JP2001119641A - 多画面表示装置 - Google Patents
多画面表示装置Info
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Abstract
生画面とを同時に多画面表示をする際に、両放送信号振
幅の大きさの相違に基づく画面の明るさのアンバランス
を改善し、多画面表示しても違和感のない表示とするこ
とができる多画面表示装置を提供する。 【解決手段】 デジタル復調信号とアナログ復調信号が
供給されるデジタル処理回路4の後段経路中に振幅補正
回路11を挿入し、この振幅補正回路11によってデジ
タル放送表示期間では振幅調整を、アナログ放送表示期
間では振幅補正を行わないようにして、両放送信号に基
づく再生画面間の明るさのアンバランスを抑制する。
Description
されるデジタルテレビジョン放送受信用のチュ−ナと、
地上波放送で送信されるアナログテレビジョン放送受信
用のチュ−ナとを備え、これらテレビジョン放送信号を
復調して陰極線管や液晶等の表示装置の同一画面上に同
時に複数の画像を再生する多画面表示装置の改良に関
し、特に異なる方式の放送形態のデジタル及びアナログ
テレビジョン放送の再生画像においても、再生画面上で
は同じ明るさの画像として再生することができるように
改良した多画面表示装置に関する。
は、VHF及びUHF帯を使用してテレビジョン放送を
伝送するアナログ方式の地上波テレビジョン放送と、衛
星を使用してテレビジョン放送を伝送するアナログ方式
のBS衛星テレビジョン放送、及び同様に衛星を使用す
るデジタル方式のCS衛星テレビジョン放送が行われて
おり、一般視聴者は、夫々の好みに応じて各種テレビジ
ョン放送を受信して希望のチャンネルの視聴を行ってい
る。
受信できる機能を有するテレビジョン受像機の多画面表
示装置の一例を示す。図6において、BS衛星テレビジ
ョン放送信号は、パラボラアンテナ101にて受信さ
れ、このアンテナ101からの受信信号はダウンコンバ
−トされた後に、チュ−ナ102にて希望するチャンネ
ルが選局される。このチャンネル信号は、デコ−ダ10
3によって映像信号に変換された後、アナログ−デジタ
ル変換回路(以下、A/D変換回路と略称する)104
によってアナログ信号からデジタル信号に変換されて、
デジタル処理される表示圧縮・同期化処理回路からなる
デジタル処理回路105に供給される。
木アンテナ等のアンテナ106にて受信され、チュ−ナ
107において希望のチャンネルが選局される。このチ
ュ−ナ107で選局されたチャンネル信号は、映像信号
に変換された後に輝度/色信号分離(以下、Y/C分離
と略称する)・色復調回路からなる復調回路108に供
給されて、Y/C分離及び色復調され、Y信号やR,
G,B信号を再生してA/D変換回路109に供給され
る。このA/D変換回路109でアナログ信号からデジ
タル信号に変換し、前述のデジタル処理回路105に供
給される。このデジタル処理回路105では、両A/D
変換回路104,109の信号を表示形態に合わせて圧
縮及び同期化処理を行う。
S放送再生画面と地上波放送再生画面とを、表示装置の
同一画面上の左右に夫々同時に表示する場合には、デジ
タル処理回路105の表示圧縮手段に設けた画像メモリ
に、各チャンネルの映像信号を同期を取りながら書込
み、このメモリから水平方向の読出し速度を倍の速度で
同期を取りながら読み出すことにより、水平方向が1/
2に圧縮された映像信号を取出すことができる。そして
夫々読み出された各チャンネルの映像信号を、1/2H
の期間毎に交互に切換えて表示装置に同期をとって次段
のデジタル−アナログ変換回路(以下、D/A変換回路
と略称する)110に供給する。
くは地上波放送のいずれか単独の画像のみを表示する場
合には、このような圧縮処理を施す必要はなく、そのま
ま希望のチャンネルのみを表示すればよく、例えば圧縮
回路をパスさせたり、画像メモリの書込み及び読出しを
通常の速度で行えば良い。
処理や同期をとられた映像信号は、D/A変換回路11
0でデジタル信号からアナログ信号に変換されて、Y信
号供給やバイアス調整回路等を含む表示回路111に供
給される。この表示回路111の出力は、陰極線管や液
晶プロジェクタ−等の表示装置112に供給し、表示装
