JP2001113251A - 多孔質無機物ボールを用いた生ゴミ処理装置 - Google Patents

多孔質無機物ボールを用いた生ゴミ処理装置

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JP2001113251A
JP2001113251A JP29525499A JP29525499A JP2001113251A JP 2001113251 A JP2001113251 A JP 2001113251A JP 29525499 A JP29525499 A JP 29525499A JP 29525499 A JP29525499 A JP 29525499A JP 2001113251 A JP2001113251 A JP 2001113251A
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container
porous inorganic
garbage
balls
ball
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Tetsuo Murakami
鉄男 村上
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Ekomu International Kk
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EKOMU INTERNAT KK
Ekomu International Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多孔質無機物ボールを破砕することがなく、
容器内に発生する残留物を自動的に洗浄除去でき、生ゴ
ミと多孔質無機物ボールとの混合性を高めて生ゴミの破
砕効果を著しく高められるようにする。 【解決手段】 略円筒形状を有して菌が着床された多孔
質無機物ボールA及び生ゴミを内部に収容でき且つ上端
開口6に開閉可能な上部蓋10を備えた鉛直の容器7
と、容器7内下部に備えた截頭逆円錐形の偏向案内板2
4と、容器7内中心部に鉛直に備えられ駆動モータによ
り回転する鉛直軸11と、鉛直軸11に取付けられ偏向
案内板24の下端部内周面に接触して水平回転する水切
り円盤30と、水切り円盤30より上側にて鉛直軸11
に取付けられ水平回転により多孔質無機物ボールAと生
ゴミとを撹拌する撹拌装置35と、鉛直軸11に備えた
洗浄装置38と、容器底面7aに形成した排水口21と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質無機物ボー
ルを用いた生ゴミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生ゴミの処理において、微生物の
菌を着床させて焼き固めた多孔質無機物ボール(直径約
5〜12mm前後のセラミックボール)を容器内に装入
し、容器内に生ゴミを投入して多孔質無機物ボールと混
合し接触させることにより、生ゴミを微生物によって醗
酵消滅させる方法が採用されるようになってきている。
【0003】この方法によれば、多孔質無機物ボールに
より生ゴミを微細化する作用と、同時に微生物によって
醗酵消滅させる作用とにより、短い処理時間にて効率的
な生ゴミの処理が可能となる。
【0004】微生物の菌を着床させた多孔質無機物ボー
ルと生ゴミとを混合する方法としては、例えば、容器内
に上下方向に回転する撹拌羽根を備えて多孔質無機物ボ
ールと生ゴミとを撹拌混合する方式、或いは容器内に多
孔質無機物ボールと生ゴミとを入れて容器を振動させる
ことにより混合する方式等が考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、容器
に上下に回転する撹拌羽根を備えて混合する方式は、撹
拌羽根によって生ゴミを砕いて微粒化できるために多孔
質無機物ボールとの接触性が高められるという利点があ
る反面、多孔質無機物ボールを撹拌するための撹拌羽根
の回転抵抗が非常に大きく、そのために大きな駆動動力
が必要であると共に、撹拌時に騒音が発生するという問
題を有していた。
【0006】又、上記したように撹拌羽根を上下に回転
させて撹拌する方式においては、撹拌時に多孔質無機物
ボールが破砕されて微細化するという問題を有してい
た。即ち、容器内の多孔質無機物ボールをくまなく撹拌
するためには、撹拌羽根を容器の内面に接近させて回転
させるようにする必要があるが、この場合、撹拌羽根と
容器内面との隙間に多孔質無機物ボールが噛み込まれて
破砕し、多孔質無機物ボールが微細化してしまう。多孔
質無機物ボールが微細化してしまうと、微生物の繁殖作
用が低下し、充分な処理効果が得られなくなる。このた
めに、新しい多孔質無機物ボールを頻繁に補充したり、
或いはすべての多孔質無機物ボールを新しいものと交換
する必要がある。
【0007】一方、容器を振動させることにより混合す
る方式は、多孔質無機物ボールと生ゴミとを撹拌混合す
る能力が低く、しかも生ゴミを破砕して微細化する能力
も低いために、生ゴミの処理能力をあまり高めることが
できず、そのために生ゴミの処理に時間が掛かるという
問題がある。更に、容器の底部に生ゴミと多孔質無機物
ボールとの塊ができやすく、このような塊ができた場合
