JP2001117278A - 多色用トナー - Google Patents

多色用トナー

Info

Publication number
JP2001117278A
JP2001117278A JP29444799A JP29444799A JP2001117278A JP 2001117278 A JP2001117278 A JP 2001117278A JP 29444799 A JP29444799 A JP 29444799A JP 29444799 A JP29444799 A JP 29444799A JP 2001117278 A JP2001117278 A JP 2001117278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
toner
image
pig
colorant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29444799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3840353B2 (ja
Inventor
Satoru Ogawa
哲 小川
Masahiko Kubo
雅彦 久保
Masayuki Sawai
正幸 澤井
Yoshiaki Akazawa
良彰 赤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP29444799A priority Critical patent/JP3840353B2/ja
Publication of JP2001117278A publication Critical patent/JP2001117278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3840353B2 publication Critical patent/JP3840353B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い彩度を有し、色再現性に優れた多色画像
が得られる多色用トナーを提供する。 【解決手段】 多色用トナーは、結着樹脂と、シアン、
マゼンタ、イエローの各着色剤としてC.I.Pig.
B−15、C.I.Pig.R−122、C.I.Pi
g.Y−74とを含み、トナー全体に対する各色の着色
剤の配合率をそれぞれB,R,Y(%)としたとき、
1.05≦R/B≦1.50かつ0.70≦Y/B≦
0.95を満たす。また、2≦B≦12、2≦R≦1
2、2≦Y≦12を満たす。このような多色用トナーを
用い電子写真法で形成した多色画像は、マゼンタ曲線S
M1の400〜500nmの反射率が40%程度で色再
現性が高く、イエロー曲線SY1の500nm付近の傾
きが鋭く彩度が高く、色再現幅が広い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法による
画像形成に用いられる多色(フルカラー)用トナーに関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法による画像形成装置は、たと
えば米国特許第2297691号、特公昭42−239
10号および特公昭43−24748号の公報に記載さ
れており、一般に、光導電物質を含む感光層が形成され
た感光体上に露光などの手法によって形成すべき画像の
静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーで現像し、トナ
ー像を必要に応じて記録紙に転写した後、加熱、加圧あ
るいは溶剤蒸気などによって定着し、このようにして画
像を形成する。トナーは、画像を形成し記録するために
用いられる。
【0003】カラーおよびフルカラー画像を形成する手
法が、近年、実用化されている。たとえば、分光された
光で感光体を露光して静電潜像を形成し、該静電潜像を
各色のトナーで現像してカラー画像が形成される。ま
た、各色の画像を重ね合わせてフルカラー画像が形成さ
れる。このようなカラーおよびフルカラー画像を形成す
るために用いられるトナーは、結着樹脂中に各色の染料
や顔料などの着色剤を分散して構成される。
【0004】カラーおよびフルカラー用トナーに対して
は、白黒画像を形成するために用いられる黒色トナーと
同様の、摩擦帯電性に優れ、温湿度などの環境に影響さ
れにくく、劣化が少ないことに加えて、色再現性に優れ
た画像を得るために光や熱に対して堅牢で、放置による
退色がないことが要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】着色剤の結着樹脂に対
する分散性やその色再現性は、各着色剤に特有であるの
で、カラーおよびフルカラー用トナーの性質は着色剤の
種類、量および分散性などによって大きく異なる。ま
た、フルカラー画像は各色のトナーでの繰返し現像によ
る画像を重ね合わせて形成するので、フルカラー用トナ
ーにおいては、単色画像の分光反射特性および分光透過
特性を考慮する必要がある。しかしながら、フルカラー
用トナーにおいて上述した要求を充分に満たす条件は未
だ選定されていない。たとえば特開平2−5073号公
報では着色剤の種類を選定しているけれども、該公報で
も充分に高い彩度を有し、色再現性に優れたフルカラー
画像を得ることはできない。
【0006】本発明の目的は、高い彩度を有し、色再現
