JP2001123930A - グロープラグの取付構造 - Google Patents

グロープラグの取付構造

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JP2001123930A
JP2001123930A JP30581899A JP30581899A JP2001123930A JP 2001123930 A JP2001123930 A JP 2001123930A JP 30581899 A JP30581899 A JP 30581899A JP 30581899 A JP30581899 A JP 30581899A JP 2001123930 A JP2001123930 A JP 2001123930A
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Japan
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combustion pressure
pressure sensor
plug
glow
glow plug
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JP30581899A
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Hiroyuki Murai
博之 村井
Koichi Hattori
光一 服部
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Denso Corp
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Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P19/00Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q7/00Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
    • F23Q7/001Glowing plugs for internal-combustion engines
    • F23Q2007/002Glowing plugs for internal-combustion engines with sensing means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼圧センサ付きグロープラグを含むグロー
プラグの取付構造において、燃焼圧センサの出力に影響
する機械振動ノイズを抑制する。 【解決手段】 通電により発熱するプラグ本体部200
を有する複数個のグロープラグ100、200がエンジ
ンヘッド1に取付けられ、これら複数個のグロープラグ
100、200のうち少なくとも1個が、そのプラグ本
体部に作用する燃焼圧に伴う力に基づいてエンジンの燃
焼圧を検出する燃焼圧センサ300を備える燃焼圧セン
サ付きグロープラグ100として構成されているグロー
プラグの取付構造において、少なくとも燃焼圧センサ付
きグロープラグ100を、他のグロープラグ200とは
別体に設けられた通電用の丸型圧着端子400に個別に
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ン等の内燃機関の始動補助装置として使用されている燃
焼圧センサ付きグロープラグの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の燃焼圧センサ付きグロープラグ
としては、例えば特開平7−139736号公報に記載
のものが提案されている。このものは、車両のディーゼ
ルエンジンに取り付けられ、通電により発熱する発熱体
を備えかつ燃焼圧の伝達媒体となるプラグ本体部(グロ
ーヒータ)と、燃焼圧に伴いプラグ本体部に作用する力
(プラグ本体部の歪変位)に基づいて燃焼圧を検出する
燃焼圧センサ(圧力センサ)とを備えている。
【0003】図12に、この種のグロープラグにおける
従来の取付構造、即ち、エンジンヘッド1への装着状
態、電源との接続、並びにその分配手段を示す。各気筒
(図示例では4気筒)のエンジンヘッド(内燃機関の被
取付部)1には、プラグ本体部200と燃焼圧センサ3
00とを備える1個の燃焼圧センサ付きグロープラグ1
00、及び3個のグロープラグ200が装着されてい
る。なお、3個のグロープラグ200は、燃焼圧センサ
付きグロープラグ100におけるプラグ本体部200と
同一のものであるため、これらを同一符号で示す。
【0004】各グロープラグ及びプラグ本体部200
は、各々の中軸204に設けられた端子ねじ204aに
て、金属製板状のコネクティングバー(配線部材)2を
用いて相互が共通に連結されている。このコネクティン
グバー2は、例えば厚さ2.5mm、幅8mm程度のも
のであり、上記端子ねじ204aに合着可能な穴または
溝を全気筒分備え、これら穴または溝を除いて樹脂コー
ティングにより電気的に絶縁されている。
【0005】また、図示されていない電源に結線された
電源コード3には、その末端にグロープラグの端子ねじ
204aに合着可能な穴または溝を備えた金属製円板状
の丸型圧着端子4が圧着により接続されている。そし
て、この丸型圧着端子4が、任意のグロープラグ10
0、200に(図示例では、最も左側のグロープラグ2
00に)接続されている。また、コネクティングバー2
は、単独もしくは丸型圧着端子4と共に、各グロープラ
グ及びプラグ本体部200における固定ナット210の
上面へ、端子ナット211によって固定されている。
【0006】そして、上記電源から上記電源コード3及
びコネクティングバー2を介して、各気筒に装着された
グロープラグ100、200の中軸204に電圧が並列
に印加され、発熱コイル203、シース管202、及び
ハウジング201を介してエンジンヘッド1にアースさ
れる。これにより、各グロープラグ100、200にお
いて、発熱コイル203及びシース管202により構成
された発熱体206は全気筒同時に発熱し、ディーゼル
エンジンの着火始動補助を行う事ができる。
【0007】ここで、燃焼圧センサ付きグロープラグ1
00においては、リング状の燃焼圧センサ300がハウ
ジング201にはめ込まれ、取付ねじ201aを介して
固定されている。この燃焼圧センサ300は、プラグ本
体部200に作用する力に基づいて燃焼圧を検出するも
ので、例えば、上記従来公報に記載されているように、
