JP2001110817A - 接合型電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

接合型電界効果トランジスタ及びその製造方法

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JP2001110817A
JP2001110817A JP28267099A JP28267099A JP2001110817A JP 2001110817 A JP2001110817 A JP 2001110817A JP 28267099 A JP28267099 A JP 28267099A JP 28267099 A JP28267099 A JP 28267099A JP 2001110817 A JP2001110817 A JP 2001110817A
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Shinji Tsukino
真治 月野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトリソグラフィによるパターンニング精
度に制限されることなく、ゲート・ソース間容量やゲー
ト・ドレイン間容量を低減し、高周波特性の向上を図
る。 【解決手段】 化合物半導体基板21上の第1絶縁膜2
5のゲート活性層26に対応する開口部の内壁に設けら
れた第2絶縁膜27Aにより、ゲート電極28とゲート
活性層26との接続部の面積をゲート活性層26の面積
に比較して小さく形成した。このため、ゲート電極28
がチャネル活性層26と重なる部分がなくなる。したが
って、ゲート電極28と半導体基板21に挟まれた絶縁
膜27Aの部分は、従来のようにゲート電極28とチャ
ネル活性層26との間ではなく、同電位となるゲート電
極28とゲート活性層26との間に配置されることにな
り、容量としては機能しないものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波特性に優れ
た接合型電界効果トランジスタ及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の接合型電界効果トランジ
スタ(JFET)の構造を示す断面図である。この接合
型電界効果トランジスタは、GaAsなどの化合物半導
体基板11と、この化合物半導体基板11内に設けられ
たチャネル領域となるチャネル活性層13と、同じく化
合物半導体基板11内に設けられたソースとドレイン用
の取り出し部を構成するソース活性層12A、及びドレ
イン活性層12Bと、チャネル活性層13の中に設けら
れたゲート用の取り出し部を構成するゲート活性層14
と、化合物半導体基板11の上面に形成された絶縁膜1
5と、この絶縁膜15を貫通する状態でゲート活性層1
4に接続されたゲート電極17と、絶縁膜15を貫通す
る状態でソース活性層12A、及びドレイン活性層12
Bに接続されたソース電極16A、及びドレイン電極1
6Bとを有する。
【0003】次に、このような構造を有する接合型電界
効果トランジスタの製造方法について説明する。まず、
GaAsなどの化合物半導体基板11にソース、ドレイ
ンの取り出しとなる部分をフォトリソグラフィによりレ
ジストパターンニングを行い、ソース活性層12A、ド
レイン活性層12Bを形成する不純物のイオン注入を行
う。次に、ソース活性層12A、ドレイン活性層12B
を形成したレジストを除去した後、チャネル領域となる
部分をレジストパターンニングで開口し、ソース活性層
12A、及びドレイン活性層12Bと同じ型の不純物を
イオン注入し、チャネル活性層13を形成する。
【0004】次に、チャネル活性層13を形成したレジ
ストを除去して熱処理を行い、各活性層12A、12
B、13を活性化させる。次に、絶縁膜15を成膜した
後、ゲート部分をフォトリソグラフィと絶縁膜のエッチ
ング技術により開口する。そして、ゲート部分が開口さ
れた後、不純物の気相拡散技術を用いてゲート活性層1
4を形成する。その後、ゲート電極となる金属膜を成膜
し、レジストパターンニングと金属膜のエッチング技術
により、不要部分を取り除き、ゲート電極17を形成す
る。次に、ソース、ドレイン取り出し部分をフォトリソ
グラフィと絶縁膜のエッチング技術により開口し、電極
となる金属膜を成膜し、ゲート電極形成と同様に不要部
分を取り除き、ソース電極16A、ドレイン電極16B
を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の構造においては、図5に示すように、ゲート電
極17とチャネル活性層13との間に、一部の絶縁膜1
5を挟み込む構造となっているため、ゲート・ソース
間、並びに、ゲート・ドレイン間で、それぞれの絶縁膜
15に無視できない寄生容量18、19が形成されてし
