JP2001116856A - ゼンマイ装置、それを有した時計および電子機器 - Google Patents

ゼンマイ装置、それを有した時計および電子機器

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JP2001116856A
JP2001116856A JP29283499A JP29283499A JP2001116856A JP 2001116856 A JP2001116856 A JP 2001116856A JP 29283499 A JP29283499 A JP 29283499A JP 29283499 A JP29283499 A JP 29283499A JP 2001116856 A JP2001116856 A JP 2001116856A
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wheel
winding
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lock lever
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Yoshihiko Momose
嘉彦 百瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻上げロック機構を容易に外して修理時の作
業性を良好にできる時計を提供すること。 【解決手段】 電子制御式機械時計において、ロック機
構100を構成するロックレバー111に、巻上げ輪列
50aの八十四番車58とのロック状態を強制的に解除
するための外し操作部116を設けた。従って、修理す
る際にロック機構100(の巻上げロック機構)が働い
ていても、ロックレバー111と八十四番車58との係
合を容易に解除できるから、ゼンマイを簡単かつ確実に
解くことができ、修理時の作業性を向上させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゼンマイ装置、そ
れを有する時計および電子機器に係り、例えば、手巻き
式や自動巻式で巻き上げられるゼンマイおよびテンプを
有する機械式時計や、そのようなゼンマイが解ける時に
出力される機械エネルギを発電機で電気エネルギに変換
し、その電気エネルギで回転制御手段を作動させて発電
機の回転周期を制御することにより、輪列に固定される
指針を正確に運針させる電子制御式機械時計に利用でき
る。
【0002】
【背景技術】ゼンマイを機械エネルギ源として輪列を駆
動するウォッチ(腕時計)としては、従来からの機械式
時計の他、近年では、特開平8−5758号公報に記載
された電子制御式機械時計が知られている。
【0003】このような時計に一般に用いられるゼンマ
イは、巻上げていった最後の巻締め時には、ゼンマイに
蓄積されるトルクが急激に大きくなり、ゼンマイが解放
し始めた際に非常に大きなトルクを出力してしまうの
で、ゼンマイにより回転される輪列の回転速度を制御す
る調速機や脱進機等の規正部に大きなトルクが加わって
これらの部品が破壊されるおそれがある。
【0004】このため、特にクロック(置き時計や掛け
時計)においては、ゼンマイの巻上げを一定巻数で停止
する巻止め機構が設けられていた。この巻止め機構とし
ては、香箱真に固定されて共に回転する指と呼ばれる回
転部材と、香箱に取り付けられたモールトの十字架と呼
ばれる歯車とを備えたモールト十字架式巻止め機構が用
いられていた。
【0005】しかし、このモールト十字架式巻止め機構
は、指および歯車の強度を十分に確保する必要性から比
較的大型となるうえ、香箱に重ねて配置しなければなら
ないため、内部の部品配置スペースを確保できるクロッ
クにしか用いることができず、内部のスペースが小さい
ウォッチに適用することは困難であった。
【0006】そこで、本願発明者は、先の特願平10−
336338号において、ウォッチのような内部の部品
配置スペースが小さい時計であっても、著しく大きなト
ルクが出力されるのを防ぐこと、すなわち、ゼンマイか
らのトルクを常に設定範囲内で出力させるようにした時
計を提案している。
【0007】このような時計では、ゼンマイの巻上げ量
と巻戻し量とを加減算する加減算用輪列と、この加減算
用輪列の中で巻上げ量および巻戻し量を加減算した加減
算用車と、ゼンマイが所定巻数以上に巻上げられた際
に、加減算用車の回転に連動してゼンマイの巻上げ輪列
などを停止させる巻上げロック機構を備えており、この
巻上げロック機構によってゼンマイが一定の巻数で巻か
れ、著しく大きいなトルクが出力されるのを防止できる
ようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、ゼンマイで駆動
