JP2001123949A - リニア圧縮機 - Google Patents

リニア圧縮機

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JP2001123949A
JP2001123949A JP30363299A JP30363299A JP2001123949A JP 2001123949 A JP2001123949 A JP 2001123949A JP 30363299 A JP30363299 A JP 30363299A JP 30363299 A JP30363299 A JP 30363299A JP 2001123949 A JP2001123949 A JP 2001123949A
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Japan
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piston
cylinder
gas spring
compression
linear compressor
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JP30363299A
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Hidenobu Shintaku
秀信 新宅
Mitsuhiro Ikoma
光博 生駒
Hiroshi Hasegawa
寛 長谷川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工及び組立誤差によるピストンとシリンダ
などの軸のずれが生じる場合でも、ピストンがシリンダ
に対し、片当たりしながら摺動することを防止する。 【解決手段】 可撓性のあるロッド21などでピストン
5とモータ可動子3aと連結することで、ピストン5の
シリンダ4に対する傾きを矯正可能とし、ピストン5と
シリンダ4との摺動部の片当たを防止し損失を低減する
ととに、効率及び信頼性の向上を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調用、冷凍用リニ
ア圧縮機に関し、特にガススプリング型のリニア圧縮機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリニア圧縮機としては、メカスプ
リングを用いた特開昭51−57009号公報に記載さ
れているものや、メカスプリングの代わりにガススプリ
ングを用いたリニア圧縮機がある。以下図面を参照しな
がら上記従来のリニア圧縮機について説明する。
【0003】図5は従来のガススプリング型のリニア圧
縮機である。図5において、1は密閉ケーシングであ
り、この内部は冷媒ガス空間1aである。2は本体であ
る。モーター3は、固定子3aと可動子3bとから構成
されている。4はシリンダ、5はピストン、7はシリン
ダヘッドであり、7a、7bはそれぞれシリンダヘッド
内の吸入室と吐出室、8a、8bは吸入弁と吐出弁であ
り、10はガススプリングシリンダ(以後GSシリン
ダ)、11はガススプリングピストン(以後GSピスト
ン)であり、12は弾性要素となるガススプリング室で
ある。
【0004】可動子3bと固定され連結されたピストン
5、GSピストン11は、それぞれシリンダ4、GSシ
リンダ10内に挿入され挿入方向に往復動自在に保持さ
れている。
【0005】9はシリンダ4、ピストン5、シリンダヘ
ッド7の間に形成された圧縮室である。また、12は弾
性要素の役目をするガススプリング室で、GSシリンダ
10、GSピストン11との間に形成された空間で、ガ
ススプリング室12の内部には冷媒ガスが充満されてい
る。13は密閉ケーシング内に吸入ガスを供給する吸入
管、14はシリンダヘッドの吐出室7bと吐出管14を
接続する吐出配管15である。吸入管13、吐出管15
は、それぞれ冷却システム(図示せず)に接続される。
【0006】本体2はモーター3の可動子3b、ピスト
ン5、GSピストン11などから構成される可動要素2
aと、シリンダ4,GSシリンダ10、モーター3の固
定子3a、シリンダヘッド7などから構成される固定要
素2bとから構成されており、サスペンションスプリン
グ16により、密閉ケーシング1内に弾性支持されてい
る。
【0007】次に、リニア圧縮機の機構について説明す
る。交流電源を例えば半波整流し、固定子3aに通電す
ることにより、ピストン5に固定された可動子3bは固
定子3aの磁極の方向に磁気可変抵抗原理により吸引さ
れる。そして図5において、可動子3bが吸引され右に
移動すると、ピストン5及びGSピストン11も右に移
動し、右の圧縮室9では圧縮され、左のガススプリング
室12では膨張が生じる。
【0008】逆に、可動子3bが左に吸引されるとき
は、右の圧縮室9では吸入弁を介し冷媒ガスが吸入さ
れ、左のガススプリング室12では内部のガスの圧縮が
生じる。このとき蓄えられた弾性力により可動子3bは
