JP2001109901A - アニメーション作成装置および方法、ならびにアニメーション作成プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents
アニメーション作成装置および方法、ならびにアニメーション作成プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体Info
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- JP2001109901A JP2001109901A JP28410599A JP28410599A JP2001109901A JP 2001109901 A JP2001109901 A JP 2001109901A JP 28410599 A JP28410599 A JP 28410599A JP 28410599 A JP28410599 A JP 28410599A JP 2001109901 A JP2001109901 A JP 2001109901A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 所望するモーフィング効果を有するアニメー
ションを簡単に作成できる装置を提供する。 【解決手段】 アニメーションデータ作成時に、2つの
任意フレームに呈示される物体111と112をリンク
付けする際には、任意フレームはそれぞれ画面101と
102に表示されるとともに、補間フレームも画面10
3に表示される。この状態で、外部操作により、補間フ
レームに呈示される補間物体113が変形操作される
と、この変形に連動して、かつ同じ変形内容に従い任意
フレームの物体111と112も変形させられる。した
がって、物体111と112および補間物体113の間
で、変形が連係して施される。ユーザは、変形の程度・
内容を画面で確認しながら、変形の内容を調整できて、
所望モーフィング効果を奏するアニメーションを簡単に
作成できる。
ションを簡単に作成できる装置を提供する。 【解決手段】 アニメーションデータ作成時に、2つの
任意フレームに呈示される物体111と112をリンク
付けする際には、任意フレームはそれぞれ画面101と
102に表示されるとともに、補間フレームも画面10
3に表示される。この状態で、外部操作により、補間フ
レームに呈示される補間物体113が変形操作される
と、この変形に連動して、かつ同じ変形内容に従い任意
フレームの物体111と112も変形させられる。した
がって、物体111と112および補間物体113の間
で、変形が連係して施される。ユーザは、変形の程度・
内容を画面で確認しながら、変形の内容を調整できて、
所望モーフィング効果を奏するアニメーションを簡単に
作成できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体に保存
される、およびインターネットやLAN(ローカルエリ
アネットワーク)に代表される通信ネットワークを通じ
て伝送される、さらには、記録媒体から読出されて、ま
たは通信ネットワークを経由して受信されて、再生され
るアニメーションデータをコンピュータグラフィックの
手法を利用して作成するためのアニメーション作成装置
および方法、ならびにアニメーション作成プログラムを
記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関し、特
に、キーフレームと呼ばれる複数個の代表フレームの間
に時系列に連続する1枚以上のフレームを補間して挿入
することによってアニメーションデータを作成するアニ
メーション作成装置および方法、ならびにアニメーショ
ン作成プログラムを記録したコンピュータで読取可能な
記録媒体に関する。
される、およびインターネットやLAN(ローカルエリ
アネットワーク)に代表される通信ネットワークを通じ
て伝送される、さらには、記録媒体から読出されて、ま
たは通信ネットワークを経由して受信されて、再生され
るアニメーションデータをコンピュータグラフィックの
手法を利用して作成するためのアニメーション作成装置
および方法、ならびにアニメーション作成プログラムを
記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関し、特
に、キーフレームと呼ばれる複数個の代表フレームの間
に時系列に連続する1枚以上のフレームを補間して挿入
することによってアニメーションデータを作成するアニ
メーション作成装置および方法、ならびにアニメーショ
ン作成プログラムを記録したコンピュータで読取可能な
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータグラフィックによるアニメ
ーション処理方法としてキーフレームアニメーションと
呼ばれる手法がある。キーフレームアニメーションで
は、時系列に連続的に表示させる各フレームのデータを
アニメーションデータの作成時にすべて作成するのでは
なく、キーフレームと呼ばれる代表フレームにおいてア
ニメーションに呈示される図形(以下、物体と呼ぶ)の
データが作成されて、作成された物体データがキーフレ
ーム間でお互いに対応付けられるように定義される。こ
のように対応付けられている物体は、キーフレーム間で
リンク付けされているという。
ーション処理方法としてキーフレームアニメーションと
呼ばれる手法がある。キーフレームアニメーションで
は、時系列に連続的に表示させる各フレームのデータを
アニメーションデータの作成時にすべて作成するのでは
なく、キーフレームと呼ばれる代表フレームにおいてア
ニメーションに呈示される図形(以下、物体と呼ぶ)の
データが作成されて、作成された物体データがキーフレ
ーム間でお互いに対応付けられるように定義される。こ
のように対応付けられている物体は、キーフレーム間で
リンク付けされているという。
【0003】作成されたアニメーションデータに基づい
てアニメーションが、その後、ディスプレイに表示され
る(以下、再生)ときには、特開昭60−191366
号公報、または特開平8−202895号公報に示され
るような方法で、キーフレームとキーフレームの間を補
間するための1つ以上のフレーム(以下、補間フレーム
と呼ぶ)が挿入される。ここでは、補間フレームにおい
て呈示されるリンク付けされた物体の形状は、補間計算
により生成されるから、再生時には、物体の形状は見か
け上滑らかに変化する。説明したように、リンク付けす
るとは、異なる複数のキーフレームに呈示される物体ど
うしを、同一の物体とみなすことをいう。リンク付け
は、上述した補間計算の効率化を図り、またアニメーシ
ョンデータの好ましい再生状態を得やすくするという特
徴を奏する。なお、補間計算の具体的方法については、
線形補間などの方法が公知の技術としてある。
てアニメーションが、その後、ディスプレイに表示され
る(以下、再生)ときには、特開昭60−191366
号公報、または特開平8−202895号公報に示され
るような方法で、キーフレームとキーフレームの間を補
間するための1つ以上のフレーム(以下、補間フレーム
と呼ぶ)が挿入される。ここでは、補間フレームにおい
て呈示されるリンク付けされた物体の形状は、補間計算
により生成されるから、再生時には、物体の形状は見か
け上滑らかに変化する。説明したように、リンク付けす
るとは、異なる複数のキーフレームに呈示される物体ど
うしを、同一の物体とみなすことをいう。リンク付け
は、上述した補間計算の効率化を図り、またアニメーシ
ョンデータの好ましい再生状態を得やすくするという特
徴を奏する。なお、補間計算の具体的方法については、
線形補間などの方法が公知の技術としてある。
【0004】このキーフレームアニメーションの手法で
は、アニメーションデータの作成時には、再生されるす
べてのフレームのデータを作成しなくてもよいという簡
便性と、キーフレーム以外の補間フレームにおけるデー
タは再生時に生成されるためアニメーションのデータ量
が格段に少ないという利点がある。
は、アニメーションデータの作成時には、再生されるす
べてのフレームのデータを作成しなくてもよいという簡
便性と、キーフレーム以外の補間フレームにおけるデー
タは再生時に生成されるためアニメーションのデータ量
が格段に少ないという利点がある。
【0005】さらに、作成時に、ディスプレイに表示さ
れるすべてのフレームのデータを作成して記録し、再生
時に、すべてのフレームを描画するような手法では、以
下の不都合がある。つまり、再生時に用いられるコンピ
ュータの処理能力によっては、描画速度が低下してアニ
メーションデータを作者の意図したような速度に従って
再生できない、あるいは再生速度の維持を優先すると、
描画しきれなかったフレームはコマ落ちするといった問
題が生じる。これに対し、キーフレームアニメーション
では、再生速度を維持しながら、補間フレームの枚数を
自動的に調整するような制御も可能であるから、上述し
たような不都合は生じない。なお、この補間フレーム枚
数の調整に関する技術は特開平10−275244号公
報に開示されている。
れるすべてのフレームのデータを作成して記録し、再生
時に、すべてのフレームを描画するような手法では、以
下の不都合がある。つまり、再生時に用いられるコンピ
ュータの処理能力によっては、描画速度が低下してアニ
メーションデータを作者の意図したような速度に従って
再生できない、あるいは再生速度の維持を優先すると、
描画しきれなかったフレームはコマ落ちするといった問
題が生じる。これに対し、キーフレームアニメーション
では、再生速度を維持しながら、補間フレームの枚数を
自動的に調整するような制御も可能であるから、上述し
たような不都合は生じない。なお、この補間フレーム枚
数の調整に関する技術は特開平10−275244号公
報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】キーフレームアニメー
ションは、前述したように、アニメーションのデータ量
が極めて少ないので、アニメーションデータを記録媒体
に記録したり、あるいはネットワークで伝送する場合に
都合がよいこと、また、アニメーションデータの作成時
に、作成すべきフレームの枚数が少ないので、作成の効
率がよいことなどの特徴を有する。
ションは、前述したように、アニメーションのデータ量
が極めて少ないので、アニメーションデータを記録媒体
に記録したり、あるいはネットワークで伝送する場合に
都合がよいこと、また、アニメーションデータの作成時
に、作成すべきフレームの枚数が少ないので、作成の効
率がよいことなどの特徴を有する。
【0007】しかしながら、キーフレームアニメーショ
ンの作成時には、従来は、物体を、リンク付けを保った
まま他のキーフレームに複写して、変形していかなけれ
ばならなかった。したがって、既にアニメーションに存
在しているが、リンク付けされていない2つの物体を、
アニメーションデータの作成後に、アニメーションに呈
示させることはできなかった。この問題を解消するため
に、2つの物体を、あるアルゴリズムに従って自動的に
リンク付けするための装置が提案されている。しかしな
がら、この装置では一定のアルゴリズムに従って画一的
にリンク付けがなされてしまうため、所望のモーフィン
グ効果を得ることは難しかった。
ンの作成時には、従来は、物体を、リンク付けを保った
まま他のキーフレームに複写して、変形していかなけれ
ばならなかった。したがって、既にアニメーションに存
在しているが、リンク付けされていない2つの物体を、
アニメーションデータの作成後に、アニメーションに呈
示させることはできなかった。この問題を解消するため
に、2つの物体を、あるアルゴリズムに従って自動的に
リンク付けするための装置が提案されている。しかしな
がら、この装置では一定のアルゴリズムに従って画一的
にリンク付けがなされてしまうため、所望のモーフィン
グ効果を得ることは難しかった。
【0008】なお、ここでモーフィングとは、2つの異
なる物体について、一方の物体が他方の物体と変化して
いくさまを、フレームの補間により動画データにするた
めの技術をいう。また、モーフィング効果とは、モーフ
ィングによる物体の補間のされ方をいう。
なる物体について、一方の物体が他方の物体と変化して
いくさまを、フレームの補間により動画データにするた
めの技術をいう。また、モーフィング効果とは、モーフ
ィングによる物体の補間のされ方をいう。
【0009】図24(A)〜(D)には、物体に対して
モーフィングを施した場合の従来例が示される。たとえ
ば図24(A)から図24(B)のように、楕円と
‘へ’の字形の線との物体間でモーフィングを施す場合
を想定する。これらの物体は、それぞれ「目」の輪郭を
表わすためのものである。これら物体に、笑ったような
目となるようにモーフィングを施したい場合、図24
(A)の物体を「目をつぶる」のような経緯でモーフィ
ングを施さなければならない。つまり図24(A)と図
24(B)との物体間において、図24(C)の物体が
補間される必要がある。しかしながら、図24(A)と
図24(B)の物体を、アルゴリズムに従って自動的に
リンク付けした場合、アルゴリズムによっては、そのよ
うに補間されない。
モーフィングを施した場合の従来例が示される。たとえ
ば図24(A)から図24(B)のように、楕円と
‘へ’の字形の線との物体間でモーフィングを施す場合
を想定する。これらの物体は、それぞれ「目」の輪郭を
表わすためのものである。これら物体に、笑ったような
目となるようにモーフィングを施したい場合、図24
(A)の物体を「目をつぶる」のような経緯でモーフィ
ングを施さなければならない。つまり図24(A)と図
24(B)との物体間において、図24(C)の物体が
補間される必要がある。しかしながら、図24(A)と
図24(B)の物体を、アルゴリズムに従って自動的に
リンク付けした場合、アルゴリズムによっては、そのよ
うに補間されない。
【0010】一般的なアルゴリズムで、図24(A)と
図24(B)との物体どうしをリンク付けした場合、補
間により図24(D)のような物体が得られる。結果と
して図24(A)の楕円が開いて、図24(D)のよう
な線になり、その線が図24(B)のように短くなって
いくというようなモーフィング効果が得られる。このよ
うな所望しないモーフィング効果を回避するためには、
図24(B)の‘へ’の字形の線分を構成する各点を、
適切な位置に設定する必要がある。なぜならば、モーフ
ィングは、物体を構成する点どうしの対応が前提とされ
る技術からである。しかし、モーフィングが施される物
体が呈示される2つのフレームの画面(図24(A)と
図24(B))だけを見て、適切な位置に点を設定する
ことは非常に困難である。
図24(B)との物体どうしをリンク付けした場合、補
間により図24(D)のような物体が得られる。結果と
して図24(A)の楕円が開いて、図24(D)のよう
な線になり、その線が図24(B)のように短くなって
いくというようなモーフィング効果が得られる。このよ
うな所望しないモーフィング効果を回避するためには、
図24(B)の‘へ’の字形の線分を構成する各点を、
適切な位置に設定する必要がある。なぜならば、モーフ
ィングは、物体を構成する点どうしの対応が前提とされ
る技術からである。しかし、モーフィングが施される物
体が呈示される2つのフレームの画面(図24(A)と
図24(B))だけを見て、適切な位置に点を設定する
ことは非常に困難である。
【0011】また、どのような手法に従うモーフィング
を施すのが適切かは、各物体が何を表現しているかに依
存するので、自動的にモーフィングを施すには限界があ
る。
を施すのが適切かは、各物体が何を表現しているかに依
存するので、自動的にモーフィングを施すには限界があ
る。
【0012】また、既に完成している2つの物体をアニ
メーションさせる場合、それらの物体が四角形や丸など
の単独の物体からなることは稀で、複数の物体から構成
される複雑なものであることが多い。ここでは、1つの
