JP2001121128A - 廃材の分解装置 - Google Patents

廃材の分解装置

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JP2001121128A
JP2001121128A JP30884799A JP30884799A JP2001121128A JP 2001121128 A JP2001121128 A JP 2001121128A JP 30884799 A JP30884799 A JP 30884799A JP 30884799 A JP30884799 A JP 30884799A JP 2001121128 A JP2001121128 A JP 2001121128A
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Masahito Uda
雅人 右田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済み外壁パネル等の廃材を簡単に分解し
て、トラックにおける廃材の積載効率の向上及び廃材の
再利用化を実現する分解装置を提供する。 【解決手段】 表面材(10)と、この表面材(10)の裏面に
貼り合わせた金属製の枠付面材(11)とを備えた廃材(1)
を分解するための分解装置であって、枠付面材(11)の枠
部(16)に係合した状態で回転することにより、枠付面材
(11)を巻き付けながら表面材(10)から剥ぎ取る巻取り軸
(3)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不要となった建築
用の外壁パネル等の廃材を分解する分解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、不要となった建築用の外壁パネ
ルは、工場等に一旦集められて、産業廃棄物としてその
ままの状態で廃材処理業者に引き取ってもらっている。
そして、この引き取りに際しては、トラックが利用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外壁パ
ネルには、コンクリート等からなる表面材、その表面材
の裏面に固定された金属製の枠付面材、さらに枠付面材
の枠内に配された断熱材や木骨等の複数の部材から構成
されているものがあり、このような外壁パネルをそのま
まの状態でトラックに荷積みした場合、嵩張って積載効
率が悪くなり、運搬コストの高騰を招いていた。
【0004】そこで、トラックにおける積載効率を高め
るために、外壁パネルを分解して運搬することが考えら
れるが、断熱材や木骨については一般的な治具を用いて
比較的容易に取り外すことができるものの、表面材と枠
付面材は接着剤及びビスによって強固に固定されている
ので、簡単には分離することができなかった。このた
め、しかたなくこれら部材が組合わさった原形のままで
トラックに積載して運搬しているのが現状である。
【0005】本発明は、上記の不具合を解消して、廃材
を簡単に分解して、トラックにおける廃材の積載効率の
向上及び廃材の再利用化を実現することができる廃材の
分解装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の分解装置は、表面材と、この表面材の裏面
に貼り合わせた金属製の枠付面材とを備えた廃材を分解
するためのものであって、枠付面材の枠部に係合した状
態で回転することにより、枠付面材を巻き付けながら表
面材から剥ぎ取る巻取り軸を備えたことを特徴とする。
具体的には、建築用の外壁パネルを分解するようにして
いる。
【0007】また、巻取り軸は、廃材を設置する設置台
の上方を横切るようにして配されたローラ部と、このロ
ーラ部に固定されたコ字形係止部とを備え、その係止部
を、設置台上に設置された廃材の枠付面材のコ字形枠部
に係合するようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る廃材の分解装置の平面図、図2は、巻取り軸にお
ける係止部の斜視図、図3は、外壁パネルの斜視図、図
4は、分解前の準備状態における外壁パネルの斜視図、
図5は、分解装置における枠付面材の剥ぎ取り前の状態
を示す図、図6は、同じくその枠付面材の剥ぎ取り途中
の状態を示す図、図7は、同じくその枠付面材の剥ぎ取
り後の状態を示す図である。
【0009】本発明の一実施形態に係る分解装置は、図
1に示すように、廃材としての不要となった外壁パネル
(1)を設置する設置台(2)と、この設置台(2)に取り付
けられた巻取り軸(3)とを備えている。
【0010】設置台(2)には、複数の搬送ローラ(4)
(4)…を備えた搬送路(5)(5)…が間隔をおいて3列設
けられており、これら搬送路(5)(5)間に跨るようにし
て外壁パネル(1)を設置するようになっている。従っ
て、同時に2枚の外壁パネル(1)(1)を設置することが
できるようになっている。
【0011】巻取り軸(3)は、設置台(2)の上方を横切
るようにして配された金属製のローラ部(6)と、このロ
ーラ部(6)に軸方向に適宜間隔をおいて固定された複数
の金属製の係止部(7)(7)…とからなる。
【0012】ローラ部(6)は、その一端が設置台(2)側
方の軸受部(8)に回転自在に支持され、他端が軸受部
(8)とは反対側の設置台(2)側方に設置された駆動モー
タ(9)に歯車機構を介して連結されている。また、係止
部(7)(7)…は、図2に示すように、溝部分が軸方向と
直角な方向に開放するようにコ字形に形成されている。
【0013】一方、廃材としての外壁パネル(1)は、図
3に示すように、コンクリート等からなる方形の表面材
