JP2001111680A - 携帯電話ハンズフリー装置 - Google Patents

携帯電話ハンズフリー装置

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JP2001111680A
JP2001111680A JP28283199A JP28283199A JP2001111680A JP 2001111680 A JP2001111680 A JP 2001111680A JP 28283199 A JP28283199 A JP 28283199A JP 28283199 A JP28283199 A JP 28283199A JP 2001111680 A JP2001111680 A JP 2001111680A
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Japan
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hands
mobile phone
signal
terminal
free
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JP28283199A
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Inventor
Shunji Muraoka
俊二 村岡
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Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話の着信時にハンズフリー端末側での
簡便な操作で通話状態とすることのできる携帯電話ハン
ズフリー装置を提供する。 【解決手段】 携帯電話50の音声入力端子51と音声
出力端子52を介して携帯電話50と音声信号を送受信
可能なベースステーション10と、ベースステーション
10と微弱FM電波によりコードレスで送受信可能で、
音声出力手段31と音声入力手段32を備えた人の耳5
4に装着可能なハンズフリー端末30とを備え、ハンズ
フリー端末30は、ハンズフリー端末30に設けられた
電源スイッチ33のON動作に伴いFM搬送波を送信す
るように構成され、ベースステーション10は、FM搬
送波を受信すると、携帯電話50が識別可能な携帯電話
50を着信状態から通話状態に切り換えるための識別信
号Aを、携帯電話50の音声入力端子51に出力するよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の運転中等
において携帯電話の通話がハンズフリーで行える携帯電
話ハンズフリー装置に関し、特に、イヤホン及びマイク
を備えた人の耳に装着可能なハンズフリー端末を使用す
る携帯電話ハンズフリー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のハンズフリー端末を使用
した携帯電話ハンズフリー装置は、音声入出力用のコー
ドを備え、当該コードの先端のジャックを携帯電話のマ
イク/外部スピーカ用端子に接続し、携帯電話に内蔵さ
れたマイクとスピーカを使用せずに、ハンズフリー端末
として、例えば、耳や頭部に装着可能なヘッドセットの
マイクとイヤホンを使用してハンズフリーで通話できる
ものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯電話ハンズフリー装置は、車載用として使用する場
合、前記コードによって運転席周りが煩雑になるという
問題があり、しかも、着信時に携帯電話の通話ボタンを
探して押さなければならず、運転操作に支障をきたす虞
があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、携帯電話の着信時にハンズフリー端末
側での簡便な操作で通話状態とすることのできる携帯電
話ハンズフリー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る携帯電話ハンズフリー装置の第一の特徴
構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した如
く、携帯電話の音声入力端子と音声出力端子を介して前
記携帯電話と音声信号を送受信可能なベースステーショ
ンと、前記ベースステーションと微弱FM電波によりコ
ードレスで送受信可能で、ハンズフリーで送受話可能な
音声出力手段と音声入力手段を備えたハンズフリー端末
