JP2001119961A - インバータ一体型車両駆動装置 - Google Patents

インバータ一体型車両駆動装置

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JP2001119961A
JP2001119961A JP29502699A JP29502699A JP2001119961A JP 2001119961 A JP2001119961 A JP 2001119961A JP 29502699 A JP29502699 A JP 29502699A JP 29502699 A JP29502699 A JP 29502699A JP 2001119961 A JP2001119961 A JP 2001119961A
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capacitor
smoothing capacitor
inverter
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hole
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JP29502699A
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English (en)
Inventor
Masayuki Takenaka
正幸 竹中
Takeshi Hara
毅 原
Yutaka Hotta
豊 堀田
Hiromichi Yasugata
廣道 安形
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電気モータ又はエンジンなどの駆動源からの振
動の影響を緩和しつつ、確実に平滑コンデンサを保持す
ると共に、平滑コンデンサから発生する熱を効率よく外
部に放散することが出来る、インバータ一体型車両駆動
装置の提供。 【解決手段】電気モータ3が内部に収納された駆動ケー
ス2を有し、駆動ケース2の上部にインバータ装置6を
装着したインバータ一体型車両駆動装置1において、イ
ンバータ一体型車両駆動装置1には、コンデンサ収納部
2bが設けられており、コンデンサ収納部2bにはコン
デンサ収納穴9が形成されており、コンデンサ収納穴9
には平滑コンデンサが本体13bを軸心方向(矢印A、
B方向)で支持する形で収納保持される。平滑コンデン
サ13は強度的に一番強い本体13bの軸心方向で保持
され、従来のように、平滑コンデンサをその円周方向か
ら保持する場合に比して本体が塑性変形することを防止
することが出来、確実に保持することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車やハイ
ブリッド自動車などの電気モータを駆動源として有する
車両において、インバータを電気モータの駆動ケースに
一体に装着したインバータ一体型車両駆動装置にに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のインバータ装置を示す正面
図、図6は図5の側面図である。
【0003】従来、この種の車両においてはインバータ
装置は、電気モータが収納された駆動ケースとは別個に
設けられており、当該インバータ装置に装着される平滑
コンデンサ51は、図5及び図6に示すように、円筒形
の平滑コンデンサ51を円周方向から取り付け金具52
により固定する方法が採られていた。
【0004】この場合、平滑コンデンサ51は、インバ
ータ装置50に対して、取り付け金具52の接触面52
aとの間の摩擦力及び、平滑コンデンサ51のターミナ
ル51aが接続されるバスパネル53との間の締結力に
より保持されていた。
【発明が解決しようとする課題】最近、駆動源のよりコ
ンパクト化の要請から、インバータ装置を平滑コンデン
サと共に、電気モータが収納された駆動ケースに装着せ
んとする提案がなされている。こうした場合、平滑コン
デンサから発生する熱量を効率よく外部に放散すること
が出来、また電気モータ又はエンジンなどの駆動源から
の振動の影響を緩和することが出来、更には確実に平滑
コンデンサを保持する構造が求められる。平滑コンデン
サが振動すると、平滑コンデンサのターミナルとバスパ
ネルとの間の締結部に過大な応力が作用し、破損する危
険性が生じる。
【0005】従来の、取り付け金具52よる方法では、