される時計を修理等する場合には、巻かれているゼンマ
イを一旦解く必要がある。このような作業は通常、香箱
真を押さえながら角穴車とコハゼとの係合を外し、香箱
真を少しずつ戻すことで行われる。
【0009】しかしながら、巻上げロック機構を備えた
前述の時計の場合、角穴車に噛み合う巻上げ輪列が前記
ロック機構でロックされた状態で修理が必要になると、
巻上げ輪列がロックされていることで角穴車もロックさ
れているため、角穴車からコハゼを外そうとしても、角
穴車が動かないためにコハゼが外れず、香箱真を戻すこ
とができないという問題がある。
【0010】この際、指針が付いた駆動輪列が正常に動
作する場合に限り、時計を所定時間運針させて香箱車を
回転させれば、巻き上げロック機構が巻上げ輪列から自
動的に外れ、角穴車のロックが解除されて香箱真を戻す
ことが可能になるが、このような場合でも、時計を所定
時間(数十分)運針させる必要があるため、修理を始め
てから一度手を休めなければならず、作業性が悪い。
【0011】さらに、ゼンマイのエネルギで駆動される
輪列側の異常によって修理が必要な場合など、当該輪列
自身が動作不能な状況では、時計を運針させることがで
きないから、巻上げロック機構を巻上げ輪列から外すこ
とができず、香箱真を戻してゼンマイを解くことは非常
に困難になる。
【0012】本発明の目的は、巻上げロック機構を容易
に外して修理時の作業性を良好にできるゼンマイ装置、
それを有する時計および電子機器を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】先ず、本発明の請求項1
記載のゼンマイ装置は、ゼンマイの機械エネルギで輪列
を駆動するように構成されているとともに、前記ゼンマ
イの巻上げを停止させる巻上げロック機構を備えたゼン
マイ装置であって、前記巻上げロック機構を解除するロ
ック解除機構が設けられていることを特徴とする。
【0014】このような本発明によれば、巻上げロック
機構を解除するロック解除機構を設けるため、このロッ
ク解除機構を動作させることで、巻上げロック機構でロ
ックされた例えば巻上げ輪列等が容易に回転可能な状態
となり、これに噛み合う角穴車、ひいては香箱真が回転
するようになる。従って、修理する際に巻上げロック機
構が働いていても、これが容易に解除されるから、ゼン
マイが簡単かつ確実に解かれ、修理時の作業性が向上す
る。
【0015】請求項2記載のゼンマイ装置は、前記ロッ
ク解除機構が前記巻上げロック機構を構成するロックレ
バーの外し操作部で形成されていることを特徴とする。
【0016】このような構成では、外し操作部がロック
レバーの一部として容易に設けられるようになるので、
構造が簡単になって時計(ウォッチ)などの薄型が要求
される機器に好適に用いられるようになる。
【0017】請求項3記載のゼンマイ装置は、前記外し
操作部がゼンマイ装置本体の外周部側に位置しているこ
とを特徴とする。
【0018】ロックレバーの外し操作部を装置本体の外
周部側に位置させることで、この外し操作部が装置本体
を構成する他の部材に対して平面的に重ならない位置で
操作可能となり、他の構成部品のレイアウトに依存され
ずに確実に操作されるようになる。
【0019】請求項4記載のゼンマイ装置は、前記ロッ
クレバーには、前記外し操作部の操作による動きを規制
する規制手段が設けられていることを特徴とする。
【0020】外し操作部によってロックレバーを回動等
させて外した場合に、その勢いでロックレバーが他の構
成部品に衝突する可能性があるが、本発明では、ロック
レバーに規制手段を設けるので、ロックレバーと他の構
成部品との衝突が避けられ、部品の破損等が防止され
る。
【0021】請求項5記載のゼンマイ装置は、前記ロッ
クレバーが前記ゼンマイの巻戻しを停止させる巻戻しロ
ック機構のロックレバーを兼ねていることを特徴とす
る。
【0022】このような構成では、巻戻しロック機構を
備えることで、ゼンマイが所定数以下になった際に、例
えば、輪列や香箱車等をロックすることが可能となるか
ら、ゼンマイの出力トルクが低下して輪列が正確に回転
できなくなる前に、当該輪列を強制的に停止させること
ができる。また、この際に、巻上げロック機構のロック
レバーと巻戻しロック機構のロックレバーとを共通にす
ることで、部品点数の低減を図ることが可能である。
【0023】請求項6記載のゼンマイ装置は、前記ゼン
マイの巻上げ量と巻戻し量とを加減算する加減算用輪列
と、この加減算用輪列の中で巻上げ量および巻戻し量を
加減算した加減算用車とを備えているとともに、前記巻
上げロック機構は、前記ゼンマイが所定巻数以上に巻上
げられた際に、前記加減算用車の回転に連動して前記ゼ
ンマイの巻上げを停止させることを特徴とする。