には、これを取り除くための面倒な作業が必要であっ
た。
【0008】上記したように上下に回転する撹拌羽根を
備える方式、及び容器を振動させる方式のいずれの方式
においても、生ゴミを処理した後には処理しきれない残
渣やヘドロ状の物質が多孔質無機物ボールに付着して残
るが、このような残留物をそのままにしておくと時間の
経過と共に多孔質無機物ボールの表面に固着し、このた
めに多孔質無機物ボールによる生ゴミの処理能力が低下
してしまうと共に、悪臭を発するという問題がある。
【0009】従って、このような問題のために、多孔質
無機物ボール及び容器の内面を洗浄する作業を実施して
いるが、この洗浄作業が頻繁に必要であり、この洗浄作
業は大変面倒であるという問題を有していた。
【0010】本発明は、かかる従来の問題点を解決すべ
くなしたもので、多孔質無機物ボールを破砕することが
なく、騒音を生じることがなく、容器内に発生する残留
物を自動的に洗浄除去して、多孔質無機物ボールの微生
物による分解作用を常に良好な状態に保持することがで
き、更に、生ゴミと多孔質無機物ボールとの混合性を高
めて生ゴミの破砕効果を著しく高め得られる多孔質無機
物ボールを用いた生ゴミ処理装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、略円筒形状を
有して微生物の菌が着床された多孔質無機物ボール及び
生ゴミを内部に収容することができ且つ上端開口に開閉
可能な上部蓋を備えた鉛直の容器と、容器内下部に備え
た截頭逆円錐形の偏向案内板と、容器内中心部に鉛直に
備えられ駆動モータにより回転する鉛直軸と、鉛直軸に
取付けられ偏向案内板の下端部内周面に接触して水平回
転する水切り円盤と、水切り円盤より上側にて鉛直軸に
取付けられ水平回転により多孔質無機物ボールと生ゴミ
とを撹拌する撹拌装置と、鉛直軸に備えた洗浄装置と、
容器底面に形成した排水口とを備えたことを特徴とする
多孔質無機物ボールを用いた生ゴミ処理装置、に係るも
のである。
【0012】上記手段において、撹拌装置は、水切り円
盤上にて鉛直軸と一体に回転し、水切り円盤上の多孔質
無機物ボール及び生ゴミを掬い上げるようにしたスコッ
プと、スコップの上端に連続するように鉛直軸に固定さ
れ、スコップで掬い上げた多孔質無機物ボール及び生ゴ
ミを上方に押し上げるようにしたスクリュー羽根とから
構成されていてもよく、このとき、スクリュー羽根の直
径は、容器内径の略1/2であってもよく、スクリュー
羽根の上端は、容器内に投入される多孔質無機物ボール
の上面レベルと略一致する高さであってもよい。
【0013】又、撹拌装置は、水切り円盤上にて鉛直軸
と一体に回転し、水切り円盤上の多孔質無機物ボール及
び生ゴミを掬い上げるようにしたスコップと、容器内の
上下中間位置にて鉛直軸に固定され、鉛直軸の回転によ
り生ゴミを多孔質無機物ボール内に引込むための捻り板
と、から構成されていてもよい。
【0014】更に、洗浄装置は、鉛直軸内を通して供給
される洗浄水を容器内面に向けて噴射する内面洗浄ノズ
ルを備えていてもよく、又、鉛直軸内を通して供給され
る洗浄水を容器内の多孔質無機物ボールに向けて流下さ
せる散水器を備えていてもよい。
【0015】更に、容器の開口を開閉する上部蓋の下部
内面に脱臭器を備えていてもよい。
【0016】本発明は、略円筒形状を有して微生物の菌
が着床された多孔質無機物ボール及び生ゴミを内部に収
容することができ且つ上端開口に開閉可能な上部蓋を備
えた鉛直の容器と、容器内下部に備えた截頭逆円錐形の
偏向案内板と、容器内中心部に鉛直に備えられ駆動モー
タにより回転する鉛直軸と、鉛直軸に取付けられ偏向案
内板の下端部内周面に接触して水平回転する水切り円盤
と、水切り円盤より上側にて鉛直軸に取付けられ水平回
転により多孔質無機物ボールと生ゴミとを撹拌する撹拌
装置と、鉛直軸に備えた洗浄装置と、容器底面に形成し
た排水口と、容器の開口に接続された生ゴミの前処理装
置とを備えたことを特徴とする多孔質無機物ボールを用
いた生ゴミ処理装置、に係るものである。
【0017】上記手段において、前処理装置は、粉砕機
を備えていてもよく、又、脱水装置を備えていてもよ
く、又、前処理装置が給水装置を有する粉砕機であり、
粉砕機の流出口が接続管を介して容器内部に連通してい
てもよい。
【0018】一方、容器の排水口の下部に、浄化装置を
備えていてもよく、又、浄化装置に沈殿物取出装置を備
えていてもよい。
【0019】上記手段によれば、以下のように作用す
る。
【0020】容器内に生ゴミを投入し、駆動モータによ
り鉛直軸を駆動して撹拌装置を水平回転させると、多孔
質無機物ボールと生ゴミとが効果的に混合撹拌され、こ
のとき多孔質無機物ボールに着床された微生物の菌の作
用によって、生ゴミは醗酵分解作用を受け、これにより
生ゴミが水分とガスとに変質して消滅処理され、水は偏
向案内板と水切り円盤との隙間から落下するので、効率
的な生ゴミ処理が可能になる。
【0021】このとき、容器内の多孔質無機物ボール
は、容器内下部に設けられた偏向案内板に沿って水切り
円盤上に集められ、更に水切り円盤上に集められた多孔
質無機物ボールは、撹拌装置を構成するスコップによっ
て掬い上げられ、スコップの傾斜面の後端に連続するよ
うに設けられたスクリュー羽根により更に上昇される。
一方、スコップ及びスクリュー羽根の半径方向の大きさ
を、容器の内側半径に対して略1/2の大きさとなるよ
