JP4014889B2 - ネットワーク管理装置 - Google Patents

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JP4014889B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,ネットワーク管理装置に関し,特に,複数のネットワーク装置およびこれら複数のネットワーク装置を接続するリンクを有するネットワーク上に所定のサービス品質を保証する経路を設定するネットワーク管理装置に関する。また,本発明は,所定のサービス品質を保証する経路をネットワーク装置に設定するサービス品質保証経路設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
非同期転送モード(ATM:Asynchronous Transfer Mode),マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS:Multi-Protocol Label Switching),Diff-Serv等の様々な通信技術の機器から構成されている通信ネットワークにおけるサービス品質(QoS:Quality of Service)の保証が要求されている。このようなQoS保証を行うためには,ネットワーク管理装置が,対象となるネットワーク装置を選択し,ネットワーク装置毎にQoS保証設定を行う必要がある。
【0003】
従来,このようなQoS保証設定を行うために,IETFのInt-Servでは,帯域保証を行う経路を設定するためのシグナリング技術RSVP(Resource Reservation Protocol)が用いられていた。また,IETFのDiff-Servでは,帯域保証を行う経路の設定のために,DSCP(Diff-Serv Code Point)毎のQoS保証設定をネットワーク機器に対して設定していた。しかしながら,ネットワーク機器がInt-ServまたはDiff-Servといった単一のQoS保証機構をサポートするものに限定されていた。
【0004】
また,IETFのMPLSでは,エッジルータでIPフローにラベルを付与し,コアルータではその識別子にしたがってIPパケットを転送するように,パス設定が自律的におこなわれる仕組みが規定されている。しかし,QoS保証設定に関する情報交換の仕組みが規定されていなかった。また,人手等により明示的に経路を設定することによりQoS保証設定が可能となるが,経路の検索やQoS保証設定内容の作成を人手により行うために,多大な時間を要していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって,QoSメカニズムの異なる複数のサブネットワークから構成されるネットワークにおいて,QoS保証経路の探索やQoS保証設定内容の作成を自動化できず,エンド・ツー・エンドでQoS制御する場合に処理時間が大幅にかかるといった問題を生じていた。
【0006】
また,カスタマへのサービス向上の観点からすると,カスタマが要求するQoSよりも良いQoSを保証できる経路を提供できる場合には,この経路をカスタマに提供することが好ましい。
【0007】
本発明は,このような背景に基づいてなされたものであり,その目的は,カスタマの要求するサービス品質よりも良い品質を提供する経路も考慮して,サービス品質を保証できる経路を自動的に求め,経路上のネットワーク装置にサービス品質保証設定を行うことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために,本発明によるネットワーク管理装置は,複数のネットワーク装置およびこれら複数のネットワーク装置を接続するリンクを有するネットワークを管理するネットワーク管理装置において,前記ネットワークの構成を示すネットワーク構成情報,各ネットワーク装置のサービス品質保証能力を示すサービス品質保証能力情報,および各ネットワーク装置が付与できるフロー識別子を示すフロー識別子付与能力情報を記憶する記憶部と,前記ネットワーク構成情報,前記サービス品質保証能力情報,および前記フロー識別子付与能力情報に基づいて,送信元ネットワーク装置と宛先ネットワーク装置との間の経路のうちで,所定のサービス品質を保証できる経路,または,フロー識別子を新たに付与することにより前記所定のサービス品質を保証できる経路を見つけ出し,見つけ出した経路上の各ネットワーク装置に設定されるサービス品質保証設定情報および所定のフロー識別子付与設定情報を作成するサービス品質保証経路探索部と,前記サービス品質保証設定情報および前記フロー識別子付与設定情報を,前記見つけ出された経路上の各ネットワーク装置に設定するサービス品質保証経路設定部と,前記所定のサービス品質を,より良いサービス品質に変更し,変更後のサービス品質に基づいて前記サービス品質保証経路探索部および前記サービス品質保証経路設定部に再度,前記各処理を実行させるサービス品質変更部とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明によるサービス品質保証経路設定方法は,複数のネットワーク装置およびこれら複数のネットワーク装置を接続するリンクを有するネットワークに所定のサービス品質を保証する経路を設定する方法であって,前記ネットワークの構成を示すネットワーク構成情報,各ネットワーク装置のサービス品質保証能力を示すサービス品質保証能力情報,および各ネットワーク装置が付与できるフロー識別子を示すフロー識別子付与能力情報に基づいて,送信元ネットワーク装置と宛先ネットワーク装置との間の経路のうちで,所定のサービス品質を保証できる経路,または,フロー識別子を新たに付与することにより前記所定のサービス品質を保証できる経路を見つけ出し,前記見つけ出した経路上の各ネットワーク装置に設定されるサービス品質保証設定情報および所定のフロー識別子付与設定情報を作成し,前記サービス品質保証設定情報および前記フロー識別子付与設定情報を,前記見つけ出された経路上の各ネットワーク装置に設定し,前記所定のサービス品質を,より良いサービス品質に変更し,変更後のサービス品質に基づいて前記サービス品質保証経路探索部および前記サービス品質保証経路設定部に再度,前記各処理を実行させるものである。
【0010】
本発明によるプログラムは,コンピュータに前記サービス品質設定方法を実行させるものである。
【0011】
本発明によると,サービス品質変更部が,所定のサービス品質を,より良いサービス品質に変更し,変更後のサービス品質に基づいてサービス品質保証経路探索部およびサービス品質保証経路設定部に再度,各処理を実行させる。これにより,カスタマの要求するサービス品質よりも良い品質を提供する経路も考慮して,サービス品質を保証できる経路を自動的に求め,経路上のネットワーク装置にサービス品質保証設定を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は,本発明の一実施の形態によるネットワーク管理装置10を有する通信ネットワークシステム1の構成例を示すブロック図である。図2は,ネットワーク管理装置10の構成を示すブロック図である。
【0013】
通信ネットワークシステム1は,ネットワーク管理装置10,管理対象ネットワーク20,ならびにカスタマネットワーク30および31を有する。
