JP2001122482A - ロール状記録媒体支持装置 - Google Patents

ロール状記録媒体支持装置

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JP2001122482A
JP2001122482A JP29746599A JP29746599A JP2001122482A JP 2001122482 A JP2001122482 A JP 2001122482A JP 29746599 A JP29746599 A JP 29746599A JP 29746599 A JP29746599 A JP 29746599A JP 2001122482 A JP2001122482 A JP 2001122482A
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Hisaya Tanda
久也 反田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロール状記録媒体を交換する際にロール状記録
媒体を傷付けたり汚したりせずに済むロール状記録媒体
支持装置を提供する。 【解決手段】ロール状記録媒体20が巻き付いた芯22
の中空部22aに嵌め込まれる保持部70の軸64に支
持棒80を形成した。この支持棒80は芯22の中空部
22aに差し込まれるが、保持部70が中空部22aに
嵌め込まれているときは芯22には接触しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状の芯にロー
ル状に巻かれた記録媒体を回転自在に支持するロール状
記録媒体支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像形成装置で使用される記
録紙などの記録媒体として、ロール状に巻かれたもの
(ロール状記録媒体)が広く使用されている。このロー
ル状記録媒体は、通常、ロール状記録媒体保持装置と呼
ばれる装置に保持されてその一端から引き出されながら
使用される。このロール状記録媒体保持装置について図
5から図7までを参照して説明する。
【0003】図5は、画像形成装置に備えられたロール
状記録媒体保持装置を示す斜視図である。図6は、図5
のロール状記録媒体保持装置を示す正面図である。図7
(a)は、ロール状記録媒体の端部に接する側から見た
ロール状記録媒体保持装置であり、(b)は、(a)の
A−A断面図である。
【0004】ロール状記録媒体保持装置10は、記録紙
などの記録媒体がロール状に巻かれたロール状記録媒体
20を保持するものである。また、ロール状記録媒体2
0は円筒状の芯22にロール状に巻かれている。
【0005】ロール状記録媒体保持装置10は、ロール
状記録媒体20の長手方向両端部それぞれを回転自在に
保持する2つの保持具30,40を有している。2つの
保持具30,40のうち一方の保持具30は、プロッタ
12に形成された溝14を矢印B方向に自在に移動し、
図6に示すように、ロール状記録媒体20のサイズに合
う位置でストッパ31で固定される。また、保持具40
は、プロッタ12の本体に固定されたままであり動かせ
ない。
【0006】保持具30は、プロッタ12に引っ掛けら
れたL字状の支持板32と、この支持板32の中央部か
ら保持具40に向けて突出した軸34と、この軸34を
中心軸として回転する円柱状のコロ36などから構成さ
れている。コロ36が軸34から抜け落ちないように、
コロ36はストッパ38で軸34に固定されている。
【0007】コロ36の外周面からは、ほぼ等距離離れ
た位置に4つのリブ36aが立上っている。4つのリブ
36aは芯22の中空部に緩く挿入される。これによ
り、ロール状記録媒体20はコロ36と共に回転する。
また、コロ36の外周面のうち支持板32に近い部分に
は、ロール状記録媒体20の端面20aが突き当たる円
板状の紙端規制板39が形成されている。なお、保持具
40も、保持具30と同様の構成であり、支持板42、
軸44、コロ46、ストッパ48、紙端規制板49など
から構成されている。
【0008】ロール状記録媒体保持装置10に保持され
ているロール状記録媒体20を取り外して交換する様子
を図8を参照して説明する。
【0009】図8は、ロール状記録媒体保持装置の保持
具の一つから外れたロール状記録媒体を示す模式図であ
る。この図では、図5から図7に示す構成要素と同一の
構成要素には同一の符号が付されている。
【0010】ロール状記録媒体保持装置10に保持され
ているロール状記録媒体20を取り外して交換する際
は、保持具30を保持具40から離す方向に移動させ
る。このように保持具30を移動させると、通常、保持
