JP2002374286A - 通信品質制御システムおよび通信品質制御方法 - Google Patents

通信品質制御システムおよび通信品質制御方法

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JP2002374286A
JP2002374286A JP2001178155A JP2001178155A JP2002374286A JP 2002374286 A JP2002374286 A JP 2002374286A JP 2001178155 A JP2001178155 A JP 2001178155A JP 2001178155 A JP2001178155 A JP 2001178155A JP 2002374286 A JP2002374286 A JP 2002374286A
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JP2001178155A
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Yoko Shiga
陽子 志賀
Kenji Kimoto
賢司 木元
Yoshitsugu Ono
能嗣 小野
Minoru Koizumi
稔 小泉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク管理者が定める資源管理ポリシ
ーに基づいて、通信経路が一意に決まらない場合に、通
信品質保証要求に対する資源の割当てを管理し、通信品
質の保証制御を行なう。 【解決手段】 ネットワーク管理者が、資源管理の対象
部分を指定した資源管理ポリシーを設定する機能と、複
数のユーザネットワークからのネットワーク通信品質保
証要求を受け付ける機能と、ネットワーク装置が保持す
る資源を管理する機能と、資源管理ポリシーに照合して
通信品質保証要求に対してネットワーク資源の割当て制
御を行なう機能と、ネットワーク資源の割当て制御の結
果に基づいてルータにQoS制御命令を発行する機能と
をポリシーサーバに持たせ、ルータは制御命令を受信し
て通信サービス品質保証のための制御を行なうことによ
り、通信品質の保証を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信のサービス品
質(QoS:Quality of Service)を保証するための制
御を行う通信品質制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインターネット上の通信サービス
は、通信サービスの帯域、遅延時間などの通信品質を保
証しない。しかし、インターネットやイントラネットを
VoIP(Voice over IP)やTV会議などのリアルタイム・
マルチメディアストリームのような様々なアプリケーシ
ョンで共有する場合には、各通信に必要な品質を確保す
る必要がある。この通信品質を保証するための技術をQ
oS制御技術と呼ぶ。QoS制御技術としては、エンド
ユーザーが通信を確実に行うため、通信帯域を確保した
伝送路を確保するよう通信路上のルータに対して逐次的
に要求を行うRSVP(Resource Reser
vation Protocol)や、送信元や宛先I
Pアドレス、アプリケーションなどにより通信をクラス
分けし、通信品質を差別化するDiffServ等が、
標準化団体アイ・イー・ティー・エフ(IETF: I
nternet Engineering Task
Force)で策定されている。
【0003】また、サービスをより安価に提供するため
QoS制御のコスト削減が必要であり、このためにポリ
シーベースQoS管理が提案されている。ポリシーベー
スQoS管理では、網管理者が作成したQoSポリシー
と呼ばれる運用ルールに基づいてネットワークの管理を
行う。QoSポリシーは、一つ又は複数のルールから構
成され、ルールは、コンディションと呼ばれるQoS制
御実行の条件と、アクションと呼ばれる具体的な制御内
容によって構成される。QoSポリシーサーバと呼ばれ
るサーバプログラムは、このQoSポリシーに基づい
て、QoS制御情報を一元管理し、複数のネットワーク
機器やアプリケーションに対し一括してQoS制御命令
を配布する。
【0004】このQoSポリシーに基づいて、ネットワ
ーク上の資源と、資源に対する割当て要求を、ネットワ
ーク管理者が一元管理することにより、通信の品質を確
実に保証する通信品質の制御・管理システムが特開2000
-316025号公報で開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、Qo
Sポリシーサーバが、ネットワークの経路及び各経路上
のネットワーク装置が保持する資源を管理し、複数のエ
ンドノード(ユーザ、ユーザネットワーク)からのネット
ワーク資源設定要求を受け付け、エンドノードからの要
求に対し、ネットワーク資源の割付制御をおこなうこと
で、通信品質を保証する。
【0006】しかし、この従来の技術はネットワーク全
体の資源管理を前提としており、QoSポリシーサーバ
がエンドノードの要求する通信の経路に基づいて、経由
する全てのリンクに対して帯域を確保する。このため、
経路が一意に定まる場合でなければ、資源割付ができな
いという問題があった。即ち、現在広く利用されている
