JP2001111613A - ネットワークシステム - Google Patents
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Abstract
を超えて、ポリシーの異なる組織間で品質保証パスを設
定する。 【解決手段】各組織のポリシーサーバPSは、自身のポリ
シーに従って自組織内のホストの組織間通信、自組織を
経由する組織間通信に保証しえる品質を示すポリシーを
他のポリシーサーバPSに公開する。各ポリシーサーバPS
は公開されたポリシーより、自組織から各組織の各ホス
トへの通信に保証される品質を求め、これと、自身のポ
リシーに従って定まる自組織内のホストの組織間通信保
証しえる品質より、自組織のホストより、他組織のホス
トへの通信に保証しえる品質を求める。そして、その品
質内でのみ、ホストに品質を保証する。
Description
クより構成されるネットワークシステムにおける通信の
品質制御の技術に関するものである。
求されるコンテンツを、ネットワークが、そのリアルタ
イム性を保証して伝送する為には、ネットワーク上の各
通信(パス)に帯域幅等を割り当るQoS(Quality of
Service)制御を行うことが必要となる。
は、ネットワーク機器の品質制御の設定を一個所で統合
的に管理するポリシーサーバを用いて、ネットワーク全
体に矛盾無くトラヒック種別に応じた各端末間(エンド
ー・ツー・エンド)でのQoS制御を行うことが知られて
いる。
ポリシーに従った各ネットワーク機器の品質制御の設定
を行う。したがって、ネットワークの管理人は、ネット
ワークの運用、管理等の方針をポリシーとしてポリシー
サーバに記述するだけで、その音声や動画といったリア
ルタイム性が要求されるコンテンツを優先的に伝送させ
たり、絶対的な帯域幅の割り当てや、ERPや電子商取引
などの業務上重要なアプリケーションの処理を優先的に
行わせる、QoS制御が可能となる。
によらない、このようなポリシーサーバを用いた品質制
御を実現するために、標準化団体のIETF(Internet En
ginieering Task Force)が、ポリシーフレームワー
クの標準化を進めている。
ットワーク上の各通信(パス)の品質制御を一個所で統
合的に管理することが可能であるが、それは、当然、ポ
リシーサーバが管理するネットワークの範囲内に限定さ
れる。
けられた複数のネットワークより構成されるネットワー
クシステムにおいて、ネットワークを跨いで行われる通
信に対して、ポリシーサーバを利用したQoS制御を行う
ことはできない。また、このようなネットワークを跨い
で行われる通信に対して、この通信が経由する各ネット
ワークのポリシーサーバが持つポリシーに違反しないよ
うに、QoS制御を行うこともできない。
れるネットワークシステム全体を集中管理するポリシー
サーバを設ければ、このようなネットワークを跨いで行
われる通信に対しても、所定のポリシーに従ったQoS制
御が可能となるが、ネットワークシステムが大規模なも
のである場合や、その構成が頻繁に変更されるものであ
るような場合、このように非分散的な管理制御を行うポ
リシーサーバを設け、管理運用することのコストは莫大
なものとなる。
バが設けられた複数のネットワークより構成されるネッ
トワークシステムにおいて、ネットワークを跨いで行わ
れる通信に対して、各ネットワークのポリシーサーバを
利用してQoS制御を行うことを課題とする。
本発明は、たとえば、保持するポリシーに従ってネット
ワーク内の品質保証パスを設定するポリシーサーバを有
するネットワークを、複数接続したネットワークシステ
ムであって、前記ポリシーサーバは、ネットワーク間の
通信に自ネットワークで保証しえる品質を規定するポリ
シーを保持するポリシー保持手段と、前記ポリシー保持
手段が保持するポリシーを、他のネットワークのポリシ
ーサーバに公開するポリシー公開手段と、自ネットワー
クと他のネットワーク間の経路上のネットワークのポリ
シーサーバが公開したポリシーより、自ネットワークと
他のネットワーク間の前記経路によるパスで保証できる
品質を算出する保証品質算出手段と、自ネットワークと
他のネットワーク間の前記経路による、当該経路につい
て前記保証品質算出手段が算出した品質以内の品質を保
証した、品質保証パスを提供する品質保証パス設定手段
とを有することを特徴とするネットワークシステムを提
供する。
ば、各ポリシーサーバが、自身のポリシーと他のポリシ
ーサーバが公開したポリシーから、提供しようとする品
質保証パスに関連する複数のネットワークの各ポリシー
サーバのポリシーによって保証される品質であって、し
たがって、関連する複数のネットワークの各ポリシーサ
ーバのポリシーに違反しない品質の、ネットワークを跨
いだ品質保証パスを提供することができる。
けられた複数のネットワークより構成されるネットワー
クシステムにおいて、ネットワークを跨いで行われる通
信に対して、各ネットワークのポリシーサーバを利用し
てQoS制御を行うことができる。
て説明する。
テムの構成を示す。
ークは、ネットワーク内のネットワーク機器(R:ルー
タ等)をポリシーを用いて管理するポリシーサーバ一
(PS)が1台配置されている。ここで、各組織(組織A,
B,C,D)のネットワークとは、あるポリシーを持つポリ
シーサーバによって管理されるネットワークの範囲のこ
とである。各組織のネットワーク、他の組織のネットワ
ークと通信を行うために物理的に回線を接続するための
一つ以上の境界ルータが存在し、境界ルータ(BR)とそ
の間の通信回線で接続されている。
ーバを運用・管理するネットワーク管理者が存在する。
ネットワーク管理者はポリシーサーバのユーザインター
フェース等を操作することによってポリシーサーバを運
用・管理する。 ポリシーサーバは、組織内及び複数の
組織をまたがったエンドノード間でQoS保証サービスを
提供する為の、制御・運用を行うものである。
(10000)は、ポリシーサーバPSa(10100)
によって管理されるネットワークである。ポリシーサー
バPSa(10100)は、組織A内部にあるネットワーク
機器を管理・制御する。境界ルータBRa1(1020
0)及び、BRa2(10300)は、組織A以外の組織の
ネットワークの境界ルータと通信を行う。ルータRa1
(10400)、Ra2(10500)、Ra3(1060
0)は、組織Aのネットワーク内の他のルータや、ホス
トHa1(10700)、Ha2(10800)、Ha3(1
0900)等と通信を行う。
0)は、ポリシーサーバPSb(20100)によって管
理されるネットワークである。ポリシーサーバPSb(2
0100)は、組織B内部にあるネットワーク機器を管
理・制御する。境界ルータBRb1(20200)及び、B
Rb2(20300)は、組織B以外の組織のネットワー
クに境界ルータと通信を行う。ルータRb1(2040
0)、Rb2(20500)は、組織内の他のルータや、
組織Bのネットワーク内のホスト等と通信を行う。
0)は、ポリシーサーバPSc(30100)によって管
理されるネットワークである。ポリシーサーバPSc(3
0100)は、組織C内部にあるネットワーク機器を管
理・制御する。境界ルータBRc1(30200)及び、B
Rc2(30300)は、組織C以外の組織のネットワー
クの境界ルータと通信を行う。ルータRc1(3040
0)、Rc2(30500)、Rc3(30600)は、組
織C内の他のルータや、組織のネットワーク内のホスト
等と通信を行う。
0)は、ポリシーサーバPSd(40100)によって管
理されるネットワークである。ポリシーサーバPSd(4
0100)は、組織Dのネットワーク内部にあるネット
ワーク機器を管理・制御する。境界ルータBRd1(40
200)は、組織D以外の組織のネットワークので境界
ルータと通信を行う。ルータRd1(40300)、Rd2
(40400)は、組織Dのネットワーク内の他のルー
タや、組織内のホスト等と通信を行う。
組織Aのネットワーク(10000)について示したよ
うに、複数のルータ装置(10200、10300、1
0400、10500、10600)からなるネットワ
ークと、集線装置(HUB)(103a〜103b)によっ
てルータへ接続されたエンドノードPC装置Ha1(107
00)、Ha2(10800)、Ha3(10900)から
構成されるネットワークシステムである。
つネットワーク資源を一括管理・制御するポリシーサー
バPSa(10100)が接続されている。一般にネット
ワーク管理者(105)は、ルータ装置からなるネット
ワーク(100)の運用状態を管理し、必要に応じてそ
の装置の設定を変更する。また、エンドノードとそれを
接続するHUB装置を含めたネットワーク(110)で
は、当該ネットワーク上のエンドノードのユーザ(10
6a〜106b)がHUB装置の設定を変えることが可能で
ある。
トワーク管理者の裁量により運用されるネットワーク
(100)と、エンドユーザの裁量によって使用される
ネットワーク(110)とが存在する。
ークの資源割り当てに関する運用ポリシーを表現した記
述(107)をポリシーサーバに事前に登録する。これ
により、RSVP(エンドユーザの要求に応じて通信帯域を
確保するように、通信路のルータ装置に対して逐次的に
要求を行うResource Reservation Protocol)のように
非同期的に発生するユーザからの即時的な資源割り当て
要求や、未来の資源割り当てを事前に予約しておく資源
割り当て要求などの要求が、ポリシーサーバに照合する
ことを可能とする。ネットワーク管理者が記述する運用
ポリシーは、管理対象のグループ毎に、グループのメン
バ情報、優先度、使用する資源の割り当ての条件、経路
に関する制限等、ネットワーク管理に必要な情報から構
成される。また、ユーザからの資源割り当て要求には、
要求元のユーザ名、そのユーザが使用しているPC装置の
IPアドレス、必要とする資源の条件等が記述されている
(108)。
における各ネットワークの境界ルータの通信インターフ
ェースを、図3に示しておく。
態においては、1つの通信インターフェースは、受信と
送信を行なうインターフェースであり、送信と受信の転
送速度は同じものと仮定しているが、これらは受信と送
信が別であったり、送信と受信の転送速度が違っていた
りしてもよい。
