JPH07326739A - 絶縁ゲート型電界効果トランジスタ - Google Patents

絶縁ゲート型電界効果トランジスタ

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JPH07326739A
JPH07326739A JP6118186A JP11818694A JPH07326739A JP H07326739 A JPH07326739 A JP H07326739A JP 6118186 A JP6118186 A JP 6118186A JP 11818694 A JP11818694 A JP 11818694A JP H07326739 A JPH07326739 A JP H07326739A
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Ryuichiro Abe
竜一郎 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋め込みチャネル型MOSFETの移動度の
劣化を更に抑制し、且つ内部ノイズを更に小さくすべ
く、チャネル領域の接合深さを深くしても、パンチスル
ーの発生やしきい値のばらつきを好適に抑制する。 【構成】 埋め込みチャネル型pチャネルMOSFET
は基本的に、n型シリコンウェル1上にp+型ソース・
ドレイン領域2及びp−型チャネル領域3がそれぞれ形
成されるとともに、ウェル1表面のゲート酸化膜4を介
してn+型ゲート電極5が配設される構造となってい
る。ここでは、チャネル領域3をゲート酸化膜4との界
面側に配設される第1の領域31と、この第1の領域31よ
りも深い位置に配設されて同第1の領域31よりも不純物
濃度の高い第2の領域32との2層構造とする。そして、
チャネル領域3(31、32)直下のソース・ドレイン領域
2側部には、同チャネル領域3を選択的に覆うn型の高
濃度不純物層7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MOS型電界効果ト
ランジスタ(MOSFET)等の絶縁ゲート型電界効果
トランジスタに関し、特にソース・ドレイン領域とチャ
ネル領域とが同一導電型になる埋め込みチャネル型の電
界効果トランジスタに採用して好適なデバイス構造の具
現に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、こうした埋め込みチャネ
ル型MOSFETは、チャネル領域がソース・ドレイン
領域と反対の導電型になる表面チャネル型MOSFET
に比べ、ドレイン近傍の電界強度が低く、ホットキャリ
ア効果に対して強いデバイス構造を有している。
【0003】また、埋め込みチャネル型MOSFETは
一般に、上記表面チャネル型MOSFETに比べて移動
度の劣化が少なく、且つ内部ノイズが小さいといった特
徴を有している。
【0004】図5に、こうした埋め込みチャネル型MO
SFETとしての基本的なデバイス構造を示す。同図5
に示されるように、埋め込みチャネル型MOSFETは
基本的に、例えばn型シリコン(Si)ウェル1上にp
+型ソース・ドレイン領域2及びp−型チャネル領域3
がそれぞれ形成されるとともに、ウェル1表面のゲート
酸化膜4を介してn+型ゲート電極5が配設される構造
となっている。ゲート電極5を覆う膜6は、側壁酸化膜
である。
【0005】埋め込みチャネル型MOSFETではこの
ように、ソース・ドレイン領域2とチャネル領域3とが
同一導電型(図5の例ではp型)になっており、こうし
た構造を通じて、上述した移動度の劣化が少なく且つ、
内部ノイズの小さいデバイス特性を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、移動度の
劣化が少なく且つ、内部ノイズの小さいデバイス特性を
有する埋め込みチャネル型MOSFETであるが、その