物体が複数の物体を含んで構成される場合に、複数の物
体のそれぞれを、該物体を構成するための要素物体と呼
んで、通常の物体とは区別する。従来の方式であると、
物体を構成する複数の要素物体のそれぞれに対して、オ
ペレーションを施さなければならず、非常に不便であっ
た。このため、複数の要素物体からなる物体を、アニメ
ーション作成後にリンク付けするよりも、リンク付けを
保ったまま絵を描き直す方が容易であり、リンク付けの
効果が実用的でなかった。この点について、以下に詳述
する。
メーションさせる場合、それらの物体が四角形や丸など
の単独の物体からなることは稀で、複数の物体から構成
される複雑なものであることが多い。ここでは、1つの
物体が複数の物体を含んで構成される場合に、複数の物
体のそれぞれを、該物体を構成するための要素物体と呼
んで、通常の物体とは区別する。従来の方式であると、
物体を構成する複数の要素物体のそれぞれに対して、オ
ペレーションを施さなければならず、非常に不便であっ
た。このため、複数の要素物体からなる物体を、アニメ
ーション作成後にリンク付けするよりも、リンク付けを
保ったまま絵を描き直す方が容易であり、リンク付けの
効果が実用的でなかった。この点について、以下に詳述
する。
【0013】たとえばヒヨコの物体とニワトリの物体が
既にアニメーションに呈示されており、これらにモーフ
ィングを施す場合、それぞれの物体は通常、目、くちば
し、頭部、脚、羽、トサカなどの複数の要素物体から成
り立っている。そこで、これら要素物体のそれぞれを個
別に対応付けてモーフィングを施す必要がある。しかし
ながら、複数の要素物体に対して個々にリンク付けの操
作を行なうのは非常に煩雑であるから、モーフィング
は、このような場合に適用されるのが好ましいといえ
る。それゆえに複数の要素物体からなる物体に対して、
一度にリンク付けができないような従来の手法は、有用
といえない。
既にアニメーションに呈示されており、これらにモーフ
ィングを施す場合、それぞれの物体は通常、目、くちば
し、頭部、脚、羽、トサカなどの複数の要素物体から成
り立っている。そこで、これら要素物体のそれぞれを個
別に対応付けてモーフィングを施す必要がある。しかし
ながら、複数の要素物体に対して個々にリンク付けの操
作を行なうのは非常に煩雑であるから、モーフィング
は、このような場合に適用されるのが好ましいといえ
る。それゆえに複数の要素物体からなる物体に対して、
一度にリンク付けができないような従来の手法は、有用
といえない。
【0014】また、モーフィングが施される場合、リン
ク付けされる2物体のうち、一方の物体には存在する
が、他方の物体に該当するような要素物体が存在しない
ことも多い。たとえば、前述したヒヨコの物体とニワト
リの物体がリンク付けされる場合には、ニワトリの物体
のトサカに相当する要素物体は、ヒヨコの物体には存在
しない。この場合、両物体にモーフィングが施される際
には、ヒヨコにトサカが生えてくるようなモーフィング
効果が採用されるのが最も自然である。しかしながら従
来は、このようなモーフィング効果を簡単に実現する方
法がなかった。
ク付けされる2物体のうち、一方の物体には存在する
が、他方の物体に該当するような要素物体が存在しない
ことも多い。たとえば、前述したヒヨコの物体とニワト
リの物体がリンク付けされる場合には、ニワトリの物体
のトサカに相当する要素物体は、ヒヨコの物体には存在
しない。この場合、両物体にモーフィングが施される際
には、ヒヨコにトサカが生えてくるようなモーフィング
効果が採用されるのが最も自然である。しかしながら従
来は、このようなモーフィング効果を簡単に実現する方
法がなかった。
【0015】それゆえにこの発明の目的は、所望のモー
フィング効果を奏するアニメーションを簡単に作成でき
るアニメーション作成装置および方法、ならびにアニメ
ーション作成プログラムを記録したコンピュータで読取
可能な記録媒体を提供することである。
フィング効果を奏するアニメーションを簡単に作成でき
るアニメーション作成装置および方法、ならびにアニメ
ーション作成プログラムを記録したコンピュータで読取
可能な記録媒体を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面に係
るアニメション作成装置は、1つ以上の物体が呈示され
るフレームを時系列に複数枚含んでなるアニメーション
のデータを、コンピュータグラフィックにより作成する
装置であって、以下の特徴を備える。
るアニメション作成装置は、1つ以上の物体が呈示され
るフレームを時系列に複数枚含んでなるアニメーション
のデータを、コンピュータグラフィックにより作成する
装置であって、以下の特徴を備える。
【0017】つまり、2つの任意フレームと、2つの任
意フレームに呈示される物体を補間処理して得られる補
間物体が呈示される補間フレームとを表示するための表
示部と、アニメーション作成のため指示情報を入力する
ための入力部と、アニメーションデータを編集して作成
するための作成部とを備える。
意フレームに呈示される物体を補間処理して得られる補
間物体が呈示される補間フレームとを表示するための表
示部と、アニメーション作成のため指示情報を入力する
ための入力部と、アニメーションデータを編集して作成
するための作成部とを備える。
【0018】そして、2つの任意フレームに呈示される
物体について、物体どうしをリンク付けする場合には、
作成部は、補間物体編集手段と物体編集手段とを有す
る。補間物体編集手段は、表示部に表示された補間フレ
ームに呈示される補間物体を、入力部から入力された指
示情報に基づいて形状を編集して呈示する。また、物体
編集手段は、表示部に表示された2つの任意フレームの
少なくとも一方に呈示される物体を、補間物体編集手段
による編集の内容に対応させて形状を編集して呈示す
る。
物体について、物体どうしをリンク付けする場合には、
作成部は、補間物体編集手段と物体編集手段とを有す
る。補間物体編集手段は、表示部に表示された補間フレ
ームに呈示される補間物体を、入力部から入力された指
示情報に基づいて形状を編集して呈示する。また、物体
編集手段は、表示部に表示された2つの任意フレームの
少なくとも一方に呈示される物体を、補間物体編集手段
による編集の内容に対応させて形状を編集して呈示す
る。
【0019】この発明の他の局面に従うアニメーション
作成方法は、1つ以上の物体が呈示されるフレームを時
系列に複数枚含んでなるアニメーションのデータを、コ
ンピュータグラフィックにより作成する方法であって、
以下の特徴を有する。つまり、2つの任意フレームと、
2つの任意フレームに呈示される物体を補間処理して得
られる補間物体が呈示される補間フレームとを表示する
ための表示ステップと、アニメーション作成のため指示
情報を入力するための入力ステップと、アニメーション
データを編集して作成するための作成ステップとを備え
る。そして、2つの任意フレームに呈示される物体につ
いて、物体どうしをリンク付けする場合には、作成ステ
ップは補間物体編集ステップと物体編集ステップとを有
する。
作成方法は、1つ以上の物体が呈示されるフレームを時
系列に複数枚含んでなるアニメーションのデータを、コ
ンピュータグラフィックにより作成する方法であって、
以下の特徴を有する。つまり、2つの任意フレームと、
2つの任意フレームに呈示される物体を補間処理して得
られる補間物体が呈示される補間フレームとを表示する
ための表示ステップと、アニメーション作成のため指示
情報を入力するための入力ステップと、アニメーション
データを編集して作成するための作成ステップとを備え
る。そして、2つの任意フレームに呈示される物体につ
いて、物体どうしをリンク付けする場合には、作成ステ
ップは補間物体編集ステップと物体編集ステップとを有
する。
【0020】補間物体編集ステップは、表示ステップに
より表示された補間フレームに呈示される補間物体を、
入力ステップにより入力された指示情報に基づいて形状
を編集して呈示する。物体編集ステップは、表示ステッ
プにより表示された2つの任意フレームの少なくとも一
方に呈示される物体を、補間物体編集ステップによる編
集の内容に対応させて形状を編集して呈示する。
より表示された補間フレームに呈示される補間物体を、
入力ステップにより入力された指示情報に基づいて形状
を編集して呈示する。物体編集ステップは、表示ステッ
プにより表示された2つの任意フレームの少なくとも一
方に呈示される物体を、補間物体編集ステップによる編
集の内容に対応させて形状を編集して呈示する。
【0021】この発明のさらなる他の局面に従えば、コ
ンピュータで読取可能な記録媒体は、上述したアニメー
ション処理方法をコンピュータに実行させるためのアニ
メーション処理プログラムが記録される。
ンピュータで読取可能な記録媒体は、上述したアニメー
ション処理方法をコンピュータに実行させるためのアニ
メーション処理プログラムが記録される。
【0022】上述のアニメーション作成装置、方法およ
び記録媒体に記録されたアニメーション作成プログラム
によれば、2つの任意フレームに呈示される物体をリン
ク付けする際に、それらが呈示される任意フレームを表
示部に表示するとともに補間フレームも該表示部に表示
しながら、補間フレームに呈示される補間物体を変形さ
せ、そして、この変形の内容に従い任意フレームの物体
を変形させることができる。したがって、表示部で表示
される変形の程度・内容を確認しながら、変形の内容を
調整できて、より簡単に、所望のモーフィング効果が得
られるアニメーションデータを作成できる。
び記録媒体に記録されたアニメーション作成プログラム
によれば、2つの任意フレームに呈示される物体をリン
ク付けする際に、それらが呈示される任意フレームを表
示部に表示するとともに補間フレームも該表示部に表示
しながら、補間フレームに呈示される補間物体を変形さ
せ、そして、この変形の内容に従い任意フレームの物体
を変形させることができる。したがって、表示部で表示
される変形の程度・内容を確認しながら、変形の内容を
調整できて、より簡単に、所望のモーフィング効果が得
られるアニメーションデータを作成できる。
【0023】上述のアニメーション作成装置において
は、好ましくは、作成部は、さらに物体リンク付け手段
を有する。この手段は、編集の結果、2つの任意フレー
ムに呈示される物体について、所望されるモーフィング
効果が得られた時、物体どうしをリンク付けする。
は、好ましくは、作成部は、さらに物体リンク付け手段
を有する。この手段は、編集の結果、2つの任意フレー
ムに呈示される物体について、所望されるモーフィング
効果が得られた時、物体どうしをリンク付けする。
【0024】このアニメーション作成装置によれば、所
望されるモーフィング効果が得られた状態(形状)で、
物体どうしがリンク付けされる。それゆえに、アニメー
ションデータの再生時には、このよう状態(形状)の物
体を用いることで、補間計算の効率化と、好ましい再現
性が容易に得られる。
望されるモーフィング効果が得られた状態(形状)で、
物体どうしがリンク付けされる。それゆえに、アニメー
ションデータの再生時には、このよう状態(形状)の物
体を用いることで、補間計算の効率化と、好ましい再現
性が容易に得られる。
【0025】上述のアニメーション作成装置は、任意フ
レームに呈示される物体が、構成要素となる複数の要素
物体からなる場合に、作成部は、さらに要素物体リンク
付け手段を有するようにしてもよい。この手段は、2つ
の任意フレームに呈示される物体の間で、対応する要素
物体どうしをリンク付けする。
レームに呈示される物体が、構成要素となる複数の要素
物体からなる場合に、作成部は、さらに要素物体リンク
付け手段を有するようにしてもよい。この手段は、2つ
の任意フレームに呈示される物体の間で、対応する要素
物体どうしをリンク付けする。
【0026】上述したアニメーション作成装置によれ
ば、2つの物体間で、複数の要素物体どうしを確実に、
簡単にリンク付けることができる。それゆえに、複数の
要素物体からなる物体であっても、より簡単に好ましい
モーフィング効果を与えることができる。
ば、2つの物体間で、複数の要素物体どうしを確実に、
簡単にリンク付けることができる。それゆえに、複数の
要素物体からなる物体であっても、より簡単に好ましい
モーフィング効果を与えることができる。
【0027】上述のアニメーション作成装置において、
要素物体リンク付け手段は、リンク付けにおいて、2つ
の任意フレームの一方フレームに呈示される物体の中
に、対応する前記要素物体が存在しない場合には、該要
素物体を他方フレームに呈示される物体に対して追加す
る要素物体追加手段をさらに有してもよい。
要素物体リンク付け手段は、リンク付けにおいて、2つ
の任意フレームの一方フレームに呈示される物体の中
に、対応する前記要素物体が存在しない場合には、該要
素物体を他方フレームに呈示される物体に対して追加す
る要素物体追加手段をさらに有してもよい。
【0028】上述のアニメーション作成装置によれば、
リンク付けされていない2つの物体における各要素物体
をリンク付けする際に、ある要素物体が一方の物体には
存在するが他方の物体には存在しない場合であっても、
該要素物体を他方の物体に追加して呈示させることがで
きる。それゆえに、存在しない要素物体を呈示するよう
なするモーフィング効果が付与されて、簡単に適切なモ
ーフィング効果を得ることができる。
リンク付けされていない2つの物体における各要素物体
をリンク付けする際に、ある要素物体が一方の物体には
存在するが他方の物体には存在しない場合であっても、
該要素物体を他方の物体に追加して呈示させることがで
きる。それゆえに、存在しない要素物体を呈示するよう
なするモーフィング効果が付与されて、簡単に適切なモ
ーフィング効果を得ることができる。
【0029】上述のアニメーション作成装置において、
要素物体追加手段は、要素物体を、1つ以上の態様のう
ちのいずれか所望される態様に従い、他方フレームに呈
示される物体に対して追加するように構成されてもよ
い。
要素物体追加手段は、要素物体を、1つ以上の態様のう
ちのいずれか所望される態様に従い、他方フレームに呈
示される物体に対して追加するように構成されてもよ
い。
【0030】このアニメーション作成装置によれば、あ
る要素物体が一方の物体には存在するが他方の物体には
存在しない場合には、所望の態様に従って、該要素物体
は他方の物体に追加される。それゆえに、所望の態様に
従うモーフィング効果が付与されるから、より簡単に、
ユーザが所望するようなモーフィング効果を簡単に得る
ことができる。
る要素物体が一方の物体には存在するが他方の物体には
存在しない場合には、所望の態様に従って、該要素物体
は他方の物体に追加される。それゆえに、所望の態様に
従うモーフィング効果が付与されるから、より簡単に、
ユーザが所望するようなモーフィング効果を簡単に得る
ことができる。
【0031】上述のアニメーション作成装置において、
1つ以上の態様には、要素物体を、他方フレームに呈示
される所定の要素物体に隠されながら呈示する隠し態様
が含まれてもよい。
1つ以上の態様には、要素物体を、他方フレームに呈示
される所定の要素物体に隠されながら呈示する隠し態様
が含まれてもよい。
【0032】上述のアニメーション作成装置によれば、
ある要素物体が一方の物体には存在するが他方の物体に
は存在しない場合であっても、該要素物体を他方の物体
に隠すようにして呈示するモーフィング効果が付与でき
る。
ある要素物体が一方の物体には存在するが他方の物体に
は存在しない場合であっても、該要素物体を他方の物体
に隠すようにして呈示するモーフィング効果が付与でき
る。
【0033】上述のアニメーション作成装置において、
1つ以上の態様には、要素物体を、他方フレームにおい
て透明にして呈示する透明態様が含まれてもよい。
1つ以上の態様には、要素物体を、他方フレームにおい
て透明にして呈示する透明態様が含まれてもよい。
【0034】上述のアニメーション作成装置によれば、
ある要素物体が一方の物体には存在するが他方の物体に
