分子材料を発泡させ、前記ホースに
防音カバーを形成するようにしたことを特徴とする防音
カバー付きホース製造方法である。
めに、請求項1の発明は、ホースに空気層形成部材を巻
き付け、前記空気層形成部材を巻き付けられた前記ホー
スを型にセットし、高分子材料を前記型内に注入し、前
記型を閉じ、前記高分子材料を発泡させ、前記ホースに
防音カバーを形成するようにしたことを特徴とする防音
カバー付きホース製造方法である。
【0011】前述の目的を達成するために、請求項2の
発明は、ホースにチューブを巻き付け、前記チューブを
巻き付けられた前記ホースを型にセットし、高分子材料
を前記型内に注入し、前記型を閉じ、前記高分子材料を
発泡させ、成形後、離型し、前記ホースに防音カバーを
形成するようにしたことを特徴とする防音カバー付きホ
ース製造方法である。
発明は、ホースにチューブを巻き付け、前記チューブを
巻き付けられた前記ホースを型にセットし、高分子材料
を前記型内に注入し、前記型を閉じ、前記高分子材料を
発泡させ、成形後、離型し、前記ホースに防音カバーを
形成するようにしたことを特徴とする防音カバー付きホ
ース製造方法である。
【0012】前述の目的を達成するために、請求項3の
発明は、ホースに軟質チューブを巻き付け、前記軟質チ
ューブを巻き付けられた前記ホースを型にセットすると
ともに前記軟質チューブの一端を前記型でつぶしシール
し他端をエアパイプにつなぎ、高分子材料を前記型内に
注入し、前記型を閉じた後前記エアパイプよりエアを導
入して加圧し、前記高分子材料を発泡させ、成形後、離
型し、前記ホースに防音カバーを形成するようにしたこ
とを特徴とする防音カバー付きホース製造方法である。
発明は、ホースに軟質チューブを巻き付け、前記軟質チ
ューブを巻き付けられた前記ホースを型にセットすると
ともに前記軟質チューブの一端を前記型でつぶしシール
し他端をエアパイプにつなぎ、高分子材料を前記型内に
注入し、前記型を閉じた後前記エアパイプよりエアを導
入して加圧し、前記高分子材料を発泡させ、成形後、離
型し、前記ホースに防音カバーを形成するようにしたこ
とを特徴とする防音カバー付きホース製造方法である。
【0013】前述の目的を達成するために、請求項4の
発明は、ホースにスパイラル状にパイプまたは中実棒を
巻き付け、前記パイプまたは中実棒を巻き付けられた前
記ホースを型にセットし、高分子材料を前記型内に注入
し、前記型を閉じ、前記高分子材料を発泡させ、成形
後、離型し、前記ホースから前記パイプまたは中実棒を
抜き取るようにして、前記ホースに防音カバーを形成す
るようにしたことを特徴とする防音カバー付きホース製
造方法である。
発明は、ホースにスパイラル状にパイプまたは中実棒を
巻き付け、前記パイプまたは中実棒を巻き付けられた前
記ホースを型にセットし、高分子材料を前記型内に注入
し、前記型を閉じ、前記高分子材料を発泡させ、成形
後、離型し、前記ホースから前記パイプまたは中実棒を
抜き取るようにして、前記ホースに防音カバーを形成す
るようにしたことを特徴とする防音カバー付きホース製
造方法である。
【0014】前述の目的を達成するために、請求項5の
発明は、ホースにスパイラル状に成形したパイプまたは
中実棒を巻き付け、前記パイプまたは中実棒を巻き付け
られた前記ホースを型にセットし、高分子材料を前記型
内に注入し、前記型を閉じ、前記高分子材料を発泡さ
せ、成形後、離型し、前記ホースから前記パイプまたは
中実棒を抜き取るようにして、前記ホースに防音カバー
を形成するようにしたことを特徴とする防音カバー付き
ホース製造方法である。
発明は、ホースにスパイラル状に成形したパイプまたは
中実棒を巻き付け、前記パイプまたは中実棒を巻き付け
られた前記ホースを型にセットし、高分子材料を前記型
内に注入し、前記型を閉じ、前記高分子材料を発泡さ
せ、成形後、離型し、前記ホースから前記パイプまたは
中実棒を抜き取るようにして、前記ホースに防音カバー
を形成するようにしたことを特徴とする防音カバー付き
ホース製造方法である。
【0015】
【発明の実施形態】本発明の1実施形態にかかる防音カ
バー付きホース製造方法を図1、2、3に基づき説明す