課題を抽出するにあたってまず、移動度劣化の原因と内
部ノイズの原因について考察してみる。
【0007】移動度劣化の原因は主に、チャネル領域に
加わる垂直方向の電界強度の増大、及びゲート酸化膜/
シリコン(Si)ウェル界面近傍の格子欠陥によるキャ
リアの散乱によるものと考えられる。
【0008】一方、内部ノイズの原因は主に、ゲート酸
化膜/シリコン(Si)ウェル界面近傍の格子欠陥によ
るキャリアのランダムな捕獲、並びに放出によるものと
考えられる。
【0009】このため、埋め込みチャネル型MOSFE
Tの上記移動度の劣化が少なく且つ内部ノイズが小さい
特性とは、概ね以下の理由によるものと考えられてい
る。 (1)埋め込みチャネル型MOSFETでは、上述した
ソース・ドレイン領域とチャネル領域とが同一導電型と
なる構造上、ドレイン電流は上記ゲート酸化膜/シリコ
ン(Si)ウェル界面からチャネル領域内部に広がって
流れる。 (2)このため、上記移動度劣化と内部ノイズの共通の
原因であるゲート酸化膜/シリコン(Si)ウェル界面
近傍に存在する格子欠陥の影響を余り受けなくて済み、
結果として、移動度の劣化が少なく、内部ノイズも小さ
くなる。
【0010】したがって、埋め込みチャネル型MOSF
ETの更なる高性能化を図るべく、これら移動度の劣化
を更に少なく且つ、内部ノイズを更に小さくするために
は、ドレイン電流の経路を上記ゲート酸化膜/シリコン
(Si)ウェル界面から更に遠ざけるようにすればよい
ことが明かである。
【0011】因みに図5に示した埋め込みチャネル型M
OSFETにおいて、そのドレイン電流経路を上記界面
から遠ざけるには、n型シリコン(Si)ウェル1に対
するp−型チャネル領域3の接合深さを更に深くすれば
よい。
【0012】そして通常、このp−型チャネル領域3の
接合深さを深くするには、該p−型チャネル領域3を形
成する際のホウ素(B)のイオン注入エネルギを大きく
すればよい。
【0013】図7に、上記埋め込みチャネル型MOSF
ETにおいてホウ素(B)のイオン注入エネルギを変え
て形成した2種類のp−型チャネル領域の、ゲート酸化
膜/シリコン(Si)ウェル界面からシリコン(Si)
ウェルの深さ方向への距離に対するトータル不純物濃度
値の絶対値推移について、そのシミュレーション結果を
示す。
【0014】なおここで、上記トータル不純物濃度値の
絶対値は、n型不純物濃度をND 、またp型不純物濃度
をNA とするとき、 |ND −NA | として表される。
【0015】また、同シミュレーションは、 ・不純物濃度1.0×10^16/cm^3 (「^」はべ
き乗を表す)のn型シリコン(Si)ウェル上に20n
mの酸化膜を形成し、その上方からホウ素(B)をイオ
ン注入する。 ・該イオン注入後は、上記酸化膜を剥離し、新たにゲー
ト酸化膜として10nmの酸化膜を形成する。 ・その後、950℃の熱処理を20分間行う。 といった条件にて行った。
【0016】また、上記イオン注入に際し、その注入エ
ネルギは、 (イ)30KeV (ロ)80KeV の2通りとし、注入量は共に1.4×10^12/cm^
2 (「^」はべき乗を表す)で同じとした。
【0017】このようにして得られた2つの埋め込みチ
ャネル型MOSFETのしきい値Vthは、どちらもほぼ
−0.6Vである。さて同図7において、実線は、上記
(イ)のイオン注入エネルギを30KeVとして上記p
−型チャネル領域を形成したMOSFETにおけるトー
タル不純物濃度値の絶対値推移を示し、また破線は、上
記(ロ)のイオン注入エネルギを80KeVとして同p
−型チャネル領域を形成したMOSFETにおけるトー
タル不純物濃度値の絶対値推移を示す。
【0018】この図7から明らかなように、ホウ素
(B)の注入エネルギを大きくするほどその形成される
p−型チャネル領域のシリコン(Si)ウェルに対する
接合深さは深くなる。
【0019】また、図8は、上記2つの埋め込みチャネ
ル型MOSFETにおいて、それらゲート電極に−2.
