JP2001121654A - 熱可塑性樹脂複合材料成形体及びその製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂複合材料成形体及びその製造方法

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JP2001121654A
JP2001121654A JP30587999A JP30587999A JP2001121654A JP 2001121654 A JP2001121654 A JP 2001121654A JP 30587999 A JP30587999 A JP 30587999A JP 30587999 A JP30587999 A JP 30587999A JP 2001121654 A JP2001121654 A JP 2001121654A
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weight
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Masaki Ito
正喜 伊藤
Koji Matsumoto
晃治 松本
Keisuke Hashimoto
圭祐 橋本
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】強度を確保しつつ生産性を高める。 【解決手段】少なくとも熱可塑性樹脂100重量部、充
填材50〜500重量部が混合された熱可塑性樹脂複合
材料からなる内層31に、少なくとも熱可塑性樹脂10
0重量部、充填材50〜500重量部、滑剤0.1〜1
00重量部が混合された熱可塑性樹脂複合材料からなる
最外層32を形成し、その最外層32により金型壁面と
の壁面抵抗を低くし、内層31には高強度の熱可塑性樹
脂等を用いることで、生産性と強度の向上をはかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性樹脂複合材
料成形体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエチレン、ポリプロピレン等
の熱可塑性樹脂に木粉を混入して、複合樹脂組成物を得
ようとする試みが種々行われてきた。
【0003】例えば、特開平7−266313号公報に
は、熱可塑性樹脂と木粉とを予備混練して複合ペレット
を作製し、その複合ペレットを、フッ素樹脂シートが貼
付された金型内に押し出し、押し出された成形体をブシ
ーキ手段で抑制する製造方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平7−
266313号公報に記載の技術では、押出成形体をブ
レーキ手段で抑制しているので押出速度を上げられない
上、金型壁面との壁面抵抗を減らさないと押出速度を上
げられないことから、生産性の面で問題がある。
【0005】ここで、滑剤を混合することで金型との壁
面抵抗を減らすことは一般的に知られているが、それは
同時に混練を阻害し強度低下を招くということも知られ
ており、従って特開平7−266313号公報に記載の
技術において滑剤を混合すると強度低下を伴うという問
題が生じる。
【0006】本発明は、そのような実情に鑑みてなされ
たもので、生産性に優れた高強度な熱可塑性樹脂複合材
料成形体の提供と、そのような熱可塑性樹脂複合材料成
形体の製造に適した製造方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の熱可塑性樹脂複合材料成形体は、少なくと
も熱可塑性樹脂100重量部、充填材50〜500重量
部が混合された熱可塑性樹脂複合材料からなる内層と、
少なくとも熱可塑性樹脂100重量部、充填材50〜5
00重量部、滑剤0.1〜100重量部が混合された熱
可塑性樹脂複合材料からなる最外層とが形成されている
ことによって特徴づけられる。
【0008】本発明に用いる熱可塑性樹脂としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタ
ール、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、フッ素樹脂、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリスチレン、ABS、アクリル系樹脂、ポリカー
ボネート、ポリウレタン、塩化ビニル、ポリフェニレン
オキシド、エチレン酢ビ共重合体など、市販の熱可塑性
