JP2001113968A - ハイブリッド車輌用駆動装置 - Google Patents

ハイブリッド車輌用駆動装置

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JP2001113968A
JP2001113968A JP29449299A JP29449299A JP2001113968A JP 2001113968 A JP2001113968 A JP 2001113968A JP 29449299 A JP29449299 A JP 29449299A JP 29449299 A JP29449299 A JP 29449299A JP 2001113968 A JP2001113968 A JP 2001113968A
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Japan
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output shaft
bearing
electric motor
gear
drive
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JP29449299A
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Masayuki Takenaka
正幸 竹中
Takeshi Hara
毅 原
Yoshika Kawaguchi
美嘉 河口
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンからの爆発振動によるトルク変動を
伴うトルクと、電気モータのロータの大きなイナーシャ
量による滑らかなトルクとが、モータ用ドライブギヤに
伝達され、該ギヤに歯面圧変動を生じると共に、該ギヤ
がヘリカルギヤからなることに基づきモータ出力軸が軸
方向に振動し、大きな騒音を発生する。 【解決手段】 ドライブギヤ29が、その両端をベアリ
ング55,56を介してケース10,8に支持される。
電気モータ5の出力軸7が、その一端をリヤカバー18
にベアリング61を介して支持されると共に、他端をベ
アリング56にドライブギヤボス部29bを介して支持
される。ギヤ29の軸方向振動は、スプライン7g,2
9cにより吸収され、出力軸7に伝播されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと電気モ
ータ(駆動モータ)の両方を駆動源とするハイブリッド
車輌用駆動装置に係り、詳しくは上記電気モータ部分の
支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平8−317600号公報及
び特開平10−44789号公報に示すハイブリッド車
輌用駆動装置が提案されている。
【0003】該ハイブリッド車輌用駆動装置1は、図1
に示すように、内燃エンジン2、第1の電気回転手段を
構成するジェネレータ3、ブレーキ装置4、第2の電気
回転手段を構成する電気モータ5、プラネタリギヤ6、
及びディファレンシャル装置9を備えており、そしてエ
ンジン出力軸2aに整列する第1軸A、カウンタ軸11
からなる第2軸B、モータ出力軸7からなる第3軸C、
ディファレンシャル装置9の左右に延びる駆動車軸から
なる第4軸Dが、図2に示すように配置されている。即
ち、カウンタ軸からなる第2軸Bを包囲するように、第
1軸A、第3軸C、第4軸Dが配置されている。
【0004】第1軸A上には、エンジン出力軸2aにフ
ライホイール及びダンパを介して連結している入力軸1
3、ジェネレータ3、ブレーキ装置4及びプラネタリギ
ヤ6が配置されており、該プラネタリギヤ6は、そのサ
ンギヤ(回転要素)Sがジェネレータ3への伝達軸(ロ
ータ軸)15に連結し、そのピニオンPを支持するキャ
リヤ(回転要素)CRが上記入力軸13に連結し、その
リングギヤ(回転要素)Rが該入力軸13を被嵌するス
リーブからなる走行回転軸16に連結している。ジェネ
レータ3は、前記伝達軸15に固定されているロータ1
7及びケース体に固定されているステータ19を有して
おり、励磁式発電機等のどのようなものでも適用可能で
あるが、ロータに永久磁石を用いた磁石式発電機(例え
ばブラシレスDCモータ/ジェネレータ)が望ましい。
また、前記伝達軸15にはレゾルバ等の回転変位センサ
が配置されており、ロータの回転位置を正確に検出し
て、きめ細かい回転数の制御を行い得る。
【0005】前記走行回転軸16にはカウンタドライブ
ギヤ(エンジン出力用)21が固定されており、また前
記カウンタ軸11上には大ギヤ22及び小ギヤ23が一
体に固着されており、前記カウンタドライブギヤ21が
大ギヤ22に噛合している。一方、電気モータ5は、前
記出力軸7に一体に固着されているロータ25及びケー
ス10に固定されているステータ26を有しており、直
流モータ及び誘導式交流モータ等のどのようなものでも
適用可能であるが、ロータに永久磁石を用いるブラシレ
スDCモータが好ましい。また、該モータの出力軸7に
はカウンタドライブギヤ(モータ出力用)29が一体に
固定されており、該ギヤ29も前記カウンタ軸の大ギヤ
