JP2001119736A - 電話交換システム及び電話交換装置 - Google Patents

電話交換システム及び電話交換装置

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JP2001119736A
JP2001119736A JP29424999A JP29424999A JP2001119736A JP 2001119736 A JP2001119736 A JP 2001119736A JP 29424999 A JP29424999 A JP 29424999A JP 29424999 A JP29424999 A JP 29424999A JP 2001119736 A JP2001119736 A JP 2001119736A
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Satoshi Nishiyama
諭 西山
Shigeru Fukazawa
滋 深澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内線端末もしくは保守用端末を利用して、単独
または複数の他端末の着信音量を設定でき、着信音量変
更操作の煩わしさを軽減する。 【解決手段】主装置10に複数の内線端末21a、21
bが接続されてなる電話交換システムにおいて、内線端
末21a、21bに他の内線端末に対する着信音量の設
定値を入力する着信音量入力手段31を設けると共に、
外部入力される設定値に従って着信音量を制御する着信
音量制御手段32を設ける。また、主装置10には、着
信音量設定手段16Aを設け、上記任意の内線端末21
aから入力される他の内線端末21bに対する着信音量
の設定信号を識別し、着信音量の設定値を対応する内線
端末21bの着信音量制御手段32に送信して設定す
る。この内線端末21bに設けられた着信音量制御手段
32は、上記主装置10から送られてきた設定値に従っ
て着信音量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン電話システ
ム、電子式構内交換機等の電話交換システム及び電話交
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】(1)従来の例えばボタン電話システ
ム、電子式構内交換機等の電話交換システムにおいて
は、着信音量は内線端末毎に設定されており、各端末は
各々独立して設定を行っている。また、設定された着信
音量は常に端末毎に1つの値のみであり、いつ着信をか
けても常にその設定値で着信音を出力している。
【0003】上記従来の方法では、他端末の着信音量を
設定することができず、着信音量を変更する場合には、
端末が置かれている場所まで行かなければならなかっ
た。また、着信音量の設定は1台ずつ行わなければなら
ず、複数の端末を設定するのにかなりの手間を要してい
た。更に常に1つの設定値を用いて着信音を出力してい
るので、夜間や休日などの人がいない時間帯も同じ音量
で着信音が出力される。
【0004】(2)また、従来、複数の通信サービスの
機能を備えた電話交換装置では、複数の通信サービスを
1つのプログラムで制御し、状態遷移も複数の通信サー
ビスが同一状態遷移の中に混在している。また、最近で
は各種サービス毎にプログラムをモジュール化する制御
方法も提案されているが、その制御対象は加入者線など
の交換論理リソースであった。
【0005】上記のように複数のサービスを同一のプロ
グラムで制御する場合に、最初は整理されたプログラム
であっても、新たにサービスを追加したり、既存のサー
ビスを改修したりするうちにプログラムが複雑に入り組
んでしまい、ソフトウェアが肥大化するという問題があ
る。そのため肥大化したソフトウェアを保守することが
非常に困難となる。また、サービス毎にプログラムをモ
ジュール化しても、そのモジュールに関連する交換論理
リソースがモジュールに関連しており、会議中の転送な
どの処理が2者通話からの転送のように処理することが
できないという問題がある。
【0006】(3)また、従来、例えばDTMF(Dual
Tone Multi Frequency)レシーバを収容し、オートア
テンダント機能を有するボタン電話システム等の電話交
換装置においては、オートアテンダントと接続中の電話
回線には、所定のアナウンスをその終りまで送出し続け
ている。この場合、発呼者(ユーザ)はアナウンスの送
出中もしくは送出が終了してから着信先の番号を入力す
る。
【0007】しかし、上記の方法では、アナウンスの送
出が終了まで待って着信先の番号を入力すると時間がか
かるので、一般的にはアナウンスの送出中に着信先の番
号を入力場合が多い。しかし、アナウンスの送出中に発
呼者がオートアテンダントに転送先を入力すると、その
際、発信端末からのアナウンスの音声戻りなどにより、
DTMFレシーバに雑音が入りやすく、ダイヤルを誤認
識してしまうという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)に示した従
来の電話交換システムでは、端末の着信音量を設定する
場合に、他端末から設定することができず、着信音量を
変更する場合には端末が置かれている場所まで行かなけ
ればならなかった。また、着信音量の設定は1台ずつ行
わなければならず、複数の端末を設定するのにかなりの
手間を要していた。更に常に1つの設定値を用いて着信
音を出力しているので、夜間や休日などの人がいない時
間帯も同じ音量で着信音が出力されてしまうという不都
合があった。
【0009】また、上記(2)に示した複数の通信サー
ビスの機能を備えた従来の電話交換装置では、最初は整
理されたプログラムであっても、新たにサービスを追加
したり、既存のサービスを改修したりするうちにプログ
ラムが複雑に入り組んでしまい、ソフトウェアが肥大化
して保守することが非常に困難となる。また、サービス
毎にプログラムをモジュール化しても、そのモジュール
に関連する交換論理リソースがモジュールに関連してお
り、その処理が非常に面倒である等の問題があった。
【0010】また、上記(3)に示したオートアテンダ
ント機能を有する電話交換装置においては、アナウンス
の送出中に発呼者がオートアテンダントに転送先を入力
すると、発信端末からのアナウンスの音声戻りなどによ
り、DTMFレシーバに雑音が入りやすく、ダイヤルを
誤認識してしまうという問題があった。
【0011】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、内線端末もしくは保守用端末を利用して、
単独または複数の他端末の着信音量を設定でき、更に端
末毎の設定音量を日付、時刻、曜日毎に複数記憶するこ
とにより日時に応じて着信音量を可変設定でき、着信音
量変更操作の煩わしさを軽減し得る電話交換装置を提供
することを目的とする。
【0012】また、本発明は、サービスの特徴によりそ
のサービスを実現する処理群をひとまとめにしてプログ
ラムの独立性を上げてサービス間、更には1つのサービ
スでもいくつかの処理群を区別することにより、サービ
スの追加、変更を容易になり、また、処理群を仮想的に
接続先とすることにより複雑な制御を容易に行うことが
できる電話交換装置を提供することを目的とする。
【0013】更に、本発明は、オートアテンダントに転
送先を入力する際、アナウンスを任意に停止させて転送
先を入力でき、アナウンスの音声戻りなどの理由による
ダイヤル認識処理の誤動作を防止し得る電話交換装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、主装置に
複数の内線端末が接続されてなる電話交換システムにお
いて、各内線端末に、他の内線端末に対する着信音量の
設定値を入力する着信音量入力手段、及び外部入力され
る設定値に従って着信音量を制御する着信音量制御手段
を設け、また、主装置側には、前記任意の内線端末から
入力される他の内線端末に対する着信音量の設定信号を
