JP2001123113A - 木質仕上材用塗料及び表面塗装木質仕上材 - Google Patents

木質仕上材用塗料及び表面塗装木質仕上材

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JP2001123113A
JP2001123113A JP30437599A JP30437599A JP2001123113A JP 2001123113 A JP2001123113 A JP 2001123113A JP 30437599 A JP30437599 A JP 30437599A JP 30437599 A JP30437599 A JP 30437599A JP 2001123113 A JP2001123113 A JP 2001123113A
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urethane resin
resin
wood
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JP30437599A
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Yuichi Ishino
裕一 石野
Hideshi Yanagi
秀史 柳
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚れ難くかつ傷の付き難い、耐久性に優れた
木質仕上材を安価に提供する。 【解決手段】 ベースポリマーとして、ウレタン樹脂を
構成するイソシアネートとポリオールとの少なくとも一
方がシリコーン変性されているシリコーン変性ウレタン
樹脂を含む木質仕上材用塗料。この木質仕上材用塗料を
最表面に塗布してなる表面塗装木質仕上材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床、壁、天井など
の表面仕上材、或いは柱や家具、システムキッチン及び
キャビネットなどの化粧材、自動車の内装材、更には各
種造作の表面材などとして使用される木質仕上げ材に、
耐久性、耐汚染性、耐傷付き性に優れた塗膜を形成する
ことができる木質仕上材用塗料、及び、このような木質
仕上材用塗料を最表面に塗布して耐久性、耐汚染性、耐
傷付き性を高めた表面塗装木質仕上材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築資材の高耐久化に伴い、住宅
の耐用年数も年々延びているが、床材などの木質の材料
は他の材料よりも傷みが早いために、他の材料が未だ傷
んでいないうちに使用不可能となる場合があった。ま
た、従来、建物の床材に使用される木質仕上材の表面塗
装にはポリエステル系のUV(紫外線)硬化樹脂や、ウ
レタン樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、アクリルメ
ラミン樹脂などの塗料が用いられていたが、表面に汚れ
が付着した場合、特にキッチンや子供部屋などの汚れの
激しい床の場合は、汚れが取れ難いため、修復できない
汚れとして残ってしまうケースが多々あった。更に、こ
のような場所に限らず、物を誤って落とすなどして床に
凹みを作った場合には、やはり修復不可能な傷が残って
しまうケースも多々あった。
【0003】このようなことから、木質仕上材、特に、
建物の床材に使用される木質仕上材については、より耐
久性に優れ、また、より汚れ難く、かつ傷が付き難いこ
とが要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の実
情に鑑みてなされたものであって、汚れ難くかつ傷の付
き難い、耐久性に優れた木質仕上材を安価に提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の木質仕上材用塗
料は、ベースポリマーとして、シリコーン変性ウレタン
樹脂を含む塗料であって、該シリコーン変性ウレタン樹
脂は、ウレタン樹脂を構成するイソシアネートとポリオ
ールとの少なくとも一方がシリコーン変性されているウ
レタン樹脂であることを特徴とする。
【0006】本発明の木質仕上材用塗料は、ベースポリ
マーがシリコーン変性ウレタン樹脂であるため、シリコ
ーンによる撥水性が発現され、塗膜の耐汚染性、耐傷付
き性、耐久性に優れる。
【0007】このシリコーン変性ウレタン樹脂は、有機
珪素化合物とポリオールとを反応して得られたシリコー
ン変性ポリオール及び/又は有機珪素化合物とイソシア
ネートとを反応して得られたシリコーン変性イソシアネ
ート(又はシリコーン変性ポリイソシアネートプレポリ
マー)で得られることが好ましく、この有機珪素化合物