22に噛合している。
【0006】ディファレンシャル装置9は、図3に一部
示すようにデフケース30に固定されている入力ギヤ3
1を有しており、該ギヤ31が前記カウンタ軸の小ギヤ
23に噛合している。また、デフケースに支持されてい
るセンタギヤ32が左右サイドギヤ33( 図3に右サイ
ドギヤを示す) に噛合しており、前記入力ギヤ31から
の入力トルクを左右サイドギヤに分配して伝達し、左右
前輪に連動する左右駆動車軸34( 図3参照) を駆動す
る。
【0007】一方、図3に示すように第3軸Cを構成す
る電気( 駆動) モータ5の出力軸7は、一体に固定され
るケース8,10及びリヤカバー18にそれぞれボール
べアリング35,36を介して支持されている。具体的
には、モータ出力軸7は、その中央部分に互に外側に向
いて垂直段部を有する膨径部a,bを有しており、かつ
リヤ側端はネジ部cが形成されており、またエンジン側
は前記膨径部bからスプライン部d、ベアリング支持部
e、小径ネジ部f、レゾルバ固定部gが形成されてい
る。
【0008】そして、電気モータ5のロータ25は、そ
の一端を上記一方の膨出部aに狭持板37を介して抜止
め・支持され、かつ他端を狭持板39、上記ベアリング
35を介してネジ部cに螺合されるナット40により締
付けられて、モータ出力軸7に一体に固定されている。
また、前記モータ出力軸用ドライブギヤ29は、その一
端を上記他方の膨出部b部にて抜止め・支持され、かつ
スプライン部dに嵌合し、かつ他端をベアリング36を
介してネジ部fに螺合されるナット41により締付けら
れて、モータ出力軸7に一体に固定されている。従っ
て、モータ出力軸7は、上記ロータ25及びドライブギ
ヤ29を一体に固定した状態で、一端をリヤケース18
に装着されるベアリング35に、また他端をフロントケ
ース8に装着されるベアリング36に支持される。
【0009】更に、上記モータ出力軸のレゾルバ固定部
gは、上記フロントケース8に装着されたオイルシール
42から外方に突出しており、該固定部gにレゾルバ4
3の回転子がナット45により締付け・固定され、かつ
上記回転子に交流を誘導すると共に電圧の位相差を検出
する固定子を有するレゾルバ本体が上記ケース8にボル
ト等により固定されており、該レゾルバ43によりロー
タ25の回転変位角が検出される。
【0010】上述したハイブリッド車輌の駆動装置1
は、内燃エンジン2の回転が、入力軸13を介してプラ
ネタリギヤ6のキャリヤCRに伝達され、該プラネタリ
ギヤ6にてトルク分配されて、サンギヤS及び伝達軸1
5を介してジェネレータ3に伝達されると共に、リング
ギヤRを介して走行回転軸16に伝達される。更に、走
行回転軸16の回転は、ギヤ21,22を介してカウン
タ軸11に伝達され、一方、電気モータ5の回転も、ギ
ヤ29,22を介してカウンタ軸11に伝達され、そし
てカウンタ軸11の回転が、ギヤ23,31及びディフ
ァレンシャル装置9を介して左右駆動車軸34に伝達さ
れる。そして、前記エンジン2、ジェネレータ3及びモ
ータ5を適宜制御することにより、モータ出力のみに
て、エンジン出力のみて、又はエンジン出力にモータ出
力をアシストして、駆動車軸を駆動すると共に、バッテ
リ残量及び走行負荷に応じて、エンジン2の出力にてジ
ェネレータ3を駆動してバッテリを充電する。なお、後
進時は、専ら電気モータ5を逆転することにより行わ
れ、またジェネレータ3は、エンジン停止時におけるオ
イルポンプ(図示せず)の駆動及びエンジンのスタータ
として、電気モータとしても用いられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したハイブリッド
車輌用駆動装置1において、高速・定速走行時等で、専
らエンジン2の出力にて車輌が駆動されるエンジン出力
モードとなる場合、電気(駆動)モータ5は、ステータ
26の励磁電力がオフとなって、ロータ25は自由回転
状態となる。
【0012】この状態では、前記エンジン出力軸2aの
回転は、上述したように、プラネタリギヤ6、走行回転
軸16、カウンタ軸11及びディファレンシャル装置9
を介して左右駆動車軸を駆動すると共に、上記カウンタ
軸11の回転が、ギヤ22,29を介してモータ出力軸
7に伝達され、上記自由回転状態にあるロータ25を回
転する。
【0013】該電気モータ5は、車輌駆動用であるため
比較的大容量のモータからなり、従ってそのロータ25
のイナーシャ量も大きい。一方、内燃エンジン2の回転
は、その爆発振動に基づくトルク変動があり、該トルク
変動を伴う回転が、上述したようにギヤ等を介してロー
タ25に伝達されるが、該ロータ25は、イナーシャ量
が大きいことによりフライホィール様に滑らかな一定回
転をしようとする。従って、上記エンジン2からの変動
トルクとロータ25の滑らかな回転との差がギヤ29,
22,21に作用し、歯面に圧力変動を生じる。
【0014】これにより、ギヤに歯打ち音を発生する虞
れを生じると共に、各ギヤはヘリカルギヤ(ハスバ歯
車)からなるため、上記歯面の圧力変動がスラスト方向
に変換され、モータ出力軸7を軸方向に振動する。
【0015】前記モータ出力軸7は、両ベアリング3
5,36の間にロータ25、ドライブギヤ29及び挟持