識別し、着信音量の設定値を対応する内線端末の着信音
量制御手段に送信して設定する着信音量設定手段を設け
たことを特徴とする。上記の構成において、任意の内線
端末から例えばボタン操作によって他の内線端末に対す
る着信音量の設定値を入力すると、主装置に設けられた
着信音量設定手段が前記内線端末から入力された着信音
量の設定信号を識別し、着信音量の設定値を対応する内
線端末の着信音量制御手段に送信して設定する。この内
線端末の着信音量制御手段は、上記主装置から送られて
きた設定値に従って着信音量を制御する。従って、任意
の内線端末により他の内線端末の着信音量を容易に設定
でき、着信音量変更操作の煩わしさを軽減することがで
きる。
【0015】第2の発明は、主装置に複数の内線端末が
接続されてなる電話交換システムにおいて、前記内線端
末に、他の内線端末に対する呼操作に続いて着信音量の
設定値を入力する着信音量入力手段、及び外部入力され
る設定値に従って着信音量を制御する着信音量制御手段
を設け、また、主装置側には、前記任意の内線端末から
呼操作に続いて入力される着信音量の設定信号を識別
し、該着信音量の設定値を着信中内線端末の着信音量制
御手段に送信して設定する着信音量設定手段を設けたこ
とを特徴とする。上記の構成において、任意の内線端末
から例えばボタン操作によって他の内線端末に対する呼
操作に続いて着信音量の設定値を入力すると、主装置に
設けられた着信音量設定手段が前記内線端末から入力さ
れた着信音量の設定信号を識別し、着信中内線端末の着
信音量制御手段に着信音量の設定値を送信する。この内
線端末の着信音量制御手段は、上記主装置から送られて
きた設定値に従って着信音量を制御する。従って、着信
中内線端末の着信音量を発信側の内線端末から任意に設
定することができる。
【0016】第3の発明は、主装置に複数の内線端末が
接続されてなる電話交換システムにおいて、前記内線端
末に、他の内線端末に対する着信音量を設定する着信音
量入力手段を設け、さらに各々の内線端末または前記主
装置が日付、時刻、曜日に対応して着信音量が設定され
る設定テーブルを設けると共に、呼が着信した際に前記
設定テーブルの設定値に従って着信音量を制御する着信
音量制御手段を設け、また、前記主装置側には、前記内
線端末から入力される着信音量の設定信号を識別し、着
信音量の設定値を対応する内線端末に送信して設定テー
ブルの設定値を更新する着信音量設定手段を設けたこと
を特徴とする。
【0017】上記の構成において、任意の内線端末から
他の内線端末または前記主装置の設定テーブルの設定内
容を変更する時は、予め定めたボタン操作等により、日
付、時刻、曜日に対応させて着信音量を入力する。主装
置の着信音量設定手段は、内線端末から送られてくる着
信音量の設定信号を認識すると、次に着信音量を変更す
べき内線端末を認識し、その内線端末および前記主装置
の設定テーブルに登録信号を送出する。この内線端末お
よび前記主装置の設定テーブルは、主装置の着信音量設
定手段から送られてくる登録信号によって、日付、時
刻、曜日毎の着信音量の設定値を記憶する。その後、上
記内線端末に呼が着信すると、内線端末に設けられてい
る着信音量制御手段が、前記設定テーブルの設定内容を
参照し、着信信号を受けた日付、時刻、曜日に対応した
着信音量を読み出し、その設定値に従って着信音を出力
する。上記のように任意内線端末のボタン操作によって
他の内線端末および前記主装置に設けられている設定テ
ーブルの設定内容を任意に変更でき、その後は、設定テ
ーブルの設定値に従い、着信信号を受けた日付、時刻、
曜日に応じた着信音量で着信音を出力することができ
る。
【0018】前記第1又は第2の発明に係る電話交換シ
ステムにおいて、内線端末に対する着信音量の設定入力
は、主装置に接続されている保守用端末を利用すること
により、内線端末から入力する場合と同様にして行うこ
とができる。
【0019】また、前記第1又は第2の発明に係る電話
交換システムにおいて、主装置に設けられる着信音量設
定手段は、着信音量の設定を各内線端末に対して個別、
グループ毎、あるいはシステム上の全内線端末に対して
行うことができる。
【0020】第4の発明は、各種の通信サービスを行う
電話交換装置において、呼に要求される各種サービス単
位に処理群を設け、この処理群に割り当てられた1つ以
上のリソースより当該処理群の状態遷移を管理する状態
管理手段と、前記呼で実行中の処理群に要求されたサー
ビス情報と前記状態管理手段における遷移状態に基づい
て別の処理群へ切替えるか否かの判定を行う切替判定手
段と、前記切替判定手段による結果に基づいて処理群を
切替える切替手段と、呼の生起中のサービス要求に応じ
て呼制御を行う呼制御手段とを具備したことを特徴とす
る。上記のように呼に要求される各種サービス単位に処
理群を設けることにより、サービス制御記述の独立性を
向上でき、各種サービスが複雑に絡み合うことを防止し
てサービスの追加、修正を容易に行うことができる。ま
た、サービス情報と前記状態管理手段における遷移状態
に基づいて別の処理群へ切替えるかどうか判定し、必要
に応じて処理群を切替えるようにしているので、サービ
ス情報等に応じて最適な処理群を選択することができ
る。
【0021】第5の発明は、各種の通信サービスを行う
電話交換装置において、呼に要求される各種サービス単
位に処理群を設け、この処理群に割り当てられた1つ以
上のリソースにより当該処理群の状態遷移を管理する状
態管理手段と、前記呼で実行中の処理群に要求されたサ
ービス情報と前記状態管理手段における遷移状態に基づ
いて2つ以上の処理群を並走させるかどうかを判定する
並走判定手段と、前記並走判定手段の判定結果に従って
2つ以上の処理群を並走させて1つのサービスを実行す
る並走処理手段とを具備したことを特徴とする。上記の
ようにサービス情報と状態管理手段における遷移状態に
基づいて2つ以上の処理群を並走させるかどうかを判定
し、その判定結果に従って2つ以上の処理群を並走させ
て1つのサービスを実行することにより、サービス情報
等に従って複数の処理群を並走させることができ、複雑
な制御を実行させることができる。
【0022】第6の発明は、各種の通信サービスを行う
電話交換装置において、呼に要求される各種サービス単
位に処理群を設け、この処理群に割り当てられた1つ以
上のリソースより当該処理群の状態遷移を管理する状態
管理手段と、前記呼で実行中の処理群に要求されたサー
ビス情報と前記状態管理手段における遷移状態に基づい
て別の処理群へ切替えるか否かの判定を行う切替判定手
段と、前記切替判定手段による結果に基づいて処理群を
切替える切替手段と、前記切替判定手段により切替えを
行わないと判定されたときに前記呼で実行中の処理群に
要求されたサービス情報と前記状態管理手段における遷
移状態に基づいて2つ以上の処理群を並走させるかどう
かを判定する並走判定手段と、前記並走判定手段の判定
結果に従って2つ以上の処理群を並走させて1つのサー
ビスを実行する並走処理手段とを具備したことを特徴と
する。上記のように切替判定手段の判定結果に従って処
理群を切替える切替手段、及び並走判定手段の判定結果
に従って2つ以上の処理群を並走させて1つのサービス
を実行する並走処理手段を備えることにより、複雑な制
御を容易に実行させることができる。
【0023】第7の発明は、オートアテンダント機能を
有する電話交換装置において、オートアテンダント接続
時に発信端末にアナウンスを送出するアナウンス送出手
段と、前記発信端末から入力されるダイヤル番号に対応
した転送先番号及びアナウンス停止コードを記憶するオ
ートアテンダント転送先設定テーブルと、発信端末から
のダイヤル入力を認識するDTMFレシーバと、このD
TMFレシーバにより認識されたダイヤル入力がダイヤ
ル番号であるかアナウンス停止コードであるかを前記オ
ートアテンダント転送先設定テーブルを参照して判定す
る判定手段と、この判定手段によりダイヤル入力がアナ
ウンス停止コードであると判定されたときに前記アナウ
ンス送出手段によるアナウンスの送出を停止するアナウ
