JP2001110056A - 光ディスク記録方法及び装置 - Google Patents
光ディスク記録方法及び装置Info
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- JP2001110056A JP2001110056A JP28582099A JP28582099A JP2001110056A JP 2001110056 A JP2001110056 A JP 2001110056A JP 28582099 A JP28582099 A JP 28582099A JP 28582099 A JP28582099 A JP 28582099A JP 2001110056 A JP2001110056 A JP 2001110056A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/004—Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
- G11B7/0045—Recording
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0901—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following only
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高倍速記録時においてもウォブル信号検出動
作に支障のない記録動作を可能とする。 【解決手段】 光ディスクに対して記録のための光ビー
ムを照射してランドにピットを形成する光ディスクの記
録方法において、所定の記録速度よりも低い記録速度で
はウォブル信号検出のための受光信号のサンプルホール
ドを記録信号がパワーオフのときに行い、所定の記録速
度以上の記録速度では前記サンプルホールドを前記記録
信号がパワーオンのときに行うことで、記録速度にかか
わらず常に良好なＣ／Ｎでウォブル検出を行うことがで
きる。
作に支障のない記録動作を可能とする。 【解決手段】 光ディスクに対して記録のための光ビー
ムを照射してランドにピットを形成する光ディスクの記
録方法において、所定の記録速度よりも低い記録速度で
はウォブル信号検出のための受光信号のサンプルホール
ドを記録信号がパワーオフのときに行い、所定の記録速
度以上の記録速度では前記サンプルホールドを前記記録
信号がパワーオンのときに行うことで、記録速度にかか
わらず常に良好なＣ／Ｎでウォブル検出を行うことがで
きる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−R、CD−R
W、CD−WO、MD、DVDのような光ディスクに対して光パワ
ーによって情報を記録する光ディスク記録方法及び装置
に関し、特に記録時のウォブル信号検出に関する。
W、CD−WO、MD、DVDのような光ディスクに対して光パワ
ーによって情報を記録する光ディスク記録方法及び装置
に関し、特に記録時のウォブル信号検出に関する。
【０００２】
【従来の技術】CD−R等の追記型光ディスクやCD−RW等
の書換型光ディスクは、グルーブ（又はプリグルーブ）
と呼ばれる案内溝が予め形成されており、回転している
光ディスクに対してレーザ光をこのグルーブ又はグルー
ブとグルーブとの間の部分であるランドで構成されるト
ラックに沿って照射することにより、トラック上にピッ
トを形成して情報が記録される。また、この種の光ディ
スクのグルーブには、トラック溝を蛇行（ウォブル）さ
せることにより絶対時間情報（ATIP情報）が埋め込まれ
る。通常、記録／再生制御は、トラッキングサーボと共
にこのウォブル信号を再生して得られるATIP情報に基づ
いて行われる。
の書換型光ディスクは、グルーブ（又はプリグルーブ）
と呼ばれる案内溝が予め形成されており、回転している
光ディスクに対してレーザ光をこのグルーブ又はグルー
ブとグルーブとの間の部分であるランドで構成されるト
ラックに沿って照射することにより、トラック上にピッ
トを形成して情報が記録される。また、この種の光ディ
スクのグルーブには、トラック溝を蛇行（ウォブル）さ
せることにより絶対時間情報（ATIP情報）が埋め込まれ
る。通常、記録／再生制御は、トラッキングサーボと共
にこのウォブル信号を再生して得られるATIP情報に基づ
いて行われる。
【０００３】図５に示すように、トラッキングエラー信
号（TE信号）及びウォブル信号は、光ピックアップの位
置検出用光検出器の出力を処理することにより検出さ
れ、位置検出用光検出器は、通常４分割フォトディテク
タ101により構成される。４分割フォトディテクタ101の
４つの受光面Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄのうち、（Ａ＋Ｄ）と（Ｂ
＋Ｃ）とが光ディスクの半径方向に分割された受光面を
形成し、また、（Ａ＋Ｂ）と（Ｃ＋Ｄ）とが光ディスク
のトラック方向に分割された受光面を形成する。受光面
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄでそれぞれ光ディスクからの反射光を受
光することによって得られた受光信号は、サンプルホー
ルド回路102a，102b，102c，102dでそれぞれサンプルホ
ールドされる。サンプルホールド回路102a，102dでサン
プルホールドされた受光面Ａ，Ｄの受光信号が加算器10
3で加算され、サンプルホールド回路102b，102cでサン
プルホールドされた受光面Ｂ，Ｃの受光信号が加算器10
4で加算される。また、加算器103，104の差分［（Ａ＋
Ｄ）−（Ｂ＋Ｃ）］が減算器105により求められる。ピ
ットの有無によって変調されたＥＦＭ信号は、受光面
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄに同相で検出され、（Ａ＋Ｄ）と（Ｂ＋
Ｃ）とは、ランドに対するビームスポットの半径方向の
位置に対して逆相の信号となるので、これをTE信号又は
ウォブル検出用の信号として用いることができる。
号（TE信号）及びウォブル信号は、光ピックアップの位
置検出用光検出器の出力を処理することにより検出さ
