JP2001121440A - ねじピックアップ装置 - Google Patents

ねじピックアップ装置

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JP2001121440A JP2000293422A JP2000293422A JP2001121440A JP 2001121440 A JP2001121440 A JP 2001121440A JP 2000293422 A JP2000293422 A JP 2000293422A JP 2000293422 A JP2000293422 A JP 2000293422A JP 2001121440 A JP2001121440 A JP 2001121440A
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キート・チン・タン
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/001Article feeders for assembling machines
    • B23P19/006Holding or positioning the article in front of the applying tool
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/02Arrangements for handling screws or nuts
    • B25B23/08Arrangements for handling screws or nuts for holding or positioning screw or nut prior to or during its rotation
    • B25B23/10Arrangements for handling screws or nuts for holding or positioning screw or nut prior to or during its rotation using mechanical gripping means

Abstract

(57)【要約】 【課題】ねじのピックアップ及びねじ頭の係合を可能に
するためのトルク・ドライバを使用する装置を提供す
る。 【解決手段】本発明の装置は、この装置から長手方向に
突出すること及びこの装置の中に引っ込むことができる
スリーブを含む。更に、この装置はねじ頭をグリップす
るためのグリッパを含み、グリッパはスリーブによって
作動可能であり、そのグリッパの拡がり動作及び狭まり
動作がスリーブの突出及び引っ込みに従属して生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して云えば、ね
じのピックアップ及びねじ締めに関するものである。詳
しく云えば、本発明は、ねじピックアップ・ツール又は
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製造業界では、製造中の製品における種
々の部品がねじによって保持又は固定されることがよく
ある。固定されるべき部品は、一般的には、ねじを受け
るためのねじ山を持った対応する穴を有し、ねじもそれ
に対応するねじ山を有する。ねじはこれらのねじ穴に挿
入され、しかる後、ねじ係合される。ねじが締められる
時、部品はこれらのねじによって一体的に保持される。
【0003】ねじを使用して物体を固定する時、数多く
の問題が生じ得る。例えば、ねじがねじ穴に垂直に挿入
されない場合、そのねじが締められる時、ねじ穴又はね
じの一方又は両方におけるねじ山が損傷を受けることが
ある。これは、クロス・スレッディング(cross-thread
ing)として知られている過程で、ねじにおけるねじ山
がねじ穴におけるねじ山を傷つけ、又はその逆が起こっ
て損傷を生じさせるためである。
【0004】ねじを使用して物体を固定する時に生じ得
る問題の別の例はねじのピックアップに関係するもので
ある。ねじは、操作者により手を使って又は操作者がね
じを締めるために使うツールを使用することによってピ
ックアップされるであろう。ねじをピックアップするた
めの一般的なツールとして、磁気的な手段又は吸引手段
が使用可能である。吸引手段を使用する一般的なツール
に関連して生じ得る1つの問題は、ねじのサイズ又は重
量に関するものである。ねじはタイプ及びサイズが多様
である。しかし、そのような一般的なツールは、操作者
が大きい及び重いねじをピックアップすることを十分に
可能にするとは限らない。これは、吸引手段が、一般的
なツールの場合、真空に依存し、一方、その真空は一般
的なツールに取り付けられた空気排出装置によって生じ
るためである。空気排出装置が十分に強力なものでない
場合、それによって生じた真空は、操作者が大きい及び
重いねじをピックアップすることを可能にしないかも知
れない。
【0005】一方、一般的なツールが大きい及び重いね
じをピックアップすることを可能にするように空気排出
装置が大きなパワーを備えている場合、ねじの解放又は
落下操作が制御困難である時、その影響は望ましいもの
ではない。別の方法として、空気排出装置における故障
又は不調のために突然の真空喪失が生じた場合、ピック
アップされつつあるねじはその一般的なツールによって
落下させられるかも知れない。従って、最も小さいねじ
でも、この状況においてはピックアップされ得ないであ
ろう。
【0006】磁石を利用するか又は磁界を応用する一般
的なねじピックアップ・ツールに関して、重要な付随的
問題点は、非オーステナイト金属におけるそのような一
般的なツールの効果の制限である。オーステナイト金
属、即ち、主としてステンレス鋼から形成された金属は
磁石又は磁界によって影響されない。従って、磁性手段
を使用する一般的なツールは、オーステナイトのねじを
ピックアップすることができない。或る製造業界では、
留め金具としてステンレス鋼のねじを使用することが重
要視される。従って、そのような製造業界では、そのよ
うな一般的なツールは、ねじピックアップ・ツールとし
て非効率的なものになる。磁気的な手段は非オーステナ
イトのねじに関して安定した保持を行うものではないの
で、非オーステナイトのねじにおける場合でさえ、その
ような一般的なツールは、ねじピックアップ・ツールと
しては依然として非効率的なものである。
【0007】手操作のねじピックアップ及びねじ締め操
作では、一般に、操作者は手でねじをピックアップし、
しかる後、ねじ回しツールと係合させるように手探りで
ねじ頭の向きを設定する。その後、操作者は、ねじ回し
ツールを使用して、視覚的に位置決めされたねじ穴にそ
のねじを押し込む。操作者の器用さ、敏捷さ、及び同様
の厳しい属性が影響する明らかな理由のために、手操作
のねじピックアップ及びねじ締め操作はクロス・スレッ
ディングのような問題を非常に受け易くなる。前述の一
般的なピックアップ・ツールを使用する場合でさえ、こ
れらの一般的なピックアップ・ツールが固有の欠点を持
っているため、依然として多様な問題点が存在する。
【0008】独特の或いは特別の製造状態では、ねじ締
め操作に対して厳しい要件が存在する。例えば、コンピ
ュータのハード・ディスクを製造する場合、少ない微粒
子数という厳しい要件が存在する。これはコンピュータ
のハードディスクが外部からの微粒子に対して極めてセ
ンシティブであるためである。これらの微粒子はコンピ
ュータのハード・ディスクに対して損傷を生じさせるこ
とがあり、従って、製造プロセスにおける歩留まりに影
響を与える。そのようなコンピュータ製品は、読取り/
書込みヘッドの微小移動のような高精度の操作を伴う。
従って、視覚的には検出不可能な小さい粒子でさえ、コ
ンピュータのハード・ディスクにおいて故障を生じさせ
ることがある。従って、多くのコンピュータのハード・
ディスクが、ひどい外部微粒子汚染のために、製造フロ
アにおいて拒絶されることがある。この厳しい要件のた
めに、コンピュータのハード・ディスクの製造における
ねじ締めプロセスは、外部からの微粒子の総数が一定の
業界標準を越えるというような更なる影響を与えること
はあり得ない。
【0009】重要であると考えられることが多いもう1
つの厳しい要件は、コンピュータのハード・ディスクに
おける読取り/書込みヘッドに関するものである。コン
ピュータのハード・ディスクの製造において製品を形成
するために使用される部品を固定するためには数多くの
ねじが使用されるので、必然的に、ねじピックアップ・
ツールがハード・ディスクの読取り/書込みヘッドに極
めて接近させられることが時々ある。読取り/書込みヘ
ッドのアクチュエータ・アームにおけるスライダ・ヘッ
ドは特に磁界にセンシティブである。従って、ねじをピ
ックアップするために磁石を使用するか又は磁界を応用
する一般的なねじピックアップ・ツールは、そのような
状況においては使用するに適さない。
【0010】コンピュータのハード・ディスクの製造業
界における厳しい要件から見て、吸引手段及び磁気手段
を伴う一般的なツールは使用に適さないことが多い。例
えば、信頼性の低い吸引手段に依存したツールは、真空
の瞬間的な喪失のためにねじを意図的でなく離したり或
いは落としてしまうことがある。真空の喪失がある場
合、不十分なパワーのために、空気排出装置は、ねじを
適正に保持するに十分な強い真空強度を生じないことが
ある。これは、ねじをねじ穴への挿入のために垂直方向
に整列させ得ないという結果を生じるであろう。従っ
て、クロス・スレッディングが生じることがあり、これ