ンス停止手段と、前記判定手段によりダイヤル入力がダ
イヤル番号であると判定されたときに前記オートアテン
ダント転送先設定テーブルを参照して対応する内線端末
に呼を転送する転送手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0024】上記の構成において、発信端末から呼がオ
ートアテンダントに着信すると、アナウンス送出手段に
よって発信端末にアナウンスが送られる。発呼者は、ア
ナウンスに従ってダイヤル番号を入力するが、アナウン
スを途中で停止したい場合にはアナウンスの停止を指示
する特定コードを入力し、アナウンス停止後に自分の希
望する部署のダイヤル番号を入力する。このダイヤル入
力はDTMFレシーバで認識され、この認識した番号か
らオートアテンダント転送先設定テーブルを参照してダ
イヤル入力が特定コードかダイヤル番号かを判定し、特
定コードであればアナウンスを停止させ、ダイヤル番号
であれば対応する内線端末に呼を転送する。
【0025】従って、発呼者は、オートアテンダントに
転送先を入力する際、特定コード例えばダイヤル“*”
を入力することによってアナウンスを任意に停止でき、
アナウンスの音声戻りなどの理由によるダイヤル認識処
理の誤動作を確実に防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係る電
話交換システムの構成図である。図1に示すように主装
置10には、内線インタフェース(内線I/F)12
a、12b、…、局線インタフェース(局線I/F)1
3、専用線インタフェース(専用線I/F)14等の各
種インタフェースが設けられる。上記内線インタフェー
ス12a、12b、…、局線インタフェース13、専用
線インタフェース14は、各インタフェース間の接続を
行う交換回路(タイムスイッチ)15に接続されると共
に制御部16に接続される。
【0027】上記制御部16には、制御プログラム及び
各種データを記憶している記憶部17が接続されると共
に、TTYインタフェース18が接続される。上記記憶
部17に記憶される制御プログラム中には、例えば現在
の時刻、日付、曜日等に関する計時処理を行うプログラ
ムが含まれている。
【0028】そして、上記内線インタフェース12a、
12b、…は、例えばボタン電話機(多機能電話機)等
の内線端末21a、21b、…に接続され、局線インタ
フェース13は公衆網22に接続され、専用線インタフ
ェース14は専用線網23に接続される。また、TTY
インタフェース18には、例えばパーソナルコンピュー
タ等の保守用端末24が接続される。
【0029】上記制御部16は、主装置10内の全体の
制御を行うと共に、各内線端末21a、21b、…に対
する着信音量の設定手段16Aを備えている。また、制
御部16は、常に現在時刻に対する計時処理を行ってお
り、日付、時刻、曜日等の計時情報を内線インタフェー
ス12a、12b、…を介して内線端末21a、21
b、…側へ出力している。
【0030】上記のように構成された電話交換装置にお
いて、内線端末21a、21b、…もしくは保守用端末
24を利用して、単独または複数の他端末の着信音量を
設定する場合の動作について以下に説明する。
【0031】図2は、例えば内線番号10の内線端末2
1aにより内線番号11の内線端末21bの着信音量を
設定する場合の概略構成について示したものである。こ
の例では、内線端末21a、21b、…としてボタン電
話機を使用した場合について説明する。内線端末21
a、21b、…は、複数のボタンからなる着信音量入力
手段31を備えると共に、ボタン操作等に対応して着信
音量を制御する着信音量制御手段32を備えている。こ
の場合、図2では、着信音量の設定操作を行う内線端末
21a側に着信音量入力手段31を示し、着信音量が設
定される内線端末21b側に着信音量制御手段32を示
している。また、主装置10としては、制御部16に設
けられる着信音量設定手段16Aを示している。
【0032】更に、着信音量の設定を行う際の特定ボタ
ン操作を予め定めておき、内線端末21aによるボタン
操作すなわち特定コードを着信音量設定手段16Aが認
識して、指定の内線端末21bに着信音量を設定するた
めの制御指令が送られるように予め制御プログラムを設
定している。また、着信音量のレベルは、例えば1〜8
の8段階に設定できるようになっている。この場合、内
線端末21a、21b、…における着信音量の規定値
は、例えば「4」に設定される。
【0033】そして、図3に示すように内線端末21a
から内線端末21bの着信音量を着信前に変更する時
は、内線端末21aの着信音量入力手段31により、着
信音量の設定を指示する特定のボタン操作を行い、続い
て例えば相手端末の内線番号、設定音量を示す数値等を
予め定めた順序で入力する。この内線端末21aからの
入力信号は、主装置10へ送られ、図1に示すように内
線インタフェース12aを介して制御部16へ送られ
る。制御部16内の着信音量設定手段16Aは、内線端
末21aから送られてくる信号が着信音量を設定するコ
ードであった場合にそれを認識して動作し、続いて着信
音量を変更すべき内線端末21bを認識し、この内線端
末21bに着信音量の設定信号を送出する。この内線端
末21bに設けられている着信音量制御手段32は、着
信音量設定手段16Aから送られてくる着信音量設定信
号によって着信音量の設定値を変更し、着信時における
着信音を上記設定値に従って出力する。
【0034】次に内線端末21aから内線端末21bへ
の着信中に、その着信音量を変更する場合について説明
する。このように内線端末21bの着信中にその着信音
量を変更する場合においても、上記着信前に変更する時
と同様に、内線端末21aの着信音量入力手段31によ
り、着信音量の設定を指示する特定のボタン操作を行
い、続いて設定音量を示す数値を入力する。これにより
主装置10における制御部16内の着信音量設定手段1
6Aが着信音量の設定コードを認識して動作し、次いで
着信音量を変更すべき内線端末21bを認識し、この内
線端末21bに着信音量の設定信号を送出する。この内
線端末21bに設けられている着信音量制御手段32
は、着信音量設定手段16Aから送られてくる着信音量
設定信号に応じて着信中の音量を上記指定された値に変
更する。上記のようにして任意の内線端末から他の内線
端末を指定して着信音量の設定値を任意に変更すること
ができる。
【0035】なお、上記実施形態では、ある内線端末か
ら他の内線端末を指定して着信音量の設定値を変更する
場合について示したが、図4に示すように主装置10の
保守用端末24の着信音量入力手段31を用いて、内線
端末21a、21b、…における着信音量の設定値を変
更するようにしてもよい。上記保守用端末24を使用す
る場合においても、上記実施形態で示したように、ある
内線端末から他の内線端末を指定して着信音量の設定値
を変更する場合と全く同様にして設定値を変更すること
ができる。
【0036】また、上記実施形態では、内線端末21
a、21b、…の着信音量を個別に設定する場合につい
て示したが、内線端末21a、21b、…の着信音量を
所定のグループ毎に設定しても良く、更にはシステム上
の全ての内線端末21a、21b、…の着信音量を設定
するようにしてもよい。例えば着信音量を設定する内線
端末21a、21b、…または保守用端末24側で、グ
ループをあるいはシステム全体を指定する操作を行い、
その入力コードを制御部16内の着信音量設定手段16
Aにより認識して、グループあるいはシステム上の全て
の内線端末21a、21b、…に対して着信音量を指定
値に設定する。あるいは着信音量を設定する内線端末2
1a、21b、…または保守用端末24側で設定対象の
指定操作を行わなくても、着信音量設定手段16Aが着
信音量設定の入力コードを検出した時にグループあるい
はシステム上の全ての内線端末21a、21b、…に対
して着信音量を指定値に設定する。また、上記着信音量
の設定は、内線端末だけでなく、ドアホンにおいても適
用し得るものである。
【0037】(第2実施形態)次に本発明の第2実施形