れ、位置検出用光検出器は、通常４分割フォトディテク
タ101により構成される。４分割フォトディテクタ101の
４つの受光面Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄのうち、（Ａ＋Ｄ）と（Ｂ
＋Ｃ）とが光ディスクの半径方向に分割された受光面を
形成し、また、（Ａ＋Ｂ）と（Ｃ＋Ｄ）とが光ディスク
のトラック方向に分割された受光面を形成する。受光面
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄでそれぞれ光ディスクからの反射光を受
光することによって得られた受光信号は、サンプルホー
ルド回路102a，102b，102c，102dでそれぞれサンプルホ
ールドされる。サンプルホールド回路102a，102dでサン
プルホールドされた受光面Ａ，Ｄの受光信号が加算器10
3で加算され、サンプルホールド回路102b，102cでサン
プルホールドされた受光面Ｂ，Ｃの受光信号が加算器10
4で加算される。また、加算器103，104の差分［（Ａ＋
Ｄ）−（Ｂ＋Ｃ）］が減算器105により求められる。ピ
ットの有無によって変調されたＥＦＭ信号は、受光面
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄに同相で検出され、（Ａ＋Ｄ）と（Ｂ＋
Ｃ）とは、ランドに対するビームスポットの半径方向の
位置に対して逆相の信号となるので、これをTE信号又は
ウォブル検出用の信号として用いることができる。
【０００４】図６は、４倍速記録速度で記録する際の記
録信号，受光信号，形成されるピット，ウォブル信号検
出用サンプリングパルスの関係を示す図である。同図に
示すように、記録信号は、そのパワーがオンのとき（記
録部）とオフのとき（リード部）とに分かれており、受
光信号のレベルは、記録ピット形成過程での反射率の変
化に起因して、記録信号がパワーオンになった直後にピ
ークを持ち、ピット形成と共に徐々に下がっていき、記
録信号がパワーオフになるとその期間の一部では、ほぼ
フラットになり安定する波形パターンとなっている。ピ
ットの形成は、受光信号のレベルがピーク値になったと
きから始まり、記録信号がパワーオフになってからしば
らくした後に終わる。このときウォブル検出用サンプリ
ングパルスは、記録信号がオフになってから一定期間は
サンプルホールドされる。これは、受光信号の安定した
期間でウォブル検出用サンプリングをすれば、ウォブル
信号のＣ／Ｎが良好になるからである。
録信号，受光信号，形成されるピット，ウォブル信号検
出用サンプリングパルスの関係を示す図である。同図に
示すように、記録信号は、そのパワーがオンのとき（記
録部）とオフのとき（リード部）とに分かれており、受
光信号のレベルは、記録ピット形成過程での反射率の変
化に起因して、記録信号がパワーオンになった直後にピ
ークを持ち、ピット形成と共に徐々に下がっていき、記
録信号がパワーオフになるとその期間の一部では、ほぼ
フラットになり安定する波形パターンとなっている。ピ
ットの形成は、受光信号のレベルがピーク値になったと
きから始まり、記録信号がパワーオフになってからしば
らくした後に終わる。このときウォブル検出用サンプリ
ングパルスは、記録信号がオフになってから一定期間は
サンプルホールドされる。これは、受光信号の安定した
期間でウォブル検出用サンプリングをすれば、ウォブル
信号のＣ／Ｎが良好になるからである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のウォブル検出法によると、それよりも更に高
速度の記録速度、例えば12倍速で記録を行う場合、受光
信号の波形パターンは大きく変化し、記録信号パワーオ
フの間における安定した期間は非常に短くなる。その理
由は、第１に高速記録の場合、確実なピット形成を行う
ために記録時間を、例えば８倍速ではｎＴであったもの
が12倍速では（ｎ＋０．４）Ｔのように高速になるほど
長めにとる必要があるためと、高速記録では、低速記録
に比べて相対的に記録パワーが大きくなるため、受光信
号のなまりが大きくなるからである。そのため、高速記
録の場合、ウォブル検出のためのサンプリング期間が極
端に短くなるので、ウォブル信号のＣ／Ｎが悪化してし
まう。
うな従来のウォブル検出法によると、それよりも更に高
速度の記録速度、例えば12倍速で記録を行う場合、受光
信号の波形パターンは大きく変化し、記録信号パワーオ
フの間における安定した期間は非常に短くなる。その理
由は、第１に高速記録の場合、確実なピット形成を行う
ために記録時間を、例えば８倍速ではｎＴであったもの
が12倍速では（ｎ＋０．４）Ｔのように高速になるほど
長めにとる必要があるためと、高速記録では、低速記録
に比べて相対的に記録パワーが大きくなるため、受光信
号のなまりが大きくなるからである。そのため、高速記
録の場合、ウォブル検出のためのサンプリング期間が極
端に短くなるので、ウォブル信号のＣ／Ｎが悪化してし
まう。
【０００６】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、記録速度にかかわらず常に良好なＣ／Ｎでウ
ォブル検出を行うことができる光ディスク記録方法及び
装置を提供することを目的とする。
たもので、記録速度にかかわらず常に良好なＣ／Ｎでウ
ォブル検出を行うことができる光ディスク記録方法及び
装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
記録方法は、記録信号に基づいて光ディスクに対して情
報記録のための光ビームを照射してランドに所定長さの
ピットを形成すると共に、記録時における前記光ディス
クのピット形成部及びピット非形成部からの反射光を前
記光ディスクの半径方向に分割された受光面を有する受
光素子で受光してその受光信号をサンプルホールドし、
このサンプルホールドされた光ディスク半径方向の受光
信号バランスに基づいてトラッキングサーボとウォブル
信号の検出とを行う光ディスクの記録方法において、所
定の記録速度よりも低い記録速度では、前記ウォブル信
号の検出のための前記受光信号のサンプルホールドを前
記記録信号がパワーオフのときに行い、所定の記録速度
以上の記録速度では、該サンプルホールドを前記記録信