圧電素子(図示せず)を内蔵し、プラグ本体部200に
作用する力を圧電特性に基づいた電気信号(電荷)に変
換し、この電気信号を燃焼圧として出力する圧電素子内
蔵型のものとできる。
【0008】このような構成においては、エンジン内で
発生した燃焼圧を、燃焼圧センサ付きグロープラグ10
0におけるプラグ本体部200の変位として検知するよ
うになっており、この変位が燃焼圧センサ300の圧電
素子に伝達されて、電気信号に変換され燃焼圧として出
力されるようになっている。そして、この出力信号(燃
焼圧)は、該センサ300から延びるリード線500を
介してエンジンルーム外部に配設された外部回路(車両
のECU等)に入力され、エンジンの各種制御に供され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等が上記構成に基づき検討したところ、次のような問
題が発生することがわかった。ガソリンエンジンに比べ
遥かにエンジン振動の大きいディーゼルエンジンにおい
ては、グロープラグに直接取付けられる長尺のコネクテ
ィングバー2は、特に繰返し応力に伴う疲労破壊を考慮
して、剛性は高く設計されている。
【0010】そのため、コネクティングバー2におい
て、主にグロープラグ100、200との支柱間2aに
位置して発生する「たわみ」による機械振動は、コネク
ティングバー2自ら吸収する事なくグロープラグ及びプ
ラグ本体部200を介して、その全てが燃焼圧センサ3
00に伝達される。これにより、燃焼圧センサ300
は、該機械振動を燃焼圧と同様に、燃焼圧センサ300の
締め付け荷重の微小変動として検知するため、該機械振
動が燃焼圧波形と合成されることとなる。
【0011】この時、上記機械振動の共振周波数はコネ
クティングバー2の材質、寸法、形状及び支柱間(隣接
するプラグをつなぐ部分)2aの距離にも影響される
が、本発明者等の調査によれば、0.5KHz〜1.5
KHzの周波数帯であり、これは、例えば燃焼制御で必
要とする数百Hz〜5KHzの燃焼圧自体の周波数帯と
重複してしまうといった問題を生じる。
【0012】また、圧電素子を内蔵した燃焼圧センサ3
00の場合、圧電素子としての圧電セラミックスは、一
般的な圧電特性として、予荷重(プラグ本体部への固定
等により予め圧電セラミックスへ印加されている荷重)
が大きいほど圧電セラミックス自体の分極劣化が著し
く、つまり経時的に出力感度が低下する原因になってい
る。
【0013】これを鑑み、従来の燃焼圧センサ300
は、上記予荷重を例えば400kg相当の低い軸力で、
プラグ本体部200のハウジング201における取付け
ねじ201aを介して、エンジンヘッド1に固定されて
いる。その結果、エンジン振動により、燃焼圧センサ3
00のねじ結合に緩みが発生し、がたつきによる燃焼圧
センサ300自体の機械的振動も燃焼圧波形と合成され
てしまうといった問題が発生する。
【0014】また、図12に示す様に、燃焼圧センサ付
きグロープラグ100のプラグ本体部200は、プラグ
の軸方向においてエンジンヘッド1の表面から突出した
部分が突出部200aとなっており、この突出部200
aの先端に形成された端子ねじ204aは、通電用の配
線部材であるコネクティングバー2と接続するための接
続部として構成されている。そして、燃焼圧センサ30
0は、エンジンヘッド1の表面に接しつつ突出部200
aにおけるハウジング201の外周面に固定されてい
る。
【0015】ここにおいて、プラグ本体部200自体の
長さは根拠なく任意に設定されていたため、従来では、
燃焼圧センサ300の六角部312端面からの突出部2
00aの突き出し長さLが非常に長く(例えば60mm
程度)なる。そして、この影響と考えられる数KHz前
後の比較的コネクティングバー2の共振周波数に隣接し
たプラグ自身の機械的振動が、燃焼圧波形に合成されて
検出されてしまう。
【0016】このように、従来の燃焼圧センサ付きグロ
ープラグの取付構造においては、燃焼圧信号に対する機
械振動ノイズとして、コネクティングバーの機械振動、
がたつきによる燃焼圧センサ300自体の機械振動、上
記突き出し長さLが長いことによる機械的振動、といっ
た各種機械振動に起因するものがある。そして、このよ
うな機械振動ノイズが燃焼圧信号に合成されると、例え
ば、精度の良い燃焼制御の実行が困難となる。
【0017】そこで、本発明は上記問題に鑑み、燃焼圧
センサ付きグロープラグを含むグロープラグの取付構造
において、燃焼圧センサの出力に影響する機械振動ノイ
ズを抑制することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1及び請求項2の
発明は、通電により発熱するプラグ本体部(200)を
有する複数個のグロープラグ(100、200)が内燃
機関の被取付部(1)に対して取付けられ、これら複数
個のグロープラグのうち少なくとも1個が、そのプラグ
本体部に作用する力に基づいて該内燃機関の燃焼圧を検
出する燃焼圧センサ(300)を備える燃焼圧センサ付
きグロープラグ(100)として構成されているグロー
プラグの取付構造において、為されたものである。
【0019】まず、請求項1の取付構造によれば、少な
くとも燃焼圧センサ付きグロープラグ(100)を、他
のグロープラグ(200)とは別体に設けられた通電用
の配線部材(400、410)に個別に接続したことを
特徴としている。それにより、燃焼圧センサ付きグロー
プラグが、従来のように他の複数個のグロープラグと一
体にコネクティングバーで連結されることが無く、上述
した支柱間に位置して発生する「たわみ」による機械振
動が発生しない。
【0020】また、請求項2の取付構造によれば、複数
個のグロープラグ(100、200)を、燃焼圧の周波
数よりも低い共振周波数を持つ程度の柔軟性を有する通
電用の配線部材(600)により共通して連結したこと
を特徴としている。それにより、該配線部材の機械振動
周波数は、燃焼圧自体の周波数帯と重複する事が無くな
るため、燃焼圧センサの出力から該配線部材の機械振動
周波数を容易に除去可能とできる。
【0021】このように、請求項1または請求項2の発
明によれば、従来、問題であったコネクティングバーの
機械振動を発生させることが無くなるため、燃焼圧セン
サ付きグロープラグを含むグロープラグの取付構造にお
いて、燃焼圧センサの出力に影響する機械振動ノイズを
抑制することができる。
【0022】また、請求項3の発明は、圧電素子内蔵型
の燃焼圧センサ(300)を備える燃焼圧センサ付きグ
ロープラグ(100)を、内燃機関の被取付部(1)に
