JP2001109589A - データ蓄積装置及びデータ蓄積方法 - Google Patents

データ蓄積装置及びデータ蓄積方法

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JP2001109589A
JP2001109589A JP29121399A JP29121399A JP2001109589A JP 2001109589 A JP2001109589 A JP 2001109589A JP 29121399 A JP29121399 A JP 29121399A JP 29121399 A JP29121399 A JP 29121399A JP 2001109589 A JP2001109589 A JP 2001109589A
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cluster
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clusters
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JP29121399A
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English (en)
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Satoshi Yonetani
聡 米谷
Tokuichi Ito
徳一 伊藤
Masaki Hirose
正樹 広瀬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、データの読み書きにおける高速性を
格段と向上し得るデータ蓄積装置及びデータ蓄積方法を
実現しようとするものである。 【解決手段】データ蓄積装置及びデータ蓄積方法におい
て、 複数の半導体メモリを複数個ずつのクラスタに区
分けし、外部から与えられるデータをクラスタに振り分
けて与えた後、各クラスタごとに、当該振り分けられた
データを当該クラスタ内の各半導体メモリに振り分けて
一斉に書き込ませるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ蓄積装置及び
データ蓄積方法に関し、例えばAV(Audio Video )デ
ータ用のサーバシステムに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば放送局においては、映像素
材として高画質化が要求されると共に、特にニュース番
組で使用される映像素材には同じ時間帯に多数のアクセ
スが集中するため、データ転送レートが高くかつ大記憶
容量を実現し得るハードディスクドライブ(HDD:Ha
rd Disc Drive )を用いたサーバシステムが使用されて
いる。
【0003】しかし、このサーバシステムでは、ハード
ディスクドライブがモータ等のメカ機構を有するため、
駆動時に精度誤差が生じた場合にはその分だけデータの
記録再生における信頼性が低下する一方、消費電力が比
較的高くなるといった実用上不十分な問題があり、かか
る問題を解決すべく、近年では、不揮発性メモリからな
るフラッシュメモリ(flash memory)をデータ蓄積媒体
として用いたサーバシステムが提案され実現化されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるフラ
ッシュメモリは、電気的にデータの一括消去と再書込と
が可能な不揮発性メモリであり、データ書込の際、既に
書き込まれているデータを一括消去した後でなければ新
たにデータを書き込むことができないという特徴を有す
るため、書込の際にデータの一括消去のために要する時
間が加わる分だけ書込時間が読出時間に比べて長くなる
という問題があった。
【0005】このためフラッシュメモリをデータ蓄積媒
体として用いたサーバシステムでは、全体的に入力ポー
トの数が出力ポートの数と比べて少なくなりがちという
問題があった。
【0006】例えばNAND型フラッシュメモリの場
合、書込速度が 2.5〔Mbyte/sec〕であるのに対して読
出速度が20〔Mbyte/sec〕であり、さらに書込の際にセ
クタ単位でデータを消去するのに要する時間が4〔mse
c〕であることから、当該NAND型フラッシュメモリ
を用いたサーバシステムでは、出力ポートの数が5に対
して入力ポートの数が1となる。
【0007】従って、このようなフラッシュメモリをデ
ータ蓄積媒体として用いた場合でも、当該フラッシュメ
モリに特有な読出速度に対する書込速度の遅さの問題を
解消して、リアルタイムの記録再生処理に実用上十分に
対応し得るサーバシステムを構築することができれば非
常に望ましい。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、データの読み書きにおける高速性を格段と向上し得
るデータ蓄積装置及びデータ蓄積方法を提案しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の半導体メモリから構成され
るデータ蓄積手段と、データ蓄積手段の各半導体メモリ
を複数個ずつのクラスタに区分けし、外部から与えられ
るデータをクラスタに振り分けて与える振分手段と、各
クラスタに設けられ、振分手段によって振り分けられた
データを当該クラスタ内の各半導体メモリに振り分けて
一斉に書き込ませる書込制御手段とを設けるようにし
た。
【0010】この結果このデータ蓄積装置では、各半導
体メモリに1個ずつ順番にデータを書き込む場合より
も、クラスタを構成する半導体メモリの個数分に比例し
てデータの書込速度を速めることができ、かくして半導
体メモリに特有な読出速度に対する書込速度の遅さの問
題を解消することができる。
【0011】また本発明においては、複数の半導体メモ
リを複数個ずつのクラスタに区分けし、外部から与えら
れるデータをクラスタに振り分けて与えた後、各クラス