板37,39等の多数の部品が挟持されて支持されてお
り、これら多数の部品及びモータ出力軸7(膨出部a,
b等)の寸法誤差(公差)が累積されて、ナット40,
41にて締付けられる両ベアリング35,36のインナ
レースの間隔寸法の誤差が大きくなり、両ベアリングに
て支持されるモータ出力軸7に軸方向のガタが生じやす
く、上述したモータ出力軸に作用する軸方向の振動力に
基づき、モータ出力軸がリヤカバー18を叩くようなノ
イズを発生し、リヤカバーの剛性不足と相俟って、大き
な騒音を発生することがある。
【0016】更に、上記モータ出力軸7は、ロータ2
5、ドライブギヤ29及び両ベアリング35,36をナ
ット40,41により締付け固定した状態で、フロント
側ベアリング36をケース8のベアリング装着孔8aに
嵌合すると共に、ヘリカルギヤからなるドライブギヤ2
9をギヤ22に噛合し、その後リヤケース18を、その
ベアリング装着孔18aにリヤ側ベアリング35を嵌合
するようにしてケース10に組付けて組合せられる。
【0017】従って、上記ベアリング装着孔8aのベア
リング36の嵌合と同時にヘリカルギヤ29,22を噛
合する等の面倒な組立て作業が必要となると共に、組付
け精度にも誤差の生じやすい構成となっている。
【0018】そこで、本発明は、モータ出力軸の軸方向
移動を阻止して、上述した騒音の発生を防止し、もって
上述課題を解決したハイブリッド車輌用駆動装置を提供
することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明は
(例えば図1及び図4参照)、エンジン出力軸(2a)
と、電気モータ出力軸(7)と、ディファレンシャル装
置(9)の入力部(31)とを、ヘリカルギヤからなる
ギヤ装置(21,22,23,29)を介して互に連動
してなるハイブリッド車輌用駆動装置において、前記ギ
ヤ装置の一部である電気モータのドライブギヤ(29)
が、その両端を、前記電気モータ側である第1のベアリ
ング(55)及び該電気モータから遠い側である第2の
ベアリング(56)を介してケース体(10,8)に支
持され、前記電気モータ出力軸(7)がスプライン(7
g,29c)又はキーを介して前記ドライブギヤ(2
9)に連動すると共に、その一端を第3のベアリング
(61)を介してケース体(18)に支持され、かつそ
の他端側を、前記第2のベアリング(56)に前記ドラ
イブギヤ(29b)を介して支持されてなる、ことを特
徴とするハイブリッド車輌用駆動装置にある。
【0020】請求項2に係る本発明は(例えば図4参
照)、前記電気モータ出力軸(7)の前記第2のベアリ
ング(56)支持部(7h)近傍に、前記電気モータ
(5)のロータ(25)の回転変位を検出する検出手段
(43)を配置してなる、請求項1記載のハイブリッド
車輌用駆動装置にある。
【0021】請求項3に係る本発明は(例えば図1及び
図5参照)、エンジン出力軸(2a)と、電気モータ出
力軸(7)と、ディファレンシャル装置(9)の入力部
(31)とを、ヘリカルギヤからなるギヤ装置(21,
22,23,29)を介して互いに連動してなるハイブ
リッド車輌用駆動装置において、前記電気モータ出力軸
(7)に、前記ギヤ装置の一部である前記モータ(5)
のドライブギヤ(29)を一体に固定すると共に、該ド
ライブギヤ部分にて前記電気モータ出力軸を第1のベア
リング(55)を介してケース体(10)に支持し、該
第1のベアリング(55)から前記電気モータ出力軸
(7)の一端までの長さに応じた隙間調整手段(73)
を介在して、該電気モータ出力軸の一端部分を第2のベ
アリング(61)を介してケース体(18)に支持して
なる、ことを特徴とするハイブリッド車輌用駆動装置に
ある。
【0022】請求項4に係る本発明は(例えば図5参
照)、前記電気モータ出力軸(7)に、該出力軸の段部
(i)と前記ドライブギヤ(29)との間に狭持されて
前記第1のベアリング(55)が装着されてなる、請求
項3記載のハイブリッド車輌用駆動装置にある。
【0023】請求項5に係る本発明は(例えば図1及び
図6参照)、エンジン出力軸(2a)と、電気モータ出
力軸(7)と、ディファレンシャル装置(9)の入力部
(31)とを、ヘリカルギヤからなるギヤ装置(21,
22,23,29)を介して互に連動してなるハイブリ
ッド車輌用駆動装置において、前記ギヤ装置の一部であ
る電気モータ(5)のドライブギヤ(29)が、その両
端を第1のベアリング(77)及び第2のベアリング
(79)を介してケース体(10,8)に支持され、前
記電気モータ出力軸(7)が、スプライン(7s,29
j)又はキーを介して前記ドライブギヤ(29)に連動
すると共に、その両端を第3のベアリング(61)及び
第4のベアリング(76)を介してケース体に支持され
てなる、ことを特徴とするハイブリッド車輌用駆動装置
にある。
【0024】請求項6に係る本発明は(例えば図6参
照)、前記第1のベアリング(77)と前記第4のベア
リング(76)は隣接して配置され、該第4のベアリン
グ(76)と前記電気モータ(5)のロータ(25)と
の間に、該ロータの回転変位を検出する検出手段(7
5)を配置してなる、請求項5記載のハイブリッド車輌
用駆動装置にある。
【0025】請求項7に係る本発明は(例えば、図4、
