JP3119101U - テレビジョンおよび放送信号受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アナログ放送信号に対する復調性能や同アナログ放送信号に基づく映像表示性能を向上させることの可能なテレビジョンおよび放送信号受信装置を提供する。
【解決手段】デジタルチャンネルとアナログチャンネルとのいずれかを選局する構成において、アナログチャンネルを選局した場合には、デジタル放送信号からの映像信号の生成に用いられるバックエンドIC40およびフロントエンドIC30については各ICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させることによりその駆動を停止させるとした。その結果、ソフト処理のみによって、アナログチャンネルの選局期間中においてバックエンドIC40およびフロントエンドIC30から上記発振によって発せられていたノイズが一切発生しなくなり、アナログ復調回路20やメインIC50が同ノイズの影響を受けることが無くなる。
【選択図】図2
【解決手段】デジタルチャンネルとアナログチャンネルとのいずれかを選局する構成において、アナログチャンネルを選局した場合には、デジタル放送信号からの映像信号の生成に用いられるバックエンドIC40およびフロントエンドIC30については各ICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させることによりその駆動を停止させるとした。その結果、ソフト処理のみによって、アナログチャンネルの選局期間中においてバックエンドIC40およびフロントエンドIC30から上記発振によって発せられていたノイズが一切発生しなくなり、アナログ復調回路20やメインIC50が同ノイズの影響を受けることが無くなる。
【選択図】図2
Description
本考案は、アナログ放送信号とデジタル放送信号とのいずれも受信可能であるテレビジョンおよび放送信号受信装置に関する。
従来より、アナログ放送信号とデジタル放送信号とのいずれも受信可能としたテレビジョン等においては、デジタル放送信号を受信して復調等するために備えたハードウェアから輻射されるノイズの存在が問題となっていた。つまり、アナログ放送信号に対応するチャンネルを選局している間はデジタル放送信号を受信して復調等するための上記ハードウェアは不要であるが、かかるハードウェアから発せられるノイズがアナログ放送信号用の復調回路等に影響を与え、同アナログ放送信号に基づく映像表示性能を低下させていた。
ここで、従来技術として、ノイズに影響を受けやすいアナログ信号処理系の回路及びアナログ信号を伝送するバスを電磁的に遮蔽したチューナが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
その他、関連する文献として特許文献2,3が知られている。
特開2003‐204274号公報
特開平9‐64770号公報
特表2003‐505943号公報
その他、関連する文献として特許文献2,3が知られている。
上記文献1のように、ノイズに影響を受けやすいアナログ信号処理系の回路及びアナログ信号を伝送するバスをシールドする構成では、基板上の電子部品のレイアウトの変更を要して基板組立の手間を増大させ、また、基板の小型化が困難となる。さらに、シールド部材を要することによる製品のコスト上昇という問題があった。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、部品点数の増加や、基板上スペースの浪費や増大を伴うことなく、デジタル放送信号処理系のハードウェアからのノイズによるアナログ信号処理系の回路への影響を廃止し、その結果、アナログ放送信号に対する復調性能や同アナログ放送信号に基づく映像表示性能を向上させることの可能なテレビジョンおよび放送信号受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項2の考案は、アナログ放送信号とデジタル放送信号とのいずれも受信可能である放送信号受信装置において、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するとともに所定の選局制御信号に基づいてアナログ放送信号またはデジタル放送信号から中間周波信号を抽出して出力する、一つの筺体に収容されたデジタル・アナログ共用チューナと、アナログ放送信号から抽出された中間周波信号に対して復調処理を実行して映像信号を生成するアナログ復調部と、デジタル放送信号から抽出された中間周波信号に対して復調処理を実行して映像信号を生成するデジタル復調部と、上記デジタル・アナログ共用チューナとアナログ復調部とデジタル復調部とのそれぞれと接続してこれらに対して所定の制御を実行する第1のマイコンとを備え、上記第1のマイコンは、選局対象のチャンネルがデジタル放送信号に対応するチャンネルからアナログ放送信号に対応するチャンネルへと切替わる際に、上記デジタル復調部の駆動を停止させる構成としてある。
上記構成においては、デジタル・アナログ共用チューナは、一つの筺体に収容されており、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するとともに所定の選局制御信号に基づいてアナログ放送信号またはデジタル放送信号から中間周波信号を抽出して出力することが可能である。アナログ放送信号から中間周波信号が抽出された場合には、アナログ復調部が、その中間周波信号に対して復調処理を実行して映像信号を生成する。一方、デジタル放送信号から中間周波信号が抽出された場合には、デジタル復調部が、その中間周波信号に対して復調処理を実行して映像信号を生成する。ここで、第1のマイコンは、デジタル・アナログ共用チューナとアナログ復調部とデジタル復調部とのそれぞれと接続してこれらに対して所定の制御を実行するが、特に、選局対象のチャンネルがデジタル放送信号に対応するチャンネルからアナログ放送信号に対応するチャンネルへと切替わることを認識したら、上記デジタル復調部の駆動を停止させる処理を実行する。つまり、アナログ放送信号にかかるチャンネルを選択して受信している最中には、デジタル復調部の駆動が停止されるため、同デジタル復調部からはノイズは発生しない。