る。図1は、本発明の1実施形態の1工程を示し、ホー
スに空気層形成部材(チューブ)を巻き付けた状態を示
す全体斜視図である。図2は、本発明の1実施形態にか
かる防音カバー付きホース製造方法により製造された防
音カバー付きホースの全体斜視図であり、図3は、本発
明の1実施形態にかかる防音カバー付きホース製造方法
の別の工程を示し、ホースを型にセットし、高分子材料
を型内に注入し、型を閉じ、高分子材料を発泡させた状
態を示す断面図である。
バー付きホース製造方法を図1、2、3に基づき説明す
る。図1は、本発明の1実施形態の1工程を示し、ホー
スに空気層形成部材(チューブ)を巻き付けた状態を示
す全体斜視図である。図2は、本発明の1実施形態にか
かる防音カバー付きホース製造方法により製造された防
音カバー付きホースの全体斜視図であり、図3は、本発
明の1実施形態にかかる防音カバー付きホース製造方法
の別の工程を示し、ホースを型にセットし、高分子材料
を型内に注入し、型を閉じ、高分子材料を発泡させた状
態を示す断面図である。
【0016】図1に示すように、ホース1には、空気層
形成部材2としてのチューブ2aがスパイラル状に巻き
付けられる。変形例として、あらかじめスパイラル状に
成形しておいたチューブ2aをホース1に挿入してもよ
い。、チューブ2aは図示のないエアパイプにつなが
れ、エアパイプよりエアが導入され、チューブ2aの内
部は加圧される。チューブ2aとしては、軟質チューブ
が望ましい。軟質チューブが望ましい理由は、エアクリ
ーナーに付設されたバルブの駆動音やホース内を通過す
るエアの風切り音や吸気時の脈動により発生する共鳴音
などを空気層6に伝達するのに有効であるためである。
形成部材2としてのチューブ2aがスパイラル状に巻き
付けられる。変形例として、あらかじめスパイラル状に
成形しておいたチューブ2aをホース1に挿入してもよ
い。、チューブ2aは図示のないエアパイプにつなが
れ、エアパイプよりエアが導入され、チューブ2aの内
部は加圧される。チューブ2aとしては、軟質チューブ
が望ましい。軟質チューブが望ましい理由は、エアクリ
ーナーに付設されたバルブの駆動音やホース内を通過す
るエアの風切り音や吸気時の脈動により発生する共鳴音
などを空気層6に伝達するのに有効であるためである。
【0017】チューブ2aがスパイラル状に巻き付けら
れたホース1は、図3に示すように、上型4と下型5の
間にセットされる。チューブ2aを巻き付けられたホー
ス1が上型4と下型5の間にセットされるとき、チュー
ブ2aの一端を上型4と下型5でつぶしシールし、他端
をエアパイプにつなぐ。
れたホース1は、図3に示すように、上型4と下型5の
間にセットされる。チューブ2aを巻き付けられたホー
ス1が上型4と下型5の間にセットされるとき、チュー
ブ2aの一端を上型4と下型5でつぶしシールし、他端
をエアパイプにつなぐ。
【0018】次に、ウレタン原液などの高分子材料を上
型4と下型5の間に注入し、型を閉じる。型を閉じた
後、エアパイプよりエアを導入し、チューブ2aの内部
の圧力を高める。このとき、高分子材料が発泡し、発泡
圧がチューブ2aの外周にかかるが、チューブ2aの内
部の圧力は高いので、チューブ2aはつぶれることはな
い。高分子材料が発泡することにより、防音カバー3が
形成される。
型4と下型5の間に注入し、型を閉じる。型を閉じた
後、エアパイプよりエアを導入し、チューブ2aの内部
の圧力を高める。このとき、高分子材料が発泡し、発泡
圧がチューブ2aの外周にかかるが、チューブ2aの内
部の圧力は高いので、チューブ2aはつぶれることはな
い。高分子材料が発泡することにより、防音カバー3が
形成される。
【0019】エアパイプよりエアを導入し、チューブ2
aの内部の圧力を高めるといった簡単な方法により、発
泡圧によるチューブ2aのつぶれ対策を実施するので、
コスト増加を抑制することができる。
aの内部の圧力を高めるといった簡単な方法により、発
泡圧によるチューブ2aのつぶれ対策を実施するので、
コスト増加を抑制することができる。
【0020】発泡完了後、離型し、はみ出たチューブ2
aの端部をカットすると、図2に示すような、空気層6