IPネットワークの経路決定方法であるダイナミックル
ーティングが採用されている場合には、ネットワークト
ポロジーの変化によって経路が動的に変化し、どういう
経路を通って通信が行なわれるか判らないため、ネット
ワーク全体を経路ごとに品質管理する従来の方法を適用
することが出来なかった。
【0007】また、通信が経由する全てのリンクにおい
て帯域の割り当て管理をおこなうため、帯域割り当ての
ためのオーバーヘッドが高いという問題があった。
【0008】さらに、品質管理は2つのエンドノード間
の通信を基本として行なわれるため、特定の相手ノード
を指定せず、あるエンドノードとあるネットワークの部
分間のサービス品質を保証することや、ネットワークの
ボトルネック部分に限定した資源管理をおこなうことが
不可能であった。通信事業者のIPネットワークは、ロ
ーカルエリアネットワークがボトムアップ的に接続され
て広がっていったインターネットとは異なり、計画的に
構築された網であるため高い転送性能を持つ基幹ネット
ワークと、その基幹ネットワークとユーザネットワーク
とを接続する分配ネットワークからなる階層構造をとる
ことが多い。このようなネットワークでは分配ネットワ
ークがボトルネックとなることが考えられるが従来の技
術ではこの部分に限定した資源管理は出来なかった。
【0009】本発明の目的は、ネットワークの部分的な
資源の管理をおこなうことで、エンドノードが要求する
通信の経路が一意に決まらない場合でも、通信品質を保
証する手段を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、ネットワークの部分
的な資源の管理をおこなうことで、帯域割り当てのオー
バーヘッドの低い資源の管理手段を提供することであ
る。
【0011】本発明の他の目的は、ネットワークの部分
的な資源の管理をおこなうことで、エンドノードとネッ
トワークのある部分の間を保証する手段を提供すること
である。
【0012】本発明の他の目的は、ネットワークの部分
的な資源の管理をおこなうことで、ネットワークのボト
ルネック部分に限定した資源管理を可能にする手段を提
供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による通信品質制御システムでは以下の構成
をとる。ネットワーク管理者が、資源管理の対象部分を
指定した資源管理ポリシーを設定する機能、複数のエン
ドノードからのネットワーク資源設定要求であるサービ
ス要求を受け付ける機能、ネットワーク装置が保持する
資源を管理する機能、エンドノードからの要求を、資源
管理ポリシーと照合してネットワーク資源の割付制御を
行う機能、を有するポリシーサーバにより、個々の通信
の品質を保証する手段を提供する、ポリシーベース通信
経路の品質制御システム。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施例では例えば、基幹
ネットワークは十分な通信品質を持っているものとして
制御の対象から外して考慮し、分配ネットワークなどの
基幹ネットワークより通信容量の大きくないネットワー
クにおける経路を指定し、その経路の通信品質を制御す
るものである。
【0015】図1は本発明の実施例のシステム構成図で
ある。本実施例のネットワークシステムは、広域ネット
ワーク(102)と、広域ネットワーク(102)を介
して相互に通信をおこなうユーザネットワーク(10
3)に分かれる。ユーザネットワーク(103)は1つ
以上のエンドノードがネットワークにより接続されたも
のである。広域ネットワーク(102)を構成する高性
能ルータをコアルータ(104、110)、コアルータ
(104、110)とユーザネットワーク(103)を
結ぶルータをエッジルータ(105、111)と呼ぶ。
各ルータは、1つ以上のネットワークインタフェース
(106、107)を持ち、ネットワークインタフェー
ス(106、107)を介して相互に接続する。ユーザ
ネットワーク(103)を収容するネットワークインタ
フェースをエッジネットワークインタフェース(10
7)、それ以外のネットワークインタフェースをコアネ
ットワークインタフェース(106)と呼ぶ。広域ネッ
トワーク(102)には、各ルータが持つネットワーク
資源を一括管理・制御するQoSポリシーサーバ(10
1)が接続されている。QoSポリシーサーバ(10
1)は資源割り当ての制御ルールである資源管理ポリシ
ー(108)を保持する。ネットワークを介し、ユーザ
サイト間には様々な通信サービスが提供される。QoS
ポリシーサーバ(101)は、ユーザサイトからの通信
品質保証要求であるサービス要求(109)を受け、資
源管理ポリシー(108)に基づいて処理をおこなう。
【0016】本実施例では管理者から与えられた資源管
理ポリシー(108)はQoSポリシーサーバとは別体
として記憶されているが、QoSポリシーサーバ(10
1)の中のデータベースの一部として構成されても良
い。資源管理ポリシー(108)をQoSポリシーサー
バ(101)と別体として構成した場合はQoSポリシ
ーサーバ(101)の記憶装置の量が少なくて済むとい
う利点がある。また、資源管理ポリシー(108)をQ
oSポリシーサーバ(101)のデータベースの一部と
して構成した場合はQoSポリシーサーバ(101)の