図5、図6参照)、前記電気モータ(5)のロータ(2
5)が、前記電気モータ出力軸(7)に設けられた膨径
部(7d)と、該モータ出力軸に形成されたネジ部(7
b)に螺合するナット(59)とで狭持されて取付けら
れ、前記電気モータ出力軸の前記膨径部又はネジ部の軸
方向外側にベアリング支持部(7a)を形成してなる、
請求項1ないし6のいずれか記載のハイブリッド車輌用
駆動装置にある。
【0026】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、これにより特許請求の範囲の
構成に何等影響を与えるものではない。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、ドライ
ブギヤに、エンジン出力軸から伝達されるトルク変動を
伴うトルクと電気モータのロータからのトルク変動のな
い滑らかなトルクとに基づき、歯面圧変動が生じ更にヘ
リカルギヤによる軸方向振動力が生じても、上記ドライ
ブギヤはその両端がベアリングにより支持されて、軸方
向に動き難い構造となっていると共に、更に例え該ドラ
イブギヤに軸方向振動が生じても、スプライン等により
吸収されて、第2及び第3のベアリングにて支持されて
いる電気モータ出力軸に伝播されることはなく、これに
より電気モータ出力軸がケース体を叩く等による騒音の
発生を防止することができる。
【0028】また、ドライブギヤは、第1及び第2のベ
アリングにより独立して支持され、かつ電気モータ出力
軸を上記ドライブギヤに嵌挿することにより、容易にか
つ高い組付け精度により組立てることができる。
【0029】請求項2に係る本発明によると、レゾルバ
等の回転変位検出手段が、電気モータ出力軸のベアリン
グ支持部近傍に配置されているので、上記検出手段とモ
ータ出力軸との距離が長くなることによるシャフトの振
れを防止でき、高い精度で電気モータのロータの回転変
位を検出することができる。
【0030】請求項3に係る本発明によると、第1のベ
アリングを電気モータ出力軸のドライブギヤ部分に位置
決め・固定して装着し、該第1のベアリングからモータ
出力軸の一端までの距離を規定し、これに基づき決定さ
れるシム等の隙間調整手段を介在することにより、第2
のベアリングがケース体に寸法管理されて取付けられ、
これによりモータ出力軸及びそれと軸方向に一体の第2
のベアリングとケース体との隙間をなくして、モータ出
力軸等がケース体を叩く等による騒音の発生を防止する
ことができる。
【0031】また、電気モータ出力軸に、ドライブギヤ
及びベアリングを装着した状態で容易にケース体に組込
むことができ、組立て性を向上すると共に組付け精度を
向上することができる。
【0032】請求項4に係る本発明によると、第1のベ
アリングが、ナットの締付け等により、モータ出力軸と
ドライブケースとの間に挟持されて、正確に軸方向に位
置決めされた状態でモータ出力軸に装着され、該第1の
ベアリングからモータ出力軸の一端までの距離が正確に
規定されて、シム等の隙間調整手段による隙間の管理を
容易にかつ正確に行うことができる。
【0033】請求項5に係る本発明によると、ドライブ
ギヤ及び電気モータ出力軸が、それぞれ両端部をベアリ
ングにて独立して支持され、かつドライブギヤ及びモー
タ出力軸がスプライン等により連結しているので、ドラ
イブギヤの軸方向振動を規制すると共に、更に例え該ギ
ヤが軸方向に振動しても、それがモータ出力軸に伝播さ
れることはなく、モータ出力軸等がケース体を叩く等に
よる騒音の発生を防止することができる。
【0034】また、ドライブギヤ及び電気モータ出力軸
をそれぞれ独立して別個に組立てればよく、組立て性及
び組付け精度を向上することができる。
【0035】請求項6に係る本発明によると、VRレゾ
ルバ等の回転変位検出手段が、第3のベアリングとロー
タとの間に配置されて、軸方向寸法の短縮化を図ると共
に、ロータの回転変位を高い精度で検出することができ
る。
【0036】請求項7に係る本発明によると、電気モー
タ出力軸の軸方向最端部にベアリング支持部を有するの
で、該ベアリングを支持するケース体のベアリング支持
用鍔部の突出量が短くなり、リヤカバー等のケース体の
剛性を向上して、騒音の発生を減少することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。図4は、第1の実施例によ
る電気(駆動)モータ5部分を示す断面図であり、図
中、8はフロントケース、10は本体ケース、18はリ
ヤカバーであり、一体に結合されて前記電気モータ5等
を収納するケース体を構成する。
【0038】ブラシレスDCモータ等からなる電気モー
タ5は、前記ケース本体10に固定されているステータ
26と、モータ出力軸7に固定されて、該ステータと微
小ギャップを存して回転自在に支持されているロータ2
5とを有している。ステータ26は磁極部及びヨーク部
鉄心50と、該鉄心に巻回される界磁コイル51とから
なり、またロータ25は鉄心52の中にフェライト、希
土類磁石等の永久磁石53が埋込まれてなり、かつロー
タ部鉄心52はモータ出力軸7に係合している。
【0039】そして、モータ出力軸7は、リヤ側から、