態について説明する。この第2実施形態は、内線端末の
着信音量が日付、時刻、曜日に対応して異なる値に設定
されている場合において、その着信音量の設定値を変更
する場合について示したものである。図5は、図1に示
した電話交換システムにおいて、内線端末21aにより
内線端末21bの着信音量を設定する場合の概略構成に
ついて示したものである。この第2実施形態では、内線
端末21a、21b、…は、第1実施形態の場合と同様
に着信音量入力手段31及び着信音量制御手段32を備
えていると共に、更に着信音量の設定値を記憶する記憶
手段34を備えている。なお、図5では、着信音量の設
定操作を行う内線端末21a側に着信音量入力手段31
を示し、着信音量が設定される内線端末21b側に着信
音量制御手段32及び記憶手段(メモリ)34を示して
いる。
【0038】上記記憶手段34には、例えば図6に示す
着信音量の設定テーブル34Aが記憶されている。この
設定テーブル34Aには、例えば日付、開始時刻、終了
時刻、曜日、着信音量、着信音量の規定値等が設定され
る。着信音量は、例えば「1」〜「8」の8段階に設定
される。また、着信音量の規定値は、この例では「4」
に設定されている。上記設定テーブル34Aでは、例え
ば2月24日の10時00分〜22時00分までの着信
音量は「5」、日曜日(0時00分〜24時00分)の
着信音量は「0」、月曜日の0時00分〜8時00分ま
での着信音量は「1」、その後、8時00分〜20時0
0分までの着信音量は「6」となっている。
【0039】そして、内線端末21aから内線端末21
bの設定テーブル34Aの設定内容を変更する時は、図
7に示すように内線端末21aの着信音量入力手段31
により、予め定めたボタン操作により、着信音量の設定
指示、相手端末の内線番号、日付または曜日、開始時
刻、終了時刻、設定音量等を予め定めた順序で入力す
る。この内線端末21aからの入力信号は、主装置10
へ送られる。この主装置10の制御部16内に設けられ
る着信音量設定手段16Aは、内線端末21aから送ら
れてくる信号が着信音量を設定するコードであった場合
にそれを認識して動作し、続いて着信音量を変更すべき
内線端末21bを認識し、この内線端末21bの設定テ
ーブル34Aに登録信号を送出する。この内線端末21
bに設けられている設定テーブル34Aは、着信音量設
定手段16Aから送られてくる登録信号によって、日
付、時刻、曜日毎の着信音量の設定値を記憶する。
【0040】その後、図8に示すように内線端末21b
に呼が着信すると、内線端末21bに設けられている着
信音量制御手段32は、記憶手段34に記憶されている
設定テーブル34Aの設定内容を参照し、着信信号を受
けた日付、時刻、曜日に対応した着信音量を読み出し、
その設定値に従って着信音を出力する。
【0041】上記のようにして任意内線端末のボタン操
作によって他の内線端末に設けられている設定テーブル
34Aの設定内容を任意に変更することができ、設定テ
ーブル34Aの設定値に従い、着信信号を受けた日付、
時刻、曜日に応じた着信音量で着信音を出力することが
できる。
【0042】なお、上記第2実施形態では、ある内線端
末から他の内線端末を指定して設定テーブル34Aの設
定値を変更する場合について示したが、第1実施形態の
図4に示したように主装置10の保守用端末24の着信
音量入力手段31を用いて、他の内線端末21a、21
b、…における設定テーブル34Aの設定値を変更する
ようにしてもよい。
【0043】また、上記第2実施形態では、内線端末2
1a、21b、…における設定テーブル34Aの記憶内
容を個別に設定する場合について示したが、第1実施形
態の場合と同様に所定のグループ毎に設定しても良く、
更にはシステム上の全ての内線端末21a、21b、…
に対して設定するようにしてもよい。
【0044】(第3実施形態)次に本発明の第3実施形
態について説明する。この第3実施形態は、各種の通信
サービスを行う電話交換装置において、呼に要求される
各種サービス単位、更には各種サービスにおいて特徴的
な部分を単位に処理群を設けることにより、サービスの
追加、変更を容易にしたものである。
【0045】図9は本発明の第3実施形態に係る電話交
換装置の構成図である。図9に示すように主装置10に
は、例えばボタン電話機(多機能電話機)等の内線端末
21a、21b、…が接続される内線インタフェース1
2a、12b、…中継台25が接続される中継台インタ
フェース(中継台I/F)19、公衆網22が接続され
る局線インタフェース13、専用線網23が接続される
専用線インタフェース14等の各種インタフェースが設
けられる。上記内線インタフェース12a、12b、
…、中継台インタフェース19、局線インタフェース1
3、専用線インタフェース14は、各インタフェース間
の接続を行う交換回路(タイムスイッチ)15に接続さ
れると共に制御部16に接続される。
【0046】上記制御部16には、内線端末21a、2
1b、…あるいは外線からの呼に対する制御を行う呼制
御部161が設けられ、この呼制御部161に上記内線
インタフェース12a、12b、…、中継台インタフェ
ース19、局線インタフェース13及び専用線インタフ
ェース14に接続される。また、制御部16には、上記
呼制御部161及び交換回路15に接続されて各インタ
フェース間の接続制御を行う通話路制御部162が設け
られる。
【0047】更に上記制御部16には、各種サービスに
対する処理を行うために、処理群163、状態管理部1
64、処理群切替制御部165、処理群並走制御部16
6が設けられ、上記状態管理部164には処理群163
に割り当てられたリソース状態を記憶するハードディス
ク等の記憶装置20が接続される。上記処理群163
は、呼に要求される各種サービス単位に、更にそのサー
ビスにおいて特徴的な部分を単位に設けられる。
【0048】図10は、上記制御部16内の状態管理部
164、処理群切替制御部165、処理群並走制御部1
66、及び呼制御部161部分の機能ブロック図を示し
たものである。状態管理部164は、処理群163に割
り当てられた1つ以上のリソースにより、処理群163
の遷移状態を管理する状態管理手段164aを備えてい
る。すなわち、この状態管理手段164aは、処理群1
63において、その処理群が必要とする複数のリソース
の、状態の組合わせによりその処理群の管理を行う。
【0049】処理群切替制御部165は、実行中の処理
群に要求されたサービス情報と上記状態管理手段164
aにおいて管理された処理群の遷移状態に基づき、別の
処理群へ切替えるかどうかを判定する切替判定手段16
5aと、この切替判定手段165aにより別な処理群に
切替える判定がなされた時に、処理群163を切替え制
御する切替手段165bを備えている。
【0050】処理群並走制御部166は、実行中の処理
群に要求されたサービス情報とその遷移状態に基づき2
つ又は2つ以上の処理群を並走させるかどうかを判定す
る並走判定手段166aと、この並走判定手段166a
により処理群を並走させる判定がなされたときに処理群
163を並走制御する処理群並走手段166bと、2つ
又は2つ以上の処理群を並走させて1つのサービスを実
行する並走処理手段166cを備えている。
【0051】呼制御部161は、上記呼処理制御を行う
と共に、処理群163が並走しているときに、1つの処
理群に対して並走する他の処理群を仮想的な接続先のリ
ソースとして扱う仮想論理手段161aを備えている。
【0052】図11は、1つの処理群における制御の流
れを示したものである。まず、呼制御部161にて、サ
ービス情報を受信しているかどうかの受信判定を行い
(ステップA1)、サービス情報を受信していれば、上
記状態管理部164の状態管理手段164aにより、処
理群が必要とする複数のリソースの状態の組合わせで、
その処理群の状態を判定する(ステップA2)。
【0053】次に状態管理手段164aは、処理群16
3の中から状態に合わせた適切な処理を選択し(ステッ
プA3)、この選択された処理を実行する(ステップA