請求項3は、請求項2に記載の放送信号受信装置において、上記デジタル復調部は、デジタル放送信号からの映像信号の生成処理を制御する第2のマイコンを搭載したバックエンドICと、第2のマイコンによる制御を受けて動作するフロントエンドICとからなる。具体的には、フロントエンドICは、上記デジタル・アナログ共用チューナから出力された中間周波信号に基づいてトランスポートストリーム信号を得るとともに、同トランスポートストリーム信号をバックエンドICに出力する。バックエンドICは同トランスポートストリーム信号から映像信号を生成する。
このように、デジタル放送信号からの映像信号の生成処理を統括するマイコンを上記第1のマイコンとは別とした。そのため、アナログ放送にかかるチャンネルを選局している場合には、アナログ放送信号からの映像信号の生成処理については上記第1のマイコンによって制御し、デジタル放送信号からの映像信号の生成処理を統括する第2のマイコンを搭載したICや、第2のマイコンによって制御されるICについては何ら問題なく駆動停止とすることができる。
請求項4は、請求項3に記載の放送信号受信装置において、第1のマイコンは、第2のマイコンにフロントエンドICのリセット端子に対して駆動停止指示信号を送信させることにより、フロントエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させて同フロントエンドICの駆動を停止させる。さらに、第1のマイコンは、フロントエンドICの駆動を停止させた後、バックエンドICのリセット端子に対して駆動停止指示信号を送信することにより、バックエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させて同バックエンドICの駆動を停止させる。
つまりここでは、デジタル復調部の駆動を停止させるとは、フロントエンドICとバックエンドICとのクロック発振回路の発振を停止させることを意味する。その結果、かかる発振によって各ICから発せられていたノイズが無くなる。
請求項5は、請求項4に記載の放送信号受信装置において、第1のマイコンとバックエンドICとフロントエンドICとデジタル・アナログ共用チューナとはIICバスによって通信可能に接続されるとともに、第1のマイコンとバックエンドICとはシリアルバスによって通信可能に接続されるとしている。そして、第1のマイコンは、デジタル放送信号からの映像信号の生成処理に際してIICバスを介した通信のマスタとなっている第2のマイコンに対して、シリアルバスを介することにより、フロントエンドICに上記駆動停止指示信号を送信することを指示する指示信号を送る。
上述したように、第2のマイコンはデジタル放送信号からの映像信号の生成処理を制御するものであるため、同生成処理時においてIICバスを介した通信のマスタとなっている。この場合、第1のマイコンはIICバスを介する通信においてはスレーブであるため、選局対象のチャンネルがデジタル放送信号に対応するチャンネルからアナログ放送信号に対応するチャンネルへと切替わる場合には、上記IICバスとは別のシリアルバスを介して、上記指示信号を送信する。その結果、第2のマイコンは、当該指示信号に応じて、フロントエンドICに駆動停止指示信号を送信するようになる。
上述した各構成を踏まえて、請求項1の考案は、アナログ放送信号とデジタル放送信号とのいずれも受信可能であるとともに、アナログ放送信号による映像またはデジタル放送信号による映像を映像表示装置にて表示するテレビジョンにおいて、アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するとともに所定の選局制御信号に基づいてアナログ放送信号またはデジタル放送信号から中間周波信号を抽出して出力する、一つの筺体に収容されたデジタル・アナログ共用チューナと、アナログ放送信号から抽出された中間周波信号に対して復調処理を実行して映像信号を生成するアナログ復調回路と、デジタル放送信号からの映像信号の生成処理を制御するデジタル放送信号用マイクロプロセッサを搭載したバックエンドICとデジタル放送信号用マイクロプロセッサによる制御を受けて動作するフロントエンドICであって、上記デジタル・アナログ共用チューナから出力された中間周波信号に基づいてトランスポートストリーム信号を得る上記フロントエンドICおよび同トランスポートストリーム信号をフロントエンドICから入力して同トランスポートストリーム信号から映像信号を生成する上記バックエンドICと、上記デジタル・アナログ共用チューナとバックエンドICとフロントエンドICとアナログ復調回路とのそれぞれと接続してこれらに対して所定の制御を実行するとともに、アナログ復調回路またはバックエンドICから映像信号を入力し、当該映像信号を上記映像表示装置への出力形式に変換した上で同映像表示装置に出力するメインマイクロプロセッサと、メインマイクロプロセッサとバックエンドICとフロントエンドICとデジタル・アナログ共用チューナとを通信可能に接続するIICバスと、メインマイクロプロセッサとバックエンドICとを通信可能に接続するシリアルバスとを備え、上記メインマイクロプロセッサは、選局対象のチャンネルがデジタル放送信号に対応するチャンネルからアナログ放送信号に対応するチャンネルへと切替わる際に、上記IICバスのマスタとなっているデジタル放送信号用マイクロプロセッサに対しシリアルバスを介して、フロントエンドICのリセット端子にLレベル信号を送信する旨を指示することにより、同Lレベル信号を送信させフロントエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