JP2001117158A - カメラのファインダ装置 - Google Patents

カメラのファインダ装置

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JP2001117158A
JP2001117158A JP29406299A JP29406299A JP2001117158A JP 2001117158 A JP2001117158 A JP 2001117158A JP 29406299 A JP29406299 A JP 29406299A JP 29406299 A JP29406299 A JP 29406299A JP 2001117158 A JP2001117158 A JP 2001117158A
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JP
Japan
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transmittance
state
exposure
optical system
lcd
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Withdrawn
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JP29406299A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kobayashi
芳明 小林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/18Signals indicating condition of a camera member or suitability of light

Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影者が露光開始のタイミングを知ることがで
き、さらに、露光中の被写体の状態をも確認できるカメ
ラのファインダ装置を提供する。 【解決手段】カメラのファインダ光学系の透過率を変化
させるLCD11と、レリーズ信号を出力するレリーズ
信号出力手段(1Rスイッチ5、2Rスイッチ6)と、
レリーズ信号出力手段からのレリーズ信号に応じて露光
動作を行う露光手段13と、露光動作に先立って、LC
D11によってファインダ光学系の透過率を低下させ、
露光動作開始と略同時に、ファインダ光学系の透過率を
元に戻すように透過率の制御を行うLCD制御信号出力
手段2とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラのファインダ
装置に関し、特に露光されるタイミングを知ることが出
来る表示装置をファインダ内に有するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、露光されるタイミングを知ること
ができる表示装置をファインダ内に有するカメラが知ら
れており、特開平7−64154号公報はこのようなカ
メラにおいて、露光開始のタイミングで、電気的あるい
はメカ的にファインダ像を消失させることを開示してい
る。これは、一眼レフカメラのミラーアップによるファ
インダ像消失と同じ効果を持たせることで、ユーザに露
光のタイミングを認知させるためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平7−64154号公報を含む従来の技術におい
ては、露光中のファインダ像が消失してしまうと、ファ
インダ像を確認することができないため、例えば露光中
に被写体が動いてしまった場合でも撮影者がそのことに
気がつかないという問題があった。
【0004】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであり、撮影者が露光開始のタイミングを知る
ことができ、さらに、露光中の被写体の状態をも確認で
きるカメラのファインダ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係るカメラのファインダ装置は、カ
メラのファインダ光学系の透過率を変化させる透過率可
変手段と、レリーズ信号を出力するレリーズ信号出力手
段と、上記レリーズ信号出力手段からのレリーズ信号に
応じて露光動作を行う露光手段と、上記露光動作に先立
って、上記透過率可変手段によってファインダ光学系の
透過率を低下させ、露光動作開始と略同時に、ファイン
ダ光学系の透過率をもとに戻すように透過率の制御を行
う制御手段とを具備する。
【0006】また、第2の発明に係るカメラのファイン
ダ装置は、第1の発明において、上記レリーズ信号出力
