JP2001120077A - ハウスバンド及びその製造方法 - Google Patents

ハウスバンド及びその製造方法

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JP2001120077A
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JP
Japan
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band
vinyl acetate
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parts
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JP31079999A
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English (en)
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Nobuaki Wada
信明 和田
Yasuhiro Nakagawa
康弘 中川
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CI Kasei Co Ltd
Original Assignee
CI Kasei Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーチパイプハウスや固定ハウスに展張され
た農業用ポリオレフィン系フイルムを固定するために使
用されるハウスバンドにおいて、すり傷や破れがなく、
夏場においても縦方向の張力の低下の少ない農業用ポリ
オレフィン系フイルム用ハウスバンドをを提供する。 【解決の手段】 少なくとも最外層が、酢酸ビニル含有
量3〜12重量%のポリオレフィン系樹脂100重量部
に対して、無機質粉末0.05〜1重量部配合した組成
物からなり、チューブ状を偏平に融着した幅4〜15c
mのテープ状に成形され、70℃の温水中に1分間保持
した時の熱収縮率が1〜10%であることを特徴とする
ハウスバンド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーチパイプハウ
スや固定ハウスに展張された農業用ポリオレフィン系フ
イルム(以下、農POという)を固定するために使用さ
れるハウスバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より農業用塩化ビニル樹脂フイルム
(以下、農ビという)の展張時に使用しているハウスバ
ンドを農POにそのまま使用したり、黒色の灌水チュー
ブを代替として使用したり、一部にポリエステル樹脂製
の補強繊維が入った改良タイプのものも使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した農ビ用のハウ
スバンドを農POに使用すると、すり傷が発生し易く、
透明性が低下し、更には破れが発生するという欠点があ
り、灌水チューブを使用した場合は、バンドの影がで
き、また太陽光線による蓄熱でバンドの縦方向に伸びが
生じ、バンドが緩むという欠点がある。また、ポリエス
テル樹脂製の補強繊維が入った改良タイプのものは、ポ
リエステル樹脂とポリオレフィン樹脂が混ざってしまう
ので再生利用が困難であるという欠点がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の問題点を解消し、すり
傷や破れがなく、補強繊維を使用しないので再生利用が
可能で、夏場においても縦方向の張力の低下の少ないハ
ウスバンド及びその製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも最
外層が、酢酸ビニル含有量3〜12重量%のポリオレフ
ィン系樹脂100重量部に対して、無機質粉末0.05
〜1重量部配合した組成物からなり、チューブ状を偏平
に融着した幅4〜15cmのテープ状に成形され、70
℃の温水中に1分間保持した時の熱収縮率が1〜10
%、好ましくは3〜6%であることを特徴とするハウス
バンドである。
【0006】また、本発明は、少なくとも最外層が、酢
酸ビニル含有量3〜12重量%のポリオレフィン系樹脂
100重量部に対して、無機質粉末0.05〜1重量部
配合した組成物からなり、チューブ状を偏平に融着した
幅4〜15cmのテープ状で、かつその幅方向の両端部
