JP2005156344A - ぜんまい装置、およびこれを備えた時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ぜんまいの巻き上げ完了時に、良好な巻き上げ感を得ることができるぜんまい装置、およびこれを備えた時計を提供すること。
【解決手段】香箱真1cに第2角穴車4を設けるとともに、香箱真1cには、第2角穴車4に設けられた凹み部4dに所定のガタを有して挿入される突起4cを設け、突起4cおよび凹み部4dを介して香箱真1cの回転を第2角穴車4に伝達し、香箱真1cの逆方向への回転を第2角穴車4に接続された逆回転防止機構40により規制する。従って、ぜんまいの巻き上げ完了時には、突起4cと凹み部4dとの間のガタ分だけ香箱真1cが巻き戻され、この巻き戻りが手動巻き上げ機構を介して指先に伝達されるため、良好な巻き上げ感を得ることができる。
【選択図】 図5
【解決手段】香箱真1cに第2角穴車4を設けるとともに、香箱真1cには、第2角穴車4に設けられた凹み部4dに所定のガタを有して挿入される突起4cを設け、突起4cおよび凹み部4dを介して香箱真1cの回転を第2角穴車4に伝達し、香箱真1cの逆方向への回転を第2角穴車4に接続された逆回転防止機構40により規制する。従って、ぜんまいの巻き上げ完了時には、突起4cと凹み部4dとの間のガタ分だけ香箱真1cが巻き戻され、この巻き戻りが手動巻き上げ機構を介して指先に伝達されるため、良好な巻き上げ感を得ることができる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、ぜんまい装置、およびこれを備えた時計に関する。例えば、手巻き式や、手巻き式と自動巻式を併用して巻き上げられるぜんまいと、調速のためのてんぷとを有した機械式時計や、そのようなぜんまいが解ける時に出力される機械エネルギを発電機で電気エネルギに変換し、その電気エネルギで回転制御手段を作動させて発電機の回転周期を制御することにより調速される電子制御式機械時計に利用できる。
従来より、ぜんまいの機械エネルギを利用して指針を運針させる機械式時計が知られている。また、近年では、ぜんまいが解放する時の機械エネルギを発電機で電気エネルギに変換し、その電気エネルギにより回転制御手段を作動させて発電機のコイルに流れる電流値を制御することにより、輪列に固定される指針を正確に運針させて正確に時刻を表示する電子制御式機械時計(例えば、特許文献1参照)も多く用いられている。
また、機械式時計や電子制御式機械時計において、手動でぜんまいを巻き上げる際の違和感を低減させるための巻き上げ機構が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載された巻き上げ機構は、自動巻き上げ機構と手動巻き上げ機構とを備え、手動巻き上げ機構の巻真の回転が自動巻き上げ機構の巻き上げ輪列に伝達され、その後に送り部材および伝え車を介して角穴車に伝達されることで、送り部材から手動巻き上げ機構に伝わる衝撃が緩和され、手動でぜんまいを巻き上げる際の違和感を低減できるようになっている。
特許文献2に記載された巻き上げ機構は、自動巻き上げ機構と手動巻き上げ機構とを備え、手動巻き上げ機構の巻真の回転が自動巻き上げ機構の巻き上げ輪列に伝達され、その後に送り部材および伝え車を介して角穴車に伝達されることで、送り部材から手動巻き上げ機構に伝わる衝撃が緩和され、手動でぜんまいを巻き上げる際の違和感を低減できるようになっている。
しかしながら、特許文献1、2の時計では、いずれも角穴車に係合するこはぜによって角穴車および香箱真の逆回転が防止されているため、手動によるぜんまいの巻き上げ完了時において、ぜんまいから竜頭に伝わる巻き戻り感が乏しく、良好な巻き上げ感が得られないという問題がある。
すなわち、こはぜによって角穴車の逆回転を防止した場合には、巻き上げ完了時にこはぜと角穴車の歯形との噛み合いのガタ(バックラッシ)分だけ角穴車が逆回転し、この逆回転分だけの巻き戻りが竜頭に伝達されることになるが、このガタは角穴車の歯形1つ分(通常、6°〜7°分)であって非常に小さいため、巻き戻り感がほとんど指先に伝わらない。
すなわち、こはぜによって角穴車の逆回転を防止した場合には、巻き上げ完了時にこはぜと角穴車の歯形との噛み合いのガタ(バックラッシ)分だけ角穴車が逆回転し、この逆回転分だけの巻き戻りが竜頭に伝達されることになるが、このガタは角穴車の歯形1つ分(通常、6°〜7°分)であって非常に小さいため、巻き戻り感がほとんど指先に伝わらない。
本発明の目的は、ぜんまいの巻き上げ完了時に、良好な巻き上げ感を得ることができるぜんまい装置、およびこれを備えた時計を提供することにある。