取付けてなるグロープラグの取付構造において、該燃焼
圧センサの少なくとも一部を該被取付部に埋め込み、且
つ、この燃焼圧センサの埋込部を、該被取付部に対して
プラグの軸方向及びこの軸方向以外の方向へ押しつける
ようにしたことを特徴としている。
【0023】従来の取付構造では、例えば上記の図12
に示す様に、燃焼圧センサは、平坦なエンジンヘッドの
表面に対して、ねじ結合の軸力によってプラグの軸方向
のみへ押しつけられた形となっている。それに対して、
本発明では、燃焼圧センサの埋込部を、被取付部に対し
てプラグの軸方向及びこの軸方向以外の方向へ押しつけ
ているため、燃焼圧センサを多方向から支持することが
でき、センサに緩みが発生しにくい。よって、本発明に
よれば、がたつきによる燃焼圧センサ300自体の機械
振動を抑制でき、燃焼圧センサの出力に影響する機械振
動ノイズを抑制することができる。
【0024】また、請求項4の発明は、請求項1または
請求項2の取付構造において、燃焼圧センサ付きグロー
プラグ(100)における燃焼圧センサ(300)の少
なくとも一部を被取付部(1)に埋め込み、且つ、この
燃焼圧センサの埋込部を、該被取付部に対してプラグの
軸方向及びこの軸方向以外の方向へ押しつけるようにし
たことを特徴としており、請求項1または請求項2の発
明の効果に加えて、請求項3の発明の効果を組合せたも
のとできる。
【0025】また、請求項5の発明は、燃焼圧センサ付
きグロープラグの取付構造において、プラグ本体部(2
00)を、プラグの軸方向において被取付部(1)の表
面から突出した突出部(200a)と、この突出部の先
端に設けられ通電用の配線部材(2、400、410、
600)と接続するための接続部(204a)とを有す
るものとし、燃焼圧センサ(300)を、該突出部にお
ける該被取付部の表面寄りにて該突出部の外周面に固定
し、該突出部における該燃焼圧センサの固定部位から該
突出部の先端までの長さ(L)を45mm以下としたこ
とを特徴としている。
【0026】本発明は、いわゆる上述した突出部の突き
出し長さ(L)を、本発明者等の実験検討に基づいて4
5mm以下と規定したものである。該突き出し長さを4
5mm以下とすることで、グロープラグ自身の機械振動
の共振周波数を、燃焼圧自体の周波数帯よりも高い周波
数(例えば5KHz以上)とでき、重複する事が無くな
る。そのため、燃焼圧センサの出力からプラグ自身の機
械振動周波数を容易に除去可能とでき、燃焼圧センサの
出力に影響する機械振動ノイズを抑制することができ
る。
【0027】また、請求項6の発明は、請求項1または
請求項2の取付構造における燃焼圧センサ付きグロープ
ラグ(100)のプラグ本体部(200)を、請求項5
の発明と同様の構成としたもので、それにより、請求項
1または請求項2の発明の効果に加えて、請求項5の発
明の効果を組合せたものとできる。
【0028】また、請求項7の発明は、請求項3または
請求項4の取付構造における燃焼圧センサ付きグロープ
ラグ(100)のプラグ本体部(200)を、請求項5
の発明と同様の構成としたもので、それにより、請求項
3または請求項4の発明の効果に加えて請求項5の発明
の効果を組合せたものとできる。
【0029】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
燃焼圧センサの出力に影響する機械振動ノイズのうち、
上述したコネクティングバーに起因する振動の周波数を
除去する目的で為されたものである。図1は、本実施形
態に係るグロープラグのエンジン(内燃機関)のエンジ
ンヘッド(本発明でいう被取付部)1への取付構造を示
す概略断面図である。なお、この図1と上記図12とで
同一部分には、図中、同一符号を付してある。
【0031】各気筒のエンジンヘッド1には、通電によ
り発熱するプラグ本体部200と、該プラグ本体部20
0に作用する燃焼圧に伴う力に基づいてエンジンの燃焼
圧を検出する圧力センサ300とを備える1個の燃焼圧
センサ付きグロープラグ100、及び3個のグロープラ
グ200が装着されている。なお、上記図12と同様
に、3個のグロープラグ200は、燃焼圧センサ付きグ
ロープラグ100におけるプラグ本体部200と同一構
成のものであるため、これらを同一符号で示す。
【0032】エンジンヘッド1には、各気筒毎に外表面
から内部の燃焼室1aまで貫通するねじ穴(グローホー
ル)が形成されており、各ねじ穴に対して、各グロープ
ラグ及びプラグ本体部200は、プラグの軸方向(長手
方向)に挿入されている。各グロープラグ及びプラグ本
体部200は、金属製筒状のハウジング201を有し、
その外周面に形成された取付ねじ201aにおいてエン
ジンヘッド1のねじ穴とねじ結合されて固定されてい
る。
【0033】次に、グロープラグ及びプラグ本体部20
0の詳細構成を説明するが、3個のグロープラグ200
とプラグ本体部200とは同一構成であるため、該説明
は、図1中に示すプラグ本体部200の断面構成を参照
して、プラグ本体部200に代表させることとする。
【0034】プラグ本体部200は、ハウジング201
内に保持された中空パイプ状のシース管202を備え
る。このシース管202は耐熱・耐食性合金(例えばス
テンレス材SUS310等)よりなり、先端側(図1中
の下方側)が閉塞され他端側(図1中の上方側)が開口
している。シース管202の先端側内部には、NiCr
及びCoFe等の抵抗線からなる発熱コイル203が設
けられ、シース管202の他端側内部には、金属製棒状
の中軸204の一端側が挿入配置されている。
【0035】発熱コイル203の一端はシース管201
の先端側に結合し、発熱コイル203の他端は中軸20
4の一端に結合している。また、発熱コイル203及び
中軸204とシース管202との間には、耐熱性を有す
る酸化マグネシウム等の絶縁粉末205が充填されてい
る。シース管202はスウェージングによる絞り加工が
施されており、それによって、内部に充填された絶縁粉
末205の緻密性を高めると共に、該絶縁粉末205を
介してシース管202と中軸204及び発熱コイル20
3とが強固に保持固定されている。
【0036】ここで、シース管202のうち発熱コイル
203を包含する部分において、これらシース管20
2、発熱コイル203及び絶縁粉末205により、発熱
体206が構成されている。そして、発熱体206は、
その先端部(シース管202の先端部)が露出するよう
に、ハウジング201の内部に接合保持されている。発
熱体206(シース管202の外周面)とハウジング2
01との接合は、嵌合圧入による固着または銀ロウ等の
ロウ付けにより行うことができる。