は、0.5〜3cmの幅で、その厚さが中間部分の厚さ
の約2倍に成形され、70℃の温水中に1分間保持した
時の熱収縮率が1〜10%、好ましくは3〜6%である
ことを特徴とするハウスバンドである。
【0007】さらに、本発明は、少なくとも最外層が、
酢酸ビニル含有量3〜12重量%のポリオレフィン系樹
脂100重量部に対して、無機質粉末0.05〜1重量
部配合した組成物からなり、周長8〜30cmのチュー
ブ状に押出し、偏平にした状態で、加熱ロールによって
融着し、テープ状に成形した後、シート温度40〜70
℃で、縦方向に1.7〜2.2倍延伸することを特徴と
するハウスバンドの製造方法である。
【0008】さらに、本発明は、少なくとも最外層が、
酢酸ビニル含有量3〜12重量%のポリオレフィン系樹
脂100重量部に対して、無機質粉末0.05〜1重量
部配合した組成物からなり、周長15〜40cmのチュ
ーブ状に押出し、偏平にした両端部分の0.5〜3cm
の幅において、ガゼット折りにした状態あるいは折り返
した状態で、加熱ロールによって融着し、テープ状に成
形した後、シート温度40〜70℃で、縦方向に1.7
〜2.5倍延伸することを特徴とするハウスバンドの製
造方法である。
【0009】本発明において使用される酢酸ビニル含有
量3〜12重量%のポリオレフィン系樹脂は、エチレン
−酢酸ビニル共重合体単独またはエチレン−酢酸ビニル
共重合体と高圧法低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密
度ポリエチレン樹脂などのエチレン系樹脂との混合物が
使用できる。上記の酢酸ビニル含有量が3重量%未満で
あるとハウスに展張した農POにすり傷が発生し易くな
り、12重量%を超えると夏場の高温で展張した農PO
とブロッキング現象が生じるので好ましくない。
【0010】本発明において使用される無機質粉末は、
シリカ、タルク、長石、クレー、珪酸塩から選ばれた少
なくとも1種が使用できる。この配合量が0.05重量
部未満であると夏場の高温で展張した農POとブロッキ
ング現象が生じ、1重量部を超えると透明性が低下する
ので好ましくない。
【0011】本発明においては、ハウスバンドの幅、厚
さ、折り幅が自由に変更でき、また、多層のハウスバン
ドの成形も容易である。例えば、3層インフレーション
成形機で酢酸ビニル含有量が3〜12重量%のポリオレ
フィン系樹脂を両表面層に使用し、中間層にメタロセン
触媒系の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を使用すること
でより強度の大きなハウスバンドを成形することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、具体的に説明する。
【0013】実施例1 酢酸ビニル含有量10重量%のエチレン−酢酸ビニル共
重合体50重量部、低密度ポリエチレン樹脂50重量部
からなる樹脂成分100重量部に対して、シリカ粉末
0.1重量部、ヒンダードアミン系光安定剤0.3重量
部を配合し、インフレーション成形機により、厚さ0.
15mm、周長14cmの円筒状に押出し、偏平にした
状態で、加熱ロールで圧着した後、60℃に加温し、縦
方向に1.9倍の延伸処理を施し、ハウスバンドAを得
た。このハウスバンドAを70℃の温水中に1分間保持
した時の熱収縮率は、3.2%であった。
【0014】実施例2 酢酸ビニル含有量10重量%のエチレン−酢酸ビニル共
重合体50重量部、低密度ポリエチレン樹脂50重量部
からなる樹脂成分100重量部に対して、シリカ粉末
0.1重量部、ヒンダードアミン系光安定剤0.3重量
部を配合し、インフレーション成形機により、厚さ0.
1mm、周長30cmの円筒状に押出し、これを両端部
より2cmの幅でガゼット折りにして偏平なシート状し
た状態で加熱ロールで圧着することにより、中央部の厚
さ0.2mm、両端部の厚さ0.4mmの補強部を形成
した後、60℃に加温し、縦方向に1.9倍の延伸処理
を施し、ハウスバンドBを得た。このハウスバンドBを
70℃の温水中に1分間保持した時の熱収縮率は、3.
5%であった。
【0015】実施例3 酢酸ビニル含有量6重量%のエチレン−酢酸ビニル共重
合体100重量部に対して、シリカ粉末0.1重量部、
ヒンダードアミン系光安定剤0.3重量部を配合し、イ
ンフレーション成形機により、厚さ0.1mm、周長3
0cmの円筒状に押出し、これを偏平に畳み、更に幅方
向の両端部より2cmのところで折り返して畳んだ状態
で加熱ロールで圧着することにより、中央部の厚さ0.