本発明のぜんまい装置は、ぜんまい、このぜんまいの一端が接続された香箱歯車、および前記ぜんまいの他端が固定された香箱真を有した香箱車と、前記香箱真に固定された第1角穴車と、前記香箱真に連結された第2角穴車とを備えたぜんまい装置であって、前記第1角穴車には、当該第1角穴車を介して前記香箱真を巻き上げ方向へ回転させることで、前記ぜんまいを巻き上げる手動巻き上げ機構が接続され、前記第2角穴車には、前記巻き上げ方向と逆方向への前記ぜんまいの巻き戻りを抑制する逆回転防止機構が接続されており、前記香箱真および第2角穴車のいずれか一方には、他方に設けられた凹部に前記香箱真の回転方向に関して余裕をもって挿入される凸部が設けられ、これらの凸部および凹部を介して、前記巻き上げ方向への前記香箱真の回転が前記第2角穴車に伝達されるとともに、前記巻き上げ方向と逆方向への前記香箱真の回転が前記逆回転防止機構により抑制されることを特徴とする。
このような本発明によれば、凸部が凹部に余裕をもって挿入される、つまり第2角穴車と香箱真との間に、香箱真の回転方向に関して所定の大きさのガタを設けることで、ぜんまいの巻き上げ完了時に、このガタ分だけ香箱真が巻き上げ方向と逆向きに巻き戻されることになる。そして、ぜんまい巻き上げのための第1角穴車や、駆動力を伝達するための香箱車、第2角穴車に接続された逆回転防止機構等に特殊な構造を用いることなく、第2角穴車および香箱真(凸部および凹部)のガタ寸法を設定するだけで、適切な巻き戻り量を設定することができる。従って、手動によるぜんまいの巻き上げ完了時の香箱真の巻き戻りが、第1角穴車、手動巻き上げ機構を介して竜頭および指先に伝達され、良好な巻き上げ感を得ることができる。
この際、第2角穴車の逆回転を規制する逆回転防止機構としては、通常の機械時計等に用いられるこはぜと、第2角穴車の外周に形成した歯形との噛み合いにより構成したものでもよく、また第2角穴車をラチェットとして、そのつめと噛み合う戻り止め等を設けたものでもよく、その他、第2角穴車を一方向に回転させる一般的な機構が採用可能である。
この際、第2角穴車の逆回転を規制する逆回転防止機構としては、通常の機械時計等に用いられるこはぜと、第2角穴車の外周に形成した歯形との噛み合いにより構成したものでもよく、また第2角穴車をラチェットとして、そのつめと噛み合う戻り止め等を設けたものでもよく、その他、第2角穴車を一方向に回転させる一般的な機構が採用可能である。
この際、本発明のぜんまい装置では、前記凸部と凹部との間には、前記香箱真および第2角穴車が当該香箱真の回転方向に関して10°〜30°だけ相対回転可能なガタが設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、こはぜによって角穴車の逆回転を規制する従来の構造と比較して、香箱真の巻き戻り量が約2〜5倍に設定できるので、巻き戻り感が指先にはっきり伝わり、巻き上げ感を一層良好にすることができる。
このような構成によれば、こはぜによって角穴車の逆回転を規制する従来の構造と比較して、香箱真の巻き戻り量が約2〜5倍に設定できるので、巻き戻り感が指先にはっきり伝わり、巻き上げ感を一層良好にすることができる。
また、本発明のぜんまい装置では、前記凸部および凹部は、それぞれ前記香箱真の軸回りの周方向に沿って複数設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、凸部および凹部を各々複数設けたことで、これらの間に作用する力を分散させて、1箇所あたりの凸部および凹部を小さくでき、ぜんまい装置を小型化することができる。また、複数の凸部および凹部を香箱真の軸回りの周方向に沿って設けたことで、香箱真の軸方向に関する寸法が大きくならず、ぜんまい装置を時計等の携帯機器に用いた場合において、機器の厚さ寸法を小さくすることができる。
このような構成によれば、凸部および凹部を各々複数設けたことで、これらの間に作用する力を分散させて、1箇所あたりの凸部および凹部を小さくでき、ぜんまい装置を小型化することができる。また、複数の凸部および凹部を香箱真の軸回りの周方向に沿って設けたことで、香箱真の軸方向に関する寸法が大きくならず、ぜんまい装置を時計等の携帯機器に用いた場合において、機器の厚さ寸法を小さくすることができる。
さらに、本発明のぜんまい装置では、前記凸部は、前記香箱真に固定されて径方向に突出する突起であり、前記凹部は、前記第2角穴車に形成された凹みであることが好ましい。