4)。上記処理を実行した後、別な処理に切替えるかど
うかを処理群切替制御部165の切替判定手段165a
で判定し(ステップA5)、切替える場合は切替手段1
65bにより、指定された処理群への切替処理(ステッ
プA6)を行う。
【0054】上記ステップA5で処理の切替えを行わな
いと判定された場合には、処理群並走制御部166にお
ける並走判定手段166aにより、複数の処理群を並走
させるかどうかを判定し(ステップA7)、複数の処理
群を並走させる場合には、処理群並走手段166bにて
複数の処理群を並走させる処理を実行する(ステップA
8)。また、上記ステップA7で複数の処理群の並走は
行わないと判定された場合、すなわち、複数の処理群の
切替えも並走も行わない場合は、現在の処理群をそのま
ま継続させてステップA1に戻る。
【0055】次に上記図11における切替処理(ステッ
プA6)及び並走処理(ステップA8)の詳細について
説明する。図12は、上記切替処理(ステップA6)の
詳細を示している。まず、(1).呼制御部161は、
実行中のA処理群163aにサービス情報を通知する。
(2).A処理群163aは、処理の結果、B処理群1
63bへ切替える必要があることを呼制御部161へ通
知する。(3).呼制御部161は、上記切換要求によ
り新たにB処理群163bを起動し、(4).A処理群
163aを終了させることにより、処理群を切替える。
上記の切替制御は、呼制御部161の制御の元に処理群
切替制御部165を通じて行われる。
【0056】図13は、並走処理(ステップA8)の詳
細を示している。まず、(1).呼制御部161は、実
行中のC処理群163cにサービスにサービス情報を通
知する。(2).C処理群163cは、処理の結果、D
処理群163dと並走する必要があることを呼制御部1
61に要求する。呼制御部161は、上記並走要求によ
り、新たにD処理群163dを起動してC処理群163
cとD処理群163dを並走させる。上記の並走制御
は、呼制御部161の制御の元に処理群並走制御部16
6を通じて行われる。
【0057】図14は、2者通話が成立するまでの処理
群163の切替遷移を示している。まず最初に初期設定
としてサービス決定処理群は決定していて、発呼者Aが
ダイヤル入力などにより要求するサービスを決定する処
理を行う(ステップB1)。サービス決定処理群が要求
サービスを判定した結果、接続先Bへの接続処理であっ
た場合に接続処理を切替える(ステップB2、B3)。
接続処理群は、接続先相手を呼出してから応答するまで
の処理を行い、接続先Bが応答した場合に通信処理群に
切替える。この通信処理群は、2者以上の通信状態にお
ける処理を行う。
【0058】図15は、AとBの2者が通信を行ってい
る際に、発呼者Aが第3者目のCを呼出して3者会議に
至るまでの切替及び並走処理を示している。通信処理群
は、AとBの2者が通信中(ステップC1)に、Aから
の会議転送サービス情報によりサービス決定処理群に切
替え(ステップC2)、更に被保留処理群(被保留者
B)を並走させる(ステップC3)。発呼者Aが第3者
目のCを呼出して通話に至るまでの処理群(ステップC
2、C4、C5)は、AとCに関する処理を行う系列で
あり、図14に示した処理群の切替えと全く同様の処理
群を使用することができる。また、ステップC3におけ
る被保留処理群は、Aの会議転送サービスの要求によ
り、保留されたBに関する処理を行う系列である。上記
ステップC5でAとCの2者が通信しているときに発呼
者Aが会議サービスを要求することにより、並走してい
る2つの処理群を統合して3者会議を形成させる(ステ
ップC6)。
【0059】図16は、AとBの2者通話からAが第3
者目のCを呼出し、この呼出している間に転送を行う場
合について、話者が使用している表示器付き電話機の表
示内容と共に示したものである。
【0060】AとBが通話しているときには(ステップ
D1)、AとBの表示器にそれぞれ「Talk B」、「Talk
A」と表示されている。Aが会議転送サービスを要求す
ると、発呼者Aに関する処理を行うサービス決定処理群
と、Bに関する処理を行う被保留者処理群を並走させる
(ステップD2、D3)。このときAとBの表示器に
は、それぞれ「Holding B」、「Held by A」と表示され
る。
【0061】発呼者Aからの要求が第3者目のCへの接
続の場合には、接続処理群に切替わってCの呼出しが行
われる(ステップD4)。このときAとCの表示器に
は、それぞれ「Calling C 、Holding B」、「Called by
A」と表示される。この場合、Bの表示器の表示内容は
変化しない。ここで、Aが切断をすることにより、上記
ステップD4において呼出中転送サービスの要求が行わ
れる。このときBとCの表示器には、それぞれ「Callin
g C」、「Ring transfer B」と表示される。そして、C
が応答すると、通信処理群に切替わり、BとCが接続さ
れる(ステップD5)。このときBとCの表示器には、
それぞれ「Talk C」、「Talk B」と表示される。上記の
ようにしてAからCへの会議転送サービスが行われる。
【0062】図17は、A、B、Cの3者通話からAが
第4者目のDを呼出し、この呼出している間に転送を行
う場合について、話者が使用している表示器付き電話機
の表示内容と共に示したものである。
【0063】A、B、Cの3者が通話しているときには
(ステップE1)、上記A、B、Cの表示器にそれぞれ
「Talk BC」、「Talk AC」、「Talk AB」と表示されて
いる。Aが会議転送サービスを要求すると、発呼者Aに
関する処理を行うサービス決定処理群と、B及びCに関
する処理を行う被保留者処理群を並走させる(ステップ
E2、E3)。BとCは、被保留処理群の実行中におい
て通信状態となっている。このときA、B、Cの表示器
には、それぞれ「Holding BC」、「Talk C 、Held by
A」、「Talk B 、Held by A」と表示される。
【0064】発呼者Aからの要求が第4者目のDへの接
続の場合には、接続処理群に切替わってDの呼出しが行
われる(ステップE4)。このときAとDの表示器に
は、それぞれ「Calling D 、Holding BC」、「Called b
y A」と表示される。この場合、BとCの表示器の表示
内容は変化しない。ここで、Aが切断をすることによ
り、上記ステップE4において呼出中転送サービスの要
求が行われる。ここで、BとCに関する処理を行ってい
る被保留処理群をAから見てあたかも話者であるように
見せる図10に示した呼制御部161の仮想論理手段1
61aを用いて、転送処理を行う。上記仮想論理手段1
61aは、各処理群において並走する処理群を、話者を
表すリソースと同一となるようなインタフェースを提供
する。このときB、C及びDの表示器には、それぞれ
「Talk C 、Calling D」、「Talk B 、Calling D」、
「Ring transfer BC」と表示される。そして、Dが応答
すると、通信処理群に切替わり、B、C、Dが接続され
る(ステップE5)。このときB、C、Dの表示器に
は、それぞれ「Talk CD」、「Talk BD」、「Talk BC」
と表示される。上記のようにしてAからDへの会議転送
サービスが行われる。
【0065】上記第3実施形態によれば、サービスの特
徴によりそのサービスを実現する処理群をひとまとめに
してプログラムの独立性を上げると共に、サービス間、
更には1つのサービスでも各種サービスに特徴的な処理
群に区分することにより、サービス制御記述の独立性を
向上できると共に各種サービスが複雑に絡み合うことが
なくなり、サービスの追加、変更が容易になると共に同
時並行開発が可能となる。また、処理群を他の処理群に
対して仮想的な接続先として取り扱うことにより、複雑
な制御を容易に実現することができる。
【0066】(第4実施形態)次に本発明の第4実施形
態について説明する。この第4実施形態は、オートアテ
ンダント機能を有するボタン電話装置において、オート
アテンダントに転送先を入力する際、ボタン操作によっ