は外部からの微粒子をコンピュータのハード・ディスク
に導くことがある。一方、磁気手段を使用する一般的な
ツールは、固有の磁気的な特性のために全く使用され得
ないことがある。
【0011】以上から、明らかに、これらの問題のうち
の少なくとも1つを処理又は改善するツール又は装置に
対する要求が存在する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の局面に
よれば、本発明の目的は、ねじのピックアップ及びねじ
頭の係合を可能にするためにトルク・ドライバを使用す
るための装置を提供することである。
【0013】本発明の第2の局面によれば、本発明のも
う1つの目的は、スリーブ及びグリッパを含む装置を使
用してねじをピックアップする及びねじ頭と係合するた
めの方法を提供することである。
【0014】本発明の第3の局面によれば、本発明のも
う1つの目的は、ねじをピックアップし、ねじ頭と係合
するためのトルク・ドライバに連結し得るツールを提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の局面における装置
は、その装置から長手方向に突出する及びその装置の中
に引っ込むことができるスリーブを有する。更に、その
装置はねじ頭をグリップするためのグリッパを有し、そ
のグリッパは、グリッパの開閉、即ち、拡がり及び狭ま
りがスリーブの突出及び引っ込みに依存するようにスリ
ーブによって作動可能である。
【0016】第2の局面における方法は、スリーブを装
置から突出させるステップ及び装置の中に引っ込ませる
ステップを含む。又、その方法は、グリッパの開閉がス
リーブの突出及び引っ込みに従うようにスリーブでもっ
てグリッパを作動させることによってねじ頭をグリップ
するステップを含む。
【0017】第3の局面におけるツールは、ねじ頭をグ
リップするための手段を含む。又、そのツールはねじ頭
と係合するための手段及びトルク・ドライバから係合手
段までトルクを伝達し、係合手段を長手方向にツールか
ら突出させる及び係合手段をツールの中に引っ込ませる
ための手段を含む。
【0018】
【発明の実施の形態】前述の要求に対処するために、種
々なタイプ及びサイズのねじを適切にピックアップし、
ねじをセンタリングし、ねじ穴に関して垂直となるよう
にねじをツールと同軸的に整列させ、しかも全く磁気特
性を帯びないというツール又は装置が提供される。
【0019】ねじのピックアップ及びねじ締め操作を行
うためのツール又は装置、方法、及び製造システムが開
示される。更に詳しく云えば、ねじ頭と係合してそれを
グリップするねじピックアップ装置であって、ねじを固
定する目的でその装置と同軸的に整列するようにねじ頭
をセンタリングして垂直にするねじピックアップ装置が
開示される。いくつかの実施例に関する以下の説明で
は、これらの実施例のより十分な説明を行うために数多
くの詳細事項が示される。しかし、本願における開示か
ら、それらの特定の詳細事項がなくても本発明が実施可
能であることは当業者には明らかであろう。別の例で
は、本発明を不明瞭にしないために、周知の詳細事項を
詳しくは開示していない。
【0020】本発明の実施例の利点は多様である。1つ
の利点は、少なくとも1つの実施例がねじ頭における窪
みと係合するための自動係合ビットを提供することであ
る。もう1つの利点は、少なくとも1つの実施例が、ね
じの軸心を見つけるための自動センタリング・グリッパ
を提供することである。更なる利点は、少なくとも1つ
の実施例が、ピックアップされるねじの高さを参照する
ための基準面を提供することである。更にもう1つの利
点は、少なくとも1つの実施例が、ピックアップされる
ねじをその実施例と同軸的に整列させるための自動整列
表面を提供することである。更にもう1つの利点は、少
なくとも1つの実施例が、磁界を使用することなくねじ
ピックアップ及びねじ締め操作を行うことである。
【0021】従って、上記の有利な特徴の少なくとも1
つ又はそれらの組み合わせを提供することによって、本
発明の実施例は、ねじ固定操作において直面する多様な
問題点の少なくとも1つ又はそれらの組み合わせに対す
る解決方法であって、一般的なねじピックアップ・ツー
ルを使用することによる解決方法を提供することができ
る。更に詳しく云えば、そのような実施例は、手操作の
ねじピックアップ及びねじ締め操作を遂行する操作者に
クロス・スレッディングという問題に対する解決方法を
提供することができる。コンピュータのハード・ディス
ク製造業界における外部微粒子の汚染をその実施例の使
用によって最小にすることもできる。
【0022】更に、ねじの高さ参照の特徴を備えること
によって、実施例は、自動化されたねじピックアップ及
びねじ締め操作において使用するように容易に適応する
ことができる。更に、ねじピックアップ及びねじ締め操
作に対して磁界が使用されないので、実施例はコンピュ
ータのハード・ディスクの製造業界における実施に適し
ている。
【0023】図1乃至図4は、本発明の望ましい実施例
に従ってねじピックアップ及びねじ締め操作を遂行する
ための装置の断面図を示す。それらの断面図では、ねじ
ピックアップ及びねじ締め操作のための装置(以下で
は、全体的に100として識別される)は、ねじ108
に近接する又は接触する先端部を持つものとして示され
る。又、装置100の断面図は、ビット102、スリー
ブ104、及びグリッパ106が図示のように設けられ
る。ねじフィーダ118もそれらの断面図に示される。
【0024】ハウジング110は、ビット102、スリ
ーブ104、及びグリッパ106を内包する。スリーブ
104、望ましくは、同軸円筒状の内部空洞を持ったシ
リンダがビット102、望ましくは、ねじ108を駆動
するための整形された先端部を有する硬質の軸を内包す
る。グリッパ106は、望ましくは、指状部を持った顎
状のグリップ部分であり、ハウジング110は、望まし
くは、円筒形状をしている。ビット102、スリーブ1
04、グリッパ106、及びハウジング110は、望ま
しくは、同期的に回転する。
【0025】ハウジング110の内部には、スリーブ1
04がスリーブ・ハウジング520によって内包される
ことが望ましい。スリーブ・ハウジング520は、スリ
ーブ104及びハウジング110の間の介在物として働
き、スリーブ104に対する保護を与える。スリーブ・
ハウジング520はスリーブ104に追従して回転する
が、スリーブ104の長手方向の移動には追従しない。
ハウジング110は、望ましくは、一般的な固定手段を
使用してスリーブ・ハウジング520に固定される。
【0026】ハウジング110及びスリーブ・ハウジン
グ520という装置100におけるコンポーネントは、
ビット102及びスリーブ104がそこから突出し及び
その中に引っ込むようになっている。突出した又は引っ
込んだスリーブ104及びハウジング110は、スリー
ブ・ハウジング520からねじ108の向きに長手方向
に突出する。グリッパ106は、ハウジング110及び
スリーブ・ハウジング110の端部の間に配置される。
そこでは、グリッパ106の上面がスリーブ・ハウジン
グ520の端部に隣接し、グリッパ106の下面がハウ
ジング110の端部と同一面上に揃っている。
【0027】ねじピックアップ及びねじ締め操作では、
ねじ108がそのねじ108のピックアップを容易にす
る態様で供給されるのが一般的である。ねじ108はね
じ頭112及びねじ山を切られた本体114を有する。
いくつかのタイプのねじ頭が存在し、図示のねじ頭11
2は、一般には、かなり厚い平らな円盤に類似している
「チーズヘッド(cheese head)」として知られてい
る。一般に、ねじ頭112の頂部には窪み116があ
る。ねじ108をねじ穴に入れるためには、ビット10
2又は他の同様のねじ駆動ツールの整形された先端部を
介して窪み116にトルクが供給される。いくつかのタ
イプ及び形状の窪みが存在し、それらの1つは真っ直ぐ
な溝の窪みであってもよく、もう1つのタイプは十字状
の窪みであってもよい。更なる例は、「トークス・プラ
ス(torx-plus)」窪みとしても一般に知られている星
形の窪みである。
【0028】ねじピックアップ及びねじ締め操作のため
のねじ108を、装置100がねじ108を容易にピッ
クアップするような態様で与えるために、フィーダ11
8が設けられる。フィーダ118は、ねじ108のねじ
山を切られた本体114が配置された空洞部を含む。更
に、フィーダ118は、ねじ頭112の底部が載り上面
が開放したリップ部を含む。フィーダ118の開放リッ
プ部は、一般には、ねじ頭112の外周よりも小さい。
これは、ねじ頭112の外周部がねじピックアップ操作
を容易にするためにフィーダ118から横方向に突出す
ることを可能にする。
【0029】図1は、装置100、ねじ108、及びフ
ィーダ118の相対的位置を示す。説明を容易にするた
めに、フィーダ118が1つの基準と見なされる。従っ
て、矢印を使用する後述の如何なる動き又は方向もフィ
ーダ118に関連して設定される。又、ビット102及
びねじ108の長手方向軸と一致する基準軸120から
も基準が取られる。基準軸120は、スリーブ104及
びハウジング110の長手方向軸とも一致する。
【0030】図1には、スリーブ104が下降させら
れ、ビット102が上昇させられ、装置100がねじ頭
112から離され、そしてグリッパ106が狭められて
いる状態が示される。装置100は、この場合、「係合
前」状態にある。
【0031】図1における断面図に示されるように、基
準軸120の両側における狭められたグリッパ106の