オーバヘッドが低いという利点がある。
【0017】図2はQoSポリシーサーバ(101)の
機能構成図である。QoSポリシーサーバ(101)
は、広域ネットワークの構成情報を保持するネットワー
ク構成DB(201)と、広域ネットワークの資源情報
を管理する資源管理DB(202)と、ユーザネットワ
ークの情報を保持するユーザ情報DB(203)とを持
つ。上記ネットワーク構成DB(201)はQoSポリ
シーサーバ(101)の管理対象となるルータの情報を
保持するルータテーブル(800)とルータに含まれる
インタフェースの情報を保持するインタフェーステーブ
ル(900)を持つ。上記資源管理DB(202)はイ
ンタフェース毎の帯域情報を保持する帯域テーブル(1
100)を持つ。上記ユーザ情報DB(203)は各ユ
ーザネットワークがどのエッジルータによって広域ネッ
トワークとに接続されているかを記録するユーザサイト
テーブル(1200)を持つ。
【0018】QoSポリシーサーバ(101)はこれら
のDBに加え、当該システムに対する通信品質保証サー
ビス要求(1300)を受け取るサービス要求受付け部
(205)、前記ネットワーク構成情報と、管理者によ
って与えられた資源管理ポリシー(1000)に基づい
て、資源管理DB(202)を生成する資源管理DB生
成部(207)、前記サービス要求に対して資源の割り
当てをおこなう帯域在庫管理部(208)と、ルータの
QoS機能に対する制御内容を決定し、QoS制御指示
(1600)をルータに送るQoS制御部(209)と
を備えている。前記特定の通信保証サービスとは、一般
にニーズの高い通信サービスの代表であり、音声通信の
ため一定帯域、一定値以下の遅延を保証するサービス
や、業務アプリケーション通信を大量データの一括転送
と区別し、相対的な優先転送を保証するサービス等があ
る。
【0019】図3はQoSポリシーサーバ(101)の
ハードウェア構成である。CPU(301)とメモリ
(302)と2次記憶装置(303)とネットワークイ
ンタフェース(304)を備えた情報処理装置である。
サーバとしての働きは2次記憶装置に格納されているプ
ログラムをメモリ上にロードして実行することで実現さ
れる。ネットワークインタフェース(304)はQoS
ポリシーサーバ(101)とルータとの間の通信機能を
もっている。
【0020】図4はルータの機能構成図である。制御命
令受信部(401)では、QoSポリシーサーバ(10
1)からの制御指示を受信し、経路制御部(402)又
はQoS制御部(403)に指示を出す。受信部(40
4)は複数のインタフェースから情報を受信し、送信部
(406)は複数のインタフェースから情報を送信す
る。
【0021】受信部(404)で受信した複数のインタ
フェースからのパケットはスイッチ(405)で経路制
御部(402)の中継指示に従って宛先ごとに振り分け
られ、送信部(406)の複数のインタフェースのそれ
ぞれから送信される。即ち、スイッチ(405)はどの
インタフェースからの情報をどのインタフェースから転
送するかの切り替えの働きをする。
【0022】QoS制御部(403)では中継の際に受
信部と送信部でのQoS制御指示を行う。即ち、フロー
をどのキューに割り当てるかを示す。
【0023】図5は図4で示したルータのハードウェア
構成図である。ルータ全体の制御をするCPU(50
1)、メモリ(502)、2次記憶装置(503)と、
出力インタフェース毎のCPU(504)、メモリ(5
05)、パケットバッファ(506)を備える。CPU
(501、504)のそれぞれは対応するメモリ(50
2,505)のプログラムを実行する。バスまたはスイ
ッチ507はネットワークインタフェース相互、および
CPU501、メモリ502、2次記憶装置503と各
ネットワークインタフェースとを接続している。この結
果、図4に示されるような機能が実現される。
【0024】図6はルータ内の出力キューでのQoS制
御の仕組みを示す図である。(a)は帯域制御の場合、
(b)は優先度制御の場合を示す。(a)のルータでは
パケット中継時、ネットワークへの出力キュー(60
1)に帯域を割当て、出力量を調節することにより帯域
の制御を行う。A、C、F、Xなどはそれぞれ異なるユ
ーザからのパケットを表す。どのIPアドレスを持った
パケットをどの出力キューに与えるかは予め定めてあ
る。ルータはパケットに付されたIPアドレスを調べる
ことによってそのパケットを定められた出力キューに対
して与える。
【0025】(b)のルータではパケット中継時、ネッ
トワークへの出力キュー(602)に優先度(レベル1
が最高とする)を割当て、出力順を制御する。例えば、
レベル1の出力キューのパケットの転送が総て終われ
ば、次に、レベル2の出力キューのパケットが転送され
る。どのユーザのパケットがどの優先度を持つかは予め
決められている(QoSポリシーの一部をなす)。具体
的なQoS制御実行時には、出力キュー毎に(a)の場
合は帯域を(b)の場合は優先度を指定する必要があ
る。
【0026】図7は、IETFで標準化されたDiff
Servと呼ばれる優先制御のフレームワークに基づい
て、ルータのQoS制御機能を用いて、通信品質の保証
をおこなう仕組みを示す図である。図6をネットワーク
全体に広げて説明している。複数のルータによって構成
されるネットワークに、複数のユーザサイトが接続して