手段からのレリーズ信号に応じて被写体までの距離を測
定する測距手段と、上記測距手段によって測定された被
写体距離に撮影光学系を駆動するレンズ駆動手段とをさ
らに具備し、上記制御手段は、撮影光学系の駆動に先立
って、上記透過率可変手段によってファインダ光学系の
透過率を低下させ、露光動作開始と略同時に、ファイン
ダ光学系の透過率をもとに戻すように透過率の制御を行
う。
【0007】また、第3の発明に係るカメラのファイン
ダ装置は、第1または第2の発明において、実質的な露
光動作に先立って、上記露光手段の露光動作が正常に行
なわれるか否かを判定する判定手段をさらに具備し、上
記制御手段は、上記判定手段により正しく露光動作が行
なわれると判定された場合に限り、上記ファインダ光学
系の透過率をもとに戻すように制御する。
【0008】また、第4の発明に係るカメラのファイン
ダ装置は、第1〜第3のいずれか1つに記載の発明にお
いて、上記透過率可変手段は、液晶表示装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施形態が適用されるカ
メラの概念図である。図1において、CPU1は、カメ
ラの各種の動作を制御するものであり、内部にはLCD
制御信号出力手段2とタイマ手段3とが設けられてい
る。LCD制御信号出力手段2は、ファインダ10内に
設けられたLCD(液晶表示装置)11を駆動するLC
D駆動手段12に対して制御信号を出力する。
【0011】上記CPU1には、スイッチ手段として、
パワースイッチ4、1Rスイッチ5及び2Rスイッチ6
(レリーズ信号出力手段)、アトブタスイッチ7、リワ
インドスイッチ8が接続されるとともに、フィルム露光
手段13、このフィルム露光手段13の故障を検出する
故障検出手段14、フィルム給送手段15、フィルム移
動量検出手段16、EEPROM9などが接続されてい
る。
【0012】露光手段13は、露出開始判断手段と露出
完了判断手段とを含み、CPU1はタイマ手段3を用い
て露出時間をカウントして露出動作を行う。故障検出手
段14は、フィルム巻き上げ手段、フィルム巻き戻し手
段を含み、フィルムのオートローディング動作、フィル
ム1駒巻き上げ動作、フィルム巻き戻し動作を行う。フ
ィルム移動量検出手段16は、フィルム給送手段15に
よって給送されるフィルムの移動量を検出する。
【0013】次に図2を用いて上記したLCD制御信号
出力手段2の詳細を説明する。LCD制御信号出力手段
2は、タイマa20、出力ラッチa21、SWa22、
タイマb23、出力ラッチb24、SWb25を含む。
【0014】タイマa20、タイマb23はそれぞれ、
50%デューテイのパルスを発生し、タイマb23の出
力は、タイマa20の出力に対して90度位相のずれた
パルスとなるように、内部データバス26を介してソフ
トウェアによって設定される。
【0015】また、出力ラッチa21、出力ラッチb2
4は内部データバス26を介してソフトウェアによって
1または0のデータがセットされる。1がセットされて
いる場合にはHレベルの信号が出力され、0がセットさ
れている場合にはLレベルの信号が出力される。本実施
形態においては、出力ラッチa21、出力ラッチb24
には常に1がセットされているものとする。
【0016】また、SWa22は、タイマa出力許可信
号(TaOUTEN)によって制御され、タイマa20
の出力か、出力ラッチa21の出力かの、いずれかを選
択して出力端子aへ出力する。具体的には、TaOUT
EN=1のときにタイマa20の出力が選択され、Ta
OUTEN=0のときに出力ラッチa21の出力が選択
される。同様にSWb25は、タイマb出力許可信号
(TbOUTEN)によって制御され、タイマb23の
出力か、出力ラッチb24の出力かの、いずれかを選択
して出力端子bへ出力する。
【0017】LCD駆動手段12は、出力端子a、出力
端子bを介して入力された信号のHレベルを、LCD1
1の駆動電圧に変換してLCD駆動信号a、LCD駆動
信号bとしてLCD11へ出力する。
【0018】ここで、LCD駆動信号a、LCD駆動信
号bが同電位のときにLCD11は遮光状態となる。ま
た、LCD駆動信号a、LCD駆動信号bが電位差を持
つときにLCD11は透過状態となる。
【0019】上記したことからわかるように、CPU1
内のLCD制御信号出力手段2は、露光動作に先立っ
て、透過率可変手段としてのLCD12によってファイ
ンダ光学系の透過率を低下させ、露光動作開始と略同時
に、ファインダ光学系の透過率をもとに戻すように透過
率の制御を行う機能を備えている。
【0020】図3は、上記したLCD制御信号出力手段
の動作を示すタイミングチャートである。TaOUTE
N、TbOUTENがともに1のときには、タイマa2
0、タイマb23の出力が出力端子a、出力端子bにそ