号がパワーオンのときに行うことを特徴とする。
記録方法は、記録信号に基づいて光ディスクに対して情
報記録のための光ビームを照射してランドに所定長さの
ピットを形成すると共に、記録時における前記光ディス
クのピット形成部及びピット非形成部からの反射光を前
記光ディスクの半径方向に分割された受光面を有する受
光素子で受光してその受光信号をサンプルホールドし、
このサンプルホールドされた光ディスク半径方向の受光
信号バランスに基づいてトラッキングサーボとウォブル
信号の検出とを行う光ディスクの記録方法において、所
定の記録速度よりも低い記録速度では、前記ウォブル信
号の検出のための前記受光信号のサンプルホールドを前
記記録信号がパワーオフのときに行い、所定の記録速度
以上の記録速度では、該サンプルホールドを前記記録信
号がパワーオンのときに行うことを特徴とする。
【０００８】また、本発明に係る光ディスク記録装置
は、光ディスクのランドに記録信号に基づいてピットを
記録するための光ビームを照射すると共に、前記光ディ
スクからの反射光を前記光ディスクの半径方向に分割さ
れた受光面を有する受光素子で受光して前記各受光面で
の受光信号を出力する光ピックアップと、前記記録信号
を処理して第１のサンプリングパルスを生成すると共
に、前記記録信号を遅延処理して記録速度が所定速度よ
りも低い場合は前記記録信号がパワーオフの期間内にオ
ンになり、記録速度が前記所定速度以上の場合は前記記
録信号がパワーオンの期間内にオンになる第２のサンプ
リングパルスを生成するサンプリングパルス生成回路
と、前記光ピックアップからの受光信号を前記第１のサ
ンプリングパルスに基づいてサンプルホールドする第１
のサンプルホールド回路と、前記第１のサンプルホール
ド回路でサンプルホールドされた信号の前記光ディスク
の半径方向のバランスに基づいてトラッキングエラー信
号を生成するトラッキングエラー検出回路と、前記トラ
ッキングエラー検出回路からのトラッキングエラー信号
に基づいて前記光ピックアップをトラッキング制御する
サーボ回路と、前記光ピックアップからの受光信号を前
記第２のサンプリングパルスに基づいてサンプルホール
ドする第２のサンプルホールド回路と、前記第２のサン
プルホールド回路でサンプルホールドされた信号の前記
光ディスクの半径方向のバランスに基づいてウォブル信
号を検出するウォブル検出回路とを備えたことを特徴と
する。
は、光ディスクのランドに記録信号に基づいてピットを
記録するための光ビームを照射すると共に、前記光ディ
スクからの反射光を前記光ディスクの半径方向に分割さ
れた受光面を有する受光素子で受光して前記各受光面で
の受光信号を出力する光ピックアップと、前記記録信号
を処理して第１のサンプリングパルスを生成すると共
に、前記記録信号を遅延処理して記録速度が所定速度よ
りも低い場合は前記記録信号がパワーオフの期間内にオ
ンになり、記録速度が前記所定速度以上の場合は前記記
録信号がパワーオンの期間内にオンになる第２のサンプ
リングパルスを生成するサンプリングパルス生成回路
と、前記光ピックアップからの受光信号を前記第１のサ
ンプリングパルスに基づいてサンプルホールドする第１
のサンプルホールド回路と、前記第１のサンプルホール
ド回路でサンプルホールドされた信号の前記光ディスク
の半径方向のバランスに基づいてトラッキングエラー信
号を生成するトラッキングエラー検出回路と、前記トラ
ッキングエラー検出回路からのトラッキングエラー信号
に基づいて前記光ピックアップをトラッキング制御する
サーボ回路と、前記光ピックアップからの受光信号を前
記第２のサンプリングパルスに基づいてサンプルホール
ドする第２のサンプルホールド回路と、前記第２のサン
プルホールド回路でサンプルホールドされた信号の前記
光ディスクの半径方向のバランスに基づいてウォブル信
号を検出するウォブル検出回路とを備えたことを特徴と
する。
【０００９】通常、色素系光ディスクに対して光ビーム
を照射する（記録信号がパワーオンである）と、その反
射信号（受光信号）のレベルは、照射開始直後にはピッ
トが形成されていないため光ディスクの反射率が高く高
レベルであるが、ピットが時定数をもって形成されてい
くにしたがって反射率が徐々に低下するため、受光信号
のレベルも同様に低下して安定する。そして、光ビーム
の照射がない（記録信号がパワーオフである）と、受光
信号のレベルがほぼフラットに安定する期間ができる。
但し、これは記録速度が所定の速度よりも低い場合に言
えることである。このため、本発明では、所定の記録速
度よりも低い速度での記録の場合は、ウォブル信号検出
のためのサンプリングを記録信号がパワーオフの期間内
で受光信号のレベルが安定する期間に行う。しかし、記
録速度が例えば10倍速のように速くなればなる程、ピッ
トを確実に形成するために記録信号のパワーオフ期間に
対するパワーオン期間の割合を高くする必要があり、加
えて受光信号の立上り及び立下りがなまるため（出力の
レベルが下がらないこと及びボトムピークが遅れるこ
と）、記録信号パワーオフ期間内で受光信号のレベルが
安定する期間は短くなり、サンプリング時間は短縮す
る。そこで、本発明では、記録速度が所定速度以上の場
合には、記録期間にウォブル検出用のサンプリングを行
うようにしている。これにより、受光信号自体のレベル
も大きくなり、全体として記録速度にかかわらず常に良
好なＣ／Ｎでウォブル信号を検出することができる。
を照射する（記録信号がパワーオンである）と、その反
射信号（受光信号）のレベルは、照射開始直後にはピッ
トが形成されていないため光ディスクの反射率が高く高
レベルであるが、ピットが時定数をもって形成されてい
くにしたがって反射率が徐々に低下するため、受光信号
のレベルも同様に低下して安定する。そして、光ビーム
の照射がない（記録信号がパワーオフである）と、受光
信号のレベルがほぼフラットに安定する期間ができる。
但し、これは記録速度が所定の速度よりも低い場合に言
えることである。このため、本発明では、所定の記録速
度よりも低い速度での記録の場合は、ウォブル信号検出
のためのサンプリングを記録信号がパワーオフの期間内
で受光信号のレベルが安定する期間に行う。しかし、記
録速度が例えば10倍速のように速くなればなる程、ピッ
トを確実に形成するために記録信号のパワーオフ期間に