いる。ここでサイトとはユーザネットワークのことを示
している。サイト1からサイト4への通信に対して帯域
保証を行なうためには、ルータ(705,706,70
7)の出力キューを優先キュー(701)と非優先キュ
ー(702)に分け、IPパケットのヘッダに優先キュ
ー通過の許可の印を持つパケットしか通さないようにす
る。そして、サイト1からサイト4へのパケット(70
3)にはネットワークの入り口であるエッジルータでI
PパケットのTOSフィールドに優先度を示す値を書き
込み、優先キューの通過を許す印を与える。このように
すれば、他サイト間の通信に影響されずに、サイト1と
サイト4間で、通信品質の保証ができる。この値をDS
CP(DiffServ Code Point)と呼
ぶ。
【0027】図8はネットワーク構成DBに含まれるル
ータテーブル(800)を示す図である。ルータテーブ
ルは、同一ルータに含まれるネットワークインタフェー
スを表し、ルータの管理用IPアドレス(801)と、
ルータがコアルータであるか、ユーザネットワークとの
中継をおこなうエッジルータであるかを示す種別(80
2)と、当該ルータに含まれるネットワークインタフェ
ースのIPアドレス(803)から成る。これはQoS
サーバが通信品質制御すべき対象となるルータを表す。
【0028】なお、ルータの管理用IPアドレスとネッ
トワークインタフェースIPアドレスに同じものがある
のはネットワークインタフェースIPアドレスの一つを
ルータの管理用IPアドレスとして使用しているからで
ある。
【0029】図9はネットワーク構成DBに含まれるネ
ットワークインタフェーステーブル(900)を示す図
である。ネットワークインタフェーステーブルは、ルー
タの持つネットワークインタフェースの情報を表し、当
該ネットワークインタフェースに割り付けられたIPア
ドレス(901)、ユーザネットワークを収容している
エッジインタフェースか、それ以外かを示す種別(90
2)と、当該リンクの情報転送能力である物理帯域(9
03)と、当該ネットワークインタフェースと物理的な
通信路によって接続されるネットワークインタフェース
のIPアドレスである対向IPアドレス(904)とか
ら成る。これは互いに接続されるインタフェースの対応
関係を示したものであり、さらに、そのデータ転送のた
めの物理帯域を示したものである。
【0030】QoSポリシーサーバはルータテーブル
(800)とネットワークインタフェーステーブル(9
00)を参照して管理対象ネットワークの構成を把握す
る。
【0031】図10の(a)は資源管理ポリシールール
(1000)の構造を示す図である。資源管理ポリシー
(108)は複数の資源管理ポリシールールから構成さ
れ、各資源管理ポリシールールは資源管理の対象となる
ネットワークインタフェースを指定しその管理条件の値
を定めるものである。資源管理ポリシールールは、資源
管理の対象となるネットワークインタフェースの条件で
あるコンディション(1001)と、コンディションに
該当するネットワークインタフェースの上限帯域を決め
るアクション(1002)からなる。コンディションは
複数の条件(1003)からなり、条件は、ネットワー
クインタフェースの持つ属性(1005)とその値(1
006)の組である。アクション(1002)は、ネッ
トワークインタフェースの物理帯域に対する上限帯域の
割合を示す上限割合(1004)である。
【0032】(b)は具体的な資源管理ポリシールール
を示す図である。ポリシールール1(1007)は、エ
ッジルータに含まれるネットワークインタフェースは資
源管理の対象であり、通信要求に対して割り当て可能な
帯域は物理帯域の30%までとすることを示す。ポリシ
ールール2(1008)は、接続している対向ルータが
エッジルータであるネットワークインタフェースは資源
管理の対象であり、通信要求に対して割り当て可能な帯
域は物理帯域の20%までとすることを示す。
【0033】ポリシールールのコンディションに当ては
まらないネットワークインタフェースについては資源管
理を行なわない。以上のように部分的ルータ間で通信品
質管理ポリシーを設定する。
【0034】図11は、帯域テーブル(1100)を示
す図である。帯域テーブルは、ネットワークインタフェ
ース毎に帯域の在庫管理を行なうためのものであり、帯
域管理の対象であるネットワークインタフェースについ
て、ネットワークインタフェースを一意に識別するため
のIPアドレス(1101)と、既にサービス要求に対
して割り付けられた帯域である予約済み帯域(110
2)と、通信要求に対して割付可能な帯域の上限である
上限予約帯域(1103)と、当該インタフェースが持
つ情報転送能力である物理帯域(1104)とを持つ。
予約済み帯域(1102)は一般に複数のユーザに対し
て予約された出力のための帯域の合計を示す。
【0035】QoSポリシーサーバは当該帯域テーブル
を用い、ネットワークの情報転送能力を上回らないよう
サービス要求の受付をコントロールすることで通信品質
を保証する。ここで、上限予約帯域を設ける理由は通信
品質を保証するサービス以外のトラフィックが利用する
帯域を空けておくためである。
【0036】図12はユーザテーブル(1200)を示
す図である。ユーザテーブルは、ユーザのサイトを一意
に識別するためのサイトID(1201)と、サイトを