てアナウンスを任意に停止できるようにしたものであ
る。
【0067】図18は、本発明の第4実施形態に係るオ
ートアテンダント機能を有するボタン電話装置の構成図
である。図18において、40は主装置で、交換回路
(タイムスイッチ)41に、内線インタフェース(内線
I/F)42a〜42n、局線インタフェース(局線I
/F)45a、45b、…、専用線インタフェース(専
用線I/F)46、DTMF(Dual Tone Multi Freque
ncy)レシーバ47、トーン音源回路48が接続され
る。上記内線インタフェース42a〜42nには、例え
ばボタン電話機を使用した内線端末(内線電話機)43
a、43b、…、アナウンスマシン44a〜44jが接
続される。また、上記局線インタフェース45a、45
b、…は、公衆網61に接続され、専用線インタフェー
ス46は、専用線網62に接続される。
【0068】そして、上記交換回路41、内線インタフ
ェース42a〜42n及び局線インタフェース45a、
45b、…、専用線インタフェース46、DTMFレシ
ーバ47、トーン音源回路48は、制御部50に接続さ
れる。この制御部50には、各種制御プログラム、各種
データを記憶する記憶部51が接続されると共に、TT
Yインタフェース52を介してパソコン等の保守用端末
63が接続される。この保守用端末63からは、当該シ
ステムの運用データ、例えば外線に着信が発生した際に
オートアテンダント機能を行うか否かの指示、オートア
テンダント転送先設定テーブルなどが入力できるように
なっており、入力に応じて記憶部51への登録がなされ
る。
【0069】オートアテンダント機能は、交換回路4
1、内線インタフェース42i〜42n、この内線イン
タフェース42i〜42nに接続されるアナウンスマシ
ン44a〜44j、DTMFレシーバ47、制御部50
等によって構成される。上記オートアテンダント機能に
おけるDTMFレシーバ47は、局線インタフェース4
5a、45b、…から交換回路41を通して入ってくる
発呼者(ユーザ)の操作するダイヤルを内部処理するた
めのデータに変換する。
【0070】上記内線インタフェース42a〜42nの
相互間、内線インタフェース42a〜42nと局線イン
タフェース45a、45b、…及び専用線インタフェー
ス46との間は、制御部50の制御のもと、交換回路4
1を介して通話路が形成される。制御部50は、内線イ
ンタフェース42a〜42n、局線インタフェース45
a、45b、…及び専用線インタフェース46との間で
必要なデータ送受を行って各部を統括制御する。
【0071】上記アナウンスマシン44a〜44jに
は、例えば「こちらは○○株式会社です。第1営業部へ
ご用の方はダイヤル0を、第2営業部へご用の方はダイ
ヤル1を押してください。」などの音声メッセージを予
め登録しておく。また、記憶部51には、図19に示す
オートアテンダント転送先設定テーブル51Aを予め記
憶している。このオートアテンダント転送先設定テーブ
ル51Aには、入力ダイヤル0、1、2、…と着信先を
示す番号とを対応して設定すると共に、オートアテンダ
ントのアナウンスを停止させるための番号として例えば
ダイヤル“*”を設定している。なお、図19におい
て、ダイヤル番号7、8、9に対する“−”の符号は、
着信先が未設定であることを示している。
【0072】更に上記記憶部51には、局線インタフェ
ース45a、45b、…からの起動検出に対して、運用
データに登録してある内線端末を鳴らすべきなのか、ま
たはオートアテンダント機能を動作させるのかを運用デ
ータから読出して決定するプログラムが記憶されてお
り、制御部50が上記プログラムに従って“起動検出”
信号を処理する。ここでは、オートアテンダントの場合
について説明する。
【0073】次に上記ボタン電話装置における着信時の
動作を図20ないし図22を参照して説明する。図20
(a)、(b)はオートアテンダント機能の説明図、図
21はオートアテンダント着信時の処理動作を示すフロ
ーチャート、図22はオートアテンダント動作時の発信
端末(ユーザ側)、主装置システム内転送端末(内線番
号202)における動作と状態遷移を表したオペレーシ
ョンフローである。
【0074】上記図20(a)、(b)は、図18に示
したボタン電話装置におけるオートアテンダント機能を
概略的に示したものである。すなわち、主装置40のオ
ートアテンダント機能は、DTMFレシーバ47を備
え、網側に接続される発信端末60からの着信に対し、
アナウンスの送出処理、内線端末(着信端末)43に対
する着信制御等を行う。
【0075】図18における主装置40は、図21のフ
ローチャートに示すように発信端末60から呼がオート
アテンダントに着信すると(ステップF1)、制御部5
0がシステム内のアナウンスマシン44a〜44jのう
ち誰も使用していないアナウンスマシン例えばアナウン
スマシン44aの内線インタフェース42iに“着信要
求”信号を送る。それを受けた内線インタフェース42
iは、アナウンスマシン44aにリンガーを発生する
(着信をかける)。アナウンスマシン44aは、リンガ
ーを検出すると自動的に着信に応答し、録音されている
音声ガイダンスを送信する。
【0076】上記内線インタフェース42iは、アナウ
ンスマシン44aの応答を検出し、制御部50に“応答
検出”を送信する。応答検出を受けた制御部50は、局
線インタフェース45a、45b、…から入ってくる通
話路を交換回路41によって図20(b)に示すように
DTMFレシーバ47に引き込み、発信端末60からの
ダイヤル信号を受信する準備を整える。上記アナウンス
マシン44aの音声は、内線インタフェース42iの通
話路を交換回路41によって局線インタフェース45
a、45b、…に接続することで公衆網61を介して発
信端末60へ送られる(ステップF2)。
【0077】発呼者は、アナウンス(音声ガイダンス)
を聞くことにより自分の希望する部署へダイヤルする。
この場合、発呼者は、アナウンスを途中で停止したい場
合にはアナウンスの停止を指示するダイヤル“*”を入
力し、アナウンス停止後に自分の希望する部署のダイヤ
ル番号を入力する。
【0078】発呼者が入力したダイヤル信号は、局線イ
ンタフェース45a、45b、…から交換回路41へ送
られ、DTMFレシーバ47でダイヤル数値に変換さ
れ、制御部50へ伝えられる。制御部50は、アナウン
スした後、計時処理を行って予め設定した時間内に発呼
者からのダイヤル入力が送られてきたかどうか、すなわ
ち、タイムアウト値以内かどうかをチェックする(ステ
ップF3)。タイムアウト値を越えるとタイムアウト着
信先に着信する(ステップF4)。
【0079】発呼者から送られてきたダイヤル入力がタ
イムアウト値以内であれば、ダイヤル入力を受付け(ス
テップF5)、DTMFレシーバ47がダイヤル入力を
認識し、制御部50がこの認識した番号から図19のオ
ートアテンダント転送先設定テーブル51Aを参照し、
入力されたダイヤルが正しいか否かをチェックする(ス
テップF6)。入力されたダイヤルが誤っている場合に
は、誤ダイヤル着信先に着信させる(ステップF7)。
【0080】上記ステップF6で入力されたダイヤルが
正しいと判定された場合には、ステップF8に進み、制
御部50は更にオートアテンダント転送先設定テーブル
51Aを参照して入力されたダイヤルが“*”か否かを
判定する(ステップF8)。ダイヤルが“*”であった
場合には、制御部50はアナウンスを停止させる(ステ
ップF9)。このアナウンスの停止後、発呼者は上記し
たように自分の希望する部署のダイヤル番号を入力する
(ステップF10)。このダイヤル番号は、DTMFレ
シーバ47がダイヤル入力を認識し、制御部50がこの
認識した番号から図19のオートアテンダント転送先設
定テーブル51Aを参照し、指定の内線番号先に着信呼
を転送する(ステップF11)。例えば発呼者がダイヤ
ル“2”を入力した場合は、内線番号202の内線端末
43に着信呼を転送し、この内線番号202の転送先端
末は着信動作により鳴動して発呼者側にリングバックト