対するパワーオン期間の割合を高くする必要があり、加
えて受光信号の立上り及び立下りがなまるため（出力の
レベルが下がらないこと及びボトムピークが遅れるこ
と）、記録信号パワーオフ期間内で受光信号のレベルが
安定する期間は短くなり、サンプリング時間は短縮す
る。そこで、本発明では、記録速度が所定速度以上の場
合には、記録期間にウォブル検出用のサンプリングを行
うようにしている。これにより、受光信号自体のレベル
も大きくなり、全体として記録速度にかかわらず常に良
好なＣ／Ｎでウォブル信号を検出することができる。
【００１０】また、更に、ウォブル信号検出のための受
光信号のサンプルホールドタイミングを光ディスクの種
類及び記録速度に基づいて所定の記録速度を境に適応的
に変化させるようにすると、光ディスクの種類や記録速
度が異なっても常に最適なウォブル信号のＣ／Ｎを得る
ことが可能となり、ウォブルサーボがより安定する。
光信号のサンプルホールドタイミングを光ディスクの種
類及び記録速度に基づいて所定の記録速度を境に適応的
に変化させるようにすると、光ディスクの種類や記録速
度が異なっても常に最適なウォブル信号のＣ／Ｎを得る
ことが可能となり、ウォブルサーボがより安定する。
【００１１】本発明に係る光ディスク記録装置の前記サ
ンプリング生成回路は、好ましくは前記第１のサンプリ
ングパルスを遅延処理する第１の遅延素子と、前記第１
のサンプリングパルスを反転処理するインバータと、前
記反転処理された第１のサンプリングパルスを遅延処理
する第２の遅延素子と、前記第１及び第２の遅延素子か
らの出力を切り替えて前記第２のサンプリングパルスを
出力するスイッチと、前記スイッチの切替を少なくとも
記録速度に基づき適応的に制御するスイッチング制御回
路とを備えてなるものである。
ンプリング生成回路は、好ましくは前記第１のサンプリ
ングパルスを遅延処理する第１の遅延素子と、前記第１
のサンプリングパルスを反転処理するインバータと、前
記反転処理された第１のサンプリングパルスを遅延処理
する第２の遅延素子と、前記第１及び第２の遅延素子か
らの出力を切り替えて前記第２のサンプリングパルスを
出力するスイッチと、前記スイッチの切替を少なくとも
記録速度に基づき適応的に制御するスイッチング制御回
路とを備えてなるものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、こ
の発明の実施例に係る光ディスク記録方法及び装置につ
いて説明する。図１は、この発明の一実施例に係る光デ
ィスク記録装置の一部の基本構成を示すブロック図であ
る。光ディスク１は、ランド及びグルーブが例えば1.6
μｍ間隔で形成されたポリカーボネイトの透明基板上
に、シアニン色素，フタロ色素，ジアゾ色素等の色素層
が形成されたCD−R（Compact Disk−Recordable）型の
光ディスクである。この光ディスク１は、スピンドルモ
ータ２によって一定線速度で回転駆動される。光ディス
ク１の記録面と対向する位置には光ピックアップ３が配
置されている。光ピックアップ３は、図示しない送りモ
ータによって光ディスク１の半径方向に駆動制御され
る。
の発明の実施例に係る光ディスク記録方法及び装置につ
いて説明する。図１は、この発明の一実施例に係る光デ
ィスク記録装置の一部の基本構成を示すブロック図であ
る。光ディスク１は、ランド及びグルーブが例えば1.6
μｍ間隔で形成されたポリカーボネイトの透明基板上
に、シアニン色素，フタロ色素，ジアゾ色素等の色素層
が形成されたCD−R（Compact Disk−Recordable）型の
光ディスクである。この光ディスク１は、スピンドルモ
ータ２によって一定線速度で回転駆動される。光ディス
ク１の記録面と対向する位置には光ピックアップ３が配
置されている。光ピックアップ３は、図示しない送りモ
ータによって光ディスク１の半径方向に駆動制御され
る。
【００１３】この光ピックアップ３は、内部にレーザダ
イオードを内蔵し、このレーザダイオードから射出され
る記録用光ビームは、光ディスク１のランド上の記録面
に照射される。この際、光ディスク１から反射された反
射光は、光ピックアップ３の４分割フォトディテクタで
受光された後、受光信号S2として光ピックアップから出
力される。出力された受光信号S2は、HFアンプ４で増幅
され、サーボ用サンプルホールド回路5a及びウォブル検
出用サンプルホールド回路5bに供給される。サーボ用サ
ンプルホールド回路5aは、サンプリングパルス生成回路
６から出力されるサンプリングパルスS3aに従って反射
信号S2の所定期間をサンプルホールドする。一方、ウォ
ブル検出用サンプルホールド回路5bは、サンプリングパ
ルス生成回路６から記録速度によって適応的に切り替え
られ出力されるサンプリングパルスS3bに基づき反射信
号S2の所定期間をサンプルホールドする。サーボ用サン
プルホールド回路5aの出力は、TE検出部７でTE信号とし
て検出され、ローパスフィルタ８でフィルタ処理された
後サーボ回路９に与えられる。サーボ回路９は、TE信号
に従って光ピックアップ３のトラッキング制御を行う。
また、ウォブル検出用サンプルホールド回路5bの出力
は、ウォブル検出回路10に供給され、ここでウォブル信
号が検出される。検出されたウォブル信号は、信号処理
系（図示せず）にて信号処理され、必要なATIP情報が求
められる。
イオードを内蔵し、このレーザダイオードから射出され
る記録用光ビームは、光ディスク１のランド上の記録面
に照射される。この際、光ディスク１から反射された反
射光は、光ピックアップ３の４分割フォトディテクタで
受光された後、受光信号S2として光ピックアップから出
力される。出力された受光信号S2は、HFアンプ４で増幅
され、サーボ用サンプルホールド回路5a及びウォブル検
出用サンプルホールド回路5bに供給される。サーボ用サ
ンプルホールド回路5aは、サンプリングパルス生成回路
６から出力されるサンプリングパルスS3aに従って反射
信号S2の所定期間をサンプルホールドする。一方、ウォ
ブル検出用サンプルホールド回路5bは、サンプリングパ
ルス生成回路６から記録速度によって適応的に切り替え
られ出力されるサンプリングパルスS3bに基づき反射信
号S2の所定期間をサンプルホールドする。サーボ用サン