れぞれ出力され、LCD11は透過状態となる。また、
TaOUTEN、TbOUTENがともに0のときに
は、出力ラッチa、出力ラッチbの出力が出力端子a、
出力端子bにそれぞれ出力され、LCD11は遮光状態
となる。
【0021】図4はLCD11が透過状態になったとき
のファインダ像を示し、図5はLCD11が遮光状態と
なったときのファインダ像を示している。
【0022】次に、図6、図7、図8を用いて本実施形
態のカメラのメインフローを詳細に説明する。図6にお
いて、パワースイッチ又はアトブタスイッチが変化する
ことで割り込みが発生し、ステップS0(PWRST)
から処理が開始される。次のステップS1でスタックポ
インタをクリアしてスタックレベルの初期化を行う。次
に、ステップS2でEEPROM9からカメラの制御に
必要な調整データやカメラの状態を示すデータを読み出
し、RAM上に展開する。
【0023】次に、ステップS3でパワースイッチの状
態を読み込み、ONしている場合にはステップS4に進
み、フラグF_RWENDが1かどうかを確認する。フ
ラグF_RWENDは、巻き戻し終了で1となり、アト
ブタ開で0となるフラグである。フラグF_RWEND
が0の場合にはステップS5へ進む。ステップS5で
は、フラグF_ALDNGの状態を確認する。フラグF
_ALDNGは、オートロード失敗のときに1となり、
アトブタ開で0となるフラグである。フラグF_ALD
NG=0のときにはステップS6に進んでサブルーチン
FLCDONを実行する。サブルーチンFLCDON
は、ファインダ内に配置されたLCD11を透過状態と
するための設定を行うサブルーチンである。
【0024】一方、ステップS3でパワースイッチがO
FFの場合か、ステップS4でフラグF_RWENDが
1の場合か、ステップS5でフラグF_ALDNGが1
の場合にはステップS7に進んで、サブルーチンFLC
DOFを実行する。サブルーチンFLCDOFは、ファ
インダ内に配置されたLCD11を遮光状態にするため
の設定を行うサブルーチンである。
【0025】次にステップS8に進んでサブルーチンF
内LCD駆動用タイマスタートを実行することで、すで
にサブルーチンFLCDONが実行されている場合には
LCD11が実際に透過状態となる。
【0026】以上のステップS3からステップS8まで
を実行することで、パワースイッチがONでかつ、巻き
戻し終了状態ではなく、かつ、オートロード失敗の状態
でもないときにLCD11が透過状態となり、この条件
以外のときにはLCD11は遮光状態となるように制御
される。
【0027】次にステップS9に進んでアトブタスイッ
チの変化によってプログラムがスタートしたかどうかを
確認する。ここでアトブタスイッチの変化によってプロ
グラムがスタートした場合にはステップS10に進む。
ステップS10では変化した後のアトブタスイッチの状
態が閉状態かどうかを判断し、そうである場合にはステ
ップS14に進み、開状態の場合にはステップS11へ
進む。
【0028】ステップS11では、フラグF_BKCL
OSを0として、アトブタが開状態であることを記憶す
る。次にステップS12へ進みフラグF_ALDNGを
0として、オートロード失敗の状態を解除する。次にス
テップS13へ進み、フラグF_RWENDを0とし
て、巻き戻し終了状態を解除する。
【0029】一方、ステップS14では、フラグF_B
KCLOSを1として、アトブタが閉状態であることを
記憶する。次にステップS15においてオートロード処
理を行い、ステップS16でオートロードが失敗かどう
かを判断して失敗の場合にはステップS17へ進み、フ
ラグF_ALDNGを1としてオートロード失敗の状態
を記憶する。
【0030】次に図7のステップS18に進んでフラグ
F_WNDREQの状態を確認する。フラグF_WND
REQは1駒巻き上げが必要なときに1となり、1駒巻
き上げ動作の終了後に0となるフラグである。ステップ
S18でF_WNDREQが1のときにはステップS1
9に進んで1駒巻き上げ動作を行い、この動作の終了
後、フラグF_WNDREQは0となる。
【0031】次にステップS20に進んで、1駒巻き上
げ動作の結果フィルムエンドを検出したかどうかを判断
し、フィルムエンドを検出した場合にはステップS21
へ進んでフラグF_RWREQを1として巻き戻し要求
有りとする。
【0032】ステップS21の後、あるいはステップS
18でNOの場合にはステップS22へ進んでフラグF
_RWREQの状態を確認する。フラグF_RWREQ
は、巻き戻し要求有りを示すフラグであって、1駒巻き
上げ動作でフィルムエンドを検出した場合と、アトブタ
閉でかつ、強制リワインドスイッチが押された場合に1
となり、巻き戻し動作の終了で0となるフラグである。
ステップS22でフラグF_RWREQが1の場合には