このような構成によれば、凸部としての突起を香箱真に設けたことで、第2角穴車よりも径寸法が小さい香箱真に凹部を形成する場合と比較して、加工が簡単になり、製造コストを節約することができる。
このような構成によれば、凸部としての突起を香箱真に設けたことで、第2角穴車よりも径寸法が小さい香箱真に凹部を形成する場合と比較して、加工が簡単になり、製造コストを節約することができる。
また、本発明のぜんまい装置では、前記第2角穴車の外周には、歯形が形成されており、前記逆回転防止機構は、前記第2角穴車の歯形に係合する係合部材を有して構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、簡単な構造で第2角穴車の逆回転を規制することができ、装置の小型化および低コスト化を促進することができる。
このような構成によれば、簡単な構造で第2角穴車の逆回転を規制することができ、装置の小型化および低コスト化を促進することができる。
この際、本発明のぜんまい装置では、前記係合部材は、前記香箱真に平行に、かつ前記第2角穴車に対して進退可能に設けられるとともに、前記第2角穴車の歯形に向かって付勢されていることが好ましい。
このような構成によれば、第2角穴車の歯形に係合する係合部材が、第2角穴車に対して進退可能に設けられるとともに、第2角穴車に向かって付勢されているので、ぜんまい巻き上げ時における第2角穴車の回転に連動して係合部材が進退動作し、確実に第2角穴車の逆回転を防止することができる。
このような構成によれば、第2角穴車の歯形に係合する係合部材が、第2角穴車に対して進退可能に設けられるとともに、第2角穴車に向かって付勢されているので、ぜんまい巻き上げ時における第2角穴車の回転に連動して係合部材が進退動作し、確実に第2角穴車の逆回転を防止することができる。
また、本発明のぜんまい装置では、前記第1角穴車と第2角穴車とは、前記香箱車を挟んで対向していることが好ましい。
このような構成によれば、第1および第2の角穴車が香箱車を挟んで互いに反対側に設けられ、香箱車の一方の側に並べて配置されないので、第1角穴車に接続される手動巻き上げ機構と、第2角穴車に接続される逆回転防止機構とが干渉することなく、装置レイアウトを整然としたものにできるとともに、装置の組立性を向上させることができる。
このような構成によれば、第1および第2の角穴車が香箱車を挟んで互いに反対側に設けられ、香箱車の一方の側に並べて配置されないので、第1角穴車に接続される手動巻き上げ機構と、第2角穴車に接続される逆回転防止機構とが干渉することなく、装置レイアウトを整然としたものにできるとともに、装置の組立性を向上させることができる。
さらに、本発明のぜんまい装置では、前記第2角穴車は、前記香箱車を挟んで地板の反対側に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、第2角穴車が香箱車を挟んで地板の反対側(時計などに用いた場合の裏蓋側)に配置されるので、香箱車を地板に組み込んだ後に第2角穴車や逆回転防止機構を組み込むことができ、装置の組立性を一層向上させることができる。
このような構成によれば、第2角穴車が香箱車を挟んで地板の反対側(時計などに用いた場合の裏蓋側)に配置されるので、香箱車を地板に組み込んだ後に第2角穴車や逆回転防止機構を組み込むことができ、装置の組立性を一層向上させることができる。
一方、本発明の時計は、前記いずれかのぜんまい装置と、このぜんまい装置を構成する香箱歯車に接続された輪列と、この輪列に結合された指針と、前記ぜんまい装置を構成する手動巻き上げ機構に連結された竜頭とを備え、
前記ぜんまい装置を構成するぜんまいの機械エネルギにより前記輪列が駆動されることを特徴とすることを特徴とする。
このような構成によれば、前述と同様の作用効果を有した時計を構成することができる。
前記ぜんまい装置を構成するぜんまいの機械エネルギにより前記輪列が駆動されることを特徴とすることを特徴とする。
このような構成によれば、前述と同様の作用効果を有した時計を構成することができる。
この際、本発明の時計は、てんぷを備えた機械式時計であることが好ましい。
このような構成によれば、ぜんまい巻き上げ完了時に竜頭が巻き戻ることで、良好な巻き上げ感を得ることができ、高級感に優れた機械式時計を構成することができる。
このような構成によれば、ぜんまい巻き上げ完了時に竜頭が巻き戻ることで、良好な巻き上げ感を得ることができ、高級感に優れた機械式時計を構成することができる。
また、本発明の時計は、前記輪列を介して伝達される前記ぜんまいの機械エネルギを電気エネルギに変換する発電機と、変換された電気エネルギにより駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御手段と、を備えた電子制御式機械時計であることが好ましい。