【0014】
カスタマネットワーク30および31は,たとえば,ある企業が保有および管理する構内網(LAN)等である。管理対象ネットワーク20は,カスタマネットワーク30および31を相互接続する通信ネットワークであり,たとえば公衆網等で構成される。本実施の形態において,ネットワーク管理装置10は,カスタマネットワーク30および31を保有するカスタマから与えられるQoS保証要求を満たすように,管理対象ネットワーク20に,カスタマネットワーク30および31を接続するための経路(パス,ルート)を設定する。設定された経路は,たとえばカスタマの専用回線として使用されることとなる。
【0015】
管理対象ネットワーク20は,ネットワーク装置の一例としてのルータR1〜R4,リンクL1〜L6,ならびにサービスアクセスポイント(SAP:Service Access Point)40および41を有する。
【0016】
ルータR1およびR3は管理対象ネットワーク20のエッジルータであり,ルータR2およびR4は管理対象ネットワーク20の中継ルータ(またはコアルータ)である。
【0017】
ルータR1は,リンクL1およびSAP40を介してカスタマネットワーク30に接続されている。ルータR3は,リンクL6およびSAP41を介してカスタマネットワーク31に接続されている。また,ルータR1およびルータR2はリンクL2を介して相互に接続され,ルータR1およびR4はリンクL3を介して相互に接続されている。ルータR2およびR3はリンクL4を介して相互に接続され,ルータR4およびR3はリンクL5を介して相互に接続されている。
【0018】
本実施の形態では,管理対象ネットワーク20に,ラベルスイッチ技術としてMPLS(Multi-Protocol Label Switching)が用いられる。したがって,ルータR1〜R4は,MPLSにおけるラベルスイッチルータとして機能する。また,管理対象ネットワーク20には,QoS制御技術として,Diff-Serv(Differentiated Services)が用いられる。
【0019】
ネットワーク管理装置10は,ルータR1〜R4と接続され,ルータR1〜R4に対して,後に詳述するQoS保証要求を満たす経路(以下「QoS保証経路」という。)の設定を行う。このQoS保証経路の設定を行うために,ネットワーク管理装置10は,図2に示すように,QoS保証要求入力部11,QoS保証経路探索部12,QoS保証要求変更部13,QoS保証経路設定部14,および記憶部15を有する。
【0020】
記憶部15には,ネットワーク構成情報16,QoS保証能力情報17,フロー識別子付与能力情報18,およびネットワーク装置設定情報19が記憶されている。
【0021】
ネットワーク構成情報16は,管理対象ネットワーク装置20の構成に関する情報であり,ネットワーク装置情報およびリンク情報から構成される。図3(A)はネットワーク装置情報の一例を,図3(B)はリング情報の一例を,それぞれ示している。
【0022】
ネットワーク装置情報は,管理対象ネットワーク20に設けられた各ネットワーク装置(ルータR1〜R4)の識別子(ネットワーク装置ID),接続されているSAPの識別子(SAP),および接続されているリンクの識別子(リンクID)の組から構成される。
【0023】
たとえば,ルータR1(すなわち,ネットワーク装置ID「ルータR1」を有するネットワーク装置)はSAP40に接続されているので,ルータR1のSAP識別子欄は,SAP40となっている。また,ルータR1はリンクL1〜L3に接続されているので,ルータR1のリンクID欄はリンクL1〜L3となっている。一方,ルータR2はSAPに接続されていないので,そのSAP識別子欄は「なし」となっている。
【0024】
リンク情報は,管理対象ネットワーク20に設けられた各リンクの識別子(リンクID),各リンクの両端に接続されているネットワーク装置またはSAPの識別子の組,各リンクの最大帯域(物理帯域),および各リンクの空き帯域の組から構成される。
【0025】
たとえば,リンクL1は,一方をSAP40に,他方をルータR1にそれぞれ接続されているので,そのネットワーク装置の識別子欄は<SAP40,ルータR1>となる。また,リンクL1の最大帯域は156Mbpsであり,空き帯域は156Mbpsである。一方,リンクL2は,一方をルータR1に,他方をルータR2にそれぞれ接続されているので,そのネットワーク装置の欄は<ルータR1,ルータR2>となる。また,リンクL2の最大帯域は622Mbpsであり,空き帯域は1Mbpsである。リンクL2の空き帯域が1Mbpsであるのは,最大帯域622Mbpsのうち621Mbpsが,すでに,他のカスタマの専用線として使用されている等の理由による。
【0026】
QoS保証能力情報17は,各ネットワーク装置のQoS保証能力を示している。図4は,QoS保証能力情報17の一例を示している。QoS保証能力情報は,ネットワーク装置IDおよびQoS保証能力の組から構成される。
【0027】
QoS保証能力は,フロー識別子タイプ(識別子タイプ)および1または2以上の品質タイプの組<識別子タイプ,品質タイプ1,品質タイプ2,…,品質タイプn>で表される。ここで,nは1以上の整数である。
【0028】
識別子タイプは,ネットワーク装置がサポートできる(取り扱うことができる)フロー識別子である。このフロー識別子には,宛先IPアドレス,DSCP(Differentiated Services (Diff-Serv) Code Point)等がある。図4では,ルータR1〜R4の識別子タイプがDSCPである場合の例が示されている。
【0029】
品質タイプは,ネットワーク装置がサポート(保証)することができるQoSのタイプであり,1または2以上設けられる。この品質タイプには,帯域保証(固定帯域保証),遅延保証,パケットの選択的廃棄,パケットの一様な廃棄等がある。図4では,ルータR1〜R3の品質タイプが帯域保証,パケットの選択的廃棄,および遅延保証であり,ルータR4の品質タイプが帯域保証,パケットの一様な廃棄,および遅延保証である場合の例が示されている。
【0030】
すなわち,図4に示す例において,ルータR1〜R3は,受信したパケットのフローをDSCPで識別し,このパケットの帯域保証,選択的廃棄,および遅延保証を行う。また,ルータR4は,受信したパケットのフローをDSCPで識別し,このパケットの帯域保証,一様な廃棄,および遅延保証を行う。
【0031】
フロー識別子付与能力情報18は,各ネットワーク装置のフロー識別子を付与する能力を示している。図5は,フロー識別子付与能力情報の一例を示している。フロー識別子付与能力情報は,ネットワーク装置IDと,そのネットワーク装置IDを有するネットワーク装置が有するフロー識別子付与能力との組から構成される。
【0032】
フロー識別子付与能力は,フロー識別子および他のフロー識別子の組<フロー識別子,他のフロー識別子>で表される。左側の「フロー識別子」は,ネットワーク装置が認識できるフロー識別子を表し,右側の「他のフロー識別子」は,ネットワーク装置がデータ(IPパケット,ATMセル等)に付与できるフロー識別子を表している。「フロー識別子」には,入力ポート,宛先IPアドレス等が含まれる。「他のフロー識別子」には,LSPラベル,DSCP等が含まれる。