うにしているので、スクリュー羽根によって容器の中心
側を鉛直軸に沿うように上昇した多孔質無機物ボール
は、容器の内周面とスクリュー羽根との間を通って下降
し、偏向案内板によって再び水切り円盤上に集められる
ようになって、容器内全体をゆっくり循環するようにな
る。従って、容器内に投入された生ゴミは、多孔質無機
物ボールにより効果的に均一に粉砕されて微細化され、
よって、多孔質無機物ボールに着床された微生物の菌の
作用による醗酵分解作用が効果的に働いて、短時間のう
ちに生ゴミを消滅処理することができる。
【0022】撹拌装置を、スコップと捻り板とにより構
成した処理装置本体の場合においても、上記と同様に、
多孔質無機物ボールの良好な撹拌を行うことができる。
【0023】多孔質無機物ボール及び容器内面を洗浄す
る洗浄装置を設けていることにより、多孔質無機物ボー
ルの表面を奇麗な状態に保つことができ、これによって
多孔質無機物ボールを、常に良好な生ゴミ処理活性が保
持された状態に維持できるので、容器内に再び生ゴミを
投入して処理する際にも、多孔質無機物ボールが良好な
分解処理能力を発揮できる。
【0024】処理装置本体を流し台の下側に備えて、流
し台からの生ゴミを粉砕装置及び脱水装置等の前処理装
置を介して処理装置本体に導くようにすると、上部蓋を
開けて生ゴミをその都度容器に投入するという面倒な操
作が不要となり、しかも生ゴミが粉砕機によって細かく
粉砕されているので、処理装置本体による処理時間が更
に短縮できる。
【0025】処理装置本体からの残留物が混ざった水や
洗浄水を導いて沈殿物を除去するようにした浄化装置を
設ければ、排水を奇麗にして流すことができ、しかもこ
のとき、沈殿物は生ゴミが微細化されたものであるの
で、分離・乾燥して肥料等として用いることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0027】図1〜図9は、本発明の多孔質無機物ボー
ルを用いた生ゴミ処理装置の形態の一例を示したもので
あり、図中1は、処理装置本体である。処理装置本体1
は、下面にキャスタ2と支持脚3を備えた台板4を有し
ており、この台板4上には、アングル材等の強度部材で
構成した支持架台5が設けられており、支持架台5の上
部には、略円筒形を有して上部が開口6された鉛直の容
器7が固定されている。
【0028】容器7は、所要量の多孔質無機物ボールA
を装入するためのものであり、一回で処理する生ゴミの
処理量によって容量が決められている。容器7は、合成
樹脂或いは金属等で形成することができ、容器7の形状
は円筒形以外に6角形、8角形のような多角形とするこ
ともできる。
【0029】台板4上には、支持架台5及び容器7の外
周を包囲するようにしたケーシング8が設けられてお
り、このケーシング8の上部には、蝶番9により容器7
の開口6を開閉できるようにした上部蓋10が設けられ
ている。
【0030】容器7内の中心には、容器7の底面7aを
貫通して鉛直下方に延びる管にて構成された鉛直軸11
が設けられており、鉛直軸11は、支持架台5に設けた
上下2段の軸受装置12,13により水平回転可能に支
持されている。鉛直軸11の軸受装置12,13間に
は、従動ホイール14が固定されており、支持架台5に
固定した駆動モータ15の駆動ホイール16と前記従動
ホイール14との間にチェーンベルト17を架け渡すこ
とにより、駆動モータ15の駆動によって鉛直軸11を
回転駆動できるようにしている。
【0031】鉛直軸11の下端には、図2に示すよう
に、回転継手18を介して給水管19が接続されてお
り、給水管19には電磁弁20が設けられており、電磁
弁20の開閉により洗浄水Wを鉛直軸11の内部流路4
1に供給できるようになっている。
【0032】容器7の底面7aにおける鉛直軸11と周
内面との間の所要位置には、図5に示すような大きな口
径の排水口21が形成されており、容器7の底面7aの
下側には、図2に示すように排水口21からの排水を受
けるホッパ22が設けてあり、該ホッパ22の下側には
排水を下水管等に導くためのフレキシブルホースのよう
な排水管23が設けられている。
【0033】容器7の内側下部位置には、截頭逆円錐形
の偏向案内板24が緊密に嵌合されており、偏向案内板
24の下端と容器7の底面7aとの間には間隔が設けら
れている。偏向案内板24は、ステンレス材等にて形成
されており、板状であっても、或いは多孔質無機物ボー
ルAを通さない細孔が多数形成された多孔板であっても
よい。
【0034】偏向案内板24は、図3のように形成され
た長板を丸めることにより接頭円錐形に成形することが
でき、且つ図4に示すように一端に形成した折曲げ部2
4aに他端部を重ねることによって截頭円錐形内面(図
4では上面)に平滑な面が形成されるようにしている。
更に、図3に示すように、偏向案内板24の上辺には取
付部24bが一体に形成されており、取付部24bが図
1、図2に示すように容器7の内面にボルト24cを介
して固定されるようになっている。このとき、偏向案内
板24をステンレス等の靱性を有する材料にて形成する
と、偏向案内板24はその靱性によって容器の内面にぴ
ったりと沿って配置されるようになる。
【0035】鉛直軸11の外周には、固定ボルト25
(図2)によって外管26が固定されており、外管26
の下端周面には、図7に示すような水平方向に延びたス
