JP2001124181A - 歯車保持構造 - Google Patents

歯車保持構造

Info

Publication number
JP2001124181A
JP2001124181A JP30664399A JP30664399A JP2001124181A JP 2001124181 A JP2001124181 A JP 2001124181A JP 30664399 A JP30664399 A JP 30664399A JP 30664399 A JP30664399 A JP 30664399A JP 2001124181 A JP2001124181 A JP 2001124181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
shaft
eyelet
holding structure
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30664399A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Honma
勇治 本間
Junichi Kiyohara
純一 清原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP30664399A priority Critical patent/JP2001124181A/ja
Publication of JP2001124181A publication Critical patent/JP2001124181A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、樹脂製の歯車であってもシャフト
に対する保持力を高めるようにした、歯車保持構造を提
供することを目的とする。 【解決手段】 金属製のシャフト11と、このシャフト
に固定保持される樹脂製の歯車13と、を含んでいる、
歯車保持構造10において、歯車の中心孔13aに対し
て、金属製のハトメ12が一側12aから挿入され且つ
他側12bでカシメられていて、このハトメ内に、シャ
フトが圧入されるように、歯車保持構造10を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばモータの駆
動軸等のシャフトに対して樹脂製の歯車を固定保持する
ための歯車保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばモータの駆動軸に対して樹
脂製の歯車を固定保持する場合、図3に示すように、モ
ータの駆動軸1を、樹脂製の歯車2の中心孔2aに対し
圧入することにより、歯車2の固定保持が行なわれる。
この場合、圧入による歯車2の駆動軸1に対する保持力
が使用条件より小さい場合には、一般に駆動軸1の周面
に対してローレット加工1aを施すことにより、保持力
を高めるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の歯車保持構造においては、歯車2が樹脂製で
あることから、その保持力は、ローレット加工によって
も、せいぜい1kg・cm以上の規格が限界であり、さ
らに例えばモータ駆動による駆動軸1の温度上昇がある
場合には、保持力が低くなってしまうという問題があっ
た。
【0004】本発明は、以上の点に鑑み、樹脂製の歯車
であってもシャフトに対する保持力を高めるようにし
た、歯車保持構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、金属製のシャフト(11)と、このシャフト(1
1)に固定保持される樹脂製の歯車(13)と、を含ん
でいる、歯車保持構造(10)において、歯車(13)
の中心孔(13a)に対して、金属製のハトメ(12)
が一側から挿入され且つ他側でカシメられていて、この
ハトメ(12)内に、シャフト(11)が圧入されてい
ることを特徴とする、歯車保持構造(10)により、達
成される。
【0006】本発明による歯車保持構造(10)は、好
ましくは、上記歯車(13)の他側にて、中心孔(13
a)の周りに、カシメによりハトメ(12)の端縁(1
2b)が嵌入する環状の溝部(13b)が形成されてい
る。
【0007】本発明による歯車保持構造(10)は、好
ましくは、上記シャフト(11)が、ハトメ(12)の
絞り側(12a)から圧入される。
【0008】上記構成によれば、樹脂製の歯車(13)
が、金属製のハトメ(12)を介して、金属製のシャフ
ト(11)に保持されることになり、その際、ハトメ
(12)が歯車(13)に対してカシメにより保持され
ると共に、シャフト(11)がハトメ(12)に圧入さ
れることにより、固定保持される。従って、シャフト
(11)とハトメ(12)の圧入は、金属材料同士の圧
入になるため、歯車(13)のシャフト(11)に対す
る保持力が大幅に向上することになる。
【0009】上記歯車(13)の他側にて、中心孔(1
3a)の周りに、カシメによりハトメ(12)の端縁
(12b)が嵌入する環状の溝部(13b)が形成され
ている場合には、ハトメ(12)の絞り側(12a)と
反対側の端縁(12b)が、ハトメ(12)のカシメ加
工によって、上記溝部(13b)内に嵌入するので、カ
シメ加工によるハトメ(12)の内径の減少が防止され
る。従って、ハトメ(12)へのシャフト(11)の圧
入が容易に行なわれ得ることになる。
【0010】上記シャフト(11)が、内径加工制度の
高いハトメ(12)の絞り側(12a)から圧入される
ので、歯車(13)への駆動軸の挿入作業が容易とな
る。尚、上記括弧内の符号は、理解を容易にする為に付
したものであり、一例に過ぎず、これらに限定されるも
のではない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明によ
る歯車保持構造の一実施形態を示している。図1におい
て、歯車保持構造10は、シャフトとしての例えばモー
タ等の駆動軸11と、駆動軸11に対して、ハトメ12
を介して固定保持される歯車13と、から構成されてい
る。
【0012】上記駆動軸11は、金属製であって、所定
の外径を有する細長い円筒状に形成されている。
【0013】上記歯車13は、樹脂製であって、中心に
所定の内径を有する中心孔13aを備えていると共に、