部分は面取りされた表面を有する。これらの面取りされ
た表面はグリッパ106の上側表面に連続しており、ね
じ頭112の頂部表面から離れて斜めに配置されてい
る。その面取りされた表面は、グリッパ106の狭めら
れた位置を決定するための「停止」表面を形成するよう
に平らになっている。停止表面は、内向きに且つ基準軸
120に向かって面しており、又、基準軸120と平行
でもある。グリッパ106は、ビット102及びスリー
ブ104を、望ましくは、ビット102の整形された先
端部及びスリーブ104の先端部付近を取り囲む。グリ
ッパ106における面取りされた表面は下降したスリー
ブ104における対応の面取りされた表面に近接し且つ
平行している。従って、これらの面取りされた表面はね
じ頭112の頂部表面に対して斜めに配置されている。
スリーブ104における面取りされた表面から環状のリ
ップ124(図3参照)が延びており、スリーブ104
のリップを形成する。
【0032】基準軸120の両側におけるハウジング1
10の一部分とグリッパの一部分の間にはスプリング1
22が設けられる。各スプリング122の少なくとも一
部分はグリッパ106内に形成されたノッチ又は溝に収
容されている。この部分と反対側の各スプリングの端部
はハウジング110の内壁に固定される。常時は伸張し
ている各スプリング122は図2に示されるように圧縮
可能である。従って、各圧縮されたスプリング122
は、グリッパ106の対応する部分を基準軸120に向
けて偏倚する力を供給する。しかし、グリッパ106の
対応する停止表面と隣接したスリーブ104の環状リッ
プ124によって与えられる力がこの力に対抗する。従
って、スリーブ104の環状リップ124は、スプリン
グ122によって基準軸120に向けて偏倚されたグリ
ッパ106の部分を一時停止状態に保持する。従って、
グリッパ106は狭められた位置に維持される。
【0033】ビット102は(基準軸120がそれを通
って延びている状態が示されている)、ねじ108をね
じ穴に締め付けるためにねじ頭112を駆動するトルク
を伝達する。そのトルクは基準軸120の周りに供給さ
れ、先ず、ツール・アダプタ・ユニット(図示されてな
い)を通してビット102に伝達される。しかる後、そ
のトルクは、ビット102の先端部を通してねじ頭11
2における窪み116に供給される。ツール・アダプタ
・ユニットに関しては、図8及び図9に関連して更に詳
しく説明する。
【0034】図2は、図1に示された構成から下降した
装置100及び突出したビット102の状態を示す。装
置100はねじ頭112と係合するための「係合」状態
にある。先ず、ビット102を突出させることによっ
て、装置100はビット102の整形された先端部を窪
み116に嵌合させようとする。ビット102がねじ頭
112と接触した時、トルクが装置100に供給され、
ビット102を窪み116に嵌合させる最初の試みが失
敗した場合でも窪み116を見つけてビット102と窪
み116との間の適当な嵌合を確実なものにするために
ビット102を、望ましくは、1回転させる。ビット1
02の整形された先端部と窪み116との間の十分な嵌
合が生じた時、装置100は更にねじ頭112に向かっ
て下降させられる。グリッパ106がねじ頭112の先
端部を包み込むことを可能にするために、スリーブ10
4が、望ましくは、ビット102の突出に遅れて突出す
る。スリーブ104が突出する時、スリーブ104にお
ける面取りされた表面がグリッパ106における面取り
された表面と接触する。これらの表面が接触する時、突
出したスリーブ104の下方への力は外向きの力に変換
され、それによってグリッパ106を外向きに押す。そ
の結果、スプリング122は更に圧縮され、グリッパ1
06は拡がる、即ち、開く。
【0035】装置100がねじ頭112に向かって更に
下降し、図3における「グリップ」状態になる時、ビッ
ト102はそれに対応して上昇させられる、即ち、図2
に示された配列状態から装置100の中に引っ込められ
る。これの効果は、ビット102が図2における装置1
00からそれ以上突出しないことである。ビット102
を内包するスリーブ104も同時に上昇させられる、即
ち、装置100の中に引っ込められる。ビット102
は、そのビット102の整形された先端部が窪み116
と動的に平衡した状態になるように装置100の中に引
っ込められる。これは、装置100がねじ頭112上に
下降した時、不必要な更なる力が窪み116に、従っ
て、ねじ頭112に作用しないことを保証する。
【0036】一方、スリーブ104は、そのスリーブ1
04が上昇させられるように、即ち、装置100の中に
引っ込められるようにグリッパ106を内向きに押すべ
く内向きに伸張しようとする圧縮されたスプリング12
2の力に依存する。グリッパ106及びスリーブ104
における面取りされた表面が共同してこれらの内向きの
力をスリーブ104における上向きの力に変換する。そ
の上向きの力は、スリーブ104を上昇させる、即ち、
装置100の中に引っ込ませる。同時に、ねじ頭112
の頂部表面とスリーブ104の環状リップ124の先端
との間の接触が生じる時、ねじ頭112はスリーブ10
4において上向きの力を及ぼす。この力もスリーブ10
4を上昇させて装置100の中に引っ込ませることに寄
与する。
【0037】従って、スリーブ104の先端部がねじ頭
112の頂部表面と接触する時、スリーブ104は上昇
させられる、即ち、装置100の中に引っ込められる。
基準軸120の両側における環状リップ124は、望ま
しくはねじ頭112の頂部表面に斜めに面する表面を有
する。しかし、これらの表面は、これらの表面が隣接し
ているスリーブ104における面取りされた表面よりも
小さい傾斜のものである。スリーブ104が上昇させら
れる、即ち、装置100の中に引っ込められる時、グリ
ッパ106における停止表面が環状リップ124におけ
るこれらの表面と接触するという1つの局面が到達す
る。グリッパ106における停止表面が実質的に基準軸
120と平行しているので、スプリング122の内向き
の力からスリーブ104における上向きの力への変換は
ほとんど存在しないか又は全く存在しない。従って、グ
リッパ106はスリーブ104を上昇させること、即
ち、スリーブ104を装置100の中に引っ込ませるこ
とに対する貢献を停止する。スリーブ104は、ねじ頭
112の頂部からの力が環状リップ124の先端と相互
作用することによって、大きく上昇させられる、即ち、
装置100の中に引っ込められる。又、スリーブ104
が上げられる、即ち、装置100の中に引っ込められる
時、環状リップ124はグリッパ106における停止表
面を通り過ぎてスライドする。
【0038】環状リップ124はスリーブ104から突
出しているので、グリッパ106における停止表面と接
触しているその環状リップ124の表面は基準軸120
に徐々に近づくため、スリーブ104は上昇させられ
る、即ち、装置100に中に引っ込められる時、グリッ
パ106はねじ頭112の外周部に徐々に近づく。グリ
ッパ106は、スリーブ104及びグリッパ106の面
取りされた表面同志が接触する時よりも遅い速度で狭ま
る。その結果、装置100がねじ頭112の頂部を包み
込む時、グリッパ106のグリップ部分126がねじ頭
112の外周部にゆっくりと接近する。しかし、装置1
00の下降とグリッパ106の接近が同時である時、グ
リッパ106のグリップ部分126は、ねじ頭112を
受けるように十分に拡がった又は開いたままである。望
ましくは、グリッパ106のグリップ部分126とねじ
頭112の外周部との間に間隔が設けられる。これは、
ねじ頭112の上に装置100が下降する時、ねじ頭1
12の頂部がグリッパ106の下側表面と接触するま
で、グリッパ106及びねじ頭112の間にわずかな接
触があるか又は全く接触がないことを保証するためであ
る。
【0039】図4に示されるように装置100がグリッ
プ状態にある時、装置100は図3における配列状態か
ら更に下降させられ、ねじ頭112の頂部がグリッパ1
06のグリップ領域の下面と接触する。これらの下側表
面は基準面(datum surface)128として知られてい
る。望ましくは、基準面128は、基準軸120に対し
て垂直である面と同じ平面上にある。基準面128とね
じ頭112の頂部との間の接触が生じた時点で、装置1
00は上昇すること、即ち、ビット102を引っ込める
ことを停止する。更に、スリーブ104の環状リップ1
24の前端部が基準面128と同一平面にあるままであ
る。これが生じる時、スリーブ104及びグリッパ10
6の面取りされた表面は既に離れており、グリッパ10
6における停止表面は基準軸120に最も接近している
ので、グリッパ106は最も内側の位置にある。ねじ頭
112の頂部及びグリッパ106が寄与した上向きの力
はスリーブ104に作用するのをやめる。従って、スリ
ーブ104は装置10の中に引っ込むこと、即ち、上昇
することを停止する。その代わり、ねじ頭112の外周
のまわりにグリップが形成される。
【0040】しかる後、装置100はフィーダ118か
らねじ108を持ち上げる。しかし、ねじ108をピッ
クアップしている間、装置100はビット102及び窪
み116の間の最良の嵌合によってねじ頭112と係合
し続ける。これは、ねじ108がねじ穴に挿入される時
までに装置100がねじ108をねじ穴に直ちに押し込
む準備ができていることを保証するためである。
【0041】ねじピックアップ及びねじ締め操作を継続
するために、装置100は、自動化されたシステムによ
って又は操作者の手作業によってねじ穴上の位置まで移