置112の画面上に、例えばBS放送の再生画面Aと、
地上波放送の再生画面Bとを、同一画面の左右に同時に
並べて多画面表示することができる。
に関する説明を行ってきたが、画像再生に必要な同期系
に関する説明は省略してある。また、表示装置の画面上
には、左右に2画面を表示している場合について例示し
ているが、一つの画面中に小さな画面を再生する、所謂
ピクチャ− イン ピクチャ−(PIP)や、主表示画
面とは別に副画面を再生する、所謂ピクチャ− アウト
ピクチャ−(POP)、あるいは3個以上の画像を同
一画面中に再生するマルチ画面再生方式等の多画面表示
装置においても同様に実施される。
ずれも良好に所望のチャンネルの画像を再生することが
できるが、ゴ−スト等の影響で表示される画面に明るさ
のばらつきが生じることがある。多画面表示装置では、
複数の画面があたかも同一の画面として捉えられるため
に、視聴者にとっては、同時に再生されている再生画面
を比較して視聴する結果となることから、各画面間にお
いて明るさが異なるということは、視聴する際に目障り
となっていた。
生画面間に明るさのばらつきが生じないように、各A/
D変換回路の前段に簡単なアナログ回路構成の振幅補正
回路を挿入し、この振幅補正回路を調整することで、各
チャンネル間の明るさのばらつきを調整し、再生画面間
での明るさのばらつきを補正していた。
ラアンテナ側で受信される衛星放送が、CS放送のよう
にデジタル放送の場合には、このような簡単な処理では
対応することが難しい状況にある。デジタル放送の場合
には、原理的にゴ−スト等の影響を受けにくく、有効ビ
ット数の殆ど全てを映像信号の振幅に割り当てて活用す
ることができるが、他方の受信チャンネルであるアナロ
グ放送の場合には、ゴ−スト等の影響を受けやすく、と
きには映像信号の振幅が標準信号の130%にも達する
場合が発生することがあり、このためにA/D変換回路
によってアナログ信号をデジタル信号に変換する場合
に、この130%の変動を考慮して映像信号の入力振幅
を、最大値の約70%程度に制限して入力しているのが
実状である。
放送信号と、デジタル方式のテレビジョン放送信号とを
多画面で表示を行う場合には、アナログ方式のテレビジ
ョン放送信号を再生するに際し、常にデジタル方式のテ
レビジョン放送信号を再生する場合に比較して、暗い画
面での再生を余儀なくされていた。この画面の明るさの
アンバランスを解消するためには、デジタル放送を受信
する回路系に、デジタル回路で構成したアッテネ−タ回
路を挿入して、デジタル放送信号の復調側の信号を予め
減衰させて、アナログ放送信号の復調回路系とのバラン
スをとることも考えられるが、より精密な係数調整を行
おうとすると、大規模なアッテネ−タ回路が必要とな
り、またデジタル放送受信信号の振幅を低下させること
自体が、デジタル映像信号の1ビットあたりの有効精度
を低下させることにもつながり、デジタル放送再生画像
の画質劣化を引き起こす原因となる恐れがあった。
ものであり、D/A変換回路よりも後段の信号経路中に
振幅補正回路を設け、この振幅補正回路によってデジタ
ル放送チャンネル表示期間中においては振幅制限機能を
働かせ、アナログ放送チャンネル表示期間中には振幅制
限動作を行わせないように制御することで、表示装置に
表示される多画面間においても明るさが一定となるよう
にした多画面表示装置を提供するにある。
ビジョン放送信号形態の入力信号から選択されたデジタ
ル映像信号を復調するデジタル復調手段と、アナログテ
レビジョン放送信号形態の入力信号から選択されたアナ
ログ映像信号を復調するアナログ復調手段と、このアナ
ログ復調手段の出力をデジタル信号に変換するデジタル
変換手段と、前記デジタル復調手段の出力を入力として
圧縮及び同期化処理を行うデジタル処理手段と、このデ
ジタル処理手段の出力をアナログ信号に変換する変換手
段と、この変換手段にて変換されたアナログ信号を多画
面状態で表示することが可能な表示手段と、少なくとも
前記デジタル処理手段と前記表示手段の経路中に介在さ
れ、通過する信号の振幅を選択的に調整する振幅補正手
段とを具備し、この振幅補正手段によってデジタルテレ
ビジョン信号形態の再生期間に振幅の補正を行うことを
特徴とする多画面表示装置である。
調手段経路中のアナログ信号の振幅を補正する第2の振
幅補正手段を有していることを特徴とする。