エンジンなどの駆動源からの振動で、本来それほどの強
度がない平滑コンデンサの円周部が取り付け金具52と
の間で塑性変形してしまい、確実な固定が期待できない
ばかりか、平滑コンデンサの振動により平滑コンデンサ
のターミナルとバスパネルとの間の締結部が破損する可
能性がある。
【0006】本発明は、上記した事情に鑑み、電気モー
タ又はエンジンなどの駆動源からの振動の影響を緩和し
つつ、確実に平滑コンデンサを保持すする事が出来、更
に、平滑コンデンサから発生する熱を効率よく外部に放
散することが出来、これによりインバータを平滑コンデ
ンサと共に、電気モータが収納された駆動ケースに装着
する事が出来る、インバータ一体型車両駆動装置を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電気
モータ(3)が内部に収納された駆動ケース(2)を有
し、該駆動ケース(2)の上部にはコンデンサ収納部
(2b)を有するインバータ装置(6)が装着されたイ
ンバータ一体型車両駆動装置(1)において、前記コン
デンサ収納部(2b)には、前記インバータ装置の平滑
コンデンサ(13)を収納するコンデンサ収納穴(9)
が形成されており、前記コンデンサ収納穴(9)には前
記平滑コンデンサが、該平滑コンデンサの本体(13
b)を軸心方向(矢印A、B方向)で支持する形で収納
保持されて構成される。
【0008】請求項2の発明は、前記平滑コンデンサ
(13)は本体(13b)を有し、該本体(13b)の
下部(13d)は、前記コンデンサ収納穴(9)下部に
設けられたコンデンサ支持部(10)に、絶縁性材料か
らなるブラケット(15)を介して保持されると共に、
前記本体の上部(13e)は、絶縁性材料からなる取り
付けブラケット(19)により保持されて構成される。
【0009】請求項3の発明は、前記ブラケット(1
5)とコンデンサ支持部(10)との間には、前記平滑
コンデンサの本体(13b)を前記取り付けブラケット
方向(矢印B方向)に付勢する付勢手段(17)が設け
られて構成される。
【0010】請求項4の発明は、前記ブラケット(1
5)の周囲にはOリング(16)が、前記コンデンサ支
持部(10)との間に設けられ、該Oリングにより、前
記平滑コンデンサの本体の軸心とは直角な横方向(矢印
C、D方向)の振動を抑制することを特徴として構成さ
れる。
【0011】請求項5の発明は、前記平滑コンデンサの
本体には、絶縁性を有するフィルム(13c)を該本体
の上部(13e)及び下部(13d)を除く中間部に設
けて構成される。
【0012】請求項6の発明は、前記ブラケット(1
5)には、貫通穴(15a)が穿設されており、該貫通
穴を介した前記平滑コンデンサの本体(13b)の放熱
が可能なようにして構成される。
【0013】請求項7の発明は、前記駆動ケース(2)
には、前記コンデンサ収納部(2b)が該駆動ケースと
一体的に形成された形で設けられて構成される。
【0014】請求項8の発明は、前記平滑コンデンサ
(13)は本体(13b)を有し、該本体(13b)の
下部(13d)は、前記コンデンサ収納穴(9)下部に
設けられたコンデンサ支持部(10)に、絶縁性材料か
らなるブラケット(15)を介して保持されると共に、
前記本体の上部(13e)は、絶縁性材料からなる取り
付けブラケット(19)により保持されており、前記ブ
ラケットには、貫通穴が、該貫通穴を介した前記平滑コ
ンデンサの本体の放熱が可能なる形で穿設されており、
前記コンデンサ支持部(10)の下部には、前記ブラケ
ット(15)の貫通穴(15a)に連通する形で第1の
放熱空間(11)が形成されて構成される。
【0015】請求項9の発明は、前記駆動ケース(2)
には、前記第1の放熱空間(11)と該駆動ケース外部
を連通する通気孔(12)が穿設形成されて構成され
る。
【0016】請求項10の発明は、前記コンデンサ収納
部(2b)には、平滑コンデンサの本体(13b)の外
周側面(13f)を囲む形で第2の放熱空間(9a)が
形成されて構成される。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、平滑コンデン
サ(13)は、本体(13b)を軸心方向(矢印A、B
方向)で支持する形でコンデンサ収納部(2b)に収納
保持されるので、強度的に一番強い本体の軸心方向で平
滑コンデンサ(13)を保持することが可能となり、従
来のように、平滑コンデンサをその円周方向から保持す