させて同フロントエンドICの駆動を停止させ、かつ、バックエンドICのリセット端子に対してLレベル信号を送信することによりバックエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させて同バックエンドICの駆動を停止させる一方、選局チャンネルがアナログ放送信号に対応するチャンネルからデジタル放送信号に対応するチャンネルへと切替わる際に、バックエンドICのリセット端子に対してHレベル信号を送信することによりバックエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を開始させて同バックエンドICを駆動状態とし、かつ、駆動状態としたデジタル放送信号用マイクロプロセッサにフロントエンドICのリセット端子に対してHレベル信号を送信させることによりフロントエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を開始させて同フロントエンドICを駆動状態とする構成としてある。
つまり、テレビジョンというより具体的な製品においても本考案にかかる技術的思想を体現することができ、このテレビジョンにおいても請求項2〜請求項5にて奏するものと同様の作用、効果を奏する。
以上説明したように本考案によれば、選局対象のチャンネルがデジタル放送信号に対応するチャンネルからアナログ放送信号に対応するチャンネルへと切替わる際に、デジタル復調部の駆動を停止させるため、アナログ放送に対応するチャンネルを選局している最中には同デジタル復調部からノイズは発生しない。その結果、アナログ復調部(アナログ復調回路)や第1のマイコン(メインマイクロプロセッサ)に対して上記ノイズが及ぶことが無くなり、アナログ放送信号に対する復調性能や同アナログ放送信号に基づく映像表示性能が向上する。
また、ノイズの影響を受けやすい部品であるアナログ復調部等やノイズ源としてのデジタル復調部をシールド部材で遮蔽したり、ノイズの影響を受けやすい部品とノイズ源とを物理的に引き離したりする必要が無いため、製造にかかる部品点数の増加を抑えて製造コストを低減することができ、かつ、一層の基板の小型化を進めることができる。
(1)テレビジョンの概略構成
図1は、本考案にかかるテレビジョン100の概略構成をブロック図によって示している。
テレビジョン100は、概略、デジタル・アナログ共用チューナ(以下、単にチューナ)10と、アナログ復調回路20と、フロントエンドIC30と、バックエンドIC40と、メインIC50と、ディスプレイ60と、その他図示しないオーディオ処理系回路やスピーカ等からなる。上記構成においてテレビジョン100は、アナログ放送信号の受信に基づく映像・音声出力処理とデジタル放送信号の受信に基づく映像・音声出力処理との両方を実行可能としている。
図1は、本考案にかかるテレビジョン100の概略構成をブロック図によって示している。
テレビジョン100は、概略、デジタル・アナログ共用チューナ(以下、単にチューナ)10と、アナログ復調回路20と、フロントエンドIC30と、バックエンドIC40と、メインIC50と、ディスプレイ60と、その他図示しないオーディオ処理系回路やスピーカ等からなる。上記構成においてテレビジョン100は、アナログ放送信号の受信に基づく映像・音声出力処理とデジタル放送信号の受信に基づく映像・音声出力処理との両方を実行可能としている。
テレビジョン100は、システムを制御するためのマイコンを2つ備えており、1つはMPU1(メインマイクロプロセッサ)としてメインIC50に搭載されており、もう一方はMPU2(デジタル放送信号用マイクロプロセッサ)としてバックエンドIC40に搭載されている。バックエンドIC40とフロントエンドIC30とチューナ10とメインIC50とは、IICバス70によって通信可能に接続されており、テレビ放送信号の受信・復調処理においては、MPU1とMPU2との一方がIIC70における通信のマスタとなって制御を行う。また、バックエンドIC40とメインIC50とは、互いにシリアルバス80によって通信可能に接続されている。
チューナ10は、いわゆるシンセサイザ方式のテレビジョン受信システムの構成とされ、本実施形態では一つの筺体に収まっている。同チューナ10には、選局制御信号としてPLLデータ、すなわち、PLLループにおける可変分周回路の分周比のデータが与えられる。チューナ10は、MPU1またはMPU2から選局制御信号としてのPLLデータを受けて、アンテナ10aを介して受信した各チャンネルに対応するデジタル放送信号、アナログ放送信号のいずれかから所望の周波数帯域の中間周波信号(IF)を抽出することにより、複数のチャンネルの中から一つのチャンネルを選択する。MPU1、MPU2は、ユーザが外部機器としてのリモコン送信機などによって送信したチャンネル切替指示信号を図示しないリモコンI/Fを介して受信することによって、そのとき選局対象とすべきチャンネルを認識し、選局対象とされたチャンネルのテレビジョン放送信号を受信するための選局制御信号をチューナ10に送信する。
チューナ10から出力される中間周波信号は、デジタル復調部(フロントエンドIC30およびバックエンドIC40を指す。)とアナログ復調回路20とのいずれかに供給される。つまり、デジタル放送信号から抽出された中間周波信号は、デジタル復調部に供給され、アナログ放送信号から抽出された中間周波信号は、アナログ復調回路20に供給される。
デジタル復調部における信号処理について説明する。当該信号処理は、バックエンドIC40に搭載されたMPU2の制御によって実現される。
デジタル復調部における信号処理について説明する。当該信号処理は、バックエンドIC40に搭載されたMPU2の制御によって実現される。