【0033】
たとえば,フロー識別子付与能力が<宛先IPアドレス,LSPラベル>である場合に,このフロー識別子能力を有するネットワーク装置は,フロー(IPパケット)を宛先IPアドレスで識別して,そのフローに対して新たにLSPラベルを付与する能力を有する。
【0034】
図5に示す例では,ルータR1は,フロー識別子付与能力として<入力ポート,LSPラベル>および<入力ポート,DSCP>を有する。したがって,ルータR1は,入力ポートによってフローを識別し,出力するフローにLSPラベルおよびDSCPを付与する。ルータR2〜R4は,ルータR1により付与されたLSPラベルによりラベルスイッチングを行うとともに,ルータR1により付与されたDSCPによりQoSを保証するためのキュー制御を行うので,フロー識別子付与能力は特に有しない。したがって,ルータR2〜R4のフロー識別子付与能力は「なし」となっている。
【0035】
ネットワーク装置設定情報19は,QoS保証経路の候補として選択された経路上の各ネットワーク装置に設定すべき設定情報を示している。このネットワーク装置設定情報19が各ネットワーク装置に設定されることにより,各ネットワーク装置は,設定された情報に基づいた動作を行い,カスタマのQoS保証要求をサポートすることとなる。
【0036】
図6は,QoS保証経路の候補としてルータR1,R4,およびR3を経由する経路が選択された場合のネットワーク装置設定情報の一例を示している。ネットワーク装置設定情報19は,ネットワーク装置ID,QoS保証設定情報,およびフロー識別子付与設定情報の組から構成される。
【0037】
QoS保証設定情報は,たとえばDSCP値(またはTOS(Type of Service)値)および品質保証内容の組<DSCP値,品質保証内容>で表される。DSCP値はフロー識別子情報の一例である。
【0038】
フロー識別子付与設定情報は,たとえばフロー量および付与するフロー識別子の組<フロー量,付与するフロー識別子>で表される。「付与するフロー識別子」は,ここではDSCP値(またはTOS値)となる。
【0039】
たとえば,ルータR1のフロー識別子付与設定情報は<x>m,1>,<x≦m,2>である。したがって,ルータR1は,入力ポートから入力されるフロー(パケット等)の量が保証帯域mMbpsを超えるフローに対してはフロー識別子(ここではDSCP値)1を付与し,保証帯域m以下のフローに対してはフロー識別子(DSCP値)2を付与する。そして,ルータR1は,DSCP値1を有するフローにつては,品質保証として帯域保証および廃棄可能を行い,DSCP値2を有するフローについては,品質保証として帯域保証および廃棄不可を行う。ここで,「帯域保証」は,プライオリティキューイング等の帯域保証型のキュー制御を指し,「廃棄可能」サービスと併用可能な帯域保証サービスである。
【0040】
したがって,ルータR1は,入力ポートから入力されるフロー量がmMbps以下の場合には,そのフローを廃棄しないが,入力ポートから入力されるフロー量がmMbpsを超えると,mMbpsを超える部分については,管理対象ネットワーク20の混雑状況に応じて廃棄することがある。
【0041】
ルータR4およびR3は,本実施の形態では,管理対象ネットワーク20のエッジルータ(入口ルータ)R1により付与されたフロー識別子にしたがってQoS保証を行い,自らフロー識別子の付与を行わない。したがって,ルータR4およびR3のフロー識別子付与設定情報の欄は「なし」となっている。
【0042】
ルータR4は,ルータR1から送信されたフロー(IPパケット等)のうち,DSCP値1を有するフローおよびDSCP値2を有するフローについて,ともに帯域保証および廃棄不可のサービスを行う。したがって,ルータR4は,mMbps以下のフローおよびmMbpsを超えるフローの双方について廃棄を行わない。ルータR4は,ルータR1から送信されたすべてのフローを廃棄することなくルータR3に転送(中継)することとなる。
【0043】
ルータR3は,ルータR4から送信されたフローのうち,DSCP値1を有するフローについては,帯域保証および廃棄可能のサービスを行い,DSCP値2を有するフローについては,帯域保証および廃棄不可のサービスを行う。したがって,ルータR3はルータR1と同様のサービスを行う。
【0044】
なお,ルータR4およびR3のサービス内容が異なるのは,ルータR4のQoS保証能力が一様な廃棄であるのに対し,ルータR3のQoS保証能力が選択的廃棄であることによる(図4参照)。
【0045】
図1に戻って,オペレータ端末70は,カスタマのQoS保証要求を入力するものである。このQoS保証要求は,特定のフローに対する品質差別化要求として表される。具体的には,QoS保証要求は,SAP,IPフロー識別子情報,およびサービス品質情報を有し,以下の形式で表される。
【0046】
Figure 0004014889
SAPは,入側SAP(送信元SAP)および出側SAP(宛先SAPまたは送信先SAP)の組で表される。
【0047】
フロー識別子情報は,QoS保証を要求するフロー(たとえばIPフロー)を指定する情報であり,識別子タイプおよび識別子の値の組で表される。識別子タイプの例には,宛先アドレス,DSCP,プロトコル番号等がある。特に指定がない場合には「指定なし」と記述される。
【0048】
たとえば,フロー識別子情報が「(識別子タイプ:宛先アドレス),(識別子の値:10.10.10.1)」である場合には,このQoS保証要求は,入側SAPから入力されるフロー(IPパケット)のうち,宛先アドレス10.10.10.1を有するパケットについては,サービス品質情報に示されるサービスの保証を要求していることを意味する。また,フロー識別子情報が「(識別子タイプ:指定なし),(識別子の値:指定なし)」である場合には,このQoS保証要求は,入側SAPから入力されるすべてのフローに対して,サービス品質情報に示されるサービスの保証を要求していることを意味する。
【0049】
サービス品質情報は,フロー識別子情報で指定されるフローに対して要求するサービス品質の内容を示し,品質タイプおよび品質の値の組で表される。品質タイプの例には,保証速度(保証帯域m),最高速度(許容帯域p),遅延保証,遅延揺らぎ保証等がある。サービス品質情報は,複数種類設けられる場合がある。
【0050】
QoS保証要求の具体例を以下に示す。
【0051】
QoS保証要求=(SAP:SAP40,SAP41;
フロー識別子情報:(識別子タイプ:指定なし),(識別子の値:指定なし);
Figure 0004014889
この例では,フロー識別子情報の識別子タイプおよび識別子の値が「指定なし」となっている。したがって,このQoS要求保証要求は,カスタマネットワーク30からSAP40(すなわちエッジルータR1のある1つの入力ポート)に入力されるすべてのフロー(IPパケット)に対して,サービス品質情報に示すサービス内容を要求している。
【0052】
また,この例では,サービス品質の品質タイプが3つ設けられ,「最高速度」が10Mbps(すなわち許容帯域p=10Mbps),品質タイプ「保証速度」が2Mbps(すなわち保証帯域m=2Mbps),品質タイプ「遅延保証」が「指定なし」となっている。
【0053】