具40が芯22から外れ、図8に示すように、ロール状
記録媒体20が自重で落下し始める。このため、ロール
状記録媒体20を交換する際には、作業者は、ロール状
記録媒体20の端面20bの近傍を片手で支えると共
に、保持具30をもう片方の手で移動させる必要があ
る。
【0011】この場合、ロール状記録媒体20がほとん
ど使用され終ってほぼ芯22だけの状態のときや、ロー
ル状記録媒体20のサイズがA3サイズ以下の小サイズ
のときなどは、作業者が支える重量が軽いので、交換作
業は比較的容易なものとなる。
【0012】一方、ロール状記録媒体20がほとんど使
用されていないときや、A0サイズ以上の大サイズのと
きなどは、作業者が支える重量が重いので次のような問
題がある。
【0013】作業者がロール状記録媒体20を支える力
が弱かったり、支える位置が適切でなかったりした場合
は、作業者がロール状記録媒体20を支え切れずにロー
ル状記録媒体20が自重で落下する。この場合、作業者
が怪我をするおそれや、ロール状記録媒体20の表面が
変形や汚れたりするおそれがある。また、保持具30,
40も破損したりプロッタ12も破損したりするおそれ
がある。
【0014】このような問題を解決する従来の対策を、
図9を参照して説明する。
【0015】図9は、自重で落下し始めたロール状記録
媒体を食い止められるロール状記録媒体保持装置の一部
を示す側面図である。この図では、図5から図8までに
示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付され
ている。
【0016】このロール状記録媒体保持装置が上述のロ
ール状記録媒体保持装置10とは異なる点は、落下する
ロール状記録媒体20の端面20bの近傍を受け止める
落下防止板52をL字状の支持板50の下端部に形成し
た点にある。
【0017】このように落下防止板52を形成しておく
ことにより、自重で落下し始めたロール状記録媒体20
の端面20bの近傍が落下防止板52で受け止められる
ので、落下したロール状記録媒体20によって作業者が
怪我をすることは無い。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9の上(新
品)に示すようにロール状記録媒体20があまり使用さ
れておらず重いときは、落下防止板52に大きな衝撃荷
重が作用する。このような場合に備えて落下防止板52
を頑丈にするために、リブ54を設けたり、支持板50
と落下防止板52の肉厚を厚くしたりする必要がある。
このため、コストが高くなり、また、肉厚の厚くなった
分だけスペースが必要になるという問題が新たに発生す
る。
【0019】また、図9の下(芯近く)に示すようにロ
ール状記録媒体20がほとんど使用され終って僅かしか
残っていないときは、ロール状記録媒体20が落下防止
板52に落下してくるまでの距離が長いので、ロール状
記録媒体20の表面が落下防止板52に激しく衝突して
この表面が損傷したり変形したりするおそれがある。
【0020】本発明は、ロール状記録媒体を交換する際
にロール状記録媒体を傷付けたり汚したりせずに済むロ
ール状記録媒体支持装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のロール状記録媒体支持装置は、円筒状の芯に
ロール状に巻かれた記録媒体を回転自在に支持するロー
ル状記録媒体支持装置において、(1)前記芯の長手方
向両端それぞれから該芯の中空部に差し込まれる2つの
保持具と、(2)該2つの保持具のうちの少なくとも一
方の保持具から前記中空部に突出した突出部材とを備え
たことを特徴とするものである。
【0022】ここで、(3)前記保持具は、(3−1)
所定位置に固定された軸と、(3−2)該軸を中心軸と
して回転するコロとを有するものであり、(4)前記突
出部材は、前記軸から突出したものであってもよい。
【0023】また、(5)前記保持具は、(5−1)所
定位置に固定された軸と、(5−2)該軸を中心軸とし
て回転するコロとを有するものであり、(6)前記突出
部材は、前記コロから突出したものであってもよい。
【0024】さらに、(7)上記のロール状記録媒体支
持装置は、画像の形成される画像形成領域に搬送される
ロール状記録媒体を保持しておくものであってもよい。
【0025】さらにまた、(8)画像の形成されたロー
ル状記録媒体を巻き取るものであってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のロ
ール状記録媒体支持装置の実施形態を説明する。
【0027】図1を参照して本発明のロール状記録媒体
支持装置の第1実施形態を説明する。
【0028】図1は、第1実施形態のロール状記録媒体