プルホールド回路5aの出力は、TE検出部７でTE信号とし
て検出され、ローパスフィルタ８でフィルタ処理された
後サーボ回路９に与えられる。サーボ回路９は、TE信号
に従って光ピックアップ３のトラッキング制御を行う。
また、ウォブル検出用サンプルホールド回路5bの出力
は、ウォブル検出回路10に供給され、ここでウォブル信
号が検出される。検出されたウォブル信号は、信号処理
系（図示せず）にて信号処理され、必要なATIP情報が求
められる。
【００１４】一方、記録信号生成回路（図示せず）から
出力される記録信号S1及び記録速度情報TDは、自動レー
ザパワー制御（ALPC）回路11に供給されており、ALPC回
路11は、記録信号S1を記録するためのレーザパワーをこ
れらの情報に基づきコントロールする。この実施例で
は、光ディスク１の種類に応じてサンプリングパルスS3
a，S3bの発生タイミング（位置）やパルス幅を最適値に
設定したり、サンプリングパルスS3bの切り替えを行っ
たりするために、ディスクID識別回路12によって光ディ
スク１の記録速度倍率や材質の種類等をディスクIDから
識別し、この識別結果に基づいてサンプリングパルスS3
a，S3bの発生位置及び幅の決定やサンプリングパルスS3
bの切り替えを行う。また、外部より別途与えられる光
ディスクの種別、記録速度情報TD等の情報によってもサ
ンプリングパルスの発生位置及び幅やレーザパワーなど
を制御するようにしている。
出力される記録信号S1及び記録速度情報TDは、自動レー
ザパワー制御（ALPC）回路11に供給されており、ALPC回
路11は、記録信号S1を記録するためのレーザパワーをこ
れらの情報に基づきコントロールする。この実施例で
は、光ディスク１の種類に応じてサンプリングパルスS3
a，S3bの発生タイミング（位置）やパルス幅を最適値に
設定したり、サンプリングパルスS3bの切り替えを行っ
たりするために、ディスクID識別回路12によって光ディ
スク１の記録速度倍率や材質の種類等をディスクIDから
識別し、この識別結果に基づいてサンプリングパルスS3
a，S3bの発生位置及び幅の決定やサンプリングパルスS3
bの切り替えを行う。また、外部より別途与えられる光
ディスクの種別、記録速度情報TD等の情報によってもサ
ンプリングパルスの発生位置及び幅やレーザパワーなど
を制御するようにしている。
【００１５】図２は、この光ディスク記録装置のサンプ
リングパルス生成回路６の一部を示すブロック図であ
る。このサンプリングパルス生成回路６には、記録信号
S1を反転したサンプリングパルスRP，記録速度情報TD，
ディスクID情報DI等が入力される。サンプリングパルス
RPは、第１のサンプリングパルスS3aとしてサーボ用サ
ンプルホールド回路5aに供給されると共に、そのまま遅
延素子14aに入力されるものとインバータ13を介して反
転された後に遅延素子14bに入力されるものとに分けら
れ、それぞれ所定の遅延時間で遅延される。遅延素子14
a，14bで遅延されたサンプリングパルスRPは、スイッチ
15に出力される。一方、記録速度情報TD及びディスクID
情報DIは、スイッチ15の切り替えを制御するスイッチン
グ制御回路16に入力され、スイッチング制御回路16は、
これらの情報に基づきスイッチ15の切り替えを、例えば
記録速度が４倍速のときには遅延素子14aからの出力
を、10倍速以上のときには遅延素子14bからの出力を用
いる、というように適応的に行う。サンプリングパルス
生成回路６は、このようにして選択されたサンプリング
パルスS3bをウォブル検出用サンプルホールド回路5bに
出力する。
リングパルス生成回路６の一部を示すブロック図であ
る。このサンプリングパルス生成回路６には、記録信号
S1を反転したサンプリングパルスRP，記録速度情報TD，
ディスクID情報DI等が入力される。サンプリングパルス
RPは、第１のサンプリングパルスS3aとしてサーボ用サ
ンプルホールド回路5aに供給されると共に、そのまま遅
延素子14aに入力されるものとインバータ13を介して反
転された後に遅延素子14bに入力されるものとに分けら
れ、それぞれ所定の遅延時間で遅延される。遅延素子14
a，14bで遅延されたサンプリングパルスRPは、スイッチ
15に出力される。一方、記録速度情報TD及びディスクID
情報DIは、スイッチ15の切り替えを制御するスイッチン
グ制御回路16に入力され、スイッチング制御回路16は、
これらの情報に基づきスイッチ15の切り替えを、例えば
記録速度が４倍速のときには遅延素子14aからの出力
を、10倍速以上のときには遅延素子14bからの出力を用
いる、というように適応的に行う。サンプリングパルス
生成回路６は、このようにして選択されたサンプリング
パルスS3bをウォブル検出用サンプルホールド回路5bに
出力する。
【００１６】図３は、光ディスク１の記録時の記録信
号、受光信号及びウォブル検出用サンプリングパルスを
示す波形図であり、同図(a)は１倍速記録速度での状態
を示し、同図(b)は10倍速記録速度での状態を示してい
る。なお、図ではサンプリングパルスS3bの立下りが記
録信号のパワーオンの立上り又は立下りに一致してい
る。このようなパルスS3bを生成するには、図２の遅延
素子14a，14bの各入力信号をＡＮＤゲートで論理和すれ
ば良いが、図２では省略している。同図(a)に示すよう
に、１倍速の場合には、記録信号S1のパワーオフ期間
（リード部）の受光信号S2が長く安定しているので、こ
の期間の受光信号S2をサンプリングする。このため、サ
ンプリング生成回路６のスイッチ15は、遅延素子14aの
出力を選択する。従って、サンプリングパルス生成回路
６は、記録信号S1を反転させた反転信号を遅延素子14a
で、例えば一定時間D1だけ遅延させてウォブル検出用サ
ンプリングパルスS3bを生成し、これをウォブル検出用
サンプルホールド回路5bに出力する。これにより、ウォ
ブル検出用サンプリングパルスS3bの立上りから立下り
までの受光信号S2の安定した期間STに対応する期間（サ
ンプリング期間）SP1をサンプリングすることができ
る。
号、受光信号及びウォブル検出用サンプリングパルスを
示す波形図であり、同図(a)は１倍速記録速度での状態
を示し、同図(b)は10倍速記録速度での状態を示してい