樹脂を挙げることができる。特に、コスト性等の観点か
ら、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂を用いることが好ましい。
【0009】本発明に用いる充填材としては、その種類
は特に制限されるものではないが、例えば、材木、木
板、合板、パルプ、竹材などの切削屑、研磨屑、切断鋸
屑、粉砕物のような木粉:籾殻、胡桃殻のような穀物な
いしは果実の殻またはその粉砕物などの植物系充填材が
挙げられる。また、水酸化アルミニウム、エトリンガイ
ト、珪砂、ホウ砂、アルミナ、タルク、カオリン、炭酸
カルシウム、シリカ、水酸化マグネシウム、マイカ、フ
ライアッシュ、ケイ酸カルシウム、雲母、二酸化モリブ
デン、滑石、ガラス繊維、ガラスビーズ、酸化チタン、
アスベスト、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、クレ
ー、ドロマイト、ケイ酸カルシウム、カルシウム・アル
ミネート水和物、鉄粉等の金属粉など、市販の充填材で
あれば、いずれも使用可能である。なお、充填材は、単
独或いは2種以上を併用してもよい。
【0010】充填材の充填量は、熱可塑性樹脂100重
量部に対して、50〜500重量部が好ましく、100
〜300重量部がより好ましい。充填量が50重量部に
満たないとコスト高となる。500重量部を超えると熱
可塑性樹脂との混練が不十分になり、熱可塑性樹脂中に
均一に分散することが困難となる。
【0011】また、充填材の粒径は、1〜1000μm
が使用可能であるが、好ましくは5〜300μmであ
る。充填材の粒径が5μmよりも小さいと均一に分散す
ることが困難となる上、押出機内での材料粘度が上昇し
て押出成形性が低下する。粒径が300μmよりも大き
いと、粒が目立ち外観が荒くなり、成形体の表面性が低
下する。なお、充填材には、必要に応じて、シランカッ
プリング剤やチタンカップリング剤等による表面処理を
施しておいてもよい。
【0012】本発明に用いる滑剤としては、流動パラフ
ィン、天然パラフィン、マイクロワックス、ポリエチレ
ンワックス等の炭化水素系、ステアリン酸系等の脂肪酸
系、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド、メチレ
ンビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミドロ
等の脂肪酸アミド系、ブチルステアレート、硬化ヒマシ
油、エチレングレコールモノステアレート等のエステル
系、セチルアルコール、ステアリルアルコール等のアル
コール系、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸鉛等の金属石鹸系などが使用可能であ
る。
【0013】滑剤は、使用する樹脂種により異なるが、
外部滑性を強く示すほど好ましく、具体的には、炭化水
素系、高級脂肪酸系、金属石鹸系が挙げられる。これら
の滑剤が好ましい理由は、充填材を多く含む熱可塑性樹
脂複合材料の押出成形では、冷却賦形時において金型と
の抵抗がより小さいこと、つまり滑剤にて与えられる滑
性がより大きい方が、成形性が格段に向上することによ
る。
【0014】滑剤の添加量は、熱可塑性樹脂100重量
部に対して、0.1〜100重量部が使用可能である
が、好ましくは1〜50重量部である。1重量部に満た
ないと添加効果が発現されにくく、50重量部を超える
と押出混練性の低下や、物性の低下が見られる。
【0015】なお、本発明の熱可塑性樹脂複合材料成形
体には、必要に応じて、ガラス繊維、炭素繊維等の補強
材、可塑剤、発泡剤、難燃剤、抗酸化剤、造核剤、顔
料、紫外線吸収剤、紫外線劣化防止剤、酸化劣化防止
剤、α,β不飽和カルボン酸系モノマー等の添加剤や酸
変性オレフィン、酸変性低分子オレフィンのような親和
性向上剤を配合しておいてもよい。
【0016】本発明の熱可塑性樹脂複合材料成形体を成
形する手段としては、生産性を考慮するならば押出成形
法が一般的である。この際、押出機としては特に限定さ
れないが、混練性を高めるために二軸以上の押出機が好
ましい。さらに、充填材の性質を制御する際には、スク
リュー根本側に主原料投入口があり、下流側に例えばサ
イドフィーダーのような副原料を投入できる設備が設け
られた押出機を用いることが好ましい。
【0017】本発明の熱可塑性樹脂複合材料成形体にお
いて、内層を構成している熱可塑性樹脂及び充填材のう
ち、少なくとも一方の全部もしくは一部にリサイクル材