【0037】また、ハウジング201の上端側の内部に
おいて、絶縁性のべークライト材からなるワッシャ20
7、シリコン又はフッ素ゴムからなるOリング208
が、中軸204に挿入配置されている。ここで、ワッシ
ャ207は中軸204の芯出しを目的としたもので、O
リング208はハウジング201内の防水・気密性確保
を目的としたものである。
【0038】そして、中軸204は、フェノール等の絶
縁樹脂からなる絶縁ブッシュ209を介在して、中軸2
04に設けられた端子ねじ(配線部材の接続部)204
aに沿って固定ナット210にて、ハウジング201へ
固定されている。ここで、絶縁ブッシュ209は中軸2
04とハウジング201との接触による短絡防止機能を
兼ね備えている。
【0039】以上、プラグ本体部200の構成を述べた
が、グロープラグ200も、このプラグ本体部200と
同一構成である。ここで、本実施形態においては、燃焼
圧センサ付きグロープラグ100が、他のグロープラグ
200とは別体に設けられた発熱体通電用の配線部材と
しての丸型圧着端子400に、個別に接続された独自の
構成を有する。
【0040】具体的には、燃焼圧センサ付きグロープラ
グ100以外の3個の他のグロープラグ200は、上記
図12と同様、共通の通電用の配線部材、即ち従来同様
のコネクティングバー2によって端子ねじ204aにて
連結されている。一方、燃焼圧センサ付きグロープラグ
100においては、プラグ本体部200の端子ねじ20
4aに、コネクティングバー2とは離間した別体の丸型
圧着端子400が、接続されている。
【0041】丸型圧着端子400は、プラグ本体部20
0の端子ねじ204aに合着可能な穴または溝を備えた
金属製のもので、該端子ねじ204aに対し、固定ナッ
ト210及び端子ナット211によって固定されてい
る。また、丸型圧着端子400には、電源コード401
が圧着されて電気的に接続され、コネクティングバー2
には、上記電源コード401とは別体の電源コード3
が、丸型圧着端子4を介して電気的に接続されている。
【0042】各電源コード401及び3は、その外周が
絶縁被覆された柔軟性を有するものであり、各配線部材
400及び2と接続端とは反対側の端部が、リレー等を
介して図示しない電源に接続されている。こうして、該
電源によって、4個のグロープラグ100、200に通
電可能となっており、上述したように、各グロープラグ
100、200において発熱体206は全気筒同時に発
熱し、ディーゼルエンジンの着火始動補助を行うことが
可能となっている。
【0043】なお、発熱体206は、上記した金属抵抗
線を基本としたいわゆる金属発熱体の他に、例えば、窒
化珪素と珪化モリブデンを成分とした導電性セラミック
スからなる発熱体を、窒化珪素を成分とした絶縁性セラ
ミックからなる絶縁体で内包する形で焼結した、いわゆ
るセラミック発熱体でも良い。
【0044】次に、燃焼圧センサ300は全体が略リン
グ状をなすもので、図1に示す様に、プラグ本体部20
0におけるエンジンヘッド1の表面から軸方向へ突出し
た突出部200aにおいて、該突出部200aの外周面
に固定されるとともに、エンジンヘッド1の表面に接触
するように配置されている。図2は、図1中の燃焼圧セ
ンサ(圧力センサ)300の詳細を示す拡大図であり、
(a)は縦断面図、(b)は(a)中のA矢視図を示し
ている。
【0045】燃焼圧センサ300は、大きくは、センサ
本体をプラグ本体部200に取り付けるためのナット
(センサ固定部)310と、印加された燃焼圧に伴う力
に応じて電気信号(電荷)を発生する圧電素子部320
と、この圧電素子部320にて発生した電気信号を取出
しリード線500に導くためのリード部330と、ナッ
ト310とともに圧電素子部320を挟持し且つリード
部330の一部を固定するための台座340と、圧電素
子部320の防塵、防水を図るためのメタルケース35
0とを備えている。
【0046】まず、ナット310及びリード部330に
ついて述べる。ナット310は金属製であり、プラグ本
体部200のハウジング201に設けられた取付ねじ2
01aを介してセンサ本体を装着固定するためのねじ部
311及び六角部312を備え、ハウジング201の外
周に固定されている。また、六角部312の下側は、順
に大径部313、小径部314が形成されており、小径
部314の外周面には、シリコンからなる熱収縮性の絶
縁チューブ315が密着固定されている。
【0047】リード部330は、圧電素子部320とリ
ード線500の一端側とを電気的に接続するための部分
であり、電極331、インシュレータ332、固定金具
333及びリード線500の一端側を、その構成要素と
して備えている。電極331は環状で金属製のものであ
り、インシュレータ332はこの電極331とナット3
10との間に介在して両者331及び310を互いに絶
縁するもので、環状でマイカ或るいはアルミナ等の絶縁
性材料よりなる。これら電極331及びインシュレータ
332は、絶縁チューブ315で被覆されたナット31
0の小径部314の外縁に嵌入されている。
【0048】ここで、リード線500は、その最内部か
ら外側にかけて、導電性の信号取出線501、絶縁性の
絶縁被覆502、導電性のアース側シールド線503、
絶縁性の絶縁被覆504が順次と積層された構成を有
し、信号取出線501とアース側シールド線503とは
電気的に絶縁されている。そして、図2に示す様に、リ
ード線500は、その一端側において先端から順に、信
号取出線501、絶縁被覆502、アース側シールド線
503が、それぞれ一部露出した構成となっている。
【0049】そして、リード線500の一端側では、信
号取出線501が、ナット310に形成された穴316
及びインシュレータ332に形成された切欠き部332
aを通して、電極331に形成された穴331aにて電
極331に溶接され結線されている。なお、リード線5
00の他端側は、図示しないコネクタに接続され、外部
回路(車両のECU等)に電気的に接続されるようにな
っている。
【0050】また、固定金具333は、リード線500
をナット310に固定するためのもので中空パイプ状を
なし、リード線500の一端側の外周に設けられてい
る。ここで、ナット310に形成された上記穴316の
上側部分は、固定金具333を保持するための固定金具
保持穴316aとして構成されており、この保持穴31
6aには、固定金具333の一部が挿入固定されてい
る。固定金具333はリード線500にかしめ固定され
ており、アース側シールド線503と固定金具333は
電気的に接続されている。なお、固定金具保持穴316
aから突き出た固定金具333の外周部分はシリコンか