としては、ポリオルガノシロキサンであって、少なくと
も1個の活性水素基又はアルコキシ基を有するポリオル
ガノシロキサンであるもの、また主鎖がポリジメチルシ
ロキサンであるものが好ましい。
【0008】本発明におけるベースポリマーのシリコー
ン変性ウレタン樹脂は塗工の前にポリオール成分とイソ
シアネート成分を混合し、硬化させる2液タイプのもの
でも良いが、製造の段階でポリオール成分とイソシアネ
ート成分を反応させ、ウレタン構造を形成した1液タイ
プのものでも良い。ただし、1液タイプのものは塗工
後、紫外線硬化又は電子線硬化が必要なため、シリコー
ン変性ウレタン樹脂の分子構造に2重結合を含むことが
必要で、シリコーン変性ウレタン樹脂が主鎖末端及び/
又は側鎖末端にアクリロキシ基及び/又はメタクリロキ
シ基を持つことが好ましい。
【0009】また、シリコーン変性ウレタン樹脂中のシ
リコーン残基の含有量で表した変性割合は0.1〜50
重量%であることが好ましい。
【0010】本発明の表面塗装木質仕上材は、このよう
な本発明の木質仕上材用塗料を最表面に塗布してなるも
のであり、この木質仕上材用塗料の塗膜を形成するのみ
で汚れが付き難く、また、汚れが付いた場合でも容易に
拭き取り易く、しかも傷の付き難い、耐久性に優れた木
質仕上材が安価に提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の木質仕上材用塗料を木質
仕上材4の最表面に塗布して撥水性塗膜5を形成した、
本発明の表面塗装木質仕上材の実施の形態を示す断面図
である。
【0013】この木質仕上材4は、樹脂の含浸を可能と
するシート基材に熱硬化性樹脂を含浸させてなる樹脂含
浸シート2を台板1上に重ね合わせ、この樹脂含浸シー
ト2上に樹脂の含浸を可能とする化粧材3を重ね合わせ
て熱プレスして互いに接着したものである。
【0014】この木質仕上材4としては、特に、次の
〜の構成の1又は2以上を採用したものであることが
好ましい。 熱硬化性樹脂として半硬化(プリプレグ)状態にお
けるフロー率(フロー率については後述する。)が2〜
50%であるフェノール樹脂を用いたもの 熱硬化性樹脂として25℃の温度下において粘度
0.01〜5Pa・sであるフェノール樹脂を用いたも
の 樹脂含浸シートとして、熱硬化性樹脂をシート基材
に対し固形分5〜500g/mになるように含浸させ
た後に半硬化状態にしたものを用いたもの 半硬化状態の樹脂含浸シートの溶媒含有率が0〜1
5重量%であるもの 熱プレス温度を130〜180℃、プレス圧力を1
〜20×105Pa、プレス時間を2.5〜20分とし
たもの 樹脂含浸シートとして、ガラス繊維単独若しくは他
の繊維との混合繊維から構成されたガラス不織布に熱硬
化性樹脂を含浸させたものを用いたもの 含浸させる熱硬化性樹脂として水又は有機溶媒に溶
解又は分散させたフェノール樹脂を用いたもの 樹脂含浸シートの引張破断強度(JIS K 70
54)が、熱プレス後において10×105Pa以上で
あるもの 以下に、本発明の木質仕上材用塗料のベースポリマーと
してのシリコーン変性ウレタン樹脂について説明する。
【0015】本発明に係るシリコーン変性ウレタン樹脂
は、ウレタン樹脂を構成するイソシアネートとポリオー
ルとの少なくとも一方がシリコーン変性されているもの
である。即ち、有機珪素化合物とポリオールとを反応さ
せて得られるシリコーン変性ポリオール及び/又は有機
珪素化合物とイソシアネートとを反応して得られるシリ
コーン変性イソシアネート(シリコーン変性ポリイソシ
アネートプレポリマーであっても良い。)を用い、次の
ような組み合わせで反応させて得られたものである。
【0016】 (1) シリコーン変性ポリオールとイソシアネート (2) ポリオールとシリコーン変性イソシアネート (3) シリコーン変性ポリオールとシリコーン変性イ
ソシアネート ここでシリコーン変性に用いる有機珪素化合物として
は、ポリオルガノシロキサンであって、少なくとも1個
の活性水素基又はアルコキシ基を有するポリオルガノシ
ロキサンで主鎖がポリジメチルシロキサンであるものが
好ましい。好ましい有機珪素化合物としては、次のよう
なものが挙げられる。 (1) 下記構造式[I]で示されるような、末端が活性水
素であり、主鎖がポリジメチルシロキサンである変性シ
リコーンオイル (2) 下記構造式[II]で示されるような、側鎖が活性
水素であり、主鎖がポリジメチルシロキサンである変性
シリコーンオイル (3) 下記構造式[III]で示されるような、アルコキシ
基を持つシリコーンオイル (4) 下記構造式[IV]で示されるような、アルコキシ
シラン化合物
【0017】
【化1】
【0018】特に、ポリオールのシリコーン変性には上
記(3),(4)等を用いるのが好ましく、イソシアネートの