テンレス等からなるスコップ固定板27が溶接等にて固
定されている。
【0036】容器7の底面7a上には、鉛直軸11が貫
通する掻き落とし板28と、スペーサ29と、水切り円
盤30とが配置されており、上記掻き落とし板28と、
スペーサ29と、水切り円盤30とは、締付ボルト31
によって前記スコップ固定板27の下側に一体に固定さ
れている。
【0037】前記水切り円盤30は、偏向案内板24の
下部内周面に接触して水平回転するものであり、偏向案
内板24と共に多孔質無機物ボールAの重量を受け、偏
向案内板24の内周面との隙間Sから水を下方に落下さ
せることができるようになっている。この水切り円盤3
0は樹脂で構成されるのが好ましい。
【0038】前記掻き落とし板28は、容器の底面7a
に僅かの隙間を有してい回転するものであり、その一端
は短く、他端は容器7の内面に接近する長さを有してお
り、掻き落とし板28は、その回転により、前記隙間S
から落下した水及び微細物を排水口21から下部に落下
させるようになっている。掻き落とし板28の下面と容
器7の底面7aには、図1、図2に示すように、鉛直軸
11を中心とする環状溝32aが対向して形成されてお
り、この環状溝32aに樹脂製リング32が嵌合される
ことにより、容器7内部と下部との間のシールが行われ
るようになっている。
【0039】スコップ固定板27の上面と外管26の下
端外周面との間には、図6、図7、図8に示すように、
ステンレス等にてL字状に形成したスコップ33が溶接
により固定されている。即ち、スコップ33のL字の側
面33aは鉛直軸11に固定され、底面33bは先端が
スコップ固定板27の上面に固定されており、底面33
bの後端は回転方向後方に向かって高さが高くなる掬い
角α(図1)を有する傾斜面33cを形成している。こ
の掬い角αは、略25〜30°前後が好適である。水切
り円盤30上の多孔質無機物ボールAは、スコップ33
の底面33bにより掬い上げられて傾斜面33cにより
上方に押し上げられるようになっている。
【0040】更に、外管26の外周面における前記スコ
ップ33の上部位置には、図8に示すように樹脂製のス
クリュー羽根34がボルト34aにより固定されてお
り、上記スコップ33とスクリュー羽根34とによっ
て、撹拌装置35が構成されている。
【0041】図8のスクリュー羽根34は、一例として
1ピッチの羽根を半分に分割して嵌合接続部34bで接
続した形状を有しており、1ピッチの長さはスクリュー
羽根34の外径の長さと略一致している。従って、スク
リュー羽根34の傾き角βは略30゜となっている。
【0042】上記において、スコップ33及びスクリュ
ー羽根34の半径方向の大きさは、容器7の内側半径に
対して略1/2の大きさとなっており、又、スクリュー
羽根34の上端は容器7内に投入される多孔質無機物ボ
ールAの上面レベルと略一致する高さとなっている。そ
して、スクリュー羽根34は、スコップ33の傾斜面3
3cの上端から連続した螺旋面を形成するように外管2
6に取付けられている。スクリュー羽根34は、長さ寸
法が異なるものを用意したり、接続する数を変更するこ
とによって、高さ寸法を変えることができる。
【0043】従って、鉛直軸11を回転駆動すると、ス
コップ33は水切り円盤30上の多孔質無機物ボールA
を掬い上げ、掬い上げられた多孔質無機物ボールAはス
クリュー羽根34で上方へ押し上げられるようになり、
これにより多孔質無機物ボールAは、容器7の中心側を
鉛直軸11に沿って上昇する。更に、容器7の中心側を
上昇した多孔質無機物ボールAは、容器7内周面とスク
リュー羽根34との間を下降した後、截頭逆円錐形を有
する偏向案内板24に沿って再び水切り円盤30上に戻
される循環を行う。
【0044】鉛直軸11の上端は、図1、図2に示すよ
うに、外管26から更に上方に突出しており、鉛直軸1
1の上端部には散水器36と内面洗浄ノズル37とから
なる洗浄装置38が取付けられている。
【0045】散水器36は、外管26の上端に水平方向
に延びた金具39と、金具39の上部に鉛直軸11の上
端を取り囲むように下向きに固定した略半円球状の散水
板40を有しており、鉛直軸11の内部流路41の上端
開口から噴出した洗浄水Wが、散水板40により下向き
となって多孔質無機物ボールA上に散水されるようにな
っている。
【0046】内面洗浄ノズル37は、鉛直軸11の上端
部近傍において内部流路41に連通し、水平方向に延び
て容器7の内面に対向して洗浄水Wを噴出するように取
付けられている。従って、鉛直軸11の回転により、内
面洗浄ノズル37は、回転しながら容器7の内面を洗浄
するようになっている。
【0047】上部蓋10の下側内部には脱臭器42が備
えられている。脱臭器42は、脱臭剤を染み込ませた繊
維状の袋に、カオリン等の電気石、活性炭、炭等の脱臭
剤を交換可能に装入したものを用いることができる。
【0048】図1、図2に示したケーシング8の前面等
には、図9に示すような操作盤43が設けられている。
操作盤43はケーシング8の前面以外に、側面或いは上
部蓋10の上面等の任意の場所に設けることができる。
操作盤43には、現在の時刻をデジタル表示する時計4
4、スタートスイッチ45、ストップスイッチ46、シ
ャワースイッチ47等が設けられている。シャワースイ
ッチ47は押すたびにONとOFFが繰り返されるON