【0024】このような構成では、加減算用輪列を用い
てゼンマイの巻上げ量および巻戻し量を検出し、この際
のトルクが伝達される加減算用車の回転に連動して巻上
げロック機構が作動するので、ゼンマイの保有トルクが
著しく大きくなる前に巻止めを確実に行える。
【0025】この際、加減算用輪列は、複数の歯車等で
構成されるため、モールト十字架式巻止め機構のように
香箱真や香箱車に直接取り付けられる2つの部材のみで
構成する必要がなく、加減算用車などは輪列を介するこ
とで香箱車の周囲のスペースに配置することもで、ゼン
マイ装置の小型化が促進される。
【0026】請求項7記載のゼンマイ装置は、前記ロッ
クレバーには、前記外し操作部の操作による動きを規制
する規制手段が設けられ、この規制手段は、前記加減算
用車に当接される当接部で形成されていることを特徴と
する。
【0027】加減算用車は、外周面に歯等が存在しない
など、比較的衝撃に強い部品であるから、規制手段を当
接させても、当接部分が損傷したり、回転軸が曲がった
りせず、規制手段を確実に機能させることが可能であ
る。
【0028】請求項8記載のゼンマイ装置は、前記ゼン
マイを巻き上げる巻上げ輪列の回転方向を規定するコハ
ゼ機構が設けられていることを特徴とする。
【0029】このような構成では、巻上げ輪列が逆回転
するのをコハゼ機構で確実に防止できる。
【0030】一方、本発明の請求項9記載の時計は、前
記請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のゼンマイ
装置と、前記輪列のいずれかの車に取り付けられた指針
とを有していることを特徴とする。
【0031】このような本発明では、前述のように、巻
上げロック機構を容易に外して修理時の作業性を良好に
できる時計を提供できる。
【0032】本発明の請求項10記載の時計は、前記ゼ
ンマイ装置のゼンマイによる機械エネルギで輪列を駆動
するとともに、前記輪列によって回転する発電機に電力
を生じさせ、この電力により駆動される電子回路によっ
て前記発電機の回転周期を制御することで、前記輪列に
制動をかけて調速するようにしたことを特徴とする。
【0033】このような構成では、ゼンマイをエネルギ
源として発電機を回転させるので、電子回路を駆動源と
なる電池が不要で、しかも、電池駆動式の電子時計並の
高精度が得られる。
【0034】また、本発明の請求項11記載の電子機器
は、前記請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のゼ
ンマイ装置を有していることを特徴とするものであっ
て、前述したように、本発明の目的を達成することがで
きる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0036】図1は、本発明の一実施形態に係るゼンマ
イ装置(ムーブメント)を有した時計であって、本発明
の電子機器でもある電子制御式機械時計を示す平面図、
図2は、その要部の平面図、図3は、電子制御式機械時
計の断面図、図4は、その要部の断面図である。なお、
以下の実施形態で説明する電子制御式機械時計は、ロッ
ク機構の構成が従来と異なるものであり、従来と同じ公
知の構成については、その説明や図示を省略または簡略
化する。
【0037】図1ないし図4において、電子制御式機械
時計は、ゼンマイ1a、香箱歯車1b、香箱真1cおよ
び香箱蓋1dからなる香箱車1を備えている。ゼンマイ
1aは、外端が香箱歯車1b、内端が香箱真1cに固定
されている。香箱真1cは、地板2に支持され、角穴車
4と一体で回転するようになっている。
【0038】角穴車4は、時計方向には回転するが反時
計方向には回転しないように、コハゼ(コハゼ機構)3
と噛み合っている。この角穴車4は、図示しない竜頭に
接続された巻真31を操作することにより、キチ車3
2、丸穴車33、角穴中間車34を介して回転され、前
記香箱真1cを回転してゼンマイ1aを手巻き式で巻き
上げるように構成されている。
【0039】コハゼ3は、図5、図6に示すように、ピ
ン85によって地板2に回動自在に支持されているとと
もに、トーションバネ(コイルバネ)86の一端が挿入
される挿入孔3aを備えており、このトーションバネ8
6によって係合部3bが角穴車4側に押圧係合されてい
る。この係合部3bの図5中の下方側は、係合部3bか
ら離れた角穴車4の歯が接触する接触部3cになってお
り、この接触部3bに歯が接触することでコハゼ3の回
動方向および回動量が規制され、角穴車4が図5中の一
点鎖線のように逆回転するのを防いでいる。
【0040】トーションバネ86は、コハゼ3に挿入さ
れる側の端部86aが柄杓状に折曲されており、コハゼ
3と地板2との間をくぐるようにして挿入孔3aに挿入