としてチューブ2aを内蔵した防音カバー3付きホース
1が完成する。
aの端部をカットすると、図2に示すような、空気層6
としてチューブ2aを内蔵した防音カバー3付きホース
1が完成する。
【0021】以上説明した防音カバー付きホース製造方
法によれば、型は、上型と下型の2つですむので、成形
型が少なくなり、生産性が高く、コストが低くなる。
法によれば、型は、上型と下型の2つですむので、成形
型が少なくなり、生産性が高く、コストが低くなる。
【0022】さらに、上記の防音カバー付きホース製造
方法によれば、バリ取り、接合部の除去、接着などの工
程がないので、工程が少なく、コストが低くなる。
方法によれば、バリ取り、接合部の除去、接着などの工
程がないので、工程が少なく、コストが低くなる。
【0023】本発明の別の実施形態にかかる防音カバー
付きホース製造方法を図4、5に基づき説明する。図4
は、本発明の別の実施形態にかかる防音カバー付きホー
ス製造方法の1工程を示し、ホースに空気層形成部材
(パイプ)を巻き付けた状態を示す全体斜視図であり、
図5は、本発明の別の実施形態にかかる防音カバー付き
ホース製造方法により製造された防音カバー付きホース
の全体斜視図である。
付きホース製造方法を図4、5に基づき説明する。図4
は、本発明の別の実施形態にかかる防音カバー付きホー
ス製造方法の1工程を示し、ホースに空気層形成部材
(パイプ)を巻き付けた状態を示す全体斜視図であり、
図5は、本発明の別の実施形態にかかる防音カバー付き
ホース製造方法により製造された防音カバー付きホース
の全体斜視図である。
【0024】図4に示すように、ホース1には、空気層
形成部材2としてのパイプ2bが等ピッチでかつスパイ
ラル状に巻き付けられる。空気層形成部材2の変形例と
して、ワイヤなどの中実棒でもよい。本発明のさらに別
の実施形態として、あらかじめ等ピッチでかつスパイラ
ル状に成形しておいたパイプ2bまたは中実棒2bをホ
ース1に挿入してもよい。パイプ2bまたは中実棒2b
の材料としては、金属、樹脂が利用される。
形成部材2としてのパイプ2bが等ピッチでかつスパイ
ラル状に巻き付けられる。空気層形成部材2の変形例と
して、ワイヤなどの中実棒でもよい。本発明のさらに別
の実施形態として、あらかじめ等ピッチでかつスパイラ
ル状に成形しておいたパイプ2bまたは中実棒2bをホ
ース1に挿入してもよい。パイプ2bまたは中実棒2b
の材料としては、金属、樹脂が利用される。
【0025】パイプ2bまたは中実棒2bがスパイラル
状に巻き付けられたホース1は、図1のチューブ2aと
同様に、上型と下型の間にセットされる。
状に巻き付けられたホース1は、図1のチューブ2aと
同様に、上型と下型の間にセットされる。
【0026】次に、ウレタン原液などの高分子材料を上
型と下型の間に注入し、型を閉じる。型を閉じた後、高
分子材料が発泡し、防音カバー3が形成される。
型と下型の間に注入し、型を閉じる。型を閉じた後、高
分子材料が発泡し、防音カバー3が形成される。
【0027】発泡完了し離型後、パイプ2bまたは中実
棒2bをホース1の軸中心を回転中心として回転させ、
ネジをゆるめるときと同様な原理により、防音カバー3
からパイプ2bまたは中実棒2bを抜き取る。逆に、ホ
ース1をパイプ2bまたは中実棒2bの中心を回転中心
として上記とは逆回転させ、ネジをゆるめるときと同様
な原理により、防音カバー3からパイプ2bまたは中実
棒2bを抜き取ってもよい。その結果、図5に示すよう
に、パイプ2bまたは中実棒2bが抜き取られた空間が
空気層6として形成された防音カバー付きホースが完成
する。
棒2bをホース1の軸中心を回転中心として回転させ、
ネジをゆるめるときと同様な原理により、防音カバー3
からパイプ2bまたは中実棒2bを抜き取る。逆に、ホ
ース1をパイプ2bまたは中実棒2bの中心を回転中心
として上記とは逆回転させ、ネジをゆるめるときと同様
な原理により、防音カバー3からパイプ2bまたは中実
棒2bを抜き取ってもよい。その結果、図5に示すよう
に、パイプ2bまたは中実棒2bが抜き取られた空間が
空気層6として形成された防音カバー付きホースが完成
する。
【0028】以上説明した防音カバー付きホース製造方