支持装置の一部と、芯に巻かれたロール状記録媒体とを
示す模式図である。
【0029】本発明のロール状記録媒体支持装置は、プ
ロッタ12(図5参照)などに給紙されるロール状記録
媒体を保持しておくロール状記録媒体保持装置としても
使用できるし、また、画像の形成されたロール状記録媒
体を巻き取るロール状記録媒体巻取装置として使用でき
る。第1実施形態では、本発明のロール状記録媒体支持
装置をロール状記録媒体保持装置として使用した例を説
明する。
【0030】ロール状記録媒体保持装置60は、記録紙
などの記録媒体がロール状に巻かれたロール状記録媒体
20を保持するものである。このロール状記録媒体20
は円筒状の芯22にロール状に巻かれている。
【0031】ロール状記録媒体保持装置60は、ロール
状記録媒体20の長手方向両端部それぞれを回転自在に
保持する2つの保持具70(もう一つの保持具は図示せ
ず)を有している。保持具70は、プロッタ12(図5
参照)の本体に固定されたままであり動かせない。図示
していないもう一方の保持具は、図5と図6で説明した
ように、プロッタ12に形成された溝14を矢印B方向
に自在に移動し、ロール状記録媒体20のサイズに合う
位置でストッパ31で固定される。
【0032】保持具70は、プロッタ12に固定された
支持板62と、この支持板62の中央部からもう一方の
保持具(図示せず)に向けて突出した円柱状の軸64
と、この軸64を中心軸として回転する円筒状のコロ6
6などから構成されている。コロ66が軸64から抜け
落ちないように、コロ66はストッパ68で軸64に固
定されている。
【0033】コロ66の外周面からは、ほぼ等距離離れ
た位置に4つのリブ66a(図では2つだけを示す)が
立上っている。4つのリブ66aは芯22の中空部に緩
く挿入される。これにより、ロール状記録媒体20はコ
ロ66と共に回転する。また、コロ66の外周面のうち
支持板62に近い部分には、ロール状記録媒体20の端
面20aが突き当たる円板状の紙端規制板69が形成さ
れている。
【0034】軸64の長手方向端面のうちもう一方の保
持具に向き合う面からは、芯22の中空部22aに向け
て支持棒80(本発明にいう突出部材の一例である)が
突出している。
【0035】支持棒80の先端から紙端規制板69まで
の距離L1は、コロ66の先端面から紙端規制板69ま
での距離L2よりも長い。即ち、L1>L2である。ま
た、軸64の回転中心からリブ66aまでの距離L3
は、軸64の回転中心から支持棒80の外周面までの距
離(支持棒80の半径)L4よりも長い。即ち、L3>
L4である。従って、コロ66が芯22の中空部22a
に差し込まれてリブ66aが芯22に接触している状態
では、支持棒80は、芯22に全く接触していない。
【0036】支持棒80は、後述するように、ロール状
記録媒体20を交換する際にロール状記録媒体20の端
面20aの近傍部分を一時的に支えるものであるが、そ
の長さL1と半径L3はこの近傍部分を一時的に支える
ために支障の無い長さであって、かつ、支えるときに変
形しにくい太さであることが好ましい。なお、2つ保持
具のうちのもう一方の保持具は、保持具70と同じ構成
でもよいし、図7に示す従来の保持具と同じ構成でもよ
い。
【0037】上記のような構造の保持具70を有するロ
ール状記録媒体保持装置60で保持しているロール状記
録媒体20を交換する際に、ロール状記録媒体20の端
面20aの近傍部分がコロ66から外れて自重で落下し
始めても、芯22の内周面が支持棒80に衝突してこの
近傍部分は支持棒80に支持されることとなる。従っ
て、ロール状記録媒体20の表面が変形したり破損した
り汚れたりすることは無い。また、支持棒80と芯22
の内周面との距離L5は、芯22に巻かれているロール
状記録媒体20の量に拘らず一定であり短い。このた
め、ロール状記録媒体20の端面20aの近傍部分が支
持棒80に衝突する際の衝撃は、ロール状記録媒体20
の量によってあまり変わらず、また、小さいので、芯2
2の変形を極力少なくできる。
【0038】図2を参照して、本発明の第2実施形態を
説明する。
【0039】図2は、第2実施形態のロール状記録媒体
支持装置の一部と、芯に巻かれたロール状記録媒体とを
示す模式図である。この図では、図1に示す構成要素と
同一の構成要素には同一の符号が付されている。
【0040】第2実施形態のロール状記録媒体支持装置
の特徴は、第1実施形態では軸64に形成した支持棒8
0に代えて、コロ66に支持棒を形成した点にある。
【0041】ロール状記録媒体保持装置90は、ロール
状記録媒体20の長手方向両端部それぞれを回転自在に
保持する2つの保持具100(もう一つの保持具は図示
せず)を有している。保持具100は、プロッタ12