されていることで、この端部86aが容易に挿入孔3a
から外れるのを防いでいる。また、他方の端部86bも
折曲して設けられ、地板2の裏面側(文字板側)に係止
されている。さらに、トーションバネ86のコイル部8
6cは、輪列受14を地板2に支持させるためのピン8
7に貫挿されている。この際、輪列受14とピン87と
の間には、このピン87の一部を覆うように筒状のスペ
ーサ88が挟持されており、これによってスペーサ88
の下端と地板2との間でコイル部86cのアガキ量が決
められ、コイル部86cがピン87から外れるのも確実
に防止している。
【0041】図1、図3に戻って示すように、本実施形
態において、香箱歯車1bの回転は、従来の電子制御式
機械時計と同様に、二番車6へ伝達された後、増速され
て三番車7へ、三番車7から秒針車8および四番車9
へ、さらに四番車9から順次増速されて五番車10、六
番車11、ロータ12へと伝達される。そして、二番車
6には筒かな6aを介して図示しない分針が固定され、
秒針車8には秒針が固定されている。また、筒かな6a
には日の裏車38を介して筒車6bが接続され、この筒
車6bに時針が固定されている。
【0042】なお、各車6〜11およびロータ12は、
輪列受14や二番受15と地板2とで支持されている。
また、各車6〜11によって、ゼンマイ1aの機械エネ
ルギを指針(時針、分針、秒針)に伝達する輪列13が
構成されている。
【0043】この電子制御式機械時計は、ロータ12お
よびコイルブロック21,22から構成される発電機2
0を備えており、発電機20からの交流出力は、昇圧整
流、全波整流、半波整流、トランジスタ整流等からなる
整流回路を通して昇圧、整流されて平滑用コンデンサに
充電され、このコンデンサからの電力で発電機20の回
転を制御する図示しない回転制御回路(回転制御手段)
を作動させている。
【0044】なお、回転制御回路としては、発振回路、
分周回路、回転検出回路、回転数比較回路、電磁ブレー
キ制御手段等を含む集積回路(IC)によって構成さ
れ、発振回路には水晶振動子が用いられる。
【0045】また、この電子制御式機械時計には、ゼン
マイ1aの巻上げ量および巻戻し量を加減算する加減算
用輪列50が設けられている。
【0046】図2、図4に示すように、加減算用輪列5
0は、持続時間残量表示手段としてのパワーリザーブ針
51が固定された減速歯車115に噛み合う八十番車5
2と、この八十番車52の軸に固定されたパワーリザー
ブ針車53と、パワーリザーブ針車53に噛合する第1
の遊星車54aおよびこの遊星車54aと一体とされた
第2の遊星車54bを有する八十一番車54と、この八
十一番車54の第2の遊星車54bに噛合する遊星中間
車55と、この遊星中間車55と一体に回転される八十
二番車56と、八十二番車56に噛合する八十三番車5
7と、八十三番車57に噛合する八十四番車58と、前
記遊星車である八十一番車54が取り付けられた太陽車
としての八十五番車59と、この八十五番車59に噛合
する八十六番車60と、八十六番車60に噛合する八十
七番車61と、八十七番車61に噛合する八十八番車6
2とを備えて構成されている。
【0047】八十四番車58は、前記角穴車4に噛合さ
れており、八十八番車62は香箱車1の香箱歯車1bに
噛合されている。
【0048】従って、ゼンマイ1aの巻上げ操作で角穴
車4が回転されると、そのトルクは八十四番車58から
順次減速して八十三番車57、八十二番車56、八十一
番車54に伝達されるようになっている。ここで、ゼン
マイ1aの巻上げ時には、香箱歯車1bは回転が遅くほ
ぼ停止状態のため、八十八番車62から八十五番車59
は固定状態とされ、八十一番車54に伝達されたトルク
はパワーリザーブ針車53、八十番車52、減速歯車1
15、パワーリザーブ針51に伝達されるようになって
いる。
【0049】一方、ゼンマイ1aの巻戻し時には、角穴
車4が停止しているために、八十四番車58から遊星中
間車55まで停止している。そして、香箱歯車1bが回
転されると、そのトルクは八十八番車62から順次減速
して八十七番車61、八十六番車60、八十五番車59
に伝達される。この際、八十一番車54が噛合している
遊星中間車55が停止しているため、八十一番車54は
遊星中間車55の回りを自転しながら公転する。これに
より、八十一番車54に噛合しているパワーリザーブ針
車53も前記ゼンマイ1aの巻上げ操作時とは逆方向に
回転し、八十番車52、減速歯車115、パワーリザー
ブ針51も逆方向に回転されるようになっている。
【0050】従って、加減算用輪列50のなかで、角穴
車4からのトルクを八十番車52に伝達する八十四番車
58、八十三番車57、八十二番車56、遊星中間車5
5、八十一番車54、パワーリザーブ針車53により巻
上げ輪列50aが構成され、香箱歯車1bからのトルク