料を使用してもよい。そのリサイクル材料としては、一
度何らかの製品として使用されたものを市場から回収し
粉砕等で再生原料化したもの、寸法規格外れ等で製品と
はならず工場等で再使用されるもの、あるいは加工時に
発生した切りくず等を原料として使用するものなどが挙
げられる。また、リサイクル前の状態としては熱可塑性
樹脂複合材料でも良いし、単一材料の利用でもよい。こ
のように各種のリサイクル材料を使用できることは、資
源の有効活用や廃棄物量の減少など、社会的にも貢献で
きる技術であることを示している。
【0018】以上のようなリサイクル材料を用いること
が可能になるのは次のような理由による。すなわち、市
場から回収した熱可塑性樹脂複合材料には接着剤等を含
んだものも少なくなく、接着剤等が含まれていると、金
型との壁面抵抗を増すだけではなく、その性質を不安定
にし、成形上において大変やっかいな問題になるが、本
発明のように、最外層に壁面抵抗の少ない層を配置する
ことで、接着剤等が含まれたリサイクル材料を内層に用
いても成形性が悪くなることがなくなる。また、回収し
たリサイクル向けの材料は、通常、その色が様々であり
樹脂種を揃えても色むらがあったりして使用しにくい
が、内層のみにリサイクル材料を用いることで、そのよ
うな点も解消することができる。
【0019】ここで、本発明の熱可塑性樹脂複合材料成
形体において最外層の肉厚は、0.1〜10mmの範囲
が適当であり、0.5〜3.0mmの範囲がより好まし
い。最外層の肉厚が0.5mmよりも薄いと最外層を被
覆するのが難しくなり、3.0mmよりも厚くなると、
成形体の要求強度にもよるが、一般的には成形体として
強度低下を伴うと予測される。
【0020】本発明の製造方法は、前記したような特徴
を有する熱可塑性樹脂複合材料成形体を得る方法であっ
て、少なくとも熱可塑性樹脂100重量部、充填材50
〜100重量部が混合された熱可塑性樹脂複合材料から
なる内層を押出成形した後、冷却金型を通過させる工程
の前に、少なくとも熱可塑性樹脂100重量部、充填材
50〜500重量部、滑剤0.1〜100重量部が混合
された熱可塑性樹脂複合材料からなる最外層を形成する
工程が組み込まれていることによって特徴づけられる。
【0021】なお、本発明の製造方法において、金型等
を通過する成形体の樹脂温度は、樹脂種にもよるが10
0〜250℃が適当である。また、成形体の通過速度に
ついては1.0〜500.0cm/分の範囲が可能であ
る。
【0022】本発明の製造方法に適用する冷却金型とし
ては、金型内を通過する成形体の樹脂温度よりも10℃
以上低い温度から成形体の固化温度までの間において温
度調節された金型が使用可能である。また、冷却金型
は、溶融した樹脂をその状態を保ちながら所望の形状に
賦形する金型(以後、加熱賦形金型という)と連続的に
設置されていてもよいし、エアギャップ等の空冷工程を
経て設置されていてもよい。
【0023】加熱賦形金型及び冷却金型の温度調節手段
は、特に限定されるものではなく、例えばプレートヒー
タ、バンドヒータ、近赤外線ヒータ、遠赤外線ヒータ、
オイルを媒体とした温調機、水を媒体とした温調機など
を挙げることができる。
【0024】なお、加熱賦形金型および冷却金型は、そ
れぞれ1つずつに限定されるものではなく、複数の金型
から構成されていても何ら影響はない。また、それら複
数の金型が、それぞれ加熱賦形や冷却目的で機能してお
れば、その各制御温度は金型ごとに異なっていてもかま
わない。
【0025】本発明の製造方法において、最外層を、内
層成形体との共押出によって連続的に成形するようにし
てもよい。ここで、共押出とは、例えば第1押出機にお
いて第1加熱賦形金型にて押し出した半成形体(内層)
に、最外層を第2押出機にて連続的に押し出す成形法の
ことである。
【0026】この共押出に用いる第1押出機は、特に限
定されないが、混練性を高めるために二軸以上の押出機
が好ましく、さらに、充填材の性質を制御する際には、
スクリュー根本側に主原料投入口があり、下流側に例え
ばサイドフィーダのような副原料を投入できる設備が設
けられた押出機を用いることが好ましい。第2押出機
も、特に限定されないが、最外層は特に混練性を求める
ものではないので設備投資や設置スペースの観点から言
えば、単軸押出機を用いることが好ましい。 <作用>本発明によれば、最外層のみに熱可塑性樹脂と
充填材等に加えて滑剤を含ませることで、金型壁面との
壁面抵抗を低くし、最外層以外の内層には強度低下のな
い熱可塑性樹脂複合材料を配置しているので、生産性に