る。なお、図ではサンプリングパルスS3bの立下りが記
録信号のパワーオンの立上り又は立下りに一致してい
る。このようなパルスS3bを生成するには、図２の遅延
素子14a，14bの各入力信号をＡＮＤゲートで論理和すれ
ば良いが、図２では省略している。同図(a)に示すよう
に、１倍速の場合には、記録信号S1のパワーオフ期間
（リード部）の受光信号S2が長く安定しているので、こ
の期間の受光信号S2をサンプリングする。このため、サ
ンプリング生成回路６のスイッチ15は、遅延素子14aの
出力を選択する。従って、サンプリングパルス生成回路
６は、記録信号S1を反転させた反転信号を遅延素子14a
で、例えば一定時間D1だけ遅延させてウォブル検出用サ
ンプリングパルスS3bを生成し、これをウォブル検出用
サンプルホールド回路5bに出力する。これにより、ウォ
ブル検出用サンプリングパルスS3bの立上りから立下り
までの受光信号S2の安定した期間STに対応する期間（サ
ンプリング期間）SP1をサンプリングすることができ
る。
【００１７】一方、同図(b)に示すように、高記録速度
での記録動作の場合には、記録信号S1のパワーオン期間
（記録部）の受光信号S2の方がパワーオフ期間（リード
部）よりも安定しているので、パワーオン期間の受光信
号S2をサンプリングする。このため、サンプリング生成
回路６のスイッチ15は、遅延素子14bの出力を選択す
る。サンプリングパルス生成回路６は、記録信号S1を反
転させた反転信号を更にインバータ13を介して反転さ
せ、遅延素子14bに入力して一定時間D2だけ遅延させる
ことにより、サンプリングパルスS3bを生成してウォブ
ル検出用サンプルホールド回路5bに出力する。これによ
り、ウォブル検出用サンプリングパルスS3bの立ち上が
りから立ち下がりまでのサンプルリング期間SP2を記録
信号S1がパワーオン（記録部）の期間内に設定し、その
期間内で受光信号S2のピーク値が過ぎた後の受光信号S2
の比較的フラットな期間CSTをサンプリング期間SP2とす
ることにより、サンプリング時間を長く取れるのでウォ
ブル信号のＣ／Ｎを良好にすることができる。
での記録動作の場合には、記録信号S1のパワーオン期間
（記録部）の受光信号S2の方がパワーオフ期間（リード
部）よりも安定しているので、パワーオン期間の受光信
号S2をサンプリングする。このため、サンプリング生成
回路６のスイッチ15は、遅延素子14bの出力を選択す
る。サンプリングパルス生成回路６は、記録信号S1を反
転させた反転信号を更にインバータ13を介して反転さ
せ、遅延素子14bに入力して一定時間D2だけ遅延させる
ことにより、サンプリングパルスS3bを生成してウォブ
ル検出用サンプルホールド回路5bに出力する。これによ
り、ウォブル検出用サンプリングパルスS3bの立ち上が
りから立ち下がりまでのサンプルリング期間SP2を記録
信号S1がパワーオン（記録部）の期間内に設定し、その
期間内で受光信号S2のピーク値が過ぎた後の受光信号S2
の比較的フラットな期間CSTをサンプリング期間SP2とす
ることにより、サンプリング時間を長く取れるのでウォ
ブル信号のＣ／Ｎを良好にすることができる。
【００１８】このことを更に詳しく説明するために、図
４に記録速度４倍速での受光信号及び12倍速での受光信
号を擬似的に同一時間軸上に表現する。図４に示すよう
に、記録速度４倍速での受光信号S2aは、記録信号S1が
パワーオフの期間内に、安定した期間STがあり、そこを
サンプリングすればウォブル信号のＣ／Ｎは良好である
が、記録速度12倍速での受光信号S2bでは、その部分で
の受光信号レベルの変動が激しく、仮にそこをサンプリ
ングしてはウォブル信号のＣ／Ｎが悪化してしまい、ス
ピンドルサーボ等に多大な影響を及ぼすことになってし
まう。例えば安定した期間STにおいての受光信号S2a，S
2bのレベル差は、受光信号S2aを基準にプラス方向にZ
1、マイナス方向にZ2とすると、単純に計算しても（Z1
＋Z2）＋α分の差があり、サンプリングするには好まし
くないことが分かる。そこで、本実施例では、受光信号
S2bの受光信号S2aの安定した期間STにあたるところはあ
えて利用せず、記録信号S1のパワーオンの期間（記録
部）内での比較的フラットな期間CSTを用いてサンプリ
ングすることにより、ウォブル信号のＣ／Ｎの悪化を高
記録速度時にも最小限にすることが可能である。
４に記録速度４倍速での受光信号及び12倍速での受光信
号を擬似的に同一時間軸上に表現する。図４に示すよう
に、記録速度４倍速での受光信号S2aは、記録信号S1が
パワーオフの期間内に、安定した期間STがあり、そこを
サンプリングすればウォブル信号のＣ／Ｎは良好である
が、記録速度12倍速での受光信号S2bでは、その部分で
の受光信号レベルの変動が激しく、仮にそこをサンプリ
ングしてはウォブル信号のＣ／Ｎが悪化してしまい、ス
ピンドルサーボ等に多大な影響を及ぼすことになってし
まう。例えば安定した期間STにおいての受光信号S2a，S
2bのレベル差は、受光信号S2aを基準にプラス方向にZ
1、マイナス方向にZ2とすると、単純に計算しても（Z1
＋Z2）＋α分の差があり、サンプリングするには好まし
くないことが分かる。そこで、本実施例では、受光信号
S2bの受光信号S2aの安定した期間STにあたるところはあ
えて利用せず、記録信号S1のパワーオンの期間（記録
部）内での比較的フラットな期間CSTを用いてサンプリ
ングすることにより、ウォブル信号のＣ／Ｎの悪化を高
記録速度時にも最小限にすることが可能である。
【００１９】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば記録信号のパワーオン期間での
サンプリング開始までの遅延幅D2については、高速記録
の特徴を生かし、光照射による実際の媒体変化が生じる
前の戻り光部分を利用する目的であまり大きく設定しな
いようにすることも有効である。より高速記録とする場
合には、場合によっては遅延幅D2は実質的に零とするこ
とも有効である。
るものではない。例えば記録信号のパワーオン期間での
サンプリング開始までの遅延幅D2については、高速記録
の特徴を生かし、光照射による実際の媒体変化が生じる
前の戻り光部分を利用する目的であまり大きく設定しな