を八十番車52に伝達する八十八番車62、八十七番車
61、八十六番車60、八十五番車59、八十一番車5
4、パワーリザーブ針車53により巻戻し輪列50bが
構成されている。
【0051】そして、八十番車52には、角穴車4が回
転するとゼンマイ1aの巻上げ量に対応したトルクが伝
達されて所定方向の回転として加算され、ゼンマイ1a
が巻き戻されて香箱歯車1bが回転するとゼンマイ1a
の巻戻し量に対応したトルクが伝達されて反対方向の回
転として減算される。従って、八十番車52により加減
算用車が構成されている。
【0052】この八十番車52の周囲には、ゼンマイ1
aが所定巻数(例えば、前記「6」)以上に巻上げられ
た際に、巻上げ輪列50aの回転をロック(停止)して
ゼンマイ1aの巻上げを停止させ、かつゼンマイ1aが
所定巻数以下に巻戻された際に、巻戻し時のトルクが伝
達される巻戻し輪列50bをロックして香箱歯車1bの
回転、ひいては指針の運針を停止させるロック機構10
0が設けられており、図7に示すように、このロック機
構100の中で、巻上げ輪列50aをロックする部分が
本発明に係る巻上げロック機構を構成し、また、巻戻し
輪列50bをロックする部分が巻戻しロック機構を構成
している。
【0053】図2、図7、図8において、ロック機構1
00は、回動軸111aを中心として回動するロックレ
バー111を備えている。このロックレバー111は、
八十四番車58に係合する第1係止部112aと、八十
八番車62に係合する第2係止部112bと、回動軸1
11aに対してそれら係止部112a,112bとは反
対側に延びた外し操作部116と、この外し操作部11
6近傍から時計の外周部分に沿って延びて係止部114
aに係止されるバネ部114と、回動軸11a近傍から
延びて前記バネ部114および八十番車52間に位置す
る規制手段としての当接部117とを有している。ただ
し、図8においては、ここでは説明しない図4と共通な
番車や他の部品の図示が省略されている。
【0054】ロックレバー111の第1係止部112a
は、本体部分と同様に剛体とされている。また、係合部
分の力の角度θが回動軸111aの回動中心111bに
対して70°以上となるように設定され、八十四番車5
8への食いつきが良好に維持されるようになっている。
【0055】第2係止部112bは薬缶の頭部状に形成
されてバネ性を有しており、八十八番車62と係合した
状態からさらに八十八番車62側に押圧されても、その
押圧力がバネ性によって吸収され、八十八番車62の歯
や軸、あるいは回動軸111a等が破壊するのを防止し
ている。
【0056】バネ部114は、各係止部112a,11
2bと外し操作部116との略中間位置に設けられた係
合突部113を八十番車52に押圧するように作用す
る。
【0057】外し操作部116は、巻上げロック機構を
解除するためのロック解除手段であり、地板2の外周縁
の土手部2aに設けられた切欠開口2bに、精密ドライ
バーやピン等の先端を挿入することで、図7中の二点鎖
線で示すように、ロックレバー111を外部から強制的
に回動させることが可能である。
【0058】当接部117は、ロックレバー111を外
し操作部116で強制回動させた際に、八十番車52に
当接してロックレバー111の回動量を規制するもので
あって、第2係止部112bがそのバネ性によっても吸
収できない程の力で八十八番62に衝突するのを防止し
ている。
【0059】一方、その八十番車52は、ロックレバー
111の係合突部113と係合する切り込み溝52a
と、周方向に所定の長さで設けられた膨出部52bと、
これらの間に設けられた組込用溝52cとを有し、これ
らによって一つのカムが形成されている。
【0060】このような八十番車52を用いた場合、ロ
ックレバー111は、図2に示す位置で組み込まれる。
すなわち、ゼンマイ1aが全く巻かれず保有するトルク
がゼロの状態において、ロックレバー111をその係合
突部113と八十番車52の組込用溝52Cとを係合さ
せた状態にして回動軸111aに組み込む。この時、図
7、図9にも示すように、ロックレバー111の第1係
止部112a側の外れ防止用として、地板2に対しピン
118を取り付けるとともに、このピン118の鍔部1
18aにロックレバー111の外周縁111cを係止さ
せることで、回動中のロックレバー111の外れを防止
する。ただし、図9においても、ここで説明しない図4
と共通な番車や他の部品の図示を省略した。
【0061】次いで、ゼンマイ1aを巻き上げることで
八十番車52を図5中の矢印方向(実線)に回転させ
る。この際、係合突部113は膨出部52bの一端側に
乗り上げ、この乗り上げに連動してロックレバー111
が八十八番車62側に徐々に回動し、第2係止部112