は存在しない場合であっても、該要素物体を他方の物体
に透明にして呈示するモーフィング効果を付与できる。
ある要素物体が一方の物体には存在するが他方の物体に
は存在しない場合であっても、該要素物体を他方の物体
に透明にして呈示するモーフィング効果を付与できる。
【0035】上述のアニメーション作成装置において、
1つ以上の態様には、追加・変形態様が含まれてもよ
い。この、追加・変形態様は、他方フレームに呈示され
る物体に対して、要素物体を複写して、複写された要素
物体の形状を変形させることを特徴とする。
1つ以上の態様には、追加・変形態様が含まれてもよ
い。この、追加・変形態様は、他方フレームに呈示され
る物体に対して、要素物体を複写して、複写された要素
物体の形状を変形させることを特徴とする。
【0036】上述のアニメーション作成装置によれば、
ある要素物体が一方の物体には存在するが他方の物体に
は存在しない場合であっても、該要素物体を他方の物体
に追加して、変形させて呈示できて、変形により多様な
モーフィング効果を簡単に付与できる。
ある要素物体が一方の物体には存在するが他方の物体に
は存在しない場合であっても、該要素物体を他方の物体
に追加して、変形させて呈示できて、変形により多様な
モーフィング効果を簡単に付与できる。
【0037】上述のアニメーション作成装置において、
要素物体追加手段は、1つ以上の態様から所望態様を選
択するための選択手段を有するよう構成されてもよい。
要素物体追加手段は、1つ以上の態様から所望態様を選
択するための選択手段を有するよう構成されてもよい。
【0038】上述のアニメーション作成装置によれば、
ある要素物体が一方の物体には存在するが他方の物体に
は存在しない場合に、該要素物体を他方の物体に追加し
て呈示させるための所望態様を選択できる。それゆえ
に、多様なモーフィング効果を選択的に、かつ簡単に付
与できる。
ある要素物体が一方の物体には存在するが他方の物体に
は存在しない場合に、該要素物体を他方の物体に追加し
て呈示させるための所望態様を選択できる。それゆえ
に、多様なモーフィング効果を選択的に、かつ簡単に付
与できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
ついて図面を参照して説明する。
【0040】図1には、この発明の各実施の形態に適用
されるアニメーション処理装置のブロック構成が示され
る。図1のアニメーション処理装置は、該装置を集中制
御するためのCPU(中央処理装置)303、ならびに
CPU303に接続される外部記憶部301、ディスプ
レイ部302、座標入力部304、キーボード305お
よびネットワーク309を含む。外部記憶部301はア
ニメーションデータを書込んだり読込んだりするための
ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM
などからなる。ディスプレイ部302は、アニメーショ
ン作成のためのエディタや作成したアニメーションを表
示するためのCRT(陰極線管)、LCD(液晶ディス
プレイ)などからなる。座標入力部304はマウス、ト
ラックボール、タブレットなどの座標入力のための装置
である。ネットワーク309は、インターネットなどを
含み、該装置と外部装置との間でデータ(プログラムを
含む)を通信するために設けられる。
されるアニメーション処理装置のブロック構成が示され
る。図1のアニメーション処理装置は、該装置を集中制
御するためのCPU(中央処理装置)303、ならびに
CPU303に接続される外部記憶部301、ディスプ
レイ部302、座標入力部304、キーボード305お
よびネットワーク309を含む。外部記憶部301はア
ニメーションデータを書込んだり読込んだりするための
ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM
などからなる。ディスプレイ部302は、アニメーショ
ン作成のためのエディタや作成したアニメーションを表
示するためのCRT(陰極線管)、LCD(液晶ディス
プレイ)などからなる。座標入力部304はマウス、ト
ラックボール、タブレットなどの座標入力のための装置
である。ネットワーク309は、インターネットなどを
含み、該装置と外部装置との間でデータ(プログラムを
含む)を通信するために設けられる。
【0041】キーボード305および座標入力部304
のそれぞれは、アニメーションデータの作成・編集にお
いて外部操作されて、これにより作成・編集のためのコ
マンド(指示)などの情報をCPU303に与えるよう
に作用する。
のそれぞれは、アニメーションデータの作成・編集にお
いて外部操作されて、これにより作成・編集のためのコ
マンド(指示)などの情報をCPU303に与えるよう
に作用する。
【0042】CPU303は、マイクロプロセッサなど
の演算処理部306、プログラムや処理に必要なデータ
を格納するためのメモリ307、図示されないが該装置
に接続された外部装置のそれぞれやネットワーク309
との接続を行なって、アニメーションに関するデータを
外部と通信するためインタフェース部308を含む。
の演算処理部306、プログラムや処理に必要なデータ
を格納するためのメモリ307、図示されないが該装置
に接続された外部装置のそれぞれやネットワーク309
との接続を行なって、アニメーションに関するデータを
外部と通信するためインタフェース部308を含む。
【0043】メモリ307はキーフレームに関する情報
を記憶するためのキーフレーム情報記憶部310および
モーフィングに関する情報を記憶するためのモーフィン
グ情報記憶部311を含む。キーフレーム情報記憶部3
10には、アニメーションを構成する複数枚のキーフレ
ームのそれぞれについてキーフレーム情報KFi(i=
1、2、3、…)が格納される。モーフィング情報記憶
部311には、その時点で作成された1枚の補間フレー
ムに関する補間フレーム情報SFが格納される。
を記憶するためのキーフレーム情報記憶部310および
モーフィングに関する情報を記憶するためのモーフィン
グ情報記憶部311を含む。キーフレーム情報記憶部3
10には、アニメーションを構成する複数枚のキーフレ
ームのそれぞれについてキーフレーム情報KFi(i=
1、2、3、…)が格納される。モーフィング情報記憶
部311には、その時点で作成された1枚の補間フレー
ムに関する補間フレーム情報SFが格納される。
【0044】キーフレーム情報KFiのそれぞれは、該
キーフレームに呈示される物体に関する物体データAj
(j=1、2、3、…)、該物体を呈示するために参照
される物体テーブルBjおよび後述する重ね順テーブル
Dを含む。物体データおよび物体テーブルAjおよびB
jのそれぞれは、該キーフレームに呈示される物体のそ
れぞれについて個別に設けられる。補間フレーム情報S
Fは、該補間フレームにおいて呈示される複数の物体の
それぞれについて、該物体を呈示するために参照される
補間物体テーブルSBjと、後述する物体対応付けテー
ブルCとを含む。
キーフレームに呈示される物体に関する物体データAj
(j=1、2、3、…)、該物体を呈示するために参照
される物体テーブルBjおよび後述する重ね順テーブル
Dを含む。物体データおよび物体テーブルAjおよびB
jのそれぞれは、該キーフレームに呈示される物体のそ
れぞれについて個別に設けられる。補間フレーム情報S
Fは、該補間フレームにおいて呈示される複数の物体の
それぞれについて、該物体を呈示するために参照される
補間物体テーブルSBjと、後述する物体対応付けテー
ブルCとを含む。
【0045】図2には、この発明の各実施の形態におい
て、リンク付けされるべき2つの物体と補間物体とを編
集するために表示される操作画面の一例が示される。図
2の画面は、画面101〜103、画面101および1
02のそれぞれに対応して設けられる優先物体決定ボタ
ン105および106、ならびに画面103に対応して
設けられたスクロールバー104を含んで、ディスプレ
イ部302に表示される。画面101には、モーフィン
グが施される前の物体111が、画面102にはモーフ
ィングが施された後の物体112が表示される。これら
の各物体は、対応するキーフレーム情報KFiのそれぞ
れに格納された内容に基づいて描画される。画面103
は、物体111と112を補間処理して得られる補間物
体113を呈示する補間フレームを表示して、補間物体
113を編集するための画面である。
て、リンク付けされるべき2つの物体と補間物体とを編
集するために表示される操作画面の一例が示される。図
2の画面は、画面101〜103、画面101および1
02のそれぞれに対応して設けられる優先物体決定ボタ
ン105および106、ならびに画面103に対応して
設けられたスクロールバー104を含んで、ディスプレ
イ部302に表示される。画面101には、モーフィン
グが施される前の物体111が、画面102にはモーフ
ィングが施された後の物体112が表示される。これら
の各物体は、対応するキーフレーム情報KFiのそれぞ
れに格納された内容に基づいて描画される。画面103
は、物体111と112を補間処理して得られる補間物
体113を呈示する補間フレームを表示して、補間物体
113を編集するための画面である。
【0046】スクロールバー104は、座標入力部30
4が外部操作されることにより、左または右方向に位置
が移動させられる。物体111と物体112とを補間し
て得られる時系列に連続する複数個の補間物体のうち、
移動により決定されたスクロールバー104の位置に対
応した任意の時点の補間物体113が選択されて、画面
103に表示される。つまり、スクロールバー104が
一番左に位置するときには、画面103に表示される補
間物体113は物体111と一致し、一番右に位置する
ときは、物体112と一致する。補間物体113は、移
動操作により決定されたスクロールバー104の位置に
対応して生成された補間フレーム情報SFに基づいて、
画面103に描画される。
4が外部操作されることにより、左または右方向に位置
が移動させられる。物体111と物体112とを補間し
て得られる時系列に連続する複数個の補間物体のうち、
移動により決定されたスクロールバー104の位置に対
応した任意の時点の補間物体113が選択されて、画面
103に表示される。つまり、スクロールバー104が
一番左に位置するときには、画面103に表示される補
間物体113は物体111と一致し、一番右に位置する
ときは、物体112と一致する。補間物体113は、移
動操作により決定されたスクロールバー104の位置に
対応して生成された補間フレーム情報SFに基づいて、
画面103に描画される。
【0047】優先物体決定ボタン105および106
は、物体111および112のいずれを優先物体とする
かを決定するために、座標入力部304を介して操作さ
れる。優先物体は、補間物体113を編集する際に、形
状は固定とされて変形されることはない。この発明の各
実施の形態では、物体の形状を複数個の点(以下、制御
点という)で規定して、各制御点をオペレーションする
ことでモーフィングが施される。各実施の形態では、画
面103の補間物体113の制御点について、移動す
る、追加する、削除するなどの、モーフィングのための
外部からのオペレーションが受付けられる。
は、物体111および112のいずれを優先物体とする
かを決定するために、座標入力部304を介して操作さ
れる。優先物体は、補間物体113を編集する際に、形
状は固定とされて変形されることはない。この発明の各
実施の形態では、物体の形状を複数個の点(以下、制御
点という)で規定して、各制御点をオペレーションする
ことでモーフィングが施される。各実施の形態では、画
面103の補間物体113の制御点について、移動す
る、追加する、削除するなどの、モーフィングのための
外部からのオペレーションが受付けられる。
【0048】なおキーフレーム情報記憶部310に格納
される内容は、外部記憶部301に保存されて、アニメ
ーションの再生時に利用される。一方、モーフィング情
報記憶部311に格納される内容は、リンク付けの際に
生成されてメモリ307において一時的に格納されるの
みで、外部記憶部301に保存されることはない。
される内容は、外部記憶部301に保存されて、アニメ
ーションの再生時に利用される。一方、モーフィング情
報記憶部311に格納される内容は、リンク付けの際に
生成されてメモリ307において一時的に格納されるの
みで、外部記憶部301に保存されることはない。
【0049】物体を補間するための計算方法は、以下の
(式1)に従うものとする。 x=((x1*(t2−t))+(x2*(t−t1)))/(t2−t1) …(式1) 式1は、物体の各制御点についての座標成分について、
時刻t1で座標x1、時刻t2で座標x2である場合、
時刻t1とt2の中間の時刻tにおける座標xはx1と
x2を補間して得られることを示す。このようにして求
められた補間物体は画面103に表示されるものであ
り、またアニメーションの再生時に生成されて描画され
るものでもある。
(式1)に従うものとする。 x=((x1*(t2−t))+(x2*(t−t1)))/(t2−t1) …(式1) 式1は、物体の各制御点についての座標成分について、
時刻t1で座標x1、時刻t2で座標x2である場合、
時刻t1とt2の中間の時刻tにおける座標xはx1と
x2を補間して得られることを示す。このようにして求
められた補間物体は画面103に表示されるものであ
り、またアニメーションの再生時に生成されて描画され
るものでもある。
【0050】(第1の実施の形態)ここで、この発明の
第1の実施の形態について説明する。本実施の形態で
は、図1の装置がアニメーションの作成・編集時におい
て、リンク付けされていない2つの物体と補間物体とを
同時に編集できる機能を備えている。つまり、リンク付
けされていない2つの物体についての補間物体を表示し
ながら、リンク付けを行なうように操作する。以下に、
詳細に説明する。
第1の実施の形態について説明する。本実施の形態で
は、図1の装置がアニメーションの作成・編集時におい
て、リンク付けされていない2つの物体と補間物体とを
同時に編集できる機能を備えている。つまり、リンク付
けされていない2つの物体についての補間物体を表示し
ながら、リンク付けを行なうように操作する。以下に、
詳細に説明する。
【0051】図3(A)と(B)、および図4(A)と
(B)のそれぞれには、この発明の第1の実施の形態に
よるリンク付けされるべき2つの物体のそれぞれのイメ
ージと対応する物体テーブルBjの内容とが示される。
図3(A)の物体41は、モーフィングが施される前
の、6つの制御点50からなる楕円である。図4(A)
の物体42は、物体41にモーフィングを施して得られ
る、6つの制御点50からなる円弧である。
(B)のそれぞれには、この発明の第1の実施の形態に
よるリンク付けされるべき2つの物体のそれぞれのイメ
ージと対応する物体テーブルBjの内容とが示される。
図3(A)の物体41は、モーフィングが施される前
の、6つの制御点50からなる楕円である。図4(A)
の物体42は、物体41にモーフィングを施して得られ
る、6つの制御点50からなる円弧である。
【0052】図3(B)および図4(B)の物体テーブ
ルB1およびB2のそれぞれには、物体41および42
のそれぞれについての、物体番号P、色情報Qおよび制
御点情報Ri(i=1、2、3、…)が格納される。物
体番号Pは、複数のキーフレームにおいて呈示される1
つ以上の物体が同一のものであるか否かを判定するため
に参照される情報であって、同一物体には同一の物体番
号Pが割当てられる。したがって、モーフィングが施さ
れる前後の物体についても、リンク付けが完了すると同
一の物体番号Pが割当てられる。色情報Qは、再生時の
物体の表示色を示す。制御点情報Riは、物体の複数の
制御点50について、それぞれを一意に特定するための
制御点番号Niと、対応する座標値(Xi,Yi)を含
む。
ルB1およびB2のそれぞれには、物体41および42
