JP2001122465A - 画像形成装置におけるシート部材搬送装置 - Google Patents

画像形成装置におけるシート部材搬送装置

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JP2001122465A
JP2001122465A JP30659799A JP30659799A JP2001122465A JP 2001122465 A JP2001122465 A JP 2001122465A JP 30659799 A JP30659799 A JP 30659799A JP 30659799 A JP30659799 A JP 30659799A JP 2001122465 A JP2001122465 A JP 2001122465A
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作白 田中
Keisuke Oba
圭介 大羽
Hiroyuki Tanaka
宏幸 田中
Yuji Nakayashiki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート部材に皺を発生させずに搬送し、か
つ、紙粉を完全に除去する画像形成装置の搬送装置を提
供することである。 【解決手段】 画像形成装置2におけるシート部材搬送
装置18であって、使用するシート部材Pの幅以上の搬
送幅を有する第1ローラ185と、この第1ローラ18
5に対して幅方向の一部で接触し第1ローラ185と協
働してシート部材Pを搬送する第2ローラ182と、こ
の第2ローラ182を固定支持する軸181と、第3ロ
ーラ183は少なくとも前記一部を除く部分で第1ロー
ラ185と接触するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等の画像形成装置において、シート部材上
に原稿等の画像情報を形成するために画像形成部へシー
ト部材を搬送する画像形成装置におけるシート部材搬送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート部材上に原稿等の画像情報
を形成するために画像形成部へシート部材を搬送するシ
ート部材搬送装置においては、一方が駆動ローラであ
り、他方は該駆動ローラに圧接され従動される構成であ
ってこの上下一対のローラ間にシート部材を挟持して搬
送するのが広く一般に採用されている。
【0003】図1、図2は従来の搬送ローラ対を示すも
のであり、以下、図1、図2を参照して説明する。
【0004】従来においては、搬送ローラ対300は軸
304、308に固定されたローラ302、306より
構成され、さらに軸312、ローラ310より形成され
る紙粉除去ローラを前記ローラ対の一方のローラに接触
させて配置している。そして、ローラ302、306の
幅を使用する最大のシート部材Pmaxの幅方向長さより
も長く設定しているのが一般的である。そして、紙粉除
去ローラのローラ310の幅は前記ローラ対の一方のロ
ーラ302、306と同一に構成している。
【0005】しかしながら、前記ローラ対にシート部材
Pの全域が挟持されるため、シート部材Pの種類(水分
を多く含有しているシート部材等)、雰囲気環境(梅雨
期等湿気が高い場合)によっては、シート部材Pに皺が
入り画像形成を行えない、若しくは適切な画像形成を行
うことができない等の問題が発生していた。
【0006】また、図2の如く、搬送ローラ対400は
軸404、408に固定されたローラ402、406よ
り構成され、さらに軸412、ローラ410より形成さ
れる紙粉除去ローラを前記ローラ対の一方のローラに接
触させて配置している。そして、ローラ406の幅を使
用する最大のシート部材Pmaxの幅方向長さよりも長
く、かつ、紙粉除去ローラのローラ410の幅も前記ロ
ーラ406の幅以上に構成している。そして、図1に例
示した搬送ローラ対300で発生する皺の問題を解決す
るために、搬送ローラ対400の上側ローラ402の幅
方向長さを短く設定し、シート部材Pの幅方向全域を挟
持せずに搬送するように構成したものが提案されてい
る。このような構成によると、皺の発生という問題は実
質的に解決できるのであるが、しかしながら、シート部
材Pの幅方向全域を挟持せずに搬送しているため、主に
シート部材Pのエッジ部分より発生する紙粉を十分に除
去することができずに下流側の工程である画像形成領域
へシート部材Pを搬送してしまうことになる。画像形成