逆方向に押される力を受ける。この繰り返しにより可動
子3bすなわちピストン5およびGSピストン11は軸
方向(図の左右方向)の往復運動を行う。
【0009】冷却システムからの冷媒ガスは、吸入管1
3より一旦密閉ケーシング1内の冷媒ガス空間1aで開
放され、シリンダヘッド7の吸入室7aに導かれ、シリ
ンダヘッド7内に配設された吸入弁8aを介してシリン
ダ4内の圧縮室9に至る。圧縮室9に至った冷媒ガス
は、上述したピストン5の往復運動により圧縮される。
【0010】圧縮された冷媒ガスは、シリンダヘッド7
内に配設された吐出弁8bを介して一旦シリンダヘッド
7内の吐出室7bに吐出された後、吐出配管14を通っ
て吐出管15より冷却システムに吐出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、加工精度、組立精度により、シリンダ4、
ピストン5、GSシリンダ10、ガススプリングピスト
ン11の各々の軸心が、わずかながらずれる場合があ
り、その場合、シリンダ4の軸心に対しピストン5の軸
心が傾いて往復運動することになり、シリンダ4とピス
トン5の摺動部やGSシリンダ10とGSピストン11
の摺動部で、片当たりが生じ、効率や信頼性の低下を引
き起こしていた。
【0012】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、シリンダ5、ピストン5、GSシリンダ10、ガス
スプリングピストン11の各々の軸心が、わずかながら
ずれた場合でも、そのずれを可撓性のロッドや自在継手
等の連結手段により矯正することで、シリンダ4とピス
トン5の摺動部やGSシリンダ10とGSピストン11
の摺動部での片当たりを低減、防止し、効率及び信頼性
の高いリニア圧縮機を提供するすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
圧縮シリンダーと、前記圧縮シリンダーと勘合され圧縮
室を形成する圧縮ピストンと、逆向して前記圧縮シリン
ダーと連結されたガススプリングシリンダーと、前記ガ
ススプリングシリンダーと勘合されガススプリング室を
形成するガススプリングピストンと、前記圧縮シリンダ
ーに設置された固定子に対し、前記圧縮ピストンと前記
ガススプリングピストンが連結された可動子を往復駆動
するリニアモータとを有し、前記ピストンが前記ガスス
プリングピストンと互いに傾斜可能とする連結手段を介
して連結されたことを特徴とするリニア圧縮機である。
【0014】請求項2記載の発明は、圧縮シリンダー
と、前記圧縮シリンダーと勘合され圧縮室を形成する圧
縮ピストンと、逆向して前記圧縮シリンダーと連結され
たガススプリングシリンダーと、前記ガススプリングシ
リンダーと勘合されガススプリング室を形成するガスス
プリングピストンと、前記圧縮シリンダーに設置された
固定子に対し、前記圧縮ピストンと前記ガススプリング
ピストンが連結された可動子を往復駆動するリニアモー
タとを有し、前記ピストンまたは前記ガススプリングピ
ストンが前記可動子と互いに傾斜可能とする連結手段を
介して連結されたことを特徴とするリニア圧縮機であ
る。
【0015】請求項3記載の発明は、圧縮シリンダー
と、前記圧縮シリンダーと勘合され圧縮室を形成し、内
部にガススプリングシリンダーを設けた圧縮ピストン
と、前記ガススプリングシリンダーと勘合されガススプ
リング室を形成するガススプリングピストンと、前記圧
縮シリンダーに設置された固定子に対し、前記圧縮ピス
トンが連結された可動子を往復駆動させるリニアモータ
とを有し、前記ガススプリングピストンが前記圧縮シリ
ンダーと互いに傾斜可能とする連結手段を介して前記圧
縮シリンダーが設置された固定ブロックに連結されたこ
とを特徴とするリニア圧縮機である。
【0016】請求項4記載の発明は、ガススプリングシ
リンダーと、前記ガススプリングシリンダーと勘合され
ガススプリング室を形成し、内部に圧縮シリンダーを設
けたガススプリングピストンと、前記圧縮シリンダーと
勘合され圧縮室を形成する圧縮ピストンと、前記ガスス
プリングシリンダーに設置された固定子に対し、前記ガ
ススプリングピストンが連結された可動子を往復駆動さ
せるリニアモータとを有し、前記圧縮ピストンが前記ガ
ススプリングシリンダーと互いに傾斜可能とする連結手
段を介して前記ガススプリングシリンダーが設置された
固定ブロックに連結されたことを特徴とするリニア圧縮
機である。
【0017】請求項8記載の発明は、上記第1〜4のい
ずれかの発明のリニア圧縮機において、二酸化炭素を主
成分とする冷媒を流体として用いて運転することを特徴
とするとに記載のリニア圧縮機である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のいくつかの実施
の形態例についてを図面を参照しながら説明する。
【0019】本発明の一実施の形態のリニア圧縮機の構
成において、ピストンとシリンダなどの連結部の一部を
除いて図5で説明した従来例と概略同様同様な部分につ
いては、同一符合を付し、その説明を省略する。