収容するエッジルータの代表IPアドレス(1202)
と、サイトを収容するインタフェースのIPアドレス
(1203)と、サイトのサブネットIPアドレス(1
204)からなる。サイトID(1201)はそれぞれ
ユーザネットワークを特定するものである。収容エッジ
ルータ(1202)はユーザネットワークが接続されて
いるエッジルータのアドレスを示す。収容インタフェー
ス(1203)はユーザネットワークが収容エッジルー
タ(1202)のどのインタフェースに接続されている
かを示す。サブネットIPアドレス(1204)はユー
ザネットワークのアドレスを示す。
【0037】ユーザテーブルは各ユーザサイトから広域
ネットワークに入ってくるパケットが経由する入り口の
エッジルータとインタフェースおよびパケットが持つサ
ブネットIPアドレス(1204)を示している。本実
施例におけるサービス要求は送信元と受信先のユーザサ
イトを含むので、要求を受け取ったQoSポリシーサー
バはこのユーザテーブルを参照し、保証すべきパケット
が経由するエッジルータ、インタフェースおよびサブネ
ットIPアドレスを得ることが出来る。
【0038】このようにして得たインタフェース、サブ
ネットIPアドレスは、図7で説明したDiffSer
vでパケットに優先度を示す値を書き込む際に利用され
る。経由する入り口のインタフェースが書き込みを実行
するインタフェースであり、サブネットIPアドレスは
書き込み対象のパケットを識別する条件として利用され
る。また、本実施例のネットワーク構成においては、入
り口のエッジルータが分かれば例えば図1のエッジルー
タ(105)とコアルータ(104)を結ぶ分配ネット
ワークの内どこを経由するかが分かる。
【0039】QoSポリシーサーバはサービス要求に対
してどのネットワークインタフェースの資源を割り当て
るべきか決定するため当該ユーザテーブルを参照する。
【0040】図13はサービス要求(1300)を示す
図である。サービス要求は、保証対象であるフローの始
点であるサイトを示す始点ID(1301)と、保証対
象であるフローの終点であるサイトを示す終点ID(1
302)と、保証対象であるフローが片方向か双方向か
を示す方向(1304)と、当該サービスオーダで要求
する保証帯域である要求帯域(1303)とから成る。
【0041】図14はQoSポリシーサーバの実行する
資源割付のフローチャート図である。通信事業者はサー
ビス開始の前に、当該QoSポリシーサーバを利用して
ネットワークに対しQoS設定を行い、通信品質を保証
したサービスの提供を可能にする。この時、当該QoS
ポリシーサーバの持つ前記ネットワーク構成DB(20
1)には、通信事業者がサービス提供に利用できるネッ
トワーク構成情報が格納されていることが前提である。
一旦QoS設定を行ってサービスを開始した後、当該ネ
ットワーク構成情報や当該サービス要求が変更された場
合は、QoS設定を再度実行することで、適切なQoS
制御を行うことができる。
【0042】まず、QoSポリシーサーバの資源管理D
B生成部(207)は、ネットワーク構成DBからネッ
トワーク構成情報を取得し(1401)、次に資源管理
ポリシー(1000)を読込む(1402)。この資源
管理ポリシーはオペレータが与える。そして、前記資源
管理DB生成部は、ネットワーク構成DBのネットワー
クインタフェーステーブル(900)の中から、資源管
理ポリシーが指定する管理対象ネットワークインタフェ
ースを取り出し、資源管理DB(202)を生成する
(1403)。具体的には、帯域テーブル(1100)
の各ネットワークインタフェースのIPアドレス(11
01)、物理帯域(1104)はネットワークインタフ
ェーステーブルから取得する。一方、上限予約帯域(1
103)は資源管理ポリシーが指定する値を用いる。予
約済み帯域(1102)は0にする。
【0043】続いて、サービス要求受付部(205)
は、サービス要求(1300)を読み込み(140
4)、帯域在庫管理部(208)に渡す。帯域在庫管理
部(208)は、資源管理ポリシーとサービス要求か
ら、帯域管理の対象を決定する(1405)。そして、
帯域管理の対象であるネットワークインタフェースにつ
いて、帯域在庫管理を行う(1406)。具体的には、
図11の予約済み帯域の値が上限予約帯域の値に達して
いるかどうかが調べられる。
【0044】QoS制御部(209)は、帯域割付が成
功した場合(予約済み帯域の値が上限予約帯域の値に達
していないとき(1407YES))、ルータが保証の
対象となるパケットを識別し、優先転送するように、Q
oS制御命令(1600)を作成して対象ルータに発行
する(1408)。QoS制御部(209)は、ルータ
テーブル(800)から、サービス要求の始点ID(1
301)で指定されるユーザサイトを収容しているネッ
トワークインタフェースを選択し、このネットワークイ
ンタフェースに対してQoS制御命令(1600)を発
行する。
【0045】具体的な配布操作(QoSサーバで設定し
た制御情報(帯域の割り付け)をルータにセットするこ
と)は、QoSポリシーサーバが、各ネットワークイン
タフェースの管理用IPアドレスに接続してログイン
し、QoS制御命令をルータ毎のコマンドに変換し、入
力することで実現する。上記の制御情報をルータにセッ
トすることとは図6でどのユーザのパケットをどの出力