性に優れた多色画像が得られる多色用トナーを提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、結着樹脂と、
シアン、マゼンタおよびイエローの各着色剤とを含有す
る多色用トナーにおいて、シアン着色剤はC.I.Pi
g.B−15であり、マゼンタ着色剤はC.I.Pi
g.R−122であり、イエロー着色剤はC.I.Pi
g.Y−74であり、トナー全体に対するシアン、マゼ
ンタおよびイエローの各着色剤の配合率をそれぞれB,
R,Y(%)としたとき、1.05≦R/B≦1.50
かつ0.70≦Y/B≦0.95を満たすことを特徴と
する多色用トナーである。
【0008】本発明に従えば、シアン、マゼンタおよび
イエローの各着色剤の種類および配合率の関係を上述し
たように最適化したので、このような多色用トナーを用
いた電子写真法によって、高い彩度を有し、色再現性に
優れた多色画像を形成することができる。
【0009】また本発明は、前記配合率B(%)は2≦
B≦12を満たすことを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、特に配合率Bの範囲を上
述したように最適化したので、シアンに関してさらに高
い彩度を有し、色再現性に優れた多色画像を形成するこ
とができる。
【0011】また本発明は、前記配合率R(%)は2≦
R≦12を満たすことを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、特に配合率Rの範囲を上
述したように最適化したので、マゼンタに関してさらに
高い彩度を有し、色再現性に優れた多色画像を形成する
ことができる。
【0013】また本発明は、前記配合率Y(%)は2≦
Y≦12を満たすことを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、特に配合率Yの範囲を上
述したように最適化したので、イエローに関してさらに
高い彩度を有し、色再現性に優れた多色画像を形成する
ことができる。
【0015】また本発明は、前記配合率B(%)は2≦
B≦12を満たし、前記配合率R(%)は2≦R≦12
を満たし、前記配合率Y(%)は2≦Y≦12を満たす
ことを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、特に配合率B,R,Yの
範囲を上述したように最適化したので、シアン、マゼン
タおよびイエローに関してさらに高い彩度を有し、色再
現性に優れた多色画像を形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】多色用トナーの色再現性では、色
三原色の単色画像の分光反射特性が重要である。理想的
な分光反射特性は、各色の反射波長領域における反射率
が100%に近く、吸収波長領域における反射率が0
(零)に近いものであり、たとえばシアンの場合、40
0nm〜600nmの反射波長領域の反射率は100%
に近く、600nm〜700nmの吸収波長領域の反射
率は0に近いほど理想的である。画像に光を当てると入
射光の一部は吸収され、残りは反射される。人間の目は
この反射光を受光して色を識別するため、ある色の反射
波長領域の反射率が低い、つまりトナー層で充分に光が
反射されなければ、その色の色再現性は低くなる。ま
た、ある色の吸収波長領域の反射率が高い、つまりトナ
ー層で充分に光が吸収されなければ、異なる波長の光が
反射されて混色し、彩度が低下してその色の色再現性は
低くなる。
【0018】本発明では、シアン着色剤としてC.I.
Pig.B−15を用い、マゼンタ着色剤としてC.
I.Pig.R−122を用い、イエロー着色剤として
C.I.Pig.Y−74を用いているが、これらの着
色剤によって形成される画像は上述の理想の分光反射特
性に近い特性が得られるものである。
【0019】また、多色用トナーの色再現性では、分光
透過特性が重要である。多色画像は各色のトナーの重ね
合わせによって得られ、多色画像で高い色再現性を得る
ためには原稿の発色にどれだけ近付けられるかが課題と
なる。各色のトナーの重ね合わせによって得られる多色
画像は、上層のトナー層で反射した光と上層を透過して
下層のトナー層で反射した光との重ね合わせによって得
られるために、分光透過特性が重要となる。たとえばシ
アンの場合、400nm〜600nmの透過波長領域の
透過率が100%に近く、600nm〜700nmの吸
収波長領域の透過率が0に近いほど理想の分光透過特性
であり、優れた色再現性が得られる。
【0020】分光透過特性は各着色剤に特有であり、各
色の彩度を低下させずに高い色再現性を有する画像を得
るためには、各色の画像において分光透過特性の吸収波
長領域の透過率を同等にする必要があり、このためには
理想の分光特性に近い分光特性の画像が形成でき、充分
な分散性を有する着色剤を選定し、かつ各着色剤の配合
率を特定する必要がある。各着色剤の配合率を特定しな
かった場合、たとえばある色Aの画像の吸収波長領域の
透過率を他の色の画像と同等とするために、色Aの画像
の透過率が他の色の画像の透過率よりも高ければ、色A
のトナー層厚を厚くする必要があり、これによって透過
波長領域の透過率が低下し、色再現性が低下したり失わ
れたりして、画像形成中の各色のトナーの消費量が異な
るなどの弊害が生じる。
【0021】本発明では、トナー全体に対するシアン、
マゼンタおよびイエローの各着色剤の配合率をそれぞれ
B,R,Y(%)としたとき、1.05≦R/B≦1.