る場合に比して本体が塑性変形することを防止すること
が出来、確実に平滑コンデンサを保持することが出来
る。
【0018】
【0019】請求項2の発明によれば、平滑コンデンサ
(13)を本体(13b)の上下で絶縁性材料からなる
ブラケット(15)及び取り付けブラケット(19)に
より保持することが出来るので、平滑コンデンサを絶縁
状態でコンデンサ収納部に保持することが可能となり、
平滑コンデンサの本体のフィルム(13cc)による絶
縁処理を本体中央部にのみ施すことが可能となり、平滑
コンデンサをその軸方向の寸法(L1)のばらつきを生
じさせることなく保持することが可能となる。
【0020】請求項3の発明によると、付勢手段(1
7)により、平滑コンデンサ本体(13b)の軸方向寸
法(L1)のばらつきを吸収した形で、平滑コンデンサ
をコンデンサ収納部(2b)内に確実に収納保持するこ
とが出来る。
【0021】また、コンデンサ収納部(2b)により平
滑コンデンサ(13)が駆動ケース(2)の所定位置に
確実に装着されるので、インバータ本体(7)に対する
ターミナル(13a)の位置を正確に位置決めする事が
出来る。従って、インバータ本体(7)と平滑コンデン
サ(13)を接続するバスパネル(22)の、ターミナ
ル接続穴(22a)の径(D3)を、そうした位置決め
誤差を考慮して大径化する必要がなくなり、極力小さな
ものとすることが出来る。これにより、バスパネル(2
2)に形成される電気的な接触部の面積を、位置決め誤
差を考慮して大型化する必要がなくなり、バスパネル
(22)の小型化が可能となるばかりか、十分な接触面
積の確保によりターミナル(13a)とバスパネル(2
2)間の電気的接続部における発熱の防止を図ることが
出来る。
【0022】請求項4の発明によると、Oリング(1
6)により、平滑コンデンサ本体(13b)の軸心とは
直角な横方向(矢印C、D方向)の振動が抑制され、よ
り確実な保持が可能となる。
【0023】請求項5の発明によると、フィルム(12
c)をコンデンサ本体(13a)の上部(13e)及び
下部(13d)を除く中間部に設けることにより、平滑
コンデンサ本体(13b)の軸方向寸法(L1)のばら
つきの主要な要因を排除することが出来、より確実なコ
ンデンサ(13)の保持が可能となる。
【0024】請求項6の発明によると、ブラケット(1
5)の貫通穴(15a)により、該貫通穴を介した前記
平滑コンデンサの本体(13b)の放熱が可能となる。
【0025】請求項7の発明によると、平滑コンデンサ
(13)が駆動ケース(2)に直接装着されることか
ら、その組み付け作業が簡単に済み、また、平滑コンデ
ンサ(13)とインバータ本体(7)を接続するバスパ
ネル(22)の組み付け性も向上し、インバータ装置
(6)を駆動ケースとは別に配置する場合に比してスペ
ース効率も向上させることが出来る。
【0026】請求項8の発明によると、第1の放熱空間
(11)により、ブラケット(15)の貫通穴(15
a)から平滑コンデンサ(13)の熱を効率よく放散す
ることが出来る。
【0027】請求項9の発明によると、通気孔(12)
により、第1の放熱空間(11)内の熱を外部に放出す
ることが出来、効率の良い冷却が可能となる。
【0028】請求項10の発明によると、第2の放熱空
間(9a)により、平滑コンデンサ(13)の本体(1
3a)の外周囲部分からの放熱も促進させることが出来
る。
【0029】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0030】
【発明の実施の形態】インバータ一体型車両駆動装置1
は、図1から図3に示すように、内部に電気モータ3及
びジェネレータ5を内蔵した駆動ケース2を有してお
り、駆動ケース2の上部にはインバータ装置6が搭載さ
れている。駆動ケース2には、図3に示すように、電気
モータ3の上部に対応する位置にヒートシンク2aが形
成されており、更にヒートシンク2aの図中右方には、
コンデンサ収納部2bが2個、図1及び図2に示すよう
に並列に駆動ケース2と一体的に形成されている。
【0031】各コンデンサ収納部2bは、図4に示すよ
うに、収納すべき平滑コンデンサ13の本体13bの直
径D1よりも大きな直径D2を有する円筒状のコンデン
サ収納穴9を有しており、コンデンサ収納穴9の下方に
は直径がコンデンサ収納穴9よりもやや小さく形成され
たコンデンサ支持部10が形成されている。コンデンサ
支持部10の図中下方には放熱空間11が形成されてお