とを備え、前記ハンズフリー端末は、前記ハンズフリー
端末に設けられた電源スイッチのON動作に伴いFM搬
送波を送信するように構成され、前記ベースステーショ
ンは、前記FM搬送波を受信すると、前記携帯電話が識
別可能な前記携帯電話を着信状態から通話状態に切り換
えるための識別信号を出力するように構成されている点
にある。ここで、携帯電話の音声入力端子とは、マイク
入力端子等の送話音声信号を所定の外部音声入力手段を
介して入力するための入力端子であり、音声出力端子と
は、外部スピーカ用出力端子等の受話音声信号を所定の
外部音声出力手段に出力するための出力端子である。こ
れら音声入力端子と音声出力端子は、一体で構成されて
いるか、或いは各別に設けられているかは問わない。ま
た、ハンズフリー端末は、ハンズフリーで送受話可能な
形態であれば、耳や頭部に装着するヘッドセットや、或
いは、自動車の運転席頭部付近、例えばサンバイザー等
に装着可能な形態のものがあり得る。ハンズフリー端末
がヘッドセットの形態の場合、音声出力手段は、イヤホ
ンやヘッドホン等の耳や頭部に装着可能な形態の音声出
力手段であり、音声入力手段は耳や頭部に装着可能な形
態や、或いは、前記音声出力手段と連結した形態の各種
マイクである。
【0006】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項2に記載した通り、前記第一の特徴構成に加え
て、前記ベースステーションは、前記識別信号を送話音
声信号に多重化して前記携帯電話の前記音声入力端子に
出力するように構成されている点にある。
【0007】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項3に記載した通り、前記第二の特徴構成に加え
て、前記識別信号は着信状態と通話状態間で直流出力電
圧レベルが異なり、携帯電話側で識別信号が多重化され
た送話音声信号の直流出力電圧レベルを判定すること
で、着信状態と通話状態とを識別可能となるように、前
記識別信号の着信状態と通話状態間の直流出力電圧レベ
ル差を多重化前の送話音声信号の電圧振幅に対して十分
大きく設定してある点にある。
【0008】同第四の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項4に記載した通り、前記第一、第二または第三
の特徴構成に加えて、前記ハンズフリー端末と前記ベー
スステーションは、相互に受信する前記微弱FM電波の
受信感度判定手段を各別に備え、受信感度が所定レベル
以下或いは以上である場合に前記受信感度判定手段が出
力する信号に基づいて、夫々の音声出力レベルを低下さ
せる点にある。
【0009】以下に作用並びに効果を説明する。上記第
一の特徴構成によれば、携帯電話の着信時に、ハンズフ
リー端末に設けられた電源スイッチをONにすることに
よりFM搬送波が発信され、ベースステーションがその
FM搬送波を受信して携帯電話に識別信号を送信し、携
帯電話が所定の入力端子からその識別信号を受信すると
着信状態から通話状態に切り換わる。携帯電話が一旦着
信状態から通話状態に切り換わると、ハンズフリー端末
の音声入力手段から入力された送話音声が、送話音声信
号として微弱FM電波によりハンズフリー端末からベー
スステーションに送信され、ベースステーションで復調
された送話音声信号が、携帯電話の音声入力端子で受信
され、携帯電話から通話相手へ送信される。また、携帯
電話が受信した通話相手からの受話音声信号は携帯電話
の音声出力端子からベースステーションに送信され、更
に、微弱FM電波によりベースステーションからハンズ
フリー端末に送信され、ハンズフリー端末で復調された
受話音声信号がハンズフリー端末の音声出力手段から受
話音声として出力される。このように、携帯電話の通話
ボタンを操作せずに、ハンズフリー端末に設けられた電
源スイッチのON操作だけで、ベースステーションを介
してハンズフリー端末の音声入力手段と音声出力手段に
よりハンズフリーで通話を行うことができる。逆に、通
話終了後に電源スイッチをOFFにすると、FM搬送波
の発信が停止されるため、ベースステーションから携帯
電話への識別信号の送信も停止し、携帯電話は識別信号
を認識できず通話状態が解除される。更に、前記ハンズ
フリー端末と前記ベースステーションの間が微弱FM電
波によってコードレスで接続されているため、コードに
よって運転席周りが煩雑になることもない。
【0010】上記第二の特徴構成によれば、携帯電話側
に識別信号を受信するための特別な入力端子を、ベース
ステーション側に識別信号を送信するための特別な出力