小径のベアリング支持部7a、ネジ部7b、ロータ係合
部7c、大膨径部7d、小膨径部7e、ギヤ遊嵌部7
f、ギヤ係合用スプライン部7g、嵌合支持部7h及び
レゾルバ支持部7iを有している。なお、上記ネジ部7
b、ロータ係合部7c及び大膨径部7dにはスプライン
又はキー溝sが形成されている。一方、モータ用ドライ
ブギヤ29はリヤ側に比較的長いスリーブ部29a及び
フロント(エンジン)側に比較的短いハブ部29bを有
しており、かつその内周面は、その略々中央部がスプラ
イン29cになっていると共にその左右が平滑面29
d,29eとなっている。
【0040】上記モータ用ドライブギヤ29は、そのリ
ヤ側においてケース本体10の支持壁10aに支持され
るボールベアリング55に、またそのフロント側におい
てフロントケース8に支持されるボールベアリング56
により回転自在に支持されている。一方、前記モータ出
力軸7には、ロータ25がそのフロント側にて前記大膨
径部7dとの間に挟持板57を介して抜止めされている
と共に、リヤ側にて前記ネジ部7bにナット59が螺合
することにより挟持板60を介して締付けられ、かつロ
ータ係合部7cに鉄心52及び上記挟持板57,60が
係合することにより、一体に固定されている。
【0041】そして、上記モータ出力軸7は、そのリヤ
側軸端部におけるベアリング支持部7aにボールベアリ
ング61が装着されてリヤカバー18に支持されてお
り、またそのフロント側における嵌合支持部7hがドラ
イブギヤ29におけるハブ部29bの内周平滑面29d
に嵌合することにより、前記フロントケース8のベアリ
ング56に上記ギヤハブ部29bを介して支持されてい
る。この状態にあっては、ドライブギヤ29は、そのス
プライン29cが出力軸のスプライン部7gに係合して
出力軸と一体に回転すると共に、その平滑内周面29e
がギヤ遊嵌部7fとの間で遊嵌されており、ベアリング
55部分においては、出力軸7はギヤ29に対して浮動
状態にある。
【0042】また、モータ出力軸7のレゾルバ支持部7
iにはトランスタイプのレゾルバ43の回転子43aが
ボルト45により固定されており、またフロントケース
8にその固定子43bを有するレゾルバ本体がボルト6
2により固定されている。該レゾルバ43は、フロント
ケース8の外側に位置しており、該レゾルバと前記ベア
リング56との間において、フロントケース8に装着さ
れたオイルシール42により出力軸7がシールされてい
る。なお、リヤカバー18に形成されている油孔63か
らの潤滑油が出力軸7の軸方向の油孔7jに供給され、
かつ横孔7k…を介してロータ25及びベアリング5
5,56等の潤滑必要箇所に導かれている。
【0043】また、モータ出力軸7は、段付きの小径ベ
アリング支持部7aにベアリング61が装着され、かつ
該ベアリングのアウタレースがリヤカバー18のベアリ
ング支持部18aに支持されることにより、リヤ方向の
移動が規制され、かつ小膨径部7eによりフロント方向
の移動が規制されて支持されている。また、上記リヤカ
バー18のベアリング支持孔18aは、出力軸の端にベ
アリング支持部7aが形成されていることに起因して、
その鍔部突出量が短く、剛性の高い構造になっている。
なお、上記レゾルバ43は、フロントケース8の環状鍔
部8b内に収納され、かつ該鍔部8bは取外し自在に固
定される蓋板65により保護されている。
【0044】上述した第1の実施例によると、爆発振動
に基づくエンジン2の回転は、ギヤ22等を介してドラ
イブギヤ29に伝達され、該ドライブギヤ29に伝達さ
れるトルクはトルク変動を伴い、一方、該ドライブギヤ
29からスプライン29c,7g及び出力軸7を介して
伝達される電気モータ5のロータ25は、その大きなイ
ナーシャ量によりトルク変動のない滑らかな回転を行
う。これにより、上記ドライブギヤ29は、歯面圧の変
動及びヘリカルギヤに起因する軸方向振動力が作用する
が、該ギヤは、その両端部(スリーブ部29a及びボス
部29b)にてベアリング55,56を介してケース1
0,8に直接支持されているので、該ギヤ29が軸方向
に振動する量は少ない。
【0045】更に、上記ドライブギヤ29が、例え軸方
向に振動したとしても、モータ出力軸7は、その一端が
リヤカバー18に支持されるベアリング61により、ま
たその他端がフロントケース8に支持されるベアリング
56によりギヤボス部嵌合部29d、7hを介して支持
されていると共に、スプライン7g,29cを介してド
ライブギヤ29に連結しているため、上記スプライン7
g,29cにて出力軸7に伝達される際、軸方向振動は
吸収され、出力軸7は上述したようにベアリング61、
小膨径部7eにより一定位置に保持され、リヤカバー1
8等を叩くことはない。これにより、上述したベアリン
グ支持部18aのリヤカバー18の剛性が高いことと相
俟って、専らエンジン2による走行駆動時に大きな騒音
を発生することが防止される。
【0046】また、組立てに際しても、ケース本体10
及びフロントケース8を一体に連結する際、ドライブギ
ヤ29がベアリング55,56に支持されて組付けら
れ、また、ロータ25をナット59により挟持・固定し
た状態でモータ出力軸7を、上記ドライブギヤ29の内
周面にスプライン係合しつつ挿入し、該出力軸の嵌合支