ステップS23に進んで巻き戻し処理を行い、この巻き
戻し処理が終了するとフラグF_RWREQが0とな
る。次にステップS24でフラグF_RWENDを1と
して、巻き戻し終了の状態であることを記憶する。
【0033】次のステップS25からステップS29の
処理は、先に説明したステップS3からステップS7の
処理と同じ処理であって、ステップS9からステップS
24までの間に更新されたカメラ状態に従って、LCD
11の動作状態を更新する。
【0034】ここで上記したサブルーチンFLCDON
(図6のステップS6及び図7のステップS28)と、
サブルーチンFLCDOF(図6のステップS7及び図
7のステップS29)について図11と図12とを用い
て説明する。
【0035】図11はサブルーチンFLCDONの詳細
を示す。まずステップS60でタイマa出力許可信号で
あるTaOUTENに1をセットして、図2におけるタ
イマa20の出力を出力端子aへ出力させる。次にステ
ップS61で、タイマb出力許可信号であるTbOUT
ENに1をセットして図2におけるタイマb23の出力
を出力端子bへ出力させた後、ステップS62でリター
ンしてサブルーチンを終了する。
【0036】また、図12はサブルーチンFLCDOF
の詳細を示す。まずステップS63でタイマa出力許可
信号であるTaOUTENに0をセットして、図2にお
ける出力ラッチa21の出力を出力端子aへ出力させ
る。次にステップS64で、タイマb出力許可信号であ
るTbOUTENに0をセットして、図2における出力
ラッチb21の出力を出力端子bへ出力させた後、ステ
ップS65でリターンしてサブルーチンを終了する。
【0037】次に図9を用いて上記したF内LCD駆動
用タイマスタートのサブルーチン(図6のステップS
8)について説明する。まずステップS50でタイマa
をスタートさせる。これによりタイマaからは50%の
デューテイ比で100Hzのパルスが出力される。次に
ステップS51でタイマaの出力パルスの1/2周期で
ある5mS待機した後、ステップS52でタイマbをス
タートさせる。これによりタイマbからは50%のデュ
ーテイ比で100Hzのパルスが出力される。次のステ
ップS53でリターンしてサブルーチンを終了する。し
たがって、F内LCD駆動用タイマスタートのサブルー
チンを実行することにより、位相が互いに90度ずれた
100Hzのパルス出力が生成されることになる。
【0038】次に図10を用いて後述するF内LCD駆
動用タイマストップのサブルーチンについて説明する。
まずステップS54でタイマaをストップさせ、次にス
テップS55でタイマbをストップさせる。次にステッ
プS56に進んでリターンしてサブルーチンを終了す
る。
【0039】図8は図7に続く処理を示している。ステ
ップS30ではパワースイッチがON状態かどうかを確
認する。ON状態の場合にはステップS31へ進み、O
FF状態の場合にはステップS40へ進む。ステップS
40ではカメラパワーがOFFの状態であるので、先に
説明したサブルーチンFLCDOFをコールしてLCD
11を遮光状態とする。次にステップS41で、先に説
明したF内LCD駆動用タイマストップの処理を行って
消費電流が最小となるようにする。次にステップS42
でCPU1をストップ状態とする。
【0040】また、ステップS30でパワースイッチが
ONの状態の場合にはステップS31に進んでスタック
ポインタをクリアする。次にステップS32でパワース
イッチの状態に変化があったかどうかを判断し、変化が
あった場合にはステップS43へ進み図6のステップS
0であるPWRSTへジャンプする。
【0041】また、ステップS32においてパワースイ
ッチの状態に変化が無い場合にはステップS33へ進ん
でアトブタが変化したかどうかを確認する。ここで変化
があった場合にはステップS34へ進んで図6のステッ
プS0であるPWRSTへジャンプする。また、ステッ
プS33において変化が無い場合にはステップS34に
進んでリワインドスイッチに変化があったかどうかを判
断する。ここで変化があった場合にはステップS35に
進んで変化後のリワインドスイッチの状態がONかどう
かを判断する。OFFの場合にはステップS38へ進
み、ONの場合にはステップS36へ進む。
【0042】ステップS36では、現在のアトブタスイ
ッチの状態を示すフラグであるF_BKCLOSの状態
を判断する。F_BKCLOSが1である場合(アトブ
タ閉状態)は、ステップS37へ進んで巻き戻し要求を
示すフラグであるF_RWREQに1をセットした後、
ステップS43で図6のステップS0であるPWRST
へジャンプする。したがってリワインドスイッチがON
状態に変化し、かつアトブタが閉状態のときにリワイン
ド要求が発生することになる。
【0043】一方、ステップS36でF_BKCLOS