bが八十八番車62の歯にゆっくりと係合する。そし
て、係合突部113が膨出部52bの他端側から下り落
ちることで第2係止部112bが八十八番車62から離
れる。
【0062】ここで、膨出部52bの周方向の長さ分
(係合突部113が膨出部52bに乗り上げてから下り
落ちるまで)ゼンマイ1aを巻くことにより、ゼンマイ
1aには設定範囲内の下限側のトルクが蓄積されること
になる。
【0063】この後、ゼンマイ1aをさらに巻き上げて
行けば、八十番車52はさらに回転して前記切り込み溝
52aが係合突部113に向かうようになる。そして、
この間において、ゼンマイ1aの巻数が所定巻数に達す
ると、切り込み溝52aと係合突部113とが係合し、
同時に、ロックレバー111の第1係止部112aと八
十四番車58とが係合する。これによって、巻上げ輪列
50aの回転がロックされ、ゼンマイ1aの巻上げが停
止されることになる。
【0064】そして、ゼンマイ1aの巻上げを停止した
後、通常の使用下での運針に伴ってゼンマイ1aが巻き
戻されると、八十番車52が先ほどとは逆の矢印方向
(点線)に回転し、係止部113が膨出部52bに至る
までの間でゼンマイ1aからのトルクの出力が行われ
る。そして、係止部113が膨出部52bに達した時点
で、ロックレバー111が巻戻し輪列50b(八十八番
車62)の回転をロックし、ゼンマイ1aの巻戻しつま
りは指針の運針を停止することになる。
【0065】すなわち、時計の通常の使用下にあって
は、ロックレバー111の係合凸部113が切り込み溝
52aから膨出部52bの前記他端側の間で往復回動す
ることになり、ロックレバー111が巻上げロック機構
用のロックレバーと巻戻しロック機構用のロックレバー
とを兼用することになる。
【0066】ところで、時計が何らかの故障により、例
えば、ゼンマイ1aを最大に巻き上げたにもかかわら
ず、運針を開始しない場合には、時計の裏蓋を外してム
ーブメントを取り出し、故障に対する修理を行う必要が
ある。そのためには、先ず、取り出したムーブメントに
おいて、香箱真1cを手動で押さえながら少しずつ回転
させる等し、巻かれてあるゼンマイ1aを解かなければ
ならない。
【0067】しかし、ゼンマイ1aを最大に巻き上げて
ある場合には、図7に実線で示すように、ロックレバー
111は、係合突部113が切り込み溝52aに係合し
ているとともに、第1係止部112aが八十四番車58
に食いついた状態で固定され、コハゼ3と角穴車6との
係合を外すことができない。このため、香箱真1cを回
転させることはできず、ゼンマイ1aを解くことはでき
ない。
【0068】そこで、本実施形態では、地板2の切欠開
口2bに精密ドライバーやピンの先端等を挿入して、ロ
ックレバー111の外し操作部116を図7中の右側に
押しやり、ロックレバー111を強制的に回動させる
(図7の二点鎖線の状態)。これにより、ロックレバー
111と八十番車52との係合、および八十四番車58
との係合が解除されるから、コハゼ3と角穴車6との係
合が外れた状態において、香箱真1cを押さえながら少
しずつ回転させれば、ゼンマイ1aを解くことが可能に
なる。
【0069】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。
【0070】1)ロック機構100を構成するロックレ
バー111には、巻上げ輪列50aの八十四番車58と
のロック状態を強制的に解除するための外し操作部11
6が設けられているため、この外し操作部116を操作
してロックレバー111を回動させることにより、ロッ
ク機構100でロックされた巻上げ輪列50aを容易に
回転可能な状態にでき、これに噛み合う角穴車4、ひい
ては香箱真1cを回転させることができる。従って、修
理する際にロック機構100(の巻上げロック機構)が
働いていても、これを容易に解除できるから、ゼンマイ
1aを簡単かつ確実に解くことができ、修理時の作業性
を向上させることができる。
【0071】2)外し操作部116は、ロックレバー1
11の一部として一体に形成されているので、構造を簡
単にでき、電子制御式機械時計の厚みが増すといった心
配がなく、薄型化を促進できる。
【0072】3)外し操作部116は、ゼンマイ装置本
体であるムーブメントの外周部側に位置しているため、
外し操作部116を巻上げ輪列50aや巻戻し輪列50
bに対して平面的に重ならない位置で操作することがで
き、各輪列50a,50bのレイアウトに依存されずに
確実に操作できる。また、互いに重ならないことで、各
輪列50a,50bのレイアウトの自由度を大きくでき
る。
【0073】4)ロックレバー111には、外し操作部
116の操作による動きを規制する当接部117が設け
られているから、外し操作部116によってロックレバ
ー111を回動等させて外した場合に、ロックレバー1