持部7hをギヤハブ部の内周平滑面29dに嵌合支持す
ると共に、遊嵌部7f,29eにて仮支持する。そし
て、リヤカバー18を取付けることにより、出力軸7の
一端をベアリング61により支持し、上記仮支持されて
いる遊嵌部7f,29eを浮動支持して、高い組付け精
度により容易に組立てられる。
【0047】また、上記トランスタイプのレゾルバ43
は、フロントケース8側に該ケースから突出した位置に
取付ける方が、この種のハイブリッド車輌用駆動装置全
体としてコンパクトに納めることが可能となる。一方、
レゾルバ43は、ロータ25の回転変位を正確に検知す
るため、モータ出力軸7にその回転子43aを直接取付
ける必要があるが、該レゾルバ回転子43aが、モータ
出力軸7のベアリング支持部からの距離が長くなると、
レゾルバ回転子の取付け用軸が振れやすくなり、レゾル
バの検出精度に悪影響を与えてしまう。本実施例では、
上記レゾルバ43は、モータ出力軸7のベアリング56
の支持部7hから近い位置に配置されているので、高い
精度にて出力軸の回転変位を検出することが可能であ
る。
【0048】ついで、図5に沿って、第2の実施例につ
いて説明する。本実施例は、出力軸7へのロータ25の
組付け方向が先の実施例と反対になっており、従って出
力軸7は、リヤ側から大径のベアリング支持部7a、膨
径部7d、ロータ係合部7c、ネジ部7bとなってお
り、更に段付きiを有するスペーサ嵌合部71、ギヤ用
スプライン部7m、そしてフロント側端が小径ネジ部7
nになっている。また、該モータ出力軸7はその中心部
が段付きの中空孔7oとなっており、フロント端の孔に
レゾルバ用の小径軸70が圧入・固定されて、トランス
タイプのレゾルバ43が取付けられている。
【0049】上記モータ出力軸7は、その大径ベアリン
グ支持部7aにボールベアリング61が装着されてリヤ
カバー18に支持されており、また段付きdのスペーサ
嵌合部71にスペーサ71が嵌合し、更にドライブギヤ
29が係合してネジ部7mにナット72が螺合して、上
記スペーサ71とギヤ29との間でボールベアリング5
5のインナレースが挟持されている。一方、リヤ側のベ
アリング61は、リヤケース18に形成された環状の凹
溝からなる支持部18aに支持されているが、寸法誤差
を調整してクリアランス(ガタ)のない状態で支持すべ
く、上記支持部18aの底面hとベアリング61のアウ
タレースとの間に隙間調整手段を構成する所定枚数のシ
ム73が介在されている。これにより、出力軸7は、そ
のフロント側を上記ナット72の締付けによりスペーサ
71とギヤ29との間で挟持されたベアリング55によ
りケース本体10に回転自在にかつ軸方向に位置決めさ
れて支持され、またリヤ側をシム73にてクリアランス
をなくした状態でベアリング61によりリヤカバー18
に支持されている。
【0050】従って、ギヤ29には、エンジン2から伝
達されるトルク変動を伴う回転と、電気モータ5のロー
タ25からのトルク変動のない滑らかな回転とに起因し
て面圧変動が生じ、かつヘリカルギヤに基づく軸方向振
動力を生じるが、モータ出力軸7は、ナット72を締付
けることによりスペーサ71及びギヤ29によりベアリ
ング55を挟持して、ケース10に支持されるベアリン
グ55からのリヤ側方向の長さを規定した状態で、リヤ
側端をシム73によりクリアランスのない状態でベアリ
ング61を介してリヤケース18に支持するため、軸方
向の動きが規制されている。これにより、出力軸7のリ
ヤ側端をベアリンク61にて支持することに起因して、
ベアリング支持部18aの鍔部突出量が短いことによる
リヤカバー18の剛性が高いことと相俟って、出力軸7
がカバーを叩くことによる騒音の発生を防止し得る。
【0051】また、本電気モータ5の出力軸7は、その
フロント(エンジン)側からロータ25を挿入して、膨
径部7d及びネジ部7bに締付けられるナットにより挟
持板57,60を介してロータ25を固定し、更に嵌合
部71にスペーサ71を挿入し、そしてベアリング55
を挟持してギヤ29をスプライン部7mに嵌合してネジ
部7nにナット72を締付け、更に出力軸中心孔に小径
軸70が圧入されて、サブアッシーとなる。該サブアッ
シーは、ベアリング55と出力軸リヤ側端との軸方向寸
法が規定されており、該寸法が正確に測定される。
【0052】そして、上記測定された軸方向寸法に基づ
き、リヤカバー18のベアリング支持部18aに介装さ
れるシム73の枚数が決定される。上記サブアッシー
は、ケース本体10にリヤ側から挿入されて、ケース本
体10のベアリング支持部10bにベアリング55が嵌
合・支持され、また出力軸7の支持部7aにベアリング
61が装着されて、上記シム73が介装されている支持
部18aに該ベアリング61を支持するように、リヤカ
バー18が取付けられる。これにより、出力軸7は、軸
方向にガタのない状態で両端をベアリング61,55を
介してケース10及びカバー18に支持される。更に、
上記フロント側の小径軸70にレゾルバ43が取付けら
れて、電気モータ5が組立てられる。従って、本電気モ
ータ5は組立てが容易であると共に、軸方向寸法が管理
されてガタのない高い精度により組立てられる。
【0053】ついで、図6に沿って、第3の実施例につ
いて説明する。本実施例は、モータ出力軸7の両端をベ