−OFFスイッチであり、シャワースイッチ47がON
の状態のときに、光電素子48が点灯されるようになっ
ている。
【0049】以下に、上記形態例の作用を説明する。
【0050】容器7内には、図1、図2に示すように、
多孔質無機物ボールAがスクリュー羽根34の略上端に
位置するレベルまで装入されている。このとき、多孔質
無機物ボールAは、例えば直径6mm前後の微生物の菌
を埋め込んだボールと、微生物を埋め込んでない例えば
直径11mm前後の破砕用のボールとを混合して用いる
ようにしてもよい。
【0051】上部蓋10をあけて、容器7内に生ゴミを
投入し、上部蓋10を閉めて図9のスタートスイッチ4
5を押す。すると、駆動モータ15が駆動されて鉛直軸
11が回転し、鉛直軸11に固定された撹拌装置35が
回転し、容器7内の多孔質無機物ボールAの混合撹拌に
よって生ゴミが微細に粉砕され、多孔質無機物ボールA
に着床された微生物の菌の作用によって、生ゴミは醗酵
分解作用を受けて、水分とガスとに変質されて消滅す
る。
【0052】上記において、容器7内の多孔質無機物ボ
ールAは、容器7内下部に設けられた偏向案内板24に
沿って水切り円盤30上に集められるようになり、更に
水切り円盤30上に集められた多孔質無機物ボールA
は、撹拌装置35を構成するスコップ33によって掬い
上げられ、スコップ33の傾斜面33cの後端に連続す
るように設けられているスクリュー羽根34により更に
上昇される。このとき、スコップ33及びスクリュー羽
根34の半径方向の大きさが、容器7の内側半径に対し
て略1/2の大きさとしていることにより、スクリュー
羽根34によって容器7の中心側を鉛直軸11に沿って
上昇した多孔質無機物ボールAは、容器7の内周面とス
クリュー羽根34との間を通って下降し、偏向案内板2
4によって再び水切り円盤30上に集められるようにな
り、多孔質無機物ボールAは容器7内全体をゆっくり循
環するようになる。従って、容器7内に投入された生ゴ
ミは多孔質無機物ボールAによって均一に粉砕されて微
細化され、よって、多孔質無機物ボールAに着床された
微生物の菌の作用による効果的な醗酵分解作用を受け
て、短時間のうちに消滅処理される。
【0053】上記撹拌装置35は、回転抵抗を比較的小
さくできるために、駆動モータ15の動力は小さくて済
み、且つ多孔質無機物ボールAが噛み込まれるようなこ
とがないので、多孔質無機物ボールAの破砕の問題も防
止できる。
【0054】生ゴミの粉砕及び菌による分解によって生
じた水は、水切り円盤30の外周縁と偏向案内板24と
の隙間Sから容器7の底面7a上に落下する。このと
き、水切り円盤30は回転していることにより、隙間S
が閉塞されることはなく、よって水及び微細物のみを効
果的に分離して下部に落下させることができる。容器7
の底面7a上に落下した水(微細な微細物を含む)は、
掻き落とし板28の回転によって排水口21に集めら
れ、ホッパ22を経て排水管23に排出される。
【0055】上記処理を行ったところ、通常の生ゴミで
は、1時間30分〜3時間で殆どが消滅した。従って、
図10に制御方法の一例を示すように、容器7に生ゴミ
を投入した状態で、図9のスタートスイッチ45を押し
て駆動モータ15の駆動をスタートさせて撹拌を行い、
設定された例えば3時間が経過したら、電磁弁20を自
動的に開作動して、洗浄装置38による洗浄を行うよう
にしている。
【0056】電磁弁20が開かれると、給水管19から
の洗浄水Wが鉛直軸11の内部流路41内を経て、鉛直
軸11の上端開口から上方に噴出され、散水板40によ
り下方に向けられて容器7内の多孔質無機物ボールA上
に散水される。又、水平方向に延びる内面洗浄ノズル3
7からも洗浄水Wが噴射されることにより容器7内周面
も同時に洗浄される。
【0057】洗浄装置38による洗浄は、撹拌装置35
によって多孔質無機物ボールAを撹拌しながら行うこと
により、多孔質無機物ボールAを短時間で効果的に洗浄
することができる。
【0058】上記洗浄は、図10に示すように例えば2
分間実施され、この洗浄後に電磁弁20が閉じられて、
更に例えば30分間前後鉛直軸11が回転されて撹拌装
置35による撹拌が行われて水切りを実施した後、駆動
モータ15を停止するようにしている。図10の駆動モ
ータ15による撹拌の設定時間は任意に設定することが
できる。又、撹拌を途中で停止したいときには、図9の
ストップスイッチ46を押すことにより装置の運転を停
止することができ、又、シャワースイッチ47を押すこ
とにより必要な任意のときに洗浄操作を行うこともでき
る。
【0059】なお、多孔質無機物ボールAは、内部に微
生物の菌が埋め込まれているために、洗浄を行っても多
孔質無機物ボールAの微生物の菌による分解活性作用が
低下することはない。
【0060】上記したように、洗浄装置38によって多
孔質無機物ボールAを洗浄することにより、多孔質無機
物ボールAの表面が奇麗な状態となり、よって多孔質無
機物ボールAを、常に良好な生ゴミ処理活性が保持され
た状態に維持できる。従って、容器7内に再び生ゴミを
投入して処理する際にも、多孔質無機物ボールAは良好
な分解処理能力を発揮する。
【0061】洗浄を行った後の排水は、前記したように
水切り円盤30の外周縁と偏向案内板24との隙間Sか
ら容器7の底面7a上に落下し、排水口21からホッパ
22を経て排水管23に排出されるが、このとき、多孔