端子を、夫々設ける必要がない。従って、識別信号送信
用のコードを別途準備する必要もない。
【0011】更に、上記第三の特徴構成によれば、携帯
電話側でコンデンサ等を介して識別信号が多重化された
送話音声信号を受信することで、当該送話音声信号から
簡単に音声信号成分を分離できるとともに、携帯電話側
に設けられたマイコンの通話判定用ポート等にその識別
信号が多重化された送話音声信号を直接入力しても、当
該マイコンはその入力電圧レベルを判定して識別信号の
直流出力電圧レベルが着信状態と通話状態の何れのレベ
ルにあるかを識別でき、着信状態から通話状態への切り
換えを簡単に行うことができる。つまり、携帯電話側で
は、既存の通話判定用ポート等を利用することで外部か
らの識別信号を認識するための特別な回路を新たに追加
する必要がなく、簡単な回路変更で対応できる。
【0012】更に、上記第四の特徴構成によれば、前記
ハンズフリー端末と前記ベースステーション間の距離が
通話範囲を外れて大きくなった場合に、自動的に受話側
及び送話側共に音声出力にミューティングがかかり、離
調間ノイズが軽減されるため、不快な雑音をハンズフリ
ー端末の音声出力手段から聞いたり、相手方に送信した
りすることを回避できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る携帯電話ハン
ズフリー装置(以下、本発明装置という。)の一実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本
発明装置は、ベースステーション10とハンズフリー端
末30とで構成されている。
【0014】前記ベースステーション10は、携帯電話
50の音声入力端子51と音声出力端子52を介して前
記携帯電話50と音声信号(低周波信号)を送受信可能
に構成されている。具体的には、前記携帯電話50は、
前記音声入力端子51と前記音声出力端子52を一体化
してなるマイク/外部スピーカ端子53を備え、前記ベ
ースステーション10もそのマイク/外部スピーカ端子
53と同じ機能形状の音声入出力端子11を備え、前記
携帯電話50の前記マイク/外部スピーカ端子53と前
記ベースステーション10の前記音声入出力端子11間
が接続用コード12で接続されるように構成されてい
る。前記接続用コード12の両端には夫々前記マイク/
外部スピーカ端子53と前記音声入出力端子11と接続
可能なピンジャック12aが設けられている。図2に、
前記ピンジャック12aの一実施例を示す。また、図1
に示すように、前記ベースステーション10は、内蔵電
池(図示せず)、或いは、カーバッテリプラグ28を介
して車載バッテリから電源供給されるように構成されて
いる。また、前記音声入出力端子11の奥に電源スイッ
チ(図示せず。)が設けられており、前記接続用コード
12の一方のピンジャック12aが前記音声入出力端子
11に挿入接続されることでその電源スイッチがON状
態になる。前記ハンズフリー端末30は、図1に示すよ
うに、音声出力手段であるイヤホン31と音声入力手段
であるマイク32と電源スイッチ33を備え、人の耳5
4に装着可能なヘッドセットの形態に構成されている。
【0015】前記ベースステーション10と前記ハンズ
フリー端末30は微弱FM電波により相互にコードレス
で送受信可能なように、夫々にFM変調手段13,34
とFM復調手段14,35を備えている。前記ベースス
テーション10の前記FM変調手段13は、図3に示す
ように、発振器15、高周波アンプ16、送信アンテナ
17を備えて構成され、前記携帯電話50が受信復調し
た受話音声信号を、前記マイク/外部スピーカ端子53
から前記接続用コード12と前記音声入出力端子11を
介して受信し、変調信号として前記発振器15に入力し
てFM変調し、前記送信アンテナ17から所定の搬送周
波数で前記ハンズフリー端末30に向けて無線送信す
る。前記ハンズフリー端末30の前記FM変調手段34
は、図4に示すように、マイクアンプ36、発振器3
7、高周波アンプ38、送信アンテナ39を備えて構成
され、前記マイクで音声信号に変換された送話音声を前
記マイクアンプ36で増幅し、その増幅された送話音声
信号を変調信号として前記発振器37に入力してFM変
調し、前記送信アンテナ39から所定の搬送周波数で前
記ベースステーション10に向けて無線送信する。
【0016】前記ベースステーション10の前記FM復
調手段14は、図3に示すように、受信アンテナ18、
低雑音アンプ19、混合器20、局部発振器21、局部
アンプ22からなるフロントエンド部14aと、中間周
波アンプ23と帯域通過フィルタ24からなる中間周波