タBRa1(10200)は、組織Cの境界ルータBRc1
(30200)と通信するための通信インターフェース
(10201)と、組織内のルータと通信するためのイ
ンターフェース(10202、10203)を具備して
いる。さらにもう一つの組織Aの境界ルータBRa2(10
300)は、組織Cの境界ルータBRc2(30300)と
通信するための通信インターフェース(10301)
と、組織Bの境界ルータBRb1(20200)と通信する
ための通信インターフェース(10302)と、組織内
のルータと通信するためのインターフェース(1030
3、10304)を具備している。
は、組織Aの境界ルータBRa2(10300)と通信する
ための通信インターフェース(20201)と、組織内
のルータと通信するためのインターフェース(2020
2)を具備している。さらにもう一つの組織Bの境界ル
ータBRb2(20300)は、組織Cの境界ルータBRc2
(30300)と通信するための通信インターフェース
(20301)と、組織Dの境界ルータBRd1(4020
0)と通信するための通信インターフェース(2030
2)と、組織内のルータと通信するためのインターフェ
ース(20303)を具備している。
は、組織Aの境界ルータBRa1(10200)と通信する
ための通信インターフェース(30201)と、組織内
のルータと通信するためのインターフェース(3020
2、30203)を具備している。さらにもう一つの組
織Cの境界ルータBRc2(30300)は、組織Aの境界
ルータBRa2(10300)と通信するための通信イン
ターフェース(30301)と、組織Bの境界ルータBRb
2(20300)と通信するための通信インターフェー
ス(30302)と、組織内のルータと通信するための
インターフェース(30303)を具備している。
は、組織Bの境界ルータBRb2(20300)と通信する
ための通信インターフェース(40201)と、組織内
のルータと通信するためのインターフェース(4020
2、40203)を具備している。
ポリシーサーバや境界ルータのアドレスを図4にまとめ
て示しておく。
前を記述している。組織ID(AS−ID)(50002)
は、組織を識別する識別番号である。なお、ASとは、ボ
ーダルータプロトコルBGP4に言う、自律組織(Autonom
ous System)の略である。次に、PS−IPアドレス(5
0003)は、それぞれの組織を管理しているポリシー
サーバのIPアドレスである。また、BR(50004)
は、それぞれの組織の境界ルータの名前である。BR−IP
(組織内向き)(50005)は、それぞれの組織の境
界ルータの組織内向きの通信インターフェースのIPアド
レスである。BR−IP(組織外向き)(50006)は、
それぞれの組織の境界ルータの組織外向きの通信インタ
ーフェースのIPアドレスである。
す。
定義に基づく組織内に関する資源割り当ての調整を行な
う自組織内資源割当処理部機能部(300)と、自組織
の運用ポリシーの一部を、他の組織に対して知らせ、他
組織との間でQoS保証サービスを実現するための通信経
路(以後、QoS保証パスと呼ぶ)を確保する必要がある
場合に他の組織とQoS保証パスを作る他組織接続経路情
報提供機能部(320)から構成されている。
は、自組織で扱うユーザの情報の為の顧客管理情報検索
/更新処理部(301)および顧客DB(301a)、ネ
ットワーク管理者が記述した運用ポリシーを検討/更新
する為の運用ポリシー検索/更新処理部(302)、お
よび運用ポリシーDB(302a)、ネットワーク管理者
が各種設定内容を入力、更新、保守するための管理者用
GUI処理部(303)、ユーザまたはネットワーク管理
者から、事前予約型、及び即時型の、ネットワーク資源
ネットワーク資源割当要求を受け付けるための要求受付
処理部(304)、運用ポリシーに従って個別の資源割
当要求を調整し、資源割当の制御内容を決定する資源割
当調停制御処理部(305)、資源割当調停制御処理部
(305)が使用する情報のためのネットワーク経路情
報DB(305a)、資源割当状況DB(306b)、要求さ
れた資源割当が、自組織内で閉じていない場合には、後
述する他組織への資源割当要求の前処理を行なう資源割
当要求事前処理部(306)からなる。
源割当設定内容のための資源割当スケジュール検索/更
新処理部(307)、及び、資源割当スケジュールDB
(308a)、予約が記述された事前予約型ネットワー
ク資源割当と、調整後の即時型ネットワーク資源割当の
設定内容をルータに装置への制御命令として発行する、
資源割当実行処理部(308)、割り当てた資源に対し
て課金が発生する場合の処理を行なう課金管理処理部
(309)、ネットワーク経路情報DB(305a)、資
源割当状況DB(306a)の内容を定期的に検証して更
新するネットワーク構成情報更新処理部(311)を有
している。
20)は、他組織への資源割当の為の事前処理部を行な
う他組織への資源割当事前処理部(306)と、他の組
織との間で、組織間通信に必要となる自組織の運用ポリ
シーを交換する処理や、その交換した運用ポリシーを参
照する処理を行ない、他組織との間で通信を行なうため
にネットワーク資源の割当を他組織に要求する、あるい
は他組織からの前記要求を受け取る組織間資源割当処理
部(310)とを有する。
(302a)には、組織内資源ポリシーテーブル(32
1a)、組織外ホストポリシーテーブル(321b)、対
組織ポリシーテーブル(321d)、対ユーザポリシー
テーブル(321e)、組織間資源ポリシーテーブル
(322a)が格納される。また、ネットワーク経路情
報DB(305a)には、組織間リンク管理テーブル(3
21c)が格納される。
スと処理の流れの関係を図6に示しておく。
タアクセスへの関係を示している。後述するように、大
きな処理の流れは、管理者が行なう各種データベースへ
の登録・更新処理と、ユーザから受け取った事前予約型
及び即時型の各種資源割当要求の処理となる。
(10100)は、実際には、図7に示した一般的な構
成を有するコンピュータ装置上で、所定のプログラムを
稼働することにより実現される。
理部装置(201a)、通信I/Oインタフェースコント
ローラ(201b)、キーボード&マウスコントローラ
(201c)、ビデオボードコントローラ(201d)、
ディスクコントローラ(201e)、主記憶装置(20
1f)から構成されており、これにキーボードおよびマ
ウス装置(202)、ディスプレイ装置(203)、可
搬な外部記憶媒体(204)、ハードディスク装置(2
05)が接続されている。ハードディスク装置(20
5)上には、ポリシーサーバ用DB群(210)、ポリシ
ーサーバプログラム(211)が、可搬な外部記憶媒体
(204)から、または、当該ポリシーサーバが接続さ
れているネットワーク経由で、導入されることにより格
納されている。該プログラムが主記憶装置(201f)
上に展開されて稼動することにより、ポリシーサーバが
コンピュータ装置上に実現される。
ネットワークの管理者は、予め、自組織のポリシーサー
バに、管理者用GUI処理部(303)を介して、顧客管
理情報検索/更新処理部(301)および顧客DB(30
1a)や運用ポリシー検索/更新処理部(302)を利
用しながら、ネットワーク経路情報DB(305)の組織
間リンク管理テーブル(321C)、運用ポリシーDB
(302a)の組織内資源ポリシーテーブル(321
a)、対組織ポリシーテーブル(321d)、対ユーザポ
リシーテーブル(321e)、組織間資源ポリシーテーブ
ル(322a)を設定する。
間資源ポリシーテーブル(322a)を図8のように作
成する。
ブル(322a)は、自組織の境界ルータの外向きイン
タフェース毎のエントリを持つ。各エントリにおいて、
(a)外向きインタフェースが接続する他組織の組織ID
(50101)、(b)外向きインタフェースが接続す
る他組織のポリシーサーバIPアドレス(50102)、
(c)外向きインタフェースしたがって組織間のリンク
に与えた組織間リンクID(50103)、(d−1)外
向きインタフェースに対応する同境界ルータの内向きイ
ンタフェースの IPアドレス(50104)、(d−2)
外向きインタフェースのIPアドレス(50105)、
(e)外向きインタフェースに接続する他組織の境界ル
ータの外向きインタフェースのIPアドレス(5010
6)、(f)ネットワーク管理者が設定した事前予約型
の資源割当要求による1ホスト当たりの外向きインタフ
ェースの利用帯域上限値(Mビット/秒) (5010
7)、(g)ネットワーク管理者が設定した即時型の資
源割当要求による1ホスト当たりの外向きインタフェー
スの利用帯域上限値(Mビット/秒) (50108)であ
る。
ンク管理テーブル(321C)を図9のように作成す
る。
ル(321C)は、組織Aの組織間リンクが、どの組織と
接続されているかを示すものであり、組織間リンク毎
に、(a)組織間リンクID(50301)と、(b)組織
間リンクIDの組織リンクで接続する他組織の組織ID(5
0302)を記述する。
源ポリシーテーブル(321a)には、組織間通信を許
可する顧客のホスト毎に、 (1)組織間通信を許可された自組織のホストIPアドレ
ス (2)自組織が持っている組織間リンクの組織間リンク
ID (3)事前予約型の資源割当要求、即時型の資源割当要
求のそれぞれによって、(1)のホストが(2)の組織
間リンクIDを経由する通信で使用可能な帯域の上限値 (4)(1)のホストが組織間通信を行なうことを許可
された組織の組織ID (5)の上限値が与えられる組織内経路を登録する。
毎に、 (1)外向きインタフェースのIPアドレス (2)自組織が持っている組織間リンクの組織間リンク
ID (3)(1)の外向きインタフェースを経由して(2)
の組織間リンクへ向かう通信が、事前予約型の資源割当
要求、即時型の資源割当要求のそれぞれによって使用可
能な帯域の上限値 (4)(3)の上限値が与えられる組織内経路を登録す
る。
資源ポリシーテーブル(321a)を作成する。
た自組織のホストまたは境界ルータの外向きインタフェ
ースのIPアドレス(50201)が記述される。ここで
は、組織A内のホストHa1(10700)、Ha2(10
800)、Ha3(10900)のIPアドレス、”17
2.16.12.100/24”、”172.16.1