質無機物ボールAによって粉砕され、微生物の菌の作用
により分解された容器7内の残留物は、食べ物の残り滓
であり、しかも1〜2時間放置してもなかなか沈殿しな
いような非常に小さい微粒子である。よって、通常に排
水しても沈殿を生じるようなことはないので、そのまま
下水に排水しても何ら問題はない。
【0062】又、上部蓋10には脱臭器42が備えられ
て脱臭するようになっているので、生ゴミの処理中及び
処理後に上部蓋10を開けたときに悪臭が発するような
ことはない。
【0063】図11、図12は、前記した撹拌装置35
の他の例を示したものであり、この場合の撹拌装置3
5’は、前記した例と同様に、スコップ固定板27と外
管26とに固定したスコップ33’と、容器7に投入さ
れる多孔質無機物ボールAのレベル近傍になるように設
けられた捻り板49とによって構成している。捻り板4
9は、水平回転によって多孔質無機物ボールA上に供給
された生ゴミを多孔質無機物ボールA内に引込むように
作用する傾斜、即ち、回転方向前側が高く、後側が低く
なる傾斜を有している。更に、捻り板49は、スコップ
33’の回転に対して、所定の角だけ後方に遅れた角度
で回転するように予め固定されている。このときの遅れ
角βは略20゜前後が好適である。
【0064】又、図11、図12の例では、外管26の
上部位置に、多孔質無機物ボールAのレベル近傍にて容
器7内面に接し、容器7内面に付着したゴミ粉砕物等の
付着物を掻き取るようにした清掃レバー50を備えてい
る。
【0065】上記図11、図12に示したスコップ3
3’と捻り板49とからなる撹拌装置35’を有する処
理装置本体1の場合においても、図1、図2に示した例
と同様に、多孔質無機物ボールAの良好な撹拌を行うこ
とができる。
【0066】図13は本発明の他の形態例を示したもの
で、処理装置本体1を流し台51の下側に備えるように
しており、流し台51で生じた生ゴミを、前処理装置5
2にて前処理してから処理装置本体1に供給するように
している。
【0067】図13では、流し台51の生ゴミは、使用
された水と共に粉砕機53に落下されて細かく粉砕され
るようになっている。更に、粉砕機53で粉砕された生
ゴミは、遠心分離機等の脱水装置54に導かれて粉砕さ
れた生ゴミと水とに分けられ、水は排水管55により下
水管に排出され、生ゴミは生ゴミ落下管56により上部
蓋10に設けられた貫通孔57を通して容器7内に供給
されて分解処理されるようになっている。
【0068】図13に示した例によれば、生ゴミを、粉
砕機53及び脱水装置54による前処理装置52を介し
て直接的に処理装置本体1に供給することができ、よっ
て生ゴミをその都度上部蓋10を開けて容器7に投入す
るという操作が不要となり、しかも生ゴミが粉砕機53
によって細かく粉砕されているので、処理装置本体1に
よる処理時間を更に短縮することができる。
【0069】図14、図15は本発明の更に他の形態例
を示したもので、処理装置本体1の上部に粉砕機58を
設け、別のところで脱水した生ゴミを粉砕機58で粉砕
し、粉砕された生ゴミの粉砕物を供給管59を介して処
理装置本体1に供給するようにしている。この場合、粉
砕機58で粉砕した生ゴミの粉砕物が処理装置本体1に
良好に供給されるようにするために、図14、図15に
示すように、粉砕機58上部の矩形形状を有している投
入ホッパ部60に、水スプレーノズル61を備えてお
り、投入口60’に生ゴミを投入して粉砕機58で粉砕
するたびに、給水装置62に備えた図示しないフットレ
バー或いは手動弁を開けて水スプレーノズル61から給
水を行うようにしている。
【0070】図14、図15に示した装置では、特に大
型の処理装置本体1において、大量の生ゴミを粉砕機5
8に集めて粉砕し、その粉砕物を処理装置本体1に送給
して処理する場合に有効である。
【0071】図16、図17は、上述の形態例とは異な
る構成の生ゴミ処理装置を示したものであり、上述の形
態例と異なる点は、台板4上に浄化装置63を設けてい
る。更に、排水口21の下部に設けらたホッパ22の下
側に接続している流下管64を浄化装置63に導くよう
にしている。浄化装置63は、その内部が高さの異なる
2枚の仕切板65,66によって3つの槽63a,63
b,63cに分けられており、一番高い仕切板65の槽
63aに流下管64から容器7内の残留物を含んだ水、
洗浄水が流入するようになっており、仕切板65から次
の槽63bにオーバーフローし、更に仕切板66から次
の槽63cにオーバーフローした後、排水口67から図
示しない排水管により下水管に導かれるようになってい
る。
【0072】上記浄化装置63の各槽63a,63b,
63cには、容器7内からの残留物が沈殿するので、こ
の沈殿物を、図17に示すようにポンプ等による沈殿物
取出装置68及び取出管69によって外部に取り出すよ
うにしている。この沈殿物は、生ゴミが微細化されたも
のであるので、分離・乾燥することにより肥料等として
用いることができる。
【0073】図16、図17の処理装置本体1が大型の
装置構成を有している場合には、浄化装置63を処理装
置本体1とは別個に設置し、処理装置本体1からの残留
物が含まれた水を浄化装置63に送って沈殿物を分離す
るようにしてもよい。
【0074】尚、本発明は上記形態例にのみ限定される
ものではなく、撹拌装置、洗浄装置及び偏向案内板の形