動させられる。そこで、装置100を下降させることに
よって、ねじ108が下降し、ねじ山を切られた本体1
14がねじ穴に挿入される。ねじ山を切られた本体11
4の先端部がねじ穴に入った時、装置100は数回転だ
け、例えば、3回転だけ回され、従って、そのねじ山を
切られた本体114はねじ穴の事前形成された内部のね
じ山を係合する。その後、回転が継続する時、ビット1
02及びスリーブ104が装置100からの下降、即
ち、突出を開始する。スリーブ104がビット102の
突出に遅れて突出又は下降する時、スリーブ104及び
グリッパ106の面取りされた表面が接触する。再び、
これが生じる時、スリーブ104の下向きの移動がグリ
ッパ106の上向きの移動に変換される。従って、グリ
ッパ106は拡げられ、即ち、開かれ、それによって装
置100にねじ頭112を解放させる。しかし、装置1
00は下降し続け、ビット102は装置10から下降又
は突出し続ける。ねじ108をねじ穴に押し込むため
に、トルクがビット102を通して窪み116に供給さ
れ続ける。
【0042】本発明の実施例によって提供される自動セ
ンタリング、自動整列、及び高さ参照の特徴を説明する
ために、図5及び図6を参照してグリッパ106を更に
詳細に説明する。図5は、グリッパ106によって供給
される力が種々のグリップ位置に重畳する場合の、ねじ
頭112におけるそのグリッパ106のグリップ位置が
平面図で示される機械的センタリング操作図を示す。こ
れらのグリップ力は等しい大きさであり、矢印F1、F
2、及びF3によって表される。
【0043】図5に示されるように、グリッパ106が
3ポイント・グリップを加える3つの位置204、20
6、及び208がねじ頭112に存在する。従って、グ
リップ力F1、F2、及びF3は、それぞれ、位置20
4、206、及び208に重畳する。その機械的センタ
リングの概念を適用するためには、ねじ108は、ねじ
山を切られた本体114の長手方向軸と一致した基準点
202によって表される軸心を持ったほぼ円形のねじ頭
112を持つものと仮定する。グリップ部分126によ
って行われる3ポイント・グリップは、望ましくは、角
度的に120゜変位しているポイントにおいてねじ頭1
12の外周部の周囲に適用される。その結果、グリップ
力F1、F2、及びF3は基準点202において一致し
(即ち、基準点202に集中し)、それによって、グリ
ッパ106をねじ頭112にセンタリングさせる。
【0044】グリッパ106は3つよりも多くのポイン
トでねじ頭112をグリップするように構成されてもよ
いが、それを行う実用上の影響は、各グリップ・ポイン
トにおいて加えられる力を基準点202において一致さ
せることが益々困難になることである。
【0045】図6を参照して、装置100の自動整列及
びねじの高さ参照という特徴を説明する。前述の説明で
は、基準面128は基準軸120に対して垂直である平
面にある。装置100がフィーダ118に向かって下降
する時、基準面128とねじ頭112の頂部との間の接
触が行われる。ねじ頭112の頂部も平らであること及
びねじ山を切られた本体114の長手方向軸がねじ頭1
12の平らな頂部表面に対して垂直であることを仮定し
た場合、ねじ108は、グリッパ106によってグリッ
プされた時、それによって整列させられる。即ち、ねじ
山を切られた本体114の長手方向軸は、基準面128
がねじ頭112の頂部の平らな表面と係合する時、基準
軸120と整列する。従って、これは、装置100がね
じ穴に対して垂直に保持される時、ねじ108がねじ穴
に垂直に挿入されることを保証する手段を提供する。
【0046】基準面128は高さの参照のためにも使用
される。即ち、基準面128とねじ頭112の頂部表面
との間の適切な且つ十分な接触が行われる時、基準面1
28によって形成された平面は、ねじ108の高さを測
定可能にするための基準平面を提供する。この特徴は、
装置100が、生産又は製造フロアにおいて実施し得る
自動ねじピックアップ及びねじ締めシステムと結合して
使用されることを可能にする場合に特に有用である。そ
のような自動システムは、一般に、ねじピックアップ、
ねじ締め付け、ねじ穴検出、及び同様の操作を遂行する
ためには参照手段に依存する。一般に、高さ、距離、隆
起、及び同様の測定事項は、そのような自動システムが
それらの操作を遂行するために依存するクリティカルな
情報である。そのような自動システムが図7に示され
る。
【0047】更に、本発明の実施例における装置100
は、ねじの締め操作中に生じる外部からの微粒子を除去
する手段も提供する。装置100は、ねじ108をねじ
穴に挿入する時の垂直性を保証する自動センタリング及
び自動整列操作のための設備を有するけれども、外部か
らの微粒子は依然として存在することがあり得る。これ
は、ねじ108及び/又はねじ穴の寸法の変動によって
引き起こされるクロス・スレッディングの結果として生
じた外部微粒子のためであることもあり得る。外部微粒
子は、ねじ締め操作が行われる前に、既にねじ穴に又は
ねじ穴の周辺領域に存在しているかもしれない。これら
の外部微粒子を除去するために、装置100は真空のパ
スを備えている。
【0048】前述したように、スリーブ104はビット
102を内包する。しかし、装置100には、ビット1
02とそれを取り囲むスリーブ104との間にスペース
が与えられる。そのスペースはビット102を包む真空
のパス130(図6参照)を形成する。その真空のパス
130は、当業者には明らかなように、装置100に接
続可能な空気排出装置(図示されてない)によって与え
られる。
【0049】生産又は製造フロアにおいて装置100を
実現するためには、装置100は、図7に示されるよう
な自動製造システムを形成するために他のモジュールと
関連して使用される。一般に、そのような自動システム
は、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PL
C)402、ロボット404、ねじフィーダ118、ね
じピックアップ装置100、及びねじドライバ408を
含む。PLC402は、図7に示されたほとんどのモジ
ュールの操作を同期化し、調整するための制御ロジック
を提供する。
【0050】その自動システムにおいて、装置100は
ねじドライバ408に結合され、ねじドライバ408に
よって供給されるトルクはビット102及びスリーブ1
04を駆動するために使用可能である。又、真空装置4
10もねじドライバ408に接続され、一方、ねじドラ
イバ408は、外部からの微粒子を除去するための吸引
力を装置100に与えるために空気を除去することが可
能である。更に、ねじドライバ408はロボット404
にも接続される。そのロボット404は、とりわけ、自
動化されたアクションによってねじピックアップ及びね
じ締め操作を遂行する。PLC402は、ドライバ・コ
ントローラ406を通してねじドライバ408を制御す
る。
【0051】更に、PLC402はねじフィーダ118
も制御する。ねじフィーダ118に横方向の動きを与え
るために、そのねじフィーダ118が置かれている横方
向作用テーブル412が設けられる。横方向作用テーブ
ル412は軸サーボ414によって制御され、一方、そ
の軸サーボ装置414はPLC402によって制御され
る。軸サーボ装置414は、種々な軸における横方向作
用テーブル412の制御及び移動を行うサーボ機構であ
る。装置100及びねじフィーダ118にも空気供給装
置416が接続される。空気供給装置416は、ビット
102及びスリーブ104の移動を行わせるための装置
100における機構を作動させるために空気圧を供給す
る。
【0052】図8及び図9を参照して、更に、ねじドラ
イバ408及び装置100の間の機械的連結機構を説明
する。その連結機構は、図8及び図9に示されたツール
・アダプタ・ユニットを通して可能にされる。ツール・
アダプタ・ユニットはドライバ・アダプタ502及びビ
ット・アダプタ504を含んでいる。ドライバ・アダプ
タ502は、装置100及びねじドライバ408の間の
機械的インターフェースを提供し、ねじドライバ408
において使用される連結機構のサイズ及びタイプに依存
する。異なるねじドライバ408が使用される時、従っ
て、異なる連結機構が使用される時、ドライバ・アダプ
タ502は変更される。同様に、ビット・アダプタ50
4は使用されるビット102のサイズ及びタイプに依存
する。
【0053】又、ツール・アダプタ・ユニットは一連の
空気取り入れ口506を含む。これらの空気取り入れ口
506は、プッシャ508が可動的に配置されている空
気室に空気を受け入れるための空気供給装置416に接
続される。プッシャ508は「ピストン」のような装置
であり、それは、空気圧によって付勢される時、ドライ
ブ・カラー510を押す。ドライブ・カラー510はビ
ット・アダプタ504に連結されている。プッシャ50
8及びドライブ・カラー510はピックアップ・ハウジ
ング512によって内包されている。ドライブ・カラー
510及びピックアップ・ハウジング512の両方と
も、望ましくは、円筒状の形をしている。ビット・アダ
プタ504も、望ましくは、円筒状の形をしている。こ
れは、トルクがねじドライバ408からドライバ・アダ
プタ502に、しかる後、ビット・アダプタ504に、
更にドライブ・カラー510に伝達されるように、ビッ
ト・アダプタ504及びドライブ・カラー510が同軸
的に整列することを可能にする。
【0054】ドライブ・カラー510は、そのドライブ
・カラー510がビット・アダプタ504から突出する