2mm、両端部の厚さ0.4mmの補強部を形成した
後、60℃に加温し、縦方向に2.2倍の延伸処理を施
し、ハウスバンドCを得た。このハウスバンドCを70
℃の温水中に1分間保持した時の熱収縮率は、5%であ
った。
【0016】比較例1 前記の実施例1において、延伸処理を施さないこと以外
は、実施例1と同様にして幅40mmのハウスバンドa
を得た。このハウスバンドaを70℃の温水中に1分間
保持した時の熱収縮はなく反対に熱膨張率は、1%であ
った。
【0017】比較例2 前記の実施例1において、シリカ粉末を配合しないこと
以外は、実施例1と同様にして幅40mmのハウスバン
ドbを得た。このハウスバンドbを70℃の温水中に1
分間保持した時の熱収縮率は、3.2%であった。
【0018】比較例3 低密度ポリエチレン樹脂100重量部に対して、シリカ
粉末0.1重量部、ヒンダードアミン系光安定剤0.3
重量部を配合し、インフレーション成形機により、厚さ
0.15mm、周長14cmの円筒状に押出し、偏平に
した状態で、加熱ロールで圧着した後、60℃に加温
し、縦方向に1.7倍の延伸処理を施し、ハウスバンド
cを得た。このハウスバンドcを70℃の温水中に1分
間保持した時の熱収縮率は、6%であった。
【0019】試験例1 平成11年5月に、間口5m、棟高3m、奥行20mの
パイプハウス2棟に、農PO(シーアイ化成社製、商品
名:スカイコート)を展張し、固定のため、ハウスバン
ドA、ハウスバンドB、ハウスバンドC、ハウスバンド
a、ハウスバンドbおよびハウスバンドcの6種類を使
用し、約3kgfの張力で固定した。3ヵ月後、ハウス
バンドA(実施例)、ハウスバンドB(実施例)および
ハウスバンドC(実施例)を使用したハウスは、緩みも
なくすり傷もほとんどなかったが、ハウスバンドa(比
較例)を使用した方は、ハウスバンドの緩みのため、農
POにすり傷が生じており、パイプバンドb(比較例)
を使用した方は、一部の所で農POとブロッキングが生
じていた。さらにハウスバンドc(比較例)を使用した
方は、農POとハウスバンドの密着不良のため農POに
すり傷が生じていた。
【0020】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明のパイプバ
ンドは、チューブ状を加工して偏平にしているので両端
部が丸くなっており、夏場でも農POとブロッキングす
ることなく、軽く密着状態を保持でき、気温の上昇によ
る張力低下が少なく緩みがないので、すり傷やこすれ破
れが少なくなるという効果がある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも最外層が、酢酸ビニル含有量
    3〜12重量%のポリオレフィン系樹脂100重量部に
    対して、無機質粉末0.05〜1重量部配合した組成物
    からなり、チューブ状を偏平に融着した幅4〜15cm
    のテープ状に成形され、70℃の温水中に1分間保持し
    た時の熱収縮率が1〜10%であることを特徴とするハ
    ウスバンド。
  2. 【請求項2】 少なくとも最外層が、酢酸ビニル含有量
    3〜12重量%のポリオレフィン系樹脂100重量部に
    対して、無機質粉末0.05〜1重量部配合した組成物
    からなり、チューブ状を偏平に融着した幅4〜15cm
    のテープ状で、かつその幅方向の両端部は、0.5〜3
    cmの幅で、その厚さが中間部分の厚さの約2倍に成形
    され、70℃の温水中に1分間保持した時の熱収縮率が
    1〜10%であることを特徴とするハウスバンド。
  3. 【請求項3】 少なくとも最外層が、酢酸ビニル含有量
    3〜12重量%のポリオレフィン系樹脂100重量部に
    対して、無機質粉末0.05〜1重量部配合した組成物
    からなり、周長8〜30cmのチューブ状に押出し、偏
    平にした状態で、加熱ロールによって融着し、テープ状
    に成形した後、シート温度40〜70℃で、縦方向に
    1.7〜2.2倍延伸することを特徴とするハウスバン
    ドの製造方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも最外層が、酢酸ビニル含有量
    3〜12重量%のポリオレフィン系樹脂100重量部に
    対して、無機質粉末0.05〜1重量部配合した組成物
    からなり、周長10〜40cmのチューブ状に押出し、
    偏平にした両端部分の0.5〜3cmの幅において、ガ
    ゼット折りにした状態で、加熱ロールによって融着し、
    テープ状に成形した後、シート温度40〜70℃で、縦
    方向に1.7〜2.5倍延伸することを特徴とするハウ
    スバンドの製造方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも最外層が、酢酸ビニル含有量
    3〜12重量%のポリオレフィン系樹脂100重量部に
    対して、無機質粉末0.05〜1重量部配合した組成物
    からなり、周長15〜40cmのチューブ状に押出し、
    偏平にした両端部分の0.5〜3cmの幅において、折
    り返した状態で、加熱ロールによって融着し、テープ状
    に成形した後、シート温度40〜70℃で、縦方向に
    1.7〜2.5倍延伸することを特徴とするハウスバン
    ドの製造方法。
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