次に,ネットワーク管理装置10を構成するQoS保証要求入力部11,QoS保証経路探索部12,QoS保証要求変更部13,およびQoS保証経路設定部14の各処理について説明する。
【0054】
<QoS保証要求入力部11の処理>
図7は,QoS保証要求入力部11の処理の流れを示すフローチャートである。QoS保証要求入力部11は,オペレータ端末70から入力されたQoS保証要求の構成要素を抽出し,SAPとリンクIDの対応付けを行う。
【0055】
具体的には,まず,QoS保証要求入力部11は,オペレータ端末70から入力されたQoS保証要求を受信する(S10)。続いて,QoS保証要求入力部11は,入力されたQoS保証要求から,フロー識別子情報およびサービス品質情報を抽出し,抽出した情報をQoS保証経路探索部12に与える(S11)。
【0056】
たとえば,前述したQoS保証要求の例では,フロー識別子情報として{(識別子タイプ:指定なし),(識別子の値:指定なし)}が抽出される。サービス品質情報として{(品質タイプ:保証速度),(品質の値:2Mbps)},{(品質タイプ:最高速度),(品質の値:10Mbps)},および{(品質タイプ:遅延保証),(品質の値:指定なし)}が抽出される。
【0057】
次に,QoS保証要求入力部11は,ネットワーク構成情報16に基づいて,QoS保証要求に含まれる入側SAP(上記例ではSAP40)に対応するネットワーク装置Na(ルータR1)およびリンクLa(リンクL1),ならびに出側SAP(SAP41)に対応するネットワーク装置Nz(ルータR3)およびリンクLz(リンクL6)を決定し,決定したネットワーク装置およびリンクのデータをQoS保証経路探索部12に与える(S12,S13)。これにより,QoS保証要求入力部11の処理は終了する。
【0058】
<QoS保証経路探索部12,QoS保証要求変更部13,QoS保証経路設定部14>
図8は,QoS保証経路探索部12,QoS保証要求変更部13,およびQoS保証経路設定部14の処理の流れを示すフローチャートである。図9は,図8のステップS22の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。図10は,図8のステップS25の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。図11は,図8のステップS28の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
【0059】
図8のステップS25およびこれを詳細に示した図10はQoS保証要求変更部13の処理を示し,図8のステップ28およびこれを詳細に示した図11はQoS保証経路設定部14の処理を示している。それ以外の部分は,QoS保証経路探索部12の処理を示している。
【0060】
QoS保証経路探索部12は,管理対象ネットワーク20からQoS保証要求を満たす経路(パス,ルート)の候補を探索する。QoS保証要求変更部13は,QoS保証経路探索部12の探索の結果,QoS保証要求を満たす経路が存在しない場合に,QoS保証要求の内容の一部を変更し,再度,QoS保証経路探索部12に,変更したQoS保証要求を満たす経路の探索を依頼する。QoS保証経路設定部14は,QoS保証経路探索部12およびQoS保証要求変更部13の処理によって生成されたネットワーク装置設定情報19を各ネットワーク装置に設定するとともに,ネットワークの資源(本実施の形態では各ネットワーク装置に接続されたリンクの帯域)を確保できるかどうかを判定する。
【0061】
具体的には,まず,QoS保証経路探索部12は,QoS保証要求入力部11によって抽出された情報(図7のステップS12〜S14)を受け取る(S20)。なお,この情報は,必ずしもオペレータ端末70からQoS保証要求入力部11を介して与えられる必要はなく,オペレータ端末70から直接与えられてもよいし,記憶部15または他の記憶装置に記憶されたものが与えられてもよい。
【0062】
続いて,QoS保証経路探索部12は,ネットワーク装置Na(ルータR1)からネットワーク装置Nz(ルータR3)までの1つの経路をネットワーク構成情報16に基づいて探索し,探索した経路上に存在するネットワーク装置の装置列SNを決定する(S21)。
【0063】
たとえば,図1に示す管理対象ネットワーク20では,ルータR1からルータR2を経由してルータR3に向かう経路(経路RT1とする。)の装置列SN1={ルータR1,ルータR2,ルータR3}が決定される。(ルータR1からルータR4を経由してルータR3に向かう経路(経路RT2とする)の装置列SN2={ルータR1,ルータR4,ルータR3}も探索され得るが,この装置列SN2は,後に詳述するように,装置列SN1がQoS保証要求をサポートできないと判明した場合に,探索され,かつ,処理されることとなる。)
続いて,QoS保証経路探索部12は,装置列SN1が,QoS保証要求のフロー識別子情報の識別子タイプおよびサポート品質情報の品質タイプをサポートできるかどうかをチェックする(S22)。このステップS22の処理の詳細は,図9に示される。
【0064】
まず,QoS保証経路探索部12は,装置列SN1の先頭から1つずつネットワーク装置を選択する(S40)。そして,QoS保証経路探索部12は,選択したネットワーク装置がQoS保証要求のフロー識別子情報およびサービス品質情報をサポートできるかどうかを,QoS保証能力情報17(図4参照)に基づいて判断する(S41)。
【0065】
たとえば,装置列SN1={ルータR1,ルータR2,ルータR3}については,まずルータR1が選択される(S40)。そして,ルータR1のQoS保証能力情報17(図4参照)に基づいて,ルータR1がQoS保証要求のフロー識別子情報およびサービス品質情報をサポートできるかどうかが判断される(S41)。
【0066】
ここで,ルータR1のQoS保証能力情報は,図4に示すように<DSCP,帯域保証,選択的廃棄,遅延保証>である。QoS保証要求のフロー識別子情報の識別子タイプおよび識別子の値はともに「指定なし」であるので,ルータR1のQoS保証能力情報の識別子タイプがDSCPであっても,ルータR1はこのQoS保証要求をサポートできる。また,ルータR1は,品質タイプとして帯域保証および選択的廃棄を有するので,QoS保証要求のサービス品質情報の品質タイプとして保証速度および最高速度の要求をサポートできる。さらに,QoS保証要求の品質タイプの遅延保証は指定がないので,ルータR1はこの要求もサポートできる。したがって,ルータR1は,上記具体例で示したQoS保証要求をサポートできる。
【0067】
ネットワーク装置がQoS保証要求をサポートできる場合には(S41でYES),QoS保証経路探索部12は,そのネットワーク装置に対するQoS保証設定情報(QoS保証設定コマンド)を生成し,記憶部15のネットワーク装置設定情報19に出力する(S44)。
【0068】
一方,ステップS41でNOの場合に,処理はステップS42およびS43(S47)に進むが,これらのステップについては後述する。
【0069】
ステップS44の処理後,QoS保証経路探索部12は,装置列SN1の全ネットワーク装置をチェックしたかどうかを判断する(S45)。装置列SN1の全ネットワーク装置がチェックされていない場合に(S45でNO),QoS保証経路探索部12は,装置列SN1の他のネットワーク装置についてステップS41〜S43の処理を繰り返す。