時に肩部を形成するようにかなり狭くなっている。ピッ
クアップ・ハウジング512は、円筒状である内部レッ
ジ(ledge)を形成するように環状のリングによって相
互に狭められている。環状のリングはベアリング・クラ
ンプ・リング516である。ドライブ・カラー510の
肩部とベアリング・クランプ・リング516との間には
スプリング514がある。スプリング514は、下方に
突出したドライブ・カラー510の狭められた首部のま
わりに渦巻き状になっており、一方、スプリング514
の両端部は、それぞれ、同時に、ドライブ・カラー51
0の肩部及びベアリング・クランプ・リング516の上
に載っている。
【0055】ドライブ・カラー510の狭められた首部
はビット102の整形された先端部とは反対の端部にお
いてビット102に連結されている。ドライブ・カラー
510に連結されたビット102の部分は砂時計形状に
なっている。その砂時計形状部分におけるくびれは、望
ましくは、ビット102の軸直径と実質的に同じ直径を
有する。ビット102は砂時計形状部分の後で狭くなっ
ており、従って、徐々に傾斜した肩部を形成している。
【0056】ビット102の砂時計形状部分において、
スリーブ104がビット102を内包し始める。しか
し、ビット102の傾斜した肩部では、スリーブ104
の内部空洞が相補的な形状の傾斜したレッジを形成す
る。スリーブ104の内部空洞における傾斜したレッジ
は、スリーブ104に関してビット10が突出すること
に対するストッパとして作用する。即ち、ビット102
は、スリーブ104の対応する突出を生じさせることな
く所定の距離を超えて装置100から突出することはで
きない。
【0057】スリーブ104の内部空洞は、その後、鋭
いレッジを形成するように急激に狭くなる。ビット10
2における傾斜した肩部及びスリーブ104の内部空洞
における鋭いレッジの間に、もう1つのスプリング51
8がある。ビット102が、正常な状態の下では、スリ
ーブ104の環状リップ124の先端部を越えて突出し
ないように、スプリング518はビット102とスリー
ブ104との間の相対的な変位を生じさせるべく偏倚力
を与える。
【0058】スリーブ・ハウジング520はスリーブ1
04の突出に対するストッパとして、従って、ビット1
02の突出に対するストッパとして作用する。これは、
スリーブ104の外側表面及びスリーブ・ハウジングの
内側表面における肩部及びレッジのような相補的な形状
の停止表面を設けることによって行われる。従って、停
止表面は装置100からのビット102及びスリーブ1
04の突出を所定の距離に制限する。
【0059】前述のように、ツール・アダプタ・ユニッ
ト及び装置100におけるコンポーネントは、装置10
0に回転運動及び長手方向運動を与えるためのシステム
を形成するように相互接続及び相互作用する。
【0060】トルクがドライバ・アダプタ502に供給
される時、そのトルクはビット・アダプタ504に、更
に、ドライブ・カラー510に中継される。一方、ドラ
イブ・カラー510はそのトルクをビット102,スリ
ーブ104,及びスリーブ・ハウジング520に中継す
る。望ましくは、スリーブ・ハウジング520及びピッ
クアップ・ハウジング512の間には、回転するスリー
ブ104に続いて回転するスリーブ・ハウジング520
によって生じたそれら2つのハウジングの間の摩擦を実
質的に減少させるためのベアリングが存在する。更に、
望ましくは、スリーブ104によって生じた摩擦を減少
させるという同じ目的のために、ベアリング・クランプ
・リング516及びスリーブ・ハウジング520の間に
ベアリング522が存在する。
【0061】例えば、ビット102を突出させる、即
ち、下降させるために、或いは、ビット102を上昇さ
せる、即ち、引っ込めるために、ビット102及び/又
はスリーブ104の長手方向移動が必要とされる時、空
気供給装置416によって空気が供給され、そしてそれ
が維持又は中断される。スプリング514及び518が
伸張している図8では、システムは正規の状態にある。
即ち、ドライブ・カラー510が上昇し、ビット102
が上昇している。ビット102が突出してないので、ビ
ット102における傾斜した肩部は、スリーブ104の
内部空洞における相補的な形状の傾斜したレッジとは接
触しない。従って、スリーブ104は、そのスリーブ1
04及びグリッパ106における面取りされた表面がス
プリング122により供給された突出力に関して許容す
る範囲まで上昇する。空気が空気取り入れ口506に供
給される時、プッシャ508が、図9に示されるように
押し下げられる。ドライブ・カラー510も押し下げら
れ、従って、ビット102が押し下げられる。その結
果、スプリング514及び518がそれぞれ圧縮され
る。ビット102に十分に突出する時、ビット102に
おける傾斜した肩部がスリーブ104の内部空洞におけ
る相補的な形状の傾斜したレッジと接触する。ビット1
02が更に突出する時、スリーブも、或る距離だけビッ
ト102に遅れるけれども、突出する。
【0062】空気供給装置416からの空気が中断する
時、スプリング514及び518が伸張し、それによっ
て、ドライブ・カラー510及びビット102をスリー
ブ104に関して上向きに押す。スリーブ104がグリ
ッパ106により、両方における面取りされた表面を通
して休止状態にされる時、スプリング518が、図8に
示されるように空間的平衡状態を与える程度まで伸張す
る。この状態では、ビット102の傾斜した肩部とスリ
ーブ104の内部空洞における傾斜したレッジとの間に
隙間が存在する。又、スリーブ104における停止表面
とスリーブ・ハウジング520との間にも隙間が存在す
る。
【0063】システムが図8又は図9に示されたような
状態にあるかどうかに関係なく、真空パスは一貫して真
空排出口524との流体コミュニケーション状態にあ
る。真空排出口524は、ドライブ・カラー510の肩
部とベアリング・クランプ・リング516との間に形成
された隙間から排気する。
【0064】図8及び図9を使用して説明されたシステ
ムは図7を使用して説明された自動システムに取り付け
可能である。別の方法として、そのシステムは手操作用
ねじドライバにも取り付け可能である。自動システムの
場合、ロボット404が、教示の方法又は同様の方法を
使用してX、Y、及びZ座標において移動するようにプ
ログラムされる。ロボット404が「教えられた」ポイ
ントまでそのシステムを移動させる時、他の教えられた
ポイントへのシステムのその後の移動は事前決定され、
例えば、装置100がねじピックアップ操作の間又はね
じ締め操作の間にあまりに大きく下降しないように制御
される。手操作のねじドライバによるそのシステムの応
用に対して、システムのX、Y、及びZ方向の移動は操
作者の「感覚」によって制御される。例えば、操作者
は、ねじピックアップ操作時にねじ頭112からの抵抗
の感覚に基づいてどの程度まで装置100を下降させる
かを判断するためのものである。
【0065】前述の装置100及びツール・アダプタ・
ユニットは、ねじピックアップ及びねじ締めツール又は
装置の制作に適した標準の静電気放出(ESD)承認材
料を使用して作られる。ESDを生じさせないそのよう
な材料は、一般に、当業者には知られている。
【0066】上記のように、製造時に使用するためのツ
ール又は装置、方法、及び自動システムが開示された。
特に、その装置は、ねじピックアップ及びねじ締め操作
のために使用される。それを行う場合、その装置は、自
動係合、自動センタリング、自動整列、及びねじ高参照
機能を遂行する。そのねじピックアップ及びねじ締め操
作のための装置は、磁界を使用することのないねじピッ
クアップ機構を提供する。しかし、本願における開示か
ら見て、本発明の技術的範囲及び精神から逸脱すること
なく、数多くの変更及び/又は修正を行い得ることは当
業者には明らかであろう。
【0067】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0068】(1)ねじのピックアップ及び前記ねじの
ねじ頭との係合を可能にするためにトルク・ドライバを
使用するための装置にして、長手方向に前記装置から突
出すること及び前記装置の中に引っ込むことができるス
リーブと、前記ねじ頭をグリップするためのグリッパ
と、を含み、前記グリッパは前記グリッパの拡がり及び
狭まりが前記スリーブの突出及び引っ込みに依存するこ
とを特徴とする装置。 (2)前記スリーブでもって取り囲み可能であるビット
を更に含み、前記ビットは、前記ビットの長手方向軸の
まわりを回転することができ、長手方向に前記装置から
突出すること及び前記装置の中に引っ込むことができ、
前記ねじ頭と係合して前記ねじ頭にトルクを伝達するた
めに前記トルク・ドライバに回転可能に連結することが
できることを特徴とする上記(1)に記載の装置。 (3)前記グリッパが前記スリーブの長手方向軸から離
れる外向きの方向に拡がる時、前記スリーブが前記装置
から突出することに依存して前記グリッパが前記ねじ頭
を受け又は解放し、前記グリッパが前記スリーブの長手
方向軸に向かう内向きの方向に狭まる時、前記スリーブ
が前記装置の中に引っ込むことに依存して前記グリッパ
が前記ねじ頭をグリップする、ことを特徴とする上記
(2)に記載の装置。 (4)前記グリッパのグリップ部分は前記ねじ頭をピッ
クアップするために前記スリーブ及びビットの端部に近
接して配置され、前記ビットの端部は、前記ねじ頭と係
合して前記ねじ頭にトルクを伝達するために前記装置か
ら突出することができ、更に前記グリッパのグリップ部