このような構成によれば、ぜんまい巻き上げ完了時に竜頭が巻き戻りることで、良好な巻き上げ感を得ることができ、高級感に優れるとともに、誤差が小さく正確な運針が実現可能な電子制御式機械時計を構成することができる。
このような構成によれば、ぜんまい巻き上げ完了時に竜頭が巻き戻りることで、良好な巻き上げ感を得ることができ、高級感に優れるとともに、誤差が小さく正確な運針が実現可能な電子制御式機械時計を構成することができる。
以上の本発明によれば、ぜんまいの巻き上げ完了時に、良好な巻き上げ感を得ることができるぜんまい装置、およびこれを備えた時計を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るぜんまい装置を備えた電子制御式機械時計の概略を示す平面図、図2は、その要部の断面図である。
電子制御式機械時計は、香箱車1を備えている。香箱車1は、ぜんまい1aと、香箱歯車1bと、香箱真1cと、香箱蓋1dとを備えている。ぜんまい1aは、外端が香箱歯車1bに接続され、内端が香箱真1cに固定されて、香箱車1に収容されている。香箱真1cは、地板2に軸支され、香箱歯車1bに対して相対回転可能になっている。すなわち、香箱歯車1bに対して香箱真1cを回転させることでぜんまい1aが巻き上げられ、巻き上げられたぜんまい1aがほどけることで香箱歯車1bが回転駆動されるようになっている。
図1は、本発明に係るぜんまい装置を備えた電子制御式機械時計の概略を示す平面図、図2は、その要部の断面図である。
電子制御式機械時計は、香箱車1を備えている。香箱車1は、ぜんまい1aと、香箱歯車1bと、香箱真1cと、香箱蓋1dとを備えている。ぜんまい1aは、外端が香箱歯車1bに接続され、内端が香箱真1cに固定されて、香箱車1に収容されている。香箱真1cは、地板2に軸支され、香箱歯車1bに対して相対回転可能になっている。すなわち、香箱歯車1bに対して香箱真1cを回転させることでぜんまい1aが巻き上げられ、巻き上げられたぜんまい1aがほどけることで香箱歯車1bが回転駆動されるようになっている。
香箱真1cの一端側である地板2側には、第1角穴車3が固定されている。また、香箱真1cの他端側である裏蓋側、つまり香箱車1を挟んで地板2の反対側には、第2角穴車4が設けられている。
第1角穴車3には、図示しない竜頭、巻真31、つづみ車32、きち車33、丸穴車34、および角穴中間車35を有して構成された手動巻き上げ機構30が接続されている。また、第2角穴車4には、当該第2角穴車4を一方方向に回転させて逆方向への回転を規制する逆回転防止機構40が接続されている。そして、竜頭を回転操作することにより、手動巻き上げ機構30を介して第1角穴車3が回転され、前記香箱真1cを巻き上げ方向(本実施形態では時計方向)に回転させて、ぜんまい1aが巻き上げられるようになっている。
なお、本実施形態においては説明を省略するが、電子制御式機械時計は、手動巻き上げ機構30に併せて、回転錘や自動巻き上げ輪列を有して構成され、第1角穴車3に接続される自動巻き上げ機構を備えていてもよい。
第1角穴車3には、図示しない竜頭、巻真31、つづみ車32、きち車33、丸穴車34、および角穴中間車35を有して構成された手動巻き上げ機構30が接続されている。また、第2角穴車4には、当該第2角穴車4を一方方向に回転させて逆方向への回転を規制する逆回転防止機構40が接続されている。そして、竜頭を回転操作することにより、手動巻き上げ機構30を介して第1角穴車3が回転され、前記香箱真1cを巻き上げ方向(本実施形態では時計方向)に回転させて、ぜんまい1aが巻き上げられるようになっている。
なお、本実施形態においては説明を省略するが、電子制御式機械時計は、手動巻き上げ機構30に併せて、回転錘や自動巻き上げ輪列を有して構成され、第1角穴車3に接続される自動巻き上げ機構を備えていてもよい。
また、電子制御式機械時計において、香箱歯車1bの回転は、二番車5、三番車6、四番車7および図示しない秒針車、五番車8、六番車9からなる輪列を介して増速されて、発電機20のローター21へと伝達される。そして、秒針車には秒針が固定され、二番車6には筒かなを介して分針が固定され、筒かなには日の裏車を介して筒車(不図示)が接続され、この筒車に時針が固定されている。
なお、各車5〜9およびローター21は、輪列受や二番受と地板2とによって軸支されている。
なお、各車5〜9およびローター21は、輪列受や二番受と地板2とによって軸支されている。
