JP2001115601A - 面一屋根瓦葺き構造 - Google Patents

面一屋根瓦葺き構造

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JP2001115601A
JP2001115601A JP30009799A JP30009799A JP2001115601A JP 2001115601 A JP2001115601 A JP 2001115601A JP 30009799 A JP30009799 A JP 30009799A JP 30009799 A JP30009799 A JP 30009799A JP 2001115601 A JP2001115601 A JP 2001115601A
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Japan
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roof
roof tiles
flush
tile
roof tile
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JP30009799A
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English (en)
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Takao Aoyanagi
隆夫 青柳
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BAISON KENSETSU KOGYO KK
Original Assignee
BAISON KENSETSU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】左右方向の片側端部と上下方向の片側端部とに
連設された段差部であって、屋根瓦を上下及び左右に接
続することができる瓦厚みより薄くなった段差部2,3
を有してなる屋根瓦1,1相互を、上下方向及び左右方
向において、一の屋根瓦における前記段差部に当該段差
部に対向する部位5,6を重ねて、上下方向にも、又、
左右方向にも、面一に接続してなる面一屋根瓦葺き構
造。屋根瓦の重ね合わせ部位にパッキン溝を形成し、当
該パッキン溝にパッキンを充填し、上下方向及び左右方
向に面一に屋根瓦を接続してなる瓦葺き構造の水漏れを
防止してなる。 【効果】左右の横方向のみならず、上下の縦方向にも屋
根瓦を面一に葺設することができ、地震や強風に対し
て、振り落とされにくい構造の屋根瓦構造が得られ、
又、建築物に新たな外観を生み出すことができ、更に、
上下方向及び左右方向に面一に屋根瓦を接続してなる瓦
葺き構造の水漏れを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面一屋根瓦葺き構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の内部を外部から遮断する為に、
骨組みの外側に屋根と外壁が設けられる。これら屋根等
は、雨、風を防ぎ、暑さ、寒さを凌ぎ、音を遮り、火災
に際し延焼を防ぐ等の役目を持つ。その結果、屋根に
は、耐候性、耐水性が要求され、又、熱伝導率が小さい
こと、地震や風などの外力で破壊しにくいこと、葺き方
が簡単であること、外観上その建築物に調和すること等
が要求される。瓦葺きは、昔から広く用いられている屋
根仕上で、比較的に安価で、耐久力が強く、不燃質で熱
伝導率が小さく、美観がある等の利点がある。しかし一
方では、重量の関係で、建築物の頭部を重くするのにも
かかわらず、個々には、振り落とされ易く、特に、地
震、強風に対して、振り落とされ易い。その原因の一端
は、通常の屋根瓦は、屋根瓦相互を積み重ね構造とした
もので、その突き出した部分が、風などの外力に接触し
て振り落とされ易くなっている。又、従来の屋根瓦葺き
構造にあっては、左右の横方向での瓦相互を面一とした
構造のものが提案されているが、更に上下の縦方向にも
瓦相互を面一とした構造のものはなく、左右の横方向の
みならず、上下の縦方向にも瓦相互を面一とした構造の
ものは、新たな外観を生み出すことができる。しかし、
左右の横方向のみならず、上下の縦方向にも瓦相互を面
一とした構造のものは、水漏れが懸念され、その充分な
対策を施しておく必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術における要請に応えることができる新規な屋根瓦葺
き構造を提供することを目的としたものである。本発明