領域においては、画像形成のため感光体の周囲に各種装
置、例えば、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装
置、クリーニング装置等を有しており、当該装置に紙粉
が侵入すると、画像に悪影響を及ぼす。詳述すると、現
像装置に紙粉が混入すると現像剤が凝集したり、現像ム
ラ等が発生する。クリーニング装置のクリーニングブレ
ードやブラシに紙粉が混入するとクリーニング不良が発
生する。帯電装置、転写装置のチャージワイヤに紙粉が
付着すると、当該付着部分が帯電不良となり、リークや
帯電不良のため、良好な画像形成が不可能となり、また
転写不良を引き起こしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シー
ト部材に皺を発生させずに搬送し、かつ、紙粉を完全に
除去することができ、その結果長期的に安定して良好な
画像形成をシート部材に行うことのできる画像形成装置
のシート部材搬送装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、画像形
成装置におけるシート部材搬送装置であって、使用する
シート部材の幅以上の搬送幅を有する第1ローラと、こ
の第1ローラに対して幅方向の一部で接触し第1ローラ
と協働してシート部材を搬送する第2ローラと、この第
2ローラを固定支持する軸と、第2ローラの側方にて前
記軸に遊嵌する筒状の第3ローラとを有し、前記第3ロ
ーラは少なくとも前記一部を除く部分で第1ローラと接
触することを特徴とする画像形成装置におけるシート部
材搬送装置が提供される(請求項1)。この構成によれ
ば、第1ローラと第2ローラとで協働してシート部材の
一部を挟持して搬送するものであり、シート部材の全領
域を挟持して搬送するものではなく、皺を発生すること
なく搬送されるものである。第2ローラの側方には第3
ローラが軸に遊挿して保持されシート部材の幅以上の領
域まで存在しているので、使用するシート部材の幅方向
両端部のエッジは第1ローラ及び第3ローラまたは第2
ローラに接触して搬送されるので紙粉が接触したローラ
を介して除去される。
【0009】また、前記軸の外径をL1、第3ローラの
内径をL2、シート部材の厚みをΔPとすると、L2>
L1+ΔPである画像形成装置におけるシート部材搬送
装置が提供される(請求項2)。この構成によれば、第
2ローラの幅方向外方において、シート部材特にエッジ
部は第1ローラ及び第3ローラに接触はするが挟持され
るものではなく、従ってシート部材に皺を生じることな
く、紙粉が除去され第1ローラ及び第2ローラで挟持さ
れて搬送される。
【0010】また、前記第3ローラは第2ローラの両側
方にて前記軸に保持されている画像形成装置におけるシ
ート部材搬送装置が提供される(請求項3)。この構成
によれば、第1ローラと第2ローラとで協働してシート
部材の中央部を挟持して搬送する。そして第2ローラの
幅方向両側方において、シート部材特に両側方エッジ部
は第1ローラ及び第3ローラに接触はするが挟持される
ものではなく、従ってシート部材は皺を生じることな
く、紙粉が除去されて搬送される。
【0011】また、画像形成装置におけるシート部材搬
送装置であって、使用するシート部材の幅以上の搬送幅
を有する第1ローラと、この第1ローラに対して幅方向
の一部で接触し第1ローラと協働してシート部材を搬送
する第2ローラと、この第2ローラを固定支持する軸
と、第2ローラの側方にて前記軸に固定支持され第2ロ
ーラの外径より小さな外径を有する第4ローラとを有
し、前記第1ローラ及び第2ローラでシート部材搬送
時、第4ローラは少なくともシート部材の幅方向両端部
と接触することを特徴とする画像形成装置におけるシー
ト部材搬送装置が提供される(請求項4)。この構成に
よれば、第1ローラと第2ローラとで協働してシート部
材の一部を挟持して搬送するものであり、シート部材の
全領域を挟持して搬送するものではなく皺を発生するこ
となく搬送されるものである。第2ローラの側方には第
4ローラが軸に固定して保持されシート部材の幅以上の
領域まで徹しているので、使用するシート部材の幅方向
両端部のエッジは第1ローラ及び第4ローラまたは第2
ローラに接触して搬送されるので紙粉が接触したローラ
を介して除去される。
【0012】また、前記第2ローラと第4ローラの外径
差は100ないし1100μmである画像形成装置にお
けるシート部材搬送装置が提供される(請求項5)。こ