アリングで支持すると共に、ドライブギヤ29の両端を
ベアリングで支持し、かつロータの回転変位検出装置と
してVRレゾルバを用いている。
【0054】モータ出力軸7は、リヤ側からベアリング
支持部7a、ネジ部7b、ロータ係止部7c、スリーブ
嵌合部7q、ベアリング支持部7rそしてスプライン部
7sになっている。一方、ドライブギヤ29は、中空軸
からなり、そのリヤ側外周にベアリング嵌合部29g及
び膨径部29hが形成され、かつ内周面にスプライン2
9jが形成されており、またそのフロント側外周にギヤ
歯に隣接してベアリング嵌合部29kが形成されてい
る。また、ケース本体10には左右両方に延びる環状の
鍔部10c,10dが形成され、かつ一方の鍔部10c
の内径側の小径鍔部10eが形成され、一方の鍔部10
cがVRレゾルバ75の取付部を構成し、また他方の鍔
部10d及び小径鍔部10eがベアリング支持部を構成
している。
【0055】そして、モータ出力軸7は、その支持部7
rにボールベアリング76が装着されて前記小径鍔部1
0eに嵌合・支持され、更に嵌合部7qにスリーブ76
が嵌挿され、前記ロータ係止部7cにロータ25が嵌合
されて、該ロータ25は、前記スリーブ76の膨径部7
dとネジ部7bに螺合されるナット59との間で挟持板
57,60を介して締付け・固定される。また、該出力
軸の支持部7aにはボールベアリング61が装着され
て、リヤカバー18に支持されている。一方、ドライブ
ギヤ29は、その嵌合部29gにボールベアリング77
が装着されて前記鍔部10dに支持されていると共に、
他方の嵌合部29kにボールベアリング79が装着され
てフロントケース8に支持されており、またスプライン
29j,7sにより該ギヤ29と出力軸7とが連結して
いる。
【0056】前記VRレゾルバ75は、上述したトラン
スタイプのレゾルバがロータ(モータ出力軸)側にもコ
イルが巻かれているのに対し、ロータ(モータ出力軸
7)側にはコイルが巻かれておらず、楕円形からなる鉄
心75aが出力軸7と一体のスリーブ76に一体に固定
されている。該レゾルバ75は、ケース10にボルトに
て固定されている円環形状のステータ75bと前記楕円
ロータ75aとの間で、ギャップが角度で変位すること
に基づき回転変位を検出するものであり、従来のトラン
スタイプのものより薄く構成され、かつ軸の中間部分に
組込み可能である。従って、該VRレゾルバ75を用い
ることにより、軸方向寸法の短縮化が図れると共に、組
付け性が良好になる。
【0057】以上構成により、ドライブギヤ29には内
燃エンジン2からのトルク変動を伴うトルクが伝達さ
れ、該ギヤは、電気モータのイナーシャ量の大きいロー
タ25に連結されている関係で、歯面の面圧変動を生
じ、さらにヘリカルギヤからなることに起因して、軸方
向振動力が生じる。該ドライブギヤ29は、比較的容量
の大きいベアリング77,79により両端を支持され、
かつ膨径部29h及び歯部が上記ベアリングに当接する
ことにより軸方向移動が規制されている。従って、該ド
ライブギヤ29は、上記軸方向振動力によっても大きく
軸方向に振動することはない。
【0058】更に、ロータ25に固定されているモータ
出力軸7は、その両端部にてベアリング61,76を介
して支持されており、かつ上記ギヤ29とスプライン7
s,29jを介して連結しており、従って例えドライブ
ギヤ29に軸方向振動が生じても、上記スプラインにて
吸収され、出力軸7が軸方向に振動することはない。こ
れにより、出力軸7がリヤカバー18を叩くことはな
く、かつリヤカバー18のベアリング支持部の鍔部突出
量が小さいことによる剛性の向上と相俟って、騒音の発
生を防止できる。
【0059】また、出力軸7にベアリング76,スリー
ブ76及びロータ25等を嵌挿した状態で、上記ベアリ
ング76をケース小径鍔部10eに嵌合し、更にネジ部
7bにナット59を締付けて固定する。この状態で、支
持部7aにベアリング61を装着して、支持部18aが
ベアリング61に嵌合するようにして、リヤカバー18
が取付けられる。一方、ドライブギヤ29は、その嵌合
部29gにベアリング77を装着して、該ベアリングを
ケース鍔部10dに嵌合・支持すると共に、スプライン
7s,29jにより出力軸7と連結し、更に他方の嵌合
部29kにベアリング支持部8eに嵌合するようにし
て、フロントケース8を取付け、電気モータ5が組立ら
れる。これにより、本電気モータ5が容易に組立てられ
ると共に、組付け精度を向上し得る。
【0060】なお、ハイブリッド車輌用駆動装置は、図
1に示すような構造に限らず、エンジン出力軸と電気モ
ータ出力軸をヘリカルギヤからなるギヤ装置で連動して
いるものであれば、他の形式のものでも適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術によるハイブリッド車輌用駆動装置
の全体を示すスケルトン図。
【図2】その側面部分を示す概略図。
【図3】従来の技術による電気モータ部分を示す断面
図。
【図4】本発明の第1の実施例による電気モータ部分を
示す断面図。
【図5】本発明の第2の実施例による電気モータ部分を
示す断面図。
【図6】本発明の第3の実施例による電気モータ部分を
示す断面図。