部14bと、クォドラチュア検波回路25、受信感度判
定手段26、マルチプレクサ27からなる検波出力部1
4cとで構成され、前記ハンズフリー端末30でFM変
調された被変調信号を元の送話音声信号に復調して、前
記音声入出力端子11と前記接続用コード12を介して
前記携帯電話50の前記マイク/外部スピーカ端子53
(前記音声入力端子51)に出力する。
【0017】前記受信感度判定手段26は、前記ハンズ
フリー端末30から発信されたFM搬送波を所定の受信
感度以上で受信すると、前記携帯電話50を着信状態か
ら通話状態に切り換えるための識別信号Aを生成する。
具体的には、中間周波信号(IF信号)の包絡線検波を
行い受信感度が直流電圧レベルとして出力されたものを
所定の受信判定閾値Vthで高低判定する。前記受信感度
判定手段26は、受信強度表示信号(RSSI信号)を
生成する回路や、FM復調時の受信感度が復調可能レベ
ルに達しているときにLEDを点灯させるためのLED
ドライバ回路等のFM復調ICに組み込まれている回路
を利用して構成することができる。更に、RSSI信号
を利用する場合について説明すると、RSSI信号の信
号レベルは、図5に示すように、受信信号レベルと正の
相関関係にあり、図示するように前記受信判定閾値Vth
を設定し、例えば、図6に示すようなオペアンプを用い
た回路構成で識別信号Aを生成することができる。
【0018】この識別信号Aは、図7に示すように、直
流出力電圧レベルが、FM搬送波の非受信時は0Vで、
受信時に3Vとなるハイアクティブな極性の信号で、前
記マルチプレクサ27において前記クォドラチュア検波
回路25で復調された送話音声信号と多重化され、前記
音声入出力端子11と前記接続用コード12を介して前
記携帯電話50の前記マイク/外部スピーカ端子53
(前記音声入力端子51)に出力される。このとき、多
重化される前の送話音声信号の出力電圧レベルはピーク
トゥピークで60mV程度であり、識別信号Aの直流出
力電圧レベルのレベル差が3Vに比較して十分小さな値
である。
【0019】また、前記ベースステーション10と前記
ハンズフリー端末30の間の距離が通話範囲を外れて大
きくなり受信感度が低下した場合には、前記クォドラチ
ュア検波回路25から出力された前記送話音声信号は、
前記マルチプレクサ27においてミューティングがかけ
られる。このミューティングは前記識別信号Aが低レベ
ル時にかかるように構成されている。具体的には、前記
識別信号Aの代わりに、前記RSSI信号或いはLED
ドライブ用の信号を利用して、ミューティングがかかる
ようにしてもよい。
【0020】前記ハンズフリー端末30の前記FM復調
手段35は、前記FM復調手段14と略同様に、図4に
示すように、受信アンテナ40、低雑音アンプ41、混
合器42、局部発振器43、局部アンプ44からなるフ
ロントエンド部35aと、中間周波アンプ45と帯域通
過フィルタ46からなる中間周波部35bと、クォドラ
チュア検波回路47、受信感度判定手段48、音声周波
アンプ49からなる検波出力部35cとで構成されてい
る。前記ベースステーション10でFM変調された被変
調信号を元の受話音声信号に復調して、前記イヤホン3
1で受話音声を再生する。前記受信感度判定手段48
は、前記受信感度判定手段26と同様に、受信強度表示
信号(RSSI信号)を生成する回路や、FM復調時の
受信感度が復調可能レベルに達しているときにLEDを
点灯させるためのLEDドライバ回路等のFM復調IC
に組み込まれている回路を利用して構成することができ
る。そして、前記ベースステーション10と前記ハンズ
フリー端末30の間の距離が通話範囲を外れて大きくな
り受信感度が低下した場合には、前記クォドラチュア検
波回路47から出力された前記送話音声信号は、前記音
声周波アンプ49において、前記受信感度判定手段48
の前記RSSI信号或いはLEDドライブ用の信号を利
用して、ミューティングがかけられる。
【0021】従って、上記した前記ベースステーション
10と前記ハンズフリー端末30の構成により、前記携
帯電話50の送受話が、前記ベースステーション10を
介して、前記ハンズフリー端末30の前記イヤホン31
と前記マイク32で行えることになる。具体的には、上
述の通り、前記ベースステーション10の前記FM変調
手段13と前記ハンズフリー端末30の前記FM復調手
段35により受話処理が、前記ハンズフリー端末30の
前記FM変調手段34と前記ベースステーション10の
前記FM復調手段14により送話処理が行われる。
【0022】更に、前記ハンズフリー端末30は、前記