の構成によれば、使用するシート部材の幅方向端部のエ
ッジ部は第1ローラ及び第4ローラに接触して搬送され
るので紙粉が接触したローラを介して除去される。
【0013】また、前記第4ローラは第2ローラの両側
方にて前記軸に固定支持されている画像形成装置におけ
るシート部材搬送装置が提供される(請求項6)。この
構成によれば、使用するシート部材の幅方向両端部のエ
ッジ部は第1ローラ及び第4ローラに接触して搬送され
るので紙粉が接触したローラを介して除去される。
【0014】また、前記第1ローラ表面と当接する紙粉
除去部材を有する画像形成装置におけるシート部材搬送
装置が提供される(請求項7)。この構成によれば、シ
ート部材は第1ローラと第2ローラ、第3ローラにより
挟持ないし接触して搬送され、または、第1ローラと第
2ローラ、第4ローラにより挟持ないし接触して搬送さ
れて、シート部材の紙粉が第1ローラ表面と当接する紙
粉除去部材により除去されるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図3は本発明に係る画像形成装置
を説明する図である。以下、図3に基づいて画像形成の
工程を説明する。
【0016】画像形成装置2は、表面に光導電層を塗布
して構成された感光体ドラム4が本体の所要位置におい
て、矢符X方向に回転自在に配置されている。感光体ド
ラム4の周面には感光体ドラム4表面を一様に帯電させ
るスコロトロン帯電装置6が配置されており、帯電され
た感光体ドラム4は露光位置において、画像等の情報
(信号)をレーザーの如き発光素子8により露光され
て、静電潜像が形成される。しかる後、静電潜像は現像
装置10によりトナー像に現像(顕像化)される。つい
で、給紙カセット14から給紙ローラ16により繰り出
され、レジストローラ対18を経て搬送されて来たシー
ト部材P上に感光体ドラム4上のトナー像を転写帯電装
置12により転写する。
【0017】なお、レジストローラ対18のニップ点の
手前で一端シート部材Pは停止して、感光体ドラム4表
面のトナー像の先端とシート部材Pの先端が一致するよ
うにタイミングを合わせてレジストローラ対18を再駆
動する。表面にトナー像が転写されたシート部材Pは剥
離装置20により感光体ドラム4から剥離され、さらに
下流側に搬送され定着装置22によりシート部材Pの表
面に転写画像が定着され機外に排出される。
【0018】シート部材Pが剥離装置20により感光体
4から剥離された後も感光体4はさらに回転を続け、ク
リーニング装置24により感光体ドラム4表面に残存す
るトナーが回収されるとともに、除電ランプから構成さ
れる除電装置26により感光体4表面に残留している残
留電荷が除去されて、次の画像形成工程に備えられる。
【0019】図4は搬送装置としてレジストローラ対の
詳細を示す側面図であり、図5は搬送装置としてレジス
トローラ対の詳細を示すA−A断面図であり、以下、図
4、図5に基づいて説明を行う。
【0020】レジストローラ対18の下側ローラは回転
軸としての軸184と、この軸184に固定して幅方向
全域に配置される例えばPOM(ポリアセタール)等の
樹脂材料から形成されている第1ローラ185から構成
されている。さらに、軸186及び紙粉除去部材187
より構成される紙粉除去ローラが前記第1ローラ185
に圧接して設けられている。
【0021】本実施形態においては、レジストローラ対
18の上側ローラは回転軸としての軸181と、この軸
181に固定されて幅方向中央部に配置される例えばク
ロロプレンゴムの如き合成ゴムから形成される第2ロー
ラ182と、この第2ローラ182の両側で軸181に
遊挿されて配置される第3ローラ183から構成され
る。
【0022】第3ローラ183は軸181に対して、例
えばE型止め輪(図示していない)を使用して幅方向に
移動しないように構成されている。
【0023】軸181の外径L1はL1=6mm、第3
ローラ183の内径L2はL2=6.1mm〜6.4m
m程度に構成されている。
【0024】第1ローラ185の幅は例えば、JIS
A4サイズの幅より20mm程度長く、具体的には32
0mmに構成されている。紙粉除去部材187の幅は第
1ローラの幅より10mm長く、具体的には330mm
に構成されている。さらに、第2ローラ及び第2ローラ
182の両側2つの第3ローラ183を合算した幅は第
1ローラ185の幅と同じで320mmに構成されてい
る。
【0025】従って、図4、図5の如く、シート部材P
を搬送していない際には、第3ローラ183は第1ロー