他側(図1にて、上側)にて、中心孔13aの周囲に沿
って延びる環状の溝部13bを備えている。
【0014】上記ハトメ12は、金属製、例えばシンチ
ュウ製であって、一側(図1にて、下側)12aが、絞
り加工されていると共に、歯車13の中心孔13a内に
下方から挿入された後、他側(図1にて、上側)12b
がカシメ加工により絞られるようになっている。
【0015】本発明実施形態による歯車保持構造10
は、以上のように構成されており、組立は以下のように
して行なわれる。図2に示すように、先づハトメ12が
歯車13に対して取り付けられる。即ち、ハトメ12の
真っ直な他側12bが、歯車13の溝部13bと反対側
から中心孔13a内に挿入された後、歯車13の他側か
ら突出した他側12bが、カシメ加工によって、図1に
示すように絞られる。
【0016】その際、カシメ加工によって絞られた他側
12bの端縁は、歯車13の他側にて中心孔13aの周
囲に形成された溝部13b内に嵌入する。これにより、
カシメ加工が円滑に行なわれることになり、ハトメ12
の他側12bがカシメ加工によって歪んで、その内径が
小さくなるようなことが減少され得るようになってい
る。又この溝部13bへのカシメ加工により、ハトメ1
2が歯車13に対して強固に取付られる様になる。
【0017】続いて、歯車13に取り付けられたハトメ
12の一側12a内に、駆動軸11が圧入され、図1に
示すように、歯車13が駆動軸11に対して固定保持さ
れることになる。ハトメ12の一側12aは、プレス成
形により形成される為、その内径は精度よく一定とされ
るが、他側12bは、歯車13に挿通後溝部13bに工
具等によりカシメられる事になり、カシメ後の他側12
bの内径はバラツキを持つ事になる。この事から歯車1
3の中心孔13aへの駆動軸11の挿通は、内径精度の
高い一側12a側から挿入すればスムースに挿入する事
ができ、圧入作業が容易に行われ得る。
【0018】このようにして、樹脂製の歯車13が、金
属製のハトメ12を介して、駆動軸11に対して固定保
持されるようになっており、駆動軸11とハトメ12の
金属同士の圧入により、圧入による保持力が向上するこ
とになる。さらに、ハトメ12と歯車13とはカシメに
より保持されるので、全体として、歯車13の駆動軸1
1に対する保持力が大幅に向上し、例えば3kg・cm
以上の規格が保証され得る。また、駆動軸11にローレ
ット加工が不要であることから、市販のモータ等のシャ
フトをそのまま使用することができ、工程が低減され、
コストが削減され得ることになる。
【0019】上記実施形態においては、シンチュウ製の
ハトメ12が使用されているが、これに限らず、金属製
のハトメが使用され得ることは明らかである。また、上
記実施形態においては、シャフトとしてモータ(直流モ
ータ及びステッピングモータ等)の駆動軸11の場合に
ついて説明したが、これに限らず、駆動軸以外の回転軸
であってもよいことは明らかである。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、樹
脂製の歯車が、金属製のハトメを介して、金属製のシャ
フトに保持されることになり、その際、ハトメが歯車に
対してカシメにより保持されると共に、シャフトがハト
メに圧入されることにより、固定保持される。従って、
シャフトとハトメの圧入は、金属材料同士の圧入になる
ため、歯車のシャフトに対する保持力が大幅に向上する
ことになる。
【0021】 上記歯車の他側にて、中心孔の周りに、
カシメによりハトメの端縁が嵌入する環状の溝部が形成
されている場合には、ハトメの絞り側と反対側の端縁
が、ハトメのカシメ加工によって、上記溝部内に嵌入の
で、カシメ加工によるハトメの内径の減少が防止され
る。従って、ハトメへのシャフトの圧入が容易に行なわ
れ得ることになる。
【0022】上記シャフトが、内径加工精度の高いハト
メの絞り側から圧入されので歯車への駆動軸の挿入作業
が容易となる。
【0023】かくして、本発明によれば、樹脂製の歯車
であってもシャフトに対する保持力を高めるようにし
た、極めて優れた歯車保持構造が提供され得ることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による歯車保持構造の一実施形態を示す
概略断面図である。
【図2】図1の歯車保持構造の分解断面図である。
【図3】従来の歯車保持構造の一例の構成を示す概略断
面図である。
【図4】図3の歯車保持構造の分解断面図である。
【符号の説明】
10 歯車保持構造 11 駆動軸(シャフト) 12 ハトメ 12a 一側(絞り側) 12b 他側(カシメ側,反対側の端縁) 13 歯車 13a 中心孔 13b 溝部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のシャフトと、 このシャフトに固定保持される樹脂製の歯車と、を含ん
    でいる、歯車保持構造において、 歯車の中心孔に対して、金属製のハトメが一側から挿入
    され且つ他側でカシメられていて、 このハトメ内に、シャフトが圧入されていることを特徴
    とする、歯車保持構造。
  2. 【請求項2】 上記歯車の他側にて、中心孔の周りに、
    カシメによりハトメの端縁が嵌入する環状の溝部が形成
    されていることを特徴とする、請求項1に記載の歯車保
    持構造。
  3. 【請求項3】 上記シャフトが、ハトメの絞り側から圧
    入されることを特徴とする、請求項1に記載の歯車保持
    構造。
JP30664399A 1999-10-28 1999-10-28 歯車保持構造 Pending JP2001124181A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30664399A JP2001124181A (ja) 1999-10-28 1999-10-28 歯車保持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30664399A JP2001124181A (ja) 1999-10-28 1999-10-28 歯車保持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001124181A true JP2001124181A (ja) 2001-05-08