り、該放熱空間11とコンデンサ収納部2bの外部と
は、駆動ケース2に穿設された通気孔12を介して連通
している。
【0032】各コンデンサ収納穴9には、直径がD1な
る平滑コンデンサ13が、ターミナル13aを図4上方
に突出させた形で嵌入収納されており、平滑コンデンサ
13の図中下部とコンデンサ支持部10との間には、絶
縁部材からなるブラケット15が平滑コンデンサ13の
図中下端部に嵌入係合した形で設けられている。ブラケ
ット15の外周部にはOリング16が、ブラケット15
とコンデンサ支持部10との間で挟圧された形で配置さ
れており、更に、ブラケット15の中央部には放熱用凹
部15bが平滑コンデンサ13の本体下面13dに対向
する形で形成され、更に、放熱用凹部15bの中央部に
は放熱孔15aが、図中下方の放熱空間11へ向けて連
通開放する形で貫通穿設されている。ブラケット15の
図中下部には、波皿バネ17が、ブラケット15とコン
デンサ支持部10の円環状の支持面10aとの間に設け
られており、波皿バネ17は、平滑コンデンサ13を常
時図中上方のターミナル13a方向に付勢している。
【0033】また、コンデンサ収納部2bの図4上部に
は、取り付けフランジ2cが形成されており、取り付け
フランジ2cには、絶縁材料からなる取り付けブラケッ
ト19がボルト20を介して装着されている。平滑コン
デンサ13は、該取り付けブラケット19の先端に形成
された係合部19aにより、コンデンサ収納穴9内に、
波皿バネ17の弾性に抗する形で、図4下方に押圧され
る形で収納保持されている。
【0034】平滑コンデンサ13は、円筒状に形成され
たアルミニウムなどの導電性材料で外周部が形成された
本体13bを有しており、本体13bの外側部分は、絶
縁性の熱収縮性フィルム13cにより被覆されている。
なお、本体13bの図4上面13e及び、下面13dの
ブラケット15と係合する部位には、熱収縮性フィルム
13cは設けられておらず、ブラケット15及び取り付
けブラケット19の係合部19aは本体13bと直接接
触している。
【0035】また、駆動ケース2の上部のヒートシンク
2aには、図3に示すように、インバータ装置6のイン
バータ本体7が装着されており、インバータ本体7と平
滑コンデンサ13の各ターミナル13aとの間は、バス
パネル22が両者を接続する形で設けられている。
【0036】インバータ一体型車両駆動装置1は、以上
のような構成を有するので、車両の駆動は、駆動ケース
2に内蔵された電気モータ3または該電気モータ3に並
列接続されたエンジンなどから駆動力を得る形で行われ
る。この際、駆動ケース2は、電気モータ3及びエンジ
ンからの伝わる振動により振動し、駆動ケース2に搭載
されているインバータ装置6も同様に振動する。しか
し、インバータ装置6の2個の平滑コンデンサ13は、
コンデンサ支持部10により確実に駆動ケース2に支持
される。
【0037】即ち、平滑コンデンサ13は、コンデンサ
収納部2bのコンデンサ収納穴9に、その平滑コンデン
サ13の円筒状の本体13bの軸心方向に、ブラケット
15と取り付けブラケット19により図4上下方向に挟
まれる形で保持されている。一般的に平滑コンデンサ1
3は、本体13bの軸心方向、従って、図4上下方向の
強度が一番有ることから、平滑コンデンサ13は、従来
のように、その円周方向から保持する場合に比して塑性
変形することがなく、確実に保持することが出来る。ま
た、平滑コンデンサ13の本体13bの軸心方向である
矢印A、B方向の寸法L1は、個々の部品によりばらつ
きがあるが、波皿バネ17が矢印A、B方向に弾性変形
することにより、そうした寸法のばらつきを吸収するこ
とが出来るので、平滑コンデンサ13はブラケット15
と取り付けブラケット19により、波皿バネ17によ
り、図4上方の取り付けブラケット19方向に本体13
bを付勢される形で確実に保持される。
【0038】また、既に述べたように、本体13bの図
4上部及び下部は、共に絶縁性を有するブラケット15
と取り付けブラケット19で保持されるので、平滑コン
デンサ13の本体13bとコンデンサ収納部2bとの間
の絶縁は当該ブラケット15と取り付けブラケット19
により保持される。従って、本体13bの周囲の絶縁性
熱収縮性フィルム13cを、本体13bの上部即ち、上
面13e及び、下部即ち、下面13d部分でなくすこと
が出来る。これにより、熱収縮性フィルム13cの収縮
しわが発生しやすい上面13e及び下面13d部分で熱