シリコーン変性には上記(1),(2)等を用いるのが好まし
い。
【0019】これらの有機珪素化合物は1種を単独で用
いても2種以上を併用して用いても良い。
【0020】なお、ポリオール及びイソシアネートとし
ては、通常のウレタン系塗料に使用されるものを用いる
ことができ、例えば、次のようなものが例示される。
【0021】〔ポリオール〕脂肪族、脂環族、脂肪芳香
族多価アルコール。具体的には、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、シクロ
ヘキサンジメタノール、グリセロール、トリメチロール
プロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトー
ル、ソルビトール等。またこれらのアルコールを開始剤
としてオキシラン基を有する炭化水素基、即ちエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド等で変性したポリマ
ー(ポリエーテル)ポリオール、及びアルキルアミン、
アルカノールアミンを開始剤としてオキシラン基を有す
る炭化水素で変性したアミルポリマーポリオール、オキ
シラン基を含有するエポキシ樹脂やエポキシ化油を水又
はアルカノールアミンにて開環させたポリマーポリオー
ル。その他、上記アルコールを開始剤としてε−カプロ
ラクトンのラクトン類を開環重合反応させて得られるラ
クトンポリオール、上記多価アルコールと公知の1種又
はそれ以上の多価カルボン酸、例えば、シュウ酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバチン酸、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、シクロヘキサンジカルボン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸又はこれら
の酸無水物と反応させて得られるポリエステルポリオー
ル等、及び公知の油、ヒマシ油、又は各種脂肪酸を用
い、多価アルコールとのエステル交換又はエステル化と
前記多塩基酸とのエステル化により合成されるアルキド
ポリオール等。
【0022】ポリオールとしては、いずれも分子内に水
酸基を2個以上有するものが好ましい。
【0023】〔イソシアネート〕脂肪族系、脂環族系、
脂肪芳香族系の各ポリイソシアネート。脂肪族系のポリ
イソシアネートとしては、1,6−ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネー
ト、2,2,4−又は2,4,4−トリメチルヘキサメ
チレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアネートメ
チルカプロエート(リジンイソシアネート)等が挙げら
れ、脂肪族ポリイソシアネートとしては、1,3−又は
1,4−ジイソシアネートシクロヘキサン、1,3−又
は1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサ
ン、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネ
ート、イソプロピリジル−ビス(4−シクロヘキシルイ
ソシアネート)、3−イソシアネートメチル−3,5,
5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(イソホ
ロンジイソシアネート)、ノルボルネンジイソシアネー
ト等が挙げられ、脂肪芳香族系としては、キシリレンジ
イソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネ
ート、4,4’−ビス(イソシアネートメチル)ジフェ
ニルメタン等が挙げられる。その他、上記ジイソシアネ
ートとポリオールとの付加反応化合物、及びジイソシア
ネートとビュレット又はイソシアヌレート環構造を有す
る三量体化合物、多量体化合物等が挙げられる。
【0024】上記ポリオールと有機珪素化合物との反応
でシリコーン変性ポリオールを製造するには、例えば、
次のようにして反応を行えば良い。 HO−(ポリオール)−OH+CHO−(有機珪素化
合物)→HO−(ポリオール)−O−(有機珪素化合
物)+CHOH
【0025】また、上記イソシアネートと有機珪素化合
物との反応でシリコーン変性イソシアネートを製造する
には、例えば、次のようにして反応を行えば良い。 NCO−(イソシアネート)−NCO+HN−(有機
珪素化合物)→NCO−(イソシアネート)−NHCO
NH−(有機珪素化合物)
【0026】本発明の木質仕上材用塗料により塗膜を形
成するには、例えば、次のような組成のA液とB液とを