分を超えて突出することができる、ことを特徴とする上
記(3)に記載の装置。 (5)前記グリッパは内向きに狭まるように弾性的に偏
倚されることを特徴とする上記(4)に記載の装置。 (6)前記グリッパは前記グリッパを作動させるために
前記スリーブと解放可能に接触することを特徴とする上
記(5)に記載の装置。 (7)前記グリッパ及び前記スリーブは前記グリッパの
作動を可能にするために解放可能に接触する少なくとも
一対の面取りされた表面を含むことを特徴とする上記
(6)に記載の装置。 (8)前記一対の面取りされた表面は前記スリーブが前
記装置から突出する時解放可能に接触し、前記スリーブ
を更に突出させる力を角度的に分解することによって前
記スリーブの更なる突出を前記グリッパの拡がりに変換
し、前記スリーブを更に突出させる力が実質的に作用し
なくなる時、前記グリッパが狭まり、前記グリッパの内
向きに偏倚された狭まりによって与えられた力を角度的
に分解することによって、前記一対の面取りされた表面
が前記グリップの内向き偏倚された狭まりを前記スリー
ブの引っ込みに変換する、ことを特徴とする上記(7)
に記載の装置。 (9)前記グリッパのグリップ部分は前記ねじ頭のまわ
りの空間的に分布した三点グリップを提供することを特
徴とする上記(8)に記載の装置。 (10)前記スリーブによる前記ビットの取り囲みは真
空パスを提供することを特徴とする上記(9)に記載の
装置。 (11)前記ビット及び前記スリーブは実質的に円筒形
であり且つ同軸を有することを特徴とする上記(10)
に記載の装置。 (12)前記スリーブ及び前記グリッパは前記グリッパ
の内向き偏倚された狭まりを前記スリーブの長手方向軸
からの所定の距離において停止させるための相補的な表
面を提供することを特徴とする上記(11)に記載の装
置。 (13)前記グリッパは前記ねじ頭の高さを参照するた
めの基準手段を提供するために及び前記ビット及び前記
ねじの長手方向軸を同軸的に整列させるために前記ねじ
頭の上側表面と接触するための少なくとも1つの表面を
更に含むことをことを特徴とする上記(12)に記載の
装置。 (14)スリーブ及びグリッパを含む装置を使用してね
じをピックアップし、前記ねじのねじ頭と係合するため
の方法にして、前記スリーブを前記装置から突出させ及
び前記装置の中に引っ込ませるステップと、前記スリー
ブと共に前記グリッパを作動させることによって前記ね
じ頭をグリップするステップと、を含み、前記グリッパ
の拡がり及び狭まりが前記スリーブの突出及び引っ込み
に依存することを特徴とする方法。 (15)前記スリーブでもってビットを取り囲むステッ
プを含み、前記ビットは、前記ビットの長手方向軸のま
わりを回転することができ、長手方向に前記装置から突
出すること及び前記装置の中に引っ込むことができ、前
記ねじ頭と係合して前記ねじ頭にトルクを伝達するため
に前記トルク・ドライバに回転可能に連結することがで
きることを特徴とする上記(14)に記載の方法。 (16)前記グリッパを前記スリーブの長手方向軸から
離れる外向きの方向に拡げる時、前記スリーブが前記装
置から突出することに依存して前記グリッパが前記ねじ
頭を受け又は解放し、前記グリッパを前記スリーブの長
手方向軸に向うへ内向きの方向に狭める時、前記スリー
ブが前記装置の中に引っ込むことに依存して前記グリッ
パが前記ねじ頭をグリップする、ことを特徴とする上記
(15)に記載の方法。 (17)前記ねじ頭をピックアップするために前記グリ
ッパのグリップ部分を前記スリーブ及びビットの端部に
近接して配置し、前記ねじ頭と係合して前記ねじ頭にト
ルクを伝達するために前記装置から前記ビットの端部を
突出させ、更に前記グリッパのグリップ部分を超えて前
記ビットの端部を突出させるステップを更に含むことを
特徴とする上記(16)に記載の方法。 (18)内向きに狭まるように前記グリッパを弾性的に
偏倚するステップを更に含むことを特徴とする上記(1
7)に記載の方法。 (19)前記グリッパを作動させるために前記グリッパ
及び前記スリーブを解放可能に接触させるステップを更
に含むことを特徴とする上記(18)に記載の方法。 (20)前記接触させるステップは、前記グリッパの作
動を可能にするために前記スリーブ及び前記グリッパに
おける少なくとも一対の面取りされた表面を解放可能に
接触させることを特徴とする上記(19)に記載の方
法。 (21)前記接触させるステップは、前記スリーブが前
記装置から突出する時前記一対の面取りされた表面を解
放可能に接触させ、前記スリーブを更に突出させる力を
角度的に分解することによって前記スリーブの更なる突
出を前記グリッパの拡張に変換し、前記スリーブを更に
突出させる力が実質的に作用しなくなる時、前記グリッ
パが狭まり、前記グリッパの内向きに偏倚された狭まり
によって与えられた力を角度的に分解することによって
前記グリップの内向き偏倚された狭まりを前記スリーブ
の引っ込みに変換する、ことを特徴とする上記(20)
に記載の方法。 (22)前記ねじ頭のまわりの空間的に分布した三点グ
リップを提供するように前記グリッパのグリップ部分を
分布させるステップを更に含むことを特徴とする上記
(21)に記載の方法。 (23)前記ビットと前記スリーブとの間に真空パスを
設けるステップを更に含むことを特徴とする上記(2
2)記載の方法。 (24)前記ビット及び前記スリーブを実質的に円筒形
であり且つ同軸を有するものとして設けるステップを更
に含むことを特徴とする上記(23)に記載の方法。 (25)前記グリッパの内向き偏倚された狭まりを前記
スリーブの長手方向軸からの所定の距離において停止さ
せるために、前記スリーブ及び前記グリッパにおいて相
補的な表面を設けるステップを更に含むことを特徴とす
る上記(24)に記載の方法。 (26)前記グリッパは前記ねじ頭の高さを参照するた
めの基準手段を提供するために及び前記ビット及び前記
ねじの長手方向軸を同軸的に整列させるために前記ねじ
頭の上側表面と接触するための少なくとも1つの表面を
前記グリッパにおいて設けるステップを更に含むことを
ことを特徴とする上記(25)に記載の方法。 (27)ねじをピックアップするために及びねじのねじ
頭と係合するためにトルク・ドライバを連結し得るツー
ルにして、前記ねじ頭をグリップするための手段と、前
記ねじ頭と係合するための手段と、前記トルク・ドライ
バから前記係合手段にトルクを伝達し、前記係合手段を
長手方向に前記ツールから突出させるための及び前記ツ
ールへ引っ込ませるための手段と、を含むツール。 (28)前記グリップ手段は、長手方向に前記ツールか
ら突出すること及び前記ツールの中に引っ込むことがで
きるスリーブと、前記スリーブによって作動可能であっ
て、前記ねじ頭をグリップするためのグリッパと、を含
み、前記グリッパの拡がり及び狭まりは前記スリーブの
拡がり及び狭まりに依存することを特徴とする上記(2
7)に記載のツール。 (29)前記係合手段は前記スリーブが取り囲み得るビ
ットを含み、前記ビットは前記ビットの長手方向軸のま
わりを回転することができ、長手方向に前記ツールから
突出すること及び前記ツールの中に引っ込むことがで
き、前記ねじ頭と係合して前記ねじ頭にトルクを伝達す
ることができることを特徴とする上記(28)に記載の
ツール。 (30)前記伝達手段は、空気圧を受けるための空気取
り入れ口と、一端が前記空気取り入れ口と流体的に通じ
ており、空気圧を実質的に長手方向の力に変換すること
ができるプッシャと、前記空気取り入れ口によって空気
圧が与えられる方向とは反対の方向に前記プッシャが弾
性的に偏倚されることを可能にするための弾性偏倚素子
と、前記トルク・ドライバ及び前記ビットを連結し、前
記プッシャによって与えられた実質的に長手方向の力及
び前記トルク・ドライバからのトルクを受け、前記長手
方向の力及び前記トルクを前記係合手段に伝達するため
の連結手段と、を含むことを特徴とする上記(29)に
記載のツール。 (31)前記グリッパが前記スリーブの長手方向軸から
離れる外向きの方向に拡がる時、前記スリーブが前記ツ
ールから突出することに依存して前記グリッパが前記ね
じ頭を受け又は解放し、前記グリッパが前記スリーブの
長手方向軸に向かう内向きの方向に狭まる時、前記スリ
ーブが前記ツールの中に引っ込むことに依存して前記グ
リッパが前記ねじ頭をグリップする、ことを特徴とする
上記(30)に記載のツール。 (32)前記グリッパのグリップ部分は前記ねじ頭をピ
ックアップするために前記スリーブ及びビットの端部に
近接して配置され、前記ビットの端部は、前記ねじ頭と
係合して前記ねじ頭にトルクを伝達するために前記ツー
ルから突出することができ、更に前記グリッパのグリッ
プ部分を超えて突出することができる、ことを特徴とす
る上記(31)に記載のツール。 (33)前記グリッパは内向きに狭まるように弾性的に
偏倚され、前記グリッパのグリップ部分は前記ねじ頭の
まわりの空間的に分布した三点グリップを提供すること
を特徴とする上記(32)に記載のツール。 (34)前記グリッパ及び前記スリーブは前記グリッパ
の作動を可能にするために解放可能に接触する少なくと
も一対の面取りされた表面を含み、前記一対の面取りさ
れた表面は前記スリーブが前記ツールから突出する時解
放可能に接触し、前記スリーブを更に突出させる力を角
度的に分解することによって前記スリーブの更なる突出
を前記グリッパの拡がりに変換し、前記スリーブを更に
突出させる力が実質的に作用しなくなる時、前記グリッ
パが狭まり、前記グリッパの内向きに偏倚された狭まり
によって与えられた力を角度的に分解することによっ
て、前記一対の面取りされた表面が前記グリップの内向