タごとに、当該振り分けられたデータを当該クラスタ内
の各半導体メモリに振り分けて一斉に書き込ませるよう
にした。
【0012】この結果このデータ蓄積方法では、各半導
体メモリに1個ずつ順番にデータを書き込む場合より
も、クラスタを構成する半導体メモリの個数分に比例し
てデータの書込速度を速めることができ、かくして半導
体メモリに特有な読出速度に対する書込速度の遅さの問
題を解消することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0014】(1)本実施の形態によるサーバシステム
の構成 図1において、1は全体として本実施の形態によるサー
バシステムを示し、CPU2が、例えばLAN(Local
Area Network)を介して外部に設けられた上位コントロ
ーラ3と接続されており、当該上位コントローラ3から
与えられる種々のコマンドに基づいて、複数の記録処理
ブロック4A〜4C及び再生処理ブロック5A〜5C並
びに消去処理ブロック6をそれぞれ制御すると共に、バ
スクロススイッチ7を介してメモリブロック8を制御す
るようになされている。
【0015】各記録処理ブロック4A〜4Cは、CPU
2から与えられる記録コマンドC1に基づいて、外部か
ら供給される映像音声データS1A〜S1Cに対して必
要に応じて圧縮符号化やフォーマット変換等の所定のデ
ータ処理を施した後、得られた圧縮映像音声データS2
A〜S2Cをバスクロススイッチブロック7を介してメ
モリブロック8に送出するようになされている。
【0016】また各再生処理ブロック5A〜5Cは、C
PU2から与えられる再生コマンドC2に基づいて、メ
モリブロック8からバスクロススイッチブロック7を介
して供給される圧縮映像音声データS2D〜S2Fに対
して必要に応じて復号化やフォーマット変換等の所定の
データ処理を施した後、得られた元の信号形態の映像音
声データS1D〜S1Fを外部に出力するようになされ
ている。
【0017】さらに消去処理ブロック6は、CPU2か
ら必要に応じて与えられる消去コマンドC3に基づい
て、メモリブロック8を構成する各メモリユニット8A
1 〜8AN ごとに記録されている圧縮映像音声データS
2A〜S2Cを当該メモリユニット8A1 〜8AN 単位
で指定された記録容量分だけ消去するようになされてい
る。
【0018】このサーバシステム1は、複数の入出力
(3入力3出力)を提供するマルチアクセスサーバであ
り、各記録処理ブロック4A〜4Cを介して得られる圧
縮映像音声データS2A〜S2Cをバスクロススイッチ
ブロックを介してメモリブロック内の複数のメモリユニ
ット8A1 〜8AN に1つずつ順番に蓄積するようにな
されている。
【0019】そしてサーバシステム1は、指定された圧
縮映像音声データS2D〜S2Fを当該圧縮映像音声デ
ータS2D〜S2Fが蓄積されている各メモリユニット
8A1 〜8AN から読み出した後、対応する再生処理ブ
ロック5A〜5Cを介して元の映像音声データS1D〜
S1Fとして外部に出力するようになされている。
【0020】さらにこのサーバシステム1では、上述の
ようなCPU2を介在した圧縮映像音声データS2A〜
S2Fのメモリブロック8による読み書き処理は、読み
書きされる圧縮映像音声データS2A〜S2Fがバスク
ロススイッチ7においてぶつかり合わないようにCPU
2の制御のもとに行われる。
【0021】実際上CPU2は、上位コントローラ3の
制御指令に基づく切換コマンドC4を所定のタイミング
でバスクロススイッチブロック7に送出して、当該バス
クロススイッチブロック7内の接続状態を選択的に切り
換えることにより、図2に示すように、複数の記録処理
ブロック4A〜4C及び複数の再生処理ブロック5A〜
5Cに対してそれぞれ所定時間(例えば 100〔msec〕、
以下、この所定時間を割当て時間と呼ぶ)T1 を循環的
に(すなわち 600〔msec〕ごとに1周期TC(=6
1 )となるように)割り当ててメモリブロック8と接
続させるようになされている。
【0022】そしてCPU2は、それぞれ割当て時間T
1 内にバスクロススイッチブロック7を介して供給され
る圧縮映像音声データS2A〜S2Cをメモリブロック
8内の各メモリユニット8A1 〜8AN に順番に書き込
み、又はその割当て時間T内に指定された圧縮映像音
声データS2D〜S2Fをメモリブロック8の対応する
メモリユニット8A〜8AN から読み出すようにな
されている。
【0023】このようにしてサーバシステム1では、C
PU2の制御のもとにメモリブロック8に書込動作及び
読出動作を時分割的に行わせ得るようになされ、各記録
処理ブロック4A〜4Cからメモリブロック8へのデー
タ転送と、当該メモリブロック8から各再生処理ブロッ
ク5A〜5Cへのデータ転送とが競合することなく、こ
れら書込動作及び読出動作を並列的に行い得るようにな
されている。
【0024】(2)メモリブロックの構成 このメモリブロック8は、図3に示すように、電気的に
相互接続された複数の基板9A1 〜9AX (Xは自然
数)から構成されており、当該各基板9A1 〜9AX
は、4個のフラッシュメモリ10A〜10Dを1つの読
み書き動作のアクセス単位としてユニット化したもの
(以下、これをクラスタと呼ぶ)10Xが行列状に複数
(10X1 〜10XN )配置されている。
【0025】実際にメモリブロック8を構成する複数の
クラスタ10X1 〜10XN は、それぞれ図4に示すよ
うに構成されたメモリユニット8A1 〜8AN 内に対応
して設けられ、当該各メモリユニット8A1 〜8AN
上述のような配列パターンで対応する基板9A1 〜9A
X 上に配置されている。
【0026】かかるメモリユニット8A1 〜8AN
は、メモリコントローラ11は、上位コントローラ3
(図1)の制御指令に基づき、CPU2から双方とも論
理「H」レベルにある読み書き(R/W:Read/Write)
信号S5及びチップセレクト(CS:Chip Select )信
号S6を受けると共に、必要に応じてクラスタ単位で各
フラッシュメモリ10A〜10D内のデータを一括消去