のそれぞれについての、物体番号P、色情報Qおよび制
御点情報Ri(i=1、2、3、…)が格納される。物
体番号Pは、複数のキーフレームにおいて呈示される1
つ以上の物体が同一のものであるか否かを判定するため
に参照される情報であって、同一物体には同一の物体番
号Pが割当てられる。したがって、モーフィングが施さ
れる前後の物体についても、リンク付けが完了すると同
一の物体番号Pが割当てられる。色情報Qは、再生時の
物体の表示色を示す。制御点情報Riは、物体の複数の
制御点50について、それぞれを一意に特定するための
制御点番号Niと、対応する座標値(Xi,Yi)を含
む。
【0053】図5には、この発明の第1の実施の形態に
おいて補間物体を編集しながら2つの物体のリンク付け
を行なうための処理のフローチャートが示される。図6
には、この発明の第1の実施の形態に適用される補間物
体テーブルSBjの一例が示される。図7と図8には、
この発明の第1の実施の形態におけるリンク付けが施さ
れる前後の表示画面例がそれぞれ示される。
おいて補間物体を編集しながら2つの物体のリンク付け
を行なうための処理のフローチャートが示される。図6
には、この発明の第1の実施の形態に適用される補間物
体テーブルSBjの一例が示される。図7と図8には、
この発明の第1の実施の形態におけるリンク付けが施さ
れる前後の表示画面例がそれぞれ示される。
【0054】今、モーフィングを施すことが所望される
2つの物体は、すなわちモーフィングが施される前後の
物体は、キーフレーム情報記憶部310中のそれぞれに
対応する物体テーブルBjの内容に基づいて、画面10
1と102に表示されているとする。
2つの物体は、すなわちモーフィングが施される前後の
物体は、キーフレーム情報記憶部310中のそれぞれに
対応する物体テーブルBjの内容に基づいて、画面10
1と102に表示されているとする。
【0055】そして、上述した(式1)に従い、補間物
体の各制御点50についての座標成分が算出されたとす
る。なお、補間物体を表示するために算出された座標成
分を含むデータは、物体テーブルBjと同様な図6の構
造を有したものである。そして、図6の補間物体テーブ
ルSBjの内容に従い、補間物体43が、画面103に
表示されたとする。また、優先物体決定ボタン105に
よって、画面101の物体が優先物体に選ばれているも
のとする。この時の、物体の表示状態が、図7に示され
る。ここでは、図7の画面101に表示されている物体
41を第1の物体、画面102に表示されている物体4
2を第2の物体と呼ぶことにする。図7の状態で、以
降、画面103に表示されている補間物体43について
編集操作が行なわれる。この手順を、図5のフローチャ
ートに従い説明する。
体の各制御点50についての座標成分が算出されたとす
る。なお、補間物体を表示するために算出された座標成
分を含むデータは、物体テーブルBjと同様な図6の構
造を有したものである。そして、図6の補間物体テーブ
ルSBjの内容に従い、補間物体43が、画面103に
表示されたとする。また、優先物体決定ボタン105に
よって、画面101の物体が優先物体に選ばれているも
のとする。この時の、物体の表示状態が、図7に示され
る。ここでは、図7の画面101に表示されている物体
41を第1の物体、画面102に表示されている物体4
2を第2の物体と呼ぶことにする。図7の状態で、以
降、画面103に表示されている補間物体43について
編集操作が行なわれる。この手順を、図5のフローチャ
ートに従い説明する。
【0056】アニメーション編集者により、キーボード
305を用いて、操作のためのコマンド入力されない場
合は、ステップ700で、処理は待機状態にあるが、画
面103の補間物体43の制御点50に関するコマンド
が入力された場合は、ステップ701において、入力コ
マンドは、補間物体43の制御点50の移動、追加およ
び削除のいずれを指示するコマンドであるかが判断され
る。移動を指示するコマンドであった場合にはステップ
710に、追加を指示するコマンドである場合にはステ
ップ720に、削除を指示するコマンドである場合には
ステップ730に、処理は移行する。
305を用いて、操作のためのコマンド入力されない場
合は、ステップ700で、処理は待機状態にあるが、画
面103の補間物体43の制御点50に関するコマンド
が入力された場合は、ステップ701において、入力コ
マンドは、補間物体43の制御点50の移動、追加およ
び削除のいずれを指示するコマンドであるかが判断され
る。移動を指示するコマンドであった場合にはステップ
710に、追加を指示するコマンドである場合にはステ
ップ720に、削除を指示するコマンドである場合には
ステップ730に、処理は移行する。
【0057】ステップ710では、画面103におい
て、移動を指示された制御点50の制御点番号Niと、
指定された移動先に対応の座標とが検出される。ステッ
プ711では、図7の物体41と42のうち優先物体で
ない方の、すなわち物体42の物体テーブルB2から、
ステップ710で検出された制御点番号Niに対応する
制御点情報Riが検出される。
て、移動を指示された制御点50の制御点番号Niと、
指定された移動先に対応の座標とが検出される。ステッ
プ711では、図7の物体41と42のうち優先物体で
ない方の、すなわち物体42の物体テーブルB2から、
ステップ710で検出された制御点番号Niに対応する
制御点情報Riが検出される。
【0058】ステップ712では、ステップ710と7
11で検出された情報に基づいて、移動後の制御点50
の座標が計算される。この計算方法は前述の(式1)の
逆の計算となる。すなわち優先物体が第1の物体(物体
41)の場合には、x2=((x*(t2−t1))−
(x1*(t2−t)))/(t−t1)…(式2.
1)で求められ、優先物体が第2の物体の場合にはx1
=((x*(t2−t1))−(x2*(t−t
1)))/(t2−t)…(式2.2)で求められる。
Y座標成分も同様にして求められる。このようにして求
められた座標成分は、非優先物体に対応の物体テーブル
Bjに格納し直される。
11で検出された情報に基づいて、移動後の制御点50
の座標が計算される。この計算方法は前述の(式1)の
逆の計算となる。すなわち優先物体が第1の物体(物体
41)の場合には、x2=((x*(t2−t1))−
(x1*(t2−t)))/(t−t1)…(式2.
1)で求められ、優先物体が第2の物体の場合にはx1
=((x*(t2−t1))−(x2*(t−t
1)))/(t2−t)…(式2.2)で求められる。
Y座標成分も同様にして求められる。このようにして求
められた座標成分は、非優先物体に対応の物体テーブル
Bjに格納し直される。
【0059】具体的には、図7において、アニメーショ
ン編集者が画面103の物体43の6番目の制御点50
を移動させて、一番目の制御点50と同じ位置に置いた
とする。このとき、補間物体43の図6の補間物体テー
ブルSBjの6番目の制御点情報R6の座標(X6=x
06,Y6=y06)は、1番目の制御点情報R1(X
1=x01,Y1=y1)に変更される。今、第1の物
体(物体41)が優先物体であるから、第2の物体(物
体42)の6番目の制御点50をこれに従って移動させ
る必要がある。上述の(式2.1)に代入して計算する
と X=((x01*(t2−t1))−(x11*(t2
−t)))/(t−t1) Y=((y01*(t2−t1))−(y11*(t2
−t)))/(t−t1) となる。これを用いて、第2の物体(物体42)の物体
テーブルB2(図4(B)参照)の6番目の制御点情報
R6を変更する。
ン編集者が画面103の物体43の6番目の制御点50
を移動させて、一番目の制御点50と同じ位置に置いた
とする。このとき、補間物体43の図6の補間物体テー
ブルSBjの6番目の制御点情報R6の座標(X6=x
06,Y6=y06)は、1番目の制御点情報R1(X
1=x01,Y1=y1)に変更される。今、第1の物
体(物体41)が優先物体であるから、第2の物体(物
体42)の6番目の制御点50をこれに従って移動させ
る必要がある。上述の(式2.1)に代入して計算する
と X=((x01*(t2−t1))−(x11*(t2
−t)))/(t−t1) Y=((y01*(t2−t1))−(y11*(t2
−t)))/(t−t1) となる。これを用いて、第2の物体(物体42)の物体
テーブルB2(図4(B)参照)の6番目の制御点情報
R6を変更する。
【0060】ステップ720では、追加された制御点5
0の座標成分と制御点番号Niとが検出される。ステッ
プ721では、第1の物体(物体41)に対して、追加
すべき制御点番号Niが検出される。次に、第1の物体
の物体テーブルB1(図3(B)参照)において、ステ
ップ721で検出された制御点番号Niと一致する制御
点番号Ni以降の制御点情報RiがRi+1となるよう
に1つずつずらされて、その結果、物体テーブルB1に
は、追加される制御点50の座標成分を登録するための
空領域が確保される。
0の座標成分と制御点番号Niとが検出される。ステッ
プ721では、第1の物体(物体41)に対して、追加
すべき制御点番号Niが検出される。次に、第1の物体
の物体テーブルB1(図3(B)参照)において、ステ
ップ721で検出された制御点番号Niと一致する制御
点番号Ni以降の制御点情報RiがRi+1となるよう
に1つずつずらされて、その結果、物体テーブルB1に
は、追加される制御点50の座標成分を登録するための
空領域が確保される。
【0061】ステップ722では、この追加される制御
点50の座標成分が計算される。この計算は以下の方法
で行なわれる。つまり第1の物体(物体41)の形状を
表わす曲線をf(x)で示し、追加する制御点番号Ni
に対応の座標成分を座標(Xi,Yi)とする。そして
座標(Xi−1,Yi−1)と座標(Xi+1,Yi+
1)との2点を通過する直線をg(x)として、さらに
座標(Xi−1,Yi−1)と座標(Xi+1,Yi+
1)との中点を通過して、直線g(x)の垂線であるよ
うな直線をh(x)とする。この場合、求めるべき座標
は、f(x)とh(x)との交点の座標となる。つま
り、曲線f(x)上の点であり、かつ座標(Xi−1,
Yi−1)と座標(Xi+1,Yi+1)との2点から
ほぼ等距離にあるような点の座標成分となる。
点50の座標成分が計算される。この計算は以下の方法
で行なわれる。つまり第1の物体(物体41)の形状を
表わす曲線をf(x)で示し、追加する制御点番号Ni
に対応の座標成分を座標(Xi,Yi)とする。そして
座標(Xi−1,Yi−1)と座標(Xi+1,Yi+
1)との2点を通過する直線をg(x)として、さらに
座標(Xi−1,Yi−1)と座標(Xi+1,Yi+
1)との中点を通過して、直線g(x)の垂線であるよ
うな直線をh(x)とする。この場合、求めるべき座標
は、f(x)とh(x)との交点の座標となる。つま
り、曲線f(x)上の点であり、かつ座標(Xi−1,
Yi−1)と座標(Xi+1,Yi+1)との2点から
ほぼ等距離にあるような点の座標成分となる。
【0062】ステップ723では、ステップ721で検
出された制御点番号Niおよびステップ722で計算さ
れた座標成分を持つ制御点情報Riが、物体テーブルB
1の前述した空き領域に格納される。ステップ724〜
726では、第2の物体に対して、第1の物体と全く同
様の処理が行なわれる。
出された制御点番号Niおよびステップ722で計算さ
れた座標成分を持つ制御点情報Riが、物体テーブルB
1の前述した空き領域に格納される。ステップ724〜
726では、第2の物体に対して、第1の物体と全く同
様の処理が行なわれる。
【0063】ステップ730では、画面103におい
て、削除されるべき制御点50の制御点番号Niが検出
される。ステップ731では、まず検出されたのと同じ
制御点番号Niに対応の第1の物体の制御点50が削除
される。つまり対応する物体テーブルB1から該当する
制御点情報Riが削除されて、物体テーブルB1におい
て、それ以降の制御点情報RiがRi−1となるように
1つずつずらされる。次に、ステップ732では第2の
物体について、第1の物体と同様にして、物体テーブル
B2おいて対応する制御点情報Riが削除されて、それ
以降の制御点情報Riが1つずつずらされる。
て、削除されるべき制御点50の制御点番号Niが検出
される。ステップ731では、まず検出されたのと同じ
制御点番号Niに対応の第1の物体の制御点50が削除
される。つまり対応する物体テーブルB1から該当する
制御点情報Riが削除されて、物体テーブルB1におい
て、それ以降の制御点情報RiがRi−1となるように
1つずつずらされる。次に、ステップ732では第2の
物体について、第1の物体と同様にして、物体テーブル
B2おいて対応する制御点情報Riが削除されて、それ
以降の制御点情報Riが1つずつずらされる。
【0064】上述した制御点50の移動、追加および削
除の処理のそれぞれでは、最後にステップ727で、第
1および第2の物体が画面101と102に描画され
る。その後、ステップ728で処理は終了と指示されな
い限り、ステップ700のコマンド入力待ち状態に戻
る。
除の処理のそれぞれでは、最後にステップ727で、第
1および第2の物体が画面101と102に描画され
る。その後、ステップ728で処理は終了と指示されな
い限り、ステップ700のコマンド入力待ち状態に戻
る。
【0065】図5に示されたオペレーションが何度か繰
返されることによって、画面において、図7の状態から
図8の状態ように目をつぶるようなモーフィング効果を
生成できる。図8では、第2の物体(物体42)の左端
と右端の制御点50は重なっている。また、所望のモー
フィング効果が得られると、ステップ728で、処理は
終了と指示されるから、ステップ729では、第1およ
び第2の物体の物体番号Pを同一にする、すなわち物体
テーブルB1とB2の物体番号Pの値を同一にするよう
な処理が施されて、これにより第1の物体(物体41)
と第2の物体(物体42)とのリンク付けが完了する。
返されることによって、画面において、図7の状態から
図8の状態ように目をつぶるようなモーフィング効果を
生成できる。図8では、第2の物体(物体42)の左端
と右端の制御点50は重なっている。また、所望のモー
フィング効果が得られると、ステップ728で、処理は
終了と指示されるから、ステップ729では、第1およ
び第2の物体の物体番号Pを同一にする、すなわち物体
テーブルB1とB2の物体番号Pの値を同一にするよう
な処理が施されて、これにより第1の物体(物体41)
と第2の物体(物体42)とのリンク付けが完了する。
【0066】本実施の形態によれば、2つの物体41と
42をリンク付けする際に、それらが呈示されるキーフ
レームを画面に表示するとともに補間フレームを該画面
に表示しながら、補間フレームに呈示される補間物体を
変形させ、そして、この変形の程度・内容に従い物体4
1と42を変形させることができる。したがって、画面
で変形の程度・内容を確認しながら、より簡単に、所望
のモーフィング効果が得られた状態で、リンク付けでき
る。
42をリンク付けする際に、それらが呈示されるキーフ
レームを画面に表示するとともに補間フレームを該画面
に表示しながら、補間フレームに呈示される補間物体を
変形させ、そして、この変形の程度・内容に従い物体4
1と42を変形させることができる。したがって、画面
で変形の程度・内容を確認しながら、より簡単に、所望
のモーフィング効果が得られた状態で、リンク付けでき
る。
【0067】(第2の実施の形態)次に、この発明の第
2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態で
は、図1の装置が複数の要素物体について、リンク付け
られる物体間で対応付ける機能を有する。ここでは、そ
れぞれが複数の要素物体からなる2つの物体に対して、
順に要素物体を対応付けるための操作手順が説明され
る。
2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態で