発電機20は、ローター21およびコイルブロック22,23から構成されている。ローター21は、図示しないローター磁石や、ローターかな21a、ローター慣性円板21bを備えている。このうち、ローター慣性円板21bは、香箱車1からの駆動トルク変動に対しローター21の回転速度変動を少なくするためのものである。コイルブロック22,23は、それぞれステータ(コア、磁心)24にコイル25を巻線して構成されたものである。各ステータ24は、ローター21に隣接して配置されるコアステーター部24aと、コイル25が巻回されるコア巻線部24bと、互いに連結されるコア磁気導通部24cとが一体に形成されて構成されている。
以上の電子制御式機械時計では、発電機20からの交流出力は、昇圧整流、全波整流、半波整流、トランジスター整流等からなる整流回路を通して昇圧、整流されて平滑用コンデンサーに充電され、このコンデンサーからの電力で発電機20の回転を制御する図示しない回転制御回路を作動させている。回転制御回路としては、発振回路、分周回路、回転検出回路、回転数比較回路、電磁ブレーキ制御手段等を含む集積回路(IC)によって構成され、発振回路には水晶振動子が用いられる。このような回転制御回路によって、発電機20のコイル25に流れる電流値等を制御したり、ショートブレーキを掛けたりすることで、輪列(ローター21)の回転速度、つまり指針(秒針、分針、時針)の運針が正確に駆動されるようになっている。
次に、香箱車1、第1角穴車3、および第2角穴車4を備えて構成される本発明のぜんまい装置10について、図2〜6に基づいて詳しく説明する。
ここで、図3、4は、それぞれぜんまい装置10を示す側面図、および斜視図である。図5は、ぜんまい装置10の平面図であり、図6は、第2角穴車4を示す断面図である。
ここで、図3、4は、それぞれぜんまい装置10を示す側面図、および斜視図である。図5は、ぜんまい装置10の平面図であり、図6は、第2角穴車4を示す断面図である。
ぜんまい装置10において、第2角穴車4は、香箱真1cに回転不能に固定される支持部4aと、この支持部4aに軸支される回動部4bとを有して構成されている。支持部4aは、中央に角穴を有した円盤状に形成され、その外周面には、直径方向に突出した2本の突起4cが設けられている。また、回動部4bは、外周に歯形4eを有する全体略リング状に形成され、その内部に支持部4aの円盤状部分が挿入されることで、支持部4aに回動可能に支持されている。そして、回動部4bの内部には、支持部4aの突起4cに対応して2つの凹み部4dが設けられており、この凹み部4dに突起4cが所定のガタ分だけ余裕をもって挿入されている。
すなわち、回動部4bの凹み部4dは、図5、6に示すように、平面視で略扇形に形成され、香箱真1cの軸回りに関する幅寸法が、支持部4aの突起4cの幅寸法よりも大きく設定されている。具体的には、突起4cが凹み部4d内で香箱真1cの軸回りに移動可能で、香箱真1cおよび支持部4aと、回動部4bとが10°〜30°だけ相対回転できる程度のガタが設けられている。そして、手動巻き上げ機構30および第1角穴車3を介して香箱真1cが巻き上げ方向に回転されると、突起4cが凹み部4d内部の一方側面に当接して、第2角穴車4が図5の矢印の方向に回転し、ぜんまい1aが巻き上げられるようになっている。
また、巻き上げ操作を中止すると、逆回転防止機構40により第2角穴車4の回動部4bの回転が停止されるとともに、ぜんまい1aがほどける力により突起4cが凹み部4d内部の他方側面に当接するまで、支持部4aおよび香箱真1cが巻き上げ方向と逆方向に巻き戻される。この香箱真1cの巻き戻りは、第1角穴車3および手動巻き上げ機構30を介して竜頭に伝達され、竜頭の巻き戻り感を指先で感じることができるようになっている。
逆回転防止機構40は、第2角穴車4を巻き上げ方向への一方方向のみに回転させる機能を有しており、図示しない受け材を介して地板2に取り付けられた板ばね(リーフスプリング)41と、この板ばね41の途中位置に固定され、かつ第2角穴車4の歯形4eに係合可能な係合ピン42と、地板2に取り付けられ、かつ板ばね41の先端が当接する当接部材43とを有して構成されている。
板ばね41は、第2角穴車4の外周近傍位置を跨いで配置された棒状の部材であって、その基端部(図5の上部)がねじ44で地板2に固定されている。また、板ばね41の基端部には、位置決めピン45が挿通されており、基端部の回転が規制されている。そして、板ばね41は基端部を支点として、図5の二点鎖線で示すように、先端側が自らの弾性力により第2角穴車4側に付勢されて当接部材43に当接した状態と、図5の実線で示すように、第2角穴車4から離れる外側に撓んだ状態との間を回動可能になっている。