キューに割り当てるかを決めること、または、各出力キ
ューに所定の帯域を割り当てることを意味する。
【0046】QoS制御指示をした場合はその旨を示す
サービス要求応答を返す(1409)。また、在庫がな
い場合(予約済みの帯域の値が上限予約帯域の値に達し
ている場合(1407NO))、サービス要求を拒否す
る旨のサービス要求応答を返す(1409)。
【0047】図15に管理対象リスト(1500)を示
す。管理対象リストは、0以上のネットワークインタフ
ェースのIPアドレス(1501)からなる。
【0048】これは、帯域の在庫管理を厳密に行なわな
ければならないインタフェースを示す。図1では細い通
信路につながるインタフェースを指す。
【0049】図16にQoS制御命令(1600)を示
す。QoS制御命令は、帯域保証の対象となるフローを
識別するための条件である、送信元サブネット(ユーザ
ネット)IPアドレス(1601)と、受信先サブネッ
ト(ユーザネット)IPアドレス(1602)と、この条
件に合致するパケットに付与する前述したDSCP値
(1603)からなる。送信元サブネットIPアドレス
(1601)は、ユーザサイトテーブル(1200)か
ら、始点ID(1301)で指定されるユーザサイトの
サブネットIPアドレスを取得する。受信先サブネット
IPアドレス(1602)は、終点ID(1302)で
指定されるユーザサイトのサブネットIPアドレスを取
得する。DSCP値(1603)は、あらかじめネット
ワーク管理者が決めた値とする。
【0050】図17は本実施例の帯域在庫管理部(20
8)の管理対象決定処理を説明するフローチャートであ
る。サービス要求(1300)の始点ID(1301)
で指定されたユーザサイトを収容しているエッジルータ
がコアルータと接続しているネットワークインタフェー
スを、管理対象リスト(1800)に追加する(170
1)。サービス要求(1300)の終点ID(130
2)で、フローの終点になるユーザサイトが指定されて
いれば(1702YES)、当該ユーザサイトを収容し
ているエッジルータと接続するコアルータの、エッジル
ータと接続するネットワークインタフェースを、管理対
象リスト(1800)に追加する(1703)。図1で
ユーザ1からユーザ4に転送する場合、エッジルータ
(105)のコアルータ(104)に向かうインタフェ
ースとコアルータ(110)のエッジルータ(111)
に向かうインタフェースが登録される。
【0051】方向が双方向であれば(1704YE
S)、登録済みネットワークインタフェースの対向する
ネットワークインタフェースを管理対象リスト(180
0)に追加する(1705)。例えば、図1のエッジル
ータ(105)のコアルータ(104)に向かうインタ
フェースが登録されており、これが双方向の通信である
場合コアルータ(104)のエッジルータ(105)に
向かうインタフェースも登録する。また、更に図1のコ
アルータ(110)のエッジルータ(111)に向かう
インタフェースが登録されており、これが双方向の通信
である場合はエッジルータ(111)のコアルータ(1
10)に向かうインタフェースも登録される。
【0052】図18は、帯域在庫管理部(208)の帯
域確保処理を説明するフローチャートである。まず、管
理対象リスト(1800)から、未処理の管理対象イン
タフェースのIPアドレスを取得する(1801)。帯
域テーブル(1100)から、取得したIPアドレスを
持つインタフェースを探し、その予約済み帯域(110
2)に要求帯域を加算(1802)、上限値を超過しな
いか確認する(1803)。超過する場合は、帯域確保
の結果(失敗)を応答し、終了する(1806)。超過
しない場合は、予約済み帯域を更新する(1804)。
そして、帯域在庫管理が未処理であるネットワークイン
タフェースが管理対象リスト(1800)中に無いか確
認し(1805)、無い場合は帯域確保の結果(成功)
を応答し、終了する(1806)。未処理であるネット
ワークインタフェースがある場合は、当該インタフェー
スを管理対象リストから取得し(1801)、処理を続
行する。
【0053】以上により、エンドノードが要求する通信
の経路が一意に決まらない場合でも、通信品質を保証す
ることが可能になる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワーク管理者が作成する資源管理ポリシーに基づ
いて、ネットワークの指定された部分について帯域の割
り当て管理をおこなうため、通信の経路が一意に決まら
ない場合でも、通信品質を保証することが可能になる。
【0055】また、本発明によれば、ネットワーク管理
者が作成する資源管理ポリシーに基づいて、ネットワー
クの指定された部分について帯域の割り当て管理をおこ
なうため、通信品質保証制御の運用コストを削減するこ
とができる。
【0056】さらに、本発明によれば、ネットワーク管
理者が作成する資源管理ポリシーに基づいて、ネットワ
ークの指定された部分について帯域の割り当て管理をお
こなうため、エンドノードとネットワークのある部分の
間を保証することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるシステム構成図であ
る。
【図2】本発明の実施例におけるQoSポリシーサーバ
の機能構成図である。
【図3】本発明の実施例におけるQoSポリシーサーバ