は、図1の装置が複数の要素物体について、リンク付け
られる物体間で対応付ける機能を有する。ここでは、そ
れぞれが複数の要素物体からなる2つの物体に対して、
順に要素物体を対応付けるための操作手順が説明され
る。
【0068】図9(A)〜(C)と図10(A)〜
(D)は、それぞれこの発明の第2の実施の形態による
物体のイメージと物体テーブルとを説明する図である。
この実施の形態では、図9(A)のヒヨコの物体から図
10(A)のニワトリの物体に変形させるようにモーフ
ィングを施すための過程が示される。図9(B)と
(C)、および図10(B)〜(D)はこれらの物体の
情報がキーフレーム情報記憶部310に格納された際の
物体テーブルBjを示す。
(D)は、それぞれこの発明の第2の実施の形態による
物体のイメージと物体テーブルとを説明する図である。
この実施の形態では、図9(A)のヒヨコの物体から図
10(A)のニワトリの物体に変形させるようにモーフ
ィングを施すための過程が示される。図9(B)と
(C)、および図10(B)〜(D)はこれらの物体の
情報がキーフレーム情報記憶部310に格納された際の
物体テーブルBjを示す。
【0069】図11には、この発明の第2の実施の形態
における物体対応付けテーブルCの内容例が示される。
図12には、この発明の第2の実施の形態におけるリン
ク付けされる2つの物体のそれぞれを構成する複数の要
素物体について対応付けを行なう処理のフローチャート
が示される。図13には、この発明の第2の実施の形態
における物体対応付けテーブルCの他の内容例が示され
る。図14には、この発明の第2の実施の形態における
表示画面の1例が示される。
における物体対応付けテーブルCの内容例が示される。
図12には、この発明の第2の実施の形態におけるリン
ク付けされる2つの物体のそれぞれを構成する複数の要
素物体について対応付けを行なう処理のフローチャート
が示される。図13には、この発明の第2の実施の形態
における物体対応付けテーブルCの他の内容例が示され
る。図14には、この発明の第2の実施の形態における
表示画面の1例が示される。
【0070】図9(A)のヒヨコの物体は、「胴体の輪
郭」、「羽」、「目」、「くちばし」、「右脚」、「左
脚」、および「影」で示される複数の要素物体からな
る。ここでは、胴体の輪郭の要素物体と羽の要素物体に
ついての物体テーブルB5とB6のみが図9(B)と
(C)で示される。また、図10(A)のニワトリの物
体を構成する要素物体には、ヒヨコの物体と同じ種類の
要素物体に「トサカ」、「顔の模様」の2つの要素物体
が加えられる。このうち「胴体の輪郭」の要素物体、
「羽」の要素物体および「トサカ」の要素物体について
の物体テーブルB10〜B12が図10(B)〜(D)
に示される。
郭」、「羽」、「目」、「くちばし」、「右脚」、「左
脚」、および「影」で示される複数の要素物体からな
る。ここでは、胴体の輪郭の要素物体と羽の要素物体に
ついての物体テーブルB5とB6のみが図9(B)と
(C)で示される。また、図10(A)のニワトリの物
体を構成する要素物体には、ヒヨコの物体と同じ種類の
要素物体に「トサカ」、「顔の模様」の2つの要素物体
が加えられる。このうち「胴体の輪郭」の要素物体、
「羽」の要素物体および「トサカ」の要素物体について
の物体テーブルB10〜B12が図10(B)〜(D)
に示される。
【0071】物体対応付けテーブルCには、モーフィン
グが施される前の物体を構成する各要素物体と、モーフ
ィングが施された後の物体を構成する各要素物体との対
応付けを示す対応付け情報Ciが格納される。図11の
物体対応付けテーブルCには、図9(A)のヒヨコの物
体を構成する各要素物体を、図10(A)のニワトリの
物体を構成する各要素物体に対応付けるための対応付け
情報C1〜C4が格納される。なお、図11には、本実
施の形態による後述するモーフィングの操作が終了した
結果得られる物体対応付けテーブルCの状態が示され
る。対応付け情報C1〜C4のそれぞれは、対応付けら
れる要素物体の物体番号どうしの対応付けで示される。
グが施される前の物体を構成する各要素物体と、モーフ
ィングが施された後の物体を構成する各要素物体との対
応付けを示す対応付け情報Ciが格納される。図11の
物体対応付けテーブルCには、図9(A)のヒヨコの物
体を構成する各要素物体を、図10(A)のニワトリの
物体を構成する各要素物体に対応付けるための対応付け
情報C1〜C4が格納される。なお、図11には、本実
施の形態による後述するモーフィングの操作が終了した
結果得られる物体対応付けテーブルCの状態が示され
る。対応付け情報C1〜C4のそれぞれは、対応付けら
れる要素物体の物体番号どうしの対応付けで示される。
【0072】次に、図12のフローチャートに従い、本
実施の形態による処理を説明する。今、キーフレーム情
報記憶部310からモーフィングを施してリンク付けさ
れるべき2つの物体の情報に基づいて、図2の画面10
1と102にモーフィングが施される前後の物体がそれ
ぞれ表示されているとする。ここでは、画面101に表
示されている物体(ヒヨコの物体)を第1の物体とい
い、画面102に表示されている物体(ニワトリの物
体)を第2の物体と呼ぶ。
実施の形態による処理を説明する。今、キーフレーム情
報記憶部310からモーフィングを施してリンク付けさ
れるべき2つの物体の情報に基づいて、図2の画面10
1と102にモーフィングが施される前後の物体がそれ
ぞれ表示されているとする。ここでは、画面101に表
示されている物体(ヒヨコの物体)を第1の物体とい
い、画面102に表示されている物体(ニワトリの物
体)を第2の物体と呼ぶ。
【0073】まず、図12のステップ800で、アニメ
ーション編集者によりキーボード305を介して、要素
物体どうしの対応付けを開始するためのコマンドが入力
されると、ステップ801〜803で、以下の処理が行
なわれる。つまり、画面101の第1の物体を構成する
複数の要素物体のうち物体番号Pの一番小さい(若い)
ものが検出されて、画面101において点滅などされて
強調表示された後、画面102の第2の物体を構成する
複数の要素物体の中から第1の物体側で検出された要素
物体(強調表示された要素物体)に対応する要素物体が
指示されるのを待つ状態に移行する。
ーション編集者によりキーボード305を介して、要素
物体どうしの対応付けを開始するためのコマンドが入力
されると、ステップ801〜803で、以下の処理が行
なわれる。つまり、画面101の第1の物体を構成する
複数の要素物体のうち物体番号Pの一番小さい(若い)
ものが検出されて、画面101において点滅などされて
強調表示された後、画面102の第2の物体を構成する
複数の要素物体の中から第1の物体側で検出された要素
物体(強調表示された要素物体)に対応する要素物体が
指示されるのを待つ状態に移行する。
【0074】具体的には、今、第1の物体では、すなわ
ち図9(A)のヒヨコの物体では、物体番号Pが‘1’
であるものが一番小さいので、これに対応する胴体の輪
郭の要素物体が、画面101において強調表示されると
ともに、第2の物体、すなわち図10(A)のニワトリ
の物体の中の複数個の要素物体のうち、ヒヨコの胴体の
輪郭の要素物体に対応するものはいずれであるかが編集
者により選択されて指定される。
ち図9(A)のヒヨコの物体では、物体番号Pが‘1’
であるものが一番小さいので、これに対応する胴体の輪
郭の要素物体が、画面101において強調表示されると
ともに、第2の物体、すなわち図10(A)のニワトリ
の物体の中の複数個の要素物体のうち、ヒヨコの胴体の
輪郭の要素物体に対応するものはいずれであるかが編集
者により選択されて指定される。
【0075】ステップ804では、画面102の第2の
物体(ニワトリの物体)について、対応する要素物体の
選択操作が行なわれたこと、および選択しないことを意
図する操作を行なわれたことのいずれかが検出される。
ここで選択しないことを意図する操作とは、たとえば画
面102で物体が表示されている以外の領域部分を選択
する操作などである。要素物体の選択操作が行なわれた
場合には、ステップ805に移行する。そうでない場合
は、第2の物体(ニワトリの物体)には、第1の物体
(ヒヨコの物体)側で強調表示されている胴体の輪郭に
対応の要素物体に対応する要素物体は存在しないものと
判定されて、ステップ808に進む。
物体(ニワトリの物体)について、対応する要素物体の
選択操作が行なわれたこと、および選択しないことを意
図する操作を行なわれたことのいずれかが検出される。
ここで選択しないことを意図する操作とは、たとえば画
面102で物体が表示されている以外の領域部分を選択
する操作などである。要素物体の選択操作が行なわれた
場合には、ステップ805に移行する。そうでない場合
は、第2の物体(ニワトリの物体)には、第1の物体
(ヒヨコの物体)側で強調表示されている胴体の輪郭に
対応の要素物体に対応する要素物体は存在しないものと
判定されて、ステップ808に進む。
【0076】ステップ805では、ステップ804にお
いて第2の物体(ニワトリの物体)側で選択された要素
物体の物体番号Pと、第1の物体(ヒヨコの物体)にお
いて検出されて強調表示されている要素物体の物体番号
Pとが対応付けられて、物体対応付けテーブルCに対応
付け情報Ciとして格納される。
いて第2の物体(ニワトリの物体)側で選択された要素
物体の物体番号Pと、第1の物体(ヒヨコの物体)にお
いて検出されて強調表示されている要素物体の物体番号
Pとが対応付けられて、物体対応付けテーブルCに対応
付け情報Ciとして格納される。
【0077】図9(A)のヒヨコの物体において物体番
号Pが‘1’である要素物体は、図9(B)で示される
胴体の輪郭の要素物体であり、それに対応付けられた図
10(A)のニワトリの側の要素物体は図10(B)の
「胴体の輪郭」の要素物体であって、物体番号Pが‘2
1’である。このように対応付けられた物体番号Pが物
体対応付けテーブルCに格納されると、物体対応付けテ
ーブルCの内容は図13のようになる。
号Pが‘1’である要素物体は、図9(B)で示される
胴体の輪郭の要素物体であり、それに対応付けられた図
10(A)のニワトリの側の要素物体は図10(B)の
「胴体の輪郭」の要素物体であって、物体番号Pが‘2
1’である。このように対応付けられた物体番号Pが物
体対応付けテーブルCに格納されると、物体対応付けテ
ーブルCの内容は図13のようになる。
【0078】その後、ステップ806で補間物体が計算
により生成されて、すなわち対応する補間物体テーブル
SBjが生成されて、生成された補間物体テーブルSB
jはモーフィング情報記憶部311に格納される。この
詳細手順は、第1の実施の形態で説明されたものと同じ
である。
により生成されて、すなわち対応する補間物体テーブル
SBjが生成されて、生成された補間物体テーブルSB
jはモーフィング情報記憶部311に格納される。この
詳細手順は、第1の実施の形態で説明されたものと同じ
である。
【0079】その後、ステップ807で、補間物体テー
ブルSBjの内容に基づいて補間物体は画面103に表
示され、第2の物体(ニワトリ)は画面102に描画さ
れる。ここまでの処理で、画面は図14に示される状態
となる。その後、ステップ808で、第1の物体の中で
次に小さい物体番号Pの要素物体が存在するかどうか
が、物体テーブルBjの内容を調べて判定される。存在
する場合は、その物体番号Pが検出されて、ステップ8
02に戻り、同様の処理が繰返される。存在しない場合
は、ステップ809に進み、処理は終了する。
ブルSBjの内容に基づいて補間物体は画面103に表
示され、第2の物体(ニワトリ)は画面102に描画さ
れる。ここまでの処理で、画面は図14に示される状態
となる。その後、ステップ808で、第1の物体の中で
次に小さい物体番号Pの要素物体が存在するかどうか
が、物体テーブルBjの内容を調べて判定される。存在
する場合は、その物体番号Pが検出されて、ステップ8
02に戻り、同様の処理が繰返される。存在しない場合
は、ステップ809に進み、処理は終了する。
【0080】このような一連のオペレーションが終了す
ると、図11で示されるように、第1と第2の物体間で
各要素物体どうしがリンク付けされて、補間物体が画面
103に表示される。アニメーション編集者は、その
後、第1の実施の形態のように画面操作しながらモーフ
ィング効果を調整することができる。また所望のモーフ
ィング効果が得られたならば、リンク付け操作は終了す
る。この際に、モーフィング情報記憶部311に格納さ
れている物体対応付けテーブルCの情報(図11参照)
に従って物体テーブルBjにおいて、対応付けられた2
つの物体番号Pを同一の値とするように書換処理するこ
とによって、要素物体どうしのリンク付けは完了する。
ると、図11で示されるように、第1と第2の物体間で
各要素物体どうしがリンク付けされて、補間物体が画面
103に表示される。アニメーション編集者は、その
後、第1の実施の形態のように画面操作しながらモーフ
ィング効果を調整することができる。また所望のモーフ
ィング効果が得られたならば、リンク付け操作は終了す
る。この際に、モーフィング情報記憶部311に格納さ
れている物体対応付けテーブルCの情報(図11参照)
に従って物体テーブルBjにおいて、対応付けられた2
つの物体番号Pを同一の値とするように書換処理するこ
とによって、要素物体どうしのリンク付けは完了する。
【0081】上述したように、本実施の形態によれば、
2つの物体間で、複数の要素物体どうしを確実に、簡単
にリンク付けることができる。それゆえに、複数の要素
物体からなる物体であっても、より簡単にモーフィング
効果を与えることができる。
2つの物体間で、複数の要素物体どうしを確実に、簡単
にリンク付けることができる。それゆえに、複数の要素
物体からなる物体であっても、より簡単にモーフィング
効果を与えることができる。
【0082】(第3の実施の形態)次に、この発明の第
3の実施の形態について説明する。本実施の形態では、
図1の装置は、アニメーションの作成・編集時にモーフ
ィングが施される前後の物体のそれぞれを構成する複数
の要素物体のうち、対応する要素物体が一方の物体に存
在しない場合には、他方の物体に該要素物体を隠す、ま
たは他方の物体から該要素物体が出現するようなモーフ
ィング効果を自動的に付与する機能を有する。ここで
は、それぞれが複数の要素物体からなる2つの物体につ
いて、ある要素物体が一方の物体にはあるが他方の物体
にない場合に、モーフィングの設定のための操作手順を
説明する。
3の実施の形態について説明する。本実施の形態では、
図1の装置は、アニメーションの作成・編集時にモーフ
ィングが施される前後の物体のそれぞれを構成する複数
の要素物体のうち、対応する要素物体が一方の物体に存
在しない場合には、他方の物体に該要素物体を隠す、ま
たは他方の物体から該要素物体が出現するようなモーフ
ィング効果を自動的に付与する機能を有する。ここで
は、それぞれが複数の要素物体からなる2つの物体につ
いて、ある要素物体が一方の物体にはあるが他方の物体
にない場合に、モーフィングの設定のための操作手順を
説明する。
【0083】図15には、この実施の形態による重ね順
テーブルDの内容例が示される。重ね順テーブルDはキ
ーフレーム情報記憶部310において各キーフレームご
とに1つずつ保持される。重ね順テーブルDには、対応
するキーフレームに呈示される1つ以上の物体の要素物
体のそれぞれについて、再生時に呈示される順番(以
下、重ね順と呼ぶ)を示す情報が格納される。詳細に
は、重ね順テーブルDには、図15に示されるように、
複数の重ね順番号D1と、重ね順番号D1のそれぞれに
対応して、呈示される物体(要素物体を含む)を特定す
るための物体番号D2とが記憶される。
テーブルDの内容例が示される。重ね順テーブルDはキ
ーフレーム情報記憶部310において各キーフレームご
とに1つずつ保持される。重ね順テーブルDには、対応