50かつ0.70≦Y/B≦0.95を満たすように
し、さらに好ましくは2≦B≦12、2≦R≦12およ
び2≦Y≦12のうちのいずれかあるいはすべてを満た
すようにしたので、優れた色再現性の画像を形成するこ
とができる。
【0022】本発明のトナーを構成する結着樹脂として
は、公知の樹脂を含む広い範囲から選択することができ
る。たとえば、ポリスチレンやスチレン−アクリル酸エ
ステル共重合体などのスチレン系樹脂、塩化ビニル樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、およびポリビニルブチラール樹
脂が挙げられ、これらの樹脂のうちのいずれかが単独で
あるいは2種類以上の樹脂が併用して用いられる。本発
明では、特に、無色透明の樹脂、たとえばスチレン系樹
脂、ポリエステル樹脂、およびポリウレタン樹脂を用い
ることが好ましい。これは、結着樹脂の透過性が低いこ
とによって各色のトナーによる画像の分光透過領域の透
過率が低下して、彩度が低下するからである。
【0023】なお、本発明のトナーには、結着樹脂と各
色の着色剤以外の添加剤、たとえば帯電制御剤を含んで
も構わない。本発明のトナーに用いる電荷制御剤は、ト
ナーの摩擦帯電性を制御することを目的として添加され
る。電荷制御剤には、トナーの帯電特性に応じた正電荷
制御剤と負電荷制御剤とがある。正電荷制御剤は塩基性
窒素原子を有する有機化合物で実現され、たとえば塩基
性染料、第4級アンモニウム塩、アミノピリン、ピリミ
ジン化合物、多核ポリアミノ化合物、アミノシラン類、
およびニグロシンベースが挙げられる。また負電荷制御
剤は、たとえばオイルブラックやスピロンブラックなど
の油溶性染料、含金属アゾ染料、ナフテン酸金属塩、ア
ルキルサリチル酸の金属塩、脂肪酸石鹸、および樹脂酸
石鹸が挙げられる。電荷制御剤の好ましい添加量は、結
着樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部であ
り、さらに好ましくは0.5〜8重量部である。上述し
た材料のうち、特にカラートナーに対しては、無色の第
4級アンモニウム塩やアルキルサリチル酸の金属塩を用
いることが好ましい。ただし、電荷制御剤は必須ではな
い。
【0024】
【実施例】(実施例1および比較例1〜3) (トナー作製)結着樹脂94重量%と、帯電制御剤2重
量%と、下記のシアン、マゼンタおよびイエローの着色
剤のうちから選ばれる着色剤4重量%とを、ヘンシェル
ミキサーで混合した後、二軸混練機を用いて溶融混練し
た。この混練物をジェット式粉砕機によって粉砕した
後、分級して平均粒子径が8μmのトナーを作製した。
なお、ここではトナー全体に対する各着色剤の配合率は
4%である。また、各着色剤としては、一次平均粒子径
が0.2μm以下のもの、特に0.15μm以下のもの
を使用した。結着樹脂としてはポリエステル樹脂を用
い、帯電制御剤としてはアルキルサリチル酸の金属塩を
用いた。 着色剤 シアン :C.I.Pig.B−15 マゼンタ:C.I.Pig.R−122 C.I.Pig.R−57 イエロー:C.I.Pig.Y−74 C.I.Pig.Y−180
【0025】(評価サンプル作製)作製したトナー3.