Family

ID=17959582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30664399A Pending JP2001124181A (ja) 1999-10-28 1999-10-28 歯車保持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001124181A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10347780A1 (de) * 2003-10-15 2005-05-12 Zf Lenksysteme Gmbh Zahnrad für Schraubradgetriebe
CN102906463A (zh) * 2010-05-19 2013-01-30 丰田自动车株式会社 内啮合齿轮的紧固结构

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10347780A1 (de) * 2003-10-15 2005-05-12 Zf Lenksysteme Gmbh Zahnrad für Schraubradgetriebe
US7793753B2 (en) 2003-10-15 2010-09-14 Zf Lenksysteme Gmbh Power-assisted steering system or power steering system
CN102906463A (zh) * 2010-05-19 2013-01-30 丰田自动车株式会社 内啮合齿轮的紧固结构
US9017213B2 (en) 2010-05-19 2015-04-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fastening structure of ring gear
CN102906463B (zh) * 2010-05-19 2015-08-05 丰田自动车株式会社 内啮合齿轮的紧固结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060188324A1 (en) Joint structure of ball joint and arm
US20070137359A1 (en) Speed changing operation apparatus for vehicle
JP2001124181A (ja) 歯車保持構造
JP7475607B2 (ja) センサ固定構造及び方法
US20020163269A1 (en) Machine housing
JP4257731B2 (ja) ボールジョイント及びその製造方法
JP3207764B2 (ja) モータの製造方法
JP2001208168A (ja) 歯車保持構造及びモータ
JPH10103329A (ja) 嵌合部を有する部材とその製造方法及び取付方法
JP2004116546A (ja) ボールジョイント
JPH05161314A (ja) モータ
JPH0643560Y2 (ja) フライホイル
JPH04145210A (ja) ワッシャ組込みボルトの製造法
JP6592382B2 (ja) 手動操作型電気部品
JPH11233311A (ja) ツマミ取付構造
JP2000280684A (ja) 筆記具のキャップ
JPS5836213Y2 (ja) 小型モ−タ
JP2001153119A (ja) 抜け止めリング及び抜け止めリングの製造方法
JP2602419Y2 (ja) 半固定可変抵抗器
JPH0237249Y2 (ja)
JP3209414B2 (ja) 半固定可変抵抗器
JP2002372034A (ja) ボールジョイントとアームとの結合方法
JP3346077B2 (ja) リールモータのリール台組立体
JP2004060839A (ja) ボールジョイント
JPH0658260U (ja) ワイヤ用のボールチャック