ラ185と接触しており、第3ローラ183は軸181
に対して浮いた状態となっている。
【0026】次に、図6は図5と同じく搬送装置として
レジストローラの詳細を示す断面図であり、シート部材
Pを搬送している状態を示している。以下、図6をも参
照して説明を行う。
【0027】図5の状態から、シート部材Pを第2ロー
ラ182と第1ローラ185により挟持して搬送する状
態(図6参照)に変化すると、第3ローラ183は第1
ローラ185と接触して従動している状態(図5参照)
から、シート部材Pに接触(図6参照)して従動してい
る状態に変化する。詳述すると、第3ローラ183がシ
ート部材Pと接触した状態でも、第3ローラ183が第
1ローラ185とともにシート部材Pを積極的に挟持搬
送するものではなく、シート部材Pが第2ローラ182
と第1ローラ185により挟持して搬送されることによ
り、連れ回りする状態である。
【0028】このため、シート部材Pはレジストローラ
対18により搬送される際には、最大紙Pmaxであって
も幅方向全領域が第1ローラ185と第2ローラ182
及び第3ローラ183と接触するため、特にシート部材
Pの幅方向両端のエッジ部で発生する紙粉が主に第1ロ
ーラ185、第3ローラ183の表面及び一部は第2ロ
ーラ182の表面に付着し、しかる後にシート部材Pが
レジストローラ対18を通過すると、第3ローラ183
若しくは第2ローラ182の表面に付着した紙粉が第1
ローラ185に移動して、しかる後に紙粉除去ローラ1
87により除去回収される。なお、紙粉除去ローラ18
7はシート部材Pの通過に伴い紙粉を除去回収するた
め、定期的に清掃若しくは新品に交換を行う等メンテナ
ンスを行うことが画像形成装置の長期的な高画質維持に
有効である。
【0029】次に本発明の他の実施形態を説明する。
【0030】図7は本発明の他の実施形態を説明する搬
送装置としてレジストローラの詳細を示す側面図であ
り、図8は本発明の他の実施形態を説明する搬送装置と
してレジストローラの詳細を示すB−B断面図であり、
以下、図7、図8に基づいて説明を行う。なお、同一部
材については、説明上、明瞭化するため前記実施形態と
同一名称、同一番号とする。
【0031】本実施形態においては、レジストローラ対
18の上側ローラは回転軸としての軸181と、この軸
181に固定して幅方向中央部に配置される例えばクロ
ロプレンゴムの如き合成ゴムから形成される第2ローラ
182と、この第2ローラ182の両側で軸181に固
定される第4ローラ283から構成される。レジストロ
ーラ対18の下側ローラは回転軸としての軸184と、
この軸184に固定して幅方向全域に配置される例えば
POM(ポリアセタール)等の樹脂材料から形成されて
いる下ローラ185から構成されている。さらに、軸1
86及び紙粉除去部材187より構成される紙粉除去ロ
ーラが前記第1ローラ185に圧接して設けられてい
る。
【0032】第2ローラ182の外径L3はL3=1
3.0mm〜13.8mm、第4ローラ283の外径L
4はL4=12.7mm〜12.9mm程度に構成され
ている。従って、図8に示す如く隙間ΔL2=0.05
mm〜0.55mm程度に構成されている。因みに、前
記隙間ΔL2=0.75mm程度とすると、紙質によっ
ては幅方向の両端部エッジが上方に反り上がっても十分
に第4ローラ283の外径に接触することができずに紙
粉回収が十分ではなかった。なお、前記隙間ΔL2=
1.0mm程度とすると紙粉回収が十分ではなく、紙粉
が帯電装置、転写装置のチャージワイヤや、ワイヤのハ
ウジングに付着してリークが発生し、異常画像となり適
用不可能であった。従って、本実施形態においては、前
記隙間ΔL2=0.05mm〜0.55mm程度に構成
して紙粉回収を十分にして画像に及ぼす悪影響を消失さ
せた。
【0033】第1ローラ185の幅はJIS A4サイ
ズの幅より20mm程度長く、具体的には320mmに
構成されている。紙粉除去部材187の幅は第1ローラ
の幅より10mm長く、具体的には330mmに構成さ
れている。さらに、第2ローラ及び第2ローラ182の
両横2つの第4ローラ283を合算した幅は第1ローラ
185の幅と同じで320mmに構成されている。
【0034】従って、図7、図8の如く、シート部材P
を搬送していない際には、第4ローラ283は第1ロー
ラ185と接触していない状態となっている。
【0035】次に、図9は図8と同じく搬送装置として
レジストローラ対の詳細を示す断面図であり、シート部