いようにすることも有効である。より高速記録とする場
合には、場合によっては遅延幅D2は実質的に零とするこ
とも有効である。
【００２０】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
光ディスクの記録速度に応じてウォブル検出用サンプリ
ングパルスを切り替えて利用することにより、高倍速記
録時においてもウォブル信号検出動作に悪影響を及ぼす
ようなことがなく、ウォブルサーボ等が安定するという
効果を奏する。
光ディスクの記録速度に応じてウォブル検出用サンプリ
ングパルスを切り替えて利用することにより、高倍速記
録時においてもウォブル信号検出動作に悪影響を及ぼす
ようなことがなく、ウォブルサーボ等が安定するという
効果を奏する。
【図１】 この発明の一実施例に係る光ディスク記録装
置の一部の基本構成を示すブロック図である。
置の一部の基本構成を示すブロック図である。
【図２】 同装置におけるサンプリングパルス生成回路
の一部を示すブロック図である。
の一部を示すブロック図である。
【図３】 同装置における記録信号、受光信号及びウォ
ブル検出用サンプリングパルスを示す波形図である。
ブル検出用サンプリングパルスを示す波形図である。
【図４】 同装置における記録速度４倍速での受光信号
及び12倍速での受光信号の関係を説明するための図であ
る。
及び12倍速での受光信号の関係を説明するための図であ
る。
【図５】 従来のTE信号及びウォブル信号の検出回路を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図６】 従来の記録速度４倍速で記録時の動作波形図
及び形成されるピットの平面形状を示す図である。
及び形成されるピットの平面形状を示す図である。
１…光ディスク、２…スピンドルモータ、３…光ピック
アップ、４…HFアンプ、5a，5b…サンプルホールド回
路、６…サンプリングパルス生成回路、７…TE検出部、
８…ローパスフィルタ、９…サーボ回路、10…ウォブル
検出回路、11…ALPC、12…ディスクID識別回路、13…イ
ンバータ、14a，14b…遅延素子、15…スイッチ、16…ス
イッチング制御回路。
アップ、４…HFアンプ、5a，5b…サンプルホールド回
路、６…サンプリングパルス生成回路、７…TE検出部、
８…ローパスフィルタ、９…サーボ回路、10…ウォブル
検出回路、11…ALPC、12…ディスクID識別回路、13…イ
ンバータ、14a，14b…遅延素子、15…スイッチ、16…ス
イッチング制御回路。
Claims (4)
- 【請求項１】 記録信号に基づいて光ディスクに対して
情報記録のための光ビームを照射してランドに所定長さ
のピットを形成すると共に、記録時における前記光ディ
スクのピット形成部及びピット非形成部からの反射光を
前記光ディスクの半径方向に分割された受光面を有する
受光素子で受光してその受光信号をサンプルホールド
し、このサンプルホールドされた光ディスク半径方向の
受光信号バランスに基づいてトラッキングサーボとウォ
ブル信号の検出とを行う光ディスクの記録方法におい
て、 所定の記録速度よりも低い記録速度では、前記ウォブル
信号の検出のための前記受光信号のサンプルホールドを
前記記録信号がパワーオフのときに行い、 所定の記録速度以上の記録速度では、該サンプルホール
ドを前記記録信号がパワーオンのときに行うことを特徴
とする光ディスク記録方法。 - 【請求項２】 前記ウォブル信号検出のための前記受光
信号のサンプルホールドタイミングを前記光ディスクの
種類及び記録速度に基づいて前記所定の記録速度を境に
適応的に変化させることを特徴とする請求項１記載の光
ディスク記録方法。 - 【請求項３】 光ディスクのランドに記録信号に基づい
てピットを記録するための光ビームを照射すると共に、
前記光ディスクからの反射光を前記光ディスクの半径方
向に分割された受光面を有する受光素子で受光して前記
各受光面での受光信号を出力する光ピックアップと、 前記記録信号を処理して第１のサンプリングパルスを生
成すると共に、前記記録信号を遅延処理して記録速度が
所定速度よりも低い場合は前記記録信号がパワーオフの
期間内にオンになり、記録速度が前記所定速度以上の場
合は前記記録信号がパワーオンの期間内にオンになる第
２のサンプリングパルスを生成するサンプリングパルス
生成回路と、 前記光ピックアップからの受光信号を前記第１のサンプ
リングパルスに基づいてサンプルホールドする第１のサ
ンプルホールド回路と、 前記第１のサンプルホールド回路でサンプルホールドさ
れた信号の前記光ディスクの半径方向のバランスに基づ
いてトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエ
ラー検出回路と、 前記トラッキングエラー検出回路からのトラッキングエ
ラー信号に基づいて前記光ピックアップをトラッキング
制御するサーボ回路と、 前記光ピックアップからの受光信号を前記第２のサンプ
リングパルスに基づいてサンプルホールドする第２のサ
ンプルホールド回路と、 前記第２のサンプルホールド回路でサンプルホールドさ
れた信号の前記光ディスクの半径方向のバランスに基づ
いてウォブル信号を検出するウォブル検出回路とを備え
たことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 【請求項４】 前記サンプリング生成回路は、前記第１
のサンプリングパルスを遅延処理する第１の遅延素子
と、 前記第１のサンプリングパルスを反転処理するインバー
タと、 前記反転処理された第１のサンプリングパルスを遅延処
理する第２の遅延素子と、 前記第１及び第２の遅延素子からの出力を切り替えて前
記第２のサンプリングパルスを出力するスイッチと、 前記スイッチの切替を少なくとも記録速度に基づき適応
的に制御するスイッチング制御回路とを備えてなるもの
であることを特徴とする請求項３記載の光ディスク記録
装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28582099A JP3292184B2 (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 光ディスク記録方法及び装置 |