らなる熱収縮性の絶縁被覆333aにて被覆されてい
る。
【0051】次に、圧電素子部320は、その中空部が
ナット310の小径部314に対応した円環状をなし、
上記電極331と同様、該小径部314の外周面に沿っ
て上記絶縁チューブ315を介して配設されている。こ
こで、図3に、圧電素子部320の拡大縦断面図を示
す。図3に示す様に、圧電素子部320は、3層の圧電
セラミックス(本発明でいう圧電素子)321を、信号
取出側ワッシャリング322及びアース側ワッシャリン
グ323と組合わせた積層構造を構成している。各圧電
セラミックス321は同一寸法の円盤リング状をなし、
チタン酸鉛、チタン酸鉛ジルコン酸鉛等からなる。ま
た、両ワッシャリング322、323は接触していな
い。
【0052】そして、圧電素子部320においては、各
構成要素を積層状に配置する際、プラスとマイナスに分
極している圧電セラミックス321の電極面の方向性
を、図3に示す様に、信号取出ワッシャリング322と
接触する側の電極面がプラス、アース側ワッシャリング
323と接触する側の電極面がマイナスとなるようして
いる。これにより、3枚の圧電セラミックス321が電
気的に並列結合された状態となり、これら3枚の圧電セ
ラミックス321の出力感度が合算され、大巾な感度向
上を図る事ができる。
【0053】次に、ナット310とともに圧電素子部3
20を挟持し且つリード部330の一部を固定するため
の台座340は、金属製からなる略円環状をなす。台座
340は、エンジンヘッド1との接触側端面に、図2
(b)に示す様に、ナット310の小径部314の末端
に形成された小判状の回り止め317に対応し、且つ、
この回り止め317に容易に嵌合可能な同様の小判状の
回り止め受け341が形成されている。これにより、ナ
ット310と台座340とのプラグの軸回りのずれが防
止できる。
【0054】また、台座340の外縁には、例えばSU
S304からなる金属製円筒状のメタルケース350が
設けられており、このメタルケース350により燃焼圧
センサ300全体の外周が包含されている。このメタル
ケース350は、厚さ0.5mm以下の薄い金属板を円
筒状に絞り加工し製作したもので、台座340に対して
全周、レーザー溶接又は銅ロウ等のロウ付けで接合され
ている。
【0055】このメタルケース350との一体化を図っ
た台座340においては、その回り止め受け341とナ
ット310の回り止め317とが正確に対向している。
さらに、台座340の内径部342と、ナット310の
小径部314の中央付近に設けた切欠き溝に嵌着配置さ
せたシリコン又はフッ素ゴムからなるOリング343と
は、双方確実に密着している。また、メタルケース35
0はナット310の大径部313に内接する様に嵌入さ
れており、メタルケース350とナット310の大径部
313との内接部351を、YAGレーザー溶接で全周
接合されている。
【0056】こうして、台座340は、ナット310の
軸力(ねじ締め力)によりエンジンヘッド1の表面に押
しつけられた格好となっている。そして、圧電素子部3
20、電極331及びインシュレータ332は、ナット
310の軸力により、ナット310と台座340との間
に挟持されて介在固定されている。
【0057】かかる燃焼圧センサ300の組付方法は、
次のようである。まず、リード線500の一端側におい
て、信号取出線501を電極331の穴331aに溶接
する。また、固定金具333をナット310の固定金具
保持穴316aに嵌入し、溶接又は銅ロウ等のロウ付け
により結合する。また、ナット310の小径部314に
インシュレータ332を装着する。
【0058】この固定金具333及びインシュレータ3
32が装着されたナット310に対して、リード線50
0の他端側を、インシュレータ332側から穴316へ
挿入しつつ、リード線500の一端側が結線された電極
331を、ナット310の小径部314へ嵌入させる。
電極331を所定位置に配置した後、固定金具333、
アース側シールド線503を、同時にかしめて固定す
る。この後、リード線500の一部と固定金具333
を、絶縁被覆333aで被覆し、防水、防塵を図る。こ
れにより、アース側シールド線503と固定金具333
とは、電気的にも接続される。
【0059】次に、圧電セラミックス321及び両ワッ
シャリング322、323からなる圧電素子部320
を、ナット310の小径部314へ挿入する。そして、
ろう付け等によりメタルケース350と一体化した台座
340を、ナット310の小径部314へ挿入するとと
もに、回り受け317と回り受け止め341とを一致さ
せる。そして、台座340とナット310とを密接させ
るように加圧した状態で、メタルケース350とナット
の大径部313とをレーザ溶接する。
【0060】こうして、燃焼圧センサ300が完成す
る。この燃焼圧センサ300は、プラグ本体部200に
対して、発熱体206側から挿入し、所定位置となるよ
うに、ハウジング201の取付ねじ201aとナット3
10のねじ部311及び六角部312とにより、ねじ結
合することで、取り付けられる。
【0061】かかる燃焼圧センサ300による燃焼圧の
検出方法は、次のようである。エンジン始動後、エンジ
ン内で発生した燃焼圧は、燃焼圧センサ付きグロープラ
グ100における発熱体206、ハウジング201を介
して取付けねじ201aに伝達される。続いて、取付け
ねじ201aに伝達された燃焼圧は、グロープラグ10
0におけるエンジンヘッド1への締付けトルクを緩和さ
せる。
【0062】それに伴い、燃焼圧センサ300における
締め付けでナット310のねじ部311を介して圧電セ
ラミックス321に負荷されている荷重(プラグ軸方向
の荷重)が緩和される(即ち、圧電セラミックス321
に負荷されている荷重状態が変化する)ため、圧電セラ
ミックス321の有する圧電特性に沿って出力される電
気信号の発生電荷が変化する。この電気信号(電荷)
は、電極331及びリード線500から、外部回路に送
られ、電圧に変換され、増幅、フィルタ処理等を経て、
例えば燃焼圧波形信号として燃焼制御へ応用される。
【0063】ところで、上記図1に示す取付構造によれ
ば、燃焼圧センサ付きグロープラグ100を、他のグロ
ープラグ200とは別体に設けられた通電用の丸型圧着
端子400に個別に接続したことを特徴としている。そ
れにより、燃焼圧センサ付きグロープラグが、従来のよ
うに他の複数個のグロープラグと一体にコネクティング
バーで連結されることが無く、上述した支柱間に位置し
て発生する「たわみ」による機械振動が発生しない。