状は種々変更し得ること、その他本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ること、等は勿論
である。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、容器内に生ゴミを投入
し、駆動モータにより鉛直軸を駆動して撹拌装置を水平
回転させると、多孔質無機物ボールと生ゴミとが効果的
に混合撹拌され、このとき多孔質無機物ボールに着床さ
れた微生物の菌の作用によって、生ゴミは醗酵分解作用
を受け、これにより生ゴミが水分とガスとに変質して消
滅処理され、水は偏向案内板と水切り円盤との隙間から
落下するので、効率的な生ゴミ処理が可能になる効果が
ある。
【0076】このとき、容器内の多孔質無機物ボール
は、容器内下部に設けられた偏向案内板に沿って水切り
円盤上に集められ、更に水切り円盤上に集められた多孔
質無機物ボールは、撹拌装置を構成するスコップによっ
て掬い上げられ、スコップの傾斜面の後端に連続するよ
うに設けられたスクリュー羽根により更に上昇される。
一方、スコップ及びスクリュー羽根の半径方向の大きさ
を、容器の内側半径に対して略1/2の大きさとなるよ
うにしているので、スクリュー羽根によって容器の中心
側を鉛直軸に沿うように上昇した多孔質無機物ボール
は、容器の内周面とスクリュー羽根との間を通って下降
し、偏向案内板によって再び水切り円盤上に集められる
ようになって、容器内全体をゆっくり循環するようにな
る。従って、容器内に投入された生ゴミは、多孔質無機
物ボールにより効果的に均一に粉砕されて微細化され、
よって、多孔質無機物ボールに着床された微生物の菌の
作用による醗酵分解作用が効果的に働いて、短時間のう
ちに生ゴミを消滅処理することができる効果がある。
【0077】撹拌装置を、スコップと捻り板にて構成し
た処理装置本体の場合においても、上記と同様に、多孔
質無機物ボールの良好な撹拌を行うことができる効果が
ある。
【0078】多孔質無機物ボール及び容器内面を洗浄す
る洗浄装置を設けていることにより、多孔質無機物ボー
ルの表面を奇麗な状態に保つことができ、これによって
多孔質無機物ボールを、常に良好な生ゴミ処理活性が保
持された状態に維持できるので、容器内に再び生ゴミを
投入して処理する際にも、多孔質無機物ボールが良好な
分解処理能力を発揮できる効果がある。
【0079】処理装置本体を流し台の下側に備えて、流
し台からの生ゴミを粉砕装置及び脱水装置等の前処理装
置を介して処理装置本体に導くようにすると、上部蓋を
開けて生ゴミをその都度容器に投入するという面倒な操
作が不要となり、しかも生ゴミが粉砕機によって細かく
粉砕されているので、処理装置本体による処理時間が更
に短縮できる効果がある。
【0080】処理装置本体からの残留物が混ざった水や
洗浄水を導いて沈殿物を除去するようにした浄化装置を
設ければ、排水を奇麗にして流すことができ、しかもこ
のとき、沈殿物は生ゴミが微細化されたものであるの
で、分離・乾燥して肥料等として用いることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多孔質無機物ボールを用いた生ゴミ処
理装置の形態の一例を示す切断正面図である。
【図2】図1をII−II方向から見た切断側面図であ
る。
【図3】偏向案内板の展開図である。
【図4】偏向案内板の端部接合部の一例を示す部分側面
図である。
【図5】図2のV−V方向矢視図である。
【図6】図2のVI−VI方向矢視図である。
【図7】図2の要部の詳細切断側面図である。
【図8】図1の要部の斜視図である。
【図9】ケーシングの正面図である。
【図10】本発明における撹拌と洗浄の制御方法の一例
を示す線図である。
【図11】本発明の撹拌装置の異なる形態例を示す切断
正面図である。
【図12】図11のXII−XII方向から見た切断側
面図である。
【図13】本発明の他の形態例を示す側面図である。
【図14】本発明の更に他の形態例を示す側面図であ
る。
【図15】図14のXV−XV方向矢視図である。
【図16】本発明の更に別の形態例を示す切断正面図で
ある。
【図17】図16のXVII−XVII方向から見た切
断側面図である。
【符号の説明】
6 開口 7 容器 7a 底面 10 上部蓋 11 鉛直軸 15 駆動モータ 21 排水口 24 偏向案内板 27 スコップ固定板 30 水切り円盤 33 スコップ 33’ スコップ 34 スクリュー羽根 35 撹拌装置 35’ 撹拌装置 36 散水器 37 内面洗浄ノズル 38 洗浄装置 42 脱臭器 49 捻り板 52 前処理装置 53 粉砕機 54 脱水装置 58 粉砕機 62 給水装置 63 浄化装置 68 沈殿物取出装置 A 多孔質無機物ボール S 隙間 W 洗浄水

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒形状を有して微生物の菌が着床さ
    れた多孔質無機物ボール及び生ゴミを内部に収容するこ
    とができ且つ上端開口に開閉可能な上部蓋を備えた鉛直
    の容器と、容器内下部に備えた截頭逆円錐形の偏向案内
    板と、容器内中心部に鉛直に備えられ駆動モータにより
    回転する鉛直軸と、鉛直軸に取付けられ偏向案内板の下
    端部内周面に接触して水平回転する水切り円盤と、水切
    り円盤より上側にて鉛直軸に取付けられ水平回転により