フロントエンドIC30は、デジタルI/Fと復調回路とを備える。チューナ10から中間周波信号が入力されるデジタルI/FはA/Dコンバータを有しており、デジタルI/Fから信号の供給を受ける復調回路は、チャンネルイコライザ、エラー訂正デコード部等を有している。すなわち、デジタルI/Fと復調回路とは、チューナ10から入力される中間周波信号をデジタル信号に変換するとともに、MPU2からの制御情報に基づいてデジタル復調した信号に対していわゆるゴーストキャンセルを行う。さらに、デジタルI/Fと復調回路は、伝送路上で発生したビット誤りを訂正し、トランスポートストリーム(TS)信号を得る。
TS信号は、バックエンドIC40に出力される。バックエンドIC40は、デスクランブル部とデマルチプレックス部とMPEGデコーダとを備えている。TS信号は、通常スクランブルがかかっているため、このままでは適正に映像・音声を再生することはできない。そこで、デスクランブル部がTS信号に対してデ・スクランブル処理を行うことにより、TS信号を再生可能なデータ配列に復元する。デ・スクランブル処理が行われたTS信号は、映像信号や音声信号や文字情報等が多重化された形式となっており、デマルチプレックスに供給される。デマルチプレックス部では入力されたデータに対してデ・マルチプレックス処理を行う。すなわち、ここで多重化が解除される。なお、デスクランブルとデマルチプレックス部とはそれぞれの処理を行う際にワークエリアとして図示しないDRAMを利用する。
デ・マルチプレックス処理にて多重化が解除されると、映像信号および音声信号が所定の方式により圧縮されたMPEGデータが得られる。MPEGデータはMPEGデコーダに供給され、MPEGデコーダにて圧縮解凍処理、つまりMPEGデコード処理が行われる。このMPEGデコード処理により、デジタル映像信号とデジタル音声信号とが生成される。デジタル映像信号は、メインIC50に対して出力される。一方、デジタル音声信号は、所定のD/A変換部によってアナログ音声信号に変換されるとともに、このアナログ音声信号が図示しないスピーカに出力される。
次に、アナログ復調回路20における信号処理について説明する。
アナログ復調回路20は、アナログI/Fと、復調部と、NTSCデコーダとを備える。アナログI/Fと復調部は、チューナ10から入力される中間周波信号を増幅させるAGC回路を備えている。AGC回路における中間周波信号の増幅率はAGC電圧により規定されており、同AGC電圧は同AGC回路にて増幅された中間周波信号の振幅レベルに応じて変動する。すなわち、AGC回路はAGC電圧をフィードバック信号として中間周波信号を増幅させている。
アナログ復調回路20は、アナログI/Fと、復調部と、NTSCデコーダとを備える。アナログI/Fと復調部は、チューナ10から入力される中間周波信号を増幅させるAGC回路を備えている。AGC回路における中間周波信号の増幅率はAGC電圧により規定されており、同AGC電圧は同AGC回路にて増幅された中間周波信号の振幅レベルに応じて変動する。すなわち、AGC回路はAGC電圧をフィードバック信号として中間周波信号を増幅させている。
復調部は復調した中間周波信号を分離することにより、NTSC形式のアナログ映像信号とアナログ音声信号とを生成する。同生成されたアナログ映像信号はNTSCデコーダに入力され、NTSCデコーダにてデジタル映像信号に変換される。NTSC形式はアナログテレビジョン信号の標準形式であり、色を再現するための信号と15.75kHzの水平同期信号と60Hzの垂直同期信号等が含まれる。復調部には水平同期信号と垂直同期信号とを抽出するための同期分離回路が備えられており、同期分離回路が抽出した水平同期信号と垂直同期信号に基づいて、NTSCデコーダが同期の取れたデジタル映像信号を生成する。NTSCデコーダにて生成されたデジタル映像信号は、メインIC50に対して出力される。一方、復調部にて分離されたアナログ音声信号は、不図示のスピーカに供給される。
このようにして、デジタル復調部またはアナログ復調回路20のいずれかからデジタル映像信号が出力されると、メインIC50はこの映像信号に対して所定の信号処理をした上で、ディスプレイ60に出力する。ディスプレイ60としては、CRTや液晶パネルやプラズマディスプレイパネルなど種々の映像表示装置を採用可能であるが、ここでは液晶パネルを例に説明する。
メインIC50は、画素数変換回路と、画質調整回路と、出力処理回路とを有している。画素数変換回路はデジタル映像信号を入力し、この映像信号に対してスケーリング処理を行いつつ、液晶パネルに表示される1画面分のRGB信号を生成する。画質調整回路は、画素数変換回路によってスケーリング処理が施されたRGB信号に対して、ブライトネス、コントラスト、黒バランスおよび白バランス、シャープネス等の各種調整を行う。出力処理回路は、画質調整が施されたRGB信号に対して、ガンマ補正、ディザ処理等を行うとともに、背景信号、OSD信号、ブランキング信号等を付加して液晶パネルに出力し、画像を表示させる。
(2)デジタル復調部のオン・オフ切替処理
上記構成では、選局対象となっているチャンネルがアナログ放送に対応したチャンネル(アナログチャンネル)かデジタル放送に対応したチャンネル(デジタルチャンネル)かによって、アナログ復調回路20における信号処理とデジタル復調部における信号処理のいずれか一方を行うことになる。この構成においては、アナログチャンネルを選局している際に、信号処理に用いないデジタル復調部から発せられるノイズが上記アナログ復調回路20などに影響を及ぼし、復調性能やディスプレイ60における映像表示性能を低下させてしまうという問題があった。
そこで本実施形態では、以下に示すように、アナログチャンネルを選局している際にはデジタル復調部の駆動を禁止している。
上記構成では、選局対象となっているチャンネルがアナログ放送に対応したチャンネル(アナログチャンネル)かデジタル放送に対応したチャンネル(デジタルチャンネル)かによって、アナログ復調回路20における信号処理とデジタル復調部における信号処理のいずれか一方を行うことになる。この構成においては、アナログチャンネルを選局している際に、信号処理に用いないデジタル復調部から発せられるノイズが上記アナログ復調回路20などに影響を及ぼし、復調性能やディスプレイ60における映像表示性能を低下させてしまうという問題があった。