するための消去信号S7を受けるようになされている。
【0027】この場合、チップセレクト信号S6の論理
「L」レベルに立ち下がっている期間は、メモリユニッ
ト8A1 〜8AN に対して上述した割当て時間T1 に相
当し、当該割当て時間T1 内において外部のバスクロス
スイッチブロック7からバススイッチ12を介してデー
タバス13及びアドレスバス14にそれぞれ圧縮映像音
声データS2A〜S2C及びアドレスデータD1が供給
されるようになされている。
【0028】メモリユニット8A1 〜8AN の内部は、
複数(4個)のフラッシュメモリ10A〜10D及びD
RAM(Dynamic Random Access Memory)15がデータ
バス13及びアドレスバス14を介して互いに接続され
ており、当該データバス13及びアドレスバス14の各
一端(すなわちメモリユニット8A1 〜8AN の入力
段)にバススイッチ12が設けられている。
【0029】メモリコントローラ11は、CPU2の制
御に応じてバススイッチ12に論理「H」レベルにある
切換信号S8を送出しながら、データバス13及びアド
レスバス14を共に外部のバスクロススイッチブロック
7と接続状態にする一方、当該切換信号S8を所定のタ
イミングで論理「L」レベルに立ち下げることによって
データバス13及びアドレスバス14を共にバスクロス
スイッチブロック7と切断状態に切り換えるようになさ
れている。
【0030】データ書込時、メモリコントローラ11
は、読み書き信号S5(図5(A))及びチップセレク
ト信号S6(図5(B))が共に論理「L」レベルに立
ち下がるタイミングに同期して、DRAM15に制御信
号S9を送出することにより、アドレスバス14を介し
て供給されるアドレスデータD1(図5(C))に基づ
き順次アドレスを指定しながら、データバス13を介し
て供給される圧縮映像音声データS2A〜S2C(図5
(D))をDRAM15に書き込ませる。
【0031】続いてメモリコントローラ11は、メモリ
ニユット8A1 〜8AN の割当て時間T1 が終わった時
点で、CPU2の制御に応じて論理「L」の立ち下がり
状態にある読み書き信号S5(図5(A))が立ち上が
るタイミングに同期して、バススイッチ12に供給する
切換信号S8(図5(E))を論理「L」に立ち下げる
と共に、DRAM15に制御信号S9を送出することに
より、データバス13及びアドレスバス14を共にバス
クロススイッチブロック7と切断状態にしながらDRA
M15から圧縮映像音声データS2A〜S2Cを読み出
す。
【0032】このときメモリコントローラ11は、複数
のフラッシュメモリ10A〜10Dにそれぞれ制御信号
S10A〜S10Dを送出すると共に、アドレスバス1
4を介してそれぞれ同一のアドレスデータD2(図5
(F))を送出することにより、DRAM15から読み
出した圧縮映像音声データS2A〜S2C(図5
(G))をデータバス13を介してバイト単位でストラ
イピング(分離)し、得られた複数のデータ(以下、こ
れらを圧縮分離データと呼ぶ)S2X1 〜S2X4 (図
4)をそれぞれフラッシュメモリ10A〜10Dに振り
分けて順次アドレス指定しながら一斉に書き込ませる。
【0033】やがてメモリユニット8A1 〜8AN は、
各フラッシュメモリ10A〜10Dへの圧縮分離データ
S2X1 〜S2X4 の書き込みが終了した時点で、バス
スイッチ12に供給する切換信号S8(図5(E))を
論理「H」に立ち上げることにより、データバス13及
びアドレスバス14を共にバスクロススイッチブロック
7と元の接続状態に切り換える。
【0034】一方、データ読み出し時、メモリコントロ
ーラ11は、読み書き信号S5(図6(A))を論理
「H」レベルに立ち上げたまま、チップセレクト信号S
6(図6(B))が論理「L」レベルに立ち下がるタイ
ミングに同期して、複数のフラッシュメモリ10A〜1
0Dにそれぞれ制御信号S10A〜S10Dを送出する
ことにより、アドレスバス14を介して供給されるアド
レスデータD2(図6(C))に基づく順次アドレスを
指定しながら、当該各フラッシュメモリ10A〜10D
からデータバス14を介して圧縮映像音声データS2A
〜S2C(図6(D))を読み出す。
【0035】この結果、各メモリユニット8A1 〜8A
N は、供給される圧縮映像音声データS2A〜S2Cを
一旦DRAM15に書き込んでおき、当該DRAM15
から所定のタイミング(すなわちフラッシュメモリ10
A〜10Dが書き込み可能なタイミング)で圧縮映像音
声データS2A〜S2Cを読み出してクラスタ単位で各
フラッシュメモリ10A〜10Dに対して一斉に書き込
むようにしたことにより、DRAM15の書込速度がフ
ラッシュメモリ10A〜10Dの書込速度に比べて格段
と速い分、直接フラッシュメモリ10A〜10Dに書き
込む場合と比較してメモリユニット8A1 〜8AN 全体
としての書込速度を向上させることができる。
【0036】一般的にフラッシュメモリ10A〜10D
はDRAM15の数十倍のメモリ容量を有し、DRAM
15からフラッシュメモリ10A〜10Dにデータ転送
する場合には、図7に示すように、フラッシュメモリ1
0A〜10Dのメモリ空間をDRAM15の全メモリ容
量に応じたブロック単位に分割しておき、当該各ブロッ
クにDRAM15から読み出した全データを順次当て込
むようにしてデータ転送を行うようになされている。
【0037】さらに各メモリユニット8A1 〜8A
N は、DRAM15から読み出した圧縮映像音声データ
S2A〜S2Cをそれぞれ圧縮分離データS2X1 〜S
2X4 に分離して、それぞれ4個のフラッシュメモリ1
0A〜10Dに一斉に書き込む分、フラッシュメモリ1
0A〜10Dの1個当たりの実効転送レートの約4倍の
転送レートと、当該フラッシュメモリ10A〜10Dの
約4倍分のメモリ容量をもつ記録再生回路を構築し得る
という利点がある。
【0038】このメモリブロック8において、例えばデ
ータ転送レートが50〔Mbps 〕の映像音声データS1A
〜S1Cを1時間記録する場合、トータルで 180〔Gbi