板ばね41は、第2角穴車4の外周近傍位置を跨いで配置された棒状の部材であって、その基端部(図5の上部)がねじ44で地板2に固定されている。また、板ばね41の基端部には、位置決めピン45が挿通されており、基端部の回転が規制されている。そして、板ばね41は基端部を支点として、図5の二点鎖線で示すように、先端側が自らの弾性力により第2角穴車4側に付勢されて当接部材43に当接した状態と、図5の実線で示すように、第2角穴車4から離れる外側に撓んだ状態との間を回動可能になっている。
係合ピン42は、板ばね41の撓みに伴って、第2角穴車4の歯形4e間に対して進退可能に構成され、係合ピン42が第2角穴車4側に移動して歯形4eに係合することで、第2角穴車4の巻き上げ方向と逆方向への回転が規制されるようになっている。また、係合ピン42は、図5に点線および一点鎖線で示すように、巻き上げ方向へ回転する第2角穴車4の歯形4eに対して摺動し、外側に移動しやすいように傾斜面等を有した断面形状になっている。
従って、ぜんまい1aの巻き上げ時に香箱真1cを介して第2角穴車4が巻き上げ方向へ回転された場合には、歯形4eが板ばね41の付勢力に抗して係合ピン42を外側に押すことで、板ばね41が撓んで、係合ピン42と歯形4eとの係合が外れる。そして、1つの歯形4eを通過すれば、板ばね41の弾性力により係合ピン42は、第2角穴車4側に移動し、次の歯形4eに係合することになる。このような動作を繰り返すことで逆回転防止機構40では、第2角穴車4がぜんまい1aの巻き上げ方向のみに回転し、逆回転しないようになっている。
なお、逆回転防止機構40は、通常の機械時計等に用いられるこはぜと、第2角穴車4の歯形4eとの噛み合いにより構成されていてもよく、また、図7〜9に示すように、第2角穴車4をラチェットとした構成が採用できる。
従って、ぜんまい1aの巻き上げ時に香箱真1cを介して第2角穴車4が巻き上げ方向へ回転された場合には、歯形4eが板ばね41の付勢力に抗して係合ピン42を外側に押すことで、板ばね41が撓んで、係合ピン42と歯形4eとの係合が外れる。そして、1つの歯形4eを通過すれば、板ばね41の弾性力により係合ピン42は、第2角穴車4側に移動し、次の歯形4eに係合することになる。このような動作を繰り返すことで逆回転防止機構40では、第2角穴車4がぜんまい1aの巻き上げ方向のみに回転し、逆回転しないようになっている。
なお、逆回転防止機構40は、通常の機械時計等に用いられるこはぜと、第2角穴車4の歯形4eとの噛み合いにより構成されていてもよく、また、図7〜9に示すように、第2角穴車4をラチェットとした構成が採用できる。
図7は、本実施形態の変形例に係るぜんまい装置10Aを示す斜視図である。図8は、ぜんまい装置10Aの平面図である。
図7、8において、第2角穴車4の回動部4bは、外周につめ4fが形成されたラチェットになっており、逆回転防止機構40の係合ピン42は、円柱状に形成されている。これらの点が相違する以外、ぜんまい装置10Aは、前述のぜんまい装置10と略同様の構成を備えている。
従って、ぜんまい装置10Aにおいて、回動部4bのつめ4fが係合ピン42に係合することで、第2角穴車4の逆回転が防止され、第2角穴車4が巻き上げ方向への一方方向のみに回転可能に構成されている。
図7、8において、第2角穴車4の回動部4bは、外周につめ4fが形成されたラチェットになっており、逆回転防止機構40の係合ピン42は、円柱状に形成されている。これらの点が相違する以外、ぜんまい装置10Aは、前述のぜんまい装置10と略同様の構成を備えている。
従って、ぜんまい装置10Aにおいて、回動部4bのつめ4fが係合ピン42に係合することで、第2角穴車4の逆回転が防止され、第2角穴車4が巻き上げ方向への一方方向のみに回転可能に構成されている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1) すなわち、電子制御式機械時計においては、香箱真1cに固定された支持部4aの突起4cが、回動部4bの凹み部4dにガタを有して挿入され、手動によるぜんまい1aの巻き上げ完了時においては、そのガタ分だけ香箱真1cが巻き上げ方向と逆向きに巻き戻されるので、この香箱真1cの巻き戻りを、手動巻き上げ機構30を介して竜頭および指先に伝達でき、良好な巻き上げ感を得ることができる。
(1) すなわち、電子制御式機械時計においては、香箱真1cに固定された支持部4aの突起4cが、回動部4bの凹み部4dにガタを有して挿入され、手動によるぜんまい1aの巻き上げ完了時においては、そのガタ分だけ香箱真1cが巻き上げ方向と逆向きに巻き戻されるので、この香箱真1cの巻き戻りを、手動巻き上げ機構30を介して竜頭および指先に伝達でき、良好な巻き上げ感を得ることができる。