そこで本実施形態では、以下に示すように、アナログチャンネルを選局している際にはデジタル復調部の駆動を禁止している。
図2は、テレビジョン100において実行する、デジタル復調部のオン・オフ切替処理の内容をフローチャートにより示している。当該処理は、テレビジョン100の主電源が入力状態でありテレビジョン100が駆動状態となってることを前提に、主にメインIC50のMPU1によって実行される。
まず、ステップS(以下、ステップの記載を省略)210においては、MPU1は、外部からチャンネルの切替指示があるか否か判断する。MPU1は、チャンネルの切替指示があったか否かを、上記チャンネル切替指示信号を受信したか否かによって判断できる。
まず、ステップS(以下、ステップの記載を省略)210においては、MPU1は、外部からチャンネルの切替指示があるか否か判断する。MPU1は、チャンネルの切替指示があったか否かを、上記チャンネル切替指示信号を受信したか否かによって判断できる。
チャンネルの切替指示が無い場合は、同フローを終了する。ただし同フローは、テレビジョン100の駆動中においては繰り返し実行するものとする。
チャンネル切替指示があった場合、MPU1は、その切替指示がデジタルチャンネルからアナログチャンネルへの切替を指示するものであるか否か判断する(S220)。メインIC50に搭載されたROMなどの所定の記憶装置には、予め、チャンネルの番号と、アナログチャンネルかデジタルチャンネルかを区別する情報との対応関係を各チャンネル番号について規定した情報テーブルが格納されており、MPU1は、切替前後のチャンネル番号と当該情報テーブルとを参照して上記判断を行う。
チャンネル切替指示があった場合、MPU1は、その切替指示がデジタルチャンネルからアナログチャンネルへの切替を指示するものであるか否か判断する(S220)。メインIC50に搭載されたROMなどの所定の記憶装置には、予め、チャンネルの番号と、アナログチャンネルかデジタルチャンネルかを区別する情報との対応関係を各チャンネル番号について規定した情報テーブルが格納されており、MPU1は、切替前後のチャンネル番号と当該情報テーブルとを参照して上記判断を行う。
切替指示がデジタルチャンネルからアナログチャンネルへの切替を指示するものである場合、S230において、バックエンドIC40およびフロントエンドIC30の駆動停止処理を実行する。かかる駆動停止処理については後に詳述する。
一方、S220にて切替指示がデジタルチャンネルからアナログチャンネルへの切替を指示するものでは無いと判断した場合、MPU1は、切替指示がアナログチャンネルからデジタルチャンネルへの切替を指示するものであるか否か判断する(S250)。切替指示がアナログチャンネルからデジタルチャンネルからへの切替を指示するものである場合、S260において、バックエンドIC40およびフロントエンドIC30の駆動再開処理を実行する。かかる駆動再開処理については後に詳述する。
一方、S220にて切替指示がデジタルチャンネルからアナログチャンネルへの切替を指示するものでは無いと判断した場合、MPU1は、切替指示がアナログチャンネルからデジタルチャンネルへの切替を指示するものであるか否か判断する(S250)。切替指示がアナログチャンネルからデジタルチャンネルからへの切替を指示するものである場合、S260において、バックエンドIC40およびフロントエンドIC30の駆動再開処理を実行する。かかる駆動再開処理については後に詳述する。
一方、S250にて切替指示がアナログチャンネルからデジタルチャンネルへの切替を指示するものでは無いと判断した場合、同フローを終了する。この場合、ユーザは、あるアナログチャンネルから別のアナログチャンネルへ、または、あるデジタルチャンネルから別のデジタルチャンネルへと切替指示をしたことになる。
図3は、S230における駆動停止処理の詳細をフローチャートにより示している。
同図の処理を実行する場面においては、それまではあるデジタルチャンネルが選局されており、MPU2の統括によってデジタル復調部が上述したようなデジタル放送信号に対する復調処理を実行していた状況にある。すなわち、IICバス70を介しての通信においてはバックエンドIC40(MPU2)がマスタとなり、メインIC50(MPU1)はスレーブとなっている。そこで、MPU1は、MPU2に対し、デジタル復調部の駆動を停止すべき旨の指令(デジタル復調部停止命令)をシリアルバス80を介して送信する(S310)。
同図の処理を実行する場面においては、それまではあるデジタルチャンネルが選局されており、MPU2の統括によってデジタル復調部が上述したようなデジタル放送信号に対する復調処理を実行していた状況にある。すなわち、IICバス70を介しての通信においてはバックエンドIC40(MPU2)がマスタとなり、メインIC50(MPU1)はスレーブとなっている。そこで、MPU1は、MPU2に対し、デジタル復調部の駆動を停止すべき旨の指令(デジタル復調部停止命令)をシリアルバス80を介して送信する(S310)。
上記デジタル復調部停止命令をシリアルバス80を介して受信したMPU2は、フロントエンドIC30の駆動を停止させる処理を実行する。具体的には、MPU2は、フロントエンドIC30が備えるリセット端子31に対して、L(ロー)レベル信号(駆動停止指示信号)を送信する(S320)。
フロントエンドIC30においては、リセット端子31から入力する信号がLかH(ハイ)かによって、駆動のオン・オフを分岐する。本実施形態では、フロントエンドIC30は、リセット端子31からLレベル信号を入力した場合に、内蔵するクロック発振回路の発振を停止させる。その結果、同発振回路からのクロックパルスが止まり、同フロントエンドIC30の駆動が停止される(S330)。