ーンを返す。その後、内線番号202の内線端末43が
オフフック等の動作により応答すると、発呼者との通話
に入る。
【0081】また、上記ステップF8において、入力さ
れたダイヤルが“*”でなく、数値が入力された場合、
すなわちアナウンス終了後に発呼者が自分の希望する部
署へダイヤルした場合には、ステップF8から直接ステ
ップF11へ進み、上記したようにダイヤル番号に対応
した内線番号202の内線端末43に着信呼が転送され
る。
【0082】なお、上記アナウンス停止操作において、
ダイヤル“*”を入力した際、DTMFレシーバ47が
認識できない場合には、再入力を繰り返すことにより正
常に動作させることができる。
【0083】上記第4実施形態によれば、オートアテン
ダント機能を有するボタン電話装置において、オートア
テンダントに転送先を入力する際、ボタン操作例えばダ
イヤル“*”を入力することによってアナウンスを任意
に停止でき、アナウンスの音声戻りなどの理由によるダ
イヤル認識処理の誤動作を確実に防止することができ
る。
【0084】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、主
装置に複数の内線端末が接続されてなる電話交換システ
ムにおいて、各内線端末に他の内線端末に対する着信音
量の設定値を入力する着信音量入力手段、及び外部入力
される設定値に従って着信音量を制御する着信音量制御
手段を設けると共に、主装置側に着信音量設定手段を設
け、前記任意の内線端末から入力される他の内線端末に
対する着信音量の設定信号を識別し、個別、グループ毎
あるいはシステム上の全内線端末に対して着信音量を設
定するようにしたので、内線端末もしくは保守用端末を
利用して、単独または複数の内線端末の着信音量を設定
でき、着信音量変更操作の煩わしさを軽減することがで
きる。
【0085】また、保守用端末に上記内線端末と同様の
着信音量入力手段を設けることにより、保守用端末を利
用して内線端末の着信音量を設定できる。更に、上記各
内線端末の着信音量の設定値を日付、時刻、曜日等に応
じて記憶することにより、日時に応じて着信音量を可変
設定することができる。
【0086】また、本発明は、各種の通信サービスを行
う電話交換装置において、呼に要求される各種サービス
単位に処理群を設け、更には1つのサービスでもいくつ
かの処理群を区別することにより、サービスの追加、変
更が容易となり、かつ、同時並行開発が可能となる。ま
た、処理群を仮想的に接続先とすることにより複雑な制
御を容易に行うことが可能となる。
【0087】更に本発明は、オートアテンダント機能を
有する電話交換装置において、オートアテンダントに転
送先を入力する際、ボタン操作によってアナウンスを任
意に停止できるようにしたので、アナウンスの音声戻り
などの理由によるダイヤル認識処理の誤動作を確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電話交換システム
の構成図。
【図2】同実施形態における内線端末の着信音量を設定
する部分の概略構成図。
【図3】同実施形態における内線端末の着信音量を設定
する際の動作説明図。
【図4】同実施形態において保守用端末により内線端末
の着信音量を設定する場合の概略構成図。
【図5】本発明の第2実施形態における内線端末の着信
音量を設定する部分の概略構成を示す図。
【図6】同実施形態における内線端末の記憶手段に設け
られる着信音量の設定テーブルの設定例を示す図。
【図7】同実施形態における内線端末の着信音量を設定
する際の動作説明図。
【図8】同実施形態における内線端末へ呼が着信した際
の動作説明図。
【図9】本発明の第3実施形態に係る電話交換装置の構
成図。
【図10】同実施形態における制御部の主要部分の機能
ブロック図。
【図11】同実施形態における1つの処理群における制
御動作を示すフローチャート。
【図12】図11における切替処理(ステップA6)の
詳細を示す図。
【図13】図11における並走処理(ステップA8)の
詳細を示す図。
【図14】同実施形態における2者通話が成立するまで
の処理群の切替遷移を示す図。
【図15】同実施形態において、AとBの2者が通信を
行っている際に、発呼者Aが第3者目のCを呼出して3
者会議に至るまでの切替及び並走処理を示す図。
【図16】同実施形態において、AとBの2者通話から
Aが第3者目のCを呼出し、この呼出している間に転送
を行う場合の動作を話者が使用している表示器付き電話
機の表示内容と共に示す図。
【図17】同実施形態において、A、B、Cの3者通話
からAが第4者目のDを呼出し、この呼出している間に
転送を行う場合の動作を話者が使用している表示器付き
電話機の表示内容と共に示す図。
【図18】本発明の第4実施形態に係るオートアテンダ
ント機能を有するボタン電話装置の構成図。
【図19】同実施形態におけるオートアテンダント転送
先設定テーブルの設定例を示す図。
【図20】同実施形態におけるオートアテンダント機能
を概略的に示す図。
【図21】同実施形態におけるオートアテンダント着信
時の処理動作を示すフローチャート。
【図22】同実施形態におけるオートアテンダント動作
時の発信端末、主装置システム内転送端末における動作
と状態遷移を表したオペレーションフローを示す図。
【符号の説明】
10…主装置 12a、12b…内線インタフェース(内線I/F) 13…局線インタフェース(局線I/F) 14…専用線インタフェース(専用線I/F) 15…交換回路 16…制御部 16A…着信音量設定手段 17…記憶部 18…TTYインタフェース 19…中継台インタフェース(中継台I/F) 20…記憶装置 21a、21b…内線端末 22…公衆網 23…専用線網 24…保守用端末 25…中継台 31…着信音量入力手段 32…着信音量制御手段 33…着信音量入力手段 34…記憶手段 34A…着信音量の設定テーブル 40…主装置 41…交換回路 42a〜42n…内線インタフェース(内線I/F) 43、43a、43b、…、…内線端末 44a〜44j…アナウンスマシン 45a、45b…局線インタフェース(局線(I/
F)) 46…専用線インタフェース(専用線I/F) 47…DTMFレシーバ 48…トーン音源回路 50…制御部 51…記憶部 51A…オートアテンダント転送先設定テーブル 52…TTYインタフェース 60…発信端末 61…公衆網 62…専用線網 63…保守用端末 161…呼制御部 161a…仮想論理手段 162…通話路制御部 163…処理群 164…状態管理部 164a…状態管理手段 165…処理群切替制御部 165a…切替判定手段 165b…切替手段 166…処理群並走制御部 166a…並走判定手段 166b…処理群並走手段 166c…並走処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 GG00 GG03 5K049 AA10 AA14 BB05 FF01 FF46 GG11 JJ01 KK02 KK18 5K051 DD03 FF08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主装置に複数の内線端末が接続されてな
    る電話交換システムにおいて、 前記内線端末に設けられ、他の内線端末に対する着信音
    量の設定値を入力する着信音量入力手段と、 前記他の内線端末に設けられ、入力された前記設定値に
    従って着信音量を制御する着信音量制御手段と、 前記主装置に設けられ、前記任意の内線端末から入力さ
    れる他の内線端末に対する着信音量の設定信号を識別
    し、着信音量の設定値を対応する前記他の内線端末の着
    信音量制御手段に送信して設定する着信音量設定手段と
    を具備したことを特徴とする電話交換システム。
  2. 【請求項2】 主装置に複数の内線端末が接続されてな
    る電話交換システムにおいて、 前記内線端末に設けられ、他の内線端末に対する呼操作
    に続いて着信音量の設定値を入力する着信音量入力手段