混合して常法に従って木質仕上材の表面に塗布して乾燥
すれば良い。なお、溶剤としては、シンナー、酢酸エチ
ルなどを用いることができる。 〔A液(重量部)〕 ポリオール又はシリコーン変性ポリオール:100 溶剤:0〜500 〔B液(重量部)〕 イソシアネート又はシリコーン変性イソシアネート:1
00 溶剤:0〜500 (上記イソシアネートはポリイソシアネートプレポリマ
ーであっても良い。) なお、ポリオールについてもイソシアネートについて
も、その少なくとも一部がシリコーン変性されているも
のであっても良く、全部がシリコーン変性されているも
のであっても良い。
【0027】上記A液及びB液のうちの一方又は双方に
は、必要に応じて触媒、顔料、その他の添加剤が適宜配
合される。
【0028】触媒としては、有機金属化合物が挙げら
れ、特に有機錫化合物や有機チタン化合物が好ましい。
有機錫化合物、有機チタン化合物としては、例えばジブ
チルチンジラウレート、ジブチルチンジオクトエート、
ジブチルチンジアセテート、テトライソプロピルチタネ
ート等が挙げられる。特にジブチルチンジラウレート、
ジブチルチンジアセテートが好ましい。
【0029】また、顔料としては、酸化チタン、ベンガ
ラ、黄鉛、亜鉛華、カーボンブラック、フタロシアニン
ブルー等の有機又は無機系の着色顔料、鉛丹、鉛酸カル
シウム、クロム酸亜鉛、塩基性クロム酸鉛、モリブデン
酸亜鉛等の防錆顔料、シリカ、パライト、炭酸カルシウ
ム、クレー、タルク、マイカ等の体質顔料等を挙げるこ
とができる。その他の添加剤としては、各種の平滑剤、
吸湿剤、抗菌剤、防かび剤、シラン又はチタン系カップ
リング剤等を挙げることができる。
【0030】上記A液とB液とは、NCO/OH比が
0.5〜1.5となるように反応させるのが好ましい。
【0031】本発明におけるベースポリマーのシリコー
ン変性ウレタン樹脂は上記のように塗工の前にポリオー
ル成分とイソシアネート成分を混合し、硬化させる2液
タイプのものでも良いが、製造の段階でポリオール成分
とイソシアネート成分を反応させ、ウレタン構造を形成
した1液タイプのものでも良い。ただし、1液タイプの
ものは塗工後、紫外線硬化又は電子線硬化が必要なた
め、シリコーン変性ウレタン樹脂の分子構造に2重結合
を含むことが必要で、シリコーン変性ウレタン樹脂が主
鎖末端及び/又は側鎖末端に下記のようなアクリロキシ
基及び/又はメタクリロキシ基を持つことが好ましい。
この場合のシリコーン変性ウレタン樹脂の構造は下記構
造式(V)のようなアクリル化ポリウレタン構造であるこ
とが好ましい。
【0032】
【化2】
【0033】
【化3】
【0034】なお、本発明において、形成される塗膜に
良好な撥水性を付与する点から、ベースポリマーとして
のシリコーン変性ウレタン樹脂中のシリコーン残基の含
有量で表した変性割合は0.1〜50重量%であること
が好ましい。この割合が0.1重量%未満では十分な撥
水性が得られず、50重量%を超えると下地との接着性
が悪くなる。
【0035】このような本発明の木質仕上材用塗料の塗
布方法としては、特に制限はなく、ローラー塗膜、刷毛
塗り、エアスプレー、エアレススプレー等による塗布方
法を用いることができる。
【0036】このようにして形成される塗膜の厚さは、
乾燥後の厚さで1〜100μm程度であることが好まし
い。この厚さが1μm未満では、十分な撥水性が得られ
ず、100μmを超えるとロービングなどの外観不良が
発生する。
【0037】なお、この撥水性塗膜の形成に先立って、
下塗り用の塗料で木質仕上材表面に下地膜を形成しても
良い。また、形成した下地膜を更に研磨して粗面化処理
を行っても良い。このような下地処理を行うことによ
り、撥水性塗膜の密着強度を高めることができる。この
場合、下塗り用の塗料としては、ウレタン、エポキシ、
ポリエステル、不飽和ポリエステル等を用いることがで
きる。
【0038】次に、図1に示される木質仕上材4の構成
を詳細に説明する。
【0039】木質仕上材4の台板1としては、樹脂の含
浸を可能とする材質、例えば合板、木質系繊維ボード、
パーティクルボード、ウエハーボード、或いはこれらの
複合板が好適に使用される。
【0040】樹脂含浸シート2は、紙、織布、不織布等
からなるシート基材に、熱硬化性樹脂を含浸させたもの
であり、シート基材としての紙としては、石膏ボード
紙、クラフト紙、レーヨン紙等が好適に使用できる。織
布としては、有機繊維の織物、ガラス繊維、炭素繊維、
無機ウィスカー、ロックファイバー、ロックウール等の
無機繊維の織物、アモルファス金属繊維等の織物が好適
に使用できる。不織布としては、ガラス繊維、綿、レー
ヨン等の原料繊維を接着もしくは絡み合わせ或いはその
双方を用いて機械的・化学的・加熱的もしくは溶媒を用