【符号の説明】
1 ハイブリッド車輌用駆動装置 2 エンジン 2a エンジン出力軸 3 ジェネレータ 5 電気モータ 6 プラネタリギヤ 7 電気モータ出力軸 7a ベアリング支持部 7b ネジ部 7d 膨径部 7g,29c スプライン 7l スペーサ嵌合部 d 段部 7s,29j スプライン 8,10,18 ケース体(フロントケース,ケース
本体,リヤカバー) 21,22,23,29 ギヤ装置 25 電気モータ 29 ドライブギヤ 31 ライフォレンシャル装置の入力部(入力ギヤ) 43 回転変位検出手段(レゾルバ) 55,56,61,76,77,79 ベアリング 59 ナット 75 検出手段(VRレゾルバ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河口 美嘉 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3D039 AA01 AA03 AA04 AA26 AA32 AB27 AC21 AC39 AC63 AC86 AD11 AD53 5H607 AA12 BB01 CC03 CC05 DD03 DD08 EE31 FF22 FF24 GG08 HH01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン出力軸と、電気モータ出力軸
    と、ディファレンシャル装置の入力部とを、ヘリカルギ
    ヤからなるギヤ装置を介して互に連動してなるハイブリ
    ッド車輌用駆動装置において、 前記ギヤ装置の一部である電気モータのドライブギヤ
    が、その両端を、前記電気モータ側である第1のベアリ
    ング及び該電気モータから遠い側である第2のベアリン
    グを介してケース体に支持され、 前記電気モータ出力軸がスプライン又はキーを介して前
    記ドライブギヤに連動すると共に、その一端を第3のベ
    アリングを介してケース体に支持され、かつその他端側
    を、前記第2のベアリングに前記ドライブギヤを介して
    支持されてなる、 ことを特徴とするハイブリッド車輌用駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記電気モータ出力軸の前記第2のベア
    リング支持部近傍に、前記電気モータのロータの回転変
    位を検出する検出手段を配置してなる、 請求項1記載のハイブリッド車輌用駆動装置。
  3. 【請求項3】 エンジン出力軸と、電気モータ出力軸
    と、ディファレンシャル装置の入力部とを、ヘリカルギ
    ヤからなるギヤ装置を介して互いに連動してなるハイブ
    リッド車輌用駆動装置において、 前記電気モータ出力軸に、前記ギヤ装置の一部である前
    記モータのドライブギヤを一体に固定すると共に、該ド
    ライブギヤ部分にて前記電気モータ出力軸を第1のベア
    リングを介してケース体に支持し、 該第1のベアリングから前記電気モータ出力軸の一端ま
    での長さに応じた隙間調整手段を介在して、該電気モー
    タ出力軸の一端部分を第2のベアリングを介してケース
    体に支持してなる、 ことを特徴とするハイブリッド車輌用駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記電気モータ出力軸に、該出力軸の段
    部と前記ドライブギヤとの間に狭持されて前記第1のベ
    アリングが装着されてなる、 請求項3記載のハイブリッド車輌用駆動装置。
  5. 【請求項5】 エンジン出力軸と、電気モータ出力軸
    と、ディファレンシャル装置の入力部とを、ヘリカルギ
    ヤからなるギヤ装置を介して互に連動してなるハイブリ
    ッド車輌用駆動装置において、 前記ギヤ装置の一部である電気モータのドライブギヤ
    が、その両端を第1のベアリング及び第2のベアリング
    を介してケース体に支持され、 前記電気モータ出力軸が、スプライン又はキーを介して
    前記ドライブギヤに連動すると共に、その両端を第3の
    ベアリング及び第4のベアリングを介してケース体に支
    持されてなる、 ことを特徴とするハイブリッド車輌用駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のベアリングと前記第4のベア
    リングは隣接して配置され、該第4のベアリングと前記
    電気モータのロータとの間に、該ロータの回転変位を検
    出する検出手段を配置してなる、 請求項5記載のハイブリッド車輌用駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記電気モータのロータが、前記電気モ
    ータ出力軸に設けられた膨径部と、該モータ出力軸に形
    成されたネジ部に螺合するナットとで狭持されて取付け
    られ、 前記電気モータ出力軸の前記膨径部又はネジ部の軸方向
    外側にベアリング支持部を形成してなる、 請求項1ないし6のいずれか記載のハイブリッド車輌用
    駆動装置。
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