2.101/24”、”172.16.12.102/
24”と、境界ルータBRa1とBRa2の計3つの外向きイ
ンタフェースのIPアドレス”172.30.0.1/2
4”、”172.30.1.1/24”、”172.3
0.1.3/24”が記述されている。(b)には、組
織Aから他組織に至る組織間リンクIDが記述されてい
る。(c−1)には、(a)で記述したホストまたは境界
ルータの外向きインタフェースが、(b)の組織間リン
クIDを経由する通信に使用可能な事前予約型に対応する
帯域の上限値が記述されている。(c−2)には、(a)
で記述したホストまたは境界ルータの外向きインタフェ
ースが、(b)の組織間リンクIDを経由する通信で使用
可能な即時型に対応する帯域の上限値が記述されている
(Mビット/秒)。(d)には、それぞれのホストがどの
組織と組織間通信を行なってよいかが記述され、(e)に
は、(c−1)(c−2)の上限値が求まった組織内経路
が記述される。
(c−1)および(c−2)の帯域の上限値および(e)の
経路を、次のようにして定める。なお、ここでは、事前
予約型の帯域上限値を例に説明する。
管理者が、組織内の各通信路に、事前予約型の通信に利
用可能な1ホスト当たりの帯域上限値を設定したものと
する。また、組織間リンクの前予約型の通信に利用可能
な1ホスト当たりの帯域上限値は、先に図8の組織間資
源ポリシーテーブル(322a)に設定した値となる。
同じく組織A内のルータRa1(10400)は、それぞ
れの通信インターフェース10701と10402によ
って物理的な通信路(LLa1)で繋がれており、通信路L
La1で事前予約型の利用可能な1ホスト当たりの帯域上
限値は10.0(Mビット/秒)である。さらに、組織A
内のルータRa1(10400)と、同じく組織A内の境
界ルータBRa1(10200)は、それぞれの通信イン
ターフェース10401と10202によって物理的な
通信路(LLa2)で繋がれており、通信路LLa2で事前予
約型の利用可能な1ホスト当たりの帯域上限値は5.3
(Mビット/秒)である。さらに、組織A内の境界ルータ
BRa1(10200)と、組織C内の境界ルータBRc1
(30200)は、それぞれの通信インターフェース1
0201と30201によって物理的な通信路(La2)
で繋がれており、通信路La2で事前予約型の利用可能な
1ホスト当たりの帯域上限値は10.0(Mビット/
秒)である。従って、他組織からLa2のリンクを介し
て、Ha1(10700)と事前予約型を利用したサービ
スを行なう場合、潜在的に利用可能な帯域は、前述した
帯域の中で最も値の小さい帯域に従うことになるため、
事前予約型の利用可能な帯域上限値は5.3(Mビット
/秒)となる。また、経路は、LLa1、LLa2およびLa2と
なる。
Ha1(10700)と事前予約型を利用したサービスを
行なう場合、利用可能なリンクは、LLa1、LLa2、LLa
3、LLa4、およびLa3となる。組織A内のルータRa1
(10400)と、同じく組織A内の境界ルータBRa1
(10200)は、それぞれの通信インターフェース1
0401と10202によって物理的な通信路(LLa
2)で繋がれており、通信路LLa2で事前予約型の1ホ
スト当たりの利用可能な帯域上限値は5.3(Mビット
/秒)であり、他のリンクと比較して一番値が小さい。
従って、他組織からLa3のリンクを介して、Ha1(10
700)とサービスを行なう場合、潜在的に利用可能な
帯域は、事前予約型の利用可能な帯域上限値は5.3
(Mビット/秒)となる。また、経路は、LLa1、LLa
2、LLa3、LLa4、およびLa3となる。なお、La3のリ
ンクを介して、Ha1に至る経路としては、LLa8を経由
させる経路もあるが、こうすると上限が0.5(Mビッ
ト/秒)と、より小さくなるので、こちらの経路は採用
しない。
て、Ha1(10700)と事前予約型を利用したサービ
スを行なう場合、利用可能なリンクは、LLa1、LLa2、
LLa3、LLa4、およびLa1となる。この場合は、La1で
の事前予約型の利用可能な1ホスト当たりの帯域上限値
は3.5(Mビット/秒)であり、他のリンクと比較し
て一番値が小さい。従って、他組織からLa1のリンクを
介して、Ha1(10700)とサービスを行なう場合、
潜在的に利用可能な帯域は、事前予約型の利用可能な帯
域上限値は3.5(Mビット/秒)となり、経路はLLa
1、LLa2、LLa3、LLa4、およびLa1となる。なお、L
a1のリンクを介して、Ha1に至る経路としては、LLa8
を経由させる経路もあるが、こうすると上限が0.5
(Mビット/秒)と、より小さくなるので、こちらの経
路は採用しない。
(10800)と事前予約型を利用したサービスを行な
う場合、利用可能なリンクは、LLa7、LLa6、LLa4、L
La3およびLa3となる(LLa8を経由させると上限が
0.5(Mビット/秒)となるので、こちらの経路は採
用しない)。この場合は、LLa6での事前予約型の利用
可能な1ホスト当たりの帯域上限値は2.4(Mビット
/秒)であり、他のリンクと比較して一番値が小さい。
従って、他組織からLa2のリンクを介して、Ha2(10
800)とサービスを行なう場合、潜在的に利用可能な
帯域は、事前予約型の利用可能な帯域上限値は2.4
(Mビット/秒)となり、経路はLLa7、LLa6、LLa4、
LLa3およびLa3となる。
介してHa3(10900)とサービスを行なう場合の帯
域上限値と経路を定める。
ースについても同様に、他組織から他組織に、La1とLa
2のリンクを経由する場合の経路のうち、経路中の組織
間リンクもしくが通信路の帯域上限値の最小値が最大の
ものは、La1,LLa4,LLa3,La2であり、その帯域上限値の
最小値は、La1の3.5M(Mビット/秒)となるので、La
1に接続する外向きインタフェースを経由してLa2へ向
かう通信と、La2に接続する外向きインタフェースを経
由してLa1へ向かう通信の、事前予約型の利用可能な帯
域上限値は、3.5M(Mビット/秒)となり、経路はLa
1,LLa4,LLa3,La2となる。
リンクを経由する場合の経路のうち、経路中の組織間リ
ンクもしくが通信路の帯域上限値の最小値が最大のもの
は、La2,LLa4,LLa3,La3であり、その帯域上限値の最
小値は、La3の5.6M(Mビット/秒)となるので、La
2に接続する外向きインタフェースを経由してLa3へ向
かう通信と、La3に接続する外向きインタフェースを経
由してLa2へ向かう通信の、事前予約型の利用可能な帯
域上限値は、5.6M(Mビット/秒)となり、経路はLa
2,LLa4,LLa3,La3となる。また、組織から他組織に、L
a1とLa3のリンクを経由する場合の経路は、La1,La3
であり、その帯域上限値の最小値は、La1の3.5M(Mビ
ット/秒)となるので、La1に接続する外向きインタフ
ェースを経由してLa3へ向かう通信と、La3に接続する
外向きインタフェースを経由してLa1へ向かう通信の、
事前予約型の利用可能な帯域上限値は、3.5M(Mビッ
ト/秒)となり、経路はLa1、La3となる。
ル(321a)によって規定される、他組織と組織外通
信が許可された各組織内ホストの通信、または、他組織
間の組織間通信に、利用可能な自組織の事前予約型の帯
域上限値を図12に示しておく。
シーテーブル(321d)、対ユーザポリシーテーブル
(321e)を設定する。
用を許可する他の組織毎に、当該他の組織に利用を許可
する自組織の帯域上限値や、当該他の組織に自組織の帯
域の利用を許可する時間帯や、当該他の組織の単に自組
織を経由する通信に利用を許可する自組織内の経路(図
11のLLaの組などによって特定されるもの)や、当該
他の組織の自組織の利用に対してどのような形態で課金
するかや、当該他の組織からの資源割当要求をどのよう
な優先度で処理するかなどを記述する。また、対ユーザ
ポリシーテーブル(321e)には、自組織のユーザ単位
に、当該ユーザに利用を許可する帯域上限値や、時間帯
や、当該ユーザからの資源割当要求をどのような優先度
で処理するかなどを記述する。ただし、対ユーザポリシ
ーテーブル(321e)には、後に例示するように、ユー
ザグループ単位に、ユーザに利用を許可する帯域上限値
や、時間帯や、当該ユーザからの資源割当要求をどのよ
うな優先度で処理するかなどを記述するようにしてもよ
い。
理者は、ネットワーク経路情報DBの305の組織間リン
ク管理テーブル(321C)と、運用ポリシーDB(30
2a)の組織内資源ポリシーテーブル(321a)、対組
織ポリシーテーブル(321d)、対ユーザポリシーテ
ーブル(321e)、組織間資源ポリシーテーブル(32
2a)を設定したならば、ポリシーサーバの運用を開始
する。
間資源割当処理部(310)が、組織間リンク管理テー
ブル(321C)を他ポリシーサーバと交換し、組織間
リンク管理テーブルを更新する処理を行う。
のポリシーサーバが、ネットワーク管理者によって設定
された図9に示す組織間リンク管理テーブル(321
C)を保持している状態において、運用を開始したもの
とする。また、組織B,C,Dのポリシーサーバは既に運
用を開始しているものとする。
サーバは、図13に示す組織間リンク管理テーブルを保
持している。すなわち、組織Aのポリシーサーバが運用
を開始していなかったので、組織間リンクLb1が組織C
(組織ID番号64514)と、組織間リンクLb2が組織D(組
織ID番号64515)と接続していることのみが記述された
組織間リンク管理テーブルを組織Bのポリシーサーバは
保持している。
バは、図14に示す組織間リンク管理テーブルを保持し
ている。すなわち、組織Aのポリシーサーバが運用を開
始していなかったので、組織間リンクLc1が組織B(組
織ID番号64513)と、さらに組織Bを介して組織D(組織I
D番号64515)と接続していることのみが記述された組織
間リンク管理テーブルを組織Cのポリシーサーバは保持
している。
バは、図15に示す組織間リンク管理テーブルを保持し
ている。すなわち、組織Aのポリシーサーバが運用を開
始していなかったので、組織間リンクLd1が組織B(組
織ID番号64513)と、さらに組織Bを介して組織C(組織I
D番号64514)と接続していることのみが記述された組織
間リンク管理テーブルを組織Cのポリシーサーバは保持