いる方法、或いはそれらの組み合わせによって作られた
シート状のものが使用できる。不織布としては、特に3
〜50mmにカットされた繊維を湿式抄紙若しくは乾式
不織布製造法によりマット化したものをバインダー樹脂
で結合したものが使用に好適である。ここで繊維原料と
しては、ガラス繊維単独、若しくはガラス繊維と他の繊
維、例えば、アルミナ繊維、アルミナシリカ繊維、炭素
繊維、金属繊維等の無機系繊維や、アラミド繊維、レー
ヨン繊維、ビニロン繊維、ナイロン繊維、ポリエステル
繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維等の有機
系繊維等の単独もしくは複数種を混合して用いることが
できる。
【0041】シート基材としての不織布の強度や樹脂の
含浸性等を考慮した場合、繊維原料としてはガラス繊維
を用いるのが好適である。
【0042】更に、含浸性、脱泡性、シート基材強度、
ハンドリング、成形品の耐傷付き性の点から、不織布の
坪量は10〜1000g/mであることが好ましく、
より好ましい坪量は50〜250g/mである。坪量
が10g/mより少ないと、耐傷付き性が発現し難
く、1000g/mより多いと含浸が困難となる。こ
れらの繊維は3mm以下の短繊維では補強効果が低く、
一方50mmを超える長繊維では均一シート化が困難で
あり、結果として優れた補強効果が得られない。また、
3〜15mmの短繊維が全繊維中20〜100%である
ことが、強度(補強性)、不織布の均一性の観点からは
好ましい。短繊維の割合が20%より少ないと均一な不
織布が得られない。これら繊維材料の他に短繊維のセル
ロースパルプ等を混合することは差し支えない。また、
ガラス繊維を用いる場合は、繊維表面をシランカップリ
ング剤でコートしておくことにより、補強効果を高める
ことができる。
【0043】シート基材に含浸させる熱硬化性樹脂とし
ては、好ましくはフェノール類とアルデヒド類との反応
により得られるフェノール樹脂、末端に反応性のエポキ
シ基を持つオリゴマーに硬化剤を添加して得られるエポ
キシ樹脂、熱硬化エチレン酢酸ビニル共重合体、不飽和
ポリエステル樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ウレタ
ン樹脂、尿素樹脂、DAP(ジアリールフタレート)樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂等が例示できる。これらの
樹脂は単独で或いは複数種混合されて主として含浸によ
りシート基材と複合化される。
【0044】含浸に用いる樹脂液は、水溶液、溶剤ワニ
ス、エマルジョン等のいずれでも良く、固形樹脂粉末を
散布する方法でも良い。この中でもコスト、安全性の点
から水、アルコール等に溶解もしくは分散させたものを
用いることが好ましい。アルコールを用いる場合、沸点
が低く乾燥し易いことから、メタノールが好適である。
【0045】含浸用の樹脂液には、更に、各種の充填
剤、例えばステアリン酸鉛、ジブチル錫ジラウレート、
カーボンブラック、炭酸カルシウム、チタンホワイト、
雲母、ガラス球、水酸化アルミニウム、酸化アンチモ
ン、トリ(2,3−ジブロモプロピル)ホスフェート、
脂肪族スルホン酸塩、高級アルコール酸エステル等、熱
安定剤、強化剤、難燃剤、帯電防止剤等を配合して用い
ても良い。
【0046】また、熱硬化性樹脂としてフェノール樹脂
を用いた場合、フェノール樹脂製造用の触媒としては、
アルキルアミン、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸
化バリウム等を用いるのが好ましい。特に、アルキルア
ミン、アンモニアについては他のものに比べ分子量も大
きく、分子構造上、水和性が低いので貼り合わせ後の耐
水性が飛躍的に向上する利点がある。
【0047】特に、フェノール樹脂は、固形分20〜8
0重量%となるように水又は有機溶媒などの溶媒に溶解
もしくは分散して用いることが含浸の容易さの点から好
ましい。固形分が20重量%未満であると必要量含浸す
ることが困難となり、80重量%より多いと粘度上昇に
より含浸が困難となる。
【0048】フェノール樹脂を溶解もしくは分解させる
有機溶媒としては、フェノール樹脂を溶解する能力が高
いことから、メタノール、エタノール等の低級アルコー
ル、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、トル
エン、キシレン等が挙げられ、これらの1種を単独で或
いは2種以上を混合して使用することができる。特に乾
燥の容易さを考慮して、沸点の低い低級アルコール類、
特にメタノールが好適に用いられる。
【0049】このフェノール樹脂としては、特に、プリ