法によれば、型は、上型と下型の2つですむので、成形
型が少なくなり、生産性が高く、コストが低くなる。
法によれば、型は、上型と下型の2つですむので、成形
型が少なくなり、生産性が高く、コストが低くなる。
【0029】さらに、上記の防音カバー付きホース製造
方法によれば、バリ取り、接合部の除去、接着などの工
程がないので、工程が少なく、コストが低くなる。
方法によれば、バリ取り、接合部の除去、接着などの工
程がないので、工程が少なく、コストが低くなる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、ホースに空気層形成
部材を巻き付け、前記空気層形成部材を巻き付けられた
前記ホースを型にセットし、高分子材料を前記型内に注
入し、前記型を閉じ、前記高分子材料を発泡させ、前記
ホースに防音カバーを形成するようにしたことを特徴と
する防音カバー付きホース製造方法であるので、成形型
が少なくなり、生産性が高く、コストが低くなるという
優れた効果を奏する。
部材を巻き付け、前記空気層形成部材を巻き付けられた
前記ホースを型にセットし、高分子材料を前記型内に注
入し、前記型を閉じ、前記高分子材料を発泡させ、前記
ホースに防音カバーを形成するようにしたことを特徴と
する防音カバー付きホース製造方法であるので、成形型
が少なくなり、生産性が高く、コストが低くなるという
優れた効果を奏する。
【0031】請求項2の発明は、ホースにチューブを巻
き付け、前記チューブを巻き付けられた前記ホースを型
にセットし、高分子材料を前記型内に注入し、前記型を
閉じ、前記高分子材料を発泡させ、成形後、離型し、前
記ホースに防音カバーを形成するようにしたことを特徴
とする防音カバー付きホース製造方法であるので、成形
型が少なくなり、生産性が高く、コストが低くなるとい
う優れた効果を奏する。
き付け、前記チューブを巻き付けられた前記ホースを型
にセットし、高分子材料を前記型内に注入し、前記型を
閉じ、前記高分子材料を発泡させ、成形後、離型し、前
記ホースに防音カバーを形成するようにしたことを特徴
とする防音カバー付きホース製造方法であるので、成形
型が少なくなり、生産性が高く、コストが低くなるとい
う優れた効果を奏する。
【0032】請求項3の発明は、ホースに軟質チューブ
を巻き付け、前記軟質チューブを巻き付けられた前記ホ
ースを型にセットするとともに前記軟質チューブの一端
を前記型でつぶしシールし他端をエアパイプにつなぎ、
高分子材料を前記型内に注入し、前記型を閉じた後前記
エアパイプよりエアを導入して加圧し、前記高分子材料
を発泡させ、成形後、離型し、前記ホースに防音カバー
を形成するようにしたことを特徴とする防音カバー付き
ホース製造方法であるので、成形型が少なくなり、生産
性が高く、コストが低くなるという優れた効果を奏す
る。
を巻き付け、前記軟質チューブを巻き付けられた前記ホ
ースを型にセットするとともに前記軟質チューブの一端
を前記型でつぶしシールし他端をエアパイプにつなぎ、
高分子材料を前記型内に注入し、前記型を閉じた後前記
エアパイプよりエアを導入して加圧し、前記高分子材料
を発泡させ、成形後、離型し、前記ホースに防音カバー
を形成するようにしたことを特徴とする防音カバー付き
ホース製造方法であるので、成形型が少なくなり、生産
性が高く、コストが低くなるという優れた効果を奏す
る。
【0033】請求項4の発明は、ホースにスパイラル状
にパイプまたは中実棒を巻き付け、前記パイプまたは中
実棒を巻き付けられた前記ホースを型にセットし、高分
子材料を前記型内に注入し、前記型を閉じ、前記高分子
材料を発泡させ、成形後、離型し、前記ホースから前記
パイプまたは中実棒を抜き取るようにして、前記ホース
に防音カバーを形成するようにしたことを特徴とする防
音カバー付きホース製造方法であるので、成形型が少な
くなり、生産性が高く、コストが低くなるという優れた
効果を奏する。
にパイプまたは中実棒を巻き付け、前記パイプまたは中
実棒を巻き付けられた前記ホースを型にセットし、高分
子材料を前記型内に注入し、前記型を閉じ、前記高分子
材料を発泡させ、成形後、離型し、前記ホースから前記