している。
開始すると、隣接する組織(組織B、および組織C)か
ら、組織Aのポリシーサーバに組織間リンク管理テーブ
ルの内容が送付されてくる。
織間リンク管理テーブルの内容を、その組織間リンク管
理テーブルを送った組織の組織IDが登録されたエントリ
に追加することにより、図16に示すように自分の組織
間リンク管理テーブル(321C)に反映する。
100)は、組織間リンク管理テーブル(321C)よ
り、どの組織間リンクを経由すれば、どの組織に到達可
能となるかを知ることが可能となる。
ーバ間の組織間リンク管理テーブルの交換は適宜繰り返
され、逆に、組織Aのが公開した組織間リンク管理テー
ブル(321C)の内容を、他の組織に順次伝播されて
伝わっていき、それぞれのポリシーサーバの組織間リン
ク管理テーブルに、組織Aがどの組織間リンクを経由す
れば到達可能であるかを示す情報が加えられることにな
る。
と、自組織の他組織との通信を許可したホストの情報
を、当該ホストが通信を許可された他組織のポリシーサ
ーバが、組織外ホストポリシーテーブル(321b)に
登録できるように組織内資源ポリシーテーブル(321
a)に記述された自組織のポリシーの公開・配布を実施
する。
源ポリシーテーブル(321a)にIPアドレスが登録さ
れた各ホスト毎に、メッセージを自組織に接続する各組
織間リンクに送信する。各組織間リンクから送信される
各メッセージには、以下の情報を含める。
されている当該ホストが組織間通信を許可された他組織
の組織ID (3)当該メッセージが送信される組織間リンクを示す
経路情報 (4)組織内資源ポリシーテーブル(321a)に、当
該メッセージが送信される組織間リンクに対して登録さ
れている事前予約型、即時型それぞれの帯域上限値 さて、このように、各組織間リンクに送信された各ホス
トのメッセージは、順次、各組織を伝搬し、最終的に、
当該ホストが組織間通信を許可された他組織の各ポリシ
ーサーバに受信される。
織に接続するある組織間リンクから受け取ったメッセー
ジを、自組織に接続する他の全ての組織間リンクに、組
織間リンク一つにつき一つづつ送信する中継を行うこと
と、自組織が過去に送信したメッセージを受信した場合
には、これを廃棄することにより実現される。なお、当
該ホストが組織間通信を許可された他組織の各ポリシー
サーバも、前記中継は行う。
組織AのホストHa1”192.16.12.100/2
4”(10700)について、組織Aのポリシーサーバ
から各組織間リンクにつき一つづつ送信された3つのメ
ッセージは、当該ホストが組織間通信を許可された他組
織がB,C,Dである場合には、組織Bのポリシーサーバに、
それぞれ ・BRb1(20200)<BRa2(10300)<(組織
A内部ネットワーク)<Ha1 (70001) ・BRb2(20300)<BRc2(30300)<BRa2
(10300)<(組織A内部ネットワーク)<Ha1
(70002) ・BRb2(20300)<BRc2(30300)<(組織
C内部ネットワーク)<BRc1(30200)<BRa1
(10200)<(組織A内部ネットワーク)<Ha1
(70003) の3つの経路で到達し受信されることになる。
れ BRc1(30200)<BRa1(10200)<(組織A
内部ネットワーク)<Ha1 (70004) BRc2(30300)<BRa2(10300)<(組織A
内部ネットワーク)<Ha1 (70005) BRc2(30300)<BRb2(20300)<(組織B
内部ネットワーク)<BRb1(20200)<BRa2(1
0300)<(組織A内部ネットワーク)<Ha1(70
006) の3つの経路で到達し受信されることになる。
(30300)<BRa2(10300)<(組織A内部ネ
ットワーク)<Ha1 (70007) BRd1(40200)<BRb2(20300)<BRc2
(30300)<(組織C内部ネットワーク)<BRc1
(30200)<BRa1(10200)<(組織A内部ネ
ットワーク)<Ha1 (70008) BRd1(40200)<BRb2(20300)<(組織B
内部ネットワーク)<BRb1(20200)<BRa2(1
0300)<(組織A内部ネットワーク)<Ha1(70
009) の3つの経路で到達し受信されることになる。
許可された他組織の他組織のポリシーサーバが、自組織
に接続するある組織間リンクから受け取ったメッセージ
を、自組織に接続する他の全ての組織間リンクに送信す
る中継を行う際には、そのメッセージを受け取った組織
間リンクとそのメッセージを送信する組織間リンク、ま
たは、そのメッセージを送信する組織間リンクを示す経
路情報を、メッセージに付加する。また、そのメッセー
ジを送信する組織間リンクから、そのメッセージの対象
となるホストまでの間で利用可能な帯域の上限値を、事
前予約型、即時型のそれぞれにつき求めメッセージに付
加する。
れぞれについて、図18に示すように求める。
0)<BRb2(20300)<BRb1(20200)<BR
a2(10300)<Ha1の経路を例にとり説明する。
(20100)が受け取るメッセージには、BRb1(2
0200)とBRa2(10300)との間の組織間リン
クに対して、Ha1(10700)が利用可能な帯域上限
値が3.5(Mビット/秒)であることが含まれる。
0)から送信することにより中継するメッセージに、こ
の、BRb2(20300)とメッセージを受信したBRb1
の間の利用可能な帯域上限値と、PSa(10100)か
ら受け取ったメッセージに最後に付加された帯域上限値
(この場合は、PSaが最初に設定した3.5Mビット/
秒)とのうち、小さい方をメッセージに付加する帯域上
限値として求める。この、BRb2(20300)とメッ
セージを受信したBRb1の間の利用可能な帯域上限値
は、この二つの境界ルータの外向きインタフェースの間
の経路に対応して(一方の外向きインタフェースと他方
の外向きインタフェースが接続している組織間リンクに
対応して)組織内資源ポリシーテーブルに登録されてい
るものを用いる。
用可能帯域2.7(Mビット/秒))であるので、PSb
(20100)は、BRb2(20300)から送信する
ことにより中継するメッセージに、2.7(Mビット/
秒)を帯域上限値として付加する。
おいて、受け取ったメッセージに最後に付加された帯域
上限値と、そのメッセージを受信した外向きインタフェ
ースとそのメッセージを送信する外向きインタフェース
間の帯域上限値のうち、小さい方を求め、これをメッセ
ージに付加して中継する。
は、そのメッセージが通ってきた組織間経路で、メッセ
ージが到達した組織から、メッセージに対応するホスト
と通信する場合に使用する経路の各部分について当該各
部分が属する各組織のポリシーサーバが設定した帯域上
限値の最小値、すなわち、そのメッセージが通ってきた
組織間経路で、メッセージが到達した組織から、メッセ
ージに対応するホストと通信する経路に保証され得る帯
域上限値が最後に付加されていることになる。
されたホストのメッセージを受信したポリシーサーバ
は、このホストに対して、受信したメッセージに最後に
付加された事前予約型、即時型それぞれの帯域上限値、
受信メッセージに付加されている全ての経路情報すなわ
ちメッセージが通ってきた組織間経路を示す情報を、組
織外ホストポリシーテーブル(321b)に登録する。
外ホストポリシーテーブル(321b)に登録された、
組織AのホストHaに対応するエントリを示すものであ
り、図示するように、(a)(50401)には、ホス
トHaのIPアドレスを記述し、(b)(50402)は、
そのホストHaの所属する組織のIDを記述している。ホス
トHaについて受け取った3つのメッセージに対応して、
それぞれ、(c)〜(h)よりなる情報が3つ設けられてい
る。
ジに最後に付加された事前予約型の帯域上限値(Mビッ
ト/秒)を記述する。(d)(50404)には、メッ
セージに最後に付加された帯域上限値(Mビット/秒)
を記述する(本図では省略)。(e)(50405)に
は、(a)メッセージを受信した自組織の境界ルータの
組織内向きの通信インターフェースのIPアドレスを記述
する。(f)(50406)には、(a)メッセージを受
信した自訴式の境界ルータの組織外向きの通信インター
フェースのIPアドレスを記述する。(g)には、(a)の
ホストに到達するために経由する組織のIDが経由する順
番に記述する。(h)には、メッセージに付加されてい
る全ての経路情報が示す組織間経路情報を記述する。
バの組織外ホストポリシーテーブル(321b)が規定
する、組織DからホストHaとの通信の経路と、その事前
予約型の帯域上限値を示したものである。
00)>BRb2(20300)>BRc2(30300)>
BRa2(10300)>Ha1の場合、BRd1(4020
0)−BRb2(20300)間で帯域が4.0M(kビット/
秒)に制約されるため、この経路での事前予約型に対応
する帯域上限値は、4.0M(ビット/秒)となる。
0300)>BRc2(30300)>BRc1(3020
0)>BRa1(10200)>Ha1の場合、組織C内部ネ
ットワークで帯域が1.3M(ビット/秒)に制約されるた
め、この経路での事前予約型に対応する帯域の上限値
は、1.3M(kビット/秒)となる。
0300))>BRb1(20200)>BRa2(1030
0)>Ha1の場合、組織B内部ネットワークで帯域が
2.7M(ビット/秒)に制約されるため、この経路で
の事前予約型に対応する帯域の上限値は、2.7M(ビ
ット/秒)となる。
が運用を開始すると、そのポリシーが公開され、他組織
のポリシーサーバの組織外ホストポリシーテーブル(3
21b)に、組織Aの、当該他組織と組織間通信を許可さ
れたホストの情報が登録されることになる。
バも適宜、たとえば、新たなポリシーサーバの運用開始
を検知したときやポリシーを変更したときに、そのポリ
シーを繰り返し公開しており、結果、各組織のポリシー
サーバに、他の全組織の自組織との組織間通信を許可さ
れたホストの情報が登録されることになる。
いたメッセージの一例を示す。
ocol Version4)のUPDATEメッセージを用いた例をし
めす。従来BGP4は、ルーティング情報の送信を行なう
ものであるが、本実施例においては、このBGP4にQoSポ
リシー情報を付加して転送する。このような拡張機能を