t 〕の記憶容量が要求され、例えば64〔Mbite〕の記憶
容量をもつフラッシュメモリ10A〜10Dを用いたと
きには、 720個のフラッシュメモリ10A〜10Dを複
数の基板9A1 〜9AX 上に上述したクラスタ単位(す
なわち 180個のクラスタ)で割り当てて配置する必要が
ある。
【0039】この結果、64〔Mbite〕の記憶容量をもつ
フラッシュメモリ10A〜10Dの書込速度が 2.5〔M
byte/sec〕でかつ読出速度が20〔Mbyte/sec〕のとき、
各メモリユニット8A1 〜8AN 内のクラスタ10X1
〜10XN は、書込速度が80〔Mbyte/sec〕でかつ読出
速度が 640〔Mbyte/sec〕となるため、データ転送レー
トが50〔Mbyte/sec〕の映像音声データについて、書込
速度が1倍速であるのに対して読出速度は12倍速まで高
速化することができる。
【0040】実際にサーバシステム1において、CPU
2は、ディレクトリ(ファイル管理情報)及びテーブル
(ファイル配分索引)からなるファイルシステムが記憶
されたメモリ(図示せず)を有し、上位コントローラ3
の指令に基づく当該ファイルシステム内のファイル管理
に従って、書込時にはメモリブロック8内の複数のクラ
スタ10X1 〜10XN の中から空きクラスタ(データ
が全く書き込まれていないクラスタ)10XE (Eは1
≦E≦Nを満たす自然数)を検索し、又は読出時には読
出対象となるファイルが存在するクラスタ10XR (R
は1≦R≦Nを満たす自然数)を検索するようになされ
ている。
【0041】かかるファイルシステムにおけるディレク
トリには、ファイル名やデータの属性(読み出し専用な
ど)等が書き込まれ、またテーブルには各クラスタ10
1〜10XN に対してファイルの続きが何番のクラス
タに入っているかが書き込まれている。
【0042】具体的にディレクトリにはファイルの先頭
のクラスタ番号が入り、テーブルには所定のテーブル領
域の対応する番号のところに後続するクラスタ番号が順
次入り、このときファイルの最終クラスタ及び空きクラ
スタ10XE のときにはそれぞれ所定の設定番号が入る
ようになされている。
【0043】かくしてCPU2は、書込時及び読出時、
まずファイルシステムにおいてディレクトリの最初のク
ラスタに応じたファイルを検索した後、テーブルの内容
に基づいて後続するクラスタのファイルを芋蔓式に順次
検索することにより、メモリブロック8内の複数のクラ
スタ10X1 〜10XN の中からそれぞれ空きクラスタ
10XE 又は読出対象となるクラスタ10XR を検索し
得るようになされている。
【0044】なお上位コントローラ3は、CPU2から
与えられたファイル削除の要求に応じて、メモリブロッ
ク8内の複数のクラスタ10X1 〜10XN の中から順
次クラスタを指定して、当該指定したクラスタが空きク
ラスタ10XE となるようにCPU2に消去指令を送出
することにより、CPU2は、当該消去指令に応じて、
メモリブロック8内の複数のクラスタ10X1 〜10X
N の中から指定されたクラスタのデータを消去する。
【0045】このときCPU2がメモリブロック8内で
指定されたクラスタからデータを消去するタイミング
は、例えば1日の作業終了時や空きクラスタのメモリ容
量が所定量以下になった時でも良く、又はアクセス頻度
の少ないクラスタからその都度順次データを消去するよ
うにしても良く、さらにはエラー訂正コードが壊れてい
るクラスタの検出時でも良い。
【0046】(3)書込命令処理手順 このサーバシステム1において、CPU2は、上位コン
トローラ3から書込命令を受けると、図8に示す書込命
令処理手順RT1をステップSP0から入り、ステップ
SP1において、ファイルシステムにおけるディレクト
リ及びテーブルから順次ファイルを検索しながら、ステ
ップSP2に進んで、メモリブロック8内の複数のクラ
スタ10X1 〜10XN の中から空きクラスタ10XE
が存在するか否かを判断する。
【0047】このステップSP2において肯定結果が得
られると、このことは検索したファイルが存在するクラ
スタ10X1 〜10XN に空きクラスタ10XE がある
ことを表しており、このときCPU2は、ステップSP
3に進んで、バスクロススイッチブロック7を切り換え
て、入力側の記録処理ブロック4A〜4Cとメモリブロ
ック8内の空きクラスタ10XE とを接続した後、ステ
ップSP4において書込動作を開始する。このときファ
イルシステムには、圧縮映像音声データS2A〜S2C
が書き込まれたクラスタ10Xについて、当該クラスタ
10Xに存在するファイルに書込履歴が書き加えられ
る。
【0048】やがてCPU2は、ステップSP5に進ん
で、書込終了か否かを判断し、肯定結果が得られると、
このことは空きクラスタ10XE に圧縮映像音声データ
S2A〜S2Cが書き込まれたことを表しており、この
ときCPU2は、そのままステップSP6に進んで当該
書込命令処理手順RT1を終了する。
【0049】一方ステップSP5において否定結果が得
られると、CPU2は、ステップSP7に進んでクラス
タを構成する各フラッシュメモリ10A〜10Dのメモ
リ残容量があるか否かを判断し、肯定結果が得られたと
きには、再度ステップSP5に戻ってメモリ残容量がな
くなり、又は書込終了となるまで上述と同様の処理を繰
り返す。
【0050】このステップSP7において肯定結果が得
られると、このことはクラスタ10X1 〜10XN を構
成する各フラッシュメモリ10A〜10Dのメモリ残容
量がないことを表しており、このときCPU2は、再度
ステップSP2に戻って、ファイルシステムに基づく空
きクラスタ10XE の検索から上述と同様の処理手順を
繰り返す。
【0051】これに対してステップSP2において否定
結果が得られると、このことは検索したファイルが存在
するクラスタ10X1 〜10XN には空きクラスタ10
がないことを表しており、このときCPU2は、ス
テップSP8に進んで、書込不可の旨を上位コントロー
ラ3に通知すると共に、ステップSP9に進んで当該上