するキーフレームに呈示される1つ以上の物体の要素物
体のそれぞれについて、再生時に呈示される順番(以
下、重ね順と呼ぶ)を示す情報が格納される。詳細に
は、重ね順テーブルDには、図15に示されるように、
複数の重ね順番号D1と、重ね順番号D1のそれぞれに
対応して、呈示される物体(要素物体を含む)を特定す
るための物体番号D2とが記憶される。
【0084】たとえば、1つのキーフレーム内にニワト
リの物体とヒヨコの物体が呈示される場合、ニワトリの
トサカ→ヒヨコの脚→ニワトリの胴体の輪郭などと、い
わゆる入れ子状態の重ね順で呈示されることになるか
ら、ニワトリとヒヨコの物体のそれぞれについて重ね順
テーブルDを持つことはできない。このように、重ね順
テーブルDの内容は、対応するキーフレーム内のすべて
の物体(要素物体を含む)について、同一フレームにお
ける一意な呈示の順番を与えるものである。したがっ
て、重ね順テーブルDにおいては、重ね順番号D1の値
が小さい(若い)ほど、呈示の順番がより遅い、すなわ
ち、より画面の前面に呈示されることを意味する。図1
5の重ね順テーブルDは、図9(A)〜(C)の物体
(ヒヨコ)が呈示されるキーフレームに対応するもので
ある。
リの物体とヒヨコの物体が呈示される場合、ニワトリの
トサカ→ヒヨコの脚→ニワトリの胴体の輪郭などと、い
わゆる入れ子状態の重ね順で呈示されることになるか
ら、ニワトリとヒヨコの物体のそれぞれについて重ね順
テーブルDを持つことはできない。このように、重ね順
テーブルDの内容は、対応するキーフレーム内のすべて
の物体(要素物体を含む)について、同一フレームにお
ける一意な呈示の順番を与えるものである。したがっ
て、重ね順テーブルDにおいては、重ね順番号D1の値
が小さい(若い)ほど、呈示の順番がより遅い、すなわ
ち、より画面の前面に呈示されることを意味する。図1
5の重ね順テーブルDは、図9(A)〜(C)の物体
(ヒヨコ)が呈示されるキーフレームに対応するもので
ある。
【0085】本実施の形態における処理は、第2の実施
の形態の図12のステップ804において、対応する要
素物体が存在しないために、物体の選択操作がなされな
い場合に実行される処理に相当するので、ここでは、図
12のステップ804でNOである場合の、ステップ8
08までの間に実行される処理のみが説明される。図1
6には、この発明の第3の実施の形態に係る処理を説明
するためのフローチャートが示される。図17(A)と
(B)には、この発明の第3の実施の形態に適用される
トサカの物体テーブルと、重ね順テーブルDの1例が示
される。図16のフローチャートに基づいて、処理を以
下に説明する。
の形態の図12のステップ804において、対応する要
素物体が存在しないために、物体の選択操作がなされな
い場合に実行される処理に相当するので、ここでは、図
12のステップ804でNOである場合の、ステップ8
08までの間に実行される処理のみが説明される。図1
6には、この発明の第3の実施の形態に係る処理を説明
するためのフローチャートが示される。図17(A)と
(B)には、この発明の第3の実施の形態に適用される
トサカの物体テーブルと、重ね順テーブルDの1例が示
される。図16のフローチャートに基づいて、処理を以
下に説明する。
【0086】図12のステップ804で要素物体の選択
操作がされなかった場合、図16のステップ901に進
む。ステップ901では、第1の物体中で検出されて強
調表示されている要素物体が、第2の物体に要素物体と
して追加される。具体的には、第1の物体で検出された
要素物体のテーブルBjの内容と同じ内容の物体テーブ
ルBjが、第2の物体が呈示されるキーフレーム情報K
Fiに格納される。たとえば、今、図9(A)のヒヨコ
の物体には、図10(A)のニワトリのトサカの要素物
体に対応する要素物体は、存在しないので、図9(A)
のヒヨコが呈示されるキーフレームの情報KFiにおい
て、トサカに対応の物体テーブルBjが追加して格納さ
れる。
操作がされなかった場合、図16のステップ901に進
む。ステップ901では、第1の物体中で検出されて強
調表示されている要素物体が、第2の物体に要素物体と
して追加される。具体的には、第1の物体で検出された
要素物体のテーブルBjの内容と同じ内容の物体テーブ
ルBjが、第2の物体が呈示されるキーフレーム情報K
Fiに格納される。たとえば、今、図9(A)のヒヨコ
の物体には、図10(A)のニワトリのトサカの要素物
体に対応する要素物体は、存在しないので、図9(A)
のヒヨコが呈示されるキーフレームの情報KFiにおい
て、トサカに対応の物体テーブルBjが追加して格納さ
れる。
【0087】その後、ステップ902で、もう一度、画
面102において、要素物体の選択待ち状態に移行す
る。編集者が、画面102において、要素物体を選択す
ると、ステップ903では、選択された要素物体の最初
の制御点50、すなわち制御点番号N1に対応する座標
(X1,Y1)が検出される。ステップ904において
は、ステップ902で選択された要素物体のすべての制
御点50の座標(Xi,Yi)が、ステップ903で検
出された座標に一致するよう処理される。ステップ90
5では、この物体が、ステップ902で選択された物体
の下に呈示されるように、すなわちこの物体の重ね順番
号D1がステップ902で選択された物体のそれよりも
大きくなるよう設定される。
面102において、要素物体の選択待ち状態に移行す
る。編集者が、画面102において、要素物体を選択す
ると、ステップ903では、選択された要素物体の最初
の制御点50、すなわち制御点番号N1に対応する座標
(X1,Y1)が検出される。ステップ904において
は、ステップ902で選択された要素物体のすべての制
御点50の座標(Xi,Yi)が、ステップ903で検
出された座標に一致するよう処理される。ステップ90
5では、この物体が、ステップ902で選択された物体
の下に呈示されるように、すなわちこの物体の重ね順番
号D1がステップ902で選択された物体のそれよりも
大きくなるよう設定される。
【0088】具体的には、図9(A)のヒヨコでは、
“トサカ”がヒヨコの頭から生えたようにモーフィング
効果を持たせたいので、ステップ902では、ヒヨコの
物体において“トサカ”の要素物体が隠されるべき
“胴体の輪郭”の要素物体が選択される。すると、ヒヨ
コの物体に対応する“トサカ”の要素物体の物体テーブ
ルBj(ステップ901において追加された物体テーブ
ルBj)においては、すべての制御点情報Riの座標
(Xi,Yi)は、“胴体の輪郭”の要素物体の1番目
の制御点情報R1の座標成分を用いて(Xi=x11
1,Yi=y111)と変更される。また、“トサカ”
は“胴体の輪郭”の下で呈示されるようにすべきである
から、対応する重ね順テーブルDの内容も変更される。
“トサカ”がヒヨコの頭から生えたようにモーフィング
効果を持たせたいので、ステップ902では、ヒヨコの
物体において“トサカ”の要素物体が隠されるべき
“胴体の輪郭”の要素物体が選択される。すると、ヒヨ
コの物体に対応する“トサカ”の要素物体の物体テーブ
ルBj(ステップ901において追加された物体テーブ
ルBj)においては、すべての制御点情報Riの座標
(Xi,Yi)は、“胴体の輪郭”の要素物体の1番目
の制御点情報R1の座標成分を用いて(Xi=x11
1,Yi=y111)と変更される。また、“トサカ”
は“胴体の輪郭”の下で呈示されるようにすべきである
から、対応する重ね順テーブルDの内容も変更される。
【0089】その結果、対応のキーフレーム情報KFi
には、図9(A)のヒヨコを構成する複数の要素物体の
物体テーブルBjに、図17(A)に示されるような、
“トサカ”に対応の物体テーブルB7が追加される。図
示されるように、物体テーブルB7の物体番号Pの値
(=25)は、図10(D)のニワトリの“トサカ”の
物体テーブルB12の物体番号P(=25)に一致し
て、相互にリンク付けされていることがわかる。また、
対応のキーフレーム情報KFiの重ね順テーブルDで
は、図17(B)に示されるように、“トサカ”の要素
物体は、“胴体の輪郭”の要素物体の下で呈示されるよ
うに、重ね順番号D1が割当てられていることがわか
る。したがって、図17(A)と(B)の内容に従って
ヒヨコが呈示される場合には、“トサカ”は呈示されな
い、つまり隠されることになる。
には、図9(A)のヒヨコを構成する複数の要素物体の
物体テーブルBjに、図17(A)に示されるような、
“トサカ”に対応の物体テーブルB7が追加される。図
示されるように、物体テーブルB7の物体番号Pの値
(=25)は、図10(D)のニワトリの“トサカ”の
物体テーブルB12の物体番号P(=25)に一致し
て、相互にリンク付けされていることがわかる。また、
対応のキーフレーム情報KFiの重ね順テーブルDで
は、図17(B)に示されるように、“トサカ”の要素
物体は、“胴体の輪郭”の要素物体の下で呈示されるよ
うに、重ね順番号D1が割当てられていることがわか
る。したがって、図17(A)と(B)の内容に従って
ヒヨコが呈示される場合には、“トサカ”は呈示されな
い、つまり隠されることになる。
【0090】ステップ906では、補間物体113が算
出されて、ステップ907で、画面103に描画され
る。その後、ステップ808に移行する。
出されて、ステップ907で、画面103に描画され
る。その後、ステップ808に移行する。
【0091】図18には、図16の処理フローチャート
に従う画面表示例が示される。図示されるように、補間
物体113においては“胴体の輪郭”の要素物体の最初
の制御点50から、“トサカ”が生えてくるようなモー
フィング効果を得ることができる。
に従う画面表示例が示される。図示されるように、補間
物体113においては“胴体の輪郭”の要素物体の最初
の制御点50から、“トサカ”が生えてくるようなモー
フィング効果を得ることができる。
【0092】このようなオペレーションを経ることによ
り、モーフィングが施される前後の物体(リンク付けさ
れていない2つの物体)において、1方の物体には存在
する要素物体が、他方の物体には対応する要素物体が存
在しない場合であっても、図2のように、好ましいモー
フィング効果を呈示する補間物体113を画面103に
表示できる。また、アニメーション編集者は、その後、
第1の実施の形態のように操作して、モーフィング効果
の具合を調整できる。
り、モーフィングが施される前後の物体(リンク付けさ
れていない2つの物体)において、1方の物体には存在
する要素物体が、他方の物体には対応する要素物体が存
在しない場合であっても、図2のように、好ましいモー
フィング効果を呈示する補間物体113を画面103に
表示できる。また、アニメーション編集者は、その後、
第1の実施の形態のように操作して、モーフィング効果
の具合を調整できる。
【0093】本実施の形態によれば、リンク付けされて
いない2つの物体における各要素物体をリンク付けする
際に、ある要素物体が一方の物体には存在するが他方の
物体には存在しない場合であっても、該要素物体を他方
の物体に隠すようにして呈示するモーフィング効果が付
与されるから、より簡単に適切なモーフィング効果を得
ることができる。
いない2つの物体における各要素物体をリンク付けする
際に、ある要素物体が一方の物体には存在するが他方の
物体には存在しない場合であっても、該要素物体を他方
の物体に隠すようにして呈示するモーフィング効果が付
与されるから、より簡単に適切なモーフィング効果を得
ることができる。
【0094】(第4の実施の形態)次に、この発明の第
4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態で
は、図1の装置は、アニメーションの作成・編集が行な
われる場合に、リンク付けされるべき2つの物体間で対
応する要素物体が存在しない場合に、該要素物体を複写
して変形させる機能を有する。ここでもまた、第3の実
施の形態と同様にして、それぞれが複数の要素物体から
なる2つの物体についてリンク付けする場合に、対応す
る要素物体がない場合のモーフィングの設定操作手順に
ついて説明する。
4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態で
は、図1の装置は、アニメーションの作成・編集が行な
われる場合に、リンク付けされるべき2つの物体間で対
応する要素物体が存在しない場合に、該要素物体を複写
して変形させる機能を有する。ここでもまた、第3の実
施の形態と同様にして、それぞれが複数の要素物体から
なる2つの物体についてリンク付けする場合に、対応す
る要素物体がない場合のモーフィングの設定操作手順に
ついて説明する。
【0095】ここでは、第3の実施の形態と同様に、図
12のステップ804でNOであった場合の、ステップ
808の間に挟まれる部分で実行される処理のみが説明
される。図19には、この発明の第4の実施の形態にお
ける処理を説明するためのフローチャートが示される。
12のステップ804でNOであった場合の、ステップ
808の間に挟まれる部分で実行される処理のみが説明
される。図19には、この発明の第4の実施の形態にお
ける処理を説明するためのフローチャートが示される。
【0096】図12のステップ804で対応する要素物
体が存在せずに、物体の選択操作が行なわれなかった場
合、処理は図19のステップ1001に移行する。ステ
ップ1001および1002では、第1の物体中で検出
されて強調表示されている要素物体が、第2の物体を呈
示するキーフレームに追加(複写)されて、画面102
に描画される。ステップ1003では補間物体が算出さ
れて、ステップ1004で画面103に描画される。
体が存在せずに、物体の選択操作が行なわれなかった場
合、処理は図19のステップ1001に移行する。ステ
ップ1001および1002では、第1の物体中で検出
されて強調表示されている要素物体が、第2の物体を呈
示するキーフレームに追加(複写)されて、画面102
に描画される。ステップ1003では補間物体が算出さ
れて、ステップ1004で画面103に描画される。
【0097】具体的には、今、図10(A)のニワトリ
の“トサカ”に対応する要素物体は、図9(A)のヒヨ
コの物体中には存在しないので、図9(A)のヒヨコが
呈示されるキーフレームに、図10(A)“トサカ”の
物体テーブルB12の内容が複写されて、これに基づい
て“トサカ”に対応の要素物体が画面101に呈示され
て、画面103に補間物体が描画される。
の“トサカ”に対応する要素物体は、図9(A)のヒヨ
コの物体中には存在しないので、図9(A)のヒヨコが
呈示されるキーフレームに、図10(A)“トサカ”の
物体テーブルB12の内容が複写されて、これに基づい
て“トサカ”に対応の要素物体が画面101に呈示され
て、画面103に補間物体が描画される。
【0098】図20(A)と(B)には、図9(A)の
ヒヨコが呈示されるキーフレームのキーフレーム情報K
Fiに追加(複写)された“トサカ”に対応の物体テー
ブルB7と、その場合の重ね順テーブルDが示される。
図20(A)の物体テーブルB7の内容は、図10
(A)のニワトリの“トサカ”のそれに一致しているこ
とがわかる。
ヒヨコが呈示されるキーフレームのキーフレーム情報K
Fiに追加(複写)された“トサカ”に対応の物体テー
ブルB7と、その場合の重ね順テーブルDが示される。
図20(A)の物体テーブルB7の内容は、図10
(A)のニワトリの“トサカ”のそれに一致しているこ
とがわかる。
【0099】図21には、図19のフローチャートに従
って表示される画面例が示される。図21では、追加さ
れた要素物体(“トサカ”)が、画面101と103に
表示されていることがわかる。
って表示される画面例が示される。図21では、追加さ
れた要素物体(“トサカ”)が、画面101と103に
表示されていることがわかる。
【0100】その後、ステップ1005で、第1の物体
の変形操作が、第1の実施の形態に従って行なわれて、
操作による物体の変形の状態を確認しながら、所望のモ