フロントエンドIC30においては、リセット端子31から入力する信号がLかH(ハイ)かによって、駆動のオン・オフを分岐する。本実施形態では、フロントエンドIC30は、リセット端子31からLレベル信号を入力した場合に、内蔵するクロック発振回路の発振を停止させる。その結果、同発振回路からのクロックパルスが止まり、同フロントエンドIC30の駆動が停止される(S330)。
MPU2にLレベル信号を送信させてフロントエンドIC30の駆動を停止させた後、MPU1は、バックエンドIC40の駆動を停止させる処理を実行する。この場合も、MPU1は、バックエンドIC40が備えるリセット端子41に対して、Lレベル信号を送信する(S340)。
バックエンドIC40もフロントエンドIC30と同様に、リセット端子41から入力する信号がLかHかによって、駆動のオン・オフを分岐する。バックエンドIC40は、リセット端子41からLレベル信号を入力した場合に、内蔵するクロック発振回路の発振を停止させる。その結果、MPU2を始めとしてバックエンドIC40の駆動が停止される(S350)。この場合、MPU2は初期化された状態となる。
バックエンドIC40もフロントエンドIC30と同様に、リセット端子41から入力する信号がLかHかによって、駆動のオン・オフを分岐する。バックエンドIC40は、リセット端子41からLレベル信号を入力した場合に、内蔵するクロック発振回路の発振を停止させる。その結果、MPU2を始めとしてバックエンドIC40の駆動が停止される(S350)。この場合、MPU2は初期化された状態となる。
ただし、フロントエンドIC30およびバックエンドIC40に対しての図示しない電源回路からの電源電圧の供給は止められてはいない。つまり、本実施形態における各ICの駆動停止とは、電源回路からの電源電圧の供給を維持しつつ、上記発振回路の発振を停止させることを意味する。
このように、デジタル復調部の駆動停止処理を実行したら、MPU1はIICバス70のマスタとなり(S240)、以後、アナログ放送信号の受信処理を制御する。つまりMPU1は、上記チャンネル切替指示信号によって指示されたアナログチャンネルに対応する所定の選局制御信号をチューナ10に送信し、チューナ10において同アナログチャンネルに対応したアナログ放送信号の受信、同放送信号からの中間周波信号の抽出を実行させる。
図4は、S260における駆動再開処理の詳細をフローチャートにより示している。
同図の処理を実行する場面においては、それまではあるアナログチャンネルが選局されており、MPU1がチューナ10を制御し、かつ、アナログ復調回路20によって上述したようなアナログ放送信号に対する復調処理が実行されていた状況にある。その一方、デジタル復調部は、その駆動が停止された状態にある。
そこで、MPU1は、まずバックエンドIC40の駆動を再開させる処理を実行する。つまり、MPU1は、バックエンドIC40のリセット端子41に対して、Hレベル信号を送信する(S410)。
同図の処理を実行する場面においては、それまではあるアナログチャンネルが選局されており、MPU1がチューナ10を制御し、かつ、アナログ復調回路20によって上述したようなアナログ放送信号に対する復調処理が実行されていた状況にある。その一方、デジタル復調部は、その駆動が停止された状態にある。
そこで、MPU1は、まずバックエンドIC40の駆動を再開させる処理を実行する。つまり、MPU1は、バックエンドIC40のリセット端子41に対して、Hレベル信号を送信する(S410)。
バックエンドIC40においては、リセット端子41からHレベル信号を入力した場合にクロック発振回路の発振を継続または再開させる。その結果、同発振回路からクロックパルスが出力され、MPU2を始めバックエンドIC40の駆動が再開される(S420)。
次に、上記のように駆動状態となったMPU2は、フロントエンドIC30の駆動を再開させる処理を実行する。つまりMPU2は、フロントエンドIC30のリセット端子31に対して、Hレベル信号を送信する(S430)。フロントエンドIC30においても、リセット端子31からHレベル信号を入力した場合にクロック発振回路の発振を継続または再開させる。その結果、同発振回路からクロックパルスが出力され、フロントエンドIC30の駆動が再開される(S440)。
このように、デジタル復調部の駆動再開処理を完了したら、MPU1はIICバス70のマスタをMPU2に切替える(S270)。以後、MPU2がデジタル放送信号の受信・復調処理を制御することになる。
このように、デジタル復調部の駆動再開処理を完了したら、MPU1はIICバス70のマスタをMPU2に切替える(S270)。以後、MPU2がデジタル放送信号の受信・復調処理を制御することになる。
(3)まとめ
以上説明したように本考案によれば、デジタルチャンネルとアナログチャンネルとのいずれかを選局する構成において、アナログチャンネルを選局した場合には、デジタル放送信号からの映像信号の生成に用いられるバックエンドIC40およびフロントエンドIC30については、各ICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させることによりその駆動を停止させるとした。その結果、ソフト処理のみによって、アナログチャンネルの選局期間中において、バックエンドIC40およびフロントエンドIC30から上記発振によって発せられていたノイズを一切発生させなくすることができ、アナログ復調回路20やメインIC50が同ノイズの影響を受けることも無くなり、アナログ放送信号に対する復調性能やアナログ放送信号を受信しての映像・音声の出力性能が向上する。