(2) 突起4cと凹み部4dとのガタは、香箱真1cと回動部4bとが10°〜30°だけ相対回転できる程度に設定されているので、この範囲において、香箱真1cの巻き戻り量を任意に設定できる。また、従来のこはぜで角穴車の逆回転を規制する構造と比較して、香箱真1cの巻き戻り量が約2〜5倍の範囲で設定できるので、巻き戻り感が指先にはっきり伝わり、巻き上げ感を一層良好にできる。
(3) 突起4cおよび凹み部4dが2つずつ設けられていることで、突起4cと凹み部4dとの間に作用する力を分散させて、1箇所あたりの突起4cおよび凹み部4dを小さくでき、ぜんまい装置10,10Aを小型化できる。また、複数の突起4cおよび凹み部4dが香箱真1cの軸回りの周方向に沿って設けられているため、香箱真1cの軸方向に関する寸法が大きくならず、ぜんまい装置10,10Aの厚さ寸法を小さくできる。
(4) 突起4cが設けられた第2角穴車4の支持部4aを香箱真1cに回転不能に固定して凸部が形成されているので、香箱真1cに凸部を容易に設けることができる。また、径寸法が小さい香箱真1cに凹部を形成する場合と比較して、加工を簡単にでき、製造コストを節約することができる。
(5) 第1角穴車3と第2角穴車4とが香箱車1を挟んで対向して配置されているので、第1角穴車3に接続される手動巻き上げ機構30と、第2角穴車4に接続される逆回転防止機構40とが干渉することなく、装置レイアウトを整然としたものにできるとともに、ぜんまい装置10,10Aの組立性を向上させることができる。さらに、第2角穴車4が裏蓋側に配置されているので、香箱車1を地板2に組み込んだ後に第2角穴車4や逆回転防止機構40を組み込むことができ、組立性を一層向上させることができる。
(6) 板ばね41と係合ピン42とを有して逆回転防止機構40が構成されているので、簡単な構造で第2角穴車4の逆回転を規制することができ、ぜんまい装置10,10Aの小型化および低コスト化を促進することができる。また、第2角穴車4の歯形4eやつめ4fに係合する係合ピン42が、第2角穴車4に対して進退可能に、かつ第2角穴車4に向かって付勢されているので、ぜんまい1a巻き上げ時の第2角穴車4の回転に連動して係合ピン42が進退動作し、確実に第2角穴車4の逆回転を防止することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本発明は、電子制御式機械時計に限らず、がんぎ車、アンクル、てんぷ等を備える機械式時計に適用してもよい。
例えば、本発明は、電子制御式機械時計に限らず、がんぎ車、アンクル、てんぷ等を備える機械式時計に適用してもよい。
また、前記実施形態では、凸部としての突起4cを香箱真1cに固定し、凹部としての凹み部4dを第2角穴車4の回動部4bに設けたが、これに限らず、第2角穴車4の回動部4bに凸部を設け、香箱真1cに凹部を設けてもよい。また、凸部および凹部は、各2つに限らず、1つずつでもよく、また各3つ以上設けてもよい。
また、前記実施形態では、第2角穴車4を裏蓋側に配置したが、これに限らず、第2角穴車を香箱車1に対して地板2側に配置してもよい。この際、第1角穴車3を裏蓋側に配置してもよく、また、香箱車1と第2角穴車4との間や、第2角穴車4と地板2との間に配置してもよい。
1…香箱車、1a…ぜんまい、1b…香箱歯車、1c…香箱真、2…地板、3…第1角穴車、4…第2角穴車、4c…突起(凸部)、4d…凹み部(凹部)、4e…歯形、4f…つめ、5〜9…輪列、10,10A…ぜんまい装置、20…発電機、30…手動巻き上げ機構、31…巻真、40…逆回転防止機構、41…板ばね、42…係合ピン(係合部材)。
Claims (11)
- ぜんまい、このぜんまいの一端が接続された香箱歯車、および前記ぜんまいの他端が固定された香箱真を有した香箱車と、前記香箱真に固定された第1角穴車と、前記香箱真に連結された第2角穴車とを備えたぜんまい装置であって、
前記第1角穴車には、当該第1角穴車を介して前記香箱真を巻き上げ方向へ回転させることで、前記ぜんまいを巻き上げる手動巻き上げ機構が接続され、
前記第2角穴車には、前記巻き上げ方向と逆方向への前記ぜんまいの巻き戻りを抑制する逆回転防止機構が接続されており、
前記香箱真および第2角穴車のいずれか一方には、他方に設けられた凹部に前記香箱真の回転方向に関して余裕をもって挿入される凸部が設けられ、これらの凸部および凹部を介して、前記巻き上げ方向への前記香箱真の回転が前記第2角穴車に伝達されるとともに、前記巻き上げ方向と逆方向への前記香箱真の回転が前記逆回転防止機構により抑制されることを特徴とするぜんまい装置。 - 請求項1に記載のぜんまい装置において、