ーフィング効果を得ることができる。図21において
は、画面101の“トサカ”を、制御点50のオペレー
ションにより、移動したり、変形したり操作することに
よって、所望のモーフィング効果が得られる。
の変形操作が、第1の実施の形態に従って行なわれて、
操作による物体の変形の状態を確認しながら、所望のモ
ーフィング効果を得ることができる。図21において
は、画面101の“トサカ”を、制御点50のオペレー
ションにより、移動したり、変形したり操作することに
よって、所望のモーフィング効果が得られる。
【0101】このようなオペレーションを経て、モーフ
ィングが施される前後の物体において、対応する要素物
体がない場合であっても、図2に示されるような、好ま
しいモーフィング効果を有する補間物体を呈示すること
ができる。アニメーション編集者は、その後、第1の実
施の形態に従う手順でモーフィング効果の具合を調整す
ることができる。
ィングが施される前後の物体において、対応する要素物
体がない場合であっても、図2に示されるような、好ま
しいモーフィング効果を有する補間物体を呈示すること
ができる。アニメーション編集者は、その後、第1の実
施の形態に従う手順でモーフィング効果の具合を調整す
ることができる。
【0102】このように、2つの物体をリンク付けする
際に、要素物体どうしでリンク付けする場合には、対応
する要素物体がいずれか一方の物体に存在しない場合で
あっても、編集者は、存在しない要素物体に、所望する
ようなモーフィングを施すことができて、簡単に適切な
モーフィング効果を与えることができる。
際に、要素物体どうしでリンク付けする場合には、対応
する要素物体がいずれか一方の物体に存在しない場合で
あっても、編集者は、存在しない要素物体に、所望する
ようなモーフィングを施すことができて、簡単に適切な
モーフィング効果を与えることができる。
【0103】(第5の実施の形態)次に、第5の実施の
形態について説明する。本実施の形態5では、図1の装
置は、アニメーションの作成・編集時に、リンク付けの
ための対応する要素物体が存在しない場合には、対応す
る要素物体をリンク付けするために適用されるモーフィ
ング効果を選択するための機能を有する。本実施の形態
では、それぞれが複数の要素物体からなる2つの物体に
対し、対応する要素物体が存在しない場合に、モーフィ
ング効果を選択するための操作手順が示される。
形態について説明する。本実施の形態5では、図1の装
置は、アニメーションの作成・編集時に、リンク付けの
ための対応する要素物体が存在しない場合には、対応す
る要素物体をリンク付けするために適用されるモーフィ
ング効果を選択するための機能を有する。本実施の形態
では、それぞれが複数の要素物体からなる2つの物体に
対し、対応する要素物体が存在しない場合に、モーフィ
ング効果を選択するための操作手順が示される。
【0104】第4の実施の形態と同様に、図12のステ
ップ804でNOである場合の、すなわち対応する要素
物体が存在しないので、選択操作が行なわれなかった場
合の、ステップ808の間に挟まれる処理の部分のみが
説明される。図22の、第5の実施の形態による処理の
フローチャートを参照して、処理を説明する。
ップ804でNOである場合の、すなわち対応する要素
物体が存在しないので、選択操作が行なわれなかった場
合の、ステップ808の間に挟まれる処理の部分のみが
説明される。図22の、第5の実施の形態による処理の
フローチャートを参照して、処理を説明する。
【0105】図12のステップ804で対応する要素物
体の選択操作がされなかった場合、図22のステップ1
101に移行する。ステップ1101では、モーフィン
グ効果を選択するための画面がディスプレイ部302に
表示される。図23には、この発明の第5の実施の形態
によるモーフィング効果選択のための表示画面例が示さ
れる。ここでは、座標入力部304またはキーボード3
05の操作により選択されるモーフィング効果のメニュ
ー画面がダイアログボックスで示される。ステップ11
02では、編集者により選択されたモーフィング効果
が、図23のダイアログボックスの“透明にする”の場
合は、ステップ1110に移行し、“他の物体に隠す”
の場合は、ステップ1120に移行し、“変形操作を行
なう”の場合はステップ1130に移行する。
体の選択操作がされなかった場合、図22のステップ1
101に移行する。ステップ1101では、モーフィン
グ効果を選択するための画面がディスプレイ部302に
表示される。図23には、この発明の第5の実施の形態
によるモーフィング効果選択のための表示画面例が示さ
れる。ここでは、座標入力部304またはキーボード3
05の操作により選択されるモーフィング効果のメニュ
ー画面がダイアログボックスで示される。ステップ11
02では、編集者により選択されたモーフィング効果
が、図23のダイアログボックスの“透明にする”の場
合は、ステップ1110に移行し、“他の物体に隠す”
の場合は、ステップ1120に移行し、“変形操作を行
なう”の場合はステップ1130に移行する。
【0106】ステップ1110では、対応する要素物体
が存在しない物体に対して要素物体が追加される。すな
わち、追加される要素物体に対応の新たな物体テーブル
Bjが、当該キーフレームのキーフレーム情報KFiに
追加されて、ステップ1111では、追加された要素物
体の表示色の透明度は0に設定される。つまり、追加さ
れた物体テーブルBjにおける色情報QのRGB=
(r,g,b,α)は、3原色の情報を示すRGB値
r,g,bと透明度を表わす値αとからなっているか
ら、値αを0と設定して、透明度は0となる。このよう
に透明度が0である追加された要素物体は、該キーフレ
ームの再生時においては透明にして描画される。この
後、ステップ1112に移行して、補間物体が算出され
て、ステップ1113で画面103に描画される。
が存在しない物体に対して要素物体が追加される。すな
わち、追加される要素物体に対応の新たな物体テーブル
Bjが、当該キーフレームのキーフレーム情報KFiに
追加されて、ステップ1111では、追加された要素物
体の表示色の透明度は0に設定される。つまり、追加さ
れた物体テーブルBjにおける色情報QのRGB=
(r,g,b,α)は、3原色の情報を示すRGB値
r,g,bと透明度を表わす値αとからなっているか
ら、値αを0と設定して、透明度は0となる。このよう
に透明度が0である追加された要素物体は、該キーフレ
ームの再生時においては透明にして描画される。この
後、ステップ1112に移行して、補間物体が算出され
て、ステップ1113で画面103に描画される。
【0107】ステップ1120では、第3の実施の形態
の操作と同様な処理が行なわれる。つまり、対応する要
素物体を隠すための要素物体が選択されて、対応する要
素物体が、隠されるように変形処理が実行された後、ス
テップ808に進む。
の操作と同様な処理が行なわれる。つまり、対応する要
素物体を隠すための要素物体が選択されて、対応する要
素物体が、隠されるように変形処理が実行された後、ス
テップ808に進む。
【0108】ステップ1130では、第4の実施の形態
の操作と同様な処理が行なわれる。つまり、対応する要
素物体が複写されて、変形操作が行なわれた後、ステッ
プ808に移行する。
の操作と同様な処理が行なわれる。つまり、対応する要
素物体が複写されて、変形操作が行なわれた後、ステッ
プ808に移行する。
【0109】このようなオペレーションを経て、2つの
物体どうしのリンク付けの際に、対応する要素物体が存
在しない場合であっても、図2に示されるように、好ま
しいモーフィング効果が得られて、そのような効果を有
した補間物体が画面103に表示される。アニメーショ
ン編集者は、その後、第1の実施の形態で示された操作
を行なうことにより、モーフィング効果の具合を調整で
きる。
物体どうしのリンク付けの際に、対応する要素物体が存
在しない場合であっても、図2に示されるように、好ま
しいモーフィング効果が得られて、そのような効果を有
した補間物体が画面103に表示される。アニメーショ
ン編集者は、その後、第1の実施の形態で示された操作
を行なうことにより、モーフィング効果の具合を調整で
きる。
【0110】この実施の形態では、モーフィング効果の
選択肢として“透明にする”、“他の要素物体に隠
す”、“変形操作を行なう”の3つを挙げたが、これら
に限定されない。
選択肢として“透明にする”、“他の要素物体に隠
す”、“変形操作を行なう”の3つを挙げたが、これら
に限定されない。
【0111】以上のように本実施の形態によれば、2つ
の物体をリンク付けする際に、一方の物体には存在する
が、他方の物体には存在しないような要素物体について
は、該要素物体にどのようなモーフィングを施すかを編
集者が選択できるから、より簡単に適切なモーフィング
効果を与えることができる。
の物体をリンク付けする際に、一方の物体には存在する
が、他方の物体には存在しないような要素物体について
は、該要素物体にどのようなモーフィングを施すかを編
集者が選択できるから、より簡単に適切なモーフィング
効果を与えることができる。
【0112】(第6の実施の形態)以上説明したアニメ
ーションの作成・編集のための図1の装置は、アニメー
ションの作成・編集の処理を機能させるためのプログラ
ムで実現される。このプログラムはコンピュータで読取
可能な記録媒体に格納されている。上述した各実施の形
態では、この記録媒体として、図1に示されている装置
で処理が行なわれるために必要な図示していないメモ
リ、たとえばROMのようなものそのものであってもよ
い。また、図示していないが外部記憶装置としてプログ
ラム読取装置が設けられ、そこに該記録媒体が挿入され
ることで、読取可能状態とされるようなものであっても
よい。いずれの場合においても、該記録媒体に格納され
るプログラムは、CPU303によりアクセスされてて
実行されるようにしてもよいし、あるいはいずれの場合
においても、CPU30により、プログラムは読出され
て図1の装置の所望のプログラム記憶エリア、たとえば
メモリ307の所定エリアにロードされて、その後、実
行されるようにしてもよい。なお、このロード用のプロ
グラムは、予め本体装置に格納されているものとする。
ーションの作成・編集のための図1の装置は、アニメー
ションの作成・編集の処理を機能させるためのプログラ
ムで実現される。このプログラムはコンピュータで読取
可能な記録媒体に格納されている。上述した各実施の形
態では、この記録媒体として、図1に示されている装置
で処理が行なわれるために必要な図示していないメモ
リ、たとえばROMのようなものそのものであってもよ
い。また、図示していないが外部記憶装置としてプログ
ラム読取装置が設けられ、そこに該記録媒体が挿入され
ることで、読取可能状態とされるようなものであっても
よい。いずれの場合においても、該記録媒体に格納され
るプログラムは、CPU303によりアクセスされてて
実行されるようにしてもよいし、あるいはいずれの場合
においても、CPU30により、プログラムは読出され
て図1の装置の所望のプログラム記憶エリア、たとえば
メモリ307の所定エリアにロードされて、その後、実
行されるようにしてもよい。なお、このロード用のプロ
グラムは、予め本体装置に格納されているものとする。
【0113】ここで前述した記録媒体は、図1の装置本
体と分離可能に構成されて、たとえば、プログラムを固
定的に担持する媒体であってもよい。具体的には、磁気
テープやカセットテープなどのテープ系の記録媒体、フ
レキシブルディスクやハードディスクなどの磁気ディス
クやCD−ROM/MO/MD/DVDなどの光ディス
クのディスク系の記録媒体、ICカード(メモリカード
を含む)/光カードなどのカード系の記録媒体、あるい
はマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシ
ュROMなどの半導体メモリの記録媒体などである。
体と分離可能に構成されて、たとえば、プログラムを固
定的に担持する媒体であってもよい。具体的には、磁気
テープやカセットテープなどのテープ系の記録媒体、フ
レキシブルディスクやハードディスクなどの磁気ディス
クやCD−ROM/MO/MD/DVDなどの光ディス
クのディスク系の記録媒体、ICカード(メモリカード
を含む)/光カードなどのカード系の記録媒体、あるい
はマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシ
ュROMなどの半導体メモリの記録媒体などである。
【0114】また、図1の装置では、インターネットを
含む通信のためのネットワーク309と接続可能な構成
が採用されて、プログラムはネットワーク309から装
置内のメモリにダウンロード可能であるから、記録媒体
は、流動的にプログラムを担持する媒体であってもよ
い。なお、ネットワーク309からプログラムがダウン
ロードされる場合には、ダウンロード用のプログラムは
予め装置の本体に格納されるようにしてもよく、あるい
は別の記録媒体から予めインストールされるようにして
もよい。
含む通信のためのネットワーク309と接続可能な構成
が採用されて、プログラムはネットワーク309から装
置内のメモリにダウンロード可能であるから、記録媒体
は、流動的にプログラムを担持する媒体であってもよ
い。なお、ネットワーク309からプログラムがダウン
ロードされる場合には、ダウンロード用のプログラムは
予め装置の本体に格納されるようにしてもよく、あるい
は別の記録媒体から予めインストールされるようにして
もよい。
【0115】なお、記録媒体に格納されている内容とし
ては、プログラムに限定されず、データであってもよ
い。
ては、プログラムに限定されず、データであってもよ
い。
【0116】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0117】
【発明の効果】この発明に係るアニメーション作成装
置、方法および記録媒体に記録されたアニメーション作
成プログラムによれば、2つの任意フレームに呈示され
る物体をリンク付けする際に、それらが呈示される任意
フレームを表示部に表示するとともに補間フレームも該
表示部に表示しながら、補間フレームに呈示される補間
物体を変形させながら、この変形の内容に従い任意フレ
ームの物体を変形させることができる。したがって、物
体および補間物体の間で、連係して施される変形の程度
・内容を表示部で確認しながら、変形の内容を調整でき
て、より簡単に、所望のモーフィング効果を奏するアニ
メーションデータを作成できる。
置、方法および記録媒体に記録されたアニメーション作
成プログラムによれば、2つの任意フレームに呈示され
る物体をリンク付けする際に、それらが呈示される任意
フレームを表示部に表示するとともに補間フレームも該
表示部に表示しながら、補間フレームに呈示される補間
物体を変形させながら、この変形の内容に従い任意フレ
ームの物体を変形させることができる。したがって、物
体および補間物体の間で、連係して施される変形の程度
・内容を表示部で確認しながら、変形の内容を調整でき
て、より簡単に、所望のモーフィング効果を奏するアニ
メーションデータを作成できる。
【図1】 この発明の各実施の形態に適用されるアニメ
ーション処理装置のブロック構成図である。
ーション処理装置のブロック構成図である。
【図2】 この発明の各実施の形態においてリンク付け
されるべき2つの物体と補間物体とを編集するために表
示される操作画面の一例を示す図である。
されるべき2つの物体と補間物体とを編集するために表
示される操作画面の一例を示す図である。
【図3】 (A)と(B)は、この発明の第1の実施の
形態においてリンク付けされる一方の物体のイメージ
と、対応する物体テーブルの内容を示す図である。
形態においてリンク付けされる一方の物体のイメージ
と、対応する物体テーブルの内容を示す図である。
【図4】 この発明の第1の実施の形態においてリンク
付けされる他方の物体のイメージと、対応する物体テー
ブルの内容を示す図である。