プレグ状態におけるフロー率が2〜50%、とりわけ5
〜20%であるものが好ましい。フロー率が50%を超
えると、プレス時に脇から樹脂がはみ出してしまうため
十分な耐傷付き性を発現しない。フロー率が2%未満で
は、シート基材と樹脂との複合化が不十分となり、プレ
ス時の化粧材3表面への染み出しが少なくなるため十分
な耐傷付き性を発現しない。なお、プリプレグ状態にお
けるフェノール樹脂のフロー率は、直径5cmのプリプ
レグシートを10枚重ね、所定条件(圧力3900kP
a,温度150℃)でプレスしたときのはみ出した樹脂
の割合((はみ出した樹脂/全樹脂)×100)であ
る。
【0050】また、このフェノール樹脂の粘度は、25
℃の温度下において0.01〜5Pa・sであることが
好ましい。粘度が0.01Pa・s未満であると、耐傷
付き性発現に十分な量を含浸させることができず、また
プレス時に脇から樹脂がはみ出してしまうために十分な
耐傷付き性を発現できない。粘度が5Pa・sを超える
と、樹脂の均一な含浸が困難となり、またプレス時の化
粧材3表面への染み出しが少なくなるため十分な耐傷付
き性を発現しない。
【0051】熱硬化性樹脂として使用するフェノール樹
脂は、シート基材に、固形分50〜500g/m、特
に150〜350g/mとなるように含浸させること
が好ましい。この含浸量が50g/m未満では十分な
耐傷付き性を発現し難く、500g/mを超えると硬
化に時間がかかり、端部からのはみ出し等外観上も問題
がある。
【0052】シート基材への樹脂の含浸は、例えば、ロ
ーラから送り出したシート基材をフェノール樹脂溶液中
へディッピングすることにより行うことができ、その後
一定条件下で乾燥させてプリプレグ状態の樹脂含浸シー
ト2とすれば良い。
【0053】なお、樹脂含浸シート2としては紙、織
布、不織布のいずれか1つをシート基材としてこれに熱
硬化性樹脂を含浸させたものを単独で用いたものに何ら
限定されず、例えばこれを複数枚用いたり、これに紙を
貼り合わせたものを用いても良い。例えば、未硬化のフ
ェノール樹脂をガラス不織布に含浸させ、これに紙を貼
り合わせたものを用いた場合には、全体の強度や寸法安
定性が飛躍的に向上する。
【0054】本発明において、シート基材に含浸させる
熱硬化性樹脂は含浸後半硬化状態、すなわちプリプレグ
状態であることが望ましく、このプリプレグ状態の樹脂
含浸シート2を台板1上に重ね、この樹脂含浸シート2
上に化粧材3を重ね合わせ、これらを熱プレスすれば、
これらを互いに強固に接着することができる。プリプレ
グは、繊維補強材と熱硬化性樹脂、その他必要に応じ熱
可塑性樹脂、着色剤、硬化触媒等を混和してなる強化プ
ラスチックの、接着性と成形性の能力を残した硬化終了
前の半硬化状態の成形素材であり、好ましいゲルタイム
は150℃の設定温度において30〜800秒である。
【0055】シート基材に含浸させた熱硬化性樹脂を、
含浸後半半硬化状態にするための乾燥条件として、樹脂
含浸シート2の乾燥後の溶媒含有率(樹脂含浸シート2
に対する樹脂含浸シート中の溶媒の割合)の下限を0重
量%、好ましくは3重量%以上、さらに好ましくは5重
量%以上、上限を15重量%以下、より好ましくは10
重量%以下とする条件である。この溶媒含有率が15重
量%以下でない場合は、シート同士でブロッキングを起
こす。
【0056】なお、フェノール樹脂をメタノールに溶解
ないし分散させたものを含浸させた場合の乾燥時間と温
度との関係は表1に示す通りであり、また、フェノール
樹脂を水に溶解ないし分散させたものを含浸させた場合
の乾燥時間と温度との関係は表2に示す通りである。
【0057】表中、○はでき上がりのプリプレグシート
の状態が使用可能、△は使用するにあたりあまり好まし
くない、×は使用不可能を示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】上記表1,2からもわかるように、メタノ
ール等の有機溶媒や水に溶解又は分散させたフェノール
樹脂液を使用した場合、80〜120℃の温度、乾燥時
間3〜30分で好ましい半硬化状態のシートを得ること
ができる。
【0061】この樹脂含浸シート2の引張強度として
は、十分な耐傷付き性発現のためには、破断強度10×
105Pa以上であることが好ましい。この強度が10
×105Pa未満では十分な耐傷付き性が発現しない。
この破断強度は、JIS K 7054に準じ、プリプ
レグ状態の樹脂含浸シート2を2枚の離型紙間に挟み、
熱プレス条件(例えば150℃、5分、10×105
aの条件)下で熱プレスして樹脂を硬化させた後のもの
について測定した値である。
【0062】化粧材3としては化粧張り用の木の薄板や
予め模様等が印刷されたり、凹凸加工が施された紙等が