0Vの電圧を加えた場合(ゲート電圧Vg=−2.0
V)の、各p−型チャネル領域の、ゲート酸化膜/シリ
コン(Si)ウェル界面からシリコン(Si)ウェルの
深さ方向への距離に対する正孔濃度の推移について、そ
のシミュレーション結果を示したものである。
【0020】この図8によれば、上記(ロ)のようにイ
オン注入エネルギを大きくしてp−型チャネル領域を形
成する方が、すなわち同p−型チャネル領域のシリコン
(Si)ウェルに対する接合深さが深くなる方が、その
正孔濃度もよりn型シリコン(Si)ウェルの深さ方向
に広がっていることが判る。すなわちこの場合、上記ド
レイン電流は、ゲート酸化膜/シリコン(Si)ウェル
界面から更に遠ざかるようになる。
【0021】以上のように、埋め込みチャネル型MOS
FETの更なる高性能化を図るためには、ホウ素(B)
のイオン注入エネルギを大きくして、p−型チャネル領
域のシリコン(Si)ウェルに対する接合深さをより深
くすることが有効となる。
【0022】しかし、例えば図5に示した従来の埋め込
みチャネル型MOSFETにおいてそのp−型チャネル
領域3のシリコン(Si)ウェル1に対する接合深さを
深くしようとすると、以下のような2つの問題が新たに
生じることとなった。
【0023】1つは、p−型チャネル領域3の接合深さ
が深くなると、ソース・ドレイン領域2の下部近傍にお
けるn型シリコン(Si)ウェル1のn型不純物濃度が
減少し、いわゆるパンチスルーといった現象が発生する
ようになることである。
【0024】このパンチスルーとは、上記ソース・ドレ
イン領域2の下部近傍でのn型不純物濃度が減少するこ
とにより、小さいドレイン−ソース間電圧でもドレイン
端の空乏層とソース端の空乏層とが接触するようになっ
て、ゲート電圧では制御できない内部電流がドレイン−
ソース間に流れる現象である。
【0025】このパンチスルーが起こるドレイン−ソー
ス間電圧がこのMOSFETを駆動する電源電圧よりも
低い場合には、同MOSFETは使用不能となる。もう
1つは、先の図7からも明らかなように、上記(ロ)の
ようにイオン注入エネルギを大きくしてp−型チャネル
領域3のn型シリコン(Si)ウェル1に対する接合深
さを深くすると、必然的に、同p−型チャネル領域3の
表面濃度が低下してしまうことである。
【0026】一般に、シリコン(Si)ウェルの表面付
近の濃度は、MOSFETの複雑な製造プロセスのため
に、どうしても正確な値にならず、大きくばらついたも
のとなる。
【0027】そこで、MOSFETの製造プロセスにお
いては通常、その表面濃度を、上記チャネル領域を形成
する際のイオン注入によって決めるようにしている。し
かし、図7に示されるように、上記埋め込みチャネル型
MOSFETにおいてこうしてp−型チャネル領域3の
表面濃度が低下してしまうと、同MOSFETとしての
表面濃度も、n型シリコン(Si)ウェル1の上記大き
くばらついた表面濃度の影響を受けざるを得なくなる。
【0028】そしてその結果、同MOSFET自身のし
きい値Vthのばらつきを招き、ひいては製品として、歩
留まりの著しい低下を招くこととなる。このように、例
えばp−型チャネル領域を形成する際、ホウ素(B)の
イオン注入エネルギを大きくしてその接合深さを深くす
ることは、同埋め込みチャネル型MOSFETの更なる
高性能化を図る上で確かに有望ではある。しかし実情と
しては、上記2つの問題の存在が大きく、結局、こうし
た方法が採用されるには至っていない。
【0029】なお近年は、例えば特公平4−82064
号公報にみられるように、こうした埋め込みチャネル型
MOSFETをサブミクロン域まで微細化すべく、チャ
ネル領域直下の一部で且つソース・ドレイン領域側部
に、ドレイン電圧によるポテンシャルの伸びを抑制する
高濃度不純物層を形成するようにしたものもある。図6
に、同MOSFETのデバイス構造を参考までに示す。
【0030】すなわちこの埋め込みチャネル型MOSF
ETは、同図6に示されるように、先の図5に例示した
MOSFETの構造に対し、そのチャネル領域3直下で
且つソース・ドレイン領域2側部に、同チャネル領域3
を選択的に覆う態様で、n型の高濃度不純物層7を更に
具える構造となっている。
【0031】こうしたデバイス構造によれば、p−型チ
ャネル領域3のn型シリコン(Si)ウェル1に対する
接合深さを深くしたとしても、ソース・ドレイン領域2
の下部近傍におけるn型不純物濃度の減少は好適に抑制
される。すなわち、上記高濃度不純物層7の設計が適切
に行われさえすれば、上述したパンチスルーといった現