位コントローラ3に対してファイル削除(クラスタのデ
ータ消去)を要求した後、そのままステップSP6にお
いて当該書込命令処理手順RT1を終了する。
【0052】なお上位コントローラ3は、CPU2から
与えられたファイル削除の要求に応じて、メモリブロッ
ク8内の複数のクラスタ10X〜10XN の中から
順次クラスタを指定して、当該指定したクラスタが空き
クラスタ10XE となるようにCPU2に消去指令を送
出することにより、CPU2は、当該消去指令に応じ
て、メモリブロック8内の複数のクラスタ10X1 〜1
0XN の中から指定されたクラスタのデータを消去す
る。
【0053】(4)読出命令処理手順 このサーバシステムにおいて、CPU2は、上位コント
ローラ3から読出指令を受けると、図9に示す読出命令
処理手順RT2をステップSP10から入り、ステップ
SP11において、ファイルシステムにおけるディレク
トリ及びテーブルからファイル検索しながら、ステップ
SP12に進んで、読出対象となるファイルが存在する
か否かを判断する。
【0054】このステップSP12において肯定結果が
得られると、このことは検索したファイルが読出対象と
なるファイルであることを表しており、このときCPU
2は、ステップSP13に進んで、当該検索したファイ
ルがどのクラスタ(当該ファイルにクラスタが跨がって
いる場合には双方のクラスタ)に対応しているか等のフ
ァイルとクラスタとの関係をファイルシステムに基づい
て検索する。
【0055】続いてステップSP14において、CPU
2は、複数のクラスタ10X1 〜10XN の中から読出
対象となるクラスタ10XR がいくつの出力ポート(す
なわち出力側の再生処理ブロック5A〜5C)に対して
同時に再生要求があるのかを検出し、当該クラスタ10
R から読み出した圧縮映像音声データS2C〜S2F
を再生要求のある全ての再生処理ブロック5A〜5Cに
対して転送することができるか否かを判断する。
【0056】このステップSP14において肯定結果が
得られると、CPU2は、ステップSP15に進んで、
バスクロススイッチブロック7を切り換えて、出力側の
再生処理ブロック5A〜5Cとメモリブロック8内の読
出対象となるクラスタ10XR とを接続した後、ステッ
プSP16に進んで読出動作を開始する。
【0057】やがてCPU2は、ステップSP17に進
んで、読出終了か否かを判断し、肯定結果が得られる
と、このことは読出対象となるクラスタ10XR から圧
縮映像音声データS2D〜S2Fが読み出されたことを
表しており、このときCPU2は、そのままステップS
P18に進んで当該読出命令処理手順RT2を終了す
る。
【0058】一方ステップSP17において否定結果が
得られると、CPU2は、再度ステップSP13に戻っ
て、ファイルシステムに基づく検索したファイルとクラ
スタ10との関係の検索から上述と同様の処理手順を繰
り返す。
【0059】これに対してステップSP12において否
定結果が得られると、このことは検索したファイルが読
出対象となるファイルでないことを表しており、このと
きCPU2は、ステップSP19に進んで、読出不可の
旨を上位コントローラ3に通知した後、そのままステッ
プSP18に進んで当該読出命令処理手順RT2を終了
する。
【0060】(5)本実施の形態による動作及び効果 以上の構成において、このサーバシステム1では、メモ
リブロック8を、複数(4個)のフラッシュメモリ10
A〜10Dごとに区分けされたクラスタ10X(10X
1 〜10XN )が内蔵されたメモリユニット8A(8A
1 〜8AN )を複数接続することによって構築してお
き、当該クラスタ10X(10X1 〜10XN )をアク
セス単位としてメモリブロック8に対する圧縮映像音声
データS2A〜S2Fの書込動作及び読出動作を行わせ
る。
【0061】その際、書込時には、圧縮映像音声データ
S2A〜S2Cを所定単位の複数の圧縮分離データS2
1 〜S2X4 に分離し、当該複数の圧縮分離データS
2X1 〜S2X4 を4個ずつ当該4個のフラッシュメモ
リ10A〜10Cに一斉に振り分けて書き込むことによ
り、各圧縮分離データS2X1 〜S2X4 をフラッシュ
メモリ10A〜10Cに1個ずつ順次書き込む場合と比
較して、書込速度を4倍に速めることができ、かくして
フラッシュメモリ10A〜10Dに特有な読出速度に対
する書込速度の遅さの問題を解消することができる。
【0062】一方、読出時には、指定された圧縮映像音
声データS2D〜S2Fが書き込まれている複数のフラ
ッシュメモリから、4個のフラッシュメモリごとに一斉
に各圧縮分離データS2X1 〜S2X4 を読み出し、当
該読み出した複数の圧縮分離データS2X1 〜S2X4
に基づいて圧縮映像音声データS2D〜S2Fに復元す
ることにより、各フラッシュメモリ10A〜10Dから
それぞれ圧縮分離データS2X1 〜S2X4 を1個ずつ
順次読み出す場合と比較して、読出速度を4倍に速める
ことができ。
【0063】またこのサーバシステム1では、入力側の
複数の記録処理ブロック4A〜4Cと出力側の複数の再
生処理ブロック5A〜5Cとにそれぞれ所定の割当て時
間を循環的に割り当てておき、当該割当て時間ごとにメ
モリブロック8に対する書込動作及び読出動作を時分割
的に行わせる。
【0064】この結果、書込時に各記録処理ブロック4
A〜4Cを介してメモリブロック8に転送される圧縮映
像音声データS2A〜S2Cと、読出時にメモリブロッ
ク8から各再生処理ブロック5A〜5Cを介して転送さ
れる圧縮映像音声データS2D〜S2Fとがバスクロス
スイッチブロック7においてぶつかり合うのを防止しな
がら、これら書込動作及び読出動作を並列的に行うこと
ができる。
【0065】さらにこのサーバシステム1では、書込時
にメモリブロック8を構成する複数のクラスタ10X1
〜10XN の中から空きクラスタ10XE があるか否か
をファイルシステムに基づいて検索し、当該空きクラス
タ10XE がある場合にはその空きクラスタ10XE
圧縮映像音声データS2A〜S2Cを書き込むようにし