【0020】尚、本実施例におけるリニア圧縮機の説明
は、HFC134aやR410A、ハイドロカーボン
(HC)等の塩素を含まない冷媒や、二酸化炭素などの
冷媒を、冷凍及び空調サイクル装置などに用いた場合を
主にしているが、従来の冷媒HCFC22などにも同様
に適用可能である。
【0021】(実施の形態例1)本発明の第1の実施の
形態例について、図1を用いて説明する。図1は本発明
の第1の実施例におけるリニア圧縮機の主要部の断面図
である。
【0022】従来例との違いは、従来一体として可動子
3bに取り付けられていたピストン5とGSピストン1
1が分離され、ピストン5及びGSピストン11が可動
子3bと直接固定されずに、各々可撓性のあるロッド2
1a、21bを介して連結されている点である。
【0023】ここでは、ロッド21aとロッド21bを
一体のロッド21で構成し、ロッド21aの一方とピス
トン5、ロッド21bの一方とGSピストン11の連結
を、各々ねじ部22a,22bで固定し、ロッド21の
中間部を可動子3bとねじ23で固定している。
【0024】この構成により、シリンダ4の軸心とGS
シリンダ10の軸心が離れていたり、傾いていたりした
場合でも、可撓性のロッド21がシリンダ4の軸心にピ
ストン5の軸が沿うように、またGSシリンダ10の軸
がGSピストンの軸心に沿うように、適度に撓むことで
各々の傾きを矯正できるため、それらの摺動部での片当
たりが防止される。
【0025】したがって、摺動部の損失を低減できると
ともに、効率及び信頼性を向上することができる。
【0026】(実施の形態例2)本発明の第2の実施の
形態例について、図2を用いて説明する。図2は本発明
の第2の実施例におけるリニア圧縮機の主要部の断面図
である。
【0027】第1の実施の形態例との違いは、ピストン
5とGSピストン11が、可撓性のロッド23を介して
直接に連結されている点である。
【0028】この構成により、第1の実施の形態例より
もロッド24の長さを長くとれることで、第1の実施の
形態例よりシリンダ4の軸とGSシリンダ10の軸心が
離れていたり、傾いていたりした場合でも、シリンダ4
の軸にピストン5の軸が沿うように、またGSシリンダ
10の軸がGSピストン11の軸に沿うように、可撓性
のロッド24が撓むことで各々の傾きを矯正できるた
め、第1の実施の形態例よりそれらの摺動部での片当た
りが防止される。
【0029】したがって、より摺動部の損失を低減でき
るとともに、効率及び信頼性を向上することができる。
【0030】(実施の形態例3)本発明の第3の実施の
形態例について、図3を用いて説明する。図3は本発明
の第3の実施例におけるリニア圧縮機の主要部の断面図
である。
【0031】第1の実施の形態例との違いは、ピストン
5とロッド25a、GSピストン11とロッド25bの
連結部に、各々自在継手であるボール継手26a,26
bを用いた点である。
【0032】この構成により、第1の実施の形態例より
も容易にピストン5がロッド25に対し傾くことができ
るため、、第1の実施の形態例よりシリンダ4の軸とG
Sシリンダ10の軸心が離れていたり、傾いていたりし
た場合でも、シリンダ4の軸にピストン5の軸が沿うよ
うに、またGSシリンダ10の軸がGSピストン11の
軸に沿うように、可撓性のロッド25とボール継ぎ手2
6a,26bより各々の傾きを矯正できるため、第1の
実施の形態例よりそれらの摺動部での片当たりが防止さ
れる。
【0033】したがって、第2の実施の形態例が適用で
きない場合でも、第1の実施の形態例より、摺動部の損
失を低減できるとともに、効率及び信頼性を向上するこ
とができる。
【0034】(実施の形態例4)本発明の第4の実施の
形態例について、図4を用いて説明する。図4は本発明
の第4の実施例におけるリニア圧縮機の主要部の断面図
である。
【0035】上記第1〜3の実施の形態例との違いは、
図1でのピストン5にGSシリンダ10を内蔵する構成
にした点である。
【0036】図4において、31がGSシリンダを内蔵
したGSシリンダピストン(以後GSSピストンと呼
ぶ)である。GSSピストン31はシリンダ4に勘合さ
れ圧縮室9を形成し、連結された可動子3bとともにシ
リンダ4内を往復運動することで、圧縮室のガスを吸
入、圧縮、吐出する。
【0037】30は固定グロック、シリンダヘッド7、
シリンダ4、固定子3bが設置されており、この固定ブ
ロック30に、可撓性のロッド27及びボール継ぎ手2
8を介して、GSピストン11が連結され、GSSピス
トン31に勘合されGS室を形成する。このGS室が、
GSSピストン31の往復運動により、ガススプリング
としてGSSピストンに作用する。
【0038】この構成により、第1〜3の実施の形態例
と同様に,可撓性のロッド27の撓みとボール継ぎ手に
より、GSピストン11の軸心が固定グロック30に対
し傾くことができるため、シリンダ4の軸心と、GSS
ピストン31、GSピストンの軸心とが各々離れていた
り、傾いていたりした場合でも、シリンダ4の軸心にG
SSピストン31の軸心、GSピストン11の軸心がが