段経路中のデジタル信号の振幅を制限する振幅補正手段
を有していることを特徴とする。
て説明する。図1は、本発明を適用した多画面表示装置
の回路構成の一例を示すもので、D/A変換回路の後段
に振幅補正回路を配置し、この振幅補正回路にてデジタ
ル放送の再生画像表示期間には振幅制限を行わせ、アナ
ログ放送の再生画像表示期間には振幅制限を行わないよ
うに、表示用制御信号発生回路によって振幅補正回路を
制御することで、デジタル放送及びアナログ放送の再生
画面を同時に表示する多画面間の明るさのばらつきを補
正するようにしたものである。
ン放送であるCS衛星放送もしくは今後放送の開始が予
定されているBSデジタル衛星放送等のデジタル方式テ
レビジョン放送電波は、パラボラアンテナ1にて受信さ
れ、このアンテナ1からの受信電波はダウンコンバ−ト
された後に、チュ−ナ2にて希望するチャンネルが選局
される。このチャンネルはデコ−ダ3によってデジタル
映像信号に変換され、表示圧縮・同期化処理等を行うデ
ジタル処理回路4に供給される。
波は、八木アンテナ等のアンテナ5にて受信され、チュ
−ナ6において希望のチャンネルが選局される。このチ
ュ−ナ6で選局されたチャンネルは、アナログ映像信号
に変換された後にY/C分離・色復調を行う復調回路7
に供給される。この復調回路7にてY/C分離及び色復
調され、Y信号やR,G,B信号を再生している。この
アナログ復調信号はA/D変換回路8に供給されてアナ
ログ信号からデジタル信号に変換され、前述のデジタル
処理回路4に供給される。このデジタル処理回路4は、
表示用制御信号発生回路9からの制御信号によって、デ
ジタル放送及びアナログ放送のいずれかの、あるいは両
者の映像信号を圧縮するのか、もしくは圧縮処理を行わ
ないか等の指示や、それに伴う圧縮動作の指示及び同期
化処理の指示等によって制御されている。この表示用制
御信号発生回路9は、選局用や制御用のマイクロコンピ
ュ−タ等の制御信号を処理し、所定の制御信号を発生さ
せる動作を行うものである。このようにして制御される
デジタル処理回路4において、デコ−ダ3からのデジタ
ル放送の映像信号とA/D変換回路8でアナログ信号か
らデジタル信号に変換されたアナログ放送のデジタル信
号を、画面上での表示形態に応じて圧縮及び同期化処理
を行う。
時にデジタル放送再生画面とアナログ放送再生画面と
を、表示装置の同一画面の左右に夫々同時に表示する場
合には、デジタル処理回路4中の表示圧縮手段に設けた
画像メモリに、各チャンネルの映像信号を同期を取りな
がら書込み、メモリから水平方向の読出し速度を書き込
み速度の2倍の速度で同期を取りながら読み出すことに
より、水平方向だけが1/2に圧縮された各チャンネル
の映像信号を取出すことができる。そして夫々読み出さ
れた各チャンネルの映像信号を、1/2Hの期間毎に交
互に表示装置に同期をとって供給することにより、表示
装置の画面中には、左右に夫々異なるデジタル放送とア
ナログ放送の画像を再生することができる。
しくはアナログ放送のいずれかの単独の画像のみを表示
する場合には、このような圧縮処理を施す必要はなく、
そのまま希望のチャンネルのみを表示すれば良く、例え
ば圧縮処理をパスさせたり、画像メモリの書込み及び読
み出しを同じ速度で行えば良いことは勿論であり、デジ
タル処理回路4のいずれか一方の再生に必要のない入力
信号を遮断するようにしておくことも可能である。
縮処理や同期化された映像信号は、D/A変換回路10
でデジタル信号からアナログ信号に変換されて振幅補正
回路11に供給される。この振幅補正回路11は、前記
表示用制御信号発生回路9からの制御信号により補正動
作が制御されるもので、例えば1/2に圧縮されたデジ
タル放送チャンネルの表示期間では振幅制限を行うよう
に動作し、1/2に圧縮されたアナログ放送チャンネル
の表示期間においては振幅制限動作を行わず、更に何等
圧縮処理を施す必要のないチャンネルの場合には、振幅
制限動作を行わないように動作するものである。換言す
れば、1/2に圧縮処理されたデジタル放送チャンネル
の場合のみ、その映像信号に対して振幅制限動作を行う
ものである。
選択的に振幅補正された映像信号は、表示回路12を経
て陰極線管や液晶プロジェクタ−等の表示装置13に供
給し、表示装置13の画面上に、例えばデジタル放送の