11の第2係止部112bが八十八番車62に勢いよく
衝突する心配がなく、八十八番車62の破損や、第2係
止部112bがへたってバネ性が失われるのを良好に防
止できる。
【0074】5)当接部117は、加減算用車である八
十番車52に当接されるように構成されているが、この
八十番車52は、外周面に歯等が存在しないなど、比較
的衝撃に強い部品であるから、当接部117を当接させ
ても、当接部分が損傷したり、回転軸が曲がったりせ
ず、当接部117を確実に機能させることができる。
【0075】6)本実施形態の電子制御式機械時計で
は、コハゼ3が設けられているので、角穴車4をゼンマ
イ1aが巻き上がる方向にのみ回転させることができ、
ゼンマイ1aの巻上げ操作等を確実に行える。
【0076】7)コハゼ3を押圧しているトーションバ
ネ6の一端部6aが、地板2とコハゼ3との間をくぐる
ようにして当該コハゼ3の挿入孔3aに挿入されている
ので、この端部6aを挿入孔3aか外れ難くできる。ま
た、トーションバネ6のコイル部6cが、ピン7に貫挿
された状態で地板2とスペーサ8との間に配置されてい
るから、コイル部6cのアガキ量を確実に規定でき、コ
イル部6cがピン7から外れるのも確実に防止できる。
【0077】8)また、本実施形態の電子制御式機械時
計では、加減算用輪列50を用いてゼンマイ1aの巻上
げ量および巻戻し量を検出し、この際のトルクが伝達さ
れる八十番車52の回転に連動して巻上げロック機構お
よび巻戻しロック機構が作動するので、ゼンマイ1aの
保有トルクが著しく大きくなる前に巻止めを確実に行
え、また、著しく小さくなる前に巻戻しを強制的に停止
できる。
【0078】9)電子制御式機械時計は、ゼンマイ1a
の機械エネルギで輪列13を駆動すし、発電機20を回
転させるので、電子回路を駆動源となる電池が不要で、
しかも、電池駆動式の電子時計並の高精度を得ることが
できる。
【0079】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
【0080】例えば、前記実施形態では、巻上げ輪列5
0aおよび巻戻し輪列50bをロック機構100を構成
する一つのロックレバー111でロックするように構成
されていたが、これに限らず、巻上げ輪列50aをロッ
クさせるための巻上げロックレバーと、巻戻し輪列50
bをロックさせる巻戻しロックレバーとを別々に設けて
もよい。
【0081】ゼンマイ1aの巻上げを停止させるために
は、巻上げ輪列50aの八十四番車58をロックする
他、巻上げ輪列50aを構成する他の車をロックさせて
もよく、また、巻真、キチ車、丸穴車、角穴中間車、角
穴車などをロックさせてもよい。そして、ゼンマイ1a
が巻き戻されるのを停止させるのには、巻戻し輪列50
bの八十八番車62をロックする他、巻戻し輪列50b
を構成する他の車をロックさせてもよく、また、分針等
が付く駆動輪列の車をロックさせてもよい。
【0082】本発明は、ロック機構として、ゼンマイ1
aが所定巻数以上になった時に、その巻上げを停止させ
る巻上げロック機構が設けられていればよく、巻戻しロ
ック機構がない場合でも、本発明に含まれる。
【0083】前記実施形態の電子制御式機械時計は、手
巻き式でゼンマイ1aを巻き上げるタイプであったが、
回転錘を備えた自動巻式のタイプであってもよい。
【0084】また、本発明の時計としては、電子制御式
機械時計に限定されるものではなく、旧来の機械式時計
であってもよい。
【0085】さらに、前記実施形態では、電子制御式機
械時計を本発明の電子機器としても説明したが、本発明
の電子機器としては、ゼンマイを備えて同様な電子制御
を必要とするメトロノーム、オルゴール、テープレコー
ダ、音声再生用プレーヤー、等速回転装置、タイマー、
液体供給装置、携帯式薬剤自動投与装置など、任意の電
子機器に適用できる。
【0086】そして、ゼンマイ装置としては、時計のム
ーブメントに限定されるものではなく、以上の電子機器
の駆動部分や自動車(ミニカー)等の玩具の駆動部分で
あってもよい。
【0087】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
巻上げロック機構を容易に外して修理時の作業性を良好
にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図2】前記実施形態の要部を示す平面図である。
【図3】前記実施形態を示す断面図である。
【図4】前記実施形態の要部を示す断面図である。
【図5】前記実施形態の構成部品を拡大して示す平面図
である。
【図6】前記構成部品の断面図である。
【図7】前記実施形態の前記要部を拡大して示す平面図
である。
【図8】前記要部の別の位置での断面を示す断面図であ
る。