たことにより、常にクラスタ単位でメモリブロック8に
対して書込動作を行うことができ、この結果クラスタ単
位で書込動作を確実に行うことができる。
【0066】これに対して空きクラスタ10XE がない
場合には、上位コントローラ3に対して消去要求を通知
するようにして、当該上位コントローラ3から指定され
たクラスタ10Xのデータを消去することにより、常に
クラスタ単位でメモリブロック8のデータ容量を管理す
ることができる。
【0067】一方、サーバシステム1では、読出時にメ
モリブロック8を構成する複数のクラスタ10X1 〜1
0XN の中から読出対象となるクラスタ10XR をファ
イルシステムに基づいて検索し、当該クラスタ10XR
から圧縮映像音声データS2D〜S2Fを読み出すよう
にしたことにより、常にクラスタ単位でメモリブロック
8に対して読出動作を行うことができ、この結果クラス
タ単位で読出動作を確実に行うことができる。
【0068】以上の構成によれば、このサーバシステム
1において、複数(4個)のフラッシュメモリ10A〜
10Dごとに区分けされたクラスタ10X(10X1
10XN )が内蔵されたメモリユニット8A1 〜8AN
を、複数接続することによってメモリブロック8を構築
しておき、当該クラスタ10X(10X1 〜10XN
をアクセス単位として、メモリブロック8に対する書込
動作及び読出動作を行うようにしたことにより、その分
だけフラッシュメモリ10A〜10Dに特有な読出速度
に対する書込速度の遅さの問題を解消することができ、
かくしてデータの読み書きにおける高速性を格段と向上
し得るサーバシステム1を実現できる。
【0069】さらにこのサーバシステム1においては、
入力側の複数の記録処理ブロック4A〜4Cと出力側の
複数の再生処理ブロック5A〜5Cとにそれぞれ循環的
に割り当てられた割当て時間ごとにメモリブロック8に
対する記録動作及び再生動作を時分割的に行わせるよう
にしたことにより、メモリブロック8に対する記録動作
及び再生動作を並列的に行うことができ、かくしてより
一層データの読み書きにおける高速性を格段と向上し得
るサーバシステム1を実現できる。
【0070】さらにこのサーバシステム1においては、
書込時における空きクラスタ10XE の検索、及び読出
時における読出対象となるクラスタ10XR の検索を、
ファイルシステムに基づくファイル管理によってクラス
タ単位で行うようにしたことにより、クラスタ単位で書
込動作及び読出動作を確実に行うことができる分、フラ
ッシュメモリ10A〜10Dに特有な読出速度に対する
書込速度の遅さの問題を解消することができ、かくして
データの読み書きにおける高速性を格段と向上し得るサ
ーバシステム1を実現できる。
【0071】(6)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、複数の半導体メモリ
から構成されるデータ蓄積手段として、上述した図4に
示すような4個のフラッシュメモリ10A〜10Dずつ
区分けされたクラスタ10X(10X1 〜10XN )が
内蔵されたメモリユニット8A(8A1 〜8AN )を複
数接続してなるメモリブロック8を適用した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、要は、複数(3個
以下又は5個以上の任意の数)の半導体メモリをクラス
タとして並列的に読み書きすることができるように区分
けしたものであれば、データ蓄積手段としては、この他
種々の構成のものを広く適用することができる。
【0072】この場合、半導体メモリとしてフラッシュ
メモリ10A〜10Dを適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は、一括してデータを消
去することができる半導体メモリであれば、フラッシュ
メモリ以外にも、電気的に消去及び書込可能なプログラ
マブルROM等の種々の半導体メモリに広く適用するこ
とができる。
【0073】また上述の実施の形態においては、メモリ
ブロック(データ蓄積手段)8の各フラッシュメモリ
(半導体メモリ)10A〜10Dを複数個ずつのクラス
タ10X(10X1 〜10XN )に区分けし、外部から
与えられる映像音声データS1A〜S1C(すなわち圧
縮映像音声データS2A〜S2C)をクラスタ10X
(10X1 〜10XN )に振り分けて与える振分手段と
して、図1に示すサーバシステム1内のCPU2及びバ
スクロススイッチブロック7を適用した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、各クラスタにデータを
振り分けることができれば、この他種々の振分手段に広
く適用することができる。
【0074】この場合、振分手段としてのサーバシステ
ム1内のCPU2及びバスクロススイッチブロック7
(図1)は、供給される圧縮映像音声データS2A〜S
2Cを順番に1つずつメモリユニット8A1 〜8AN
振り分けて与えるようにした場合について述べたが、給
される圧縮映像音声データS2A〜S2Cを所定単位に
ストライピング(分離)して、得られた複数の圧縮分離
データ(図示せず)を各メモリユニット8A1 〜8AN
に振り分けるようにして並列的に書き込むようにしても
良い。この結果、並列的に振り分けて書き込む分、本実
施の形態の場合によりも書込速度を格段と速くすること
ができる。
【0075】さらに上述の実施の形態においては、各ク
ラスタ10X(10X1 〜10XN)に設けられ、バス
クロススイッチブロック7を介して振り分けられた圧縮
映像音声データS2A〜S2Cを当該クラスタ10X
(10X1 〜10XN )内の各半導体メモリ10A〜1
0Dに振り分けて一斉に書き込ませる書込制御手段を、
図1に示すサーバシステム1内のCPU2及び図4に示
す各メモリユニット8A1 〜8AN 内のメモリコントロ
ーラ11から構成するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は、クラスタ単位で各フ
ラッシュメモリ(半導体メモリ)10A〜10Dに一斉