【0070】
これにより,ルータR2およびルータR3についても,ステップ41の判断がなされる。ルータR2およびR3も,ルータR1と同じQoS保証能力情報を有するので(図4参照),ステップS41の判断は「YES」となる。したがって,ステップS44において,ルータR2およびR3の各QoS保証設定コマンドがネットワーク装置設定情報19に書き込まれる。
【0071】
なお,図6に示すネットワーク装置設定情報19は,前述したように,装置列SN2={ルータR1,ルータR4,ルータR3}が選択されたとき(後述)のものであって,ここで説明している装置列SN1が選択されたときのものでないことに注意されたい。
【0072】
装置列SN1の全ネットワーク装置について処理が終了すると,QoS保証経路探索部12は応答内容に「サポートできる」を設定し(S46),図8のステップS23に処理を進める。たとえば,装置列SN1={ルータR1,ルータR2,ルータR3}については,応答内容は「サポートできる」となる(S46)。
【0073】
一方,ステップS42の判断が「NO」の場合に,QoS保証経路探索部12は応答内容に「サポートできない」を設定し,図8のステップS23に処理を進める。
【0074】
図8に戻って,QoS保証経路探索部12は,ステップS23において,応答内容が「サポートできる」かどうかを判断する。応答内容が「サポートできる」である場合には(S23でYES),QoS保証経路探索部12は,QoS保証経路設定部14にQoS保証経路の設定が可能かどうかを問い合わせる(S28)。これにより,QoS保証経路設定部14が処理を開始する。この処理の詳細は,図11に示される。
【0075】
まず,QoS保証経路設定部14は,ネットワーク装置設定情報19(QoS保証設定情報,フロー識別子付与設定情報)をネットワーク装置に設定する(S60)。たとえば,装置列SN1については,ルータR1,R2,およびR3に,それぞれのネットワーク装置情報19が設定される。
【0076】
続いて,QoS保証経路設定部14は,装置列のネットワークの資源を確保できるどうかをネットワーク構成情報16に基づいて判断する(S61)。ここで,本実施の形態では,ネットワークの資源はたとえば装置列を構成する装置間のリンクの空き帯域を意味する。このリンクの空き帯域はネットワーク構成情報16から得られる。そして,リンクの空き帯域がQoS保証要求の保証速度(保証帯域)m以上あるかどうかが判断される。
【0077】
QoS保証経路設定部14は,ネットワークの資源を確保できるときは(S61でYES),QoS保証経路探索部12に「設定できる」との応答を返し,ネットワークの資源を確保できないときは(S61でNO),QoS保証経路探索部12に「設定できない」との応答を返す。
【0078】
たとえば,装置列SN1={ルータR1,ルータR2,ルータR3}では,リンクL1,L2,L4,およびL6の各空き帯域が,QoS保証要求に含まれる保証速度m=2Mbps以上であるかどうかが判断される。判断の結果,リンクL1,L4,およびL6の空き帯域は保証速度mより大きい一方,リンクL2の空き帯域が1Mbpsであり,保証速度mより小さい。したがって,装置列SN1の経路RT1では,QoS保証要求の保証速度m=2Mbpsを保証できないこととなる。その結果,QoS保証経路設定部14は,「設定できない」との応答をQoS保証経路探索部12に返す(S61,S63)。
【0079】
ネットワーク資源を確保できない場合には(S61でNO),図示は省略するが,QoS保証経路設定部14は,ステップS60でネットワーク装置に設定したネットワーク装置設定情報をキャンセルする。すなわち,QoS保証経路設定部14は,ネットワーク装置に設定された情報は消去して,ネットワーク装置の状態に元に戻す。これにより,QoS保証経路設定部14の処理は終了する。
【0080】
なお,装置列のネットワーク資源(たとえばリンクの空き帯域)をネットワーク構成情報16から得るのではなく,ネットワーク装置(ルータR1〜R4)に直接問い合わせることにより得ることもできる。これにより,ネットワーク資源について,リアルタイムの情報を得ることができる。また,ステップS60およびS61の処理の順番を逆にすることもできる。この場合には,ネットワーク資源を確保できる場合に,QoS保証経路の設定処理が行われ,ネットワーク資源を確保できない場合に,QoS保証経路の設定処理が行われないこととなる。
【0081】
図8に戻って,QoS保証経路設定部14からの応答が「設定できる」である場合には(S29でYES),ネットワーク管理装置10の処理は終了する。一方,QoS保証経路設定部14からの応答が「設定できない」である場合には(S29でNO),QoS保証経路探索部12は,入側SAPと出側SAPを結ぶ他の経路があるかどうかを判断する(S30)。
【0082】
他の経路がない場合には(S30でNO),QoS保証要求探索部12は,QoS保証要求を受け付けることができない旨をカスタマに通知する(S27)。一方,他の経路がある場合には(S30でYES),QoS保証要求探索部12は,ステップS21からの処理を繰り返す。たとえば,装置列SN1={ルータR1,ルータR2,ルータR3}の設定ができない場合には,他の経路RT2の装置列SN2={ルータR1,ルータR4,ルータR3}がステップS21において決定される。
【0083】
続いて,ルータR1,R4,およびR3に対して,ステップS22(すなわち図9のフローチャート)の処理が実行される。
【0084】
前述したように,ルータR1およびR3について,ステップS41の判断は「YES」となる。
【0085】
一方,ルータR4は,QoS保証能力の品質タイプとして「一様な廃棄」を有する。したがって,ルータR4はQoS保証要求の品質タイプ「保証速度」をサポートできない。したがって,ルータR4については,ステップS41の判断は「NO」となる。
【0086】
ステップS41の判断が「NO」の場合に,QoS保証経路探索部12は,本ネットワーク装置(ここではルータR4)およびその上流側のネットワーク装置(ここではルータR1)が所定の要件をサポートできるかどうかを判断する(S42)。
【0087】
ここで,所定の要件とは,上流側ネットワーク装置であるルータR1のフロー識別子付与能力を<フロー識別子f1,フロー識別子f2>とし,ルータR4のQoS保証能力を<識別子タイプf3,品質タイプq1>とすると,(1)フロー識別子f1がQoS保証要求に含まれる識別子タイプをサポートできること,(2)フロー識別子f2=フロー識別子f3であること,および,(3)品質タイプq1が,QoS保証要求に含まれる品質タイプ(ここでは保証速度)をサポートできることである。
【0088】
上記要件(1)〜(3)をすべて満たす場合には,ステップS42の判断は「YES」となり,少なくとも1つを満たさない場合には,ステップS42の判断は「NO」となる。ルータR4およびR1について,この判断は,図4および図5から「NO」となる。したがって,応答内容に「サポートできない」が設定される(S47)。
【0089】