【0064】ここで、上記の丸型圧着端子400を用い
た例(第1の例とする)以外に、本実施形態において
は、次に示す第2及び第3の例を採用しても良い。ま
ず、第2の例は、端子ねじ204aに接続される本発明
の配線部材として図4に示す断面構成を有するリードコ
ネクタ410を用いたものである。上記第1の例では、
丸型圧着端子400が端子ナット211で固定、結線さ
れるのに対し、この第2の例では、丸型圧着端子400
の代わりに、工具を必要とせず、人力で脱着可能な円筒
型圧着端子411を内蔵したリードコネクタ410を採
用している。
【0065】このリードコネクタ410は一般的に用い
られている公知のものを採用できるので、ここでは、図
4を用いて概略構成を述べておく。まず、グロープラグ
100の中軸204における端子ねじ204aには、端
子ナット211の代わりに、金属製で複雑形状を有した
ターミナルナット420が、ターミナルねじ421を介
して取り付けられ、切欠き溝425を外周よりかしめる
ことで、絶縁ブッシュ209を含めて固定されている。
【0066】一方、柔軟性を有する電源線430の端部
には、該電源線430が結線された金属製の円筒型圧着
端子411を、例えばシリコンゴムからなるゴムキヤッ
プ412との一体型成形で内蔵したリードコネクタ41
0が形成されている。このリードコネクタ410のター
ミナルナット420への取付け装着時には、リードコネ
クタ410の円筒型圧着端子411、切欠き溝413、
つば414は、ターミナルナット420の円筒型端子4
23、つば424、切欠き溝425の各部位にそれぞれ
対応して密着固定され、また、双方の複雑形状が相まっ
て、エンジン振動及び脱着に対応できる最適力にて保持
されるようになっている。
【0067】この第2の例によっても、上記第1の例と
同様、燃焼圧センサ付きグロープラグ100を、他のグ
ロープラグ200とは別体に設けられた通電用のリード
コネクタ410に個別に接続しているから、従来、問題
であったコネクティングバーの機械振動を発生させるこ
とが無くなる。
【0068】ここで、上記第1及び第2の例では、4個
のグロープラグのうち1個が燃焼圧センサ付きグロープ
ラグであったが、2個以上または全てが燃焼圧センサ付
きグロープラグであるような場合には、個々の燃焼圧セ
ンサ付きグロープラグを互いに、別体の電源コードに接
続された配線部材400、410で1個ずつ接続すれば
よい。また、例えば、1気筒に2個以上の燃焼圧センサ
付きグロープラグがある場合も同様に、当該グロープラ
グの個々を別体の配線部材400、410で接続すれば
よい。
【0069】また、上記第1及び第2の例では、燃焼圧
センサ付きグロープラグ100を、他のグロープラグ2
00とは別体に設けられた通電用の配線部材に個別に接
続した取付構造としたが、次の第3の例では、全てのグ
ロープラグ100、200を、図5に示す様なリードワ
イヤ600で連結した構成としたものである。このリー
ドワイヤ600は、上記図12に示す取付構造におい
て、4個のグロープラグ100及び200を連結するコ
ネクティングバー2の代わりに使用されるものである。
【0070】このリードワイヤ600は、本発明でいう
燃焼圧の周波数よりも低い共振周波数を持つ程度の柔軟
性を有する通電用の配線部材に相当するもので、プラグ
の数に対応した複数個の丸型圧着端子610と、これら
丸型圧着端子610を連結する電源コード620とを備
えている。ここで、各丸型圧着端子610は、各グロー
プラグ100、200の端子ねじ204aに合着可能な
穴を有する。また、各電源コード620は、表面が絶縁
被覆された柔軟性のある細い銅線等よりなり、燃焼圧の
周波数(例えば数百Hz〜5KHz)よりも低い共振周
波数を持つ程度の柔軟性を有する。
【0071】このように、第3の例では、複数個のグロ
ープラグ100、200の全てを、リードワイヤ600
により共通して連結したことを特徴としており、リード
ワイヤ600の機械振動周波数は、燃焼圧自体の周波数
帯と重複することが無くなるため、外部回路等にて、燃
焼圧センサ300の出力からリードワイヤ600の機械
振動周波数を容易に除去可能とできる。
【0072】このように、上記3つの例では、機械振動
の発生源であり、剛性が高く且つ全く振動を吸収しない
板状のコネクティングバー2を廃止し、代わりに、機械
的に柔軟で剛性が著しく低く、且つ電気的な部品構成に
伴う接触抵抗や素材の固有抵抗、或いは取付作業性が現
状維時可能な部材を用いて、少なくとも燃焼圧センサ付
グロープラグ100を結線または連結した構成としてい
る。それにより、グロープラグ自体の基本機能を阻害す
ることなく、従来の課題である0.5KHz〜1.5K
Hzの不要な機械振動ノイズを、燃焼圧センサ300の
出力からほぼ除去することが出来る。
【0073】次に、本実施形態のより具体的な効果を図
6(a)〜(e)を用いて説明する。図6はエンジン条
件が4000rpmで全負荷時の試験結果を示し、
(a)は、従来のコネクティングバー2における4気筒
間を全て連結した状態で、その内の燃焼圧センサ付グロ
ープラグ100の出力波形、(b)は、上記第1の例に
おける燃焼圧センサ付グロープラグ100の出力波形、
(c)は、上記第2の例における燃焼圧センサ付グロー
プラグ100の出力波形、(d)は、上記第3の例にお
ける燃焼圧センサ付グロープラグ100の出力波形、
(e)は、比較として燃焼圧センサ付グロープラグ10
0に一切何も結線しない状態での出力波形を示す。
【0074】これらの波形から判る様に、本実施形態の
全ての例において、従来検出されていた0.5KHz〜
1.5KHzの規則的なノコギリ状の機械振動ノイズが
除去され、何も取付けられていない図6(e)の波形と
同様、外部結線の影響をほとんど受けないまでに改善す
ることが出来ている。
【0075】(第2実施形態)本実施形態は、燃焼圧セ
ンサの出力に影響する機械振動ノイズのうち、エンジン
振動により燃焼圧センサのねじ結合が緩み、この緩みに
よって発生するがたつきによる燃焼圧センサ300自体
の機械的振動の周波数を除去する目的で為されたもので
ある。
【0076】本実施形態は、上記第1実施形態に示すグ
ロープラグの取付構造において、燃焼圧センサ付きグロ
ープラグ100における燃焼圧センサ300の台座34
0に関わる部分の構成のみを変形したものであり、他の
部分は同一である。図7に本実施形態に係る燃焼圧セン
サ300の詳細構成を示す。図7において(a)は縦断
面図、(b)は(a)中のB矢視図を示しており、上記
第1実施形態と同一部分には、図7中、同一符号を付し
て説明を簡略化する。
【0077】図7(a)に示す様に、燃焼圧センサ30