再生画面とアナログ放送の再生画面とを、表示装置13
の同一画面上の左右に同時に並べて表示することができ
るものである。
に関する説明を行ってきたが、画像再生に必要な同期系
に関する説明は省略してある。また、表示装置の画面上
には、左右に2画面を表示している場合について例示し
ているが、一つの画面中に小さな画面を再生するPIP
や、主表示画面とは別に副画面を再生するPOP、ある
いは3個以上の画面を同一画面中に再生するマルチ画面
再生方式等の多画面表示装置においても同様に実施し得
るものである。
よれば、本質的に伝送中の変動が大きなアナログ信号に
対して変動を受けにくいデジタル放送チャンネルの表示
期間でのみ振幅補正動作を行わせることで、デジタル放
送チャンネルとアナログ放送チャンネルとを多画面表示
させた場合においても、これら放送形態の相違に基づく
表示画面間の明るさの相違をなくすことができるので、
視聴者に対して違和感を与えることが少なくでき、良好
な多画面表示を行わせることができるものである。
の具体的な一例を示す回路構成図で、図1と同じ個所に
は同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。振幅
補正回路11の夫々の入力端21a,21b,21cに
は、D/A変換回路10からのR,G,B信号が供給さ
れ、この入力端21a,21b,21cは、夫々の切換
えスイッチ22,23,24の第1の固定端子22a,
23a,24aに接続されると共に、各抵抗25,2
6,27の一端と接続されている。この各抵抗25,2
6,27の他端は、切換えスイッチ22,23,24の
第2の固定端子22b,23b,24bと接続されると
共に、抵抗28,29,30を介して接地される。この
各抵抗25,26,27と抵抗28,29,30で夫々
分圧回路を構成しているもので、入力信号であるR,
G,B信号を分圧して第2の固定端子22b,23b,
24bに供給しているものである。この切換えスイッチ
22,23,24の切換え端子22c,23c,24c
は、制御入力端31に供給される表示用制御信号発生回
路9からの制御信号によって切換え操作されるもので、
アナログ放送の再生信号表示期間中は、切換え端子22
c,23c,24cが第1の固定端子22a、23a、
23a側と接続し、デジタル放送の再生信号表示期間中
は、切換え端子22c,23c,24cは第2の固定端
子22b,23b,24b側に切換え接続されるように
制御されている。この切換え端子22c,23c,24
cの出力は、出力端32a,32b,32cから表示回
路12に供給されるように構成されている。
の再生信号表示期間中は、切換え端子22c,23c,
24cが第1の固定端子22a,23a,24a側に切
換え接続されるために、アナログ放送の再生表示信号
は、D/A変換回路10からの信号をそのまま出力端3
2a,32b,32c側に供給する。他方デジタル放送
の再生信号表示期間中においては、表示用制御信号発生
回路9からの制御信号によって、切換え端子22c,2
3c,24cは第2の固定端子22b,23b,24b
側に切換え接続されるために、デジタル再生表示信号は
抵抗25,26,27と抵抗28,29,30によって
分圧された信号が出力端32a,32b,32cに供給
されることとなり、調整された振幅の信号が表示回路1
2に供給されるので、アナログ及びデジタル両信号間の
振幅の相違を解消させた表示信号として表示装置13に
供給することができる。勿論表示装置13に単一の画像
しか表示しない場合には、何等振幅調整する必要がない
ので、この場合には、全て切換え端子22c,23c,
24cは第1の固定端子22a,23a,24a側と接
続されるように、表示用制御信号発生回路9から制御信
号を供給すれば良いことは明らかである。
の実施例を示す回路構成図で、図1と同じ構成部分には
同じ記号を付してその詳細な説明は省略するが、復調回
路7とA/D変換回路8間に、更に振幅補正回路11を
構成する第2の振幅補正回路35を挿入したことを特徴
としている。即ち復調回路7からの復調信号は、第2の
振幅補正回路35に供給され、この第2の振幅補正回路
35で所定値以上の振幅の入力が供給された場合に、後
段のA/D変換回路8に一定値以上の振幅の信号が供給
されないように振幅制限を行うものである。この第2の