材Pを搬送している状態を示している。以下、図9をも
参照して説明を行う。
【0036】図8の状態から、シート部材Pを第2ロー
ラ182と第1ローラ185により挟持して搬送する状
態(図9参照)に変化すると、第4ローラ283は第1
ローラ185と接触していない状態(図8参照)から、
少なくともシート部材P両端部エッジに接触(図6参
照)する状態に変化する。第4ローラ283がシート部
材P両端部エッジと接触した状態でも、第4ローラ28
3が第1ローラ185とともにシート部材Pを積極的に
挟持搬送するものではなく、シート部材Pの幅方向中央
部に位置する第2ローラ182と第1ローラ185によ
り挟持して搬送されることにより、シート部材Pの幅方
向両端部エッジが反り上がり、第4ローラ283の表面
に接触する状態である。
【0037】このため、シート部材Pはレジストローラ
対18により搬送される際には幅方向全領域が第1ロー
ラ185と第2ローラ182及び第4ローラ283と接
触するため、特に幅方向両端のエッジ部で発生する紙粉
が第1ローラ185、第2ローラ182若しくは第4ロ
ーラ283の表面に付着し、しかる後にシート部材Pが
レジストローラ対18を通過すると、第4ローラ283
若しくは第2ローラ182の表面に付着した紙粉が、第
4ローラ283、第2ローラ182の回転によって、或
いは重力によって落下して第1ローラ185に移動し
て、しかる後に紙粉除去ローラ187により除去回収さ
れる。なお、紙粉除去ローラ187はシート部材Pの通
過に伴い紙粉を除去回収するため、定期的に清掃若しく
は新品に交換を行う等メンテナンスを行うことが画像形
成装置の長期的な高画質維持に有効である。
【0038】なお、前記2つの実施形態はともにシート
部材に画像形成を行う画像形成領域より上流側の搬送ロ
ーラ対に適用することで特に紙粉の発生が画像形成領域
に及ぼす悪影響を防止するものではあるが、シート部材
に皺を発生させずにまた紙粉の発生を防止するものであ
り、画像形成領域よりも下流側において実施しても十分
な効果を奏するものである。
【0039】前記実施形態においては、シート部材搬送
装置としてレジストローラ対を例示して説明したが、一
対のローラ対より構成される搬送ローラ対であればよ
く、レジストローラ対に限定されるものではない。
【0040】前記実施形態においては、シート部材Pの
通過により発生する紙粉を除去回収するために、紙粉除
去ローラを例示したが、搬送ローラ対の少なくとも一方
の幅方向全域に紙粉除去ブラシ等紙粉除去部材を配置す
ることも可能である。
【0041】前記実施形態においては、搬送方式として
所謂中央基準方式を採用して搬送ローラ対の中央にシー
ト部材の中央を一致させて搬送する方式を例示した。即
ち、幅方向の中央に配置した第2ローラの両側に第3ロ
ーラ、若しくは第4ローラを配設したが、片側(一端)
基準方式として、シート部材のサイズに拘わらず搬送ロ
ーラ対の一端側を基準として合致させて搬送する方式に
採用することも可能である。この場合には、一端側に第
2ローラを配置し、この第2ローラの他端側にだけ第3
ローラ、若しくは第4ローラを配置することにより構成
することが可能である。
【0042】前記実施形態においては、幅方向の中央に
配置した第2ローラの両側に1個づつ第3ローラ、若し
くは第4ローラを配設したが、使用するサイズに応じて
第2ローラの両側に各々複数個の第3ローラ、若しくは
第4ローラを配設することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、シ
ート部材の幅の一部領域をローラ対で挟持して搬送し、
シート部材の幅方向両端部エッジに第3ローラ、若しく
は第4ローラが接触してシート部材を搬送するものであ
るから、シート部材に皺を発生させずに搬送し、かつ、
紙粉を完全に除去することができ、その結果長期的に安
定して良好な画像形成をシート部材に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像形成装置における搬送装置の図であ
る。
【図2】従来の画像形成装置における搬送装置の図であ
る。
【図3】本発明に係る画像形成装置を説明する図であ
る。
【図4】搬送装置としてレジストローラ対の詳細を示す
側面図である。
【図5】搬送装置としてレジストローラ対の詳細を示す
図4のA−A断面図である。
【図6】レジストローラ対でシート部材Pを搬送してい