き偏倚された狭まりを前記スリーブの引っ込みに変換す
る、ことを特徴とする上記(33)に記載のツール。 (35)前記スリーブ及び前記グリッパは前記グリッパ
の内向き偏倚された狭まりを前記スリーブの長手方向軸
からの所定の距離において停止させるための相補的な表
面を提供することを特徴とする上記(34)に記載のツ
ール。 (36)前記グリッパは前記ねじ頭の高さを参照するた
めの基準手段を提供するために及び前記ビット及び前記
ねじの長手方向軸を同軸的に整列させるために前記ねじ
頭の上側表面と接触するための少なくとも1つの表面を
更に含むことをことを特徴とする上記(35)に記載の
ツール。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による装置を使用してねじピッ
クアップ操作における初期状態を示す図である。
【図2】本発明の実施例による装置を使用してねじピッ
クアップ操作における次の過程を示す図である。
【図3】本発明の実施例による装置を使用してねじピッ
クアップ操作における次の過程を示す図である。
【図4】本発明の実施例による装置を使用してねじピッ
クアップ操作における次の過程を示す図である。
【図5】図1乃至図4に示された装置における機械的な
センタリング操作を示す図である。
【図6】図1乃至図4に示された装置によってグリップ
されているねじを真っ直ぐに立てるための操作を示す断
面図である。
【図7】図1乃至図4に示された装置、ねじフィーダ、
ねじドライバ、制御ユニットを含むモジュールを示す高
レベルのブロック図であり、それらのすべてのユニット
がねじピックアップ及びねじ締め操作を遂行するために
生産又は製造フロアにおいて実施し得るねじピックアッ
プ・システムを形成する。
【図8】ねじピックアップ及びねじ締め操作のために図
7に示されたねじドライバに連結された図1乃至図4に
おける装置のビットが引っ込んでいる時の状態を示す図
である。
【図9】ねじピックアップ及びねじ締め操作のために図
7に示されたねじドライバに連結された図1乃至図4に
おける装置のビットが突出している時の状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
100 ねじピックアップ及びねじ締め操作のための装
置 102 ビット 104 スリーブ 106 グリッパ 108 ねじ 110 ハウジング 112 ねじ頭 114 ねじ山付き本体 116 窪み 118 ねじフィーダ 120 基準軸 122 スプリング 520 スリーブ・ハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500451207 シンガポール・プロダクティバティ・アン ド・スタンダーズ・ボード シンガポール共和国、シンガポール 118221、サイエンス・パーク・ドライブ 1 (72)発明者 チョン・フォン・ディビット・サム シンガポール共和国、シンガポール 389757、ゲイラング・イースト・アベニュ ー・2 8、ナンバー・09−03 (72)発明者 チウ・クム・ング シンガポール共和国、シンガポール 560429、アン・モ・キオ・アベニュー・ 3、ブロック・429、ナンバー・03−2588 (72)発明者 シャン・オング シンガポール共和国、シンガポール 520387、タンピンズ・ストリート・32、ブ ロック・387、ナンバー・05−93 (72)発明者 リッキー・チョン・ホ・タン マレーシア国、ジョホール 81100、ジョ ホール・バール、ジャラン・モレク 18、 タマン・モレク・1/4 (72)発明者 キート・チン・タン シンガポール共和国、シンガポール 560130、アン・モ・キオ・アベニュー・ 3、ブロック・130、ナンバー・03−1589 (72)発明者 ジェニー・ホイ・チン・タン シンガポール共和国、シンガポール 437569、ペブル・レーン 20

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじのピックアップ及び前記ねじのねじ頭
    との係合を可能にするためにトルク・ドライバを使用す
    るための装置にして、 長手方向に前記装置から突出すること及び前記装置の中
    に引っ込むことができるスリーブと、 前記ねじ頭をグリップするためのグリッパと、 を含み、 前記グリッパは前記グリッパの拡がり及び狭まりが前記
    スリーブの突出及び引っ込みに依存することを特徴とす
    る装置。
  2. 【請求項2】前記スリーブでもって取り囲み可能である
    ビットを更に含み、 前記ビットは、前記ビットの長手方向軸のまわりを回転
    することができ、長手方向に前記装置から突出すること
    及び前記装置の中に引っ込むことができ、前記ねじ頭と
    係合して前記ねじ頭にトルクを伝達するために前記トル
    ク・ドライバに回転可能に連結することができることを
    特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記グリッパが前記スリーブの長手方向軸
    から離れる外向きの方向に拡がる時、前記スリーブが前
    記装置から突出することに依存して前記グリッパが前記
    ねじ頭を受け又は解放し、 前記グリッパが前記スリーブの長手方向軸に向かう内向
    きの方向に狭まる時、前記スリーブが前記装置の中に引
    っ込むことに依存して前記グリッパが前記ねじ頭をグリ
    ップする、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記グリッパのグリップ部分は前記ねじ頭
    をピックアップするために前記スリーブ及びビットの端
    部に近接して配置され、 前記ビットの端部は、前記ねじ頭と係合して前記ねじ頭
    にトルクを伝達するために前記装置から突出することが
    でき、更に前記グリッパのグリップ部分を超えて突出す
    ることができる、 ことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記グリッパは内向きに狭まるように弾性
    的に偏倚されることを特徴とする請求項4に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】前記グリッパは前記グリッパを作動させる
    ために前記スリーブと解放可能に接触することを特徴と
    する請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記グリッパ及び前記スリーブは前記グリ
    ッパの作動を可能にするために解放可能に接触する少な
    くとも一対の面取りされた表面を含むことを特徴とする
    請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記一対の面取りされた表面は前記スリー
    ブが前記装置から突出する時解放可能に接触し、前記ス
    リーブを更に突出させる力を角度的に分解することによ
    って前記スリーブの更なる突出を前記グリッパの拡がり
    に変換し、 前記スリーブを更に突出させる力が実質的に作用しなく
    なる時、前記グリッパが狭まり、前記グリッパの内向き
    に偏倚された狭まりによって与えられた力を角度的に分
    解することによって、前記一対の面取りされた表面が前
    記グリップの内向き偏倚された狭まりを前記スリーブの
    引っ込みに変換する、 ことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記グリッパのグリップ部分は前記ねじ頭
    のまわりの空間的に分布した三点グリップを提供するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記スリーブによる前記ビットの取り囲
    みは真空パスを提供することを特徴とする請求項9に記
    載の装置。
  11. 【請求項11】前記ビット及び前記スリーブは実質的に
    円筒形であり且つ同軸を有することを特徴とする請求項
    10に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記スリーブ及び前記グリッパは前記グ
    リッパの内向き偏倚された狭まりを前記スリーブの長手
    方向軸からの所定の距離において停止させるための相補
    的な表面を提供することを特徴とする請求項11に記載
    の装置。
  13. 【請求項13】前記グリッパは前記ねじ頭の高さを参照
    するための基準手段を提供するために及び前記ビット及
    び前記ねじの長手方向軸を同軸的に整列させるために前
    記ねじ頭の上側表面と接触するための少なくとも1つの
    表面を更に含むことをことを特徴とする請求項12に記
    載の装置。
  14. 【請求項14】スリーブ及びグリッパを含む装置を使用
    してねじをピックアップし、前記ねじのねじ頭と係合す
    るための方法にして、 前記スリーブを前記装置から突出させ及び前記装置の中
    に引っ込ませるステップと、 前記スリーブと共に前記グリッパを作動させることによ
    って前記ねじ頭をグリップするステップと、 を含み、 前記グリッパの拡がり及び狭まりが前記スリーブの突出
    及び引っ込みに依存することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】前記スリーブでもってビットを取り囲む
    ステップを含み、 前記ビットは、前記ビットの長手方向軸のまわりを回転