振幅補正回路35は、対数変換回路による振幅制限動
作、あるいは同期信号やカラ−バ−スト信号の振幅を検
出して、信号振幅の制限動作を行わせる回路構成で実現
することができる。
変換回路8に供給される復調信号は一定の振幅の範囲内
に制限され、A/D変換回路8の許容入力振幅を超える
ことがなくなるので、可能な限りの最大振幅の信号を確
保することが可能となり、D/A変換回路10の後段に
挿入される振幅補正回路11の調整量を低減させること
ができ、振幅補正回路11の回路構成をより簡単化する
ことができると共に、過大入力振幅による信号つぶれ等
に伴う画質の劣化等の現象を防止することが可能とな
る。
に他の実施例を示すもので、デコ−ダ3とデジタル処理
回路4間にデジタルアッテネ−タ回路41を挿入したも
ので、図1と同じ個所には同じ記号を付してその詳細な
説明は省略する。図3に示す実施例の場合には、アナロ
グ放送信号側に過大振幅の信号が入力される場合を想定
したが、図4に示す実施例の場合には、デジタル放送信
号側に過大振幅の信号が入力される場合を想定して対処
したものである。
の影響を受けにくいために、振幅変動はあまり見られな
いが、放送局毎による運用のばらつき等により、必ずし
も各チャンネルのデジタル放送信号が一定の振幅を有す
る信号ばかりとは考えられず、各受信チャンネルによっ
て白レベルの異なる信号となることが考えられ、このよ
うな場合に対処させたものが、図4に示す実施例であ
る。この実施例のようにデジタルアッテネ−タ回路41
を挿入することで、デコ−ダ3から一定値以上の振幅の
復調デジタル信号が入力された場合には、このデジタル
アッテネ−タ回路41によって振幅制限を行い、所定振
幅以内のデジタル信号をデジタル処理回路4に供給する
ものである。
施例のアナログ信号の場合と同様に、デジタル信号の振
幅補正回路11の補正量を軽減することができるもので
ある。この実施例の場合には、デジタル信号の単一の振
幅制限についてのみ考慮しているが、デジタル信号と共
にアナログ信号も同時に振幅制限する場合には、図3の
実施例で説明したアナログ信号用の第2の振幅補正回路
35を、復調回路7とA/D変換回路8間に挿入して構
成することも可能で、このように構成すれば、デジタル
及びアナログ信号の両方の信号振幅制限を行わせること
ができるものである。
路構成図で、図1の実施例に示すD/A変換回路10と
振幅補正回路11との回路配置の位置を入れ換えたもの
で、図1の構成と同じ部分には同じ記号を付して、その
詳細な説明は省略する。このようにデジタル処理回路4
の次段に振幅補正回路11を配置することで、この振幅
補正回路11はデジタル構成とする必要が生じるが、こ
の変更は図2に示す分圧抵抗25乃至30の代わりにデ
ジタルの乗算器に置き換えることで、容易に達成するこ
とができるものである。この振幅補正回路11をデジタ
ル構成とすることで、回路の規模が多少大きくなってし
まうが、その反面、振幅補正の精度をアナログ補正のと
きと比較して大幅に向上させることが可能となる利点を
有する。
態について説明してきたが、これら個々の実施の形態同
士を組合せて構成することも可能であり、この場合には
更に個々の実施の形態が有する利点を組合せて利用する
ことができる。またデジタル放送は、現在放送が実施さ
れているCS衛星放送、及び現在実施が検討されている
BS衛星放送での実施の場合について説明したが、近い
将来に実施が検討されている地上波デジタル放送の場合
にも適用できることは勿論である。この場合には、アナ
ログ放送からデジタル放送に全面的に切換えられるしば
らくの間は、アナログ及びデジタル放送共に地上波放送
となることが考えられる。またテレビジョン放送が全て
デジタル放送に移行したとしても、ビデオテ−プレコ−
ダ(VTR)等に記録されているアナログ形態によるテ
レビジョン信号を再生して、多画面表示する場合も考え
られ、一方の入力がVTR等の再生装置からの信号の場
合にも、本発明は適用できる。また逆に再生装置がデジ
タル方式の場合にも、適用が可能である。
チュ−ナやデコ−ダが内蔵されている場合を例にとって
説明しているが、チュ−ナやデコ−ダが表示装置と別体
の、所謂アダプタタイプのユニットと表示装置との組合
せで構成することも勿論可能であり、その他の回路構成