搭載したBGP4を、以後、ポリシー配布プロトコルと呼
ぶ。
マットを示す図である。
マットの中にある、パス属性情報の内容を示す図であ
り、ポリシーは、このパス属性情報に搭載する。
ラグの値を示している。
は、不完全(ビッド1)とする。これは、前述したとお
り組織を経由するごとにQoS情報が変化(追加、削除を
含む)して行くからである。
ットの中にある属性タイプコードには、ポリシー情報を
示すコードの番号(例えば、255など)を用いる。
ットの中にある属性値には、ポリシー情報本体を搭載
し、この属性を「QoS属性」と呼ぶこととする。
ットを示している。
に追加されていく。各組織のポリシーサーバは、この情
報を使うことによって、経由する組織のIDと、目的の組
織にあるIPアドレスまでの間で使用可能と予想される帯
域幅の全てと、経路情報を取得することが可能となる。
スト−IP(10)には、メッセージに対応するホストの
IPアドレスが記述される。
するポリシーサーバが所属する組織のIDが記述される。
BR−IDネットマスク(50502)、およびBR−ID(5
0503)には、メッセージを送信した境界ルータドレ
スが記述され、これは前述した経路情報として用いるこ
とができる。事前予約型利用帯域上限帯域(5050
4)には、事前予約型で使うことが可能な帯域の上限値
が記述される。即時型利用上限帯域(50504)に
は、即時型で使うことが可能な帯域の上限値が記述され
る。また、公開組織数(50510)、および公開組織
(50511〜50513)は、図10の組織内資源ポ
リシーテーブルの50206の組織数および組織IDが記
述される。この組織IDに相当する組織に属するポリシー
サーバがQoS属性情報を受取った場合に限り、その情報
を図19の組織外ホストポリシーテーブルに記述する。
に伝達されるQoS属性の情報を示している。
する為に利用できる境界ルータが、組織Aの境界ルータB
Ra2(10300)であり、利用できる帯域(事前予約
用)が3.5(Mビット/秒)であることが示されてい
る。
DのPSに伝達されるQoS属性情報が追加されている様子
(50600)を示している。
する為に利用できる境界ルータが、組織Bの境界ルータB
Rb2(20300)であり、利用できる帯域(事前予約
用)が2.7(Mビット/秒)であることが示されてい
る。
シーテーブル(321b)が整うと、ポリシーサーバ
は、ネットワーク資源割当て要求に応じた資源割当処理
を行う。資源割当処理には、事前予約型の資源割当処理
と、即時資源割当処理とがある。
説明する。
順を示す。
ーク管理者、あるいはユーザーから、将来のある時間帯
を指定した資源割当てに関する要求として、ネットワー
ク資源割当て要求を受付けることによって起動する。
け部(304)は、ネットワーク管理者、あるいはユー
ザーから要求を受け取る要求内容受信処理(511)
で、ネットワーク管理者、あるいはユーザーが要求する
事前予約型ネットワーク資源割当要求(108a)に例
示される資源割当ての要求元、資源割当てを要求する両
端点、資源割当ての内容、資源割当ての期間を含んだ要
求を受け取り、要求内容解析処理(512)で、内容を
分類・解析する。なお、ユーザーからの資源割当要求が
ネットワーク経由ではなく、ネットワーク管理者に直接
通知された場合、管理者用GUI処理部(303)により
ネットワーク管理者がユーザー要求の内容を入力する。
また、個別の資源割当て要求に対して、ネットワーク管
理者が特別な設定を行う場合も、管理者用GUI処理部
(303)を用いる。
02)は、ユーザーから送られた資源割当て要求を検証
するために、要求元のユーザーに関する対ユーザポリシ
ーテーブル(321e)のポリシーの内容を、要求元の
ユーザをキーとして運用ポリシーDB(302a)から検
索する。検索結果は、ユーザグループに対してポリシー
を設定した例(501)のような、該当ユーザーに対し
て設定したポリシーを表現したものとなる。
で以下の処理を行う。要求内容可否判定処理(513)
で、ユーザーからの資源割当要求(108a)を、対ユ
ーザポリシーテーブル(321e)に登録されているそ
のユーザに対するポリシーの内容内容と照合し、ポリシ
ーの条件を満たしているかどうかを確認する。
は、ネットワーク経路検索処理(514)で、資源割当
てが必要となるネットワークの経路の範囲を、通信相手
のホストIPなどより(305a)判定する。
5)で、他組織との接続経路に関する情報のためのネッ
トワーク経路情報DB(321c)からの情報を元に、検
索された経路の範囲が自組織内のネットワークで閉じて
いるかどうかを調査し、他組織に対して資源割当要求を
転送する必要があるかどうかを判定する。そして、他組
織経路使用判定処理(515)は、他組織の経路を使用
する必要性を確認したら、他組織への資源割当要求事前
処理部(306)により、他組織に対する資源割当要求
を行なう前の事前処理を行なう。
行う事前処理の手順を示す。
ーテーブルの要求元のホストの情報を参照し、通信相手
の組織が組織間通信を許可する他組織であるか、要求帯
域が、組織間リンク毎に登録されている帯域上限値の条
件のうちの、いずれかを満たしているかどうかを確認す
る(516)。
求元が通信相手としているホストに自組織との組織間通
信が許可されているかどうかを、図19の組織外ホスト
ポリシーテーブル(321b)に通信相手のホストが登
録されているかどうを参照することで判定し、さらに、
要求が要求する帯域が、組織外ホストポリシーテーブル
(321b)に通信相手のホストに対して経路毎に登録
されている帯域上限値の条件のうちの、組織内資源ポリ
シーテーブルにおいて条件を満たした帯域上限値に対応
する組織間リンクを経路に含むものの、いずれかを満た
しているかどうかを確認する(517)。
れば、組織内資源ポリシーテーブルの要求元ホストに対
して組織間リンク毎に登録されている情報のうち、帯域
上限値の条件を満たし、かつ、対応する組織間リンクを
含む経路について、組織外ホストポリシーテーブル(3
21b)に通信相手のホストに対して登録されている情
報のいずれかの帯域上限値が条件を満たすもののうちの
一つの組織内経路情報と、組織外ホストポリシーテーブ
ル(321b)に通信相手のホストに対して経路毎に登
録されている情報のうちの、前記一つの組織内経路情報
に対応するリンクを経路に含み、対応する帯域上限値が
条件を満たす情報のいずれか一つを選択し、これら情報
に含まれる組織内経路情報と、経路情報を資源割当可否
判定処理(516)に渡す。
手ホストがbで、組織内資源ポリシーテーブルに要求元
ホストaに対して、通信相手ホストbの組織と、リンク1
とリンク2とリンク3についての帯域上限値と登録され
おり、リンク1とリンク3に対応して登録されている帯
域上限値が、要求帯域以上であれば、リンク1とリンク
3を候補とする。
ポリシーテーブルに登録されており、通信相手ホストb
に対して、候補としたリンク1を含む経路10、経路1
1、候補としたリンク3を含む経路13、経路14が登
録されており、リンク1を含む経路10と、リンク3を
含む経路13と、リンク3を含む経路14に対応して登
録されている帯域上限値が、要求帯域以上であれば、リ
ンク1と経路10の組と、リンク3と経路13の組と、
リンク3と経路14の組を候補とする。そして、これら
組のいずれかを選択し、たとえば、選択した組がリンク
3と経路10の組であれば、組に含まれるリンク3と要
求元ホストaに対応して組織内資源ポリシーテーブルに
登録されている組織内経路情報と、経路10と通信相手
ホストbに対応して組織外ホストポリシーテーブルに登
録されている経路情報を資源割当可否判定処理(51
6)に渡す。
16)は、割当てる資源の内容を決定する。すなわち、
資源割当要求事前処理部(306)の処理を行なった場
合は、要求された時間帯に、要求された帯域の、受け取
った組織内経路情報に従った経路が確保されるよう、受
け取った組織内経路情報に従った経路上の資源の割り当
て内容を決定する。
a)を調べ、決定した内容で資源の割り当てを予約でき
るかどうかを調べる。
資源割当スケジュール検索/更新処理部(307)は、
決定された自組織内の資源割り当てを、資源割当て機能
が実行可能な形式のポリシーオブジェクトに加工し、登
録する。
08)は、組織内の資源割当てスケジュールに従い、登
録されたポリシーオブジェクトを解釈し、SNMP、COPS等
のプロトコルを用いて、ポリシーオブジェクトに記述さ
れた経路上のルータ装置へ、決定された割り当て内容に
従った資源割り当てを行う制御コマンドを送る。制御コ
マンドを受け取ったルータ装置は、ネットワーク経路と
資源割当てを行うことになる。
処理部(306)の処理を行なった場合は、さらに組織
間資源割当処理部(310)の処理を行なう。
10)の行う処理の手順を示す。
織内の資源の確保は完了しているので、他組織への資源
割当要求送信(520)を実施し、資源割当要求事前処
理部(306)から受け取った経路情報に従って、当該
経路情報が示す経路上、自組織の次に位置する他組織の
ポリシーサーバに当該他組織の資源割当を経路情報と共
に要求する。そして、この資源割り当て要求に対する成
功あるいは失敗の報告、資源割り当て要求を送った他組
織からの資源割当要求応答受信(521)で受取り、組
織間資源割当処理部判定(522)にてその結果を判定
する。
されると、組織間で資源割当の事前予約が完了したこと
になる。
割当要求を受け取った場合のポリシーサーバの処理につ
いて説明する。
られた資源割当要求を受け取った場合の処理の手順を示
す。
割当て要求を受付けることによって起動される。
信処理(511)で他組織が要求するネットワーク資源
割当要求(108c)に例示される要求を受け取り、要
求内容解析処理(512)で受信内容を分解し、内容を
解析し、内容を分類・解析する。ここで他組織から資源
割当要求は、要求元を要求を送出した組織として発行さ
れる。
02)は、対組織ポリシーテーブルから、要求元の組織
に対するポリシーを検索する。検索されるポリシーは、
例(701)のような内容を含むものとなる。
は、他組織からの資源割当要求(108c)が、検索し
たポリシー(701)の条件を満たしているかどうかを
確認する。
リシーの範囲内の要求に対しては、ネットワーク経路検
索処理(514)で、資源割当てが必要となるネットワ