付けされる他方の物体のイメージと、対応する物体テー
ブルの内容を示す図である。
【図5】 この発明の第1の実施の形態において補間物
体を編集しながら2つの物体のリンク付けを行なうため
の処理のフローチャートである。
体を編集しながら2つの物体のリンク付けを行なうため
の処理のフローチャートである。
【図6】 この発明の第1の実施の形態に適用される補
間物体テーブルSBjの一例を示す図である。
間物体テーブルSBjの一例を示す図である。
【図7】 この発明の第1の実施の形態におけるリンク
付けが施される前後の表示画面例を示す図である。
付けが施される前後の表示画面例を示す図である。
【図8】 この発明の第1の実施の形態におけるリンク
付けが施される前後の表示画面例を示す図である。
付けが施される前後の表示画面例を示す図である。
【図9】 (A)〜(C)は、この発明の第2の実施の
形態による一方の物体のイメージと、対応する物体テー
ブルとを説明する図である。
形態による一方の物体のイメージと、対応する物体テー
ブルとを説明する図である。
【図10】 (A)〜(D)は、この発明の第2の実施
の形態による他方の物体のイメージと、物体テーブルと
を説明する図である。
の形態による他方の物体のイメージと、物体テーブルと
を説明する図である。
【図11】 この発明の第2の実施の形態における物体
対応付けテーブルの内容例を示す図である。
対応付けテーブルの内容例を示す図である。
【図12】 この発明の第2の実施の形態におけるリン
ク付けされる2つの物体のそれぞれを構成する複数の要
素物体について対応付けを行なう処理のフローチャート
である。
ク付けされる2つの物体のそれぞれを構成する複数の要
素物体について対応付けを行なう処理のフローチャート
である。
【図13】 この発明の第2の実施の形態における物体
対応付けテーブルCの他の内容例を示す図である。
対応付けテーブルCの他の内容例を示す図である。
【図14】 この発明の第2の実施の形態における表示
画面の1例を示す図である。
画面の1例を示す図である。
【図15】 この発明の第3の実施の形態による重ね順
テーブルDの内容例を示す図である。
テーブルDの内容例を示す図である。
【図16】 この発明の第3の実施の形態に係る処理を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図17】 (A)と(B)は、この発明の第3の実施
の形態に適用されるトサカの物体テーブルと、重ね順テ
ーブルDの1例を示す図である。
の形態に適用されるトサカの物体テーブルと、重ね順テ
ーブルDの1例を示す図である。
【図18】 図16の処理フローチャートに従う画面表
示例を示す図である。
示例を示す図である。
【図19】 この発明の第4の実施の形態による処理を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図20】 (A)と(B)は、図9(A)のヒヨコが
呈示されるキーフレームのキーフレーム情報に追加され
るトサカの物体テーブルと、その場合の重ね順テーブル
とを示す図である。
呈示されるキーフレームのキーフレーム情報に追加され
るトサカの物体テーブルと、その場合の重ね順テーブル
とを示す図である。
【図21】 図19のフローチャートに従って表示され
る画面例を示す図である。
る画面例を示す図である。
【図22】 この発明の第5の実施の形態による処理の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図23】 この発明の第5の実施の形態によるモーフ
ィング効果を選択するための表示画面例を示す図であ
る。
ィング効果を選択するための表示画面例を示す図であ
る。
【図24】 (A)〜(D)は、物体に対してモーフィ
ングを施した場合の従来例を示す図である。
ングを施した場合の従来例を示す図である。
50 制御点、101,102,103 画面、104
スクロールバー、105,106 優先物体決定ボタ
ン、41,42,111,112 物体、43,113
補間物体、301 外部記憶部、302 ディスプレ
イ部、303CPU、304 座標入力部、305 キ
ーボード、309 ネットワーク、310 キーフレー
ム情報記憶部、311 モーフィング情報記憶部、KF
i キーフレーム情報、SF 補間フレーム情報、Aj
物体データ、Bj 物体テーブル、D 重ね順テーブ
ル、SBj 補間物体テーブル、C 物体対応付けテー
ブル、P 物体番号、Q 色情報、Ri 制御点情報、
Ni 制御点番号。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
スクロールバー、105,106 優先物体決定ボタ
ン、41,42,111,112 物体、43,113
補間物体、301 外部記憶部、302 ディスプレ
イ部、303CPU、304 座標入力部、305 キ
ーボード、309 ネットワーク、310 キーフレー
ム情報記憶部、311 モーフィング情報記憶部、KF
i キーフレーム情報、SF 補間フレーム情報、Aj
物体データ、Bj 物体テーブル、D 重ね順テーブ
ル、SBj 補間物体テーブル、C 物体対応付けテー
ブル、P 物体番号、Q 色情報、Ri 制御点情報、
Ni 制御点番号。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 1つ以上の物体が呈示されるフレームを
時系列に複数枚含んでなるアニメーションのデータを、
コンピュータグラフィックにより作成するアニメーショ
ン作成装置であって、 2つの任意の前記フレームと、2つの前記任意フレーム
に呈示される前記物体を補間処理して得られる補間物体
が呈示される補間フレームとを表示するための表示部
と、 前記アニメーション作成のため指示情報を入力するため
の入力部と、 前記アニメーションデータを編集して作成するための作
成部とを備え、 2つの前記任意フレームに呈示される前記物体につい
て、前記物体どうしをリンク付けする場合には、 前記作成部は、 前記表示部に表示された前記補間フレームに呈示される
前記補間物体を、前記入力部から入力された前記指示情
報に基づいて形状を編集して、呈示する補間物体編集手
段と、 前記表示部に表示された2つの前記任意フレームの少な
くとも一方に呈示される前記物体を、前記補間物体編集
手段による前記編集の内容に対応させて形状を編集し
て、呈示する物体編集手段とを有する、アニメーション
作成装置。 - 【請求項2】 前記任意フレームに呈示される前記物体
が、構成要素となる複数の要素物体からなる場合に、前
記作成部は、さらに、 2つの前記任意フレームに呈示される前記物体の間で、
対応する前記要素物体どうしをリンク付けするための要
素物体リンク付け手段を有する、請求項1に記載のアニ
メーション作成装置。 - 【請求項3】 前記要素物体リンク付け手段は、前記リ
ンク付けにおいて、2つの前記任意フレームの一方フレ
ームに呈示される前記物体の中に、対応する前記要素物
体が存在しない場合には、該要素物体を他方フレームに
呈示される前記物体に対して追加する要素物体追加手段
をさらに有する、請求項2に記載のアニメーション作成
装置。 - 【請求項4】 前記要素物体追加手段は、 前記要素物体を、1つ以上の態様のうちいずれか所望さ
れる態様に従い、前記他方フレームに呈示される前記物
体に対して追加することを特徴とする、請求項3に記載
のアニメーション作成装置。 - 【請求項5】 前記1つ以上の態様には、前記要素物体
を、前記他方フレームに呈示される所定の前記要素物体
に隠されながら呈示する隠し態様が含まれる、請求項4
に記載のアニメーション作成装置。 - 【請求項6】 前記1つ以上の態様には、前記要素物体
を、前記他方フレームにおいて透明にして呈示する透明
態様が含まれる、請求項4または5に記載のアニメーシ
ョン作成装置。 - 【請求項7】 前記1つ以上の態様には、追加・変形態
様が含まれて、前記追加・変形態様は、 前記他方フレームに呈示される前記物体に対して、前記
要素物体を複写して、複写された前記要素物体の形状を
変形させることを特徴とする、請求項4ないし6のいず
れかに記載のアニメーション作成装置。 - 【請求項8】 前記要素物体追加手段は、前記1つ以上
の態様から前記所望態様を選択するための選択手段を有
する、請求項4ないし7のいずれかに記載のアニメーシ
ョン作成装置。 - 【請求項9】 1つ以上の物体が呈示されるフレームを
時系列に複数枚含んでなるアニメーションのデータを、
コンピュータグラフィックにより作成するアニメーショ
ン作成方法であって、 2つの任意の前記フレームと、2つの前記任意フレーム
に呈示される前記物体を補間処理して得られる補間物体
が呈示される補間フレームとを表示するための表示ステ
ップと、 前記アニメーション作成のため指示情報を入力するため
の入力ステップと、 前記アニメーションデータを編集して作成するための作
成ステップとを備え、 2つの前記任意フレームに呈示される前記物体につい
て、前記物体どうしをリンク付けする場合には、 前記作成ステップは、 前記表示ステップにより表示された前記補間フレームに
呈示される前記補間物体を、前記入力ステップにより入
力された前記指示情報に基づいて形状を編集して、呈示
する補間物体編集ステップと、前記表示ステップに表示
された2つの前記任意フレームの少なくとも一方に呈示
される前記物体を、前記補間物体編集ステップによる前
記編集の内容に対応させて形状を編集して、呈示する物
体編集ステップとを有する、アニメーション作成方法。 - 【請求項10】 1つ以上の物体が呈示されるフレーム
を時系列に複数枚含んでなるアニメーションのデータ
を、コンピュータグラフィックにより作成するアニメー
ション作成方法を、コンピュータに実行させるためのア
ニメーション作成プログラムを記録したコンピュータで
読取可能な記録媒体であって、 前記アニメーション処理方法は、 2つの任意の前記フレームと、2つの前記任意フレーム
に呈示される前記物体を補間処理して得られる補間物体
が呈示される補間フレームとを表示するための表示ステ
ップと、 前記アニメーション作成のため指示情報を入力するため
の入力ステップと、 前記アニメーションデータを編集して作成するための作
成ステップとを備え、 2つの前記任意フレームに呈示される前記物体につい
て、前記物体どうしをリンク付けする場合には、 前記作成ステップは、 前記表示ステップにより表示された前記補間フレームに
呈示される前記補間物体を、前記入力ステップにより入
力された前記指示情報に基づいて形状を編集して、呈示
する補間物体編集ステップと、 前記表示ステップに表示された2つの前記任意フレーム
の少なくとも一方に呈示される前記物体を、前記補間物
体編集ステップによる前記編集の内容に対応させて形状
を編集して、呈示する物体編集ステップとを有する、ア
ニメーション作成プログラムを記録したコンピュータで
読取可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28410599A JP2001109901A (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | アニメーション作成装置および方法、ならびにアニメーション作成プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28410599A JP2001109901A (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | アニメーション作成装置および方法、ならびにアニメーション作成プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001109901A true JP2001109901A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17674277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28410599A Withdrawn JP2001109901A (ja) | 1999-10-05 | 1999-10-05 | アニメーション作成装置および方法、ならびにアニメーション作成プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001109901A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1318681A2 (en) * | 2001-11-16 | 2003-06-11 | Monolith Co., Ltd. | Image presentation method and apparatus |
JP2006178052A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Advanced Telecommunication Research Institute International | 音声発生装置およびそのためのコンピュータプログラム |
JP2006330136A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Advanced Telecommunication Research Institute International | 表情付け音声発生装置 |
JP2012115398A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機、遊技機の制御方法及びプログラム |
-
1999
- 1999-10-05 JP JP28410599A patent/JP2001109901A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1318681A2 (en) * | 2001-11-16 | 2003-06-11 | Monolith Co., Ltd. | Image presentation method and apparatus |
EP1318681A3 (en) * | 2001-11-16 | 2006-06-07 | Monolith Co., Ltd. | Image presentation method and apparatus |
JP2006178052A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Advanced Telecommunication Research Institute International | 音声発生装置およびそのためのコンピュータプログラム |
JP4720974B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2011-07-13 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 | 音声発生装置およびそのためのコンピュータプログラム |
JP2006330136A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Advanced Telecommunication Research Institute International | 表情付け音声発生装置 |
JP4677543B2 (ja) * | 2005-05-24 | 2011-04-27 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 | 表情付け音声発生装置 |
JP2012115398A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機、遊技機の制御方法及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061205 |