のハードウェア構成図である。
【図4】本発明の実施例におけるルータの機能構成図で
ある。
【図5】本発明の実施例におけるルータのハードウェア
構成図である。
【図6】本発明の実施例におけるルータ内のキューを示
す図である。
【図7】本発明の実施例における帯域保証の仕組みを示
す図である。
【図8】本発明の実施例におけるルータテーブルを示す
図である。
【図9】本発明の実施例におけるネットワークインタフ
ェーステーブルを示す図である。
【図10】本発明の実施例における資源管理ポリシーを
示す図である。
【図11】本発明の実施例における帯域テーブルを示す
図である。
【図12】本発明の実施例におけるユーザテーブルを示
す図である。
【図13】本発明の実施例におけるサービス要求を示す
図である。
【図14】本発明の実施例における資源割付のフローチ
ャート図である。
【図15】本発明の実施例における管理対象リストを示
す図である。
【図16】本発明の実施例におけるQoS制御命令を示
す図である。
【図17】本発明の実施例における帯域在庫管理部の管
理対象決定処理のフローチャート図である。
【図18】本発明の実施例における帯域在庫管理部の帯
域確保処理のフローチャート図である。
【符号の説明】
101…QoSポリシーサーバ、102…広域ネットワ
ーク、103…ユーザネットワーク、104、110…
コアルータ、105、111…エッジルータ、1300
…サービス要求、205…サービス要求受付部、207
…資源管理DB生成部、208…帯域在庫管理部、20
9…QoS制御部、201…ネットワーク構成DB、2
02…資源管理DB、203…ユーザ情報DB、301
…CPU、302…メモリ、303…二次記憶装置、3
04…ネットワークインタフェース、401…制御命令
受信部、402…経路制御部、403…QoS制御部、
404…受信部、405…スイッチ、406…送信部、
1000…資源管理ポリシー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 能嗣 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 (72)発明者 小泉 稔 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5B089 GA04 GB01 KA12 KB03 5K030 GA01 GA08 HA08 HB08 HD03 JT06 LB05 LC09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークに接続され前記ネットワーク
    における通信の品質を制御するサーバと、前記サーバか
    ら出力された情報に従い、通信の品質を制御するルータ
    とを有し、 前記サーバは、ネットワーク管理者によって選択的に指
    定された前記ルータの資源管理の対象部分について資源
    管理ポリシーを設定する手段と、複数のエンドノードか
    らのネットワーク資源設定要求である通信品質保証要求
    を受け付ける手段と、前記エンドノードからの通信品質
    保証要求に応答し、前記資源管理ポリシーに照合してネ
    ットワーク資源の割付制御を行なう手段と、前記割付制
    御に従い前記ルータにQoS制御命令を発行する手段と
    を備えることを特徴とする通信品質制御システム。
  2. 【請求項2】ネットワークに接続された通信品質制御サ
    ーバであって、ネットワーク管理者によって選択的に指
    定された前記ネットワークの通信資源の資源管理の対象
    部分について資源管理ポリシーを設定する手段と、複数
    のエンドノードからのネットワーク資源予約要求である
    通信品質保証要求を受け付ける手段と、前記エンドノー
    ドからの通信品質保証要求に対し、前記資源管理ポリシ
    ーに照合してネットワークの資源の割付制御を行なう手
    段と、前記割付制御に従い前記ネットワークに接続され
    たルータにQoS制御命令を発行する手段とを備えるこ
    とを特徴とする通信品質制御サーバ。
  3. 【請求項3】前記サーバは更に、前記ネットワークの資
    源の情報伝送性能である物理帯域と、前記エンドノード
    からの資源設定要求によって確保された予約済み帯域
    と、予約済み帯域の上限である上限帯域を示す情報を保
    持することを特徴とする請求項1記載の通信品質制御シ
    ステム。
  4. 【請求項4】更に、前記ネットワークの資源の情報伝送
    性能である物理帯域と、前記エンドノードからの資源予
    約要求によって確保された予約済み帯域と、予約済み帯
    域の上限である上限帯域を示す情報を保持することを特
    徴とする請求項2記載の通信品質制御サーバ。
  5. 【請求項5】前記資源管理ポリシーは、資源管理の対象
    となるネットワークの資源を識別する条件と、各ネット
    ワーク資源の通信品質保証要求に対して割り付ける上限
    帯域を示す情報とを含み、資源管理の対象となるネット
    ワークの資源において、各上限帯域を超過しないよう
    に、前記通信品質保証要求の受付を制限することを特徴
    とする請求項1記載の通信品質制御システム。
  6. 【請求項6】前記資源管理ポリシーは、資源管理の対象