ークの経路の範囲を、経路情報DB(305a)から検索
する。
5)で、通信相手ホストIP(321c)からの情報など
を元に、検索された経路の範囲が自組織内のネットワー
クで閉じているかどうかを調査し、他組織に対して資源
割当要求を転送する必要があるかどうかを判定する。そ
して、他組織経路使用判定処理(515)は、他組織の
経路を使用する必要性を確認したら、他組織への資源割
当要求事前処理部(306)により、他組織に対する資
源割当要求を行なう前の事前処理を行なう。
組織内資源ポリシーテーブルに登録されている、経路情
報が示す自組織に接続する2組織間リンク(2外向きイ
ンタフェース)を結ぶ組織内経路を検索し、要求受付可
否判定処理(817)に渡す。
は、事前処理を行わなかった場合には、要求に伴う経路
情報が示す自組織に接続する組織間リンクと通信相手ホ
ストの間の、組織内資源ポリシーテーブルに登録されて
いる組織内経路を検索し、要求された時間帯に、要求さ
れた帯域の、検索した組織内経路情報に従った経路が確
保されるよう、受け取った組織内経路情報に従った経路
上の資源の割り当て内容を決定する。
れた時間帯に、要求された帯域の、事前処理より渡され
た組織内経路情報に従った経路が確保されるよう、受け
取った組織内経路情報に従った経路上の資源の割り当て
内容を決定する。
a)を調べ、決定した内容で資源の割り当てを予約でき
るかどうかを調べる。
資源割当スケジュール検索/更新処理部(307)の処
理を行う。これらの処理は、図26で説明したものと同
様である。
は、他組織への資源割当要求事前処理部(306)の処
理を行なった場合は、受け取った資源割り当て要求に伴
う経路情報上次のポリシーサーバに、さらに資源割当要
求を送信する。
で、経路情報上次のポリシーサーバに送信した資源割当
要求に対する成功が経路情報上次のポリシーサーバから
報告されたならば、経路情報上前(要求された資源割り
当て要求の要求元)のポリシーサーバに資源割り当て要
求の成功を報告する。
いて説明した。
説明する。
様の手順で、ユーザーから、現在から将来のある時刻ま
での資源割当て実行要求を含んだ、ネットワーク資源割
当て要求を受付けることによって起動する。
リシーサーバの動作は、事前予約型の資源割り当て要求
をユーザまたはネットワーク管理者から受けたポリシー
サーバの動作とほぼ同じであるが以下の点が異なる。
ように、図26における資源割り当て可否判定(51
6)に代えて、資源の割り当て内容を決定したら、資源
割当状況DB(308a)を調べ、決定した内容で資源の
割り当てを現在行うことができるかどうかを調べる資源
割り当て可否判定(616)を行う。そして、割り当て
を行うことができるようであれば、資源割り当て実行部
308で、即時に、決定された内容の資源の割り当てを
行う。また、最後に、課金管理処理部(309)によ
り、自組織の資源割当てに対する課金状況を計算し、登
録する。
のポリシーサーバから受けたポリシーサーバの動作も、
事前予約型の資源割当の要求を、他組織のポリシーサー
バから受けたポリシーサーバの動作とほぼ同様である
が、以下の点が異なる。
おける資源割り当て可否判定(516)に代えて、資源
の割り当て内容を決定したら、資源割当状況DB(308
a)を調べ、決定した内容で資源の割り当てを現在行う
ことができるかどうかを調べる資源割り当て可否判定
(616)を行う。そして、割り当てを行うことができ
るようであれば、資源割り当て実行部308で、即時
に、決定された内容の資源の割り当てを行う。また、最
後に、課金管理処理部(309)により、自組織の資源
割当てに対する課金状況を計算し、登録する。
説明した。
当ての手順は、シグナリングプロトコルであるCOPS(Co
mmon Open Policy Service)を拡張したもの(以
下、ポリシー交渉プロトコルと呼ぶ)を用いて行うこと
ができる。COPSは、IETF(Internet Engineering Tas
k Force)によって制定されているポリシー用のシグナ
リングプロトコルであり、ポリシーサーバとルータなど
の機器が、ネットワークのポリシー(例えば、QOSポリ
シー等)を交換ができるようにするメカニズムを提供し
ている。このCOPSを用いる際には、ポリシーサーバ等の
様に、ポリシーを決定しそれを指示する機器をPDP(Pol
icy Decision Point)と呼び、ルータ等の様にPDPか
ら指示を受けポリシーに従った制御を実施する機器をPE
P(PolicyEnforcement Point)と呼ぶ。
求側のポリシーサーバをPDP、この要求元の要求に応え
る側のポリシーサーバをPEPとして振舞うようにする。
とそれに対する応答の作業を指すものとし、以後この用
語を用いて説明する。
概要を示すシーケンス図である。
を行うことを前提としている。組織Aのあるユーザが、
組織Dのあるユーザとの間に、事前予約型、または即時
型による資源割当を要求することに起因して、組織Aの
ポリシーサーバ(10100)が組織Bのポリシーサー
バ(20100)を介して組織Dのポリシーサーバ(4
0100)と交渉を行っている状況を示している。
ー交渉の基本的なシーケンスは次の通りである。
にあたり、ポリシー交渉プロトコルのセッションを確立
する。組織間で交渉を行なう関係にあることが事前にネ
ットワーク管理者間で合意が取られており、かつ物理的
な回線で接続されている組織に対して、例えばポリシー
サーバが立ち上がった時点で、PEP側のポリシーサーバ
はClient−Open(CO)メッセージ(60101)を送出
し、PDP側のポリシーサーバはClient−Accept(CA)メ
ッセージ(60102)を受け取ることでセッションを
確立する。なお、ポリシーサーバがPDP、PEPの両方にな
り得る場合は、COメッセージの送出と、CAメッセージの
送出の両方を行なうことになる。この場合は、組織間で
2本のセッションが確立されることになるが、1本のセ
ッションで行なっても良い。
メッセージ(60103、60104)を用いて、組織
間のセッションの状態を定期的にチェックする。
ーサーバ(ここでは、組織Aのポリシーサーバ(101
00))は、PEP側のポリシーサーバ(ここでは組織Bの
ポリシーサーバ(20100))に対して、交渉内容を
搭載したDecision(DEC(Install))メッセージ(60
105)を送出し、応答側組織のポリシーサーバは、組
織内で資源予約を試み、QoS保証パスが確立できるか否
かを確認し、このDECメッセージに対して、交渉成立の
可否結果を搭載したReport State(RPT(Install))
メッセージ(60108)を返すことで、組織間で交渉
案件の処理を行う。
渉の基本シーケンスを利用して行う、組織A、組織B、組
織Dの3ポリシーサーバ間の交渉のシーケンスは次のよ
うになる。
り当てを要求する組織間経路上次の組織(この場合は組
織B)のポリシーサーバをPEPとして、交渉内容を搭載し
たDEC(Install)メッセージ(60105)を送出す
る。これを受けたポリシーサーバは、この交渉内容を調
べ、先ず自組織内で資源割り当て試み、割り当てができ
る確認したら、PDPとして、資源割り当てを要求する組
織間経路上次の組織(この場合は組織D)PEP側のポリシ
ーサーバに対して同じように交渉内容を搭載したDEC(I
nstall)メッセージ(60106)を送出する。
割り当てを要求する組織間経路上最後の組織でなけれ
ば、先ほどと同様に動作するが、最後の組織であれば、
組織内の資源割り当てが可能であれば交渉成立の可否結
果を搭載したPRT(Installed/NotInstalled)(601
07)を、自身に対してPDP側のポリシーサーバに返
し、さらに、ポリシーサーバは、さらに、自身に対して
PDP側のポリシーサーバに対して、交渉成立の可否結果
を搭載したPRT(Installed/NotInstalled)メッセージ
(60108)を返す。
交渉プロトコルを用いた事前予約型と即時型の組織間の
資源割当のようすを示す。
0800)と、組織DのホストであるHd1(4060
0)の間で、事前予約型と即時型の資源割当を行う場合
を示す。
の手順は以下の通りとなる。
0100)は、組織Bのポリシーサーバ(20100)
にDecision(DEC(Install))を送信する前に、自組織
内において事前予約型の資源割当を開始する時刻と終了
する時刻に資源割当が可能であるかどうかを、資源割当
スケジュール検索/更新処理部(307)の資源割当ス
ケジュールDB(308a)を調べ、スケジュール予約が
出来れば予約を行なう。
を開始する時刻と終了する時刻を添付したDecision(DE
C(Install))を、組織Bのポリシーサーバ(2010
0)に送信する(60105)。
0100)において、(Step.1)と同じ処理を行な
う。
ーバ(20100)は、事前予約型の資源割当を開始す
る時刻と終了する時刻を添付したDecision(DEC(Insta
ll))を、組織Dのポリシーサーバ(40100)に送
信する(60106)。
0100)において、(Step.1)と同じ処理を行な
う。
(60106)に対して、交渉成立結果を搭載したPRT
(Installed)メッセージ(60107)を、組織Bのポ
リシーサーバ(20100)に返し、さらに、組織Bの
ポリシーサーバ(20100)は、組織Aのポリシーサ
ーバ(10100)に対して、交渉成立結果を搭載した
PRT(Installed)メッセージ(60108)を返す。
する時刻になったら、各組織のポリシーサーバ(101
00、20100、40100)の資源割当実行処理部
(308)が、それぞれ該当するルータに対して資源割
当を指示する命令を発する(60501、60502、
60503)。
する時刻になったら、各組織のポリシーサーバ(101
00、20100、40100)の資源割当実行処理部
(308)が、それぞれ該当するルータに対して資源割
当を解放する命令を発する(60501、60502、
60503)。
る。
0100)は、組織Bのポリシーサーバ(20100)
にDecision(DEC(Install))を送信する前に、自組織
内において即時型の資源割当を開始する時刻(現在)と
終了する時刻に資源割当が可能であるかどうかを、資源
割当調停制御(305)の資源割当状況DB(306a)