優れた高強度な熱可塑性樹脂複合材料成形体を得ること
ができる。さらに、最外層が形成された後の冷却金型と
の壁面抵抗を著しく低減させることができるので、熱可
塑性樹脂複合材料成形体の成形圧力が大幅に低下し、こ
れにより高速でかつ強度低下を招くことなく熱可塑性樹
脂複合材料成形体を成形することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を比較例とと
もに説明する。
【0028】まず、本発明の実施例に用いる押出成形機
を、図1を参照しつつ説明する。図1に示す押出成形機
は、主原料投入口1a及び副原料投入口1bを備え、溶
融熱可塑性樹脂複合材料(内層用)を押し出す第1押出
機1と、その先端に取り付けられた第1加熱賦形金型1
1と、第1加熱賦形金型11に連続的に設置された第2
加熱賦形金型12と、第2加熱賦形金型12に溶融熱可
塑性樹脂複合材料(外層用)を押し出す第2押出機2
と、この第2加熱賦形金型12に連続的に設置された冷
却金型21などを主体として構成されており、第1押出
機から押し出された溶融熱可塑性樹脂複合材料を第1加
熱賦形金型にて押し出し、その内層(半成形体)31
と、第2押出機2から押し出された溶融熱可塑性樹脂複
合材料とを第2加熱賦形金型12にて共押出した後、そ
の共押出成形体の溶融物を冷却金型21へ押し出すこと
により、図2に示すように、内層31の外周面が外層
(最外層)32によって被覆されてなる熱可塑性樹脂複
合材料成形体30を成形することができる。 <実施例1>図1に示した押出成形機を用いて2層構成
の熱可塑性樹脂複合材料成形体を成形した。
【0029】具体的には、内層用である第1押出機1と
して二軸同方向押出機(φ44mm)を選定し、使用す
る熱可塑性樹脂として、ポリプロピレン(ノバテックP
P:日本ポリケム株式会社製:融点165℃)100重
量部を主原料投入口1aから第1押出機1内に送り込む
とともに、充填材として木粉(45メッシュ)200重
量部を副原料投入口(サイドフィーダ)1bから第1押
出機1内に送り込んだ。
【0030】一方、外層用である第2押出機2として単
軸押出機(φ30mm)を選定し、上記と同じポリプロ
ピレン及び木粉(充填材)をそれぞれ100重量、20
0重量部を混合し、さらにそれらに加えて、滑剤として
ステアリン酸亜鉛を10重量部混合したものを投入口か
ら第2押出機2内に送り込んだ。
【0031】そして、第1押出機1から押し出された溶
融熱可塑性樹脂複合材料を第1加熱賦形金型11にて押
し出して内層31を形成し、次いで第2押出機2から押
し出された外層用溶融熱可塑性樹脂複合材料を、第2加
熱賦形金型12において内層31と共押出した後、その
共押出成形体の溶融物を冷却金型21へ押し出して、内
層31の肉厚が3mm、外層32の肉厚が2mmで合計
肉厚が7mm、幅が50mmの板状の熱可塑性樹脂複合
材料成形体を得た。
【0032】以上の成形において、第1加熱賦形金型1
1及び第2加熱賦形金型12はともにプレートヒータに
て180℃に温度調節し、冷却金型21についてはオイ
ル温調機にて120℃に温度調節した。また、成形速度
は100mm/分とした。 <実施例2>実施例1において、内層31の充填材であ
る木粉量を250重量部にし、外層32の充填材である
木粉量を150重量部、滑剤量を20重量部に変更した
こと以外は実施例1と同じとして、内層31の肉厚が7
mm、外層32の肉厚が2mmで合計肉厚が11mm、
幅が50mmの板状の熱可塑性樹脂複合材料成形体を得
た。 <比較例1>実施例2において、第1押出機1のみを用
い、内層31のみの熱可塑性樹脂複合材料成形体を得
た。すなわち、滑剤を用いないで、第1加熱賦形金型1
1から押し出した熱可塑性樹脂複合材料成形体の溶融物
を、直接冷却金型21に押し出した。なお、その他の条
件は実施例2と同じとした。
【0033】以上の実施例1及び実施例2と、比較例1
の各例で得られた熱可塑性樹脂複合材料成形体につい
て、下記の曲げ試験及び外観評価を行った。その結果を
下記の表1に示す。 [曲げ試験]押し出した板状の熱可塑性樹脂複合材料成
形体から、幅50mm×長さ150mmのサンプルを切
り出し、曲げスパン100mm、曲げ速度10mm/
分、恒温恒湿試験室で3点曲げ試験を行った。 [外観評価]以下の基準で外観を評価した。
【0034】 ○:長さ500mmの成形体表面に、目視で判断できる
シワがない。 △:長さ500mmの成形体表面に、目視で判断できる