の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細
書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右方向の片
側端部と上下方向の片側端部とに連設された段差部であ
って、屋根瓦を上下及び左右に接続することができる瓦
厚みより薄くなった段差部を有してなる屋根瓦相互を、
上下方向において一の屋根瓦における前記段差部に当該
段差部に対向する部位を重ねて面一に接続すると共に、
左右方向において一の屋根瓦における前記段差部に当該
段差部に対向する部位を重ねて面一に接続してなること
を特徴とする面一屋根瓦葺き構造、並びに、屋根瓦の重
ね合わせ部位にパッキン溝を形成し、当該パッキン溝に
パッキンを充填し、上下方向及び左右方向に面一に屋根
瓦を接続してなる瓦葺き構造の水漏れを防止してなるこ
とを特徴とする請求項1に記載の面一屋根瓦葺き構造に
係るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を適宜その実
施例を示す図面を参照しつつ説明する。図1(A)は、
本発明の実施例を示す平板状屋根瓦葺き構造の構成図、
図1(B)は、図1(A)A−A線に沿う断面図、図1
(C)は、図1(A)B−B線に沿う断面図、図2
(A)は、本発明の実施例を示す同平板状屋根瓦葺き構
造に使用される屋根瓦の構成図、図2(B)は、図2
(A)C−C線に沿う断面図、図2(C)は、図2
(A)D−D線に沿う断面図、図3は、本発明の他の実
施例を示す要部説明図、図4は、本発明の実施例を示す
屋根瓦葺き構造の要部構成図、図5(A)、(B)は、
それぞれ本発明の更に他の実施例を示す要部断面図、図
6は、本発明の実施例を示す平板状屋根瓦葺き構造を用
いた建築物の説明図である。
【0006】
【実施例】図2に示すように、屋根瓦1は、図示例で左
側端部に左右方向に屋根瓦を接続する為の段差部(以
下、左右段差部ということもある。)2が設けられ、
又、図示例で上側端部に屋根瓦を上下方向に接続する為
の段差部(以下、上下段差部ということもある。)3が
設けられている。これら段差部2、3は、屋根瓦本体4
の肉厚に対して薄い肉厚に構成されている。これら段差
部2、3は、端部で連結接続されている。
【0007】屋根瓦1は、図2(C)に示すように、左
右段差部2の反対側端部も肉薄となっており、図1
(C)に示すように、屋根瓦1相互を左右に接続して葺
いていく場合、隣接する屋根瓦1の左右段差部2と当該
肉薄部(以下、左右側肉薄部ということもある。)5と
を重ね合わしていく。左右に接続された屋根瓦は、面一
となる。当該左右側肉薄部5と左右段差部2とが重積さ
れたときには、ほぼそれら合計厚みが屋根瓦本体4の厚
みに一致するようになっている。
【0008】屋根瓦1は、図2(B)に示すように、上
下段差部3の反対側端部も肉薄となっており、図1
(B)に示すように、屋根瓦1相互を上下に接続して葺
いていく場合、隣接する屋根瓦1の上下段差部3と当該
肉薄部(以下、上下側肉薄部ということもある。)6と
を重ね合わしていく。上下に接続された屋根瓦は、面一
となる。当該上下側肉薄部6と上下段差部3とが重積さ
れたときには、ほぼそれら合計厚みが屋根瓦本体4の厚
みに一致するようになっている。
【0009】屋根瓦は、図6に示すような建築物の外部
仕上に用いられる。当該建築物は、縄文式の住居を模し
たもので、当該屋根瓦には、藁葺き屋根に模した図柄模
様を施すようにする。当該縄文風建築7において、屋根
下地8の上に葺設された屋根瓦(縄文瓦)9は、前記の
ように、左右及び上下に相互の屋根瓦1が面一になるよ
うに葺いていくので、全体に葺設された屋根瓦(縄文
瓦)9も面一となる。屋根下地8は、例えばル−フイン
グ、野地板、桷木などにより構成される。
【0010】図3は、軒先における当該縄文瓦9の葺設
状態の一例を示したもので、図3に示すように、隣接す
る屋根瓦1の上下段差部3と上下側肉薄部6とを重ね合
わせ、上下に面一に屋根瓦を接続していく。尚、図3に
おいて、10は、軒下瓦で、上下段差部3を有してなる
点は、前記屋根瓦に九通卯するが、上下段差部3に対向
する部位を異ならしめてある。。
【0011】図4は、上下方向の屋根瓦の接続構造9を
立体的に示したもので、ケラバ上瓦1とケラバ下瓦1と
が図示のように接続される。ケラバ下瓦1には、上記軒
下瓦10のような瓦を使用する。
【0012】屋根瓦には、図4に示すように、瓦止め穴
11が穴設されており、瓦止め12により瓦の接続が固
定される。
【0013】本発明の面一屋根瓦9を葺く場合、雨もり
対策が重要となる。図5(A)は、左右方向に面一に屋
根瓦を葺くときに、一方の屋根瓦1の左右段差部2にパ