収縮性フィルム13cをなくすことが出来、本体13b
の軸心方向の寸法L1のばらつきを極力小さくすること
が出来、より確実な保持が可能となる。
【0039】なお、波皿バネ17による、本体13bの
付勢圧力は、コンデンサ収納穴9内で平滑コンデンサ1
3が振動しないように設定することが必要であるが、通
常、 コンデンサ質量×10(G:重力加速度)/0.1(摩
擦係数) 以上の、指定荷重を有する波皿バネ17を用いることが
望ましい。
【0040】なお、平滑コンデンサ13の本体13bか
ら生じる熱は、本体13bの下面13dから、ブラケッ
ト15の放熱用凹部15b及び放熱孔15aを介してコ
ンデンサ収納部2bの放熱空間11内に放散され、更
に、通気孔12を介して駆動ケース2外部に放散され
る。なお、平滑コンデンサ13は、通常、ターミナル1
3aとは反対側の面、即ち図4下面13d部分に放熱部
が設けられているので、当該部分に放熱孔15aを設け
ることにより、平滑コンデンサ13の本体13bからの
発熱は効率よく外部に放散される。
【0041】また、コンデンサ収納部2bにより平滑コ
ンデンサ13が駆動ケース2の所定位置に確実に装着さ
れるので、インバータ本体7に対するターミナル13a
の位置を正確に位置決めする事が出来る。従って、イン
バータ本体7と平滑コンデンサ13を接続するバスパネ
ル22の、ターミナル接続穴22aの径D3を、そうし
た位置決め誤差を考慮して大径化する必要がなくなり、
極力小さなものとすることが出来る。これにより、バス
パネル22に形成される電気的な接触部の面積を、位置
決め誤差を考慮して大型化する必要がなくなり、バスパ
ネル22の小型化が可能となるばかりか、十分な接触面
積の確保によりターミナル13aとバスパネル22間の
電気的接続部における発熱の防止を図ることが出来る。
【0042】更に、平滑コンデンサ13が駆動ケース2
に直接装着されることから、その組み付け作業が簡単に
済み、また、平滑コンデンサ13とインバータ本体7を
接続するバスパネル22の組み付け性も向上し、インバ
ータ装置6を駆動ケースとは別に配置する場合に比して
スペース効率も向上させることが出来る。
【0043】また、ブラケット15の周囲に設けられた
Oリング16により、平滑コンデンサ13のコンデンサ
収納穴9内での、本体13bの軸心方向とは直角な方向
である図4横方向(矢印C、D方向)の振動が抑制さ
れ、取り付けブラケット19に作用する横方向応力を緩
和することが出来る。
【0044】更に、コンデンサ収納穴9の径D2は、平
滑コンデンサ13の円筒状本体13bの径D1よりも大
きいので、該本体13bの外周側面13fのコンデンサ
収納穴9部分には放熱用の放熱空間9aが確保され、本
体13bを取り囲む形のコンデンサ収納部2bからの放
熱性を向上することが出来る。
【0045】上述の実施例は、インバータ一体型車両駆
動装置として、電気モータ3とエンジンの駆動源を有す
るハイブリッド自動車の駆動装置における駆動ケースつ
いて述べたが、インバータが電気モータを収納する駆動
ケースと一体となったインバータ一体型車両駆動装置と
しては、ハイブリッド自動車に限定することなく、電気
モータのみからなる電気自動車の駆動装置に適用するこ
とも可能である。
【0046】また、上述の実施例は、コンデンサ収納部
2bを駆動ケース2に一体的に形成した場合につて述べ
たが、コンデンサ収納部2bは、平滑コンデンサ13を
その軸心方向である矢印A、B方向に支持する構成であ
る限り、必ずしも駆動ケース2と一体的形成されている
必要はない。例えば、図2のインバータ装置6のバスパ
ネル22の上に、該バスパネル2に重ねるような形でコ
ンデンサ収納部2bを設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、インバータ一体型車両駆動装置の駆動
ケースの一例を示す斜視図。
【図2】図1の駆動ケースに、インバータ本体と平滑コ
ンデンサとの間を接続するバスパネルを装着した状態を
示す斜視図。
【図3】図2の駆動ケースの正面図。
【図4】図2の駆動ケースにおけるコンデンサ収納部を
示す拡大断面図。
【図5】図5は従来のインバータ装置を示す正面図。
【図6】図6は図5の側面図である。
【符号の説明】