前記凸部と凹部との間には、前記香箱真および第2角穴車が当該香箱真の回転方向に関して10°〜30°だけ相対回転可能なガタが設けられていることを特徴とするぜんまい装置。 - 請求項1または請求項2に記載のぜんまい装置において、
前記凸部および凹部は、それぞれ前記香箱真の軸回りの周方向に沿って複数設けられていることを特徴とするぜんまい装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のぜんまい装置において、
前記凸部は、前記香箱真に固定されて径方向に突出する突起であり、前記凹部は、前記第2角穴車に形成された凹みであることを特徴とするぜんまい装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のぜんまい装置において、
前記第2角穴車の外周には、歯形が形成されており、前記逆回転防止機構は、前記第2角穴車の歯形に係合する係合部材を有して構成されていることを特徴とするぜんまい装置。 - 請求項5に記載のぜんまい装置において、
前記係合部材は、前記香箱真に平行に、かつ前記第2角穴車に対して進退可能に設けられるとともに、前記第2角穴車の歯形に向かって付勢されていることを特徴とするぜんまい装置。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載のぜんまい装置において、
前記第1角穴車と第2角穴車とは、前記香箱車を挟んで対向していることを特徴とするぜんまい装置。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載のぜんまい装置において、
前記第2角穴車は、前記香箱車を挟んで地板の反対側に設けられていることを特徴とするぜんまい装置。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載のぜんまい装置と、このぜんまい装置を構成する香箱歯車に接続された輪列と、この輪列に結合された指針と、前記ぜんまい装置を構成する手動巻き上げ機構に連結された竜頭とを備え、
前記ぜんまい装置を構成するぜんまいの機械エネルギにより前記輪列が駆動されることを特徴とする時計。 - 請求項9に記載の時計において、
てんぷを備えた機械式時計であることを特徴とする時計。 - 請求項9に記載の時計において、
前記輪列を介して伝達される前記ぜんまいの機械エネルギを電気エネルギに変換する発電機と、変換された電気エネルギにより駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御手段と、を備えた電子制御式機械時計であることを特徴とする時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003395104A JP2005156344A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | ぜんまい装置、およびこれを備えた時計 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003395104A JP2005156344A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | ぜんまい装置、およびこれを備えた時計 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110161828A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-08-23 | 辽宁孔雀表业有限公司 | 一种机械手表串联四条盒结构 |
JP2019215259A (ja) * | 2018-06-13 | 2019-12-19 | セイコーインスツル株式会社 | 香箱アセンブリ、ムーブメント及び時計 |
CN113376994A (zh) * | 2020-02-25 | 2021-09-10 | 伊塔瑞士钟表制造股份有限公司 | 带有扭转条轴的时计发条盒 |
-
2003
- 2003-11-26 JP JP2003395104A patent/JP2005156344A/ja not_active Withdrawn
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