シワが3カ所以内。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最外層のみに熱可塑性樹脂と充填材等に加えて滑剤を含
ませることで、金型壁面との壁面抵抗を低くし、内層に
は強度低下のない熱可塑性樹脂複合材料を配置している
ので、高強度で外観に優れた熱可塑性樹脂複合材料成形
体を高い生産性のもとに実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いた押出成形機の構造を模
式的に示す図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【符号の説明】
1 第1押出機 1a 主原料投入口 1b 副原料投入口 11 第1加熱賦形金型 2 第2押出機 12 第2加熱賦形金型 30 熱可塑性樹脂複合材料成形体 31 内層 32 外層(最外層)
フロントページの続き Fターム(参考) 2B260 BA01 BA04 BA07 BA08 BA13 BA15 BA18 CB04 DC20 EA13 EB02 EB04 EB06 EB21 EC18 4F100 AH02H AH08H AK01A AK01B AK01C AK07A AK07B AP00A AP00B AP00C AP00H BA03 BA06 BA10B BA10C BA15 CA19B CA19C CA23A DE01A DE01B DE01C DE01H EH202 JA20B JA20C JB16A JB16B JB16C JK01 JL02 JL16A YY00A YY00B YY00C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも熱可塑性樹脂100重量部、
    充填材50〜500重量部が混合された熱可塑性樹脂複
    合材料からなる内層と、少なくとも熱可塑性樹脂100
    重量部、充填材50〜500重量部、滑剤0.1〜10
    0重量部が混合された熱可塑性樹脂複合材料からなる最
    外層とが形成されてなる熱可塑性樹脂複合材料成形体。
  2. 【請求項2】 内層を構成している熱可塑性樹脂及び充
    填材のうち、少なくとも一方の全部もしくは一部にリサ
    イクル材料が使用されていることを特徴とする請求項1
    記載の熱可塑性樹脂複合材料成形体。
  3. 【請求項3】 最外層の肉厚が、0.1〜10mmであ
    ることを特徴とする請求項1記載または2記載の熱可塑
    性樹脂複合材料成形体。
  4. 【請求項4】 少なくとも熱可塑性樹脂100重量部、
    充填材50〜100重量部が混合された熱可塑性樹脂複
    合材料からなる内層を押出成形した後、冷却金型を通過
    させる工程の前に、少なくとも熱可塑性樹脂100重量
    部、充填材50〜500重量部、滑剤0.1〜100重
    量部が混合された熱可塑性樹脂複合材料からなる最外層
    を形成する工程が組み込まれていることを特徴とする熱
    可塑性樹脂複合材料成形体の製造方法。
  5. 【請求項5】 最外層の形成を、内層との共押出によっ
    て連続的に行うことを特徴とする請求項4記載の熱可塑
    性樹脂複合材料成形体の製造方法。
JP30587999A 1999-10-27 1999-10-27 熱可塑性樹脂複合材料成形体及びその製造方法 Pending JP2001121654A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008143008A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 木粉配合樹脂成形体
JP2018536567A (ja) * 2015-11-30 2018-12-13 オムヤ インターナショナル アーゲー パーティクルボード用炭酸カルシウム
KR102393339B1 (ko) * 2021-04-09 2022-05-02 김세영 개선된 기계적 물성 및 내수성을 갖는 목질-플라스틱 복합재 재질의 성형 제품의 제조방법

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KR102393339B1 (ko) * 2021-04-09 2022-05-02 김세영 개선된 기계적 물성 및 내수성을 갖는 목질-플라스틱 복합재 재질의 성형 제품의 제조방법

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