好適に使用でき、厚みは1mm以下が好ましい。化粧材
3の材質も樹脂の含浸を可能とするものが選ばれる。
【0063】図1に示される木質仕上材4は、上述のよ
うな台板1と化粧材3との間に樹脂含浸シート2を介し
て積層したものを熱プレスすることにより製造される。
【0064】台板1、樹脂含浸シート2、化粧材3のプ
レス条件としては、温度130〜180℃が好ましく、
特に140〜160℃が好ましい。プレス温度が130
℃より低いと樹脂の硬化が十分でなく、耐傷付き性が発
現できず、180℃より高いと樹脂の硬化が速すぎて台
板1や化粧材3との接着が不十分となり、また台板1の
反りも大きくなってしまい、好ましくない。また、圧力
としては、1〜20×105Paが好ましく、特に5〜
15×105Paが好ましい。プレス圧力が1×105
aより低いと樹脂の化粧材3への浸み出しが十分でない
ために耐傷付き性が低くなり、20×105Paより大
きいと台板の反りが大きくなる等の不都合が生ずる。ま
た、プレス時間としては、2.5〜20分間が好まし
く、特に3〜12.5分が好ましい。プレス時間が2.
5分より短いと樹脂の硬化が十分ではなく、耐傷付き性
が低下し、20分より長いと樹脂の劣化が生じて耐傷付
き性も低下し、また、台板1の反りも大きくなる。
【0065】なお、本発明において、木質仕上材用塗料
を塗布する木質仕上材としては、図1に示す木質仕上材
4に何ら限定されるものではなく、その他、WPC(木
材プラスチック複合材料)加工したフロア材やナラ単板
を表面材とした天然木化粧合板等にも好適に適用するこ
とができ、木質仕上材用塗料の良好な撥水性により、著
しく優れた耐汚染性、耐傷付き性、耐久性の改善効果を
得ることができる。
【0066】このような本発明の表面塗装木質仕上材
は、床、壁、天井などの表面仕上材、或いは柱や家具、
システムキッチン及びキャビネットなどの化粧材、自動
車の内装材、更には各種造作の表面材などとして使用さ
れる木質仕上げ材等、各種の木質仕上材に適用可能であ
るが、特に、汚れや傷が付き難く、しかも耐久性の向上
が要求されている建物の床材用木質仕上材として有効で
ある。
【0067】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
【0068】なお、以下の実施例及び比較例において、
木質仕上材としては、次のようにして製造したものを用
いた。
【0069】〔木質仕上材〕台板1として12mm厚さ
の合板を用い、化粧材3として0.3mm厚さのナラ単
板を用い、これらの間に、樹脂含浸シート2を介して積
層し、プレス温度150℃、圧力6.8×105Pa、
プレス時間5分で加熱圧着して木質仕上材を製造した。
【0070】なお、用いた樹脂含浸シート2は、繊維径
10μmのガラス短繊維とからなる坪量105g/m
のガラス不織布に、固形分40重量%の水分散系フェノ
ール樹脂(25℃の粘度2Pa・s)を含浸させて樹脂
固形分180g/mのものを得、含浸後105℃で1
0分間乾燥させて半硬化のシート2としたものである。
このときのフロー率は17%であり、水分含有量は7重
量%であった。また、このシート2について、JIS
K 7054に準じて測定した引張破断強度は10.5
×107Paであった。
【0071】実施例1 まず、木質仕上材の表面に下塗り用の塗料(ウレタン樹
脂)をスプレー塗布し、16時間乾燥させて厚さ40μ
mの下地膜を形成した。次に、この表面を#320の研
磨紙で研磨した後、表3に示すポリオールを含むA液と
表3に示すイソシアネートを含むB液とシンナーとを混
合してなる、表3に示すウレタン樹脂をベースポリマー
とする塗料をスプレー塗布し、16時間乾燥させて厚さ
30μmの撥水性塗膜を形成した。
【0072】このようにして塗膜を形成した各試料につ
いて、表面の水の接触角を測定し、結果を表3に示し
た。水の接触角は協和界面科学製接触角測定装置によっ
て測定し、3回の測定結果の平均値を記した。また、油
性のマジックインクを表面に塗布、乾燥後、拭き取るマ
ジックインキ拭き取りテストを行い、結果を表3に併記
した。
【0073】比較例1 実施例1において、ウレタン系塗料の代りにポリエステ
ル系のUV硬化型塗料を塗布したこと以外は同様にして
試料を作製し、同様に表面の水の接触角の測定及びマジ
ックインキ拭き取りテストを行って結果を表3に示し
た。
【0074】実施例2 実施例1と同様な木質仕上材に表3に示すシリコーン変
性ウレタンアクリレート樹脂をベースポリマーとする塗
料と酢酸エチル、開始剤との混合物をロールコーターに
より塗装し、紫外線硬化して厚さ35μmの撥水性皮膜
を形成した。この試料について、実施例1と同様に表面
の水の接触角の測定及びマジックインキ拭き取りテスト
を行って結果を表3に示した。
【0075】