にデータを書き込むことができれば、この他種々の書込
制御手段に広く適用することができる。
【0076】さらに上述の実施の形態においては、メモ
リブロック(データ蓄積手段)8のうち、指定された圧
縮映像音声データS2D〜S2Fが書き込まれているフ
ラッシュメモリ(半導体メモリ)10A〜10Dを含む
クラスタ10X(10X1 〜10XN )について、当該
クラスタ10X(10X1 〜10XN )内の各フラッシ
ュメモリ(半導体メモリ)10A〜10Dから圧縮分離
データS2X1 〜S2XN を一斉に読み出し、圧縮映像
音声データS2D〜S2Fに復元する読出制御手段を、
図1に示すサーバシステム1内のCPU2及び図4に示
す各メモリユニット8A1 〜8AN 内のメモリコントロ
ーラ11から構成するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、要は、クラスタ単位で各フ
ラッシュメモリ(半導体メモリ)10A〜10Dから一
斉にデータを読み出すことができれば、この他種々の読
出制御手段に広く適用することができる。
【0077】さらに上述の実施の形態においては、圧縮
映像音声データS2A〜S2Fと各フラッシュメモリ1
0A〜10Dとの対応関係を表すファイルシステム(管
理情報)に基づいて、書込時には圧縮映像音声データS
2A〜S2Fが書き込まれていない空きクラスタ10X
E をクラスタごとに検索する一方、読出時には、指定さ
れた圧縮映像音声データS2A〜S2Fが書き込まれて
いる読出対象となるクラスタ10XR をクラスタごとに
検索するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、要は、ファイルシステムに基づくファイル
管理によって、クラスタ単位で、書込時における空きク
ラスタ10XE の検索、及び読出時における読出対象と
なるクラスタ10XR の検索を行うことができれば、こ
の他種々のファイル管理方法を用いるようにしても良
い。
【0078】さらに上述の実施の形態においては、複数
の入出力手段としての複数の記録処理ブロック4A〜4
C及び複数の再生処理ブロック5A〜5Cに、それぞれ
所定の割当て時間T1 を循環的に割り当てておき、当該
割当て時間T1 ごとに、メモリユニット8A(8A1
8AN )に対する書込動作及び読出動作が時分割的に行
われたとき、圧縮映像音声データS2A〜S2Fを対応
する記録処理ブロック4A〜4C及び再生処理ブロック
5A〜5Cを介して入出力させるようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、要は、書込時及び
読出時に複数の記録処理ブロック4A〜4C及び複数の
再生処理ブロック5A〜5Cを介して転送される圧縮映
像音声データS2A〜S2Fがバスクロススイッチブロ
ック7においてぶつかり合うのを防止しながら、メモリ
ユニット8A(8A1 〜8AN )に対して書込動作及び
読出動作を並列的に行わせることができれば、この他種
々の時間管理方法に基づいてデータ制御するようにして
も良い。
【0079】さらに上述の実施の形態においては、本発
明を図1のように構成されたサーバシステム1に適用す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、要は、圧縮映像音声データS2A〜S2F又はこ
れ以外の種々のデータを複数の半導体メモリに読み書き
するこの他種々のシステムに広く適用することができ
る。
【0080】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数の半
導体メモリから構成されるデータ蓄積手段と、データ蓄
積手段の各半導体メモリを複数個ずつのクラスタに区分
けし、外部から与えられるデータをクラスタに振り分け
て与える振分手段と、各クラスタに設けられ、振分手段
によって振り分けられたデータを当該クラスタ内の各半
導体メモリに振り分けて一斉に書き込ませる書込制御手
段とを設けるようにしたことにより、クラスタを構成す
る半導体メモリの個数分に比例してデータの書込速度を
速めることができる分、半導体メモリに特有な読出速度
に対する書込速度の遅さの問題を解消することができ、
かくしてデータの読み書きにおける高速性を格段と向上
し得るデータ蓄積装置を実現できる。
【0081】また本発明によれば、複数の半導体メモリ
を複数個ずつのクラスタに区分けし、外部から与えられ
るデータをクラスタに振り分けて与えた後、各クラスタ
ごとに、当該振り分けられたデータを当該クラスタ内の
各半導体メモリに振り分けて一斉に書き込ませるように
したことにより、クラスタを構成する半導体メモリの個
数分に比例してデータの書込速度を速めることができる
分、半導体メモリに特有な読出速度に対する書込速度の
遅さの問題を解消することができ、かくしてデータの読
み書きにおける高速性を格段と向上し得るデータ蓄積方
法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるサーバシステムの構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示すCPUによる読み書きの制御処理に
説明に供する略線図である。
【図3】図1に示すメモリブロックの内部構成を示す略
線図である。
【図4】本実施の形態によるメモリユニットの内部構成
を示すブロック図である。
【図5】データ書込時の動作タイミングの説明に供する
タイミングチャートである。
【図6】データ読込時の動作タイミングの説明に供する
タイミングチャートである。
【図7】DRAMからフラッシュメモリへのデータ転送
状態に説明に供する略線図である。
【図8】書込命令処理手順の説明に供するフローチャー
トである。
【図9】読出命令処理手順の説明に供するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1……サーバシステム、2……CPU、3……上位コン
トローラ、4A〜4C……記録処理ブロック、5A〜5