まうという問題ある。このような寄生容量の増大は、高
周波用途のトランジスタ性能を著しく悪化させる。例え
ば、FETの高周波性能指数である電流利得遮断周波数
fTは、 fT=gm/(2πCgs) ……式(1) で表わされる。ここで、gmは相互コンダクタンス、C
gsはゲート・ソース間容量である。この式(1)にお
いて明らかなように、ゲート・ソース間容量Cgsの増
大はfTを低下させてしまう。
【0006】そこで、ゲート・ソース間容量やゲート・
ドレイン間容量を低下させるには、ゲート電極の面積を
低減し、ゲート電極17の絶縁膜15上に重なる部分を
低減すれば良いが、フォトリソグラフィによるパターン
ニング精度の限界から、ゲート電極の開口部分とゲート
電極部分の合わせ余裕を確保するために、ゲート電極面
積の低減が制限されるものとなる。そのためゲート電極
とチャネルの導電層で形成される寄生容量の低減には限
界があった。
【0007】そこで本発明の目的は、ゲート・ソース間
容量やゲート・ドレイン間容量を低減し、高周波特性の
向上を図ることができる接合型電界効果トランジスタ及
びその製造方法を提供することにある。また本発明の第
2の目的は、フォトリソグラフィによるパターンニング
精度に制限されることなく、ゲート・ソース間容量やゲ
ート・ドレイン間容量を低減し、高周波特性の向上を図
ることができる接合型電界効果トランジスタの製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、半導体基板と、この半導体基板内に設けられ
たチャネル活性層、ソース活性層、及びドレイン活性層
と、前記チャネル活性層内に設けられたゲート活性層
と、前記半導体基板の上面に成膜された絶縁膜と、前記
絶縁膜を貫通する状態で前記ゲート活性層、ソース活性
層、及びドレイン活性層に接続されたゲート電極、ソー
ス電極、及びドレイン電極とを有する接合型電界効果ト
ランジスタにおいて、前記絶縁膜に形成されたゲート電
極の取り出し用の開口部をゲート活性層に対して狭い面
積で形成することにより、ゲート電極とゲート活性層と
の接続部の面積をゲート活性層の面積に比較して小さく
形成し、ゲート電極と半導体基板に挟まれた絶縁膜の部
分を容量として機能しない構造としたことを特徴とす
る。
【0009】また本発明は、半導体基板と、この半導体
基板内に設けられたチャネル活性層、ソース活性層、及
びドレイン活性層と、前記チャネル活性層内に設けられ
たゲート活性層と、前記半導体基板の上面に成膜された
絶縁膜と、前記絶縁膜を貫通する状態で前記ゲート活性
層、ソース活性層、及びドレイン活性層に接続されたゲ
ート電極、ソース電極、及びドレイン電極とを有する接
合型電界効果トランジスタの製造方法において、半導体
基板上に成膜した第1絶縁膜の開口部を通してゲート活
性層を形成した後、第2絶縁膜を成膜し、次にこの第2
絶縁膜をエッチングして第1絶縁膜の開口部の側壁にだ
け第2絶縁膜を残することにより、ゲート活性層より狭
い面積でゲート電極取り出し用の開口部を形成し、この
ゲート電極取り出し用の開口部にゲート電極を形成する
ことにより、ゲート電極とゲート活性層との接続部の面
積をゲート活性層の面積に比較して小さく形成し、ゲー
ト電極と半導体基板に挟まれた絶縁膜の部分を容量とし
て機能しないようにしたことを特徴とする。
【0010】本発明による接合型電界効果トランジスタ
では、ゲート電極とゲート活性層との接続部の面積をゲ
ート活性層の面積に比較して小さく形成したことから、
ゲート電極がチャネル活性層と重なる部分がなくなる。
したがって、ゲート電極と半導体基板に挟まれた絶縁膜
の部分は、従来のようにゲート電極とチャネル活性層と
の間ではなく、同電位となるゲート電極とゲート活性層
との間に配置されることになり、容量としては機能しな
いものとなる。したがって、絶縁膜によるゲート・ソー
ス間の寄生容量、並びに、ゲート・ドレイン間の寄生容
量を低減することができ、高周波特性の向上を図ること
ができる。
【0011】また、本発明による接合型電界効果トラン
ジスタの製造方法では、半導体基板上に成膜した第1絶
縁膜の開口部を通してゲート活性層を形成した後、第2
絶縁膜を成膜し、次にこの第2絶縁膜をエッチングして
第1絶縁膜の開口部の側壁にだけ第2絶縁膜を残するこ
とにより、ゲート活性層より狭い面積でゲート電極取り
出し用の開口部を形成し、このゲート電極取り出し用の
開口部にゲート電極を形成することにより、ゲート電極
とゲート活性層との接続部の面積をゲート活性層の面積
に比較して小さく形成するようにした。したがって、フ
ォトリソグラフィの加工精度等に制限されることなく、
ゲート電極とゲート活性層との接続部の面積をゲート活
性層の面積に比較して容易に小さく形成することができ
る。
【0012】この結果、ゲート電極がチャネル活性層と
重なる部分がなくなり、ゲート電極と半導体基板に挟ま