以上説明したように本考案によれば、デジタルチャンネルとアナログチャンネルとのいずれかを選局する構成において、アナログチャンネルを選局した場合には、デジタル放送信号からの映像信号の生成に用いられるバックエンドIC40およびフロントエンドIC30については、各ICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させることによりその駆動を停止させるとした。その結果、ソフト処理のみによって、アナログチャンネルの選局期間中において、バックエンドIC40およびフロントエンドIC30から上記発振によって発せられていたノイズを一切発生させなくすることができ、アナログ復調回路20やメインIC50が同ノイズの影響を受けることも無くなり、アナログ放送信号に対する復調性能やアナログ放送信号を受信しての映像・音声の出力性能が向上する。
また、バックエンドIC40およびフロントエンドIC30自体の駆動を停止させてノイズの発生を禁止するものであるから、ノイズ源となる上記各ICやノイズの影響を受けやすいアナログ復調回路20等をシールド部材で遮蔽したり、両者を物理的に引き離したりする必要が無くなる。その結果テレビジョン100製造にかかる部品点数を抑えて製造コストを低減することができ、かつ、基板上の部品レイアウトの単純化および基板の小型化を進めることができる。
さらに、バックエンドIC40およびフロントエンドIC30の駆動を停止・再開する場合、各ICに対しての電源電圧の供給を停止・再開するのではなく、各ICのクロックを停止・再開させる。従って、上記電源電圧の停止・再開に要する別回路を備える必要がなく、上記リセット端子を用いた容易な構成にてデジタル復調部の駆動を停止・再開することができる。また、電源電圧の供給を停止・再開する場合には、電源電圧の立ち上がりに一定の時間を要するためデジタル復調部の駆動の停止・再開にも一定の時間がかかるが、本考案では電源電圧の供給は維持されクロックを停止・再開するだけであるため、デジタル復調部の駆動停止・再開の切替を瞬時に実行することができる。
10…デジタル・アナログ共用チューナ
20…アナログ復調回路
30…フロントエンドIC
31,41…リセット端子
40…バックエンドIC
50…メインIC
60…ディスプレイ
70…IICバス
80…シリアルバス
100…テレビジョン
20…アナログ復調回路
30…フロントエンドIC
31,41…リセット端子
40…バックエンドIC
50…メインIC
60…ディスプレイ
70…IICバス
80…シリアルバス
100…テレビジョン
Claims (5)
- アナログ放送信号とデジタル放送信号とのいずれも受信可能であるとともに、アナログ放送信号による映像またはデジタル放送信号による映像を映像表示装置にて表示するテレビジョンにおいて、
アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するとともに所定の選局制御信号に基づいてアナログ放送信号またはデジタル放送信号から中間周波信号を抽出して出力する、一つの筺体に収容されたデジタル・アナログ共用チューナと、
アナログ放送信号から抽出された中間周波信号に対して復調処理を実行して映像信号を生成するアナログ復調回路と、
デジタル放送信号からの映像信号の生成処理を制御するデジタル放送信号用マイクロプロセッサを搭載したバックエンドICとデジタル放送信号用マイクロプロセッサによる制御を受けて動作するフロントエンドICであって、上記デジタル・アナログ共用チューナから出力された中間周波信号に基づいてトランスポートストリーム信号を得る上記フロントエンドICおよび同トランスポートストリーム信号をフロントエンドICから入力して同トランスポートストリーム信号から映像信号を生成する上記バックエンドICと、
上記デジタル・アナログ共用チューナとバックエンドICとフロントエンドICとアナログ復調回路とのそれぞれと接続してこれらに対して所定の制御を実行するとともに、アナログ復調回路またはバックエンドICから映像信号を入力し、当該映像信号を上記映像表示装置への出力形式に変換した上で同映像表示装置に出力するメインマイクロプロセッサと、
メインマイクロプロセッサとバックエンドICとフロントエンドICとデジタル・アナログ共用チューナとを通信可能に接続するIICバスと、
メインマイクロプロセッサとバックエンドICとを通信可能に接続するシリアルバスとを備え、
上記メインマイクロプロセッサは、
選局対象のチャンネルがデジタル放送信号に対応するチャンネルからアナログ放送信号に対応するチャンネルへと切替わる際に、上記IICバスのマスタとなっているデジタル放送信号用マイクロプロセッサに対しシリアルバスを介して、フロントエンドICのリセット端子にLレベル信号を送信する旨を指示することにより、同Lレベル信号を送信させフロントエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させて同フロントエンドICの駆動を停止させ、かつ、バックエンドICのリセット端子に対してLレベル信号を送信することによりバックエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させて同バックエンドICの駆動を停止させる一方、
選局チャンネルがアナログ放送信号に対応するチャンネルからデジタル放送信号に対応するチャンネルへと切替わる際に、バックエンドICのリセット端子に対してHレベル信号を送信することによりバックエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を開始させて同バックエンドICを駆動状態とし、かつ、駆動状態としたデジタル放送信号用マイクロプロセッサにフロントエンドICのリセット端子に対してHレベル信号を送信させることによりフロントエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を開始させて同フロントエンドICを駆動状態とすることを特徴とするテレビジョン。 - アナログ放送信号とデジタル放送信号とのいずれも受信可能である放送信号受信装置において、