が0の場合にはステップS38へ進む。ステップS38
では、1Rスイッチが操作されたかどうかを判断する。
ここで操作されている場合にはステップS39に進ん
で、後述するレリーズ処理のサブルーチンR1をコール
して図7のステップS18に戻る。また、ステップS3
8においてレリーズスイッチが操作されていない場合に
はステップS31へ戻ってメインループを構成する。
【0044】以下に図13を参照して上記したレリーズ
処理のサブルーチンR1の詳細を説明する。まずステッ
プS70では測距と測光を行い、合焦位置までの撮影レ
ンズの駆動量と、適正露光量を得るためのシャッタ開口
時間を求める。次にステップS71では、2Rスイッチ
の状態を読み込みONしているかどうかを判断する。こ
こでOFFしている場合にはステップS72へ進んで1
Rスイッチの状態を読み込みON状態が継続しているか
どうかを判断する。ここで1RスイッチがOFFしてい
る場合にはステップS80に進み、露出動作を行わずに
リターンする。一方、ON状態が継続している場合には
再びステップS71へ戻ることでループ処理を形成す
る。
【0045】また、ステップS71で2RスイッチがO
Nしている場合にはステップS73に進み、先に説明し
たサブルーチンFLCDOFをコールしてLCD11を
遮光状態にする。次にステップS74では、ステップS
70で求められた撮影レンズの駆動量に従い撮影レンズ
の駆動制御を行う。次にステップS75では適正露光を
得るための露出動作であるシャッター制御を行う。この
シャッター制御中に露出制御開始であることを撮影者に
認知させるためにLCD11を透過状態へ戻す。
【0046】次のステップS76では合焦位置にある撮
影レンズをリセット位置に戻すためのレンズリセット駆
動を行う。次にステップS77ではアトブタスイッチの
状態を示すフラグF_BKCLOSの状態を判断する。
F_BKCLOSが0(アトブタ開状態)の場合にはス
テップS80へ進んでサブルーチンR1を終了する。ま
た、F_BKCLOSが1(アトブタ閉状態)の場合に
はステップS78へ進む。
【0047】ステップS78ではフィルムが装填されて
いるかどうかを判断する。ここでフィルムが装填されて
いない場合にはステップS80へ進みリターンする。フ
ィルムが装填されている場合には1駒巻き上げ動作を行
う必要があるので、1駒巻き上げ動作の要求があること
を示すフラグであるF_WNDREQに1をセットして
ステップS80でリターンする。
【0048】以下に図14を用いて上記したシャッター
制御のサブルーチン(図13のステップS75)の詳細
を説明する。まずステップS90では、シャッターが開
口しはじめたときに出力が反転するフォトインタラプタ
であるAEPIをONさせて動作状態とする。次にステ
ップS91では、シャッターを開口させるための動力源
であるシャッタープランジャをONさせる。次にステッ
プS92では、シャッターの故障を判断するための基準
時間である故障判定タイマをスタートさせる。
【0049】次にステップS93では故障判定タイマが
終了したかどうかを判断する。故障判定タイマが終了し
ている場合にはステップS100へ進んでAEPIをO
FF状態に戻し、次のステップS101でシャッタープ
ランジャをOFFする。次にステップS102で故障中
の処理であるサブルーチンDAMAGへジャンプする。
【0050】一方、ステップS93において故障判定タ
イマが終了していない場合にはステップS94へ進む。
ステップS94では、AEPIの出力が“L”状態にな
っているかどうかを判断する。AEPIの出力は、シャ
ッターが開口していない場合には“H”状態であって、
開口しはじめるときに“L”状態に変化する。AEPI
の出力が“H”状態のときにはステップS93に戻る。
また、“L”状態のときには次のステップS95へ進
む。
【0051】ステップS95においてシャッタープラン
ジャをONしてから故障判定タイマの終了までの間にA
EPIが“H”状態から“L”状態へ変化したときシャ
ッターが正常であると判断し、AEPIが“H”のまま
で故障判定タイマが終了したときは、シャッターが開口
しなかったので故障であると判断する。シャッターが故
障でないと判断したときにはステップS95で露出開始
であることを示すためにサブルーチンFLCDONを実
行してLCD11を透過状態とする。
【0052】次にステップS96で露出秒時を制御する
ための露出秒時再生タイマをスタートさせ、ステップS
97で露出秒時終了かどうかを露出秒時再生タイマの終
了により判断する。露出秒時が終了するとステップS9
8へ進んでシャッタープランジャをOFFさせてシャッ
ターを閉じる。次にステップS99でAEPIをOFF
させた後、ステップS103でリターンしてサブルーチ
ンを終了する。
【0053】したがって、シャッター制御ではシャッタ