れた絶縁膜の部分は、従来のようにゲート電極とチャネ
ル活性層との間ではなく、同電位となるゲート電極とゲ
ート活性層との間に配置されることになり、容量として
は機能しないものとなる。したがって、絶縁膜によるゲ
ート・ソース間の寄生容量、並びに、ゲート・ドレイン
間の寄生容量を低減することができ、高周波特性の向上
を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による接合型電界効
果トランジスタ及びその製造方法の実施の形態について
説明する。図1及び図2は、本実施の形態による接合型
電界効果トランジスタの製造方法を工程順に示す断面図
である。また、図3は、本実施の形態による接合型電界
効果トランジスタのゲート部の周辺構造を示す拡大断面
図である。まず、図2(G)、図3に基づいて、本実施
の形態による接合型電界効果トランジスタの構造につい
て簡単に説明する。
【0014】この接合型電界効果トランジスタは、Ga
Asなどの化合物半導体基板21と、この化合物半導体
基板21内に設けられたチャネル領域となるチャネル活
性層23と、同じく化合物半導体基板21内に設けられ
たドレインとソース用の取り出し部を構成するソース活
性層22A及びドレイン活性層22Bと、チャネル活性
層23の中に設けられたゲート用の取り出し部を構成す
るゲート活性層26と、化合物半導体基板21の上面に
形成された第1絶縁膜25と、この第1絶縁膜25のゲ
ート活性層26に対応する開口部の内壁に設けられた第
2絶縁膜(サイドウォール)27Aと、この第2絶縁膜
27Aを貫通する状態でゲート活性層26に接続された
ゲート電極28と、第1絶縁膜25を貫通する状態でソ
ース活性層22A及びドレイン活性層22Bに接続され
たソース電極29A及びドレイン電極29Bとを有す
る。
【0015】このような接合型電界効果トランジスタ
は、第1絶縁膜25のゲート活性層26に対応する開口
部の内壁に設けられた第2絶縁膜27Aにより、ゲート
電極28とゲート活性層26との接続部の面積をゲート
活性層26の面積に比較して小さく形成したことから、
ゲート電極28がチャネル活性層26と重なる部分がな
くなる。図3を用いて説明すると、ゲート周辺部を断面
で見た場合、ゲート電極幅αよりもゲート領域(活性
層)幅βを大きくなり、ゲート電極28と半導体基板2
1のチャネル活性層23は、絶縁膜27Aを介して重な
らないことになる。したがって、ゲート電極28と半導
体基板21に挟まれた絶縁膜27Aの部分は、図5に示
す従来例のようにゲート電極17とチャネル活性層13
との間ではなく、同電位となるゲート電極28とゲート
活性層26との間に配置されることになり、容量として
は機能しないものとなる。したがって、絶縁膜25、2
7Aによるゲート・ソース間の寄生容量、並びに、ゲー
ト・ドレイン間の寄生容量を低減することができ、高周
波特性の向上を図ることができる。また、製造工程で見
た場合、図5に示す従来例では、絶縁膜15にゲート活
性層14に対応する開口部を形成し、この開口部の内周
壁にサイドウォール部を形成した後、ゲート活性層14
のためのP+活性化を行っているが、図3に示す本例で
は、絶縁膜25にゲート活性層26に対応する開口部を
形成した後、ゲート活性層26のためのP+活性化を行
い、その後、絶縁膜27、27Aによるサイドウォール
部の形成を行うものである。
【0016】次に、図1、図2に沿って本形態による接
合型電界効果トランジスタの製造方法について順に説明
する。最初に、図1(A)に示すように、GaAsより
なる化合物半導体基板(半絶縁性基板)21にレジスト
パターンニング20を行い、ソース・ドレイン取り出し
部分を開口し、N型不純物のイオン注入を行う。イオン
注入の条件としては、例えばドーズ量1E13/c
2、加速エネルギ150keVで行う。次に、図1
(B)に示すように、レジストを除去した後、チャネル
領域となる部分の開口をレジストパターンニングし、N
型不純物のイオン注入を行う。このイオン注入の条件
は、ドーズ量5E12/cm2、加速エネルギ120k
eV程度で行う。
【0017】次に、レジストを除去した後に850°
C、15分程度の熱処理を行って不純物の活性化を行
い、ソース・ドレイン取り出し部分の活性層22A、2
2Bとチャネル活性層23を形成する。次に、図1
(C)に示すように、プラズマCVD法などを用いて第
1絶縁膜25を成膜した後、レジストパターンニング、
4弗化炭素(CF4)ガスによるドライエッチングを行
い、ゲート層を形成するP型不純物を注入する開口部2
4を形成する。次に、気相拡散法により亜鉛(Zn)を
600°Cで5分程度拡散し、ゲート活性層26を形成
する。次に、図1(D)に示すように、プラズマCVD
法などを用いて第2絶縁膜27を成膜した後、ドライエ
ッチングによって全面をエッチングすることにより、図
2(E)に示すように、ゲート開口部24の側壁にだ