(図5参照)の本体に固定されたままであり動かせな
い。図示していないもう一方の保持具は、図5と図6で
説明したように、プロッタ12に形成された溝14を矢
印B方向に自在に移動し、ロール状記録媒体20のサイ
ズに合う位置でストッパ31で固定される。
【0042】保持具100は、プロッタ12に固定され
た支持板62と、この支持板62の中央部からもう一方
の保持具(図示せず)に向けて突出した円柱状の軸10
4と、この軸104を中心軸として回転する円筒状のコ
ロ106などから構成されている。コロ106が軸10
4から抜け落ちないように、コロ106はストッパ10
8で軸104に固定されている。
【0043】コロ106の外周面からは、ほぼ等距離離
れた位置に4つのリブ106a(図では2つだけを示
す)が立上っている。4つのリブ106aは芯22の中
空部に緩く挿入される。これにより、ロール状記録媒体
20はコロ106と共に回転する。また、コロ106の
外周面のうち支持板62に近い部分には、ロール状記録
媒体20の端面20aが突き当たる円板状の紙端規制板
69が形成されている。コロ106の長手方向端面のう
ちもう一方の保持具に向き合う面からは、芯22の中空
部22aに向けて支持棒110(本発明にいう突出部材
の一例である)が突出している。
【0044】支持棒110の先端から紙端規制板69ま
での距離L1は、コロ106の先端面から紙端規制板6
9までの距離L2よりも長い。即ち、L1>L2であ
る。また、軸104の回転中心からリブ106aまでの
距離L3は、軸104の回転中心から支持棒110の外
周面までの距離(支持棒110の半径)L4よりも長
い。即ち、L3>L4である。従って、コロ106が芯
22の中空部22aに差し込まれてリブ106aが芯2
2に接触している状態では、支持棒110は、芯22に
全く接触していない。
【0045】支持棒110は、後述するように、ロール
状記録媒体20を交換する際にロール状記録媒体20の
端面20aの近傍部分を一時的に支えるものであるが、
その長さL1と半径L3はこの近傍部分を一時的に支え
るために支障の無い長さであって、かつ、支えるときに
変形しにくい太さであることが好ましい。なお、2つ保
持具のうちのもう一方の保持具は、保持具100と同じ
構成でもよいし、図7に示す従来の保持具と同じ構成で
もよい。
【0046】上記のような構造の保持具100を有する
ロール状記録媒体保持装置90で保持しているロール状
記録媒体20を交換する際に、ロール状記録媒体20の
端面20aの近傍部分がコロ106から外れて自重で落
下し始めても、芯22の内周面が支持棒110に衝突し
てこの近傍部分は支持棒110に支持されることとな
る。従って、ロール状記録媒体20の表面が変形したり
破損したり汚れたりすることは無い。また、支持棒11
0と芯22の内周面との距離L5は、芯22に巻かれて
いるロール状記録媒体20の量に拘らず一定であり短
い。このため、ロール状記録媒体20の端面20aの近
傍部分が支持棒110に衝突する際の衝撃は、ロール状
記録媒体20の量によってあまり変わらず、また、小さ
いので、芯22の変形を極力少なくできる。
【0047】図3を参照して、本発明の第3実施形態を
説明する。
【0048】図3は、第3実施形態のロール状記録媒体
支持装置と、芯に巻かれたロール状記録媒体とを示す模
式図である。この図では、図1に示す構成要素と同一の
構成要素には同一の符号が付されている。
【0049】第3実施形態のロール状記録媒体支持装置
120の特徴は、2つの保持具70,140とも図1の
保持具70と同じ構造にした点にある。このように、2
つの保持具70,140ともに支持棒80を形成してお
くと、ロール状記録媒体20をロール状記録媒体支持装
置120に取り付けるときに、2つの支持棒80それぞ
れにロール状記録媒体20の両端部を一時的に引っ掛け
られる。このため、ロール状記録媒体20を容易にロー
ル状記録媒体支持装置120に取り付けられる。なお、
図2に示す支持棒110を、2つの保持具それぞれのコ
ロに形成してもよい。この場合も、上記と同様の効果を
得られる。
【0050】図4を参照して、本発明の第4実施形態を
説明する。
【0051】図4は、第4実施形態のロール状記録媒体
支持装置の一部を示す模式図である。この実施形態で
は、ロール状記録媒体支持装置を、画像の形成されたロ
ール状記録媒体を巻き取る巻取装置として用いた点に特
徴がある。
【0052】ロール状記録媒体巻取装置150は、画像
の形成され終った記録紙などの記録媒体を芯22(図1
参照)にロール状に巻き取るものである。
【0053】ロール状記録媒体巻取装置150は、ロー
ル状記録媒体20(図1参照)の長手方向両端部それぞ
れを回転自在に保持する2つの保持具160(もう一つ