図8に戻って,応答内容が「サポートできない」であるので,処理はステップS23からステップS24に進み,QoS保証経路探索部12は,他の経路があるかどうかを判断する。ここで,管理対象ネットワーク20には,装置列SN1の経路RT1および装置列SN2の経路RT2以外の他の経路は存在しない。したがって,ステップS24の判断は「NO」となり,処理はQoS保証要求変更部13によるステップS25に進む。ステップS25の処理の詳細は,図10に示される。
【0090】
QoS保証要求変更部13は,QoS保証経路探索部12から,QoS保証要求のサービス品質情報を受信する(S50)。上記例では,サービス品詞情報:(品質タイプ:保証速度),(品質の値:2Mbps)(品質タイプ:最高速度),(品質の値:10Mbps)(品質タイプ:遅延保証),(品質の値:指定なし))が与えられる。
【0091】
続いて,QoS保証要求変更部13は,保証速度の品質の値m(=2Mbps)と最高速度の品質の値p(=10Mbps)とが等しいかどうかを判断する(S51)。
【0092】
両値が等しくない場合に(S51でNO),QoS保証要求変更部13は,QoS保証要求の保証速度の値mを最高速度の値pに変更する(S52)。すなわち,m=p=10Mbpsとなる。これにより,保証速度の値が大きくされるので,カスタマが要求するQoSは,カスタマにとって,サービス品質のより良いQoSに変更されたこととなる。
【0093】
そして,QoS保証要求変更部13は,「変更できる」との応答をQoS保証経路探索部12に返す(S53)。
【0094】
一方,ステップS51において,m=pである場合に(S51でYES),QoS要求変更部13は,「変更できない」との応答をQoS保証経路探索部12に返す。
【0095】
図8に戻って,QoS保証要求変更部13からの応答が「変更できる」である場合に(S26でYES),QoS保証経路探索部12は,再びステップS21からの処理を繰り返す。一方,QoS保証要求変更部13からの応答が「変更できる」である場合に(S26でNO),QoS保証経路探索部12は,QoS保証要求を受け付けることができない旨をカスタマに通知し(S27),処理を終了する。
【0096】
QoS保証要求変更部13からの応答が「変更できる」である場合に,再び,装置列SN1={ルータR1,ルータR2,ルータR3}およびSN2={ルータR1,ルータR4,ルータR3}のそれぞれについてステップS22,S28等の処理が実行される。
【0097】
ここで,装置列SN1については,前述したのと同様に,リンクL2が保証帯域m=10Mbpsを確保できないので,QoS保証経路は設定されない。一方,装置列SN2については,ステップS22(図9)の処理は以下のようになる。
【0098】
すなわち,図9のステップS41の判断は,前述と同様に,ルータR1およびR3については「YES」となり,ルータR4については「NO」となる。一方,ステップS42の判断は,保証帯域m=許容帯域pとなったことにより,QoS保証能力の品質タイプとして選択的廃棄を有するルータだけでなく,一様な廃棄を有するルータも,上記要件(3)を満たすこととなる。その結果,ルータR4およびその上流側ルータR1は,ステップS42の要件(1)〜(3)を満たし,ステップS42の判断は「YES」となる。
【0099】
続いて,ステップS43で,ルータR1のフロー識別子付与設定情報(コマンド)が記憶装置15のネットワーク装置設定情報に出力される(図6参照)。すなわち,ルータR1は,元の保証速度の値m=2Mbpsを超えるフローに対してDSCP値1のフロー識別子を付与し,2Mbps以下のフローに対してDSCP値2のフロー識別子を付与する。
【0100】
続いて,ステップS44で,ルータR4のQoS設定コマンドが記憶装置15に出力される(図6参照)。
【0101】
このようにして,ルータR1,R4,およびR3について,ネットワーク装置設定情報15が作成される。そして,ステップS46で,応答内容「サポートできる」が返され,処理はステップS28に進む。
【0102】
図8のステップS28,すなわち図11のステップS60では,QoS保証経路が設定される。続いて,ステップS61において,ネットワーク資源が確保できるかどうかが判断される。装置列SN2の経路RT2を構成するリンクL1,L3,L5,およびL6の空き帯域は,いずれもm=10Mbps以上である(図3(B)参照)。したがって,ステップS61の判断は「YES」となり,「設定できる」がQoS保証経路探索部12に応答される。これにより,QoS保証経路が設定され,ネットワーク管理装置10の処理は終了する。
【0103】
このように,本実施の形態によると,QoS保証要求の品質を,カスタマから要求される品質よりも良くして,QoS保証経路が設定することができる。
【0104】
<他の実施の形態>
管理対象ネットワークのルータのうち,同様のQoS保証能力,フロー識別子付与能力等を有する複数のルータをグループ化してサブネットワークとし,サブネットワークを1つのネットワーク装置とみなしてQoS保証経路を設定することもできる。図12は,サブネットワークを有する管理対象ネットワーク21の構成例を示すブロック図である。
【0105】
サブネットワークN1およびN2は,QoS保証能力のうち,「帯域保証能力」を有するか有しないかにより,ルータ群をグループ化したものである。すなわち,サブネットワークN1は,QoS保証能力として「帯域保証なし」のルータR21およびR22をグループ化したものであり,サブネットワークN2は,QoS保証能力として「帯域保証」を有するルータR41およびR42をグループ化したものである。(パケットの廃棄能力からすると,ルータR41は選択的廃棄を有し,ルータR42は一様な廃棄を有し,両ルータの能力は異なる。)
これらのサブネットワークN1およびN2についてのネットワーク構成情報のネットワーク装置情報(図3(A)参照),QoS保証能力情報(図4参照),およびフロー識別子付与能力情報(図5参照)は,サブネットワークを1つのネットワーク装置とみなして,サブネットワーク単位で設けられる。すなわち,ネットワーク装置IDがサブネットワークのIDとなり,サブネットワークについてもSAP,リンクID,QoS保証能力,およびフロー識別子付与能力が設けられる。
【0106】
また,ネットワーク管理装置は,サブネットワーク単位で,図7から図11に示すフローチャートの処理を実行し,ネットワーク装置設定情報(図6参照)も,サブネットワークごとに設けられる。
【0107】
このように管理対象ネットワークをサブネットワークに分割することにより,処理すべきネットワーク装置の個数が減少するので,QoS保証設定処理を高速に実行することができる。
【0108】
また,前述した実施の形態では,入側SAPおよび出側SAP間の経路をまず1つ決定した後,決定した経路についてQoS保証要求をサポートできる経路を探索していたが,入側SAPおよび出側SAP間に存在するすべての経路を先に決定しておき,それらの経路のうち,経路を構成するリンクの空き帯域の最も大きなものから順にQoS保証要求をサポートできる経路を探索するすることもできる。
【0109】
たとえば,管理対象ネットワーク20では,まず経路RT1およびRT2が探索される。そして,経路RT1を構成するリンクのうち最小の空き帯域を有するリンク(リンクL2)の空き帯域と,経路RT2を構成するリンクのうち最小の空き帯域を有するリンク(リンクL1またはL3)の空き帯域とが比較される。比較の結果,まず,空き帯域の最も大きいリンク(リンクL1またはL3)を有する経路RT2がQoS保証要求をサポートできる経路かどうかが判断される。このように空き帯域の大きな経路から先に処理されるので,QoS保証要求をサポートできる経路を早く見つけ出すことができる。