アナログ放送信号およびデジタル放送信号を受信するとともに所定の選局制御信号に基づいてアナログ放送信号またはデジタル放送信号から中間周波信号を抽出して出力する、一つの筺体に収容されたデジタル・アナログ共用チューナと、
アナログ放送信号から抽出された中間周波信号に対して復調処理を実行して映像信号を生成するアナログ復調部と、
デジタル放送信号から抽出された中間周波信号に対して復調処理を実行して映像信号を生成するデジタル復調部と、
上記デジタル・アナログ共用チューナとアナログ復調部とデジタル復調部とのそれぞれと接続してこれらに対して所定の制御を実行する第1のマイコンとを備え、
上記第1のマイコンは、選局対象のチャンネルがデジタル放送信号に対応するチャンネルからアナログ放送信号に対応するチャンネルへと切替わる際に、上記デジタル復調部の駆動を停止させることを特徴とする放送信号受信装置。 - 上記デジタル復調部は、デジタル放送信号からの映像信号の生成処理を制御する第2のマイコンを搭載したバックエンドICと、第2のマイコンによる制御を受けて動作するフロントエンドICとからなり、フロントエンドICは上記デジタル・アナログ共用チューナから出力された中間周波信号に基づいてトランスポートストリーム信号を得るとともに同トランスポートストリーム信号をバックエンドICに出力し、バックエンドICは同トランスポートストリーム信号から映像信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の放送信号受信装置。
- 上記第1のマイコンは、上記第2のマイコンにフロントエンドICのリセット端子に対して駆動停止指示信号を送信させることによりフロントエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させて同フロントエンドICの駆動を停止させ、かつ、バックエンドICのリセット端子に対して駆動停止指示信号を送信することによりバックエンドICが内蔵するクロック発振回路の発振を停止させて同バックエンドICの駆動を停止させることを特徴とする請求項3に記載の放送信号受信装置。
- 上記第1のマイコンとバックエンドICとフロントエンドICとデジタル・アナログ共用チューナとはIICバスによって通信可能に接続されるとともに、第1のマイコンとバックエンドICとはシリアルバスによって通信可能に接続され、第1のマイコンは、デジタル放送信号からの映像信号の生成処理に際してIICバスを介した通信のマスタとなっている上記第2のマイコンに対して、上記シリアルバスを介することにより、フロントエンドICに上記駆動停止指示信号を送信することを指示する指示信号を送ることを特徴とする請求項4に記載の放送信号受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005009826U JP3119101U (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | テレビジョンおよび放送信号受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005009826U JP3119101U (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | テレビジョンおよび放送信号受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3119101U true JP3119101U (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=43469350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005009826U Expired - Fee Related JP3119101U (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | テレビジョンおよび放送信号受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3119101U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009296310A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Sharp Corp | アナログ/デジタル共用チューナおよび信号復調装置 |
US20220271785A1 (en) * | 2015-11-13 | 2022-08-25 | Texas Instruments Incorporated | High dynamic range ask wake-up receiver |
-
2005
- 2005-11-22 JP JP2005009826U patent/JP3119101U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2009296310A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Sharp Corp | アナログ/デジタル共用チューナおよび信号復調装置 |
US20220271785A1 (en) * | 2015-11-13 | 2022-08-25 | Texas Instruments Incorporated | High dynamic range ask wake-up receiver |
US11728836B2 (en) * | 2015-11-13 | 2023-08-15 | Texas Instmments Incorporated | High dynamic range ask wake-up receiver |
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