【表3】
【0076】表3より明らかなように、シリコーン変性
ウレタン樹脂をベースポリマーとする塗料で形成された
塗膜(実施例1,2)は、表面の水の接触角が90゜以
上となっており、十分な撥水性を示しているため、マジ
ックインキを簡単に拭き取ることができ、また、傷も付
き難い。これに対してシリコーン変性されていないUV
硬化樹脂をベースポリマーとする塗料で形成された塗膜
(比較例1)では、水の接触角は90゜未満であり、マ
ジックインキを簡単に拭き取ることはできない。
【0077】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、汚
れが付き難く、また、汚れが付いた場合でも容易に拭き
取り易く、しかも傷の付き難い、耐久性に優れた木質仕
上材が安価に提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面塗装木質仕上材の実施の形態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 台板 2 樹脂含浸シート 3 化粧材 4 木質仕上材 5 撥水性塗膜
フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 AA01 CA03 CA04 CA05 CB02 CB03 CB04 CB05 CB07 CC01 CC03 CC08 CC23 CD15 DA01 DB03 DD11 DG02 DG23 DG32 DM13 HA01 HA07 HA11 HB16 HC01 HC12 HC22 QB11 QB13 RA07 4J038 DG091 DG181 DG201 DG291 FA281 PA17 PB05 PB07 PC08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースポリマーとしてシリコーン変性ウ
    レタン樹脂を含む塗料であって、該シリコーン変性ウレ
    タン樹脂は、ウレタン樹脂を構成するイソシアネートと
    ポリオールとの少なくとも一方がシリコーン変性されて
    いるウレタン樹脂であることを特徴とする木質仕上材用
    塗料。
  2. 【請求項2】 請求項1において、シリコーン変性ウレ
    タン樹脂が分子構造に2重結合を含み、紫外線硬化又は
    電子線硬化可能であることを特徴とする木質仕上材用塗
    料。
  3. 【請求項3】 請求項2において、シリコーン変性ウレ
    タン樹脂が主鎖末端及び/又は側鎖末端にアクリロキシ
    基及び/又はメタクリロキシ基を有することを特徴とす
    る木質仕上材用塗料。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、ウレタン樹脂を構成するポリオールが、有機珪素化
    合物とポリオールとを反応させて得られたシリコーン変
    性ポリオールであることを特徴とする木質仕上材用塗
    料。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、ウレタン樹脂を構成するイソシアネートが有機珪素
    化合物とイソシアネートとを反応させて得られたシリコ
    ーン変性イソシアネート又はシリコーン変性ポリイソシ
    アネートプレポリマーであることを特徴とする木質仕上
    材用塗料。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、該有機珪素化
    合物が、ポリオルガノシロキサンであることを特徴とす
    る木質仕上材用塗料。
  7. 【請求項7】 請求項6において、該ポリオルガノシロ
    キサンは少なくとも1個の活性水素基又はアルコキシ基
    を有することを特徴とする木質仕上材用塗料。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において、該ポリオルガ
    ノシロキサンの主鎖がポリジメチルシロキサンであるこ
    とを特徴とする木質仕上材用塗料。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項におい
    て、シリコーン変性ウレタン樹脂中のシリコーン残基の
    含有量で表した変性割合が0.1〜50重量%であるこ
    とを特徴とする木質仕上材用塗料。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1項に記
    載の木質仕上材用塗料を最表面に塗布してなる表面塗装
    木質仕上材。
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