ハンズフリー端末30に設けられた前記電源スイッチ3
3のON動作に伴い、各部が電源供給され、前記FM変
調手段34からFM搬送波の送信が開始されるように構
成されている。従って、前記ベースステーション10
は、前記FM搬送波を受信すると、前記識別信号Aを生
成し、前記FM復調手段14で復調された送話音声信号
に多重化して、前記携帯電話50の前記マイク/外部ス
ピーカ端子53に出力する。前記携帯電話50は、前記
識別信号Aの多重化された送話音声信号を前記ベースス
テーション10から受信すると、その信号レベルを所定
の受信判定閾値Vth(約1.5V)と比較し、その閾値
Vth以上であれば、着信状態から通話状態に切り換え、
その通話状態を維持する。具体的には、前記送話音声信
号は前記携帯電話50内に設けられたマイコンの通話判
定用ポートに直接入力され、そのマイコンが、前記送話
音声信号の入力電圧レベルを前記閾値Vthと比較して、
前記閾値Vthより高ければ、前記携帯電話50を着信状
態から通話状態に切り換える。つまり、前記識別信号A
の直流出力電圧レベルが0Vでは着信状態が維持され、
3Vに遷移すると通話状態に切り換わることになる。
尚、前記送話音声信号の電圧振幅が60mV程度と前記
識別信号Aの通話状態での直流出力電圧レベルと比較し
て十分に低く、前記送話音声信号の入力電圧レベル検出
時に、前記閾値Vthとの間に十分な検出マージンを確保
できるため、前記識別信号Aは確実且つ安定して認識さ
れる。
【0023】また、一旦通話状態になると、前記携帯電
話50内部において、前記多重化された送話音声信号は
コンデンサを介して入力することで、前記識別信号Aの
通話状態のバイアスレベル(3V)をカットでき、前記
識別信号Aと分離して送話音声信号成分のみを容易に抽
出することができる。
【0024】逆に、通話状態において、前記電源スイッ
チ33がOFFされると、前記FM変調手段34からの
FM搬送波の送信が停止され、前記識別信号Aの信号レ
ベルが0Vまで低下し、前記信号レベルが前記閾値Vth
より低くなり、前記携帯電話50は、通話状態から切断
状態に切り換わり、通話状態が解除される。
【0025】従って、前記ハンズフリー端末30に設け
られた前記電源スイッチ33のON/OFF動作のみ
で、着信状態から通話状態、通話状態から切断状態への
切り換えが、前記携帯電話50を操作することなく、手
元で簡便に行えるため、自動車運転中の当該切り換え操
作において特に便利であり、運転動作の支障となりにく
く安全運転が図られる。
【0026】以下に別実施形態を示す。 〈1〉上記実施形態では、前記ベースステーション10
の前記マルチプレクサ27において、前記識別信号Aと
前記クォドラチュア検波回路25で復調された送話音声
信号とが多重化されるように構成してあったが、前記識
別信号Aと前記送話音声信号とは多重化せずに各別に前
記携帯電話50に出力するように構成しても構わない。
但し、前記ベースステーション10には前記識別信号A
の出力端子を、また、前記携帯電話50には前記識別信
号Aの入力端子を、別途夫々設ける必要はある。
【0027】〈2〉上記実施形態において、前記識別信
号Aの直流出力電圧レベル、前記受信判定閾値Vthは、
必ずしも上記した値に限定されるものではない。前記識
別信号Aの着信状態と通話状態との間の直流出力電圧レ
ベル差は、適宜変更可能であり、送話音声信号の電圧振
幅(ピークトゥピーク)と比較して、少なくとも18倍
程度以上、好ましくは数10倍程度であれば、前記携帯
電話50側で識別可能である。
【0028】〈3〉上記実施形態では、前記ベースステ
ーション10の前記マルチプレクサ27と前記ハンズフ
リー端末30の前記音声周波アンプ49にミューティン
グ機構が設けてあったが、かかるミューティング機構は
必ずしも設けなくても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話ハンズフリー装置の一実
施の形態を示す概略構成図
【図2】本発明に係る携帯電話ハンズフリー装置で使用
する接続用コードの両端に設けられたピンジャックを示
す説明図
【図3】本発明に係る携帯電話ハンズフリー装置のベー
スステーションの回路構成図
【図4】本発明に係る携帯電話ハンズフリー装置のハン
ズフリー端末の回路構成図
【図5】RSSI信号の信号レベルと受信信号レベルと
の関係を示す説明図
【図6】識別信号を発生するための回路例を示す回路図
【図7】識別信号と送話音声信号の出力電圧レベルと多
重化の様子を示す波形図
【符号の説明】