【0110】
前述した実施の形態において,QoS保証経路探索部12は,カスタマまたは管理対象ネットワーク20を保有および管理する者(ネットワークサービスプロバイダ等)が選択した経路について,優先的に処理することもできる。
【0111】
また,QoS保証要求をサポートできる経路が複数存在する場合には,あらかじめ定められた選択方法により,1つの経路を選択することができる。
【0112】
なお,図8から図11に示すフローチャートの処理の順序は一例である。したがって,処理順序は,同じ処理結果を得られる他のものであってもよい。
【0113】
(付記1) 複数のネットワーク装置およびこれら複数のネットワーク装置を接続するリンクを有するネットワークを管理するネットワーク管理装置において,
前記ネットワークの構成を示すネットワーク構成情報,各ネットワーク装置のサービス品質保証能力を示すサービス品質保証能力情報,および各ネットワーク装置が付与できるフロー識別子を示すフロー識別子付与能力情報を記憶する記憶部と,
前記ネットワーク構成情報,前記サービス品質保証能力情報,および前記フロー識別子付与能力情報に基づいて,送信元ネットワーク装置と宛先ネットワーク装置との間の経路のうちで,所定のサービス品質を保証できる経路,または,フロー識別子を新たに付与することにより前記所定のサービス品質を保証できる経路を見つけ出し,見つけ出した経路上の各ネットワーク装置に設定されるサービス品質保証設定情報および所定のフロー識別子付与設定情報を作成するサービス品質保証経路探索部と,
前記サービス品質保証設定情報および前記フロー識別子付与設定情報を,前記見つけ出された経路上の各ネットワーク装置に設定するサービス品質保証経路設定部と,
前記所定のサービス品質を,より良いサービス品質に変更し,変更後のサービス品質に基づいて前記サービス品質保証経路探索部および前記サービス品質保証経路設定部に再度,前記各処理を実行させるサービス品質変更部と,
を有することを特徴とするネットワーク管理装置。
【0114】
(付記2) 付記1において,
前記サービス品質変更部は,前記サービス品質保証経路設定部が変更前のサービス品質を保証できる経路を見つけ出すことに失敗した場合,または,前記サービス品質保証経路設定部が,前記サービス品質保証経路探索部により見つけ出されたすべての経路について,前記設定に失敗した場合に,前記変更を行う,
ことを特徴とするネットワーク管理装置。
【0115】
(付記3) 付記1または2において,
前記所定のサービス品質は保証帯域および許容帯域の保証を含み,
前記サービス品質変更部は,前記保証帯域の値を前記許容帯域の値に変更する,
ことを特徴とするネットワーク管理装置。
【0116】
(付記4) 付記1から3のいずれか1つにおいて,
前記記憶部は,前記サービス品質保証経路探索部が作成した各ネットワーク装置のサービス品質保証設定情報および所定のフロー識別子付与設定情報を有するネットワーク装置設定情報をさらに記憶し,
前記サービス品質保証経路設定部は,前記ネットワーク装置設定情報に基づいて,前記設定を行う,
ことを特徴とするネットワーク管理装置。
【0117】
(付記5) 付記1から4のいずれか1つにおいて,
前記サービス品質保証経路設定部は,前記設定においてネットワーク資源の確保に失敗した場合には,前記サービス品質保証経路探索部が見つけ出した次の経路の各ネットワーク装置に前記設定を行う,
ことを特徴とするネットワーク管理装置。
【0118】
(付記6) 付記5において,
前記ネットワーク資源は,前記見つけ出された経路上のリンクの空き帯域であることを特徴とするネットワーク管理装置。
【0119】
(付記7) 付記1から6のいずれか1つにおいて,
前記サービス品質保証経路探索部は,送信元ネットワーク装置と宛先ネットワーク装置との間に存在する経路について前記所定のサービス品質を保証できるかどうかの判断を,経路検索により検索された順序で順次判断して,保証できる場合には,前記サービス品質保証設定情報および前記所定のフロー識別子付与設定情報を作成する,
ことを特徴とするネットワーク管理装置。
【0120】
(付記8) 付記1から6のいずれか1つにおいて,
前記サービス品質保証経路探索部は,送信元ネットワーク装置と宛先ネットワーク装置との間に存在する複数の経路のうち,リンクの空き帯域が大きいものから順に,前記所定のサービス品質を保証できるかどうかを判断して,保証できる場合には,前記サービス品質保証設定情報および前記所定のフロー識別子付与設定情報を作成する,
ことを特徴とするネットワーク管理装置。
【0121】
(付記9) 付記1から8のいずれか1つにおいて,
前記サービス品質保証能力情報は,2以上のネットワーク装置を有するサブネットワークのサービス品質保証能力をさらに示す,ことを特徴とするネットワーク管理装置。
【0122】
(付記10) 複数のネットワーク装置およびこれら複数のネットワーク装置を接続するリンクを有するネットワークに所定のサービス品質を保証する経路を設定する方法であって,
前記ネットワークの構成を示すネットワーク構成情報,各ネットワーク装置のサービス品質保証能力を示すサービス品質保証能力情報,および各ネットワーク装置が付与できるフロー識別子を示すフロー識別子付与能力情報に基づいて,送信元ネットワーク装置と宛先ネットワーク装置との間の経路のうちで,所定のサービス品質を保証できる経路,または,フロー識別子を新たに付与することにより前記所定のサービス品質を保証できる経路を見つけ出し,
前記見つけ出した経路上の各ネットワーク装置に設定されるサービス品質保証設定情報および所定のフロー識別子付与設定情報を作成し,
前記サービス品質保証設定情報および前記フロー識別子付与設定情報を,前記見つけ出された経路上の各ネットワーク装置に設定し,
前記所定のサービス品質を,より良いサービス品質に変更し,変更後のサービス品質に基づいて前記サービス品質保証経路探索部および前記サービス品質保証経路設定部に再度,前記各処理を実行させる,
サービス品質保証経路設定方法。
【0123】
(付記11) コンピュータに,
複数のネットワーク装置およびこれら複数のネットワーク装置を接続するリンクを有するネットワークの構成を示すネットワーク構成情報,各ネットワーク装置のサービス品質保証能力を示すサービス品質保証能力情報,および各ネットワーク装置が付与できるフロー識別子を示すフロー識別子付与能力情報に基づいて,送信元ネットワーク装置と宛先ネットワーク装置との間の経路のうちで,所定のサービス品質を保証できる経路,または,フロー識別子を新たに付与することにより前記所定のサービス品質を保証できる経路を見つけ出す手順と,
前記見つけ出した経路上の各ネットワーク装置に設定されるサービス品質保証設定情報および所定のフロー識別子付与設定情報を作成する手順と,
前記サービス品質保証設定情報および前記フロー識別子付与設定情報を,前記見つけ出された経路上の各ネットワーク装置に設定する手順と,
前記所定のサービス品質を,より良いサービス品質に変更し,変更後のサービス品質に基づいて前記サービス品質保証経路探索部および前記サービス品質保証経路設定部に再度,前記各処理を実行させる手順と,