け、第2絶縁膜(サイドウォール)27Aを残し、ゲー
ト開口部24より開口幅の狭いゲート取り出し用開口部
24Aを形成する。
【0018】次に、ゲート導電層を成膜した後、レジス
トパターンニング、イオンミニリング法によりエッチン
グを行い、図2(F)に示すように、ゲート電極28を
形成する。ここでゲート電極28の面積がゲート活性層
26より狭くなるように形成する。ゲート電極28の面
積をゲート活性層26より狭くすることで、ゲート電極
28と半導体基板21に挟まれた絶縁膜27Aの部分
は、ゲート電極28とゲート活性層26が同電位となる
ため、容量として機能しない。そのためゲート・ソース
間の容量、並びにゲート・ドレイン間の容量を低減する
ことができる。これ以降の詳細な製造工程の説明は省略
するが、図2(G)に示すように、ソース電極29A、
ドレイン電極29Bを形成し、JFETが完成する。
【0019】以上のように本例の製造方法では、ゲート
電極28の面積をゲート活性層26より狭くする方法と
して、第1絶縁膜25のゲート開口部24の側壁にだ
け、第2絶縁膜(サイドウォール)27Aを残し、ゲー
ト開口部24より開口幅の狭いゲート取り出し用開口部
24Aを形成して、ゲート電極28を形成するようにし
たことから、フォトリソグラフィの加工精度等に制限さ
れることなく、ゲート電極28とゲート活性層26との
接続部の面積をゲート活性層26の面積に比較して容易
に小さく形成することができる。
【0020】なお、以上の実施の形態では、ゲート活性
層26の領域を気相拡散法によって形成する場合につい
て説明したが、イオン注入と熱処理による方法で形成し
てもよい。また、チャネル活性層の形成方法として、化
合物半導体基板にイオン注入と熱処理により形成する場
合について説明したが、例えばエピタキシャル成長によ
るヘテロ接合構造のチャネル活性層を設けた化合物半導
体基板を用いるようにしてもよい。また、一般的にソー
ス・ドレイン間に占めるゲートの長さ(いわゆるゲート
長)は、トランジスタの高周波特性向上のためフォトリ
ソグラフィの最小加工精度でパターンニングされること
が多いため、ゲート取り出しの開口部の側壁に絶縁膜2
7Aを形成する方法について説明したが、本発明におい
て、ゲート電極28をゲート活性層26より狭い面積で
形成する構造としては、ゲート活性層26となる領域に
不純物を注入した後、絶縁膜25を成膜し、ゲート活性
層26より狭い領域にフォトリソグラフィでパターンニ
ングし、ゲート取り出し部を形成する方法を用いること
も可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による接合
型電界効果トランジスタでは、絶縁膜に形成されたゲー
ト電極の取り出し用の開口部をゲート活性層に対して狭
い面積で形成することにより、ゲート電極とゲート活性
層との接続部の面積をゲート活性層の面積に比較して小
さく形成し、ゲート電極と半導体基板に挟まれた絶縁膜
の部分を容量として機能しない構造とした。したがっ
て、絶縁膜によるゲート・ソース間の寄生容量、並び
に、ゲート・ドレイン間の寄生容量を低減することがで
き、高周波特性の向上を図り得るとともに、高周波特性
の悪化による歩留低下を低減できる。
【0022】また、本発明による接合型電界効果トラン
ジスタの製造方法では、半導体基板上に成膜した第1絶
縁膜の開口部を通してゲート活性層を形成した後、第2
絶縁膜を成膜し、次にこの第2絶縁膜をエッチングして
第1絶縁膜の開口部の側壁にだけ第2絶縁膜を残するこ
とにより、ゲート活性層より狭い面積でゲート電極取り
出し用の開口部を形成し、このゲート電極取り出し用の
開口部にゲート電極を形成することにより、ゲート電極
とゲート活性層との接続部の面積をゲート活性層の面積
に比較して小さく形成するようにした。したがって、フ
ォトリソグラフィの加工精度等に制限されることなく、
ゲート電極とゲート活性層との接続部の面積をゲート活
性層の面積に比較して容易に小さく形成することができ
る。この結果、絶縁膜によるゲート・ソース間の寄生容
量、並びに、ゲート・ドレイン間の寄生容量を低減する
ことができ、高周波特性の向上を図り得るとともに、高
周波特性の悪化による歩留低下を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による接合型電界効果トラ
ンジスタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態による接合型電界効果トラ
ンジスタの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態による接合型電界効果トラ
ンジスタのゲート部の周辺構造を示す拡大断面図であ
る。
【図4】従来の接合型電界効果トランジスタの構造を示
す断面図である。
【図5】従来の接合型電界効果トランジスタのゲート部
