JP2001116300A - 結露対応型天井輻射放熱装置 - Google Patents

結露対応型天井輻射放熱装置

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JP2001116300A
JP2001116300A JP33835799A JP33835799A JP2001116300A JP 2001116300 A JP2001116300 A JP 2001116300A JP 33835799 A JP33835799 A JP 33835799A JP 33835799 A JP33835799 A JP 33835799A JP 2001116300 A JP2001116300 A JP 2001116300A
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radiating
radiation
heat
ceiling
radiator
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JP33835799A
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English (en)
Inventor
Nagayoshi Fukuchi
脩悦 福地
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Fukuchi Kenso Kk
Fukuchikenso Co Ltd
Original Assignee
Fukuchi Kenso Kk
Fukuchikenso Co Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、天井面からの輻射式冷暖房放熱器
で、冷房の際に生ずる結露水を、放熱パネルの冷房輻射
熱特性を損ねる事無く、しかも機械的、人為的な労を加
する事無く処理する事を目的とする。 【構成】 天井冷暖房輻射放熱パネルの下部に結露水受
け樋がつき、放熱面に生じた結露水を排水管を通じて除
去する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井輻射式放熱パネルの
表面に起きる、冷房の際の結露処理に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】冷暖房放熱装置はファンコイルを用いた
ものが一般的である。ファンコイルによる冷暖房は、冷
気を直接身体にあてる事による不快感がある。暖房にお
いては、暖まって軽くなった空気を床付近に居る居住者
に勢いよく吹きかける事にあり、快適な暖房とは言えな
いのが実情であった。昨今において、より質の高い空気
調和が求められ、空気を媒体としない輻射熱による放熱
器の開発がなされている。本発明と類似したものに、放
熱面に吸水性の有する薄膜体を設けたものが有る。(参
考文献・特開平10−205802)
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来の輻射式冷暖房
放熱器において暖房放熱は多くのメリットを得る事が出
来るが、冷房を行う場合、放熱パネルの表面に結露が生
じてその処理が問題となる。又、結露防止をするため放
熱面に薄膜体などを設ける方法があるが、保水量が極め
て小さいため、その薄膜体を機械的に移動させて、吸水
した水分を除去しなければならないだけでなく、放熱量
を抑制して好ましくない。本発明はこうした問題を解決
するためになされたものである。
【0004】
【本発明の目的】本発明は、省エネ面、健康冷暖房面な
どの観点からも利点の多い、天井面からの輻射式冷暖房
を実現するための放熱器である。天井からの輻射冷暖房
において、冷房の際に生ずる結露水を、放熱パネルの冷
房輻射熱特性を損ねる事無く、しかも機械的、人為的な
労を加する事無く処理する事を目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】輻射放熱面をV型或い
はW型の波形に成形し、波形の下部の端部に吊り具▲1
0▼を介して、結露水受け樋を排水パイプに向って
勾配を付けて取り付ける。結露水受け樋はその下側に
結露を防ぐ防露断熱材が付けられ、さらに外部につな
がる排水パイプと連結している。輻射放熱面の上部
天井側に断熱材を施し、天井部分に取り付けられる構
造となっている。請求項2と請求項3は押出し成型の製
作上、都合の良い形状であるが、特殊な連結金物を活用
して冷温水が流れるように放熱パネルを連結させる構造
にする。請求項3は放熱装置の片側に結露水を集合さ
せ、外部につながる排水パイプと連結している。
【0006】
【作用】本発明は以上に述べた構成となっているため、
冷房の際に放熱器に送られた熱搬送冷媒或いは冷水によ
って、輻射放熱面に結露が生じても、輻射放熱面を
伝わって結露水受け樋に水が受けられる。結露水受け
樋に受けられた、結露水は、排水パイプとつなが
り外部に捨てられる。
【0007】
【実施例】本発明は次のような実施例がある。
【0008】<1> 請求項2の波形の下部を一体成型
して結露受け樋を形成し、結露受け樋の下側に防露