5重量%と、フェライトキャリア96.5重量%とを、
ナウターミキサーを用いて混合して現像剤を調整した。
この現像剤を用い、シャープ株式会社製 電子写真プリ
ンタJX−8000によって未定着複写画像を形成し、
外部の定着器によって定着して評価サンプルを作製し
た。なお、反射率への影響を考慮して、定着はオイルを
塗布せずに行った。
【0026】(サンプル評価)株式会社日立製作所製
分光光度計U−3300を用い、作製した評価サンプル
の分光反射特性を測定した。また色再現幅を評価した。
表1に、作製した評価サンプルに用いたトナーの着色剤
の組合せと、各組合せにおける色再現幅の評価結果とを
示す。図1〜図4は、実施例1および比較例1〜3の評
価サンプルの分光反射特性を示すグラフである。
【0027】
【表1】
【0028】図2に示される比較例1の着色剤の組合せ
では、マゼンタ曲線SM2の400nm〜500nmの
反射率が20%程度で色再現性が低く、またイエロー曲
線SY2の500nm付近の傾きが鈍く、彩度が低かっ
た。さらに、表1から色再現幅が狭かった。図3に示さ
れる比較例2の着色剤の組合せでは、マゼンタ曲線SM
3の400nm〜500nmの反射率は40%程度で色
再現性は充分であったが、イエロー曲線SY3の500
nm付近の傾きが鈍く、彩度が低かった。さらに、表1
から色再現幅が狭かった。図4に示される比較例3の着
色剤の組合せでは、イエロー曲線SY4の500nm付
近の傾きは鋭く、彩度が高かったが、マゼンタ曲線SM
4の400nm〜500nmの反射率が20%程度で色
再現性が低かった。さらに、表1から色再現幅が不充分
であった。
【0029】図1に示される実施例1の着色剤の組合せ
では、マゼンタ曲線SM1の400nm〜500nmの
反射率は40%程度で色再現性は充分であった。また、
イエロー曲線SY1の500nm付近の傾きが鋭く、彩
度が高かった。さらに、表1から色再現幅が広かった。
したがって、シアン着色剤としてC.I.Pig.B−
15を用い、マゼンタ着色剤としてC.I.Pig.R
−122を用い、イエロー着色剤としてC.I.Pi
g.Y−74を用いることが好ましいことが判る。
【0030】(実施例2〜10および比較例4〜7) (トナー作製)シアン着色剤としてC.I.Pig.B
−15を用い、マゼンタ着色剤としてC.I.Pig.
R−122を用い、イエロー着色剤としてC.I.Pi
g.Y−74を用いて、実施例1と同様にしてトナーを
作製した。なお着色剤の配合率B,R,Y(%)は表2
に示すようにした。
【0031】(評価サンプル作製)作製したトナーに熱
をかけながら圧力をかけて6μmの厚さの分光透過特性
の評価サンプルを作製した。
【0032】(サンプル評価)株式会社日立製作所製
分光光度計UV−3000を用い、作製した評価サンプ
ルの分光透過特性を測定し透過率(%)を求めた。な
お、透過率は各着色剤の最大吸収波長のピーク値とし
た。また、色再現性を評価した。表2に、各配合率B,
R,Y(%)、各透過率(%)、R/B、Y/Bおよび
色再現性の評価結果を示す。
【0033】
【表2】
【0034】比較例4および5に示すように、トナーに
対する着色剤CI.Pig.B−15の配合率をB
(%)とし、着色剤CI.Pig.R−122の配合率
をR(%)とし、着色剤CI.Pig.Y−74の配合
率をY(%)としたときに、1.05≦R/B≦1.5
0かつ0.70≦Y/B≦0.95を満たしていない場
合、分光透過特性の最大吸収ピーク値が大きく異なり、
色再現性が失われたり、画像ランニング中の各トナーの
消費量が異なるなどの弊害が生じる。
【0035】比較例6の場合、1.05≦R/B≦1.