の保持具は図示せず)を有している。保持具60は、プ
ロッタ12(図5参照)の本体に固定されたままであり
動かせない。図示していないもう一方の保持具は、図5
と図6で説明したように、プロッタ12に形成された溝
14を矢印B方向に自在に移動し、ロール状記録媒体2
0のサイズに合う位置でストッパ31で固定される。
【0054】保持具160は、プロッタ12に固定され
た支持板162と、この支持板162の中央部を貫通し
てもう一方の保持具(図示せず)に向けて突出すると共
に反対の側にも突出した円柱状の軸164と、この軸1
64を中心軸として回転する円筒状のコロ166などか
ら構成されている。コロ166が軸164から抜け落ち
ないようにコロ166はストッパピン168で軸164
に固定されている。
【0055】コロ166の外周面には、巻き取り始める
ロール状記録媒体20の先端部を固定しておく固定部材
164aが形成されている。また、コロ166の外周面
のうち支持板162に近い部分には、ロール状記録媒体
20の端面20aが突き当たる円板状の紙端規制板16
9が形成されている。
【0056】軸164の長手方向端面のうちもう一方の
保持具に向き合う面からは、芯22(図1参照)の中空
部22aに向けて支持棒180(本発明にいう突出部材
の一例である)が突出している。また、軸164の両端
部のうち、支持棒180が形成されている端部とは反対
の側の端部には、ギア170が固定されている。このギ
ア170はギア172などを介してモータ174に連結
されており、モータ174が回転し始めると軸164が
回転してロール状記録媒体を巻き取り始めるように構成
されている。
【0057】支持棒180の先端から紙端規制板169
までの距離L1は、コロ166の先端面から紙端規制板
169までの距離L2よりも長い。即ち、L1>L2で
ある。また、軸164の回転中心からコロ166の外周
面までの距離L3は、軸164の回転中心から支持棒1
80の外周面までの距離(支持棒180の半径)L4よ
りも長い。即ち、L3>L4である。従って、コロ16
6が芯22の中空部22aに差し込まれてコロ166の
外周面が芯22に接触している状態では、支持棒180
は、芯22に全く接触していない。
【0058】支持棒180は、画像の形成され終ったロ
ール状記録媒体20を取り外す際にロール状記録媒体2
0の端面20aの近傍部分を一時的に支えるものである
が、その長さL1と半径L3はこの近傍部分を一時的に
支えるために支障の無い長さであって、かつ、支えると
きに変形しにくい太さであることが好ましい。なお、2
つ保持具のうちのもう一方の保持具は、保持具160と
同じ構成でもよいし、図7に示す従来の保持具と同じ構
成でもよい。
【0059】上記のような構造の保持具160を有する
ロール状記録媒体巻取装置150で巻き取ったロール状
記録媒体20を取り外す際に、ロール状記録媒体20の
端面20aの近傍部分がコロ166から外れて自重で落
下し始めても、芯22の内周面が支持棒180に衝突し
てこの近傍部分は支持棒180に支持されることとな
る。従って、ロール状記録媒体20の表面が変形したり
破損したり汚れたりすることは無い。また、支持棒18
0と芯22の内周面との距離L5は、芯22に巻かれて
いるロール状記録媒体20の量に拘らず一定であり短
い。このため、ロール状記録媒体20の端面20aの近
傍部分が支持棒180に衝突する際の衝撃は、ロール状
記録媒体20の量によってあまり変わらず、また、小さ
いので、芯22の変形を極力少なくできる。
【0060】なお、ロール状記録媒体巻取装置150で
は画像の形成され終ったロール状記録媒体を巻き取るの
で、取り外されるロール状記録媒体20の重さは、一般
に、例えば図1に示すロール状記録媒体保持装置60の
場合よりも重い。従って、ロール状記録媒体20の落下
防止は安全対策として重要であり、支持棒180は重要
な働きをする。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明のロール状記
録媒体支持装置によれば、ロール状に巻かれた記録媒体
をロール状記録媒体支持装置から取り外す際に、保持具
から芯が外れてこの芯と共に記録媒体が自重で落下する
ことがある。この場合、突出部材が芯の中空部に突出し
ているので、この中空部の内壁が突出部材に引っ掛かっ
て記録媒体の落下が止められる。従って、ロール状記録
媒体を取り外している作業者に記録媒体が落下しない。
また、中空部の内壁が突出部材に引っ掛かるので記録媒
体には保持具が接触せず、記録媒体が傷付いたり汚れた
りしない。
【0062】ここで、前記保持具は、所定位置に固定さ
れた軸と、該軸を中心軸として回転するコロとを有する