を調べ、可能と判断したら、組織Aのポリシーサーバ
(10100)の資源割当実行処理部(308)が、そ
れぞれ該当するルータに対して資源割当を指示する命令
を発する(60501)。
ll))を、組織Bのポリシーサーバ(20100)に送
信する(60105)。
0100)は、組織Dのポリシーサーバ(40100)
にDecision(DEC(Install))を送信する前に、自組織
内において即時型の資源割当を開始する時刻(現在)と
終了する時刻に資源割当が可能であるかどうかを、資源
割当調停制御(305)の資源割当状況DB(306a)
を調べ、可能と判断したら、組織Bのポリシーサーバ
(20100)の資源割当実行処理部(308)が、そ
れぞれ該当するルータに対して資源割当を指示する命令
を発する(60502)。
ll))を、組織Dのポリシーサーバ(40100)に送
信する(60105)。
0100)は、自組織内において即時型の資源割当を開
始する時刻(現在)と終了する時刻に資源割当が可能で
あるかどうかを、資源割当調停制御(305)の資源割
当状況DB(306a)を調べ、可能と判断したら、組織D
のポリシーサーバ(40100)の資源割当実行処理部
(308)が、それぞれ該当するルータに対して資源割
当を指示する命令を発する(60503)。
ジ(60106)に対して、交渉成立結果を搭載したPR
T(Installed)メッセージ(60107)を、組織Bの
ポリシーサーバ(20100)に返し、さらに、組織B
のポリシーサーバ(20100)は、組織Aのポリシー
サーバ(10100)に対して、交渉成立結果を搭載し
たPRT(Installed)メッセージ(60108)を返す。
当による資源割り当て実現の手順は、あるスケジュール
として資源割当の予約をするか、即時に資源割当を実施
するかと言う点において違いがある。
コルを用いる場合の、交渉処理部を終えた後、交渉案件
をキャンセルする処理を示すシーケンスを図34に示し
ておく。
ッセージ(60205、60206)を、DEC(Instal
l)メッセージ(60201、60202)を発行した
順番でポリシーサーバに渡して行き、各組織のポリシー
サーバは、その逆順でRPT(Removed)メッセージ(60
207、60208)を、RPT(Installed)メッセージ
(60203、60204)を発行した順番で発行して
いくことで、交渉案件のキャンセルを実現する。交渉案
件をキャンセルする権利を持つのは、交渉を行うための
案件(以後、交渉案件と呼ぶ)を発行したユーザの存在
するポリシーサーバだけである。
ルを用いる場合の、RPT(Installed)メッセージの待ち時
間が所定の時間を超えた場合のシーケンスを図35に示
しておく。
00、20100)は、DEC(Install)メッセージ(6
0301、60302)を用いて交渉処理部を実施して
いるが、組織Bのポリシーサーバ(20100)が、RPT
メッセージを待つ時間を超えてタイムアウトとなったた
め、組織Bのポリシーサーバ(20100)は、PDP側の
ポリシーサーバ(10100)に向かって、交渉案件の
番号を付与したタイムアウトを知らせるRPT(NotInstal
l)メッセージ(60303)を送信する。なお、組織B
のポリシーサーバ(20100)は、タイムアウト後
に、RPT(Installed)メッセージ(60304)が到着
した場合には、そのメッセージを無視する。
シーサーバ(10100)は、前記交渉案件をキャンセ
ルする処理と同じように、DEC(Remove)メッセージ
(60305)を発行して、組織間での交渉案件のキャ
ンセルを実施していく(60306、60307、60
308)。
05、60306)に関しては、タイムアウトの検知は
実施しない。各組織のポリシーサーバは、RPT(Remove
d)(60307、60308)を受け取るまで案件ID
を保持し続けるが、PDP側ポリシーサーバはRPT(Remove
d)(60308)を受取らずに、次の制御を開始して
もかまわない。逆に要求元PSが確実に案件を解除したい
場合は、適当なタイムアウト時間の後に、DEC(Remov
e)メッセージを再送してもよい。
ルを用いる場合の、交渉処理の最中に、あるPSに障害が
発生した場合のシーケンスを図36に示しておく。
バ(40100)が、組織Bのポリシーサーバ以外のポ
リシーサーバと物理的な通信回線があり、セッションを
確立しているものとする。
に、障害が発生した場合には、その組織と物理的な接続
を行っている組織のポリシーサーバ(10100、40
100)が、組織Bのポリシーサーバ(20100)か
らのKA(Keep Alive)メッセージ(60401、60
402)が消滅したことを検知し、強制的に障害が発生
したポリシーサーバ(20100)の組織を経由してい
る全ての交渉案件のキャンセル処理を行う。この場合、
唯一の例外としてPDP側ポリシーサーバ以外の組織のポ
リシーサーバが、PDP側のポリシーサーバ の代理として
DEC(Remove)(60404)を発行し、PRT(Remove
d)60405)を受信することを許容する。
用いる、メッセージ内容とフォーマットを示す。
ジは、ヘッダ部とデータ部からなる。ヘッダ部(Common
Header)は、使われているメッセージのバージョン
(Version(4ビット))およびフラグ(Fla
g(4ビット))、メッセージの内容を示すオペレーシ
ョンコード(OpCode(8ビット))、クライアン
トのタイプ(Client−Type(16ビッ
ト))、およびヘッダ部を含む前メッセージのオクテッ
ト長(Message Length(32ビット))
を記載する4バイトの領域から成る。
メッセージのフォーマットを、メッセージの種類毎に説
明する。
メッセージ PEP側ポリシーサーバからPDP側ポリシーサーバに送
信するメッセージであり、ポリシー交渉プロトコルの通
信セッションのきっかけになるものである。上記メッセ
ージは、以下の情報を搭載する。
(Installed)を待つ時間 以下に、メッセージフォーマットの詳細を示す。
あり、例えば、 と言う記述は、Client−Open(OPN)メッ
セージが、ヘッダ部<Common Header>と、PEPの識別
ID<PEPID>と、クライアント独自の情報モデル<Client
SI>から構成されることを示している。
からPEP側ポリシーサーバに送信するメッセージであ
り、COPS通信セッション確立を行なうものである。上記
メッセージは、以下の情報を搭載する。
信されるKeep Aliveメッセージの送信間隔時
間 以下に、メッセージフォーマットの詳細を示す。
メッセージ PEP、PDP側の双方のポリシーサーバから送信可能
なメッセージであり、COPS通信セッションを終了させる
ものである。上記メッセージは、以下の情報を搭載す
る。
ード (b)エラーサブコード 上記エラーコードのサブコード 以下に、メッセージフォーマットの詳細を示す。
ージ PDP側ポリシーサーバからPEP側ポリシーサーバに
送信するメッセージであり、交渉内容を送信するもので
ある。
る。
−ID) (c)要求先ホストアドレス 組織間QoS保証パスの要求先のIPアドレスとネットマス
ク (d)要求QoS 組織間QoS保証パスの要求先端点までに要求する経路
と帯域 (e)要求開始・終了日時時刻 上記交渉案件を開始、および終了する日時時刻 以下に、メッセージフォーマットの詳細を示す。
するメッセージであり、DECメッセージの結果を知らせ
るものである。
る。
失敗などの、DECメッセージに含まれた交渉の結果 (c)交渉失敗理由 リソース予約失敗、タイムアウトによる失敗、ポリシー
違反による失敗などの、交渉が失敗した理由 以下に、メッセージフォーマットの詳細を示す。
た。
れポリシーサーバが設けられた複数のネットワークより
構成されるネットワークシステムにおいて、ネットワー
クを跨いで行われる通信に対して、ポリシーサーバのポ
リシーを利用したQoS制御を行うことができる。また、
このようなネットワークを跨いで行われる通信に対し
て、この通信が経由する各ネットワークのポリシーサー
バが持つポリシー(以上の実施形態では帯域上限値のポ
リシー)に違反しないように、QoS制御を行うことがで
きる。
ーを公開し、QoS制御に用いたが、資源割り当て状況な
どに応じて動的に変化するポリシーを適宜公開し、QoS
制御に用いるようにしてもよい。また、以上では、組織
内の通信路、組織間リンクの帯域上限値のポリシーを、
1ホスト当たりの通信に対して設定したが、これはホス
ト数を考慮せずに通信路、組織間リンクに対して直接帯
域上限値を設定するようなポリシーを用いるようにして
もよい。
制御に用いるポリシーを伝送帯域についてのポリシーと
して説明を行ったが、公開し、QoS制御に用いるポリシ
ーは、他の資源等に関する他のポリシーとしてもよい。
れポリシーサーバが設けられた複数のネットワークより
構成されるネットワークシステムにおいて、ネットワー
クを跨いで行われる通信に対して、各ネットワークのポ
リシーサーバを利用してQoS制御を行うことができる。
である。
である。
の境界ルータの通信インターフェースを示す図である。
や境界ルータのアドレスを示す図である。
る。
る。
ータ装置の構成を示すブロック図である。
る。
す図である。
図である。
テーブルを示す図である。
テーブルを示す図である。
テーブルを示す図である。
テーブルを示す図である。
図である。
示す図である。
シーテーブルを示す図である。
値を示した図である。
図である。
ある、パス属性情報の内容を示す図である。
す図である。
である。
した図である。
ーチャートである。
る。
すフローチャートである。
ーチャートである。
ャートである。
ャートである。
ンス図である。
ようすを示す図である。
ンス図である。
場合の手順を示すシーケンス図である。
手順を示すシーケンス図である。
エンドノード、103a〜103b…HUB装置、104…
ポリシーサーバ、111…ポリシークライアントソフト
ウェア、201a…中央演算処理部装置、201b…通信
I/Oインタフェースコントローラ、201c…キーボー
ド&マウスコントローラ、201d…ビデオボードコン
トローラ、201e…ディスクコントローラ、201f…
主記憶装置、202…キーボードおよびマウス装置、2
03…ディスプレイ装置、204…可搬な外部記憶媒