象の発生は良好に回避される。
【0032】しかし、同デバイス構造にあっても、上述
した移動度劣化を更に少なくし且つ内部ノイズを更に小
さくすべく、上記p−型チャネル領域3の接合深さを深
くすれば、同チャネル領域3の表面濃度の低下は免れな
い。すなわち、こうして埋め込みチャネル型MOSFE
Tとしての更なる高性能化を図ろうとすれば、上述同
様、同MOSFET自身のしきい値Vthのばらつきを招
き、ひいては製品としての歩留まり低下を招くようにな
る。
【0033】以上では便宜上、pチャネルMOSFET
を例にとって説明したが、他に、nチャネルMOSFE
Tであっても、或いはMOS(金属−酸化膜−半導体)
構造に限らず、いわゆるMIS(金属−絶縁体−半導
体)構造を採る絶縁ゲート型の電界効果トランジスタに
あっては、それが埋め込みチャネル型として構成される
以上、こうした実情も概ね共通したものとなっている。
【0034】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、チャネル領域の接合深さを深くしても、パン
チスルーの発生やしきい値のばらつきを好適に抑制し
て、埋め込みチャネル型としての性能を更に高めること
のできる絶縁ゲート型電界効果トランジスタを提供する
ことを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】こうした目的を達成する
ため、請求項1記載の発明では、前記デバイス構造を有
する埋め込みチャネル型の絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタにおいて、そのチャネル領域を、半導体基板の厚
さ方向に積層された少なくとも2層の積層構造とし、該
チャネル領域直下のソース・ドレイン領域側部には、同
チャネル領域を選択的に覆う前記半導体基板と同一導電
型からなる高濃度不純物層を具える構造とする。
【0036】また、請求項2記載の発明では、こうした
請求項1記載の発明のデバイス構造にあって、前記チャ
ネル領域は、前記ゲート絶縁膜との界面を形成する表面
不純物濃度がトータル不純物濃度で前記半導体基板の不
純物濃度以上となるようその不純物濃度が設定されるよ
うにする。
【0037】また、請求項3記載の発明では、この請求
項2記載の発明の条件下において、前記チャネル領域
が、ゲート絶縁膜との界面側に配設される第1の領域
と、この第1の領域よりも深い位置に配設されて同第1
の領域よりも不純物濃度の高い第2の領域とを有する構
成とする。
【0038】そして、請求項4記載の発明では、これら
の各デバイス構造において、前記高濃度不純物層を、そ
の前記半導体基板との接合深さが前記チャネル領域の同
半導体基板との接合深さよりも深くなる位置に配設する
ようにする。
【0039】
【作用】請求項1記載の発明のデバイス構造にあって、
上記少なくとも2層の積層構造として形成されるチャネ
ル領域の表面側、すなわちゲート絶縁膜との界面側に配
される層は、同チャネル領域としての表面濃度の低下を
防止すべく作用する。
【0040】また、該チャネル領域のより半導体基板内
部方向に配設される層は、同チャネル領域の半導体基板
に対する接合深さを深くするよう作用する。したがっ
て、チャネル領域の接合深さを深くすると同チャネル領
域の表面濃度が低下するといった、前述した相反する現
象は、こうした少なくとも2層の積層構造として形成さ
れるチャネル領域構造により良好に解消されるようにな
る。
【0041】また一方、上記チャネル領域のより半導体
基板内部方向に配設される層を通じてその半導体基板に
対する接合深さが深く設定されても、上記高濃度不純物
層の存在により、ソース・ドレイン領域下部付近での基
板不純物濃度の低下は好適に抑制される。このため、前
述したパンチスルーなどの発生も良好に回避されるよう
になる。
【0042】このように、請求項1記載の発明のデバイ
ス構造によれば、チャネル領域表面の濃度低下やパンチ
スルーなどの発生を招くことなく、チャネル領域の半導
体基板に対する接合深さを深くすることができるように
なる。そしてこのため、前述したドレイン電流の経路も
ゲート酸化膜との界面から遠ざかるようになり、結果と
して、移動度の劣化が更に抑制され且つ、内部ノイズも
更に小さくなる。すなわち、同埋め込みチャネル型の絶
縁ゲート型電界効果トランジスタとして、その安定性が
十分確保された上で、更なる高性能化が図られるように
なる。
【0043】なお、上記少なくとも2層からなるチャネ