1……インバータ一体型車両駆動装置 2……駆動ケース 2b……コンデンサ収納部 3……電気モータ 6……インバータ装置 9……コンデンサ収納穴 9a……第2の放熱空間(放熱空間) 10……コンデンサ支持部 11……第1の放熱空間(放熱空間) 12……通気孔 13……平滑コンデンサ 13b……本体 13c……フィルム 13d……下部(下面) 13e……上部(上面) 13f……外周側面 15……ブラケット 15a……貫通穴 16……Oリング 17……付勢手段(波皿バネ) 19……取り付けブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 豊 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 安形 廣道 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 5H007 BB06 CC01 CC03 HA03 5H115 PA05 PG04 PU01 PV09 UI34 5H611 AA03 BB01 TT01 TT02 TT06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気モータが内部に収納された駆動ケース
    を有し、該駆動ケースの上部にはコンデンサ収納部を有
    するインバータ装置が装着されたインバータ一体型車両
    駆動装置において、 前記コンデンサ収納部には、前記インバータ装置の平滑
    コンデンサを収納するコンデンサ収納穴が形成されてお
    り、 前記コンデンサ収納穴には前記平滑コンデンサが、該平
    滑コンデンサの本体を軸心方向で支持する形で収納保持
    されている、インバータ一体型車両駆動装置。
  2. 【請求項2】前記平滑コンデンサは本体を有し、該本体
    の下部は、前記コンデンサ収納穴下部に設けられたコン
    デンサ支持部に、絶縁性材料からなるブラケットを介し
    て保持されると共に、前記本体の上部は、絶縁性材料か
    らなる取り付けブラケットにより保持されている、請求
    項1記載のインバータ一体型車両駆動装置。
  3. 【請求項3】前記ブラケットとコンデンサ支持部との間
    には、前記平滑コンデンサの本体を前記取り付けブラケ
    ット方向に付勢する付勢手段が設けられている、請求項
    2記載のインバータ一体型車両駆動装置。
  4. 【請求項4】前記ブラケットの周囲にはOリングが、前
    記コンデンサ支持部との間に設けられ、該Oリングによ
    り、前記平滑コンデンサの本体の軸心とは直角な横方向
    の振動を抑制することを特徴とする、請求項2記載のイ
    ンバータ一体型車両駆動装置。
  5. 【請求項5】前記平滑コンデンサの本体には、絶縁性を
    有するフィルムを該本体の上部及び下部を除く中間部に
    設けて構成した、請求項2記載のインバータ一体型車両
    駆動装置。
  6. 【請求項6】前記ブラケットには、貫通穴が穿設されて
    おり、該貫通穴を介した前記平滑コンデンサの本体の放
    熱が可能なようにして構成した、請求項2記載のインバ
    ータ一体型車両駆動装置。
  7. 【請求項7】前記駆動ケースには、前記コンデンサ収納
    部が該駆動ケースと一体的に形成された形で設けられて
    いる、請求項1記載のインバータ一体型車両駆動装置。
  8. 【請求項8】前記平滑コンデンサは本体を有し、 該本体の下部は、前記コンデンサ収納穴下部に設けられ
    たコンデンサ支持部に、絶縁性材料からなるブラケット
    を介して保持されると共に、前記本体の上部は、絶縁性
    材料からなる取り付けブラケットにより保持されてお
    り、前記ブラケットには、貫通穴が、該貫通穴を介した
    前記平滑コンデンサの本体の放熱が可能なる形で穿設さ
    れており、 前記コンデンサ支持部の下部には、前記ブラケットの貫
    通穴に連通する形で第1の放熱空間が形成されている、
    請求項7記載のインバータ一体型車両駆動装置。
  9. 【請求項9】前記駆動ケースには、前記第1の放熱空間
    と該駆動ケース外部を連通する通気孔が穿設形成されて
    いる、請求項8記載のインバータ一体型車両駆動装置。
  10. 【請求項10】前記コンデンサ収納部には、平滑コンデ
    ンサの本体の外周側面を囲む形で第2の放熱空間が形成
    されている、請求項7記載のインバータ一体型車両駆動
    装置。
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