体、204…ハードディスク装置、210…ポリシーサ
ーバ用DB群、211…ポリシーサーバプログラム、30
0…自組織内資源割当処理機能部、301…顧客情報検
索/更新処理部、301a…顧客DB、302…運用ポリ
シー検索/更新処理部、302a…運用ポリシーDB、3
03…管理者用GUI処理部、304…ユーザーからの要
求受付処理部、305…資源割当調停制御処理部、30
5a…ネットワーク経路情報DB、305b…資源割当状況
DB、306…他組織への資源割当要求事前処理部、30
7…資源割当スケジュール検索/更新処理部、308…
資源割当実行処理部、308a…資源割当スケジュールD
B、309…課金管理処理部、310…他組織資源割当
処理部、320…他組織接続経路情報提供機能部、32
1a…組織内資源ポリシーテーブル、321b…組織外ホ
ストポリシーテーブル、321c…組織間リンク管理テ
ーブル、321d…対組織ポリシーテーブル、321e…
対ユーザポリシーテーブル、322…要求受付処理部、
322a…組織間資源ポリシーテーブル、10000…
組織Aのネットワーク、20000…組織Bのネットワー
ク、30000…組織Cのネットワーク、40000…
組織Dのネットワーク、10100、20100、30
100、40100…ポリシーサーバ、10200,1
0300,20200,20300,30200,30
300,40200…境界ルータ、10400,105
00,10600、20400,20500、3040
0,30500、30600、40400,40500
…ルータ
Claims (10)
- 【請求項1】保持するポリシーに従ってネットワーク内
の品質保証パスを設定するポリシーサーバを有するネッ
トワークを、複数接続したネットワークシステムであっ
て、 前記ポリシーサーバは、ネットワーク間の通信に自ネッ
トワークで保証しえる品質を規定するポリシーを保持す
るポリシー保持手段と、 前記ポリシー保持手段が保持するポリシーを、他のネッ
トワークのポリシーサーバに公開するポリシー公開手段
と、 自ネットワークと他のネットワーク間の経路上のネット
ワークのポリシーサーバが公開したポリシーより、自ネ
ットワークと他のネットワーク間の前記経路によるパス
で保証できる品質を算出する保証品質算出手段と、 自ネットワークと他のネットワーク間の前記経路によ
る、当該経路について前記保証品質算出手段が算出した
品質以内の品質を保証した、品質保証パスを提供する品
質保証パス設定手段とを有することを特徴とするネット
ワークシステム。 - 【請求項2】複数のホストと保持するポリシーに従って
ネットワーク内の品質保証パスを設定するポリシーサー
バとを有するネットワークを、複数接続したネットワー
クシステムであって、 前記ポリシーサーバは、各ホストと他のネットワークと
の通信に自ネットワークで保証しえる品質と、他のネッ
トワークと他のネットワークとの通信に自ネットワーク
が保証しえる品質とを規定するポリシーを保持するポリ
シー保持手段と、 前記ポリシー保持手段が保持するポリシーを、他のネッ
トワークのポリシーサーバに公開するポリシー公開手段
と、 自ネットワークのホストと他のネットワークのホストと
の経路上の他ネットワークのポリシーサーバが公開した
ポリシーから求まる、前記経路中の自ネットワークと他
のネットワークのホスト間の経路部分で保証できる品質
と、前記ポリシー保持手段が保持するポリシーから定ま
る、自ネットワークのホストと他のネットワークとの通
信に自ネットワークで保証しえる品質とより、自ネット
ワークのホストと他のネットワークの前記ホストとの間
の前記経路によるパスで保証できる品質を算出する保証
品質算出手段と、 自ネットワークのホストと他のネットワークのホストと
の間に前記経路による、当該経路について前記保証品質
算出手段が算出した品質以内の品質を保証した、品質保
証パスを提供する品質保証パス設定手段とを有すること
を特徴とするネットワークシステム。 - 【請求項3】請求項2記載のネットワークシステムであ
って、 前記保証品質算出手段は、自ネットワークと他のネット
ワークとの間で取り得る各経路について、前記保証でき
る品質を算出し、 前記品質保証パス設定手段は、自ネットワークのホスト
より品質を指定した品質保証パスの要求を受けた場合
に、指定された品質以上の品質が、前記保証品質算出手
段によって算出された一つの経路による、指定された品
質を保証した品質保証パスを提供することを特徴とする
ネットワークシステム。 - 【請求項4】請求項2記載のネットワークシステムであ
って、 前記保証品質算出手段は、自ネットワークのホストと他
のネットワークのホストとの間で取り得る各経路につい
て、前記保証できる品質を算出し、 前記品質保証パス設定手段は、自ネットワークのホスト
より品質を指定した品質保証パスの要求を受けた場合
に、指定された品質以上の品質が、前記保証品質算出手
段によって算出された一つの経路による、指定された品
質を保証した品質保証パスを提供することを特徴とする
ネットワークシステム。 - 【請求項5】請求項1、2、3または4記載のネットワ
ークシステムであって、 前記品質保証パス設定手段は、提供する品質保証パスが
経由する自ネットワーク中の資源を、当該品質保証パス
で保証する品質分、当該品質保証パスに割り当てる手段
と、提供する品質保証パスが経由する他のネットワーク
中の資源の当該品質保証パスで保証する品質分の当該品
質保証パスへの割り当てを、提供する品質保証パスが経
由する他のネットワークのポリシーサーバに要求する手
段と、他のネットワークのポリシーサーバからの要求さ
れた自ネットワーク中の資源を、割り当てを要求された
品質保証パスに割り当てる手段とを有することを特徴と
するネットワークシステム。 - 【請求項6】請求項1、2、3または4記載のネットワ
ークシステムであって、 前記品質保証パス設定手段は、提供する品質保証パスが
経由する自ネットワーク中の資源を、当該品質保証パス
で保証する品質分、当該品質保証パスに割り当てる予約
を設定する手段と、提供する品質保証パスが経由する他
のネットワーク中の資源の当該品質保証パスで保証する
品質分の当該品質保証パスへの割り当ての予約を、提供
する品質保証パスが経由する他のネットワークのポリシ
ーサーバに要求する手段と、他のネットワークのポリシ
ーサーバからの要求された自ネットワーク中の資源を、
割り当てを要求された品質保証パスに割り当てる予約を
設定する手段と、設定された予約に従って自ネットワー
ク中の資源を割り当てる手段とを有することを特徴とす
るネットワークシステム。 - 【請求項7】請求項5記載のネットワークシステムであ
って、 前記ポリシーサーバは、現時点の資源の割り当て状況を
管理する資源管理手段を有し、 前記品質保証パス設定手段は、前記資源の割り当てを行
う時に、前記資源管理手段が管理する、現時点の資源の
割り当て状況が、資源の割り当てを許容する場合にの
み、前記資源の割り当てを行うことを特徴とするネット
ワークシステム。 - 【請求項8】保持するポリシーに従って被制御ネットワ
ーク内の品質保証パスを設定するポリシーサーバであっ
て、 前記ポリシーサーバは、前記被制御ネットワークと接続
した他のネットワークとの間の通信に前記被制御ネット
ワークで保証しえる品質を規定するポリシーを保持する
ポリシー保持手段と、 前記ポリシー保持手段が保持するポリシーを、他のネッ
トワークのポリシーサーバに公開するポリシー公開手段
と、 前記被制御ネットワークと他のネットワーク間の経路上
のネットワークのポリシーサーバが公開したポリシーよ
り、前記被制御ネットワークと他のネットワーク間の前
記経路によるパスで保証できる品質を算出する保証品質
算出手段と、 前記被制御ネットワークと他のネットワーク間の前記経
路による、当該経路について前記保証品質算出手段が算
出した品質以内の品質を保証した、品質保証パスを提供
する品質保証パス設定手段とを有することを特徴とする
ポリシーサーバ。 - 【請求項9】保持するポリシーに従ってネットワーク内
の品質保証パスを設定するポリシーサーバを有するネッ
トワークを、複数接続したネットワークシステムにおい
て、ネットワーク間の品質保証パスを提供するネットワ
ーク間通信の品質保証方法であって、 前記各ポリシーサーバが、ネットワーク間の通信に自ネ
ットワークで保証しえる品質を規定するポリシーを保持
するステップと、 前記各ポリシーサーバが、保持したポリシーを、他のネ
ットワークのポリシーサーバに公開するステップと、 ポリシーサーバが、自ネットワークと他のネットワーク
間の経路上の他のネットワークのポリシーサーバが公開
したポリシーより、自ネットワークと他のネットワーク
間の前記経路によるパスで保証できる品質を算出するス
テップと、 ポリシーサーバが、自ネットワークと他のネットワーク
間の前記経路による、当該経路について算出された品質
以内の品質を保証した、品質保証パスを提供するステッ
プとを有することを特徴とするネットワーク間通信の品
質保証方法。 - 【請求項10】電子計算機によって読み取られ実行され
るプログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記プログラムは、保持するポリシーに従って被制御ネ
ットワーク内の品質保証パスを設定するポリシーサーバ
を前記電子計算機上に構築するプログラムであって、か
つ、 前記被制御ネットワークと接続した他のネットワークと
の間の通信に前記被制御ネットワークで保証しえる品質
を規定するポリシーを保持するポリシー保持手段と、 前記ポリシー保持手段が保持するポリシーを、他のネッ
トワークのポリシーサーバに公開するポリシー公開手段
と、 前記被制御ネットワークと他のネットワーク間の経路上
のネットワークのポリシーサーバが公開したポリシーよ
り、前記被制御ネットワークと他のネットワーク間の前
記経路によるパスで保証できる品質を算出する保証品質
算出手段と、 前記被制御ネットワークと他のネットワーク間の前記経
路による、当該経路について前記保証品質算出手段が算
出した品質以内の品質を保証した、品質保証パスを提供
する品質保証パス設定手段とを電子計算機上に構築する
プログラムであることを特徴とする記憶媒体。
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