ル領域の積層構造は、例えば、注入エネルギの異なる2
回以上のイオン注入によって実現することができる。ま
た、こうした請求項1記載の発明のデバイス構造にあっ
て、上記請求項2記載の発明によるように、 ・前記チャネル領域は、前記ゲート絶縁膜との界面を形
成する表面不純物濃度がトータル不純物濃度で前記半導
体基板の不純物濃度以上となるようその不純物濃度が設
定される。ものとすれば、半導体基板の大きくばらつい
た表面濃度の影響を受けない程度に上記チャネル領域の
表面濃度を十分高く維持することができるようになる。
【0044】したがって、同電界効果トランジスタのし
きい値Vthにばらつきを生じることはなくなり、歩留ま
りの低下を招くこともなくなる。また、この請求項2記
載の発明のデバイス構造にあって、上記請求項3記載の
発明によるように、 ・前記チャネル領域が、ゲート絶縁膜との界面側に配設
される第1の領域と、この第1の領域よりも深い位置に
配設されて同第1の領域よりも不純物濃度の高い第2の
領域とを有する。ものとすれば、上記しきい値Vthのば
らつきを好適に回避した上で、より効率的に上記チャネ
ル領域の半導体基板に対する接合深さを深くすることが
できるようになる。すなわち、同チャネル領域中の前述
した正孔濃度の高い領域は、半導体基板のより内部に広
がるようになり、上記ドレイン電流の経路も、より効果
的にゲート酸化膜との界面から遠ざかるようになる。
【0045】また、これらの各デバイス構造において、
上記請求項4記載の発明によるように、 ・前記高濃度不純物層を、その前記半導体基板との接合
深さが前記チャネル領域の同半導体基板との接合深さよ
りも深くなる位置に配設する。ものとすれば、上述した
ソース・ドレイン領域下部付近での半導体基板の不純物
濃度の低下は、同高濃度不純物層を通じて確実に抑制さ
れるようになる。すなわち、前述したパンチスルーなど
の発生も、更に確実に防止されるようになる。
【0046】
【実施例】図1に、この発明にかかる絶縁ゲート型電界
効果トランジスタの一実施例についてそのデバイス構造
を示す。
【0047】この実施例の絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタは、図5に示した埋め込みチャネル型pチャネル
MOSFETにおいてその移動度の劣化を更に抑制し、
且つ内部ノイズを更に小さくすべくチャネル領域の接合
深さを深くしても、前述したパンチスルーの発生やしき
い値のばらつきを好適に抑制することのできる装置とし
て構成されている。
【0048】すなわち、この実施例の埋め込みチャネル
型MOSFETにおいても、基本的には、n型シリコン
(Si)ウェル1上に、p+型ソース・ドレイン領域2
及びp−型チャネル領域3(31、32)を有し、ウェ
ル1表面のゲート酸化膜4を介してn+型ゲート電極5
が配設される構造となっている。
【0049】そして、同実施例のMOSFETでは特
に、上記チャネル領域が、ゲート酸化膜4との界面側に
配設される第1チャネル領域31と、該第1チャネル領
域31の下部(より深い位置)に配設される第2チャネ
ル領域32との2層構造を有して形成されている。
【0050】こうした2層構造を有するチャネル領域に
おいて、第1チャネル領域31は、ゲート酸化膜4との
界面を形成する表面の不純物濃度が、トータル不純物濃
度でn型シリコン(Si)ウェル1の不純物濃度以上と
なるよう、その不純物濃度が設定されている。チャネル
領域の不純物濃度に関するこうした設定によって上記ウ
ェル1の大きくばらついた表面濃度の影響を受け難くな
り、ひいては同MOSFETのしきい値Vthが安定した
値をとるようになることは前述した。
【0051】また同チャネル領域において、他方の第2
チャネル領域32は、チャネル領域としての上記ウェル
1に対する接合深さを深くするよう設けられた領域であ
り、同実施例のMOSFETにおいては、上記第1チャ
ネル領域31の不純物濃度よりも更に高い不純物濃度を
有する層として形成されている。
【0052】したがって、チャネル領域の接合深さを深
くすると同チャネル領域の表面濃度が低下するといっ
た、前述した相反する現象は、こうした第1及び第2チ
ャネル領域31及び32の2層構造からなるチャネル領
域構造によって良好に解消されるようになる。
【0053】しかも、第2チャネル領域32を第1チャ
ネル領域31よりも高い不純物濃度を有する層として形
成したことにより、ドレイン電流の経路を、ゲート酸化
膜4との界面からより効果的に遠ざけることができるよ
うにもなる。