| US09/684,146 US6560172B1 (en) | 1999-10-06 | 2000-10-05 | Optical disc recording method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28582099A JP3292184B2 (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 光ディスク記録方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001110056A true JP2001110056A (ja) | 2001-04-20 |
| JP3292184B2 JP3292184B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=17696518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28582099A Expired - Fee Related JP3292184B2 (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 光ディスク記録方法及び装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6560172B1 (ja) |
| JP (1) | JP3292184B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1318508A2 (en) * | 2001-12-07 | 2003-06-11 | Ricoh Company, Ltd. | Wobble signal detection circuit and optical disk device |
| US6990056B2 (en) | 2001-02-19 | 2006-01-24 | Teac Corporation | Optical disk device |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3503513B2 (ja) * | 1999-02-22 | 2004-03-08 | ヤマハ株式会社 | 光ディスク記録方法及び装置 |
| JP2001093147A (ja) * | 1999-09-20 | 2001-04-06 | Teac Corp | 光ディスク装置のウォブル信号検出回路 |
| US7924664B2 (en) * | 2003-06-26 | 2011-04-12 | Hitachi-Lg Data Storage, Inc. | Optical disk apparatus, optical head, and detection signal processing method thereof |
| JP2005293637A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Sony Corp | 光ディスク記録再生装置及びその信号検出方法 |
| KR100994994B1 (ko) * | 2004-08-10 | 2010-11-18 | 삼성전자주식회사 | 워블 신호 검출에 기대된 주파수를 이용하는 광디스크 저장 시스템 및 방법 |
| KR20080021112A (ko) * | 2005-06-06 | 2008-03-06 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 필터링된 푸시풀 래디얼 트랙킹을 사용하는 광학계 |
| US7715303B2 (en) * | 2005-09-27 | 2010-05-11 | Mediatek Incorporation | Recording apparatus for optical data |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3560410B2 (ja) * | 1996-03-25 | 2004-09-02 | 三菱電機株式会社 | 光ディスク装置および光ディスク |
-
1999
- 1999-10-06 JP JP28582099A patent/JP3292184B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-10-05 US US09/684,146 patent/US6560172B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6990056B2 (en) | 2001-02-19 | 2006-01-24 | Teac Corporation | Optical disk device |
| EP1318508A2 (en) * | 2001-12-07 | 2003-06-11 | Ricoh Company, Ltd. | Wobble signal detection circuit and optical disk device |
| EP1318508A3 (en) * | 2001-12-07 | 2004-11-24 | Ricoh Company, Ltd. | Wobble signal detection circuit and optical disk device |
| EP1610308A1 (en) * | 2001-12-07 | 2005-12-28 | Ricoh Company, Ltd. | Wobble signal detection circuit and optical disk device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6560172B1 (en) | 2003-05-06 |
| JP3292184B2 (ja) | 2002-06-17 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
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