50かつ0.70≦Y/B≦0.95は満たされている
が、着色剤の配合率が高いので、着色剤の分散が不充分
となって、充分な色再現幅が得られない。
【0036】比較例7の場合、1.05≦R/B≦1.
50かつ0.70≦Y/B≦0.95は満たされている
が、着色剤の配合率が低いので、着色性が不充分であ
り、充分な着色力を得るためにはトナーの消費量が増
し、またトナー層の厚みが厚くなるので、色再現性が不
充分となる。
【0037】実施例2〜10の場合、分光透過特性の最
大吸収ピーク値の大きさに大小はあるが、その値が近い
ので、充分な色再現性が得られ、画像ランニング中のト
ナー消費量に大きな差は生じない。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、結着樹脂
と、シアン、マゼンタおよびイエローの着色剤として
C.I.Pig.B−15、C.I.Pig.R−12
2およびC.I.Pig.Y−74とを含み、トナー全
体に対するシアン、マゼンタおよびイエローの各着色剤
の配合率をそれぞれB,R,Y(%)としたとき、1.
05≦R/B≦1.50かつ0.70≦Y/B≦0.9
5を満たす多色用トナーを用いて電子写真法によって画
像を形成することによって、高い彩度を有し、色再現性
に優れた多色画像を形成することができる。
【0039】また本発明によれば、さらに2≦B≦12
を満たす多色用トナーを用いることによって、シアンに
関してさらに高い彩度を有し、色再現性に優れた多色画
像を形成することができる。
【0040】また本発明によれば、さらに2≦R≦12
を満たす多色用トナーを用いることによって、マゼンタ
に関してさらに高い彩度を有し、色再現性に優れた多色
画像を形成することができる。
【0041】また本発明によれば、さらに2≦Y≦12
を満たす多色用トナーを用いることによって、イエロー
に関してさらに高い彩度を有し、色再現性に優れた多色
画像を形成することができる。
【0042】また本発明によれば、さらに2≦B≦1
2、2≦R≦12および2≦Y≦12を満たす多色用ト
ナーを用いることによって、シアン、マゼンタおよびイ
エローに関してさらに高い彩度を有し、色再現性に優れ
た多色画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の評価サンプルの分光反射特性を示す
グラフである。
【図2】比較例1の評価サンプルの分光反射特性を示す
グラフである。
【図3】比較例2の評価サンプルの分光反射特性を示す
グラフである。
【図4】比較例3の評価サンプルの分光反射特性を示す
グラフである。
【符号の説明】
SC1 シアン曲線 SM1 マゼンタ曲線 SY1 イエロー曲線
フロントページの続き (72)発明者 澤井 正幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 赤澤 良彰 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA21 CA21 DA04 EA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂と、シアン、マゼンタおよびイ
    エローの各着色剤とを含有する多色用トナーにおいて、 シアン着色剤はC.I.Pig.B−15であり、マゼ
    ンタ着色剤はC.I.Pig.R−122であり、イエ
    ロー着色剤はC.I.Pig.Y−74であり、 トナー全体に対するシアン、マゼンタおよびイエローの
    各着色剤の配合率をそれぞれB,R,Y(%)としたと
    き、1.05≦R/B≦1.50かつ0.70≦Y/B
    ≦0.95を満たすことを特徴とする多色用トナー。
  2. 【請求項2】 前記配合率B(%)は2≦B≦12を満
    たすことを特徴とする請求項1記載の多色用トナー。
  3. 【請求項3】 前記配合率R(%)は2≦R≦12を満
    たすことを特徴とする請求項1記載の多色用トナー。
  4. 【請求項4】 前記配合率Y(%)は2≦Y≦12を満
    たすことを特徴とする請求項1記載の多色用トナー。
  5. 【請求項5】 前記配合率B(%)は2≦B≦12を満
    たし、前記配合率R(%)は2≦R≦12を満たし、前
    記配合率Y(%)は2≦Y≦12を満たすことを特徴と
    する請求項1記載の多色用トナー。
JP29444799A 1999-10-15 1999-10-15 多色用トナー Expired - Fee Related JP3840353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29444799A JP3840353B2 (ja) 1999-10-15 1999-10-15 多色用トナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29444799A JP3840353B2 (ja) 1999-10-15 1999-10-15 多色用トナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001117278A true JP2001117278A (ja) 2001-04-27
JP3840353B2 JP3840353B2 (ja) 2006-11-01

Family

ID=17807908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29444799A Expired - Fee Related JP3840353B2 (ja) 1999-10-15 1999-10-15 多色用トナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3840353B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003173048A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Sharp Corp トナーとその製造方法および画像形成装置