【0054】また、同図1に示されるように、この実施
例のMOSFETでは更に、上記チャネル領域31及び
32直下のソース・ドレイン領域2側部に、同チャネル
領域31及び32を選択的に覆うn型の高濃度不純物層
7を設けている。
【0055】このため、上記第2チャネル領域32を通
じてチャネル領域としての接合深さが深く設定されて
も、この高濃度不純物層7の存在によって、ソース・ド
レイン領域2下部付近でのウェル1のn型不純物濃度の
低下は好適に抑制されるようになる。したがって、前述
したパンチスルーなどの発生も良好に回避される。
【0056】なお、同実施例のMOSFETにおいて、
膜6は、上記ゲート電極5の側面を覆う側壁酸化膜6で
ある。図2は、こうした実施例の埋め込みチャネル型p
チャネルMOSFETの製造プロセスについてその一例
を示したものであり、次に、同図2を併せ参照して、同
実施例のMOSFETの製造方法を説明する。
【0057】図1に示したこの実施例の埋め込みチャネ
ル型pチャネルMOSFETは、以下に列記する工程を
通じて作製することができる。 (1)まず、周知の通常の工程に従って、不純物濃度
1.0×10^16/cm^3 (「^」はべき乗を表す)
のn型シリコン(Si)ウェル1を形成した後、その上
に膜厚20nmの酸化膜を形成する。 (2)次に、この20nmの酸化膜を通して、上記第1
チャネル領域31形成用のホウ素(B)を、注入エネル
ギ30KeV、注入量0.5×10^12/cm^2
(「^」はべき乗を表す)にてイオン注入する。 (3)引き続き、同20nmの酸化膜を通して、上記第
2チャネル領域32形成用のホウ素(B)を、注入エネ
ルギ80KeV、注入量0.9×10^12/cm^2
(「^」はべき乗を表す)にてイオン注入する。 (4)その後、上記20nmの酸化膜を剥離して、その
跡に膜厚10nmのゲート酸化膜4を形成する。これら
(1)〜(4)の工程を経た同装置の断面構造は図2
(a)に示される態様となる。 (5)次に、図2(b)に示されるように、n+型ポリ
シリコンを形成した後、上記ゲート酸化膜4も含めてパ
ターンニングして、ゲート電極5を形成する。 (6)更にその後、自己整合的に、リン(P)を、注入
エネルギ180KeV、注入量1.0×10^12/cm
^2 (「^」はべき乗を表す)にてイオン注入して、上
記p−型の第1及び第2チャネル領域31及び32直下
に、n型高濃度不純物層7を形成する。 (7)次に、化学蒸着法、いわゆるCVD法を用いて二
酸化シリコン(SiO2)を堆積した後、これをエッチ
ング除去して、図2(c)に示される態様で、上記側壁
酸化膜6を形成する。 (8)そしてその後、これも自己整合的に、二フッ化ホ
ウ素(BF2 )を、注入エネルギ40KeV、注入量
3.0×10^15/cm^2 (「^」はべき乗を表す)
にてイオン注入して、p+型のソース・ドレイン領域2
を形成する。
【0058】以上の工程を経て、図1に示される構造を
有する埋め込みチャネル型pチャネルMOSFETが得
られるようになる。なお、便宜上図示は割愛したが、そ
の後は、周知の通常のMOSFET製造プロセスを通じ
て、同埋め込みチャネル型のpチャネルMOSFET装
置が完成される。
【0059】図3に、こうして作製された実施例のMO
SFETの、ゲート酸化膜4/n型シリコン(Si)ウ
ェル1界面から同ウェル1の深さ方向への距離に対する
トータル不純物濃度値の絶対値推移について、そのシミ
ュレーション結果を示す。
【0060】このトータル不純物濃度値の絶対値が、n
型不純物濃度をND 、またp型不純物濃度をNA とする
とき、 |ND −NA | として表されることは前述した通りである。
【0061】先の図7に示したシミュレーション結果と
対比して明らかなように、この図3によれば、 ・前記(イ)の如く、ホウ素(B)を注入エネルギ30
KeVにてイオン注入した場合に比べて、そのp−型チ
ャネル領域(31、32)のウェル1に対する接合深さ
は深くなっている。 ・前記(ロ)の如く、ホウ素(B)を注入エネルギ80
KeVにてイオン注入した場合に比べて、同p−型チャ
ネル領域(31、32)の表面不純物濃度は高い濃度に
維持されている。すなわち、n型シリコン(Si)ウェ
ル1の不純物濃度(ND =1.0×10^16/cm^3
)と同等、若しくはそれ以上となっている。ことが判
る。
【0062】また、図4は、同製作された実施例のMO
SFETの、ゲート酸化膜4/n型シリコン(Si)ウ
ェル1界面から同ウェル1の深さ方向への距離に対する
正孔濃度の推移について、そのシミュレーション結果を