パイプまたは中実棒を抜き取るようにして、前記ホース
に防音カバーを形成するようにしたことを特徴とする防
音カバー付きホース製造方法であるので、成形型が少な
くなり、生産性が高く、コストが低くなるという優れた
効果を奏する。
【0034】請求項5の発明は、ホースにスパイラル状
に成形したパイプまたは中実棒を巻き付け、前記パイプ
または中実棒を巻き付けられた前記ホースを型にセット
し、高分子材料を前記型内に注入し、前記型を閉じ、前
記高分子材料を発泡させ、成形後、離型し、前記ホース
から前記パイプまたは中実棒を抜き取るようにして、前
記ホースに防音カバーを形成するようにしたことを特徴
とする防音カバー付きホース製造方法であるので、成形
型が少なくなり、生産性が高く、コストが低くなるとい
う優れた効果を奏する。
に成形したパイプまたは中実棒を巻き付け、前記パイプ
または中実棒を巻き付けられた前記ホースを型にセット
し、高分子材料を前記型内に注入し、前記型を閉じ、前
記高分子材料を発泡させ、成形後、離型し、前記ホース
から前記パイプまたは中実棒を抜き取るようにして、前
記ホースに防音カバーを形成するようにしたことを特徴
とする防音カバー付きホース製造方法であるので、成形
型が少なくなり、生産性が高く、コストが低くなるとい
う優れた効果を奏する。
【図1】本発明の1実施形態にかかる防音カバー付きホ
ース製造方法の1工程を示し、ホースに空気層形成部材
(チューブ)を巻き付けた状態を示す全体斜視図であ
る。
ース製造方法の1工程を示し、ホースに空気層形成部材
(チューブ)を巻き付けた状態を示す全体斜視図であ
る。
【図2】本発明の1実施形態にかかる防音カバー付きホ
ース製造方法により製造された防音カバー付きホースの
全体斜視図である。
ース製造方法により製造された防音カバー付きホースの
全体斜視図である。
【図3】本発明の1実施形態にかかる防音カバー付きホ
ース製造方法の別の工程を示し、ホースを型にセット
し、高分子材料を型に注入し、型を閉じ、高分子材料を
発泡させた状態を示す断面図である。
ース製造方法の別の工程を示し、ホースを型にセット
し、高分子材料を型に注入し、型を閉じ、高分子材料を
発泡させた状態を示す断面図である。
【図4】本発明の別の実施形態にかかる防音カバー付き
ホース製造方法の1工程を示し、ホースに空気層形成部
材(パイプ)を巻き付けた状態を示す全体斜視図であ
る。
ホース製造方法の1工程を示し、ホースに空気層形成部
材(パイプ)を巻き付けた状態を示す全体斜視図であ
る。
【図5】本発明の別の実施形態にかかる防音カバー付き
ホース製造方法により製造された防音カバー付きホース
の全体斜視図である。
ホース製造方法により製造された防音カバー付きホース
の全体斜視図である。
【図6】従来技術の防音カバー付きホースの軸方向に沿
う断面図である。
う断面図である。
【図7】従来技術の防音カバー付きホース製造方法を示
し、表皮層を成形用の型内に配置した状態を示す説明図
である。
し、表皮層を成形用の型内に配置した状態を示す説明図
である。
【図8】従来技術の防音カバー付きホース製造方法を示
し、成形用の型のキャビティに高分子材料を注入した状
態を示す説明図である。
し、成形用の型のキャビティに高分子材料を注入した状
態を示す説明図である。
1……ホース 2……空気層形成部材 2a……チューブ 2b……パイプまたは中実棒 3……防音カバー 4……上型 5……下型 6……空気層 11……吸気管 12……環状凹部 13……防音カバー 14……上型 15……下型 16……空気層 17……表皮層 18……中子 19……接合部 20……仕切部 21……PVCシート
Claims (5)
- 【請求項1】 ホースに空気層形成部材を巻き付け、前
記空気層形成部材を巻き付けられた前記ホースを型にセ
ットし、高分子材料を前記型内に注入し、前記型を閉
じ、前記高分子材料を発泡させ、前記ホースに防音カバ
ーを形成するようにしたことを特徴とする防音カバー付
きホース製造方法。 - 【請求項2】 ホースにチューブを巻き付け、前記チュ
ーブを巻き付けられた前記ホースを型にセットし、高分
子材料を前記型内に注入し、前記型を閉じ、前記高分子
材料を発泡させ、成形後、離型し、前記ホースに防音カ
バーを形成するようにしたことを特徴とする防音カバー
付きホース製造方法。 - 【請求項3】 ホースに軟質チューブを巻き付け、前記
軟質チューブを巻き付けられた前記ホースを型にセット
するとともに前記軟質チューブの一端を前記型でつぶし
シールし他端をエアパイプにつなぎ、高分子材料を前記
型内に注入し、前記型を閉じた後前記エアパイプよりエ
アを導入して加圧し、前記高分子材料を発泡させ、成形
後、離型し、前記ホースに防音カバーを形成するように
したことを特徴とする防音カバー付きホース製造方法。 - 【請求項4】 ホースにスパイラル状にパイプまたは中
実棒を巻き付け、前記パイプまたは中実棒を巻き付けら
れた前記ホースを型にセットし、高分子材料を前記型内
に注入し、前記型を閉じ、前記高分子材料を発泡させ、
成形後、離型し、前記ホースから前記パイプまたは中実
棒を抜き取るようにして、前記ホースに防音カバーを形
成するようにしたことを特徴とする防音カバー付きホー
ス製造方法。 - 【請求項5】 ホースにスパイラル状に成形したパイプ
または中実棒を巻き付け、前記パイプまたは中実棒を巻
き付けられた前記ホースを型にセットし、高分子材料を
前記型内に注入し、前記型を閉じ、前記高分子材料を発
泡させ、成形後、離型し、前記ホースから前記パイプま
たは中実棒を抜き取るようにして、前記ホースに防音カ
バーを形成するようにしたことを特徴とする防音カバー
付きホース製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30476399A JP2001124281A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 防音カバー付きホース製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30476399A JP2001124281A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 防音カバー付きホース製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001124281A true JP2001124281A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17936945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30476399A Pending JP2001124281A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 防音カバー付きホース製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001124281A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019094846A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社イノアックコーポレーション | 発泡体付きヘルムホルツレゾネータ及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-10-27 JP JP30476399A patent/JP2001124281A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019094846A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社イノアックコーポレーション | 発泡体付きヘルムホルツレゾネータ及びその製造方法 |
JP6990568B2 (ja) | 2017-11-24 | 2022-01-12 | 株式会社イノアックコーポレーション | 発泡体付きヘルムホルツレゾネータ及びその製造方法 |
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