    することができ、長手方向に前記装置から突出すること
    及び前記装置の中に引っ込むことができ、前記ねじ頭と
    係合して前記ねじ頭にトルクを伝達するために前記トル
    ク・ドライバに回転可能に連結することができることを
    特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記グリッパを前記スリーブの長手方向
    軸から離れる外向きの方向に拡げる時、前記スリーブが
    前記装置から突出することに依存して前記グリッパが前
    記ねじ頭を受け又は解放し、 前記グリッパを前記スリーブの長手方向軸に向うへ内向
    きの方向に狭める時、前記スリーブが前記装置の中に引
    っ込むことに依存して前記グリッパが前記ねじ頭をグリ
    ップする、 ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記ねじ頭をピックアップするために前
    記グリッパのグリップ部分を前記スリーブ及びビットの
    端部に近接して配置し、前記ねじ頭と係合して前記ねじ
    頭にトルクを伝達するために前記装置から前記ビットの
    端部を突出させ、更に前記グリッパのグリップ部分を超
    えて前記ビットの端部を突出させるステップを更に含む
    ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】内向きに狭まるように前記グリッパを弾
    性的に偏倚するステップを更に含むことを特徴とする請
    求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】前記グリッパを作動させるために前記グ
    リッパ及び前記スリーブを解放可能に接触させるステッ
    プを更に含むことを特徴とする請求項18に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】前記接触させるステップは、前記グリッ
    パの作動を可能にするために前記スリーブ及び前記グリ
    ッパにおける少なくとも一対の面取りされた表面を解放
    可能に接触させることを特徴とする請求項19に記載の
    方法。
  21. 【請求項21】前記接触させるステップは、 前記スリーブが前記装置から突出する時前記一対の面取
    りされた表面を解放可能に接触させ、前記スリーブを更
    に突出させる力を角度的に分解することによって前記ス
    リーブの更なる突出を前記グリッパの拡張に変換し、 前記スリーブを更に突出させる力が実質的に作用しなく
    なる時、前記グリッパが狭まり、前記グリッパの内向き
    に偏倚された狭まりによって与えられた力を角度的に分
    解することによって前記グリップの内向き偏倚された狭
    まりを前記スリーブの引っ込みに変換する、 ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】前記ねじ頭のまわりの空間的に分布した
    三点グリップを提供するように前記グリッパのグリップ
    部分を分布させるステップを更に含むことを特徴とする
    請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】前記ビットと前記スリーブとの間に真空
    パスを設けるステップを更に含むことを特徴とする請求
    項22記載の方法。
  24. 【請求項24】前記ビット及び前記スリーブを実質的に
    円筒形であり且つ同軸を有するものとして設けるステッ
    プを更に含むことを特徴とする請求項23に記載の方
    法。
  25. 【請求項25】前記グリッパの内向き偏倚された狭まり
    を前記スリーブの長手方向軸からの所定の距離において
    停止させるために、前記スリーブ及び前記グリッパにお
    いて相補的な表面を設けるステップを更に含むことを特
    徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】前記グリッパは前記ねじ頭の高さを参照
    するための基準手段を提供するために及び前記ビット及
    び前記ねじの長手方向軸を同軸的に整列させるために前
    記ねじ頭の上側表面と接触するための少なくとも1つの
    表面を前記グリッパにおいて設けるステップを更に含む
    ことをことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】ねじをピックアップするために及びねじ
    のねじ頭と係合するためにトルク・ドライバを連結し得
    るツールにして、 前記ねじ頭をグリップするための手段と、 前記ねじ頭と係合するための手段と、 前記トルク・ドライバから前記係合手段にトルクを伝達
    し、前記係合手段を長手方向に前記ツールから突出させ
    るための及び前記ツールへ引っ込ませるための手段と、 を含むツール。
  28. 【請求項28】前記グリップ手段は、 長手方向に前記ツールから突出すること及び前記ツール
    の中に引っ込むことができるスリーブと、 前記スリーブによって作動可能であって、前記ねじ頭を
    グリップするためのグリッパと、 を含み、 前記グリッパの拡がり及び狭まりは前記スリーブの拡が
    り及び狭まりに依存することを特徴とする請求項27に
    記載のツール。
  29. 【請求項29】前記係合手段は前記スリーブが取り囲み
    得るビットを含み、 前記ビットは前記ビットの長手方向軸のまわりを回転す
    ることができ、長手方向に前記ツールから突出すること
    及び前記ツールの中に引っ込むことができ、前記ねじ頭
    と係合して前記ねじ頭にトルクを伝達することができる
    ことを特徴とする請求項28に記載のツール。
  30. 【請求項30】前記伝達手段は、 空気圧を受けるための空気取り入れ口と、 一端が前記空気取り入れ口と流体的に通じており、空気
    圧を実質的に長手方向の力に変換することができるプッ
    シャと、 前記空気取り入れ口によって空気圧が与えられる方向と
    は反対の方向に前記プッシャが弾性的に偏倚されること
    を可能にするための弾性偏倚素子と、 前記トルク・ドライバ及び前記ビットを連結し、前記プ
    ッシャによって与えられた実質的に長手方向の力及び前
    記トルク・ドライバからのトルクを受け、前記長手方向
    の力及び前記トルクを前記係合手段に伝達するための連
    結手段と、 を含むことを特徴とする請求項29に記載のツール。
  31. 【請求項31】前記グリッパが前記スリーブの長手方向
    軸から離れる外向きの方向に拡がる時、前記スリーブが
    前記ツールから突出することに依存して前記グリッパが
    前記ねじ頭を受け又は解放し、 前記グリッパが前記スリーブの長手方向軸に向かう内向
    きの方向に狭まる時、前記スリーブが前記ツールの中に
    引っ込むことに依存して前記グリッパが前記ねじ頭をグ
    リップする、 ことを特徴とする請求項30に記載のツール。
  32. 【請求項32】前記グリッパのグリップ部分は前記ねじ
    頭をピックアップするために前記スリーブ及びビットの
    端部に近接して配置され、 前記ビットの端部は、前記ねじ頭と係合して前記ねじ頭
    にトルクを伝達するために前記ツールから突出すること
    ができ、更に前記グリッパのグリップ部分を超えて突出
    することができる、 ことを特徴とする請求項31に記載のツール。
  33. 【請求項33】前記グリッパは内向きに狭まるように弾
    性的に偏倚され、前記グリッパのグリップ部分は前記ね
    じ頭のまわりの空間的に分布した三点グリップを提供す
    ることを特徴とする請求項32に記載のツール。
  34. 【請求項34】前記グリッパ及び前記スリーブは前記グ
    リッパの作動を可能にするために解放可能に接触する少
    なくとも一対の面取りされた表面を含み、前記一対の面
    取りされた表面は前記スリーブが前記ツールから突出す
    る時解放可能に接触し、前記スリーブを更に突出させる
    力を角度的に分解することによって前記スリーブの更な
    る突出を前記グリッパの拡がりに変換し、 前記スリーブを更に突出させる力が実質的に作用しなく
    なる時、前記グリッパが狭まり、前記グリッパの内向き
    に偏倚された狭まりによって与えられた力を角度的に分
    解することによって、前記一対の面取りされた表面が前
    記グリップの内向き偏倚された狭まりを前記スリーブの
    引っ込みに変換する、ことを特徴とする請求項33に記
    載のツール。
  35. 【請求項35】前記スリーブ及び前記グリッパは前記グ
    リッパの内向き偏倚された狭まりを前記スリーブの長手
    方向軸からの所定の距離において停止させるための相補
    的な表面を提供することを特徴とする請求項34に記載
    のツール。
  36. 【請求項36】前記グリッパは前記ねじ頭の高さを参照
    するための基準手段を提供するために及び前記ビット及
    び前記ねじの長手方向軸を同軸的に整列させるために前
    記ねじ頭の上側表面と接触するための少なくとも1つの
    表面を更に含むことをことを特徴とする請求項35に記
    載のツール。
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