0とエンジンヘッド1との接触面において、燃焼圧セン
サにおける台座340の一部がエンジンヘッド1に埋め
込まれ、プラグ本体部200を介して、この台座340
の埋込部が、エンジンヘッド1に対してプラグの軸方向
及びこの軸方向以外の方向へ押しつけられ固定されてい
る。
【0078】図7において、台座340の外側端面に
は、例えば123°からなるテーパシート344が面取
りされるように形成されており、一方、エンジンヘッド
1には、このテーパシート344に対応して線接触で嵌
着し強固に固定できるように、テーパシート344の角
度よりも若干小さ目の角度(例えば120°)からなる
テーパ座面1bが形成されている。そして、このテーパ
シート344が燃焼圧センサ300における埋込部とし
てエンジンヘッド1内に埋め込まれている。
【0079】これにより、グロープラグ100の装着
後、エンジンヘッド1に作用する燃焼圧センサ300の
軸力は、従来では、単にエンジンヘッド1の表面に対し
て垂直に(プラグ軸方向に)作用しているのに対し、本
実施形態では、テーパ座面1bに、垂直な力(プラグ軸
方向側の力)と水平な力(プラグ径方向側の力)とが分
散して作用する。
【0080】そのため、圧電素子内蔵型の燃焼圧センサ
における従来通りの低い軸力(例えば400kg)に対
しても、燃焼圧センサ300を上記2方向の力で支持で
き、上記2方向からの振動抑制が可能となる。その結
果、燃焼圧センサ300自体の機械振動による燃焼圧波
形への振動ノイズの影響を軽減でき、同時に、燃焼圧セ
ンサ300自体の固定力の緩みも解消することができ
る。なお、本実施形態の変形例として、図8の断面図に
示す様に、台座340の側面をエンジンヘッド1に嵌入
し拘束した構成としても同様の効果が得られる。
【0081】本実施形態の具体的効果を図9に示す。図
9は、上記第1実施形態の第1の例を採用した燃焼圧セ
ンサ付きグロープラグ100において、エンジン条件が
4000rpmで全負荷時の場合の試験結果を示すセン
サ300の出力波形図である。そして、図9において、
(a)は、台座340のシート面を従来通りのフラット
シートとした場合、(b)は、上記図7に示す様に、台
座340に123°のテーパシート344を形成した本
実施形態の燃焼圧センサ付グロープラグ100の場合、
を示す。この図から判る様に、台座340のシート面を
テーパシート344とすることにより、振動ノイズがか
なり軽減されている。
【0082】(第3実施形態)本実施形態は、燃焼圧セ
ンサの出力に影響する機械振動ノイズのうち、上述した
突き出し長さLが長いことに起因する機械的振動の周波
数を除去する目的で為されたものである。この突き出し
長さLは、上記図1及び図12に示す様に、プラグ本体
部200のうち、先端に端子ねじ(本発明でいう接続
部)204aを有する突出部200aにおいて、燃焼圧
センサ300の六角部312の上端面を起点とした先端
までの長さである。
【0083】図10は、この突き出し長さLと燃焼圧セ
ンサ付きグロープラグ100自身の共振周波数との関係
を、加振器と振動解析装置を使って調査した結果であ
り、本調査によれば、突き出し長さLを45mm以下
(図10のプロットに基づけば、好ましくは40mm以
下)とすることで、確実に該共振周波数を、燃焼圧自体
の周波数帯よりも高い5KHz以上の周波数帯へ移行で
きることが判った。
【0084】よって、突き出し長さLを45mm以上と
すれば、グロープラグ100自身の持つ共振周波数を、
例えば燃焼制御に必要な数百Hz〜5KHzとは重複し
ない、それを上回る高い周波数へ移行させることができ
る。そして、センサ300の出力信号を例えば5KHz
のローパスフィルタを用いて、5KHzを超えた周波数
成分をカットすれば、燃焼制御に必要な周波数帯におけ
るグロープラグ100自身が関与する機械振動ノイズを
容易に除去することができる。
【0085】次に、本実施形態のより具体的な効果を図
11を参照して述べる。図11は、上記第1実施形態の
第1の例に第2実施形態を組み合わせた構成としたも
の、即ち、圧着端子400を圧着・固定した電源コード
401により独立して結線されたグロープラグ100で
あって、燃焼圧センサ300の台座340のシート面を
123°のテーパシート344としたもの、において、
エンジン条件が4000rpmで全負荷時とした場合の
試験結果を示すセンサ300の出力波形図である。
【0086】図11において、(a)は、上記突き出し
長さLを従来通りの約60mmとした場合、(b)は、
突き出し長さLが60mmで、5KHzのローパスフィ
ルタを用いてフィルタ処理を行った場合、(c)は、突
き出し長さLを45mm以下とし、5KHzのローパス
フィルタを用いてフィルタ処理を行った場合を示す。こ
の図11から判る様に、突き出し長さLを短化すること
により、グロープラグ自身の共振周波数が高周波側へ移
行し、かつローパスフィルタでその共振周波数の周波数
成分が除去され、非常にS/Nの優れた燃焼圧波形が得
られている。
【0087】(他の実施形態)なお、エンジン振動は、
エンジンはもとより搭載車両によっても大きく形態が変
わることを踏まえ、対応に当っては状況に合せ、上記各
実施形態を適宜組合わせたものとしても良い。また、上
記実施形態は、その特徴部分を単独で採用しても、従来
に比べて、燃焼圧センサの出力に影響する機械振動ノイ
ズを抑制できることは勿論である。例えば、上記図12
の取付構造において、上記第2実施形態または上記第3
実施形態、あるいは第2及び第3実施形態を組み合わせ
て適用しても良い。
【0088】また、上記第1実施形態において、燃焼圧
センサは、プラグ本体部に作用する燃焼圧に伴う力に基
づいて内燃機関の燃焼圧を検出するものであれば、圧電
素子を用いたものでなくとも良く、例えば半導体圧力セ
ンサ等であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るグロープラグのエ
ンジンヘッドへの取付構造を示す概略断面図である。
【図2】図1中の燃焼圧センサを拡大して示す詳細説明
図である。
【図3】図2における圧電素子部の拡大縦断面図であ
る。
【図4】上記第1実施形態の第2の例におけるリードコ
ネクタの断面図である。
【図5】上記第1実施形態の第3の例におけるリードワ
イヤの外観図である。
【図6】上記第1実施形態の具体的効果を説明するため
の波形図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る燃焼圧センサの詳
細説明図である。
【図8】上記第2実施形態の変形例を示す図である。