等も種々の変形・応用をとり得ることは言うまでもな
い。
画面表示装置によれば、アナログ放送形態とデジタル放
送形態によるテレビジョン信号の再生画面を表示装置上
に多画面表示するに際して、各再生画面間の明るさのア
ンバランスを解消することができるので、視聴者に違和
感のない再生画面を提供することができる。
適化することにより、比較的簡単な回路構成で安価に明
るさのバランスをとることが実現できる多画面表示装置
を提供することができる。
図。
回路図。
す回路構成図。
を示す回路構成図。
す回路構成図。
Claims (3)
- 【請求項1】 デジタルテレビジョン信号形態の入力信
号から選択されたデジタル映像信号を復調するデジタル
復調手段と、アナログテレビジョン信号形態の入力信号
から選択されたアナログ映像信号を復調するアナログ復
調手段と、このアナログ復調手段の出力をデジタル信号
に変換するデジタル変換手段と、前記デジタル復調手段
の出力を入力として圧縮及び同期化処理を行うデジタル
処理手段と、このデジタル処理手段の出力をアナログ信
号に変換する変換手段と、この変換手段にて変換された
アナログ信号を多画面状態で表示することが可能な表示
手段と、少なくとも前記デジタル処理手段と前記表示手
段の経路中に介在され、通過する信号の振幅を選択的に
調整する振幅補正手段とを具備し、この振幅補正手段に
よってデジタルテレビジョン信号形態の再生期間に振幅
の補正を行うことを特徴とする多画面表示装置。 - 【請求項2】 前記振幅補正手段は、更にアナログ復調
手段経路中のアナログ信号の振幅を補正する第2の振幅
補正手段を有していることを特徴とする請求項1記載の
多画面表示装置。 - 【請求項3】 前記振幅補正手段は、更にデジタル復調
手段経路中のデジタル信号の振幅を制限する振幅補正手
段を有していることを特徴とする請求項1及び2記載の
多画面表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29536099A JP2001119641A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 多画面表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29536099A JP2001119641A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 多画面表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001119641A true JP2001119641A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17819622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29536099A Abandoned JP2001119641A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 多画面表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001119641A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003018493A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 映像信号処理装置 |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29536099A patent/JP2001119641A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003018493A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 映像信号処理装置 |
JP4659283B2 (ja) * | 2001-06-29 | 2011-03-30 | パナソニック株式会社 | 映像信号処理装置 |
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