    多孔質無機物ボールと生ゴミとを撹拌する撹拌装置と、
    鉛直軸に備えた洗浄装置と、容器底面に形成した排水口
    とを備えたことを特徴とする多孔質無機物ボールを用い
    た生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 撹拌装置が、水切り円盤上にて鉛直軸と
    一体に回転し、水切り円盤上の多孔質無機物ボール及び
    生ゴミを掬い上げるようにしたスコップと、スコップの
    上端に連続するように鉛直軸に固定され、スコップで掬
    い上げた多孔質無機物ボール及び生ゴミを上方に押し上
    げるようにしたスクリュー羽根と、からなることを特徴
    とする請求項1記載の多孔質無機物ボールを用いた生ゴ
    ミ処理装置。
  3. 【請求項3】 スクリュー羽根の直径が、容器内径の略
    1/2であることを特徴とする請求項2記載の多孔質無
    機物ボールを用いた生ゴミ処理装置。
  4. 【請求項4】 スクリュー羽根の上端が、容器内に投入
    される多孔質無機物ボールの上面レベルと略一致する高
    さであることを特徴とする請求項2又は3記載の多孔質
    無機物ボールを用いた生ゴミ処理装置。
  5. 【請求項5】 撹拌装置が、水切り円盤上にて鉛直軸と
    一体に回転し、水切り円盤上の多孔質無機物ボール及び
    生ゴミを掬い上げるようにしたスコップと、容器内の上
    下中間位置にて鉛直軸に固定され鉛直軸の回転により生
    ゴミを多孔質無機物ボール内に引込むための捻り板と、
    からなることを特徴とする請求項1記載の多孔質無機物
    ボールを用いた生ゴミ処理装置。
  6. 【請求項6】 洗浄装置が、鉛直軸内を通して供給され
    る洗浄水を容器内面に向けて噴射する内面洗浄ノズルを
    備えていることを特徴とする請求項1記載の多孔質無機
    物ボールを用いた生ゴミ処理装置。
  7. 【請求項7】 洗浄装置が、鉛直軸内を通して供給され
    る洗浄水を容器内の多孔質無機物ボールに向けて流下さ
    せる散水器を備えていることを特徴とする請求項1又は
    6記載の多孔質無機物ボールを用いた生ゴミ処理装置。
  8. 【請求項8】 容器の開口を開閉する上部蓋の下部内面
    に脱臭器を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    多孔質無機物ボールを用いた生ゴミ処理装置。
  9. 【請求項9】 略円筒形状を有して微生物の菌が着床さ
    れた多孔質無機物ボール及び生ゴミを内部に収容するこ
    とができ且つ上端開口に開閉可能な上部蓋を備えた鉛直
    の容器と、容器内下部に備えた截頭逆円錐形の偏向案内
    板と、容器内中心部に鉛直に備えられ駆動モータにより
    回転する鉛直軸と、鉛直軸に取付けられ偏向案内板の下
    端部内周面に接触して水平回転する水切り円盤と、水切
    り円盤より上側にて鉛直軸に取付けられ水平回転により
    多孔質無機物ボールと生ゴミとを撹拌する撹拌装置と、
    鉛直軸に備えた洗浄装置と、容器底面に形成した排水口
    と、容器の開口に接続された生ゴミの前処理装置とを備
    えたことを特徴とする多孔質無機物ボールを用いた生ゴ
    ミ処理装置。
  10. 【請求項10】 前処理装置が、粉砕機を備えているこ
    とを特徴とする請求項9記載の多孔質無機物ボールを用
    いた生ゴミ処理装置。
  11. 【請求項11】 前処理装置が、脱水装置を備えている
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の多孔質無機物
    ボールを用いた生ゴミ処理装置。
  12. 【請求項12】 前処理装置が、給水装置を有する粉砕
    機であり、粉砕機の流出口が接続管を介して容器内部に
    連通していることを特徴とする請求項9記載の多孔質無
    機物ボールを用いた生ゴミ処理装置。
  13. 【請求項13】 容器の排水口の下部に、浄化装置を備
    えていることを特徴とする請求項1又は9記載の多孔質
    無機物ボールを用いた生ゴミ処理装置。
  14. 【請求項14】 浄化装置に沈殿物取出装置を備えてい
    ることを特徴とする請求項13記載の多孔質無機物ボー
    ルを用いた生ゴミ処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036051A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Hitachi Koki Co Ltd 遠心分離機
JP2013512093A (ja) * 2009-11-24 2013-04-11 ロト ミックス エルエルシー 複数フライトのオーガを有する材料混合機
WO2020238082A1 (zh) * 2019-05-28 2020-12-03 淄博创立机电科技有限公司 一种废固环保处理装置
CN113083856A (zh) * 2021-04-02 2021-07-09 汪亦冬 一种钢铁冶炼固体废弃物再利用处理系统及处理方法

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