【図9】上記第2実施形態の具体的効果を説明するため
の波形図である。
【図10】グロープラグにおける突き出し長さLと共振
周波数との関係を示すグラフである。
【図11】上記第3実施形態の具体的効果を説明するた
めの波形図である。
【図12】従来のグロープラグのエンジンヘッドへの取
付構造を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…エンジンヘッド、2…コネクティングバー、100
…燃焼圧センサ付きグロープラグ、200…プラグ本体
部またはグロープラグ、200a…プラグ本体部の突出
部、204a…端子ねじ、300…燃焼圧センサ、32
1…圧電セラミックス、400…丸型圧着端子、410
…リードコネクタ、600…リードワイヤ、L…突き出
し長さ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により発熱するプラグ本体部(20
    0)を有する複数個のグロープラグ(100、200)
    が内燃機関の被取付部(1)に対して取付けられ、 これら複数個のグロープラグのうち少なくとも1個が、
    そのプラグ本体部に作用する燃焼圧に伴う力に基づいて
    前記内燃機関の燃焼圧を検出する燃焼圧センサ(30
    0)を備える燃焼圧センサ付きグロープラグ(100)
    として構成されているグロープラグの取付構造におい
    て、 少なくとも前記燃焼圧センサ付きグロープラグが、他の
    グロープラグ(200)とは別体に設けられた通電用の
    配線部材(400、410)に個別に接続されているこ
    とを特徴とするグロープラグの取付構造。
  2. 【請求項2】 通電により発熱するプラグ本体部(20
    0)を有する複数個のグロープラグ(100、200)
    が内燃機関の被取付部(1)に対して取付けられ、 これら複数個のグロープラグのうち少なくとも1個が、
    そのプラグ本体部に作用する燃焼圧に伴う力に基づいて
    前記内燃機関の燃焼圧を検出する燃焼圧センサ(30
    0)を備える燃焼圧センサ付きグロープラグ(100)
    として構成されているグロープラグの取付構造におい
    て、 前記複数個のグロープラグは、前記燃焼圧の周波数より
    も低い共振周波数を持つ程度の柔軟性を有する通電用の
    配線部材(600)により共通して連結されていること
    を特徴とするグロープラグの取付構造。
  3. 【請求項3】 通電により発熱するプラグ本体部(20
    0)と、このプラグ本体部に作用する燃焼圧に伴う力を
    圧電素子(321)の圧電特性に基づく電気信号に変換
    することにより内燃機関の燃焼圧を検出する燃焼圧セン
    サ(300)とを備える燃焼圧センサ付きグロープラグ
    (100)を、前記内燃機関の被取付部(1)に取付け
    てなるグロープラグの取付構造において、 前記燃焼圧センサは、その少なくとも一部が前記被取付
    部に埋め込まれており、且つ、この燃焼圧センサの埋込
    部は、前記被取付部に対してプラグの軸方向及びこの軸
    方向以外の方向へ押しつけられていることを特徴とする
    グロープラグの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記燃焼圧センサ付きグロープラグ(1
    00)における前記燃焼圧センサ(300)は、その少
    なくとも一部が前記被取付部(1)に埋め込まれてお
    り、且つ、この燃焼圧センサの埋込部は、前記被取付部
    に対してプラグの軸方向及びこの軸方向以外の方向へ押
    しつけられていることを特徴とする請求項1または2に
    記載のグロープラグの取付構造。
  5. 【請求項5】 通電により発熱するプラグ本体部(20
    0)と、このプラグ本体部に作用する燃焼圧に伴う力に
    基づいて内燃機関の燃焼圧を検出する燃焼圧センサ(3
    00)とを備える燃焼圧センサ付きグロープラグ(10
    0)を、前記内燃機関の被取付部(1)に取付けてなる
    グロープラグの取付構造において、 前記プラグ本体部は、プラグの軸方向において前記被取
    付部の表面から突出した突出部(200a)と、この突
    出部の先端に設けられ通電用の配線部材(2、400、
    410、600)と接続するための接続部(204a)
    とを有しており、 前記燃焼圧センサは、前記突出部における前記被取付部
    の表面寄りにて、前記突出部の外周面に固定されてお
    り、 前記突出部における前記燃焼圧センサの固定部位から前
    記突出部の先端までの長さ(L)が45mm以下となっ
    ていることを特徴とするグロープラグの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記燃焼圧センサ付きグロープラグ(1
    00)における前記プラグ本体部(200)は、プラグ
    の軸方向において前記被取付部(1)の表面から突出し
    た突出部(200a)と、この突出部の先端に設けられ
    前記配線部材(400、410、600)と接続するた
    めの接続部(204a)とを有しており、 前記燃焼圧センサ(300)は、前記突出部における前
    記被取付部の表面寄りにて、前記突出部の外周面に固定
    されており、 前記突出部における前記燃焼圧センサの固定部位から前
    記突出部の先端までの長さ(L)が45mm以下となっ
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載のグロ
    ープラグの取付構造。
  7. 【請求項7】 前記燃焼圧センサ付きグロープラグ(1
    00)における前記プラグ本体部(200)は、プラグ
    の軸方向において前記被取付部(1)の表面から突出し
    た突出部(200a)と、この突出部の先端に設けられ
    通電用の配線部材(2、400、410、600)と接
    続するための接続部(204a)とを有しており、 前記燃焼圧センサ(300)は、前記突出部における前
    記被取付部の表面寄りにて、前記突出部の外周面に固定
    されており、 前記突出部における前記燃焼圧センサの固定部位から前
    記突出部の先端までの長さ(L)が45mm以下となっ
    ていることを特徴とする請求項3または4に記載のグロ
    ープラグの取付構造。
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