C……再生処理ブロック、6……消去処理ブロック、7
……バスクロススイッチブロック、8……メモリブロッ
ク、8A1 〜8AN ……メモリユニット、9A1 〜9A
X ……基板、10X1 〜10XN ……クラスタ、10A
E ……空きクラスタ、10AR ……読出対象となるクラ
スタ、10A〜10D……フラッシュメモリ、11……
メモリコントローラ、12……バススイッチ、13……
データバス、14……アドレスバス、15……DRA
M、S1A〜S1F……映像音声データ、S2A〜S2
F……圧縮映像音声データ、S2X1 〜S2XN ……圧
縮分離データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 正樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 5B065 BA05 CA07 CA12 CA15 CC01 CC08 CH13 CS05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の半導体メモリから構成されるデータ
    蓄積手段と、 上記データ蓄積手段の各上記半導体メモリを複数個ずつ
    のクラスタに区分けし、外部から与えられるデータを上
    記クラスタに振り分けて与える振分手段と、 各上記クラスタに設けられ、上記振分手段によって上記
    振り分けられた上記データを当該クラスタ内の各上記半
    導体メモリに振り分けて一斉に書き込ませる書込制御手
    段とを具えることを特徴とするデータ蓄積装置。
  2. 【請求項2】上記書込制御手段は、 上記データと各上記半導体メモリとの対応関係を表す管
    理情報に基づいて、上記データが書き込まれていない上
    記半導体メモリを上記クラスタごとに検索した後、上記
    振分手段によって上記振り分けられた上記データを、上
    記検索したクラスタ内の各上記半導体メモリに振り分け
    て一斉に書き込ませることを特徴とする請求項1に記載
    のデータ蓄積装置。
  3. 【請求項3】上記データ蓄積手段のうち、指定された上
    記データが書き込まれている上記半導体メモリを含む上
    記クラスタについて、当該クラスタ内の各上記半導体メ
    モリから上記書込制御手段によって振り分けられて書き
    込まれている上記データを一斉に読み出し、上記振分手
    段によって振り分けられた上記データに復元する読出制
    御手段とを具えることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ蓄積装置。
  4. 【請求項4】上記読出制御手段は、 上記データと各上記半導体メモリとの対応関係を表す管
    理情報に基づいて、指定された上記第1のデータが書き
    込まれている上記半導体メモリを上記クラスタごとに検
    索した後、当該クラスタ内の各上記半導体メモリから上
    記書込制御手段によって振り分けられて書き込まれてい
    る上記データを一斉に読み出して元の上記データに復元
    するを具えることを特徴とする請求項3に記載のデータ
    蓄積装置。
  5. 【請求項5】それぞれ所定の割当て時間が循環的に割り
    当てられた複数の入出力手段を具え、 上記書込制御手段及び上記読出制御手段は、 上記割当て時間ごとに、上記データ蓄積手段に対する上
    記データの書込動作及び読出動作を時分割的に行い、上
    記データを対応する上記入出力手段を介して入出力させ
    ることを特徴とする請求項3に記載のデータ蓄積装置。
  6. 【請求項6】複数の半導体メモリを複数個ずつのクラス
    タに区分けし、外部から与えられるデータを上記クラス
    タに振り分けて与える第1のステップと、 各上記クラスタごとに、上記振り分けられた上記データ
    を当該クラスタ内の各上記半導体メモリに振り分けて一
    斉に書き込ませる第2のステップとを具えることを特徴
    とするデータ蓄積方法。
  7. 【請求項7】上記第2のステップでは、 上記データと各上記半導体メモリとの対応関係を表す管
    理情報に基づいて、上記データが書き込まれていない上
    記半導体メモリを上記クラスタごとに検索した後、上記
    第1のステップにおいて振り分けられた上記データを、
    上記検索したクラスタ内の各上記半導体メモリに振り分
    けて一斉に書き込ませることを特徴とする請求項6に記
    載のデータ蓄積方法。
  8. 【請求項8】上記複数の半導体メモリのうち、指定され
    た上記データが書き込まれている上記半導体メモリを含
    む上記クラスタについて、当該クラスタ内の各上記半導
    体メモリから上記第2のステップにおいて振り分けられ
    て書き込まれている上記データを一斉に読み出し、上記
    第1のステップにおいて振り分けられた上記データに復
    元する第3のステップを具えることを特徴とする請求項
    6に記載のデータ蓄積方法。
  9. 【請求項9】上記第3のステップでは、 上記データと各上記半導体メモリとの対応関係を表す管
    理情報に基づいて、指定された上記第1のデータが書き
    込まれている上記半導体メモリを上記クラスタごとに検
    索した後、当該クラスタ内の各上記半導体メモリから上
    記第2のステップにおいて振り分けられて書き込まれて
    いる上記データを一斉に読み出して元の上記データに復
    元するを具えることを特徴とする請求項8に記載のデー
    タ蓄積方法。
  10. 【請求項10】上記第2及び第3のステップでは、 複数の入出力手段にそれぞれ循環的に割り当てられた所
    定の割当て時間ごとに、上記データの書込動作及び読出
    動作を時分割的に行い、上記データを対応する上記入出
    力手段を介して入出力させることを特徴とする請求項8
    に記載のデータ蓄積方法。
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