EP1329774A2 (en) * 2002-01-18 2003-07-23 Canon Kabushiki Kaisha Color toner, and full-color image-forming method
JP2006099148A (ja) * 2005-12-28 2006-04-13 Sharp Corp トナーの製造方法
JP2006099149A (ja) * 2005-12-28 2006-04-13 Sharp Corp トナーの製造方法
JP2017062402A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法
JP2017181621A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジ、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003173048A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Sharp Corp トナーとその製造方法および画像形成装置
EP1329774A2 (en) * 2002-01-18 2003-07-23 Canon Kabushiki Kaisha Color toner, and full-color image-forming method
EP1329774A3 (en) * 2002-01-18 2004-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Color toner, and full-color image-forming method
US6905808B2 (en) 2002-01-18 2005-06-14 Canon Kabushiki Kaisha Color toner, and full-color image forming method
US7229727B2 (en) 2002-01-18 2007-06-12 Canon Kabushiki Kaisha Color toner, and full-color image forming method
US7361441B2 (en) 2002-01-18 2008-04-22 Canon Kabushiki Kaisha Color toner, and full-color image-forming method
JP2006099148A (ja) * 2005-12-28 2006-04-13 Sharp Corp トナーの製造方法
JP2006099149A (ja) * 2005-12-28 2006-04-13 Sharp Corp トナーの製造方法
JP2017062402A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法
JP2017181621A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジ、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3840353B2 (ja) 2006-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5116711A (en) Color toner and two-component developer containing same
JPH1138681A (ja) カラー電子写真用イエロートナー及びこれを含む二成分系イエロー現像剤
JP3458166B2 (ja) 静電潜像現像用マゼンタトナー
EP0930545A2 (en) Image formation method using color toners
JP3840353B2 (ja) 多色用トナー
JP3346129B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、静電荷像用現像剤およびそれを使用する画像形成方法
JP3407526B2 (ja) 静電潜像現像用黒色トナー
JP2674325B2 (ja) カラー電子写真用イエロートナー及びその製造方法
JPS60133460A (ja) 電子写真用トナ−
JP2814096B2 (ja) マゼンタトナー
JP2000347459A (ja) イエロートナー、該トナーの製造方法及び画像形成方法
JP2684035B2 (ja) 多色画像形成方法
JP2715303B2 (ja) フルカラー画像形成用マゼンタトナー
JPH0441347B2 (ja)
JP2782281B2 (ja) カラートナーキット
JPH0667467A (ja) 後染色型カラートナー用色素及びカラートナー
JPH0667466A (ja) 後染色型カラートナー用色素及びカラートナー
JP2001154411A (ja) カラー画像及びカラー画像形成方法
JP3747730B2 (ja) マゼンタトナーの製造方法
JPH1152625A (ja) 電子写真用乾式マゼンタトナー
JPH08123089A (ja) カラートナー
JPH11174736A (ja) 二成分系イエロートナー
JPH05249742A (ja) フルカラートナー及び画像形成方法
JPH08123085A (ja) カラートナー
JPH08123087A (ja) カラートナー

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040209

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3840353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130811

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees