JP2001114584A

JP2001114584A - 回転式堆肥化装置

Info

Publication number: JP2001114584A
Application number: JP29070499A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Horiuchi; 和夫堀内; Takeo Tsukada; 健夫塚田
Original assignee: Yamato Sanko Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Yamato Sanko Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1999-10-13
Filing date: 1999-10-13
Publication date: 2001-04-24

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】排気ガス中のダストによる排気口の目詰まり
をふせぐ。鏡板とドラムとの間から原料等の漏出をふせ
ぐ。運転を中止することなく撹拌翼の取付角度が調整で
きる。原料の供給量が変化しても堆肥を最適に排出でき
る。【解決手段】基台１とドラム２と撹拌手段と鏡板２
０、２０ａと、ドラムと鏡板のシール手段と原料の供給
と堆肥の排出手段とを備え、供給手段は、原料供給口３
１からドラムへのスクリュウコンベア３０とスクリュウ
コンベアから分岐したガスの排気口３２とを備える。シ
ール手段は、円錐台形状の鏡板の円錐面とシール板とか
ら成るラビリンスと、ドラムの内周面に突設されてラビ
リンス内を回動する複数の掻き羽根とを備える。撹拌手
段は、ドラム外周壁に回転自在に軸支された支持棒５と
撹拌翼とから成る。排出手段は鏡板の軸心部を軸方向に
貫通する筒体４０を備え受け口４２を有し、受け口は大
きさが調整可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、回転ドラム内で原
料の、例えば、汚泥等を撹拌して堆肥を生成するための
回転式堆肥化装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の、回転ドラム内で原料の、例え
ば、汚泥等を撹拌して堆肥を生成する回転式堆肥化装置
は、図８に示すように、基台５１に横置きに回転自在に
支持されるドラム５２と、基台５１に固定されてドラム
５２の開口する両端部を覆う２つの鏡板５３とを有す
る。一方の鏡板５３には、ドラム５２内に原料を供給す
る供給筒５４が取り付けられ、他方の鏡板５３には、ド
ラム５２内で生成された堆肥を排出するためのスクリュ
ウコンベア５５が取り付けられる。

【０００３】供給筒５４は、ドラム内に原料を供給する
ための供給口５６と、この供給筒５４から分岐してドラ
ム５２内のガスを排気するための排気口５６ａとを有す
る。また、鏡板５３とドラム５２との間はラビリンス機
構によりシールされる。ドラム５２は、その内部にドラ
ム５２内に供給された原料及び堆肥（以下、原料等とい
う。）を撹拌するための撹拌翼５８を多数有するが、こ
の撹拌翼５８は、ドラム５２内に固着された支持棒５９
に取り付けられる。また、ドラム５２内で生成された堆
肥は、スクリュウコンベア５５の取入口６０から取り入
れられ、排出口５７から装置外に排出されるが、この取
入口６０は、可変式ではなくその大きさは一定であり、
鏡板５３の底部に配設されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転式堆肥化装置は、上述したように、ドラム内に原料
を供給するための供給口と、ドラム内のガスを排気する
ための排気口とが同じ供給筒に配設されている。このた
め、ガス中に含まれる水蒸気がこの排気口の周辺で結露
する一方、やはりガス中に含まれるダストが飛散して、
この結露してできた水滴に付着することから、排気口が
目詰まりして排気不十分となり、装置の連続運転に支障
をきたすという問題がある。

【０００５】また、鏡板の端部とドラムの端部との間が
ラビリンス機構のみによりシールされているため、この
シール部から原料等が少なからず漏出するという問題が
ある。一方、ドラム内の撹拌翼がドラム内に固着された
支持棒に取り付けられているため、この撹拌翼の取付角
度を調整するためには、装置の運転を一旦中止し、ドラ
ムの中に入って作業をしなければならないという問題が
ある。

【０００６】また、ドラム内で生成された堆肥は、スク
リュウコンベアの取入口から取り入れられて装置外に排
出されるが、この取入口は、可変式ではなくその大きさ
は一定であり、鏡板の底部に配設されている。このた
め、ドラム内において供給された原料側の山は高いのに
対し、取入口近傍の堆肥側の山は極端に低くなる。つま
り、取入口近傍では堆肥の保有率が極めて低くなり、ド
ラム内の原料等について常に一定の保有率が確保できな
い共に、原料の供給量に応じて堆肥を最適に排出できな
いという問題がある。

【０００７】これらの問題はいずれも、回転式堆肥化装
置において堆肥を連続的に且つ安定的に生産するための
大きな障害となっている。本発明はこのような問題を解
決するためになされたもので、堆肥を連続的に且つ安定
的に生産することができる回転式堆肥化装置を提供する
ことを共通の課題とし、具体的には、排気ガス中に含ま
れるドラム内ダストの飛散を防止して、排気口が目詰ま
りしない回転式堆肥化装置を提供し、鏡板とドラムとの
間からの原料等の漏出が極めて少ない回転式堆肥化装置
を提供し、装置の運転を中止することなく、かつ、ドラ
ム内に入って作業をしなくても撹拌翼の取付角度が調整
できる回転式堆肥化装置を提供し、そして、ドラム内の
原料等について常に一定の保有率が確保でき、原料の供
給量に応じて堆肥を最適に排出できる回転式堆肥化装置
を提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の回転式堆肥化装置は、基台と、基台に横
置きに回転自在に支持されると共に両端部が開口するド
ラムと、ドラム内に取り付けられてドラム内の原料を撹
拌する撹拌手段と、基台に固定されて両端部を覆う２つ
の鏡板と、ドラムと鏡板との間をシールするシール手段
と、一方の鏡板に取り付けられて原料をドラム内に供給
する供給手段と、他方の鏡板に取り付けられて堆肥をド
ラム外に排出する排出手段とを備えた回転式堆肥化装置
において、この供給手段は、原料を供給するための供給
口と、供給口からドラム内に至るスクリュウコンベア
と、スクリュウコンベアから分岐してドラム内のガスを
排気する排気口とを備える。本手段により、排気ガス
は、ドラムからスクリュウコンベア内を逆流して排気口
まで到達するので、このスクリュウコンベアのスクリュ
ウ効果により、ガス中に含まれるダストがスクリュウコ
ンベアによって搬送される原料中に溶け込み、あるいは
混入されるようにする。

【０００９】また、シール手段は、内面を軸方向内方に
突出する円錐台形状に形成した鏡板の円錐面とこの円錐
面の小径側の上部を除く部分から半径方向外方に延長す
るシール板とから形成されたラビリンスと、ドラムの内
周面に突設されてラビリンス内を回動する複数の掻き羽
根とを備える。本手段により、上部を除く部分について
は、まずシール板がドラム内の原料等の漏出を防止する
が、このシール板から漏れ出した原料等は、回転するド
ラムの掻き羽根が掻く取り、この掻き取った原料等をシ
ール板のない上部から、直接又は鏡板の円錐面を利用し
てドラム内に落下するようにする。

【００１０】一方、撹拌手段は、ドラムの外周壁を直径
方向に貫通して外周壁に回転自在に軸支された支持棒
と、ドラム内の支持棒に取り付けられた撹拌翼とから成
る。本手段により、本装置の運転中にドラムの外側から
支持棒を回転させることにより、撹拌翼の取付角度を変
更できるようにする。また、排出手段は、鏡板の軸心部
を軸方向に貫通する筒体を備え、筒体は、ドラム内で上
方に開口する受け口を有し、受け口は、大きさが調整可
能である。本手段により、ドラム内の原料等の保有率が
受け口近傍において極端に低くならないようにし、か
つ、受け口の大きさを変更でき、原料の供給量が変化し
ても堆肥が最適に排出されるようにする。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明に係る回転式堆肥化装置
を、図１ないし図７を参照して詳細に説明する。図１に
示すように、ドラム２は、基台１に横置きに回転自在に
支持され、図示しない電動モータ等により回転駆動され
る。ドラム２は、その両端部３が開口する。２つの鏡板
２０、２０ａは、基台１に固定されてドラム２の端部３
を夫々覆う。ドラム２の外周壁４には、支持棒５が取り
付けられる。支持棒５は、外周壁４を直径方向に貫通し
て、図２に示すように、外周壁４に回転自在に軸支され
る。複数の撹拌翼６がドラム２内の支持棒５に取り付け
られる。撹拌翼６は、支持棒５の取付孔５ａに螺着され
るが、取付孔５ａは多数穿設されて、原料の量等に合わ
せてその取付位置を移動できる。支持棒５と撹拌翼６と
により撹拌手段が形成される。

【００１２】図１に示すように、ねじ状のコンベアが筒
状のケーシングに内蔵されて成るスクリュウコンベア３
０が、鏡板２０に取り付けられる。スクリュウコンベア
３０は、原料を供給するための供給口３１と、このスク
リュウコンベア３０から分岐してドラム２内のガスを排
気するための排気口３２とを有し、供給口３１からドラ
ム２内に至る。スクリュウコンベア３０と供給口３１と
排気口３２とにより供給手段が形成される。

【００１３】図４及び図５に示すように、上述した鏡板
２０は、その内面２１を軸方向内方に突出する円錐台形
状に形成される。シール板２４が、鏡板２０の円錐面２
２の小径側に取り付けられる。図３ないし図５に示すよ
うに、シール板２４は、鏡板２０の小径側から半径方向
外方に延長するが、上部については一部が切り欠かれて
開口部２４ａが形成され、鏡板２０の円錐面２２がドラ
ム２内に露出している。鏡板２０は、円錐面２２の大径
側からさらに半径方向外方に延長するシール部２３を有
する。図４及び図５に示すように、鏡板２０の外面は、
ドラム２のシール板８と共働してシールするシール部２
５を有する。シール板２４と円錐面２２とシール部２３
とにより一つのラビリンスが形成される一方、複数の掻
き羽根７がドラム２の内周面２ａの端部に突設され、ド
ラム２の回転によってこのラビリンス内を回動する。鏡
板２０の円錐面２２、シール板２４と、ドラム２の掻き
羽根７とによりシール手段が形成される。もう一方の鏡
板２０ａとドラム２との間も、上述した鏡板２０の場合
と同様である。

【００１４】図１に示すように、筒状のケーシングに内
蔵されて成るスクリュウコンベア（筒体）４０が、鏡板
２０ａに取り付けられる。スクリュウコンベア４０は、
鏡板２０ａにその軸心部を軸方向に貫通して固定され、
ドラム２内で上方に開口する受け口４２を有する。図６
に示すように、受け口４２は、スクリュウコンベア４０
のケーシングの一部が樋状に形成されて上方に開口する
受け口部４１と、樋状に形成されてこの受け口部４１の
外側に同軸にかつ周方向に回動自在に取り付けられた調
整部材４３とにより形成される。受け口４２は、調整部
材４３を受け口部４１の周りで回すことにより、大きさ
を変えることができる。図１に示すように、スクリュウ
コンベア４０は、堆肥を排出させる排出口４４を有し、
鏡板２０ａは、ドラム２内に空気を取り入れるための空
気取入口２６を有する。

【００１５】次に、本回転式堆肥化装置の作動について
説明する。供給される原料の量等に応じて、図２に示す
ように、取付孔５ａを選んで撹拌翼６の支持棒５への取
付位置を調整し、図６に示すように、調整部材４３の取
付角度を代えて、スクリュウコンベア４０の受け口４２
の大きさを調整する。図７に示すように、図示しない電
動モータ等を作動させてドラム２を回転させる。供給口
３１から堆肥の原料となる、例えば、汚泥を供給する。
供給口３１から供給された原料は、スクリュウコンベア
３０によりドラム２内に搬送される。ドラム２内に搬送
された原料は、ドラム２内の撹拌翼６により撹拌されて
次第に堆肥に変化していく。原料の供給量等に応じ、撹
拌翼６の取付角度を、支持棒５をドラム２の外側から回
転させて調整する。

【００１６】ドラム２内で生成された堆肥の量が増加す
ると、堆肥はオーバーフローして受け口４２からスクリ
ュウコンベア４０内に取り込まれ、スクリュウコンベア
４０の排出口４４から装置外に排出される。この一方、
堆肥生成過程においてガスが発生するが、このガスはス
クリュウコンベア３０内を通って排気口３２から排気さ
れると共に、空気が空気取入口２６から流入する。

【００１７】図３に示すように、シール板２４は、上部
の開口部２４ａを除いて、少なくともドラム２内で原料
等が揺動しても漏れないような高さまでドラム２の内周
面２ａに沿うよう形成され、内周面２ａをシールする。
ドラム２内の原料等は、まずシール板２４がシールして
その漏出が防止される。図４及び図５に示すように、こ
のシール板２４から漏れ出した原料等は、回転するドラ
ム２の掻き羽根７により掻き取られて、シール板２４の
上部開口部２４ａから直接又は鏡板２０の円錐面２２の
傾斜を利用してドラム２内に落下し、戻される。掻き羽
根７で掻き取ることができなかった原料等は、鏡板２０
のシール部２３、２５及びドラム２のシール板８がさら
にシールして、その漏出が防止される。もう一方の鏡板
２０ａとドラム２との間も同様である。

【００１８】本回転式堆肥化装置によれば、図７に示す
ように、撹拌翼６がドラム２の外側から回転させること
ができる支持棒５に取り付けられているから、撹拌翼６
の取付角度を調整するために装置の運転を中止する必要
がなく、ドラムの中に入って作業をする必要もない。ま
た、生成された堆肥は、鏡板２０ａの軸心部に配設され
たオーバーフロー方式の受け口４２からスクリュウコン
ベア４０内に取り込まれるから、ドラム内の堆肥等の保
有率が受け口４２の近傍で極端に低くならず、ドラム内
の原料等について常に一定の保有率が確保できる。さら
に、図６に示すように、ドラム２内の堆肥の流動に合わ
せて、調整部材４３の取付角度を代え、受け口４２の大
きさを調整できるようにしたから、原料の供給量等が変
化しても堆肥を最適に排出することができる。

【００１９】一方、図７に示すように、ドラム２内で発
生したガスは、ドラム２からスクリュウコンベア３０内
を逆流して排気口３２まで到達するので、スクリュウコ
ンベア３０のスクリュウ効果により、ガス中に含まれる
ダストが、スクリュウコンベア３０によって搬送される
原料中に溶け込み、あるいは混入される。従って、排出
口近傍へのダストの付着が防止されて、排気口は目詰ま
りしない。

【００２０】また、図４及び図５に示すように、ドラム
２の掻き羽根７がシール板２４から漏れ出した原料等を
掻き取り、シール板２４の上部開口部２４ａからドラム
２内に落下させて戻すようにしたから、鏡板２０、２０
ａとドラム２との間からの原料等の漏出は極めて少なく
なる。なお、上述した回転式堆肥化装置では、堆肥を生
成するための原料の一例として汚泥を挙げたが、これに
限定されるものではなく、種々の原料を使用することが
できる。

【００２１】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の回
転式堆肥化装置は、基台と、基台に横置きに回転自在に
支持されると共に両端部が開口するドラムと、ドラム内
に取り付けられてドラム内の原料を撹拌する撹拌手段
と、基台に固定されて両端部を覆う２つの鏡板と、ドラ
ムと鏡板との間をシールするシール手段と、一方の鏡板
に取り付けられて原料をドラム内に供給する供給手段
と、他方の鏡板に取り付けられて堆肥をドラム外に排出
する排出手段とを備えた回転式堆肥化装置において、供
給手段は、原料を供給するための供給口と、供給口から
ドラム内に至るスクリュウコンベアと、スクリュウコン
ベアから分岐してドラム内のガスを排気する排気口とを
備える。従って、排出口近傍へのダストの付着が防止さ
れて、排気口が目詰まりしないという優れた効果を奏す
る。

【００２２】また、シール手段は、内面を軸方向内方に
突出する円錐台形状に形成した鏡板の円錐面とこの円錐
面の小径側の上部を除く部分から半径方向外方に延長す
るシール板とから形成されたラビリンスと、ドラムの内
周面に突設されてラビリンス内を回動する複数の掻き羽
根とを備える。従って、鏡板とドラムとの間からの原料
等の漏出が極めて少なくなるという優れた効果を奏す
る。

【００２３】一方、撹拌手段は、ドラムの外周壁を直径
方向に貫通して外周壁に回転自在に軸支された支持棒
と、ドラム内の支持棒に取り付けられた撹拌翼とから成
る。従って、装置の運転を中止することなく、かつ、ド
ラム内に入って作業をしなくても撹拌翼の取付角度が調
整できるという優れた効果を奏する。また、排出手段
は、鏡板の軸心部を軸方向に貫通する筒体を備え、筒体
は、ドラム内で上方に開口する受け口を有し、受け口
は、大きさが調整可能である。従って、ドラム内の原料
等について常に一定の保有率が確保でき、原料の供給量
が変化しても堆肥を最適に排出できるという優れた効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る回転式堆肥化装置を示す断面正面
図である。

【図２】図１の撹拌翼を示す正面図である。

【図３】図１のドラムを示す断面側面図である。

【図４】図３の切断線Ｄ−Ｄから見たドラム及び鏡板を
示す部分断面図である。

【図５】図３の切断線Ｅ−Ｅから見たドラム及び鏡板を
示す部分断面図である。

【図６】図１の受け口を示す断面図である。

【図７】本回転式堆肥化装置による堆肥の生成状態を示
す断面正面図である。

【図８】従来の回転式堆肥化装置を示す断面正面図であ
る。

【符号の説明】

１基台、２ドラム、２ａ内周面、３端部、４
外周壁、５支持棒、５ａ取付孔、６撹拌翼、７
掻き羽根、８シール板、２０、２０ａ鏡板、２１
内面、２２円錐面、２３シール部、２４シール
板、２４ａ開口部、２５シール部、２６空気取入
口、３０スクリュウコンベア、３１供給口、３２
排気口、４０スクリュウコンベア、４１受け口部、
４２受け口、４３調整部材、４４排出口、５１
基台、５２ドラム、５３鏡板、５４供給筒、５５
スクリュウコンベア、５６供給口、５６ａ排気
口、５７排出口、５８撹拌翼、５９支持棒、６０
取入口

フロントページの続きＦターム(参考） 4D059 AA00 BA03 BA47 BJ03 CB06 CB09 CB30 CC01 4H061 AA03 CC47 CC51 GG12 GG14 GG16 GG43 GG67 GG68

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】基台（１）と、前記基台に横置きに回転
自在に支持されると共に両端部（３）が開口するドラム
（２）と、前記ドラム内に取り付けられて前記ドラム内
の原料を撹拌する撹拌手段（５、６）と、前記基台に固
定されて前記両端部を覆う２つの鏡板（２０、２０ａ）
と、前記ドラムと前記鏡板との間をシールするシール手
段（７、２２、２４）と、前記一方の鏡板に取り付けら
れて前記原料を前記ドラム内に供給する供給手段と、前
記他方の鏡板に取り付けられて前記堆肥を前記ドラム外
に排出する排出手段（４０）とを備えた回転式堆肥化装
置において、前記供給手段は、前記原料を供給するため
の供給口（３１）と、前記供給口から前記ドラム内に至
るスクリュウコンベア（３０）と、前記スクリュウコン
ベアから分岐して前記ドラム内のガスを排気する排気口
（３２）とを備えることを特徴とする回転式堆肥化装
置。
【請求項２】基台（１）と、前記基台に横置きに回転
自在に支持されると共に両端部（３）が開口するドラム
（２）と、前記ドラム内に取り付けられて前記ドラム内
の原料を撹拌する撹拌手段（５、６）と、前記基台に固
定されて前記両端部を覆う２つの鏡板（２０、２０ａ）
と、前記ドラムと前記鏡板との間をシールするシール手
段と、前記一方の鏡板に取り付けられて前記原料を前記
ドラム内に供給する供給手段（３０、３１、３２、）
と、前記他方の鏡板に取り付けられて前記堆肥を前記ド
ラム外に排出する排出手段（４０）とを備えた回転式堆
肥化装置において、前記シール手段は、内面（２１）を
軸方向内方に突出する円錐台形状に形成した前記鏡板の
円錐面（２２）と前記円錐面の小径側の上部を除く部分
から半径方向外方に延長するシール板（２４）とから形
成されたラビリンスと、前記ドラムの内周面に突設され
て前記ラビリンス内を回動する複数の掻き羽根（７）と
を備えることを特徴とする回転式堆肥化装置。
【請求項３】基台（１）と、前記基台に横置きに回転
自在に支持されると共に両端部（３）が開口するドラム
（２）と、前記ドラム内に取り付けられて前記ドラム内
の原料を撹拌する撹拌手段と、前記基台に固定されて前
記両端部を覆う２つの鏡板（２０、２０ａ）と、前記ド
ラムと前記鏡板との間をシールするシール手段（７、２
２、２４）と、前記一方の鏡板に取り付けられて前記原
料を前記ドラム内に供給する供給手段（３０、３１、３
２、）と、前記他方の鏡板に取り付けられて前記堆肥を
前記ドラム外に排出する排出手段（４０）とを備えた回
転式堆肥化装置において、前記撹拌手段は、前記ドラム
の外周壁（４）を直径方向に貫通して前記外周壁に回転
自在に軸支された支持棒（５）と、前記ドラム内の前記
支持棒に取り付けられた撹拌翼（６）とから成ることを
特徴とする回転式堆肥化装置。
【請求項４】基台（１）と、前記基台に横置きに回転
自在に支持されると共に両端部（３）が開口するドラム
（２）と、前記ドラム内に取り付けられて前記ドラム内
の原料を撹拌する撹拌手段（５、６）と、前記基台に固
定されて前記両端部を覆う２つの鏡板（２０、２０ａ）
と、前記ドラムと前記鏡板との間をシールするシール手
段（７、２２、２４）と、前記一方の鏡板に取り付けら
れて前記原料を前記ドラム内に供給する供給手段（３
０、３１、３２、）と、前記他方の鏡板に取り付けられ
て前記堆肥を前記ドラム外に排出する排出手段とを備え
た回転式堆肥化装置において、前記排出手段は、前記鏡
板の軸心部を軸方向に貫通する筒体（４０）を備え、前
記筒体は、前記ドラム内で上方に開口する受け口（４
２）を有し、前記受け口は、大きさが調整可能であるこ
とを特徴とする回転式堆肥化装置。