沿うよう各々の傾きを矯正できるため、それらの摺動部
での片当たりが防止される。
【0039】したがって、図4の本発明の構成によれ
ば、摺動部の損失を低減できるとともに、効率及び信頼
性を向上することができる。
【0040】尚、第4の実施の形態例では、GSSピス
トン31の内部にGS室が形成される構成を説明した
が、圧縮室9とGS室12が逆に設置された構成の場合
(図示しない)も、同様の効果が得られる。
【0041】この場合、図4におけるGSピストン11
をピストンAとして、GSSピストン31の外側の圧縮
室9をGS室A、内側のGS室12を圧縮室Aとして、
ピストンAを、固定ブロック30に、可撓性のロッド2
7及びボール継ぎ手28を介して連結する。またこの場
合、図4のシリンダヘッド7に設置された吸入弁8a、
吐出弁8bは、ピストンAまたはGSSピストン31に
設置される。
【0042】このような圧縮室9とGS室12が逆に設
置された構成の場合も、ピストンAを、固定ブロック3
0に、可撓性のロッド27及びボール継ぎ手28を介し
て連結することで、ピストンAの軸心と、GSSピスト
ン31およびシリンダ4の軸心がすれた場合でも、ロッ
ド27の撓みとボール継ぎ手によりピストンAの軸心
が、GSSピストン31およびシリンダ4の軸心に沿う
ように傾くため、ピストンAの片当たりを防止すること
ができ、摺動部の損失を低減できるとともに、効率及び
信頼性を向上することができる。
【0043】尚、上記第3、4の実施の形態例では、各
ピストンの連結にロッドとボール継ぎ手を併用したが、
少なくともどちらか一方を用いた構成にしても、軸心の
ずれが小さい場合には、効果がえられることは、言うま
でもない。
【0044】尚、上記本発明の第1〜4の実施の形態例
は、片当たりが防止できるため、その摺動部の損失が小
さくできる。したがって、空調用での作動圧力が従来の
HCFC22より高い二酸化炭素を冷媒として用いた場
合に、特に、大きな効果が得られ、効率及び信頼性の向
上を実現できる。
【0045】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、請求
項1記載の発明によれば、シリンダの軸心とGSシリン
ダの軸心が離れていたり、傾いていたりした場合に、ピ
ストンとGSシリンダに連結された各々の可撓性のロッ
ドがシリンダの軸心にピストンの軸が、またGSシリン
ダの軸心がGSピストンの軸心に沿うように、適度に曲
がるため、それらの摺動部での片当たりが防止される。
したがって、摺動部の損失を低減できるとともに、効
率、信頼性を向上することができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、シリンダの
軸心とGSシリンダの軸心が離れていたり、傾いていた
りした場合に、ピストンとGSシリンダを連結した可撓
性のロッドがシリンダの軸心にピストンの軸が、またG
Sシリンダの軸心がGSピストンの軸心に沿うように、
容易に適度に曲がるため、それらの摺動部での片当たり
が防止される。したがって、摺動部の損失を低減できる
とともに、効率、信頼性を向上することができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、圧縮ピスト
ンの内部にGSピストンを勘合しGS室を設けた構成の
場合に、シリンダ、圧縮ピストン、圧縮ピストン内部に
形成されたのGSシリンダ、GSピストンの各々の軸心
が離れていたり、傾いていたりした場合に、GSピスト
ンと固定プロックの連結手段である可撓性のロッド等
が、各々の軸心が沿うように、容易に適度に曲がるた
め、それらの摺動部での片当たりが防止される。したが
って、摺動部の損失を低減できるとともに、効率、信頼
性を向上することができる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、GSピスト
ンの内部に圧縮ピストンを勘合し圧縮室を設けた構成の
場合に、GSシリンダ、GSピストン、GSピストン内
部に形成されたの圧縮シリンダ、圧縮ピストンの各々の
軸心が離れていたり、傾いていたりした場合に、圧縮ピ
ストンと固定プロックの連結手段である可撓性のロッド
等が、各々の軸心が沿うように、容易に適度に曲がるた
め、それらの摺動部での片当たりが防止される。したが
って、摺動部の損失を低減できるとともに、効率、信頼
性を向上することができる。
【0049】請求項8記載の発明によれば、空調用での
作動圧力が従来のHCFC22より高い二酸化炭素を冷
媒として用いた場合に、GSシリンダ、GSピストン、
圧縮シリンダ、圧縮ピストンの各々の軸心のずれによ
る、それらの摺動部の片当たりが防止されると、著しく
損失を低減できる。したがって、効率、信頼性を著しく
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるリニア圧縮
機の断面図
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるリニア圧縮
機の断面図