ーが故障であると判断されなかったときのみにLCD1
1が透過状態に戻る。
【0054】図15は、上記したシャッター制御の詳細
を示すタイミングチャートである。シャッタープランジ
ャをONさせるとシャッターが開口しはじめてAEPI
が“H”状態から“L”状態へと変化する。このときシ
ャッタープランジャのONからAEPIの変化までの時
間T1が故障判定タイマで示される時間よりも長いとき
には故障であると判断される。また、短いときには故障
でないと判断してLCD11を遮光状態から透過状態へ
と変化させ、露出秒時を示す時間T2をカウントするタ
イマである露出秒時再生タイマをスタートさせる。T2
の時間が終了したらシャッタープランジャをOFFさせ
るとシャッターが閉じ始める。完全にシャッターが閉じ
るとAEPIは再び“H”状態へと戻りシャッター制御
が終了する。
【0055】上記のように本実施形態では、露光動作が
正常に行なわれるかどうかを実質的な露光に先立って判
定し、正しく露光動作が行なわれる場合にのみファイン
ダ光学系の透過率を透過状態に戻すようにしている。
【0056】次に図16は、1RスイッチのONで開始
させる一連のレリーズシーケンスを示すタイミングチャ
ートである。1RスイッチがONに変化すると、測距と
測光が行なわれて2RスイッチがONになるのを待つ。
2RスイッチがONになると、LCD11を遮光状態と
し、撮影レンズを合焦位置まで駆動するフォーカシング
駆動制御を行う。次に露出制御に移行し、先に説明した
ように、露光開始のタイミングを示すAEPIの立ち上
がりを検出すると、遮光状態となっていたLCD11を
もとの透過状態に戻すことで、撮影者に露出が開始され
たことを認知させる。露出制御が終了すると、撮影レン
ズをもとのリセット位置へと戻すためのフォーカシング
レンズのリセット動作を行いレリーズシーケンスを終了
する。
【0057】次に、カメラ故障の処理であるサブルーチ
ンDAMAG(図14のステップS102)の詳細を図
17を参照して説明する。まずステップS110ではス
タックポインタのクリアを行う。次にステップS111
では、4分タイマをスタートさせる。次にステップS1
12ではパワースイッチの状態が変化したかどうかを判
断する。変化している場合にはステップS120へ進ん
で、図6のステップS0であるPWRSTへジャンプし
て故障処理から復帰する。
【0058】また、ステップS112においてパワース
イッチが変化していない場合にはステップS113へ進
んでアトブタが変化したかどうかを判断する。ここで変
化している場合にはステップS120へ進んで、図6の
ステップS0であるPWRSTへジャンプして故障処理
から復帰する。
【0059】また、ステップS113においてアトブタ
が変化していない場合にはステップS114へ進む。ス
テップS114ではリワインドスイッチが変化したかど
うかを判断する。リワインドスイッチが変化している場
合にはステップS115へ進んでリワインドスイッチが
ON状態かどうかを判断する。ここでOFF状態の場合
にはステップS119へ進み、ON状態の場合にはステ
ップS116へ進む。
【0060】ステップS116ではアトブタの状態を示
すフラグF_BKCLOSの状態を判断する。F_BK
CLOSが0の場合にはステップS119へ進む。ま
た、F_BKCLOSが1の場合にはステップS117
へ進み、巻き戻し要求有りを示すフラグF_RWREQ
に1をセットする。次にステップS118では、図6の
ステップS0であるPWRSTへジャンプして故障処理
から復帰する。
【0061】一方、ステップS119では4分経過した
かどうかを判断する。ここで4分経過していない場合に
はステップS112へ戻って故障処理中のループを形成
する。また、4分経過した場合にはステップS121へ
進んで、F内LCD駆動用タイマをストップさせて消費
電流が最小となるようにする。次にステップS122に
進んでCPU1をストップ状態とする。
【0062】(付記)なお、上記した具体的実施形態か
ら以下のような構成の発明が抽出される。
【0063】(1) カメラのファインダ内に配置さ
れ、透過状態と遮光状態とが切り換え可能な光学素子
と、露光開始を指示する操作部材の操作に応答して、上
記光学素子を透過状態から遮光状態に切り換え、露光動
作が開始された後に遮光状態から透過状態に切り換える
ように制御する制御手段と、を具備し、露光動作に先立
って上記光学素子を遮光状態に暗転するように構成した
ことを特徴とするカメラのファインダ装置。
【0064】(2) 自動焦点調節装置をさらに備え、
上記制御手段は、露光動作開始後であって実質的な露光
が開始される前に行なわれる撮影レンズのピント合わせ
動作が完了してから上記暗転を解除することを特徴とす
る(1)に記載のカメラのファインダ装置。
【0065】(3) 上記透過状態と遮光状態とが切り