【図9】前記要部のさらに別の位置での断面を示す断面
図である。
【符号の説明】
1a ゼンマイ 3 コハゼ機構であるコハゼ 13 輪列 20 発電機 50 加減算用輪列 52 加減算用車である八十番車 100 巻上げロック機構を含むロック機構 111 ロックレバー 116 ロック解除機構である外し操作部 117 規制手段である当接部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼンマイの機械エネルギで輪列を駆動す
    るように構成されているとともに、前記ゼンマイの巻上
    げを停止させる巻上げロック機構を備えたゼンマイ装置
    であって、 前記巻上げロック機構を解除するロック解除機構が設け
    られていることを特徴とするゼンマイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のゼンマイ装置におい
    て、前記ロック解除機構は、前記巻上げロック機構を構
    成するロックレバーの外し操作部で形成されていること
    を特徴とするゼンマイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のゼンマイ装置におい
    て、前記外し操作部は、ゼンマイ装置本体の外周部側に
    位置していることを特徴とするゼンマイ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載のゼンマ
    イ装置において、前記ロックレバーには、前記外し操作
    部の操作による動きを規制する規制手段が設けられてい
    ることを特徴とするゼンマイ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4のいずれかに記
    載のゼンマイ装置において、前記ロックレバーは、前記
    ゼンマイの巻戻しを停止させる巻戻しロック機構のロッ
    クレバーを兼ねていることを特徴とするゼンマイ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のゼンマイ装置において、前記ゼンマイの巻上げ量と
    巻戻し量とを加減算する加減算用輪列と、この加減算用
    輪列の中で巻上げ量および巻戻し量を加減算した加減算
    用車とを備えているとともに、前記巻上げロック機構
    は、前記ゼンマイが所定巻数以上に巻上げられた際に、
    前記加減算用車の回転に連動して前記ゼンマイの巻上げ
    を停止させることを特徴とするゼンマイ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のゼンマイ装置におい
    て、前記ロックレバーには、前記外し操作部の操作によ
    る動きを規制する規制手段が設けられ、この規制手段
    は、前記加減算用車に当接される当接部で形成されてい
    ることを特徴とするゼンマイ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載のゼンマイ装置において、前記ゼンマイを巻き上げる
    巻上げ輪列の回転方向を規定するコハゼ機構が設けられ
    ていることを特徴とするゼンマイ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載のゼンマイ装置と、前記輪列のいずれかの車に取り付
    けられた指針とを有していることを特徴とする時計。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の時計において、前記
    ゼンマイ装置のゼンマイによる機械エネルギで輪列を駆
    動するとともに、前記輪列によって回転する発電機に電
    力を生じさせ、この電力により駆動される電子回路によ
    って前記発電機の回転周期を制御することで、前記輪列
    に制動をかけて調速するようにしたことを特徴とする時
    計。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項8のいずれかに
    記載のゼンマイ装置を有していることを特徴とする電子
    機器。
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JP2013167362A (ja) * 2013-06-04 2013-08-29 Tai-Her Yang スプリング装置
CN114384786A (zh) * 2020-10-06 2022-04-22 斯沃奇集团研究和开发有限公司 用于钟表发条盒的卷绕限制设备

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