の周辺構造を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
21……化合物半導体基板、22A……ソース活性層、
22B……ドレイン活性層、23……チャネル活性層、
24……ゲート開口部、24A……ゲート取り出し用開
口部、25……第1絶縁膜、26……ゲート活性層、2
7、27A……第2絶縁膜、28……ゲート電極、29
A……ソース電極、29B……ドレイン電極。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、この半導体基板内に設け
    られたチャネル活性層、ソース活性層、及びドレイン活
    性層と、前記チャネル活性層内に設けられたゲート活性
    層と、前記半導体基板の上面に成膜された絶縁膜と、前
    記絶縁膜を貫通する状態で前記ゲート活性層、ソース活
    性層、及びドレイン活性層に接続されたゲート電極、ソ
    ース電極、及びドレイン電極とを有する接合型電界効果
    トランジスタにおいて、 前記絶縁膜に形成されたゲート電極の取り出し用の開口
    部をゲート活性層に対して狭い面積で形成することによ
    り、ゲート電極とゲート活性層との接続部の面積をゲー
    ト活性層の面積に比較して小さく形成し、ゲート電極と
    半導体基板に挟まれた絶縁膜の部分を容量として機能し
    ない構造とした、 ことを特徴とする接合型電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記チャネル活性層がイオン注入と熱処
    理により形成されたことを特徴とする請求項1記載の接
    合型電界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記チャネル活性層がヘテロ接合構造に
    より形成されたことを特徴とする請求項1記載の接合型
    電界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】 ゲート活性層が気相拡散法により形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の接合型電界効果ト
    ランジスタ。
  5. 【請求項5】 ゲート活性層がイオン注入と熱処理によ
    り形成されたことを特徴とする請求項1記載の接合型電
    界効果トランジスタ。
  6. 【請求項6】 半導体基板と、この半導体基板内に設け
    られたチャネル活性層、ソース活性層、及びドレイン活
    性層と、前記チャネル活性層内に設けられたゲート活性
    層と、前記半導体基板の上面に成膜された絶縁膜と、前
    記絶縁膜を貫通する状態で前記ゲート活性層、ソース活
    性層、及びドレイン活性層に接続されたゲート電極、ソ
    ース電極、及びドレイン電極とを有する接合型電界効果
    トランジスタの製造方法において、 半導体基板上に成膜した第1絶縁膜の開口部を通してゲ
    ート活性層を形成した後、第2絶縁膜を成膜し、次にこ
    の第2絶縁膜をエッチングして第1絶縁膜の開口部の側
    壁にだけ第2絶縁膜を残すことにより、ゲート活性層よ
    り狭い面積でゲート電極取り出し用の開口部を形成し、
    このゲート電極取り出し用の開口部にゲート電極を形成
    することにより、ゲート電極とゲート活性層との接続部
    の面積をゲート活性層の面積に比較して小さく形成し、
    ゲート電極と半導体基板に挟まれた絶縁膜の部分を容量
    として機能しないようにした、 ことを特徴とする接合型電界効果トランジスタの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記チャネル活性層をイオン注入と熱処
    理により形成することを特徴とする請求項6記載の接合
    型電界効果トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記チャネル活性層がヘテロ接合構造に
    より形成された半導体基板を用いて形成することを特徴
    とする請求項6記載の接合型電界効果トランジスタの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 ゲート活性層を気相拡散法により形成す
    ることを特徴とする請求項6記載の接合型電界効果トラ
    ンジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 ゲート活性層をイオン注入と熱処理に
    より形成することを特徴とする請求項6記載の接合型電
    界効果トランジスタの製造方法。
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