    となるネットワークの資源を識別する条件と、各ネット
    ワーク資源の通信品質保証要求に対して割り付ける上限
    帯域を示す情報とを含み、資源管理の対象となるネット
    ワークの資源において、各上限帯域を超過しないよう
    に、前記通信品質保証要求の受付を制限することを特徴
    とする請求項2記載の通信品質制御サーバ。
  7. 【請求項7】ネットワークに接続された前記ネットワー
    クにおける通信の品質を制御するサーバと、前記サーバ
    から出力された情報に従い、通信の品質を制御するルー
    タとを有し、 前記サーバは、ネットワーク管理者によって選択的に指
    定された前記ルータの資源管理の対象部分について資源
    管理ポリシーを設定する手段と、複数のエンドノードか
    らのネットワーク資源設定要求である通信品質保証要求
    を受け付ける手段と、前記エンドノードからの要求に応
    答し、前記資源管理ポリシーに照合してネットワーク資
    源の割付制御を行なう手段と、前記割付制御に従い前記
    ルータにサービス品質を制御する指示を発行する手段と
    を備え、 前記ルータは、前記サービス品質を制御する指示を受け
    取るネットワークインタフェースと、QoS制御可能な
    キューと、前記指示に基づいて、要求されたサービス品
    質を満たすように、前記キューへのQoSを制御する制
    御部を備えることを特徴とする通信品質制御システム。
  8. 【請求項8】ネットワークのエンドノードを収容する第
    1のルータと、第1のルータに対向する第2のルータ
    と、第1のルータにあって第2のルータに対向する第1
    のインタフェースと、第2のルータにあって第1のルー
    タに対向する第2のインタフェースと、前記第1第2の
    ルータの通信品質を制御するサーバとを有し、 前記サーバは前記第1および/または第2のインタフェ
    ースの通信品質を指定するポリシーに従い、ユーザの通
    信品質保証要求に応答して前記第1および/または第2
    のインタフェースの通信資源を前記ユーザに割り当てる
    ことを特徴とする通信品質制御システム。
  9. 【請求項9】前記通信資源は第1および/または第2の
    インタフェースに設けられた出力キューの帯域であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の通信品質制御システム。
  10. 【請求項10】前記ポリシーはユーザの要求に対して予
    約可能な帯域の上限値を含むことを特徴とする請求項9
    記載の通信品質制御システム。
  11. 【請求項11】前記サーバは前記通信品質保証要求を受
    け入れることにより予約される帯域が前記上限値を超え
    るかどうかを判断し、前記上限値を超えない場合当該ユ
    ーザに要求された帯域を予約し、前記上限値を超える場
    合は前記通信品質保証要求を拒否することを示す応答を
    返すことを特徴とする請求項10記載の通信品質制御シ
    ステム。
  12. 【請求項12】前記サーバはインタフェースを特定する
    アドレス情報と、前記インタフェース毎にユーザに予約
    された帯域の合計を表す情報と、前記インタフェース毎
    に前記上限値を表す情報とを記憶する帯域テーブルを備
    えたことを特徴とする請求項10記載の通信品質制御シ
    ステム。
  13. 【請求項13】第2のルータは基幹ネットワークに接続
    され、第1のルータと第2のルータ間で分配ネットワー
    クが構成され、前記分配ネットワークは前記基幹ネット
    ワークより通信容量が小さいことを特徴とする請求項8
    記載の通信品質制御システム。
  14. 【請求項14】前記ポリシーは前記分配ネットワークに
    対してのみ与えられることを特徴とする請求項13記載
    の通信品質制御システム。
  15. 【請求項15】前記サーバは第1第2のルータに対して
    のみQoS制御命令を発行することを特徴とする請求項
    8記載の通信品質制御システム。
  16. 【請求項16】ネットワークのエンドノードを収容する
    第1のルータと、第1のルータに対向する第2のルータ
    と、第1のルータにあって第2のルータに対向する第1
    のインタフェースと、第2のルータにあって第1のルー
    タに対向する第2のインタフェースと、前記第1第2の
    ルータの通信品質を制御するサーバとを有するネットワ
    ークにおいて、前記サーバによって実行される方法であ
    って、 前記第1および/または第2のインタフェースの通信品
    質を指定するポリシーに従い、ユーザの通信品質保証要
    求に応答して前記第1および/または第2のインタフェ
    ースの通信資源を前記ユーザに割り当てるステップと、
    前記通信品質保証要求に従って前記通信資源を割り当て
    ると予め定められた前記通信資源の上限値を超えること
    を検出するとき前記通信品質保証要求を拒否するステッ
    プとを有することを特徴とする通信品質制御方法。
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