示したものである。
【0063】ここでも、上記ゲート電極5への印加電圧
Vgは、−2.0Vとしている。先の図8に示したシミ
ュレーション結果と対比して明らかなように、この図4
によれば、 ・前記(イ)の如く、ホウ素(B)を注入エネルギ30
KeVにてイオン注入した場合に比べて、そのp−型チ
ャネル領域(31、32)の正孔濃度は、よりn型シリ
コン(Si)ウェル1の深さ方向に広がっている。こと
が判る。このことが、ゲート酸化膜4/シリコン(S
i)ウェル1界面からより遠ざかるかたちでドレイン電
流が流れ、ひいては同界面近傍に存在する格子欠陥の影
響を受け難くなることを意味することも前述した。
【0064】このように、該実施例の埋め込みチャネル
型MOSFETによれば、チャネル領域表面の濃度低下
やパンチスルーなどの発生を招くことなく、チャネル領
域の半導体基板(n型シリコン(Si)ウェル1)に対
する接合深さを深くすることができるようになる。
【0065】そしてこのため、ドレイン電流の経路もゲ
ート酸化膜4との界面から遠ざかるようになり、結果と
して、移動度の劣化が更に抑制され且つ、内部ノイズも
更に小さくなる。すなわち、同埋め込みチャネル型のM
OSFETとして、その安定性が十分確保された上で、
更なる高性能化が図られるようになる。
【0066】なお、同実施例のMOSFETでは、チャ
ネル領域を第1チャネル領域31と第2チャネル領域3
2との2層構造としたが、第1チャネル領域31を通じ
てその表面の不純物濃度が適正に維持される限り、更な
る多層構造とすることも勿論可能である。こうした構造
によれば、チャネル領域の接合深さの更なる増大を図る
ことができるようになる。
【0067】また、同実施例のMOSFETでは、第2
チャネル領域32が第1チャネル領域31よりも更に高
い不純物濃度を有する層として形成されるとした。しか
し、該チャネル領域も含め、その周囲の不純物濃度条件
によっては、必ずしもこれら各層の不純物濃度が異なっ
たり、或いは深い層ほど高い不純物濃度が必要になるわ
けでもない。何れにせよ、2層以上からなるチャネル領
域構造であれば、上記に準じた効果は期待できる。
【0068】また、同実施例のMOSFETでは、第1
チャネル領域31がゲート酸化膜4との界面を形成する
表面の不純物濃度が、トータル不純物濃度でn型シリコ
ン(Si)ウェル1の不純物濃度以上となるよう、同第
1チャネル領域31の不純物濃度が設定されるとした。
しかし、チャネル領域表面の不純物濃度は、トータル不
純物濃度で半導体基板(ウェル1)の不純物濃度よりも
高いに越したことはないものの、それ未満であっても、
それに近いレベルであれば、やはり上記に準じた効果は
期待できる。
【0069】また、上述した同実施例のMOSFETの
製造方法も一例にすぎない。例えば上記構造を有するチ
ャネル領域の形成も、イオン注入に限らず、熱拡散等の
方法によってこれを形成することもできる。
【0070】また、図1に示される同実施例のMOSF
ETのように、上記高濃度不純物層7は、その半導体基
板(ウェル1)との接合深さが上記チャネル領域の同半
導体基板(ウェル1)との接合深さよりも深くなる位置
に配設されることが望ましい。しかし、この高濃度不純
物層7の存在そのものがソース・ドレイン領域2下部付
近のn型不純物濃度の低下を抑制するため、同条件が必
ずしも満たされなくとも、上記に準じた効果は期待でき
る。
【0071】また、同実施例では便宜上、埋め込みチャ
ネル型pチャネルMOSFETのデバイス構造について
言及したが、この発明にかかる絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタがこのようなpチャネルMOSFETに限定
されるものでないことは勿論である。他に、埋め込みチ
ャネル型nチャネルMOSFETについても、或いはM
OS(金属−酸化膜−半導体)構造に限らず、いわゆる
MIS(金属−絶縁体−半導体)構造を採る絶縁ゲート
型の電界効果トランジスタにあっても、それが埋め込み
チャネル型として構成される以上、上記に準じたかたち
でこの発明にかかる構成を適用することができ、その更
なる高性能化を図ることができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、チャネル領域表面の濃度低下やパンチスルーなどの
発生を招くことなく、同チャネル領域の半導体基板に対
する接合深さを深くすることができるようになる。