(10)、この表面材(10)の裏面に接着材及びビスによって
強固に固定された金属製の枠付面材(11)、この枠付面材
(11)の枠内に配された断熱材(12)や図示しない木骨等か
ら構成されている。
【0014】枠付面材(11)は、方形の金属板(15)の外周
端部に方形枠状の枠部(16)を固着してなり、枠部(16)を
構成する4本の枠材(20)(20)(21)(21)は、溝部分が外方
向に開放するコ字形に形成されている。
【0015】次に、上記の分解装置を使用した外壁パネ
ルの分解方法について説明する。まず、図4に示すよう
に、不要となった外壁パネル(1)から断熱材(12)や木骨
を一般的な治具を用いて取り外す。次に、枠付面材(11)
の枠部(16)における4本の枠材(20)(20)(21)(21)のう
ち、互いに対向する2本の枠材(20)(20)を取り除いた
後、残った枠材(21)(21)が軸方向と平行になるようにし
て外壁パネル(1)を設置台(2)上に設置する。
【0016】そして、図5に示すように、外壁パネル
(1)を搬送ローラ(4)(4)…によって巻取り軸(3)のロ
ーラ部(6)をくぐるように搬送して、枠部(16)の枠材(2
1)を巻き取り軸(3)側の係止部(7)(7)…に係合させ
る。この状態で、図6に示すように、駆動モータ(9)を
駆動させて巻取り軸(3)を回転させ、この巻取り軸(3)
に枠付面材(11)を巻き付けながら表面材(10)から剥ぎ取
っていく。このとき、表面材(10)は、剥ぎ取られる枠付
面材(11)の引張力によって、自動的に送り出されること
になる。また、表面材(10)は、巻取り軸(3)の下側を通
るので、枠付面材(11)の剥ぎ取りとともに浮き上がるこ
ともない。枠付面材(11)を全部剥ぎ取ると、図7に示す
ように、枠付面材(11)は巻取り軸(3)に巻き付いたまま
で、表面材(10)だけが設置台(2)上に残ることになる。
【0017】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の分解装置を用いることで、表面材から枠付面材を容易
に剥ぎ取って、廃材を簡単に分解することができ、表面
材だけを廃材処理業者に引き取ってもらって、金属製の
枠付面材を再利用に回すといった廃材処理を実現するこ
とができる。このため、廃材の引き取り量をトータル的
に減らすことができるだけでなく、引き取りに際しての
トラックに荷積みにおいても、嵩張りを抑えて積載効率
を向上することができ、運搬コストの低減を含めた廃材
処理に伴うコストを大幅に削減することができる。
【0019】また、巻取り軸は、廃材を設置する設置台
の上方を横切るようにして配されたローラ部と、このロ
ーラ部に固定されたコ字形係止部とを備えているので、
設置台上の設置した廃材を、巻取り軸のローラ部をくぐ
るように通して、この廃材のコ字形枠部と巻取り軸側の
コ字形係止部とを係合させた状態で、巻取り軸を回転さ
せることによって、枠付面材の剥ぎ取りに伴う表面材の
浮き上がりをローラ部で防止しながら、表面材と枠付面
材とを安全かつ確実に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る廃材の分解装置の平
面図である。
【図2】巻取り軸における係止部の斜視図である。
【図3】外壁パネルの斜視図である。
【図4】分解前の準備状態における外壁パネルの斜視図
である。
【図5】分解装置における枠付面材の剥ぎ取り前の状態
を示す図である。
【図6】同じくその枠付面材の剥ぎ取り途中の状態を示
す図である。
【図7】同じくその枠付面材の剥ぎ取り後の状態を示す
図である。
【符号の説明】
(1) 外壁パネル(廃材) (2) 設置台 (3) 巻取り軸 (6) ローラ部 (7) 係止部 (10) 表面材 (11) 枠付面材 (16) 枠部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面材と、この表面材の裏面に貼り合わ
    せた金属製の枠付面材とを備えた廃材を分解するための
    分解装置であって、枠付面材の枠部に係合した状態で回
    転することにより、枠付面材を巻き付けながら表面材か
    ら剥ぎ取る巻取り軸を備えたことを特徴とする廃材の分
    解装置。
  2. 【請求項2】 表面材と、この表面材の裏面に貼り合わ
    せた金属製の枠付面材とを備えた廃材としての建築用の
    外壁パネルを分解するための分解装置であって、枠付面
    材の枠部に係合した状態で回転することにより、枠付面
    材を巻き付けながら表面材から剥ぎ取る巻取り軸を備え
    たことを特徴とする廃材の分解装置。
  3. 【請求項3】 巻取り軸は、廃材を設置する設置台の上
    方を横切るようにして配されたローラ部と、このローラ
    部に固定されたコ字形係止部とを備え、その係止部を、
    設置台上に設置された廃材の枠付面材のコ字形枠部に係
    合するようにした請求項1又は2記載の廃材の分解装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307437A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Chuo Co Ltd 金属薄板剥離装置
KR100607068B1 (ko) 2004-06-16 2006-08-03 유상선 폐 복합패널 금속판 분리장치
JP5090576B1 (ja) * 2012-04-04 2012-12-05 インテリアいとう有限会社 パネルの表面材の剥離装置及び剥離方法

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