ものであり、かつ、前記突出部材は、前記軸から突出し
たものである場合は、軸から突出部材を突出すればよい
ので、簡易な構成のロール状記録媒体支持装置を得られ
る。
【0063】また、前記保持具は、所定位置に固定され
た軸と、該軸を中心軸として回転するコロとを有するも
のであり、かつ、前記突出部材は、前記コロから突出し
たものである場合は、コロから突出部材を突出すればよ
いので、簡易な構成のロール状記録媒体支持装置を得ら
れる。
【0064】さらに、上記のロール状記録媒体支持装置
が、画像の形成される画像形成領域に搬送されるロール
状記録媒体を保持しておくものである場合は、使い勝手
の良いロール状記録媒体保持装置として使用できる。
【0065】さらにまた、上記のロール状記録媒体支持
装置が、画像の形成されたロール状記録媒体を巻き取る
ものである場合は、画像の形成されたロール状記録媒体
が多量に巻き取られて重くなっても安全に取り外せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のロール状記録媒体支持
装置の一部と、芯に巻かれたロール状記録媒体とを示す
模式図である。
【図2】本発明の第2実施形態のロール状記録媒体支持
装置の一部と、芯に巻かれたロール状記録媒体とを示す
模式図である。
【図3】本発明の第3実施形態のロール状記録媒体支持
装置と、芯に巻かれたロール状記録媒体とを示す模式図
である。
【図4】本発明の第4実施形態のロール状記録媒体支持
装置の一部を示す模式図である。
【図5】画像形成装置に備えられたロール状記録媒体保
持装置を示す斜視図である。
【図6】図5のロール状記録媒体保持装置を示す正面図
である。
【図7】(a)は、ロール状記録媒体の端部に接する側
から見たロール状記録媒体保持装置であり、(b)は、
(a)のA−A断面図である。
【図8】ロール状記録媒体保持装置の保持具の一つから
外れたロール状記録媒体を示す模式図である。
【図9】自重で落下し始めたロール状記録媒体を食い止
められるロール状記録媒体保持装置の一部を示す側面図
である。
【符号の説明】
20 ロール状記録媒体 22 芯 60,90,120 ロール状記録媒体保持装置 66,106,164 コロ 70,100,160 保持具 80,110,180 支持棒 150 ロール状記録媒体巻取装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の芯にロール状に巻かれた記録媒
    体を回転自在に支持するロール状記録媒体支持装置にお
    いて、 前記芯の長手方向両端それぞれから該芯の中空部に差し
    込まれる2つの保持具と、 該2つの保持具のうちの少なくとも一方の保持具から前
    記中空部に突出した突出部材とを備えたことを特徴とす
    るロール状記録媒体支持装置。
  2. 【請求項2】 前記保持具は、 所定位置に固定された軸と、 該軸を中心軸として回転するコロとを有するものであ
    り、 前記突出部材は、 前記軸から突出したものであることを特徴とする請求項
    1に記載のロール状記録媒体支持装置。
  3. 【請求項3】 前記保持具は、 所定位置に固定された軸と、 該軸を中心軸として回転するコロとを有するものであ
    り、 前記突出部材は、 前記コロから突出したものであることを特徴とする請求
    項1に記載のロール状記録媒体支持装置。
  4. 【請求項4】 画像の形成される画像形成領域に搬送さ
    れるロール状記録媒体を保持しておくものであることを
    特徴とする請求項1,2,又は3に記載のロール状記録
    媒体支持装置。
  5. 【請求項5】 画像の形成されたロール状記録媒体を巻
    き取るものであることを特徴とする請求項1,2,又は
    3に記載のロール状記録媒体支持装置。
JP29746599A 1999-10-19 1999-10-19 ロール状記録媒体支持装置 Withdrawn JP2001122482A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241269A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd スクリーン印刷機のクリーニング装置
CN103568600A (zh) * 2012-08-03 2014-02-12 致伸科技股份有限公司 打印机的纸卷固定装置
JP2014069326A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Brother Ind Ltd テープ印刷装置

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