10 ベースステーション 11 音声入出力端子 12 接続用コード 12a ピンジャック 13,34 FM変調手段 14,35 FM復調手段 14a,35a フロントエンド部 14b,35b 中間周波部 14c,35c 検波出力部 15,37 発振器 16,38 高周波アンプ 17,39 送信アンテナ 18,40 受信アンテナ 19,41 低雑音アンプ 20,42 混合器 21,43 局部発振器 22,44 局部アンプ 23,45 中間周波アンプ 24,46 帯域通過フィルタ 25,47 クォドラチュア検波回路 26,48 受信感度判定手段 27 マルチプレクサ 28 カーバッテリプラグ 30 ハンズフリー端末(ヘッドセット) 31 音声出力手段(イヤホン) 32 音声入力手段(マイク) 33 電源スイッチ 36 マイクアンプ 49 音声周波アンプ 50 携帯電話 51 音声入力端子 52 音声出力端子 53 マイク/外部スピーカ端子 54 人の耳 A 識別信号 Vth 受信判定閾値
フロントページの続き Fターム(参考) 5K011 DA17 DA29 EA03 FA07 GA05 GA06 HA06 JA01 JA10 KA12 5K027 AA11 AA16 BB02 CC08 DD11 DD14 EE15 GG02 HH03 KK07 MM04 5K067 AA35 BB03 BB04 DD27 DD44 EE03 EE12 EE35 FF38 GG11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話の音声入力端子と音声出力端子
    を介して前記携帯電話と音声信号を送受信可能なベース
    ステーションと、前記ベースステーションと微弱FM電
    波によりコードレスで送受信可能で、ハンズフリーで送
    受話可能な音声出力手段と音声入力手段を備えたハンズ
    フリー端末とを備え、 前記ハンズフリー端末は、前記ハンズフリー端末に設け
    られた電源スイッチのON動作に伴いFM搬送波を送信
    するように構成され、 前記ベースステーションは、前記FM搬送波を受信する
    と、前記携帯電話が識別可能な前記携帯電話を着信状態
    から通話状態に切り換えるための識別信号を出力するよ
    うに構成されている携帯電話ハンズフリー装置。
  2. 【請求項2】 前記ベースステーションは、前記識別信
    号を送話音声信号に多重化して前記携帯電話の前記音声
    入力端子に出力するように構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の携帯電話ハンズフリー装置。
  3. 【請求項3】 前記識別信号は着信状態と通話状態間で
    直流出力電圧レベルが異なり、携帯電話側で識別信号が
    多重化された送話音声信号の直流出力電圧レベルを判定
    することで、着信状態と通話状態とを識別可能となるよ
    うに、前記識別信号の着信状態と通話状態間の直流出力
    電圧レベル差を多重化前の送話音声信号の電圧振幅に対
    して十分大きく設定してあることを特徴とする請求項2
    記載の携帯電話ハンズフリー装置。
  4. 【請求項4】 前記ハンズフリー端末と前記ベースステ
    ーションは、相互に受信する前記微弱FM電波の受信感
    度判定手段を各別に備え、受信感度が所定レベル以下或
    いは以上である場合に前記受信感度判定手段が出力する
    信号に基づいて、夫々の音声出力レベルを低下させるこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の携帯電話ハ
    ンズフリー装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6928308B2 (en) * 2002-06-08 2005-08-09 Micro Mobio Corporation Taiwan Branch (Usa) Mobile phone hand-free extension device
KR100777976B1 (ko) * 2005-12-21 2007-11-21 주식회사 페이스테크 휴대형 차량용 오디오 무선 송출장치

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KR100777976B1 (ko) * 2005-12-21 2007-11-21 주식회사 페이스테크 휴대형 차량용 오디오 무선 송출장치

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