ッキンの装着溝13を設け、又、他方の屋根瓦1にもパ
ッキンの装着溝13を設け、当該パッキン溝13にパッ
キン14を装着するようにする。左右に接続された屋根
瓦1の水路15から水が流出しても当該パッキン14に
より、その流出を防止し、左右方向に面一に屋根瓦を接
続してなる瓦葺き構造の水漏れを防止できる。同様に、
図5(B)に示すように、、上下方向に面一に屋根瓦1
を葺くときに、一方の屋根瓦1の上下段差部3にパッキ
ンの装着溝13を設け、又、他方の屋根瓦1にもパッキ
ンの装着溝13を設け、当該パッキン溝13にパッキン
14を装着して、上下に接続された屋根瓦の水路15か
ら水が流出しても当該パッキン14により、その流出を
防止できるようにし、上下方向に面一に屋根瓦を接続し
てなる瓦葺き構造の水漏れを防止し、前記と併せ、上下
方向及び左右方向に面一に屋根瓦を接続してなる瓦葺き
構造の水漏れを防止することができる。
【0014】以上本発明者によってなされた発明を実施
例にもとずき具体的に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。すなわち、本発明によれば、左右の
横方向のみならず、上下の縦方向にも屋根瓦を面一に葺
設することができ、地震や強風に対して、振り落とされ
にくい構造の屋根瓦構造が得られ、又、全体に左右上下
に面一の従来例から見て新規の瓦葺設構造が得られ、建
築物に新たな外観を生み出すことができる。更に、本発
明によれば、上下方向及び左右方向に面一に屋根瓦を接
続してなる瓦葺き構造の水漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、本発明の実施例を示す平板状屋
根瓦葺き構造の構成図、図1(B)は、図1(A)A−
A線に沿う断面図、図1(C)は、図1(A)B−B線
に沿う断面図である。
【図2】図2(A)は、本発明の実施例を示す同平板状
屋根瓦葺き構造に使用される屋根瓦の構成図、図2
(B)は、図2(A)C−C線に沿う断面図、図2
(C)は、図2(A)D−D線に沿う断面図である。
【図3】図3は、本発明の他の実施例を示す要部説明図
である。
【図4】図4は、本発明の実施例を示す屋根瓦葺き構造
の要部構成図である。
【図5】図5(A)、(B)は、それぞれ本発明の更に
他の実施例を示す要部断面図である。
【図6】図6は、本発明の実施例を示す平板状屋根瓦葺
き構造を用いた建築物の説明図である。
【符号の説明】
1…屋根瓦 2…左右段差部 3…上下段差部 4…屋根瓦本体 5…左右側肉薄部 6…上下側肉薄部 7…縄文風建築 8…屋根下地 9…葺設された屋根瓦(縄文瓦) 10…軒下瓦 11…瓦止め穴 12…瓦止め 13…パッキンの装着溝 14…パッキン 15…水路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向の片側端部と上下方向の片側端
    部とに連設された段差部であって、屋根瓦を上下及び左
    右に接続することができる瓦厚みより薄くなった段差部
    を有してなる屋根瓦相互を、上下方向において一の屋根
    瓦における前記段差部に当該段差部に対向する部位を重
    ねて面一に接続すると共に、左右方向において一の屋根
    瓦における前記段差部に当該段差部に対向する部位を重
    ねて面一に接続してなることを特徴とする面一屋根瓦葺
    き構造。
  2. 【請求項2】 屋根瓦の重ね合わせ部位にパッキン溝を
    形成し、当該パッキン溝にパッキンを充填し、上下方向
    及び左右方向に面一に屋根瓦を接続してなる瓦葺き構造
    の水漏れを防止してなることを特徴とする請求項1に記
    載の面一屋根瓦葺き構造。
JP30009799A 1999-10-21 1999-10-21 面一屋根瓦葺き構造 Pending JP2001115601A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014511034A (ja) * 2011-03-22 2014-05-01 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 1つ又は複数のタブを備える改良された光起電性外装要素
JP2016037826A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 ミサワホーム株式会社
JP2017172218A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 屋根材及び屋根

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