【図3】本発明の第3の実施の形態におけるリニア圧縮
機の断面図
【図4】本発明の第3の実施の形態リニア圧縮機の断面
【図5】従来例のリニア圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
1 密閉ケーシング 2 本体 3 モータ 3a 固定子 3b 可動子 4 シリンダ 5 ピストン 7 シリンダヘッド 9 圧縮室 10 ガススプリング(GS)シリンダ 11 ガススプリング(GS)ピストン 12 ガススプリング(GS)室 21,24,25,27 ロッド 26a,26b,28 ボール継ぎ手 31 GSSピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 寛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3H076 AA02 BB21 BB26 BB40 CC03 CC31

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮シリンダーと、前記圧縮シリンダー
    と勘合され圧縮室を形成する圧縮ピストンと、逆向して
    前記圧縮シリンダーと連結されたガススプリングシリン
    ダーと、前記ガススプリングシリンダーと勘合されガス
    スプリング室を形成するガススプリングピストンと、前
    記圧縮シリンダーに設置された固定子に対し、前記圧縮
    ピストンと前記ガススプリングピストンが連結された可
    動子を往復駆動するリニアモータとを有し、前記ピスト
    ンが前記ガススプリングピストンと互いに傾斜可能とす
    る連結手段を介して連結されたことを特徴とするリニア
    圧縮機。
  2. 【請求項2】 圧縮シリンダーと、前記圧縮シリンダー
    と勘合され圧縮室を形成する圧縮ピストンと、逆向して
    前記圧縮シリンダーと連結されたガススプリングシリン
    ダーと、前記ガススプリングシリンダーと勘合されガス
    スプリング室を形成するガススプリングピストンと、前
    記圧縮シリンダーに設置された固定子に対し、前記圧縮
    ピストンと前記ガススプリングピストンが連結された可
    動子を往復駆動するリニアモータとを有し、前記ピスト
    ンまたは前記ガススプリングピストンが前記可動子と互
    いに傾斜可能とする連結手段を介して連結されたことを
    特徴とするリニア圧縮機。
  3. 【請求項3】 圧縮シリンダーと、前記圧縮シリンダー
    と勘合され圧縮室を形成し、内部にガススプリングシリ
    ンダーを設けた圧縮ピストンと、前記ガススプリングシ
    リンダーと勘合されガススプリング室を形成するガスス
    プリングピストンと、前記圧縮シリンダーに設置された
    固定子に対し、前記圧縮ピストンが連結された可動子を
    往復駆動させるリニアモータとを有し、前記ガススプリ
    ングピストンが前記圧縮シリンダーと互いに傾斜可能と
    する連結手段を介して前記圧縮シリンダーが設置された
    固定ブロックに連結されたことを特徴とするリニア圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 ガススプリングシリンダーと、前記ガス
    スプリングシリンダーと勘合されガススプリング室を形
    成し、内部に圧縮シリンダーを設けたガススプリングピ
    ストンと、前記圧縮シリンダーと勘合され圧縮室を形成
    する圧縮ピストンと、前記ガススプリングシリンダーに
    設置された固定子に対し、前記ガススプリングピストン
    が連結された可動子を往復駆動させるリニアモータとを
    有し、前記圧縮ピストンが前記ガススプリングシリンダ
    ーと互いに傾斜可能とする連結手段を介して前記ガスス
    プリングシリンダーが設置された固定ブロックに連結さ
    れたことを特徴とするリニア圧縮機。
  5. 【請求項5】 連結手段が可撓性のロッドで構成された
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の
    リニア圧縮機。
  6. 【請求項6】 連結手段が自在継手で構成されたことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリニア
    圧縮機。
  7. 【請求項7】 連結手段が可撓性のロッド及び自在継手
    で構成されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    一項に記載のリニア圧縮機。
  8. 【請求項8】 二酸化炭素を主成分とする冷媒を流体と
    して用いて運転することを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれか一項に記載のリニア圧縮機。
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