【0073】すなわち、埋め込みチャネル型の絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタとして、その安定性が十分に
確保された上で、 ・移動度の劣化が更に抑制される。 ・内部ノイズも更に小さくなる。 など、更なる高性能化が図られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタの一実施例について、そのデバイス構造を示す断
面図である。
【図2】同実施例の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
の製造プロセスを示す断面図である。
【図3】同実施例の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
の、ゲート酸化膜/ウェル界面からウェルの深さ方向へ
の距離に対するトータル不純物濃度値の絶対値推移につ
いて、そのシミュレーション結果を示したグラフであ
る。
【図4】同実施例の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
の、ゲート酸化膜/ウェル界面からウェルの深さ方向へ
の距離に対する正孔濃度の推移について、そのシミュレ
ーション結果を示したグラフである。
【図5】埋め込みチャネル型pチャネルMOSFETの
基本的なデバイス構造を示す断面図である。
【図6】図5に示されるMOSFETをサブミクロン域
まで微細化すべく改良した従来の埋め込みチャネル型p
チャネルMOSFETのデバイス構造を示す断面図であ
る。
【図7】上記埋め込みチャネル型MOSFETにおい
て、ホウ素のイオン注入エネルギを変えて形成した2種
類のp−型チャネル領域の、ゲート酸化膜/ウェル界面
からウェルの深さ方向への距離に対するトータル不純物
濃度値の絶対値推移について、そのシミュレーション結
果を示したグラフである。
【図8】上記2種類のp−型チャネル領域の、ゲート酸
化膜/ウェル界面からウェルの深さ方向への距離に対す
る正孔濃度の推移について、そのシミュレーション結果
を示したグラフである。
【符号の説明】
1…n型シリコン(Si)ウェル、2…p+型ソース・
ドレイン領域、3、31、32…p−型チャネル領域、
4…ゲート酸化膜、5…n+型ゲート電極、6…側壁酸
化膜、7…n型高濃度不純物層。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方導電型の半導体基板表面に形成された
    ゲート絶縁膜を介して配設されたゲート電極と、前記半
    導体基板上に同基板と反対導電型にて選択的に形成され
    たソース・ドレイン領域と、これらソース・ドレイン領
    域の間にこれらソース・ドレイン領域と同一導電型にて
    形成されたチャネル領域とを有する埋め込みチャネル型
    の絶縁ゲート型電界効果トランジスタにおいて、 前記チャネル領域は、前記半導体基板の厚さ方向に積層
    された少なくとも2層の積層構造を有し、 該チャネル領域直下の前記ソース・ドレイン領域側部に
    は、同チャネル領域を選択的に覆う前記半導体基板と同
    一導電型からなる高濃度不純物層を具えることを特徴と
    する絶縁ゲート型電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】前記チャネル領域は、前記ゲート絶縁膜と
    の界面を形成する表面不純物濃度が、トータル不純物濃
    度で前記半導体基板の不純物濃度以上となるよう、その
    不純物濃度が設定される請求項1記載の絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】前記チャネル領域は、前記ゲート絶縁膜と
    の界面側に配設される第1の領域と、この第1の領域よ
    りも深い位置に配設されて同第1の領域よりも不純物濃
    度の高い第2の領域とを有して構成される請求項2記載
    の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ。
  4. 【請求項4】前記高濃度不純物層は、その前記半導体基
    板との接合深さが前記チャネル領域の同半導体基板との
    接合深さよりも深くなる位置に配設される請求項1乃至
    3の何れかに記載の絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タ。
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