    と、 前記他の内線端末に設けられ、入力された他の設定値に
    従って着信音量を制御する着信音量制御手段と、 前記主装置に設けられ、前記任意の内線端末から呼操作
    に続いて入力される着信音量の設定信号を識別し、該着
    信音量の設定値を着信中内線端末の着信音量制御手段に
    送信して設定する着信音量設定手段とを具備したことを
    特徴とする電話交換システム。
  3. 【請求項3】 保守用端末を備えた主装置に内線端末が
    接続されてなる電話交換システムにおいて、 前記保守用端末に設けられ、前記内線端末に対する着信
    音量の設定値を入力する着信音量入力手段と、 前記内線端末に設けられ、入力された設定値に従って着
    信音量を制御する着信音量制御手段と、 前記主装置に設けられ、前記保守用端末から入力される
    内線端末に対する着信音量の設定信号を識別し、着信音
    量の設定値を対応する内線端末の着信音量制御手段に送
    信して設定する着信音量設定手段とを具備したことを特
    徴とする電話交換システム。
  4. 【請求項4】 主装置に複数の内線端末が接続されてな
    る電話交換システムにおいて、 前記内線端末に設けられ、他の内線端末に対する着信音
    量を設定する着信音量入力手段と、 前記他の内線端末または前記主装置に設けられ、日付、
    時刻、曜日に対応して着信音量が設定される設定テーブ
    ルと、 前記内線端末に設けられ、呼が着信した際に前記設定テ
    ーブルの設定値に従って着信音量を制御する着信音量制
    御手段と、 前記主装置に設けられ、前記内線端末から入力される着
    信音量の設定信号を識別し、着信音量の設定値を対応す
    る内線端末に送信して設定テーブルの設定値を更新する
    着信音量設定手段とを具備したことを特徴とする電話交
    換システム。
  5. 【請求項5】 保守用端末を備えた主装置に内線端末が
    接続されてなる電話交換システムにおいて、 前記保守用端末に設けられ、内線端末に対する着信音量
    を設定する着信音量入力手段と、 前記内線端末または前記主装置に設けられ、日付、時
    刻、曜日に対応して着信音量が設定される設定テーブル
    と、 前記内線端末に設けられ、呼が着信した際に前記設定テ
    ーブルの設定値に従って着信音量を制御する着信音量制
    御手段と、 前記主装置に設けられ、前記保守用端末から入力される
    着信音量の設定信号を識別し、着信音量の設定値を対応
    する内線端末に送信して設定テーブルの設定値を更新す
    る着信音量設定手段とを具備したことを特徴とする電話
    交換システム。
  6. 【請求項6】 前記主装置に設けられる着信音量設定手
    段は、着信音量の設定を各内線端末に対して個別に行う
    ことを特徴とする請求項1、3、4又は5記載の電話交
    換システム。
  7. 【請求項7】 前記主装置に設けられる着信音量設定手
    段は、着信音量の設定を予め設定された内線端末のグル
    ープ毎に行うことを特徴とする請求項1、3、4又は5
    記載の電話交換システム。
  8. 【請求項8】 前記主装置に設けられる着信音量設定手
    段は、着信音量の設定をシステム上の全内線端末に対し
    て行うことを特徴とする請求項1、3、4又は5記載の
    電話交換システム。
  9. 【請求項9】 各種の通信サービスを行う電話交換装置
    において、 呼に要求される各種サービス単位に処理群を設け、この
    処理群に割り当てられた1つ以上のリソースより当該処
    理群の状態遷移を管理する状態管理手段と、 前記呼で実行中の処理群に要求されたサービス情報と前
    記状態管理手段における遷移状態に基づいて別の処理群
    へ切替えるか否かの判定を行う切替判定手段と、 前記切替判定手段による結果に基づいて処理群を切替え
    る切替手段と、 呼の生起中のサービス要求に応じて呼制御を行う呼制御
    手段とを具備したことを特徴とする電話交換装置。
  10. 【請求項10】 各種の通信サービスを行う電話交換装
    置において、 呼に要求される各種サービス単位に処理群を設け、この
    処理群に割り当てられた1つ以上のリソースにより当該
    処理群の状態遷移を管理する状態管理手段と、 前記呼で実行中の処理群に要求されたサービス情報と前
    記状態管理手段における遷移状態に基づいて2つ以上の
    処理群を並走させるかどうかを判定する並走判定手段
    と、 前記並走判定手段の判定結果に従って2つ以上の処理群
    を並走させて1つのサービスを実行する並走処理手段と
    を具備したことを特徴とする電話交換装置。
  11. 【請求項11】 各種の通信サービスを行う電話交換装
    置において、 呼に要求される各種サービス単位に処理群を設け、この
    処理群に割り当てられた1つ以上のリソースより当該処
    理群の状態遷移を管理する状態管理手段と、 前記呼で実行中の処理群に要求されたサービス情報と前
    記状態管理手段における遷移状態に基づいて別の処理群
    へ切替えるか否かの判定を行う切替判定手段と、 前記切替判定手段による結果に基づいて処理群を切替え
    る切替手段と、 前記切替判定手段により切替えを行わないと判定された
    ときに前記呼で実行中の処理群に要求されたサービス情
    報と前記状態管理手段における遷移状態に基づいて2つ
    以上の処理群を並走させるかどうかを判定する並走判定
    手段と、 前記並走判定手段の判定結果に従って2つ以上の処理群
    を並走させて1つのサービスを実行する並走処理手段と
    を具備したことを特徴とする電話交換装置。
  12. 【請求項12】 前記並走処理手段により処理群が2つ
    以上の処理群を並走処理する際に、1つの処理群に対し
    て他の処理群を仮想的なリソースとして扱う仮想論理手
    段を備えたことを特徴とする請求項10又は11記載の
    電話交換装置。
  13. 【請求項13】 前記状態管理手段は、呼に要求される
    各種サービスにおいて特徴的な部分を単位に処理群を設
    け、この処理群に割り当てられた1つ以上のリソースに
    より当該処理群の状態遷移を管理することを特徴とする
    請求項9、10又は11記載の電話交換装置。
  14. 【請求項14】 オートアテンダント機能を有する電話
    交換装置において、 発信端末にアナウンスを送出するアナウンス送出手段
    と、 前記発信端末から入力されるダイヤル番号に対応した転
    送先番号及びアナウンス停止コードを記憶するオートア
    テンダント転送先設定テーブルと、 発信端末からのダイヤル入力を認識するDTMFレシー
    バと、 前記DTMFレシーバにより認識されたダイヤル入力が
    ダイヤル番号であるかアナウンス停止コードであるかを
    前記オートアテンダント転送先設定テーブルを参照して
    判定する判定手段と、 前記判定手段によりダイヤル入力がアナウンス停止コー
    ドであると判定されたときに前記アナウンス送出手段に
    よるアナウンスの送出を停止するアナウンス停止手段
    と、 前記判定手段によりダイヤル入力がダイヤル番号である
    と判定されたときに前記オートアテンダント転送先設定
    テーブルを参照して対応する内線端末に呼を転送する転
    送手段とを具備したことを特徴とする電話交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017511616A (ja) * 2013-12-26 2017-04-20 マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー セルラーネットワークにおけるトンネリングvoip呼制御

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