を実行させるためのプログラム。
【0124】
【発明の効果】
本発明によると,カスタマの要求するサービス品質よりも良い品質を提供する経路も考慮して,サービス品質を保証できる経路を自動的に求め,経路上のネットワーク装置にサービス品質保証設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるネットワーク管理装置を有する通信ネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】ネットワーク管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】(A)はネットワーク装置情報の一例を示し,(B)はリング情報の一例を示す。
【図4】QoS保証能力情報の一例を示す。
【図5】フロー識別子付与能力情報の一例を示す。
【図6】ネットワーク装置設定情報19の一例を示す。
【図7】QoS保証要求入力部の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】QoS保証経路探索部,QoS保証要求変更部,およびQoS保証経路設定部の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】図8のステップS22の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】図8のステップS25の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】図8のステップS28の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】サブネットワークに分割された管理対象ネットワークの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 通信ネットワークシステム
10 ネットワーク管理装置
20 管理対象ネットワーク
30,31 カスタマネットワーク
R1〜R4,R21,R22,R41,R42 ルータ
L1〜L6 リンク
40,41 サービスアクセスポイント(SAP)
11 QoS保証要求入力部
12 QoS保証経路探索部
13 QoS保証要求変更部
14 QoS保証経路設定部
15 記憶部
16 ネットワーク構成情報
17 QoS保証能力情報
18 フロー識別子付与能力情報
19 ネットワーク装置設定情報
N1,N2 サブネットワーク

Claims (5)

  1. 複数のネットワーク装置およびこれら複数のネットワーク装置を接続するリンクを有するネットワークを管理するネットワーク管理装置において,
    前記ネットワークの構成を示すネットワーク構成情報,各ネットワーク装置のサービス品質保証能力を示すサービス品質保証能力情報,および各ネットワーク装置が付与できるフロー識別子を示すフロー識別子付与能力情報を記憶する記憶部と,
    前記ネットワーク構成情報,前記サービス品質保証能力情報,および前記フロー識別子付与能力情報に基づいて,送信元ネットワーク装置と宛先ネットワーク装置との間の経路のうちで,所定のサービス品質を保証できる経路,または,フロー識別子を新たに付与することにより前記所定のサービス品質を保証できる経路を見つけ出し,見つけ出した経路上の各ネットワーク装置に設定されるサービス品質保証設定情報および所定のフロー識別子付与設定情報を作成するサービス品質保証経路探索部と,
    前記サービス品質保証設定情報および前記フロー識別子付与設定情報を,前記見つけ出された経路上の各ネットワーク装置に設定するサービス品質保証経路設定部と,
    前記所定のサービス品質を,より良いサービス品質に変更し,変更後のサービス品質に基づいて前記サービス品質保証経路探索部および前記サービス品質保証経路設定部に再度,前記各処理を実行させるサービス品質変更部と,
    を有することを特徴とするネットワーク管理装置。
  2. 請求項1において,
    前記サービス品質変更部は,前記サービス品質保証経路設定部が変更前のサービス品質を保証できる経路を見つけ出すことに失敗した場合,または,前記サービス品質保証経路設定部が,前記サービス品質保証経路探索部により見つけ出されたすべての経路について,前記設定に失敗した場合に,前記変更を行う,
    ことを特徴とするネットワーク管理装置。
  3. 請求項1または2において,
    前記所定のサービス品質は保証帯域および許容帯域の保証を含み,
    前記サービス品質変更部は,前記保証帯域の値を前記許容帯域の値に変更する,
    ことを特徴とするネットワーク管理装置。
  4. 複数のネットワーク装置およびこれら複数のネットワーク装置を接続するリンクを有するネットワークに所定のサービス品質を保証する経路を設定する方法であって,
    前記ネットワークの構成を示すネットワーク構成情報,各ネットワーク装置のサービス品質保証能力を示すサービス品質保証能力情報,および各ネットワーク装置が付与できるフロー識別子を示すフロー識別子付与能力情報に基づいて,送信元ネットワーク装置と宛先ネットワーク装置との間の経路のうちで,所定のサービス品質を保証できる経路,または,フロー識別子を新たに付与することにより前記所定のサービス品質を保証できる経路を見つけ出し,
    前記見つけ出した経路上の各ネットワーク装置に設定されるサービス品質保証設定情報および所定のフロー識別子付与設定情報を作成し,
    前記サービス品質保証設定情報および前記フロー識別子付与設定情報を,前記見つけ出された経路上の各ネットワーク装置に設定し,
    前記所定のサービス品質を,より良いサービス品質に変更し,変更後のサービス品質に基づいて前記サービス品質保証経路探索部および前記サービス品質保証経路設定部に再度,前記各処理を実行させる,
    サービス品質保証経路設定方法。
  5. コンピュータに,
    複数のネットワーク装置およびこれら複数のネットワーク装置を接続するリンクを有するネットワークの構成を示すネットワーク構成情報,各ネットワーク装置のサービス品質保証能力を示すサービス品質保証能力情報,および各ネットワーク装置が付与できるフロー識別子を示すフロー識別子付与能力情報に基づいて,送信元ネットワーク装置と宛先ネットワーク装置との間の経路のうちで,所定のサービス品質を保証できる経路,または,フロー識別子を新たに付与することにより前記所定のサービス品質を保証できる経路を見つけ出す手順と,
    前記見つけ出した経路上の各ネットワーク装置に設定されるサービス品質保証設定情報および所定のフロー識別子付与設定情報を作成する手順と,
    前記サービス品質保証設定情報および前記フロー識別子付与設定情報を,前記見つけ出された経路上の各ネットワーク装置に設定する手順と,
    前記所定のサービス品質を,より良いサービス品質に変更し,変更後のサービス品質に基づいて前記サービス品質保証経路探索部および前記サービス品質保証経路設定部に再度,前記各処理を実行させる手順と,
    を実行させるためのプログラム。
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