る状態を示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す搬送装置としてレ
ジストローラ対の詳細を示す側面図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す搬送装置としてレ
ジストローラ対の詳細を示す図7のB−B断面図であ
る。
【図9】本発明の他の実施形態を示す搬送装置としてシ
ート部材Pを搬送している状態を示す図である。
【符号の説明】
2 …画像形成装置 18 …レジストローラ対(シート部材搬送装置) 181…軸 182…第2ローラ 183…第3ローラ 185…第1ローラ 283…第4ローラ 287…紙粉取りローラ(紙粉除去部材) P …シート部材 L1 …軸の外径 L2 …第3ローラの内径 L3 …第2ローラの外径 L4 …第3ローラの外径 ΔP …シート部材の厚み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 宏幸 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 中屋敷 雄司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H072 CA01 3F049 CA05 CA22 DA12 DA19 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置におけるシート部材搬送装
    置であって、 使用するシート部材の幅以上の搬送幅を有する第1ロー
    ラと、この第1ローラに対して幅方向の一部で接触し第
    1ローラと協働してシート部材を搬送する第2ローラ
    と、この第2ローラを固定支持する軸と、第2ローラの
    側方にて前記軸に遊嵌する筒状の第3ローラとを有し、
    前記第3ローラは少なくとも前記一部を除く部分で第1
    ローラと接触することを特徴とする画像形成装置におけ
    るシート部材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記軸の外径をL1、第3ローラの内径
    をL2、シート部材の厚みをΔPとすると、L2>L1
    +ΔPであることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置におけるシート部材搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第3ローラは第2ローラの両側方に
    て前記軸に保持されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の画像形成装置におけるシート部材搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置におけるシート部材搬送装
    置であって、 使用するシート部材の幅以上の搬送幅を有する第1ロー
    ラと、この第1ローラに対して幅方向の一部で接触し第
    1ローラと協働してシート部材を搬送する第2ローラ
    と、この第2ローラを固定支持する軸と、第2ローラの
    側方にて前記軸に固定支持され第2ローラの外径より小
    さな外径を有する第4ローラとを有し、前記第1ローラ
    及び第2ローラでシート部材搬送時、第4ローラは少な
    くともシート部材の幅方向両端部と接触することを特徴
    とする画像形成装置におけるシート部材搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記第2ローラと第4ローラの外径差は
    100ないし1100μmであることを特徴とする請求
    項4に記載の画像形成装置におけるシート部材搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第4ローラは第2ローラの両側方に
    て前記軸に固定支持されていることを特徴とする請求項
    4または5に記載の画像形成装置におけるシート部材搬
    送装置。
  7. 【請求項7】 前記第1ローラ表面と当接する紙粉除去
    部材を有することを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れかに記載の画像形成装置におけるシート部材搬送装
    置。
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