断熱材を取り付けた本発明において、放熱パネルをV
型或いは逆V型、又はW型或いは逆W型に成形して複数
の連結による本発明の実施例。
【0009】<2> 請求項3の波形放熱面を一体成型
し、輻射放熱面の表面に結露受け溝▲11▼を形成し、
本体の端部に結露水集合樋を取り付けて排水する本発
明において、放熱装置をV型或いは逆V型、又はW型或
いは逆W型に成形して複数の連結による本発明の実施
例。
【0010】<3> 輻射放熱面に結露を受ける溝羽
▲12▼を取り付ける構成とし、本体の端部に結露集合
樋を取り付けて排水する本発明の実施例。
【0011】<4> 輻射放熱面に結露水が目障り
にならないよう、吸水性のある化粧薄膜布を張った本発
明の実施例。
【0012】<5> 輻射放熱面の上部を平らにし、
その上に断熱材を取り付けた本発明の実施例。
【0013】<6> 放熱パネルを複数連結する場合、
冷温水が流れるように工夫した特殊金物を使用した本発
明の実施例。
【0014】<7> 暖房時の過乾燥を防止する手段と
して、結露受け樋に水を意図的に流した本発明の実施
例。
【0015】
【発明の効果】本発明により機械的、人為的な労を加せ
ずして冷房の際の結露水を処理する事が出来る。更に輻
射放熱面に角度があるため居住空間に均一に放熱する事
が出来る。輻射による天井暖房は、暖かさが天井から熱
の波長で居住者の身体に伝達され、上部と下部の温度差
を大きくする事が少ない。又、本発明は輻射放熱面に角
度がついているため、身体の真上からでなく、斜め上か
ら熱線が錯綜して到達し、より身体に優しい暖房空間を
造る事が出来る。冷房においては、天井や壁からの波長
で熱を伝える輻射冷房の優位点を主張する文献が多くあ
るが、放熱面に発生する結露水が問題で実用化が出来な
かったものである。省エネ効果においても、放熱面の面
積を大きくする事によって、より室温に近い温度、例え
ば室温27℃の冷房の時、放熱面の温度を20℃程度と
し、室温23℃の暖房の時、放熱面の温度を30℃でも
冷暖房可能となる。こうした室温に近い温度で冷暖房が
可能となると、エアコンのエネルギー消費効率が飛躍的
に向上する事は既に公知の事実である。更に結露水を室
外に除去するため、快適冷房に不可欠な潜熱も同時に除
去する事ができる。本発明は、雪国で開発された、生活
排熱と生活発生水分でV型の折板屋根の裏面に意図的に
結露させ、屋根の上に載積した雪を凝縮潜熱で溶かす技
術を利用したもので、結露水を除去するだけの技術は既
に確立しているものである。この技術を輻射冷暖房放熱
装置に工夫、活用した事により、快適で健康的な冷暖房
空間の構築と、省エネ冷暖房に大きな効果を得ることが
できる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構造断面概念図。
【図2】請求項2の構造断面図。
【図3】請求項3構造断面図。
【図4】溝羽▲12▼を取り付けた、本発明の実施例<
3>の構造断面図。
【図5】実施例<2><3>の横からの取り付け図。
【図6】実施例<4>の断面図。
【図7】実施例<5>の断面図。
【図8】実施例<6>のジョイント部図、ジョイント部
詳細断面図、パッキン図。
【図9】結露水受け樋の配列実施例。
【符号の説明】 輻射放熱面 結露水受け樋 防露断熱材 断熱
材 水若しくは冷媒の熱搬送部分 結露水 除去され
た結露水 排水パイプ 結露水集合受け ▲10▼吊具 ▲1
1▼結露水受け溝 ▲12▼溝羽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井面から輻射方式で冷気や暖気を放熱
    する装置において、輻射放熱面をW形状の波形に成形
    し、波形の下部の端部に吊具▲10▼を介して結露水受
    け樋を取り付ける。結露水受け樋は、その下側に結
    露を防ぐ防露断熱材がつき、外部につながる排水パイ
    プに向って水勾配がついている。更に輻射放熱面の
    上側に断熱材を施した事を特長とした、結露対応型天
    井輻射放熱装置。
  2. 【請求項2】 放熱装置を押出し中空成型の方式で一体
    成形する場合において、波形の下部の端部に結露水受け
    樋を成形した請求項1の結露対応型天井輻射放熱装
    置。
  3. 【請求項3】 放熱装置を押出し中空成型の方式で一体
    成形する場合において、波形の下部の端部に結露水受け
    樋及び、輻射放熱面の結露水受け溝▲11▼を同時
    に成形する。放熱装置の端部に、外部に通じた排水パイ
    プとつながる結露水集合樋が取り付けられた、請求
    項1の結露対応型天井輻射放熱装置。
JP33835799A 1999-10-21 1999-10-21 結露対応型天井輻射放熱装置 Pending JP2001116300A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006112742A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Aoki Jutaku Kizai Hanbai Kk 天井輻射システム
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