換え可能な光学素子は、液晶表示装置であることを特徴
とする(1)または(2)に記載のカメラのファインダ
装置。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、撮影者は露光開始のタ
イミングを認知できるばかりでなく、露光中の被写体の
状態をも確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用されるカメラの概念
図である。
【図2】LCD制御信号出力手段の具体的な構成図であ
る。
【図3】LCD制御信号出力手段の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図4】F内LCDが透過状態のときの一例を示す図で
ある。
【図5】F内LCDが非透過状態のときの一例を示す図
である。
【図6】カメラのメインフローの一部を説明するための
フローチャートである。
【図7】カメラのメインフローの一部を説明するための
フローチャートである。
【図8】カメラのメインフローの一部を説明するための
フローチャートである。
【図9】F内LCD駆動用タイマをスタートさせる処理
の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図10】F内LCD駆動用タイマをストップさせる処
理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図11】F内LCDを透過状態にする処理の詳細を説
明するためのフローチャートである。
【図12】F内LCDを遮光状態にする処理の詳細を説
明するためのフローチャートである。
【図13】レリーズ処理の詳細を説明するためのフロー
チャートである。
【図14】シャッター制御の詳細を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図15】シャッター制御のタイミングチャートであ
る。
【図16】レリーズ処理を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図17】故障処理の詳細を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 LCD制御信号出力手段 3 タイマ手段 4 パワースイッチ 5 1Rスイッチ 6 2Rスイッチ 7 アトブタスイッチ 8 リワインドスイッチ 9 EEPROM 10 ファインダ 11 LCD 12 LCD駆動手段 13 露光手段 14 故障検出手段 15 フィルム給送手段 16 フィルム移動量検出手段 20 タイマa 21 出力ラッチa 22 SWa 23 タイマb 24 出力ラッチb 25 SWb 26 内部データバス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのファインダ光学系の透過率を変
    化させる透過率可変手段と、 レリーズ信号を出力するレリーズ信号出力手段と、 上記レリーズ信号出力手段からのレリーズ信号に応じて
    露光動作を行う露光手段と、 上記露光動作に先立って、上記透過率可変手段によって
    ファインダ光学系の透過率を低下させ、露光動作開始と
    略同時に、ファインダ光学系の透過率をもとに戻すよう
    に透過率の制御を行う制御手段とを具備したことを特徴
    とするカメラのファインダ装置。
  2. 【請求項2】 上記レリーズ信号出力手段からのレリー
    ズ信号に応じて被写体までの距離を測定する測距手段
    と、 上記測距手段によって測定された被写体距離に撮影光学
    系を駆動するレンズ駆動手段とをさらに具備し、 上記制御手段は、撮影光学系の駆動に先立って、上記透
    過率可変手段によってファインダ光学系の透過率を低下
    させ、露光動作開始と略同時に、ファインダ光学系の透
    過率をもとに戻すように透過率の制御を行うことを特徴
    とする請求項1記載のカメラのファインダ装置。
  3. 【請求項3】 実質的な露光動作に先立って、上記露光
    手段の露光動作が正常に行なわれるか否かを判定する判
    定手段をさらに具備し、 上記制御手段は、上記判定手段により正しく露光動作が
    行なわれると判定された場合に限り、上記ファインダ光
    学系の透過率をもとに戻すように制御することを特徴と
    する請求項1または2記載のカメラのファインダ装置。
  4. 【請求項4】 上記透過率可変手段は、液晶表示装置で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記
    載のカメラのファインダ装置。
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